ひとこと

  •  もしも私が北の首領様で、日本や韓国やアメリカに喧嘩を本気で売るなら…韓国には風向きの良い日に風船爆弾のようなもので化学兵器(サリンとかああいうヤツ)をぶっこんで、日本には漁民に装わせた兵士(伝染病に罹患済み)を送り込んでバイオテロを引き起こし、アメリカには…サイバー攻撃だな。銀行とか株式市場とか経済方面の施設を一斉に襲うとか、いっそ原発を遠隔コントロールして大惨事を引き起こすとか…そういう手立てを考えます。そんなわけで、別に北の国が核爆弾とかミサイルとか持つ必要なんてないじゃん。むしろ、そんなモノを持っていると「北のくせに生意気だ!」って言われて、ジャイアンにボコボコにされちゃうよ…ってわけで、ジャイアンはいつコブシを振り上げるのでしょうか? 産経新聞は…12月18日が開戦日かも…って言っているけれど、だとしたら、もう来週じゃん。
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カテゴリー「吹奏楽」の記事

吹奏楽関係のエッセイです

2017年3月20日 (月)

吹奏楽とオーケストラの魅力の違い

 吹奏楽は、しばしば『弦楽のないオーケストラ』あるいは『安価なオーケストラ』と言われる事があり「所詮は、オーケストラの劣化コピーじゃないか」と悪口を叩く人もいないわけじゃありません。でも、それらの悪口には悪意しかなく、吹奏楽の姿を正しく理解しているとは言えません。

 もちろん、吹奏楽で演奏する曲は、ほぼすべてのオーケストラで演奏できるでしょう。だって、オーケストラの編成から弦楽器を抜いて、足りない打楽器や管楽器はエキストラで賄えばOKでしょ? 実際、アマチュアオーケストラだと、吹奏楽用の音楽を定期演奏会でかける事もしばしばあります(まあ、管楽器の多い団体が主ですが…)。でもやっぱり、オーケストラが演奏する吹奏楽曲は、吹奏楽団が演奏するのとは、ひと味違います。その風味の違いが、オーケストラの魅力であり、吹奏楽の魅力であるのでしょう。

 オーケストラと吹奏楽団、似ているようで、その音楽スタイルというか、バンドとしての個性はあれこれ違います。

 一番の違いは…音量へのこだわりでしょうか? とにかく、吹奏楽は音量が命と言うか、音量を味わう演奏形態だと思います。そこへいくと、オーケストラの場合、音量にはやはり限界があります。ストラヴィンスキーの楽曲などは、かなり音量的に吹奏楽に近いものも無いわけじゃないですが、アマオケなどで頻繁に演奏される、モーツァルトやベートーヴェン、ハイドンの交響曲など、吹奏楽と比べると、その音量なんて可愛いものです。むしろ、吹奏楽の音量の大きさは、オーケストラよりもロックバンドと比較した方がいいくらいです。

 二番目の違いは…音楽ジャンルへのこだわりの無さ…でしょうか? まあ、アメリカあたりに行きますと、オーケストラにも“ポップス・オーケストラ”というものがありますが、やはり我が国日本のオーケストラは、そこまで砕けてはいません。

 日本ではオーケストラが演奏するのは、オーケストラ用に作曲された、18~19世紀の古典作品ばかりです。一方、吹奏楽は、吹奏楽が得意とする行進曲はもちろん、オーケストラが普段演奏している古典作品(もちろん、吹奏楽用にアレンジされてます)も演奏すれば、流行歌やポップスの吹奏楽バージョンも演奏します。つまり、古典作品も演奏すれば、今時の作品も演奏するわけで、自分たちが演奏したい曲を演奏するという、音楽ジャンルへのこだわりの無さ…と言うよりも、間口の広さは、吹奏楽の楽しみの一つでしょう。ごく普通の一般人にとって、オーケストラが演奏する曲は、なにやら小難しい曲ばかりで親しみを感じられない事が多いですが、吹奏楽団のリストセットは、身近で知っている曲ばかりが並んでいたりするわけだしね。

 三番目の違いは…吹奏楽団って、案外、身近な存在である事かな? やはりオーケストラの演奏者はプロアマ問わず、音大卒業生がほとんどで、なかなかアマチュア演奏家がオケのメンバーになるのは容易な事ではありません。一般の人たちから見れば、オーケストラって、エリート集団なんですよね。一方、吹奏楽団は、音大卒業生と言うよりも、ブラバン経験者がバンドのメンバーの多く占めているわけで、それだけ一般人にとっては身近な存在と言えるでしょう。

 まあ、音大にもプラバンには縁のなかった人には、どうでもいい事かもしれませんが…ね。

 日本における音大卒業生と、ブラバン経験者の数ってのは、考えるまでもなく、圧倒的にプラバン経験者の方が多いわけです。音大卒業生はプロの演奏家はもちろん、音楽関係の職業に就いている人が多いですし、我々一般人がオケのメンバーと知り合うなんて事は、そうそうある事でばありません。

 その点、ブラバン経験者って、ブラバンをやっていたという事以外は普通の人だし、別に音大に行ったり、音楽関係の仕事に就いていたりする事も多くなく、また吹奏楽団のメンバーはアマチュアが圧倒的に多くて、我々の知り合いがバンドのメンバーだったりする事も案外多くて、知り合いを応援する…と言った感覚も吹奏楽を聞く際にはあります。

 オーケストラと比べると、やっばり吹奏楽は身近なんだよね。

 四番目の違いは、オーケストラは、プロアマ問わず、やはり都会にあるものですが、吹奏楽は演奏者の裾野が広いせいもあって、結構の地方に行っても演奏団体があるわけで、地方の人間にとっては、本格的な器楽音楽は吹奏楽でしか聞けない…なんていう環境もあるわけで、それだけ吹奏楽の方が広く行き渡っていると言えるでしょう。これには、吹奏楽が学校の部活動に根ざしているといった事情もあるわけです。オーケストラの主役である弦楽奏者たちは、教師不足もあって、地方ではなかなか生まれないですからね。

