ひとこと

  •  毎年の話だけれど、どうして成人式となると、ごくごく一部だけれど、イキってしまって暴れてしまうオノコが出てしまうのだろうか? たぶん、あれがカッコいいと思っているのだろうけれど、暴れるオノコは極めて少数で誤差の範囲程度しか存在しないんだよね。もしかすると、マスコミがいちいち暴れるオノコたちを報道するから、それに乗じて暴れているんじゃないかと、オッサンは勘ぐってます。マスコミが暴れるオノコたちを無視すると、案外数年で収まるんじゃないかと思っていたりします。
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カテゴリー「声楽のレッスン&活動記録」の記事

声楽の[個人]レッスンで学んだ事や、声楽関係の活動を集めてみました。

2019年1月10日 (木)

上より下が厄介かも…

 で、声楽のレッスンは曲の練習に入ったわけです。前回のレッスンでは、ベッリーニの「Per pieta, bell'idol mio/私の偶像よ」をやってタイムアップになってしまったので、今回は手付かずのビゼーの「Agnus Dei/神の子羊」をお願いしました。

 さて、毎度の事ですが、次の音を予感させるように歌っていきましょうと言われました。つまり、常に次の音の準備を早め早めにしながら歌っていきなさいって事ですね。特に、次の音が高く跳躍しなければならない時は、必ず、跳躍前に「次は高音に跳びますよ」という事を感じさせるように歌わないといけないわけで、次の音になって、ピョーンと高く飛ぶのは無しって言われました。

 具体的にはどうするのかと言えば、低い音のうちに、次の音の高さにふさわしい響きと息の量に、事前に持っていってから、高音に跳べというわけで、そういうのって、器楽では絶対にない(ってか出来ない)事ですね。そういうふうに頭を切り替えるというか、無意識にそれが出来ないと、歌は歌えないって事です。

 何事にも予備動作は大切です…というお話です。

 この曲の最高音はA♭の白玉音符なんだけれど、それは(音形的な都合もあって)さほど苦労はしません。まあ、たまに失敗はするけれど、基本的には普通に歌えます。まあたぶん、このA♭が現在の私の常用音域の上限なんだろうと思います。半音高いAだと、出せなくはないけれど、信頼度がA♭と比べると、かなり下がってしまい、ちょっと常用…とは言えなくなるかなって感じなのです。まあ、A♭に関しては、無理に出そうとして、ノドを締めてしまわなければOKです。ちゃんと肝を据えて、息を流し歌いさえすれば、なんとかあるんです。

 むしろこの曲で厄介なのは、低音Cの方です。つまり、曲の最低音だね。こっちの方が全然大変です。

 私の常用音域は、下の他は低音Aなので、Cは一応守備範囲の音なのだけれど、音形的に、高いところを歌っているところから、滑り込むようにズルズルと下がって低音Cになるので、音程はともかく、音色的になんとも不安定というか、ついつい声がノドに落ちてしまいます。まずはそれが第一の問題です。

 次に問題となるのが、低音を歌うのって、高音を歌うよりも、息の消費量が格段に増えるんだよね。なので、息が不足しがちなのですよ。特に低音Cの少し前に、それよりも三度高いEがあるのだけれど、このEを歌ってしまうと、かなり息を使ってしまい、Cにたどりついた時には、息がすっからかんで、それなのにしっかりCを歌わないといけないのが、実に大問題なのです。

 先生からは、他の人たちはここを高く歌っていないかと聞かれましたが、私が各種音源を聞いている限り、音程を上げて歌っている人(例えば、CをE♭あたりに高くするのは、和音的にはアリです)はテノールにはいませんでした(メゾソプラノの人は、曲全体を高く移調して歌っている人が幾人かいましたが)。ただ、どなたも低音Cを誤魔化しめ…と言うか、短めにあっさりと歌う人ばかりでした。楽譜を見ると、アラルガンドがしっかり掛かっている終着点近くの音なので、たっぷりゆったりと歌わないといけないのだけれど…この音形は、テノールには無理めな音形なのかもしれません。

 この曲に関しては、高音発声よりも低音発声の方が難しい…ような気がします。

 まあ、どちらにせよ、ガツンガツンと歌うのではなく、曲想的にもゆっくりと穏やかに歌っていきたい曲です。

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2019年1月 9日 (水)

要するに(やっぱり)ノドを伸ばしていかないといけないのです

 で、今度こそ、私の声楽のレッスンの話に入ります。

 まずはハミング練習から入りました。響きを常に頭の中に置くように、響きを高く高くしました。で、ハミング練習はそこそこに、さっそく発声練習に入りました。

 今回の発声練習は、

 1)高音Aをノドを鳴らさずに出すこと。
 2)高音Aを中音域と全く同じ音色で出すこと。

 以上の2点を目標にあれこれ繰り返しました。

 やり方は、そんなに難しくなく(でもなかなか出来ない)、まずは中声のDをノドを鳴らさずに出し、そこからポルタメントで高音Aまで、ノドを伸ばして出す…を繰り返して行い、カラダにこれを染み込ませるというやり方です。もちろん、いきなりDから始めてもうまくいきませんから、もっと低い音程から5度の上行音程をポルタメントで挙げていくというのを繰り返し行って、最終的にDからGへの跳躍音程を、ノドを鳴らさずに同じ音色で行うというのをやったわけです。

 ノドを伸ばす時に、声をしっかり支えて、強く息を吐き出す事。これがなかなか難しいです。そもそも、ノドを鳴らさないように歌う段階で、かなり息は弱く吐き出しているわけで、そこからノドを伸ばすと、弱い息がむしろ無くなってしまうのです。なので、ノドが伸びるよりも前から腹圧を強め息圧を高くして、ノドを伸ばしても息が弱くならないように(そして、過剰に強くならないように)して歌っていくのです。