 とまあ、結論を言っちゃえば、オーケストラと比べた時の吹奏楽の魅力ってのは、身近である事。音量的に迫力があって、よく知っている曲を演奏してくれる事。知り合いが頑張っているのを応援する事でできる事、地方でも楽しめる事…こんな感じでしょうかね。
 逆に言えば、身近にオーケストラを始め、ロックバンドやジャズバンドやあらゆる音楽ジャンルのバンドが聞けるような環境にあると、なかなか吹奏楽を身近に感じる事が難しくなってくる…とも言えます。

 私が住んでいる地域だと、中学ではそこそこ吹奏楽部も人気がありますが、高校あたりになると吹奏楽よりも軽音楽部の方が元気があったりするわけで、中学で吹奏楽をやっていた子が高校では軽音楽部に移動するというケースも多々あったりするようで、そういう地域だと、なかなか吹奏楽も盛んにはなりづらいのかなあ…なんて思ったりします。

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2016年11月 9日 (水)

ピアノやフルートは、どこまで演奏できればOKなの?

 すごく曖昧なタイトルですが、つまりのところ、どれくらいの演奏力があれば「私はピアノが弾けます」「私はフルートが吹けます」と言えちゃうのかって事だし、その演奏力の有無って、何を物差しにして言えるのかな? って事です。

 まあ私は、ピアノは弾けませんし、フルートだって怪しいので、私の書く事なんて、たかが知れてますが、物事を考えるきっかけぐらいにはなるでしょう。

 まず、演奏力の有無は、何を物差しにして言えるのか…だけれど、これについては、…

1)どこまで学び終えたのか?
2)どんな曲が演奏できるのか?

 …の2つの物差しがあるかな?って思います。

 1)の「どこまで学び終えた」というのは、教則本とか練習曲で考えると分かりやすいのかな?って思います。ピアノで言えば、バイエルとかツェルニーだし、フルートならアルテでしょう。これらの、その世界での標準的な教則本で、どの程度まで学び終えていたら「演奏できます」と言えるのかって考えるのが、手っ取り早いと思います。

 もちろん、バイエルを学ばないで別の教則本でピアノを学んだ人や、フルートだってアルテを使わなかった人がいますが、それでもどこまで学んだかは、換算とか翻訳…って言うと変だけれど「私はバイエル終了程度」とか「私はアルテ1巻の前半終了程度」とかは、だいたい分かると思いますので、問題無いでしょう。

 で、私のアタマでグチャグチャ考えても仕方ないので、ネットでサクッとググってみると、ピアノはソナチネ終了程度、フルートはアルテ1巻終了程度で“演奏できる”と考えられているようです。

 ソナチネ…って、バイエルから始めて、ブルグミューラー、ツェルニーと学んで、ソナチネの順番でしょ? その“ソナチネ終了程度”って、ごく普通のピアノ学習者(って、たぶん子供だろうけれど)で、どれくらいかかるのかな? ネットで見ていると、だいたい4~5年ぐらいかかるようですが…子どもの4~5年ですから、結構時間がかかってますね。

 フルートのアルテ1巻終了と言うのは…私は6年かかりましたが、これは才能が無い上にジジイだったからであって、ごく普通のフルート学習者(学生などの若者)の場合は、だいたい1~2年程度で終了できるようです。1~2年でフルートが吹けるようになるというのなら、吹奏楽部にいた方々は2年半、ほぼ毎日フルートの練習をしているので、吹奏楽部でフルートをやっていた方は、間違いなく“フルートが吹ける”ようになるとも言えます。

 話は横にそれますが、単純に学習期間だけを考えると、ピアノは、その習得にフルートの2~3倍の時間がかかる計算になるので、楽器としての習得の難しさの程度も、それくらい違うのだと言えるかもしれません(ホントかな?)。

 次は、2)の「どんな曲を演奏できるのか?」ですが、ピアノは、ベートーヴェン作曲の『エリーゼのために』が弾けたら一人前というのを、あっちこっちで見かけました。どうやら、この曲がピアノ演奏力の試金石のような扱いを受けているようです。この曲は、ブルグミューラー終了程度で弾けるそうなので、1)の基準よりも、ちょっとユルイ基準になるのかも…。

 一方、フルートの方では、そういう定番の曲って…無いよね。ただ、ドレミ出版の『フルート名曲31選』は有名な楽譜なので、その中の数曲がレパートリーになって、人前で披露できる程度になったら“フルート吹けます”と言ってもいいんじゃないかなって、個人的には思います。もっとも、この楽譜集に収録されている曲は、比較的演奏が容易な曲から、かなり難しい曲までピンキリだったりはしますが…。

 まあ、こんなところでしょうね。

 となると、私、ピアノは弾けませんが、フルートはアルテの1巻を終了していますので「フルートは吹ける」という事になりますが『フルート名曲31選』の曲は、どれも吹けませんので、そういった点では「フルートが吹けるとは言えません」。はは、中途半端な野郎ですね。

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2016年9月27日 (火)

吹奏楽部ってのは、ブラック部活なのか?

 少し前にネットで話題になりました“吹奏楽部ブラック部活問題について、私も当時あれこれ考えてみました。ようやく考えがまとまったので、ちょっと書いてみますね。

 まずは、ブラック部活の定義をしないといけません。ブラック部活ってのは…通常の部活動よりも、活動時間が長く、休日がなく、学業に支障が出かねないほどに活動が熱心過ぎる部活で、辞めたいと言っても、なかなか辞めさせてくれない部活…の事じゃないのかな?…って思います。

 まあ、吹奏楽部の活動時間は確かに長いです。おそらく、文化部の中でもダントツに長いでしょうね。熱心な運動部並ですね。休日も…確かに少ないです。土曜日に活動があるのは当然だし、日曜日も活動している部は多いです。

 学業に支障が出るかどうかは…なんとも言えません。支障が出る学校/部活/個人もいるでしょうし、全く支障なんて出ないかもしれません。そこらへんも熱心な運動部と同じで、限られた時間を上手に活用できるならば、部活と学業の両立は可能だし、うまく活用できないとか、そもそも活用できるほどの時間的/体力的な余裕がなければ無理です。

 「辞めたい」と言えば吹奏楽部って辞められるのか…? そりゃあ、辞められるでしょ? 辞められないってあるの?

 辞める辞めない以前に、部活に嫌気が差して辞めたくなったら、まずその子は吹奏楽部と距離を置き始めるだろうし、練習だって休みがちになるだろうし、練習を休んでいるような子を部活に置いておく理由はないわけだし、辞めたいという気持ちを抱えながら部活に参加している子だって、演奏に身が入らないわけで、そんな上の空の子は、やっぱり部活としては使えませんから、辞めてもらった方が顧問的にはありがたいわけで…そう考えると、吹奏楽部だから辞められないって事は無いんじゃないかな?

 あるとすると、ある楽器をたった一人で担当していて、その楽器が無いと、演奏が成り立たないので、辞めてもらいたくないと、顧問からプレッシャーが来ている場合とか、「吹奏楽部を辞めるなんて許さない!」などど上級生から理不尽なプレッシャーが来ている場合とか…それくらいでしょう。まあ実際、そういうケースは少ないだろうけれど、あるかもしれません。でも、それは吹奏楽部特有と言うよりも、前者は明らかな顧問の人事的なミスが原因だし、後者は集団における人間関係の軋轢って奴で、別に吹奏楽部に限った話じゃないです。

 私はよく「吹奏楽部は文化系の野球部だ」と言います。実際、吹奏楽部って、どこの学校でも、だいたい野球部と同じくらいの活動時間&休日じゃないでしょうか?

 ですから“吹奏楽部はブラック部活か?”という問題は“野球部はブラック部活か?”という命題と全く同じモノだと、私は思います。で、“野球部はブラック部活か?”なんて事、おそらく誰も問題にしません。問題にしないどころか、クチにもしないと思います。だって、誰だって、野球部の活動が大変だ(活動時間が長いとか、休日が無いとか)という事は知っているわけで、知っていて、覚悟を決めて入部しているのだから、文句を言うのはおかしいわけです。つまり、野球部が大変なのは、そもそも問題にすらならないのです。

 では、野球部では問題にならないのに、なぜ吹奏楽部では問題になるのか? 野球部と吹奏楽部では、どこが違うのか…あたりを考えないといけないのかもしれません。

 野球部と吹奏楽部の違いは、当然、色々あります。

1)プロを目指すか目指さないか?

 高校野球のテッペンには、甲子園があり、その先にはプロ野球があります。だから、野球部の子たちは、甲子園出場を目指し、プロ入りを夢見て、野球に励みます。吹奏楽部にも普門館があります…ってかありました。その普門館出場を目指して…でも、そこで終わりです。普門館の先にはプロ吹奏楽はありません。もちろん、吹奏楽出身の音楽家もいますが、吹奏楽未経験の音楽家もたくさんいるわけで、吹奏楽=プロ音楽家ではないし、第一、職業音楽家というのは、プロ野球人ほど華やかでもなければ、高収入でもないし、はっきり言って魅力的ではありません(ごめんなさい)。

 もっとも、野球であっても、甲子園とかプロ入りとか、それは多くの子にとっては夢であって、大半の子たちは、それが単なる夢物語でしかない事は知っているわけで、そうならば、別にプロがあろうがなかろうが、実は野球も吹奏楽も大きな違いはないのかもしれません。でも、夢として目指す先の有無は、頑張っていこうと思う気持ちに、大きく影響を与えるかもしれません…し、与えないかもしれません(歯切れが悪くてゴメン)。

2)開始年齢/経験の違い

 高校で野球部に入るような子は、遅くとも中学生から、熱心な子は小学校時代のリトルリーグから野球を始めています。一方、高校で吹奏楽部に入るような事は、熱心な子で中学時代から、案外、初心者として高校から始める子も大勢います。小学生時代から吹奏楽をやっていた…なんて子は、あまり聞かないです。

 あと、中学時代に熱心に吹奏楽をやっていた子が、高校に入ると吹奏楽をやるかと言うと、実はそうでもないのです。中学時代に熱心に野球をやっていた子は、ほぼ全員高校でも野球部に入るのとは、大違いです。

 開始年齢の違いによる、集団における平均的な経験の違いっては、確かに野球と吹奏楽では大きく違うでしょう。野球は、幼い時から野球をコツコツやってきた子が部活でも頑張っていますが、吹奏楽は、初心者も多くいるわけです。コツコツやってきた子と、初心者じゃあ、そりゃあ覚悟などは違うだろうから、野球じゃあ問題にならない事が、吹奏楽では大問題になるかもしれないなあって思います。

3)性別の違い

 野球部は男子の部活です。一方、吹奏楽部って、女子の部活なんですよね。

 男の子の部活であるか、女の子の部活であるかは、大きな違いでしょう。それはひとまず、男子集団の違いと女子集団の違いとも言えます。たとえ状況が同じであっても、男子は文句も言わずに無口で淡々と事にあたるでしょうが、女子はあれこれコミュニケーションを取りながら事にあたるわけで、当然そこでは、グチも不満も妬みも悪口も出るでしょうね。そんなクチから出ちゃった言葉が、場の空気を悪くし、人間関係を面倒な事にしてしまう事は大いにありえます。

 もしも、吹奏楽部がブラック部活なのだとしたら、吹奏楽部が女子の部活であり、女子特有の人間関係の複雑化が居心地の悪さへとつながり、それが“ブラック”的な印象で語られているのかな?

 つまり、吹奏楽の大変さをきちんと理解していない子が大勢いる女の子の集団だから、吹奏楽部はブラック部活と言われるのであって、実は大変なのは吹奏楽部だけじゃない…文句は言わないけれど、野球部だって同様に大変なのだ…と、オジサンである私は思ったりするわけです。

結論 吹奏楽部は大変な部活です。ただし、それを“ブラック”と言うべきかどうかは、当事者たちの覚悟次第じゃないでしょうか?