 大切なのは、ブレスのコントロールという事です。

 で、これを何度も何度も繰り返して行ったわけです。と言うのも、このやり方ならば、実は声の消耗は最小限に抑えられるので、何度も何度も練習できるわけです。

 そして、これらの運動は、発声する以前の予備運動して完璧に行えないといけないのです。つまり、高音は発声するならば、それ以前にしっかりとノドを伸ばして、腹圧を強めて息をしっかりと強く吐き出せるように高めておき、それらの準備が整ってから、発声するわけです。こういう手順を短時間で自動的に行えるようになる事が、高音発声のテクニックであり、それがいまだ無意識で行えず、頭の中であれこれ考えながら、手順を一つ一つ確認しながらこなしているようでは、まだまだなのです。

 大切な事は、無意識で必要な事ができるようになる事。それを可能にするのは、反復した練習だけなのです。

 さて、これで本日の記事を終わりにすると、ちょっと短いので、もう一言書きます。

 実際は、レッスンが終わってから先生に相談したのですが、来年(この時点の話で、実際は2019年ですから、今年の話になります)は、某コンクールに出場してみようかなって思っているのだけれど、先生的にはどうですか?という話をしてみました。先生的には、問題は無いので、どうぞどうぞって話でした。で、私が出場を考えているコンクールは、以前同門の方で出場している人がいるので、どんな様子なのか聞いておいてあげましょうとまでおっしゃってくれました…ってわけで、まだ正式にはエントリーしていないのですが、今年は某コンクールに出場するかもしれないし、出場しないかもしれません。

 そんな感じなのです。

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2019年1月 8日 (火)

息子君が体験レッスンを受けたわけで…

 という訳で、ようやくレッスンの話に入ります。これは、2018年の年末のレッスンの話だったりします。

 で、表題の通り、私のレッスンの前に、実は息子君がY先生の声楽体験レッスンを受けたのです。息子君は、ご存知の通り、合唱団で歌っているのですが、声楽の個人レッスンに関しては、以前(変声前に)キング先生に数回レッスンを受けただけで、変声後は特に個人レッスンを受けていないので、声楽上の悩みも色々とあるようだし…というので、単発でレッスンを受けてみたのでした。

 息子君の合唱歴はかなり長いのですが、やはり合唱団で歌っていても、発声そのものは、あまり高いレベルにはなっていないようです。まあ合唱団では「男の子は、声を出して歌ってくれれば、それで良し」状態で、あまり発声に関する細かい指導はなされていないようなのです。まあ、それに関しては、オトナ対象の市民合唱団だとて、似たようなものです。発声練習と称する筋トレ的な練習はしても、合唱団で集団の一部として歌っているだけでは、なかなか細かな発声テクニックの指導はないし、発声テクニックも上達しません…と言うのも、結局、発声って個人的に細かく見てもらわないと上達しないんだよね。

 という訳で、息子君の場合、合唱歴の長さに比べて、ほぼ全然声楽的には学んでいないという事で、実に素直で手付かずの発声をしているというのが、Y先生の感想でした。なので、息子君の声に関しては、今後レッスンをしていく中で大きく変わっていく事が予想されるので、今の段階では、なんとも言えないのだそうです。

 とは言え、今の現状で言うならば、極めて声域の狭いバリトン…って事になるようです。息子君自身は、自分はバリトンからソプラノまでの音域で歌えると言ってますが、それはファルセット込みの話であって、すでに成人した男性であるので、歌う時にファルセットは使うべきではないというのが、Y先生の意見であって、ファルセットを使わないとなると、息子君は、極めて声域の狭いバリトンって事になるわけです。

 つまり息子君は(元ボーイソプラノという事もあって)今までファルセットを多用して歌っていたので、全然高音の発声が出来ない人になっています。具体的に言えば、E♭を超えると、無意識にファルセットになってしまうのです。ですから、まずはファルセットを封じて、高音発声の練習をしてみないと、どれだけ高音が伸びてくるのか、つまり、バリトンになるのか、テノールになるのか、その判別が付かないってわけです。

 でも、合唱団で歌うなら、息子君の発声って正解なんだよね。多くの合唱団では、どんな声域であっても、張りのある高音って、原則、ダメなんだよね。張った声は合唱を壊す…って言われちゃうわけで、高音は上品にファルセットで出すのが普通というか、奨励されている合唱団も多いわけで、そこらへんに合唱歌いと独唱歌手の発声の違いがあるのかもしれません。

 なので今後とも、高音はファルセットで…というやり方で、合唱バリトンとして歌っていくか、声楽修行をして、バリトンまたはテノールになるか、いっそファルセットを鍛えてカウンターテナーになるか…という道が彼には開けているのだそうです。

 私が息子君の年頃の時は、すでにテノール一択の道しかなくて、選択肢が無かった事を比べると、彼はなかなか恵まれているような気がします。ちなみに、親の欲目で見た場合、Y先生の指導で出した低音の声がかなり美声だったので、きちんと声楽修行をして、バリトンになるのが一番いいんじゃないかなって思ってますが、本人はどう考えているのかな? 親子と言えども、別人格なので、そこまでは分かりません。

 息子君の話を書いているうちに、記事が長くなってしまいました。私のレッスンの話は…ええい、やむをえない、次回まわしだ!

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2019年1月 7日 (月)

水車小屋は中声で決定(涙)!