結論2 吹奏楽部がブラック部活だと思うのならば、覚悟を決めて頑張っている生徒も大勢いるのだから、文句を言わずに黙って立ち去ればいいのではないでしょうか? ブラックな部活に、イヤイヤ身を置くなんてバカな事です。人生をもっと有意義だと思えることに費やしましょう。

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2015年5月 9日 (土)

みんなで見よう『響け!ユーフォニアム』

 ラ・フォル・ジュルネの記事は、ちょっとお休みします。なにしろ、ラ・フォル・ジュルネの記事が続くと、アクセスが落ちてしまうので、合間合間に、こうやって毛色の違う記事も入れておかないと、色々とマズいしね(笑)。

 さて、ただいま、U局を中心にして放送されている『響け!ユーフォニアム』というアニメが、なかなか“マジ部活モノ”として面白いです。舞台は京都の某高校の吹奏楽部(どうやら実在するようですが…ストーリーはたぶんフィクション)で、きちんと普通の高校生たちがスポ根(笑)している姿を描いているアニメなんですよ。きっと、私のブログの愛読者さんなら気に入ってもらえると思いますので、強くお薦めしておきます。

 まあ詳しい事は、公式HPを見てください。

 ちなみに、公式PVはこれですが…本編アニメは、こんなにかっこよくないです(笑)。

 ありそうでなかった、マジ吹奏楽モノのアニメって事で、色々と面白いですよ。

 主役は、ユーフォニアム吹きの女の子。ユーフォニアムってなんですのん?って感じですわな。一応、金管楽器。小型のチューバというか、ピストン式の巻管トロンボーンって言うか、まあ、そんな感じの楽器です。吹奏楽専門の楽器…なので、クラヲタの方にはなじみの薄い楽器ですね。

 で、そんなユーフォニアム少女を取り囲むお友達の女の子たちの楽器がまた渋い。チューバ(初心者)に、コントラバス(チビ)に、トランペット(綾波系)。で、この四人が、放課後にお茶も飲まずに(笑)、かなり真剣に吹奏楽に取り組んでいる様を描いているアニメなんですね。

 製作は、京都アニメーション。今や、日本を代表するアニメ製作会社の一つで、ジブリに負けず劣らずの高クオリティーで、毎週アニメを製作しております。特に今回の「響け!ユーフォニアム」ではそれが顕著で、どのシーンを見ても、いちいち美しいんですわ。

 音楽もかなり気合が入ってます。上手い演奏は、きちんと上手く演奏してくれるし、下手くそな演奏はきちんと(現実っぽく微妙な感じで)下手くそに演奏してくれます。

 ま、私はこのアニメを見ていると、どうしても顧問の滝センセの視点で見ちゃうんだけれどね(笑)。それにしても、今や吹奏楽部って、女の子の部活なんだねえ…。

 放送は、毎週火曜日深夜。お近くのU局およびBS放送あるいはCS放送でお楽しみください…って感じです。

 「ウチはU局なんて見れないよ」「深夜アニメなんて、見れるわけないじゃん」

 そんなあなたには、きちんとネット配信でも見れますからね。公式HPで調べてください。

 4月スタートなので、すでに物語の半分近くは終了しているのですが「ああ、見逃しちゃったじゃ~ん」って人は(大きな声じゃ言えませんが)ネットを漁ってください。諸外国語の字幕が付いていたり付いていなかったりするムービーが、あっちのチューブとか、こっちのサービスとかに転がっていたりいなかったりします。もちろん、これは“見逃し”ちゃった人だけでなく、外国のお住まいの方も同様です(笑)。

 音楽アニメと言えば「四月は君の嘘」は良かったですね。実に良かった。で、「四月は君の嘘」も深夜アニメなんだけれど、あっちはフジテレビでの放送だからね。結構見ている人も多かったと思うけれど、こっちは独立系U局の深夜アニメなので、見ている人も少ないだろうし、それ以前に、そんなアニメがある事すら知らない人もいるでしょうから、わざわざ記事に書いてみました。

 ちなみに、こちらのアニメは「四月は君の嘘」と比べると、あんなにシリアスでもなければ、重くもないですので、そういう悲劇的なモノ求めているとダメよ。あくまでも「普通の高校生が部活をやってます」ってお話だからね。天才も出てこなければ、誰も死なないよ。ちなみに、絵柄がかわいいけれど、全く“萌えアニメ”とは別モノだから、ご注意めされよ。

 それにしても、女の子の集団って、色々と面倒くさいもんだなあ(棒読み)。

 …と言うわけで、勝手に「響け!ユーフォニアム」を応援する私でございました。

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2014年9月24日 (水)

昔々、吹奏楽部は男子の部活だった

 …ですよねえ。少なくとも私の学生時代は、そうでした。

 私は、自分が学生だった時は、吹奏楽部ではありませんでした。由緒正しい、運動部の部員でした。中学生の時はバスケットボール、高校生は柔道をやっていました。音楽は好きだったけれど、部活で音楽をやれるほど女々しくはない…なんて考えていました。当時の男子なんて、そんなモンでしょ。

 私の学校は吹奏楽部が弱小だったので、手が足りず、行事などの演奏では[エキス]トラとして吹奏楽部に混じって演奏していました。ちなみに、私の担当はパーカッションだったので、大抵、バスドラムを叩いてました(この楽器は簡単なので、特に練習が不要なので、トラさん向きなんですね)。

 なぜ私が吹奏楽部のトラさんをやっていたのかと言うと、親友たちが吹奏楽部に多くいた事と、担任の先生が吹奏楽部の顧問だったので、手が足りなくなると、気軽に駆りだされていたという事情なんです。

 で、たまに参加する吹奏楽部でしたが、当時から男女混合の部活でしたが、やはり男子の部活というイメージがありました。メンバー的にも男子の方が多かったですね。少なくとも、金管楽器と打楽器は男子の独占でした。女子は木管楽器に少々いるって感じでした。部長や副部長だって、男子でしたしね。

 当時は、金管楽器は肺が強くないと吹けないから女子には無理とか、打楽器は腕力が必要だから女子には無理とか、楽器の運搬も多いので女子には無理とか、そんな雰囲気がありました。

 当時の音楽女子は、ピアノなんだよね。で、指を傷めちゃいけないからとか言って、吹奏楽部には近寄らなかった(ような気がします)。あの頃は、男子は吹奏楽部、女子は合唱部って感じでした。

 とにかく、吹奏楽って、軍楽隊の進化形でしょ? 当時はまだまだ勇ましかったわけで、そりゃあ男子が入部するよね。

 あれから軽く四半世紀が過ぎました。いや、半世紀と言った方が事実に近いか? とにかく、今の吹奏楽部には、ほとんど男子はいません。金管楽器も打楽器も女子が吹いてます。楽器の運搬も女子がやってます。昔では考えられないくらいに女子が強くなったのかもしれません。

 なぜ、そうなったのか? 私には分かりません。でも、趣味の世界の常識で考えると…たいていの趣味や芸事って、男子が始めて、男仲間で楽しむという形態から発達し始めます。男子はルールや約束事を決めて、その趣味を整備していきます。そして、やがて誰でも楽しめるような形に仕上げます。

 その趣味がひと通り仕上がると、男子だけで楽しんでいるところに加わる女子が現れるわけです。男子の群れに少数の女子がいるのは、男子にとっても、女子にとっても、居心地が良いわけです。いわゆる“姫”状態です。

 その段階で留まっている趣味は、発展していきます。しかし、中には女子が増えすぎてしまう事があります。女子が増えすぎると、男子の足が遠のきます。女子が少数ならいいのですが、女子が多数になると、男子の居場所がなくなるからです。女子の群れに少数の男子がいるという状態は、男子にとっても女子にとっても、快適とは程遠い状態なんですね。

 だから、ある程度、規模が大きくなって女子も増えてくると、多くの場合は、そこで男子と女子で場を分けます。スポーツなんかが、そうですね。男女別になれば、それはそれで、それぞれに発展していきます。

 しかし、中には男子と女子を分けずに行くものもあります。男女を分けずにいると、やがて、その趣味の世界から、男子が消えて、女子だけが残るようになります。そして女子専用の趣味になってしまいます。( <- 吹奏楽は今この段階)

 しかし,女子だけの趣味になって、その趣味を楽しむ男子がいなくなってしまうと、女子って気の多い子が多いので、その趣味自体がだんだんと衰退していく…というのが、普通の流れです。

 そう考えると、吹奏楽部って、まずい流れの上にあるような気がします。でも、偶然でしょうが、そこは、よくしたもので、毎年毎年、卒業生が出ていき、新入生が入ってくるので、吹奏楽女子も他所に気を取られている暇がないみたいで、うまく新陳代謝が続いて、吹奏楽というものが存続できているようです。面白いですね。

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2014年7月22日 (火)

今年も野球応援に行ってきて、思う事

 私は某ガッコのしがない吹奏楽部の顧問などをやっております。とは言え、別に指導などをしているわけではなく、外部に出張った場合の責任を取る役割を主に担っております。まあいわゆる“ジジイ仕事”って奴ですね。なので、吹奏楽部が野球部のいわゆる“甲子園予選”の応援として出かける時は、引率責任者として私も同行するわけです。

 自分たちのコンクールが間近に迫っているというのに、野球部の応援をしにいかなければならないとは、結構厳しいものがあります。野球部が勝ち進むのはうれしいですが、その度毎に自分たちの練習時間が削られていくのは、複雑な思いがあります。特に今年の野球部はうれしい事に3回戦まで駒を進めたので、吹奏楽部もそれにつきあったわけです。いやあ、大変だった。

 個人的には、ぎっくり腰が良くなっても、野球の応援に出かけると、決まって腰が悪化してしまうのがつらかったです。応援に行くたびに腰が悪化していくのは、仕事とは言え、ほんと厳しかったですよ。まあ、これは野球のせいではないと思うのですが…長時間同じ姿勢でバスに乗り続けなければいけない上に、野球の応援って、暑かったり寒かったりして、カラダに負担がかかりますし、球場のベンチって背もたれがないから、上半身の重みが全部腰に来るから、本当に厳しいんですよ(涙)。

 野球応援は、私の腰にも厳しかったのですが、生徒たちにも、生徒たちの楽器にも厳しかったのです。

 だって、ガンガンに晴れ渡った炎天下の日の演奏なんて、金管楽器なんて、ヤケドするんじゃないかってくらいに熱くなるわけで、絶対に楽器の調整が狂うよね…。いや、楽器どころか、ばたばたと生徒が熱中症で倒れたし…。また、雨が大降りの中、ビショビショにカラダも楽器も濡れたままでの演奏なんて、絶対に良くないでしょ。楽器は調整が狂うどころの話じゃないです、木管楽器はタンポがダメになっちゃうし、生徒たちも風邪ひいちゃいます(実際、あの後、風邪ひいて寝込んだ生徒もおりました)。まあ、雷が鳴っている時に、雷が金管楽器の上に落ちなかったのは、不幸中の幸いだと私は思ってます(そんな事があったら新聞沙汰だよね)。

 もうコンクールまで、時間もないので、生徒たちの楽器も、このままの状態で臨まざるを得ないのですが…こんな調子っ外れの楽器で、どこまでコンクールで戦えるのか心配ですよ。

 なぜ、野球応援では吹奏楽が付き物なのでしょうか? どうして野球予選と吹奏楽のコンクールは期日が近いのでしょうか? おそらく、野球文化と吹奏楽体質って奴の相乗効果なんでしょうが、なんか、色々と考えさせられます。

 ウチの場合、部員が少ないとか、楽器が足りないとかの事情がすべて悪いのかもしれませんが、理想としては、コンクールに出場する生徒と、野球応援で演奏する生徒や楽器は分けたいのが本音です。また野球応援も、金管+打楽器主体で、木管の生徒の参加は見送らせたいくらいです。いやいや、いっそ、吹奏楽は現役の生徒たちは温存して、卒業生たちに外注したいくらいです。