 さて、本日より通常運転に戻ります。話は、昨年の最後の声楽レッスンの話になります。

 と言う訳で、声楽のレッスンに行ってきました。まずは懸案のシューベルトの『美しき水車小屋の娘』を学ぶ際の楽譜問題について、先生と相談して決定しました。

 そもそも、日本版の楽譜が絶版状態にあり、なんとか入手できた日本版の楽譜は原調版(つまり高声版)だった事もあり、私がそれで歌う事について、Y先生が少し悩まれた事もあり、使用楽譜の決定を先延ばしにしていたのですが、結局、楽譜は中声版を使うという事で決定しました。

 理由は2つ。一つは原調版は音程が高い事(そりゃそうだ)。二つ目は初めてまともにドイツリートを学ぶわけで、当初は音楽よりもドイツ語に苦労する事が見えているので、まずは言葉に注意が行き届くように、音楽的には苦労のない音域で歌ってもらいたいという事…です。

 実際、大抵の楽譜の場合、高声版と中声版の違いって、せいぜい全音程度(カラオケ的に言えば“-2”程度です)の違いしかありません。だから、本来、さほどそれらの違いを気にする必要はないのかもしれません。もちろん、曲によって3度ほど低くなっている曲(つまり“-4”)とか、もう少し低くなっている曲もたまにある一方で、まったく違わない(つまり原調のまま)の曲もあります。なので、本来的には、高声版であるとか中声版であるとか、こだわる事は間違っているのかもしれません。

 むしろ、その歌手の声質とか、歌う目的とかで、もっと柔軟に楽譜を選んでも良いのかもしれません。

 先生的には、高音A(高声版になると一曲だけ出てきます)を避けたかったので、高声版ではなく中声版を選択されたのだろうと思いますが、私的には、中声版になると低音Bが出てくるので、それがちょっと心配です。低音Bはテノールの音域よりも下の音だし、実際、私、低い音って、高い音以上に苦手だからなあ…。

 ま、それはともかく、先生が中声版でレッスンをしましょうと決めた以上、私はそれに従います。

 で、ここからはレッスン後の話になるのですが、じゃあ、楽譜を購入しましょうという事になりました。シューベルトの曲は、著作権がとっくの昔に切れているので、ネットに転がっている無料楽譜を使っても、全然問題はないのでしょうが、リアルな楽譜を購入することで、少しでも音楽業界にお金を落とせたらいいなあというオトナの気持ちで、楽譜を購入する事にしました。

 選択肢は3つになりました。

1)ベーレンライター社の最新版の『美しき水車小屋の娘』

 今、一番新しい楽譜なので、学術的にも最新だろうし、ベーレンライター社の楽譜はとても見やすいのが特徴です。欠点は、高価な点でしょう。3000円ほどして、水車小屋しか収録されていません。

2)ペータース社の新版の『シューベルト歌曲集1』

 これは、かの大歌手である、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが編集した楽譜です。かなり彼の手が入っているそうで、私達がイメージするシューベルトの曲とは、あれこれ細かく違っているそうです。おそらく、彼の晩年の歌唱は、この楽譜に基づいて歌われているんでしょうね。内容的には、3大歌曲集がまとめられていて、お値段は4000円弱です。ベーレンライターの楽譜と比べると、かなりお得感があります。

3)ペータース社の通常版の『シューベルト歌曲集1』

 これはフリートレンダー氏の編集で、初版がいつかは明記されていないので分かりませんが、かなり古い楽譜です。Y先生曰く、プロの皆さんが使っているのは、たいていこの楽譜で、この楽譜は比較的、歌詞の間違い、音符の間違いが少ないのだそうです。ま、版を重ねるうちに、間違いも訂正され尽くしたって感じなのでしょうね。お値段的には5000円程度か…。私が買った時は8500円したのになあ(涙)。まあ、輸入本は時期で値段が変わるので仕方ないか。この楽譜は、3大歌曲集の他に、有名どころの単品の歌曲が33曲も収録されています。ある意味、一番コストパフォーマンスが高い楽譜と言えます。

 で、私がどれを購入したのかと言えば、すでにお分かりでしょうが、3)のペータース(フリートレンダー編集)です。一番、初期投資がかかるのだけれど(お財布的に痛いです:笑)。でも勉強するなら、業界的に標準的な楽譜で勉強するのが一番ですからね。

 うむ、楽譜の話をしていたら、レッスンの内容に入れませんでした。すいません。

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2018年12月13日 (木)

国内版楽譜が絶版でビックリしました

 さて声楽のレッスンの続きの続きと言うか、今やっているベッリーニの歌曲が終わったら、次に何を歌いましょうかという話です。発表会の後にY先生とテノールのA先生と私の三人で相談をして、次はドイツリート。それも大作をやっていきましょう、とまでは決まりました。では手始めに何を歌いましょうかって話になって、そこで候補に上がったのが、シューベルトの連作歌曲集「美しき水車小屋の娘」です。

 皆さん、知ってますか? 「美しき水車小屋の娘」という連作歌曲集を。

 ドイツ系のテノールさんには必須レパートリーの歌曲集で、逆に言うと、ドイツ系のテノールさん以外は、あまり歌いません。20世紀後半ならば、ドイツ系のリートは、バリトンさんの独壇場で、その頃のバリトンさんならば、この歌曲集を歌っていました(フィッシャー=ディースカウも歌ってますよ)が、最近のドイツリート界では、ドイツリートもなるべく作曲家が書いた原調で歌う風潮となり、この曲に限らず、多くのドイツリートがテノールやソプラノさんたちに歌われるようになりました。特にこの曲は、歌の主人公が若々しい青年である事もあって、まずテノールさんが独占して歌う感じなのです。