 野球部が勝ち進むのは、本来はうれしい事のはずなのに、吹奏楽部の顧問としては、それを正直言って、素直に喜べなかったりします。

 それくらい、野球応援って、吹奏楽部には酷でツライ事だと思います。

P.S. とは言え、野球応援ってのはツライばかりでもありません。相手校の吹奏楽の応援を研究することもできるんですね。特に吹奏楽強豪校との試合では、我彼の違いはどこにあるのか、じっくりと観察し、それを自分たちにフィードバックできる良さもあります。

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2013年6月11日 (火)

後輩君が某大手楽器店系のフルート教室に通い始めました

 私の後任として、新しく吹奏楽部の顧問に就任した、後輩君の話の続きです。

 前回の記事では、私が『なるべく早い段階で、しっかりしたプロの指導者の個人レッスンを受ける事』というアドヴァイスをしたところで話が終わっていました。

 さて、あれから数日が過ぎ、私が近所の楽器に楽譜を買いに行ったところ、彼が店の奥から出てきて、バッタリと顔を合わせてしまいました。どうしたのか?と尋ねたところ、この店でやっているフルート教室に通い始めたのだそうです。

 ほほ~、さっそく、優しい先輩のアドヴァイスに従って、ちゃんとした先生にフルートを習いだしたわけだね、感心感心。芸事の上達には、彼のような、従順な心というのは不可欠です。彼は、まだ若いし、きっと、あっと言う間にフルート、上達するんだろうなあ。

 後生畏るべし…とはこのことだね。

 彼が、某大手楽器店系のフルート教室で学び始めたので、ちょっとググってみました。いやあ、フランチャイズって、レッスン代、高いね。私のH先生よりも高いね、びっくり。もっとも、H先生のレッスンは、ワンレッスン10分前後という短いレッスンだから、通常の個人レッスンの時間(30分とか60分)にしたら、H先生方がグンと高くなるんだけれどね(笑)。まあ、H先生は時間単価が高い先生だから比較しちゃいけないのだけれど、前に習っていた笛先生よりも、お高いですね。

 どうしても某大手楽器店系のレッスンだと、フランチャイズ元にフランチャイズ代を支払わないといけないから、普通の個人教室よりも、お高くなってしまうのは仕方ないか? その代わり、楽器店に音楽教室が付属しているわけだから、先生探すのが楽でいいけれどね。

 それにしても、ここのフルート教室は、営業時間内なら、いつも開講しているってのは、すごいなあ。フルートの先生がお店に常駐している?って事なのかな? それとも先生が店のすぐそばに住んでいて、どの曜日時間帯でもヒョイヒョイ来てくださるのかな? そのあたりのシステムはよく分からないけれど、オトナ相手の音楽教室で、時間の自由がきくと言うのは、うらやましいです。仕事で忙しい時など、時間変更とか可能なんだろうなあ…ああ、本当にうらやましい。

 それはともかく(笑)。

 某大手楽器店系のオトナの音楽教室が悪いとは、これっぽっちも思わないけれど、お月謝が高いのが玉にきずだよね。お金って大切でしょ? ましてや就職したばかりで懐具合だって豊か…とは言えないわけだし、私に相談してくれれば(H先生は高いし、初心者の面倒は見ない人なので、紹介できないけれど)初心者向けの内容で、リーズナブルなレッスン代で面倒みてくれる、腕っこきの先生を紹介できたのにねえ。年寄りって、無駄に人脈があったりするんだから、そういう時は相談して欲しかったな。

 さて、その某大手楽器店系のフルート教室のリンク先を見て、ちょっと驚いた。さすがに今どきだねえ…、学ぶ曲がクラシックばかりでなく、ほどよくポピュラーも学ぶんだ。これはいいね。私はジャズから入ったから、クラシックもポピュラーもいけるけれど、普通に個人教室でフルートを学んじゃうと、クラシックオンリーになってしまうからね(特にH先生のところは、ガチガチのクラシックだし:笑)。さらにカリキュラムがうまく出来ていて、学び始めて1年後の演奏って奴は…私、負けちゃうかも(汗)。

 いやあ、やっぱり、後生畏るべし、だな。

 そこで、さっそく私は後輩君に相談を持ちかけました。学校ってところは、秋には文化祭って奴があるわけです。当然、吹奏楽部も出演するわけだけれど、その秋の文化祭に、二人でフルートデュエットで出演しないかいって、持ちかけてみました。

 後輩君はフルートを始めたばかり、今はまだヨチヨチ歩きですが、秋の文化祭まで半年あります。私の時を思い出しても、最初の半年から一年って、劇的に上達するわけで、その成長分も見越して、デュエットを申し込んでみました。もちろん、ダメもとでお願いしたわけです。そうしたら、前向きに検討したいって言うじゃない。

 よしよし。

 さっそく、アルソ出版の『やさしいフルートデュエット Vol.1 スタンダード82曲』という曲集を貸して「なんか吹けそうな曲があったら、練習してみないか」と持ちかけてみました。もちろん、彼は前向きで「少し練習してきます」と言って、楽譜を借りていきました。

 よしよし。

 いやあ、楽しみだなあ。最初は、本当の本当に簡単な曲でいいんです。とにかく、合奏をしてみたいです。なにしろ、リアルな知り合い(フルートの先生やその生徒さんを除く)の中に、笛吹きを見つけたのは、たぶん、これが初めてだもの。なんか、気持ちが舞い上がるよね。ゆくゆくは、デュエットチームを作れたらいいなあって思います。

 ああ、楽しみ楽しみ。

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2013年5月29日 (水)

後輩君がフルートを習い始めました

 後輩と言うのは、職場の後輩と言うか、私の後任の方です。

 私が昨年、某学校で吹奏楽部の顧問をやっていた話は散々書きましたが、今年になって研究部門から管理部門へと配置転換があり、それに伴って私の仕事内容が変わり、吹奏楽部の顧問を辞する事になった話は、以前書いたと思います。