 テノールさんばかりが歌う…ってか、バリトンさんが歌わないと(たぶん)楽譜は売れません。だって、テノールさんは、そもそも数が少ない上に、あまり歌曲を歌わないのですよ。彼らは自分の高音をみせびらかせるオペラアリアをレパートリーのメインに据えがちです。ドイツリートを歌うにしても、以前ならともかく昨今は、連作歌曲集なら、シューベルトの「冬の旅」が歌われがちです。だって有名だもの。実際、プロのコンサートでも、リートのコンサートってなると、まず「冬の旅」です。ほんと「冬の旅」ばかりです。その他の歌曲集って、たまにシューマンの「詩人の恋」のコンサートがあるぐらいかな? それ以外となると“シューベルトの夕べ”とか題して、単発の有名な歌曲を並べたプログラムになりがちで、コンサートで「美しき水車小屋の娘」が歌われることって、少なくとも私は知りません。

 昔々は、テノールは「美しき水車小屋の娘」を、バリトンさんは「冬の旅」を歌うという棲み分けがあったようですが、昨今はテノールさんもガンガン「冬の旅」を歌うようになったので、その結果「美しき水車小屋の娘」は歌われなくなったのかもしれません。

 それが原因なのでしょうが、国内楽譜出版社が出していた「美しき水車小屋の娘」の楽譜が、随分前に絶版になっていました。いやあ、ビックリです。こんな有名な歌曲集なのに、国内で出版されていないなんて…!

 そう言えば、数年前に、ヘンデルの「メサイア」も国内では絶版になってしまったのですよね。あの“赤いメサイア”が入手できないなんて…当時は、本当にビックリしたんです。

 ちなみに国内の出版社からは、独唱版ではなく合唱版の「美しき水車小屋の娘」が出版されています。それも、混声版と男声版の二種類も! オリジナルの独唱版は絶版になり、合唱版が販売されている…ってのも、日本の音楽界の現実って奴が反映しているなあって思っちゃいました。日本では、なんでもかんでも合唱や吹奏楽にアレンジしちゃうんだよなあ、で、楽譜もそこそこ売れちゃう…。それが悪いとは全然思わないけれど「なんかなー」って思います。

 ちなみに合唱版の「美しき水車小屋の娘」って、こんな感じです。純粋に邦楽系合唱曲として聞いてみたなら、意外に良さげだったりします。

 さて、国内版の楽譜が無いと、どうしても輸入譜を使わざるを得ません。印刷が見づらいけれど廉価なペータースか、印刷は見やすいけれど高価なベーレンライターかという選択肢ですね。あるいは、極端に印刷が見づらいけれど無料でネットに転がっているフリースコア系の楽譜か(シューベルトの著作権は切れているので、別にフリーのものでも問題ないと言えば問題ないです)。

 でも、どちらにせよ、輸入譜となると、日本語訳がありません。ドイツリートは言葉が命だともいうし、日本語訳とか解説がないと厳しいのは本音です。まあ、訳文も語釈もネットで漁れば済むわけだけれど、なるべく手間はかけたくないのが本音だし、日本の楽譜は安くて見やすいので、輸入譜よりはなるべく日本の楽譜を入手したいのが本音です。

 で、とりあえず私的には、かつて音楽之友社から出ていた大音楽全集に頼る事にしました。困った時の大音楽全集です。この楽譜集は、比較的きれいな新古品や中古品が安価で市場に出回っているので、たまに購入しているのです。「美しき水車小屋の娘」はシューベルト歌曲集の第1巻に入っていました。「美しき水車小屋」と「冬の旅」と「白鳥の歌」が一冊にまとまっている便利な本です。ちなみに、すべて(全集ものですから当然)原調版です。シューベルトの場合、原調版=高声版なので、テノールな私には都合がいいとは言えます。

 ただ、この楽譜集、外国語の歌だと、原語詩の下にカタカナで読み方がふってあるのです。これが結構、目障りだったりします。私の場合、日本語はもちろんだけれど、英語、イタリア語、ドイツ語、ラテン語は、普通に読めますので、カタカナはむしろ邪魔なんだよね…。どうせ付けるなら、歌える日本語訳詩(松本隆訳なら最高!)を付けてくれたら、それはそれで面白いと思うんだけれどなあ…。

 で、原調の「美しき水車小屋の娘」の場合、高声用と言っても、全般的な音域はさほど高くありません。ただし、第7曲目の「苛立ち/Ungeduld」で、高いAが出る事。その他の曲でも、数回高いG♯が出てきます。歌曲を学ぶのに、これくらいの音程の音が出てくるのは、教えるY先生の目的的にはどうなんでしょうね? 曲中に高い音があると、私はその音ばかりに集中してしまって、歌として学びづらくなると思っているようです(ま、確かにそういう事はあります…)。Y先生としては、一応、中声版でも検討してくるそうなので、実際には、原調版で歌うのか、中声版で歌うのかは、まだ決定ではありません。中声版で歌うことになったら、仕方がないので、ベーレンライター版でも購入するかな。

 どちらにせよ、2019年はシューベルトの「美しき水車小屋の娘」にどっぷりハマりそうです。

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2018年12月12日 (水)

いくら高い音でも中音として歌いなさい

 声楽のレッスンの続きです。曲の練習に入りました。今回から新曲になります。ベッリーニ作曲の「Per pieta, bell'idol mio/私の偶像よ」です。

 ベッリーニの「6つの歌曲」は中声版(原調よりも2~3度低い)で歌っていますので、音域的には無理がない…というよりも楽(中声版は本来はバリトン用の譜面。テノールは原調[高声版]で歌うのが普通です)なのですが、別に高い声を出すのが目的ではなく、歌に関する様々なテクニックを学ぶために歌っているので、これくらいの音域で良いみたいです。それにベッリーニはベルカント時代の作曲家なので、当時のテノール音域(これがやたらと高いんです)で作曲されているとは言え、私にはかなり高いので、中声版が適当…というのは本当の話です。

 まず、跳躍音程の歌い方について。高く飛ぶ前の音の時に、すでに「次は高音に行きますよ」と感じさせるような歌い方をしましょうって事です。つまり、音程はデジタルのように、ビシビシと歯切れよく行くのではなく、常に前の音や次の音を意識し、そこにつながっていくようにレガートに歌って音程を取っていく事が大切なわけです。

 そこで私が何となくイメージしたのが、トロンボーン。トロンボーンのスライドによる音程の取り方に、イメージ的に近いかなって思いました。あと、民族楽器になるけれど、中国の一弦琴? 女子十二楽坊で活躍していた楽器だけれど、これにも近いかなって感じました。

 この歌では“il tuo lo sa”というフレーズが何度か出てきますが、最初に出てきた時の音程が、E♭-D♭-E♭-Fなのですが、E♭とFの間で、私の発声が変わっていて、それは×なのです。Fを高音として狙って出すのではなく、あくまでも中音域の音として特別扱いせずに、4つの音のどれも同じように発声しないといけません。

 最後の“il tuo lo sa”の音程は、D-E♭-F-G♭-(下がって)A-B♭であり、G♭がこの曲での最高音になるわけですが、この音も高音として狙って出さずに、やはり中音域の音として特別扱いせずに、他の音同様に、どこも変えずに出さないといけません。具体的に言えば、Fの音から、よりクチの奥を大きく縦に開き、息を多く送り込む、それだけで全音程度は音程が上昇するので、そうやって歌えばいいのです。決してG♭を狙って、気合一発で出しちゃいけないのです。

 まあ、楽譜を見れば(中声用に低めに転調されている事もあって)このG♭は気合一発で出すように書かれているわけだけれど、それはバリトンさんなら、それもありだろうけれど(バリトンさんにはG♭はかなりの高音であって、合唱バリトンさんならまず使わない高音だしね)、でも私はテノールであって、独唱テノールにとってのG♭ってのは、本来は鼻歌でも歌える程度の高さなわけで、だからこそ、狙って出しちゃダメなんです。

 Y先生的には、すべての音を中音として私に歌わせるために、わざわざテノールの私に中音版の楽譜でレッスンしているわけですから、それを高音として歌っては、学習目的から外れてしまうって話なのです。

 でもね、自分が出せる範囲の音を、高音として狙い撃ちにして出すのって、気持ちがいいんだよねえ…(グチグチ)。

 ともかく、歌曲のレッスンでは、高音は一切使わずに、中音域の発声を充実していきましょうってノリで勉強しているので、私もY先生の方針に従って、高音を封じて歌っていきたいと思います。高音は…オペラアリアの方で頑張ればいいわけだしね。

 …ってわけで、ここまでやってタイムアウト。オペラアリアの代わりに歌う事になった、ビゼー作曲の「Agnus Dei/神の子羊」は次回まわしになりました。

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2018年12月11日 (火)

無気力ではいけない

 声楽のレッスンに行ってきました。発表会後、初めてのレッスンです。まずは先生から公式音源と写真をいただきました。写真には“冴えない汗っかきのデブ”が写ってました。ああ、ビジュアル的には難点しかないなあ…(涙)。

 発表会の講評は、Y先生とテノールのA先生に関しては、当日聞きましたが、その日、早く帰宅されたソプラノのF先生の講評を、改めてY先生から聞きました。

 F先生にしっかり歌を聞いていただくのは、昨年の発表会以来であって、1年前と比べると、私の歌唱はだいぶ良い方向に変わってきているとの事です。特に、今までは見られなかった、息を通して響きで歌おうとしている事、声帯の鳴りに頼らない歌い方をしようとしている事、それらの姿勢が見られるようになった事は大きな進歩だけれど、まだまだ不十分だとの事です。今以上に軽い声で、しっかり息を吐いて歌えるようになると、大きな進歩が見られるでしょう…との事です。

 特に高いFisとGの間で、ガラッと発声が変わってしまうのは、すぐに矯正しないといけないとの事です。別にFisとGの間にチェンジがあるわけではないし、仮にそこがチェンジ箇所であったとしても、今の発声の仕方では良くないとの事です。

 今の私の歌い方では、Gになった途端に、息の勢いが弱まり、それで声が曲がってしまうのだそうです。声が曲がってしまうと、発声的に高音はそこでどん詰まりになるわけで、それは避けないといけないのです。もちろん、ノドの器質的な制限(ノドがバリトンならば…って話です)のために、声が曲がってしまい、高音の限界に達するのは仕方のない事だけれど、息が弱まって声が曲がってしまうのは、いわば言語道断なわけで、息を曲げるのは、もっと高い音になってから、自然に曲がるのに任せるべきであって、こんな低い音で音を曲げてしまうのは、我慢が足りないのか、立派な声で歌いたいがためのカッコを付けているだけだろうとの事です。