 で、私の後釜として、私から見れば息子娘世代にあたる若い方(以下“後輩君”と呼びます)が、新しく吹奏楽部の顧問になりました。

 まあ、私の後任者なので、私の前任者とともに、後輩君を囲んで、楽しい楽しい会を開いたと想像してください。そして、そこで二人がかりで、後輩君に優しく優しくアドヴァイスをした…とまあ想像してください。決して、飲み会で新人にからんだわけじゃナイっすよ(笑)。

 とにかく、吹奏楽部の顧問になったからには、管楽器の一つや二つは出来なきゃダメ。ダメだ、ダメだ、絶対にダメだー。今すぐ、何か楽器を習いなさいーと、二人して、懇切丁寧にアドヴァイスをしたわけなんです。

 そんな事があってから数日して、後輩君がフルートバッグを持って、私の目の前を通りすぎたわけです。

 当然、呼び止めますわな(笑)。

 聞けば、数日前からフルートを始めたとの事。そして、部活の時間に、生徒と一緒になってフルートの練習を始めたとの事です。「普通のオトナと違って、毎日毎日、部活の時間に練習できるので、そこが恵まれていると思ってます。今は、放課後の練習以外に、朝練にも参加して、フルートの練習をしているんですよ」との事。うむうむ、よきかな、よきかな。

 新品のフルートを買ったと言うので、見せてもらったら、ヤマハの211でした。楽器のチョイスとしては悪くないですね。何でも初月給で購入したとか。初月給でフルートを購入なんて、なかなかカッコいいじゃないの。ちなみに私が初月給で買ったのはハンドメイドの万年筆だったけどね。

 「独学かい?」と尋ねたところ、部活の高二の生徒に習っているとの事。顔が浮かびました…はは~、あの生徒に習っているわけだね。まあ、今年はフルートに(生徒の)新人さんは加わっていないので、後輩君が新入部員代わりに鍛えられているって寸法だね。

 部に溶け込むために、新米顧問が部員から楽器を習うというのは、悪い手法ではありません。

 しかし、フルート初めて、やっと二年目の人間から楽器を習うと言うのは、部活としては常態だけれど、冷静に考えると、ちょっとヒヤヒヤですよね。

 『運指は必ず教則本で確認する事』
 『なるべく早い段階で、しっかりしたプロの指導者の個人レッスンを受ける事』

 これらを言いつけました。なにせ、彼はこれから吹奏楽部の指導をしていく人間になっていくわけですからね。部活の事は部活をしながら学べばいいけれど、楽器の事は、ちゃんとした指導者からしっかり学んでおく必要があると思うのです。変な癖がついてからでは遅い…と思うわけなんです。

 とにかく、若い人間がやる気をもって、前向きに動き出したのは、見ていて、気持ちいいですね。応援したくなります。私のような、オッサンがおっとり顧問をやるよりも、一緒に苦労してくれる若い人が顧問をやってくれた方が、何倍の生徒たちのためになるというものです。

 よかった、よかった。

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2013年4月11日 (木)

吹奏楽部を辞めました

 毎日のように「仕事が忙しい」と連発している私ですが、これはいわゆる配置転換というか、役職変更のため、私の勤務先やら仕事内容やらが大きく変わったからなわけですが、そんな色々と変わった私の中でも、大きく変わった事の一つとして、吹奏楽部の顧問を辞めた事があげられるでしょう。

 たった一年しかやらなかった顧問ですし、いかほどの事もしてあげられなかったわけですが、それでも、思い出深い一年間でした。たった一年とは言え、それまで想像もつかなかった“吹奏楽文化”に身を置いてみて、この世界特有の業界事情やらに触れ、クラシックの世界とは全く違った、一種独得な音楽世界を知り、私の見識も大いに広がったものです。

 定期演奏会にムリクリ参加したのも、実は吹奏楽部顧問を辞めることが内定していたので、最後の思い出として参加したわけですが、あそこでむりやりのエア演奏であっても、参加できて良かったと思ってます。

 そして、一年間やってみて、改めて確信したのは『吹奏楽はクラシック音楽ではない』と言う事。そして面白いなあと思った事は、吹奏楽関係者の一部の方(一部だけれど、数的には多数)が『吹奏楽はクラシック音楽である』と信じている事。吹奏楽がクラシック音楽ではない事を、論理的に説明して論破することは可能だけれど、論破したからと言って、相手が信仰を変えてくれるはずものなく、いやむしろ、ますます信心を強くするだけだという事も学びました。まあ、信仰とか宗教って奴は、迫害されるほど、強くなるものだしね。

 それと『クラシック音楽は高級な音楽である』と思っている人が、吹奏楽関係者には多くいらっしゃる事にもビックリでした。プロにしてもアマにしても、クラシック音楽関係者って、案外サバサバしてて、クラシック音楽とポピュラー音楽を、好き嫌いで区別はしていても、音楽としては同じ地平に置いて考える人が多いのですが、吹奏楽関係者と話していると、しばしばクラシック音楽を高級な音楽だと信じているフシが見られるのが「なんかなー」って思いました。

 「クラシック音楽なんて、ヨーロッパの民族音楽の一つだし、当時はごく普通のポピュラー音楽だったわけで、それが時を経て今に伝わっているだけで、そういう意味では、クラシック名曲なんて、ポピュラーのスタンダード曲程度のモノなんだよ」なんて言おうものなら、異端者のごとく扱われた事は、新鮮でした(ブラボー!)。たぶん、クラシック音楽を貶めるような事(そんなつもりは微塵もなかったわけだけれど)を言うのは、この世界ではタブーなんだろうなあ。

 ま、実際、私って、吹奏楽の世界じゃあ、異端者だったんだと思うけど(笑)。

 とりあえず、我が部のフルートちゃんたちには、吹奏楽のフルートと、クラシック音楽でのフルートの役割とか、音色の違いぐらいは、伝える事ができたので、それで良しとしましょう。