 はい、我慢は足りないし、カッコつけて立派な声で歌いたいという願望が強くあるのは事実です。F先生は、よく見ています。

 私がやるべき事は、まずはカッコよく歌おうとする気持ちを捨てる事(極めて難しいです:汗)、Gを狙って出すのは止めて、GをFisと同じように歌う事、ただし流す息の量は増やして歌う事。もちろん、力むのは無しです。つまり、高いGを高音とは思わずに、中音として歌うようにする事…なのです。高いGを中音と感じて歌うのは…心理的に難しいなあ。

 1年後の発表会では「さらに上達しましたね」とF先生に言ってもらえるように頑張ってゆきたいと思います。

 ちなみにF先生の、私の妻に対しての講評の大半は…Hi-Fの発声法に関する事でした。Y先生はバリトンなので、ソプラノ歌手がHi-Fを出すやり方について熟知していないのは当然だし、ソプラノ歌手だからといって、みんながみんなHi-Fの出し方を知っているわけではないのですが、F先生自身はスピントなソプラノだけれど…と言うよりも、スピントなソプラノ故に、テクニックでHi-Fを出す方法を知っているわけで、それをY先生経由で妻に教えてくれました。

 で、そのF先生のやり方で妻が歌うと…Hi-Fが高確率で出ますし、妻が言うには、このやり方ならば、以前よりもHi-Fが簡単に出るそうです。テクニックって大切ですね。発表会以前に、妻がこのテクニックを学んでいたら、もっと楽に“夜の女王”を歌えたのでしょうが、まあそれは良しとしましょう。

 ちなみにY先生曰く、このやり方はテノールがHi-Cを出す時に使うテクニックにも応用が効く…との事ですが、今の私は、Hi-C以前に、高いAを安定して出したい人なので、それはいずれおいおいって感じです。

 さて、レッスンです。いつも言われている事ですが、音程があがるごとに送る息を増やしていく事、口腔内を最初っから開かずに、音程があがるごとに少しずつ確実に開いていく事、口腔内を開くとは二次元的に伸びるのではなく、三次元的に口腔内の容量を増やしていく方向で開いていく事、声はストレートに前に出すのではなく、もっと後ろにまわしてから出す事…等々です。いつも言われているのだけれど、いつも出来ない事です。まあ、言われてすぐに出来るのなら、先生について学んでいる理由もないので、仕方ないと言えば仕方ないです。

 リラックスした声で歌うべきであって、無気力な声では決して歌ってはいけません。それはどういう事かと言えば、腹筋は十分に緊張したまま、ノドをリラックスさせて歌うべきであって、ノドも腹筋もお休みして歌ってしまうと、それは無気力な声でしかないのです。

 でもね、ノドを鳴らさないように歌おうとすると、どうしても腹筋もお休みしてしまうし、腹筋にグッと力を入れて歌うと、ついついノドが鳴ってしまうんだよね。つまり、ノドと腹筋が連動している…ってか、腹筋はお留守でもノドだけ力が入っている事も多いから、まずはノドに力を入れてしまうのが私…って事なんだろうと思います。

 ノドの脱力…難しいなあ。さらに腹筋はしっかりと動かしながらノドの脱力…さらに難しいなあ。

 ノドを開いていく…つまり、口腔内の容量を確保しながら歌う件は、先生がおっしゃるには「クチの中に珠を入れて、それがだんだん大きくなっていく感覚」なんだそうですが、私的に思うに、いわゆる“オペラ声”で歌っていくイメージでいいのかもしれないなあ…と薄々思っているところです。オペラ声と言うのは、素人がオペラ歌手の発声を真似て、むやみに深い声で歌うアレです。実はあんな感じで歌っていくと、口腔内の容量を確保しながら歌えるのではないかと、なんとなく思っている私です。でも、これって正解かしら?

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2018年11月29日 (木)

2018 門下発表会 その4 今後の課題と見通し

 そうそう、ドナウディの二重唱「Amor s'apprende/ 愛は取り付いてしまう」の音源をアップしていなかったので、ここにアップします。これは、クラコンでの歌唱です。

 さて、門下の発表会が終わりました。後はいわゆる打ち上げです。打ち上げは基本楽しく飲み食いするのですが、今後の課題とか見通しとかの話も、少しだけしました。

 まず、私が高音苦手な件について。今回の発表会の歌唱を聞いて、三人の先生方の統一した見解は、すでにフィジカル的にも、テクニック的にも、高音を出せる状況にあるのだけれど、メンタル的な問題で、うまく行っていないのだろうという事です。

 メンタル的な問題とは「高音怖い」という苦手意識です。まずは苦手意識が前に出過ぎって事で、つまり“ビビリ”なので高音が出せないってわけです。ああ、メンタルを克服しないとね。

 フィジカル的には、弱さが問題ではなく(もっとも体幹部は決して強いとは言えないので、もっと鍛える必要はありますが)強さ、とりわけノドの強さが、高音発声の邪魔をしているのだろうとも言われました。つまり、フィジカルが過剰に強いので、それが邪魔して高音がうまく出ない…ってわけです。ノドが弱ければ、ノドに力が入りすぎるわけがないわけで(そんな事をしたらノド壊れちゃうし)、なまじノドが強くって、簡単に壊れないものだから過剰に力んでしまい、その力みが高音発声の邪魔になるわけです。ううむ、ノドの強さは私の個性だからなあ…。

 ノドの強さを克服するためには、声がひっくり返るように歌っていくのもやり方の一つだとは言われました。確かに、私の声は、滅多なことではひっくり返らないわけです。もっともそれはひっくり返らないように、ギアチェンジもしているわけですが、そのギアチェンジに問題があるわけです。

 通常のテノール発声では、Aまでは通常発声で、そこから上は半音ごとにギアチェンジをして歌っていくわけだけれど、私はメンタル的にビビりなため、F♯までは通常発声で、そこから先はビビってしまい、訳のわからないギアチェンジをしてしまい、それでダメになっているそうです。なので、ビビらずにAまでは通常発声のままで行き(これが超ムズい)、そこから上はこまめにギアチェンジをしていくようにしていく必要があるでしょうとの事です。難しいね。

 次に歌うアリアは何がいいの?…と、Y先生がA先生に尋ねていたけれど、A先生も困っていました。テノールのアリアには、初学者向けのモノって、ほぼ皆無だからね。

 歌曲に関しては、今現在はベッリーニをやっているけれど、今後も連作歌曲とか歌曲集などの大曲に挑戦しつづけていきましょうって事になりました。いくつか候補が上がりましたが、いよいよドイツリートに手を染めることになるかもしれません。これに関しては、決定したら、またブログに書いてみたいと思います。

 ちなみに、今現在、私が一番歌ってみたいドイツ系の歌曲集は、シューマンの「詩人の恋」なのですが、これはあっさりY先生に却下されました。理由は…メロディが美しすぎて、歌の勉強にならないから…なんだそうです。確かに「詩人の恋」は、歌手の技量がそこそこでも曲がいいので聞けちゃうんですよね。むしろ勉強するなら、歌の優劣がはっきり出るような、歌の出来次第で演奏の出来が大いに変わるようなモノで勉強しないと時間が勿体ないじゃないって事です。なので「詩人の恋」は、そのうち歌えばいいかって思ってます。

 まあ、私的には「ドイツリートよ、来るなら来い!」って感じです。イタリア近代歌曲は声をぶっ飛ばして歌えるので大好きですが、好きな事ばかりやっていては、歌は上達しません。ドイツリートで繊細な歌って奴を勉強するのも、いいかなって思っているわけです。

 ま、とりあえず、次回のレッスンは、歌曲はベッリーニ作曲の「Per pieta, bell'idol mio/私の偶像よ」と、オペラアリアの代わりにはビゼー作曲の「Agnus Dei/神の子羊」(あえて言えば、オラトリオ系のアリアですね)を歌います。どっちにせよ、ドイツリートをやるとしても、その後だね。

 ひとまず、これで今年の本番関係の連載は終了です。ありがとうございました。

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2018年11月28日 (水)

2018 門下発表会 その3 アリアの本番

 門下の発表会の第二部が始まりました。第一部は歌曲と二重唱がメインですが、第二部はアリア(独唱)と二重唱がメインとなります。つまり、第一部も第二部も二重唱がいっぱいあるのが、ウチの門下の発表会の特徴です。

 二重唱は全体の約半分です。我々夫婦は歌曲の二重唱を歌いましたが、それ以外はみなオペラの二重唱です。そのオペラの二重唱も、一曲を除いて、みな、テノールとソプラノの二重唱です。テノールはゲストのA先生で、ソプラノは門下生たちです。除いた一曲はバリトンとソプラノの二重唱で、バリトンが生徒さんでソプラノはF先生です。三重唱も一曲だけあって、それはバリトンが生徒さんとF先生、テノールがゲストのA先生という、実に男臭い三重唱だったりします。

 今回、ゲストで来てくださったテノールのA先生は、ドニゼッティ歌手さんなので、高音がめちゃくちゃ大得意な人で、顔色一つ変えずに気軽にピャーとHi-Cを出しちゃう人です。すっごく羨ましいです。

 ちなみに、Hi-Cの出し方を尋ねたら、お若い時は気合一発で出していたそうです。昨今は(とは言え、まだまだお若いのですが)気合ではなく、息の流れに注意して喋るように出しているのだそうです。高音を喋るように出す? 私にはよくわかりませんが、でもそれって、きっととても大切な事なのでしょう。

 閑話休題。私の出番が近づいてきました。さっそく舞台袖に行きます。第二部は妻が先で私が後です。なので、妻が舞台に行くのを見送って、舞台袖のモニターで歌を聞きました。ううむ、歌もピアノもあっちこっちでヘマってます。やっぱり「夜の女王のアリア」は難しいんだなあ…。

 妻が“やっちまったよ”って顔をして戻ってきました。まあ、この人、舞台で恥をかくのに慣れていないからね(笑)。私なんて、いつも“やっちまったよ”なので、舞台での失敗なんて全然気にしないのだけれど(爆)。

 さて、今度は私の番です。気合を入れて舞台に飛び出しました。お辞儀をしたら、ピアニストさんが弾き始めます。この曲はイントロが長いので、ピアニストさんが自分のタイミングで弾き始める事になっているので、私はピアニストさんが作ってくれた音楽の流れの中に飛び込むだけです。

 覚悟を決めて、音楽に飛び込んだら、後は必死に泳ぐだけです。クラコン後のレッスンであれこれ修正したので、テクニック的にはクラコンの時よりもうまく処理できたと思うのですが、いかんせん、ついつい力んでしまいます。クラコンのホールよりも今回のホールの方が響きが少なめというのもあります。クラコンの時は、本当にホールの響きに助けてもらったんだなあと、今更感謝するわけです。

 クラコンの時よりも丁寧に注意深く歌ったつもりですが、特に高音に関しては、声が割れたり、怒鳴り声になってしまいました。声が割れるのはノドに力が入りすぎが原因でしょうし、怒鳴り声になってしまうのは、息の流れが乱暴で荒すぎるからだと思います。ノドは脱力、息はなめらかに流して歌わないといけません。分かっちゃいるけど、できないんだなあ…。