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2013年3月25日 (月)

吹奏楽部に混ざって、一曲演奏してきました

 春は、吹奏楽部にとって、定期演奏会の季節です。どこの学校の吹奏楽部も、地域のホールを借りたり、自校の体育館などを利用して、定期演奏会をするところが多いです。

 私が顧問をしている吹奏楽部も、例に洩れずに、定期演奏会をしました。

 定期演奏会…コンクールなどと違って、他の団体と比較されることもないし、順位も付かないし、見に来るお客は、ご父兄とかOB・OGなどの関係者ばかりなので、彼らを見つめる視線も暖かいし、そういうぬっくぬっくの環境で、ふにゃ~とした気分で楽しめる演奏会なわけです。

 で、そんなお楽しみ会的なノリのせいか、生徒たちが私のところにやってきました。それも本番の前々日(笑)。どうも、私にも演奏に加わってほしいと言うのです。

 明後日本番? それにだいたい、私は毎日、泣くほど忙しいのに、ステージに上がれだと?

 彼らが持ってきた楽譜を見ました。速くて甲高くて黒っぽい楽譜でした。

 「これくらい、初見で吹けますよね?」…なわけないだろ? 私を誰だと思っているんだい。

 あんまりにも期日の迫った話だし、これが一週間程度の猶予があっての話ならともかく、こんな面倒くさい楽譜を持ってきて、練習もさせずに、舞台に上がれだと? もちろん、即座に断りましたよ。

 生徒も、まさか断られるとは思ってみなかったらしく、きょとんとしてました。でも、出来ないものは、出来ないし、いくらなんでも話が急すぎるだろって事でした。

 で、その日はそれで終わりにしたのですが、ウチに帰ってから考えました。『たぶん、生徒たちは、演奏の出来不出来ではなく、私と一緒に演奏したかっただけなんだろうな。ただ、思いつくのが直前になっただけで、悪気はないし、オトナに甘えているだけなんだろうな』

 さらに考えました。『ソロ演奏じゃなく、吹奏楽部の合奏じゃん。別に完璧に演奏できる必要もなく、極端な話、フルートを吹いているマネだけしても、客席から分からないし、それはそれでOKじゃない。なら“練習しているヒマがない”なんて理由で出演依頼を断るのは、口実にすらならないだろうなあ…』

 さらにさらに考えました。『定期演奏会と言ったお祭りイベントでもなければ、生徒たちと同じ舞台で演奏するなんて事はありえないよな。だったら、断らずに、OKすればよかったかな…』

 翌日、部活の練習場に行って「昨日は断ったが、よくよく考えたところ、考えが変わった。舞台に出る事にするが、練習もリハーサルも無しで、ぶっつけ本番の一発勝負になるけれど、それでかまわないか?」

 ……かまわないそうです。もう、生徒たちニコニコです。ああいう、若い娘の笑顔に、今まで何度だまされてきた事か…今度も気持ちよく、だまされてやるか…。

 吹奏楽部の定期演奏会に出演すると決めたものの、仕事に追われ、まともに譜読みすらしている暇もなく、当日の本番のその時がやってきました。

 幸い、私が参加する曲は、たった一曲です。その曲は、部長の生徒が指揮をし、私を含めた顧問たちは、それぞれ楽器を持って、演奏にまわるという趣向でした。

 私はアゲハをオーバーホールに出していて、マイ楽器がなかったのですが、なにしろ、吹奏楽部の現場ですから、借り物のレンタちゃんを連れて行って、万が一の事故があっても怖いので、こういう時は、そういう荒っぽい現場に強い、プラ子を連れて行く事にしました。

 会場について、プラ子を出したら、さっそく、フルートのパートリーダーが「センセ、木管ですか!」と来ました。まあ、大のオトナが黒いつや消しで太いボディのフルートを取り出したら、普通、木管だと思うよね。そこでプラ管とは思わないよね。でも、黙っているのもアレなんで、素直に「これ、プラ管だよ」って返事しておきました。「え! プラ管…?」 どうも、生徒たちの常識だと、プラスチック製のフルートというのは、斜め上を行く展開だったみたいです。

 ともかく、私はプラ子で舞台にあがりました。

 で、肝心の演奏の方ですが…ほぼ、エアでした。エア・フルートね。つまり、吹いているフリだけをしました。ま、一応、吹けそうなところだけ、音を出しはしたので、完璧にエアではなかったのですが、吹いているようでも、フリをしている時間の方が圧倒的に長い、本当に“エア”なフルート演奏をやってきました。

 ちなみに、客席から見ていた妻は、私がエアフルートをしているとは、気付かず、練習なんてせずに初見であれだけ吹いていて、すごいなあ…と感心していたようです。うむ、エアフルートをしていても、全然バレなかったみたいです。さすがに、隣に座ってたフルートのパートリーダの子は「センセ、吹いてましたか?」と聞いてきたので「んなわけ、ないだろ」と答えておきました。

 いやあ、合奏だから、ほとんど演奏できないままに、なんかエラそうな顔をして、演奏のマネをしてきました。ソロだとこうはいかないでしょう。こういう“エア・プレイ”も合奏ならでの楽しみだね(邪道な楽しみかもしれませんが)。ともかく、教え子たちと一緒の舞台に乗りました…という、心温まる話(ほんと?)でした。

 ま、最後だし、良い想い出になりました。

 おまけ。この日、ウチに帰って歌の練習をしたら、高音が不思議なくらいに楽々出ちゃって、なんか変な気分。発声練習じゃあ、Hi-Dまで出ちゃうし(普段は高いAが出るか出ないかなんだけれどね)、もしかするとその先まで出ちゃったかもしれないし。どの曲も楽々歌えて、マリンコニアなんて、鼻唄レベルで歌えちゃいました。あら不思議、カラダがあっちこっち、開きっぱなしになっているみたい。

 生徒たちを喜ばしたので、音楽の神様がお礼をくださったのかもしれませんね。

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