 F♯までは気持ちよく歌えているのに、Gになった途端に、息の流れが変わり、ノドに力が入ってしまう…というのが、Y先生の見立てです。ただし、これは私自身が「ここからGだ」と知っている時に現れる現象で、発声練習などで、今自分がどの音程を出しているか分かっていない時(絶対音感なんて持っていないので、自分がどの高さの音を出しているのか分からない私なのです)は、息の流れが変わる事はないそうです。なので、やはりこれに関してはメンタルの問題なんだろうと思います。

 ノドに力が入ってしまう事はメンタルとは関係なく、高音に行くに従って力むそうなので、これは純粋にテクニックの問題なんだろうと思います。

 ああ、オペラアリアも、もっとちゃんと歌えるようになりたいものです。

 で、自分の出番が終わったので、ようやく肩の荷を下ろすことができました。ひとまず、楽屋に行って、カジュアルな服装にチェンジです。で、着替え終わる頃に舞台が終了したので、さっそくロビーに行って、お客様方にご挨拶です。今回も褒めていただきました。自分的には、クラコンよりも発表会の方が、よく歌えたと思っていましたが、クラコンに引き続いて来てくださった方は「クラコンよりも良かったよ」とはおっしゃられなかったので、客観的にはクラコンの方が良かったのかな?って思ってます。

 こうして何度か発表会に継続して出演していると感じるのは、我田引水となりますが、年々上達している事です。今年も昨年よりは、ずいぶんと上達したなあと思いました。やはり、上手な人達がたくさんいる門下で揉まれながら学んでいくって、大切な事なんだなって思いました。

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2018年11月27日 (火)

2018 門下発表会 その2 歌曲の本番です

 で、本番です。とは言っても、門下の発表会ですから、クラコンのようなアウェー感はなく、どこか落ち着いた感じがします。周りはみんな見知った顔ですし、Y先生もF先生も舞台袖で応援してくださってますし、伴奏のピアニストさんはいつものピアニストさんだし…あがるポイントとしては、会場が慣れていないホールってぐらいでしょう。まあ、慣れていないホールとは言え、初見参ってわけではありませんし、セットリスト的に二回目の出演ですし、いい感じで落ち着いて歌えます。

 出番がやってきました。ピアニストさんと励まし合って、Y先生に「いってきます」と挨拶をして、舞台に出ました。まずは歌曲です。レスピーギ作曲の「Invito alla danza/舞踏への誘い」です。

 まあまあ良い感じで歌えたのではないかと思います。時折、音程が不安定になっている部分とか、声から響きが落ちてしまっている部分とかありますが、まあこれが今の私の実力です。

 クラコンの会場よりも響きが短い分、フレーズとフレーズの間合いも短めに、推進力は強めな感じで歌いました。会場によって、歌い方って自然と変わるものです。

 一曲歌って、すぐに舞台袖に引っ込みました。あっさりしたものです。私と入れ替わりに妻が舞台に出て、チマーラの歌曲を歌いました。で、彼女が歌っている間に、私は舞台袖でY先生と譜面台の高さの調整です。二重唱の歌詞カードをクラコンでは手に持って歌いましたが、今回は譜面台を使いましょうってことで、その調整なのです。

 で、妻が歌い終わって舞台袖に戻ってくると、ステマネをやってくださっているY先生が譜面台を舞台にセットしてくださいました。さあ、今度は二重唱です。

 二重唱も、まあまあよく歌えたと思います。歌曲の二重唱は、オペラの二重唱と違って“誤魔化しが効かない”ので大変です。ある意味、合唱曲のような部分もあって、リズムも音程もきちんと合わせていかないといけません。まあ、私の苦手なタイプの曲です。でも、いつまでも苦手を避けていては上達なんてしませんから、今回は苦手な曲にあえての挑戦です。

 ちなみに、私には苦手なタイプの曲ですが、妻は合唱人なので、こういう曲は得意です。得意なために、練習が常に不足していましたが、なんとか本番に帳尻を合わせてきました。歌詞の暗譜にしても、本番直前まで暗譜ができず、歌詞カードの使用を提案してきたのは妻ですが、彼女は本番当日にはしっかり暗譜ができていて、むしろ歌詞カードに頼ってしまったのは、私の方だったりします。なんかなー、ダメじゃん、私。

 ただ、いつも感じていますが、声のボリュームの差はいかんともし難いです。特に今回は声をまとめるために、私と妻が近寄って歌いましたが、この曲は二人の歌手に同じだけの声量が求められる曲なのですが、私は彼女のような小さな声では歌えないし、彼女はこれ以上大きな声では歌えないし、ほんと、ハーモニー的には難しいです。声のまとまりはよかったでしょうが、演奏の完成度としては、どうだったでしょうか?

 とにかく、二重唱を無事(?)に歌い終えた我々は、ピアニストさんと一緒に(ピアニストさんは3曲連続だったのです)舞台袖に引っ込みました。これで我々の第一部の出演は終了です。第一部の残りを客席で聞いて、休憩時間に楽屋に戻って、一息つきました。

 楽屋に戻れば、門下の皆さんと楽屋トークです。今回の発表会は、我々二人と、バリトンのKさんの3人だけが、第一部と第二部の両方に出演で、他の方々はいずれか一方に固めて歌います。まあ、私はまとめて3曲歌うよりも(アリアが大変なので)2つに分けてもらえてうれしかったのですが、Kさんは二度も舞台にあがるのが、ちょっと億劫だったみたいで、1回にまとめてもらいたかった…ってなことを散々楽屋でこぼしていました。私なんかは、複数回舞台に出られてうれしいのですが、そのあたりの感覚って人それぞれで面白いなあって思いました。

 やがて休憩時間も終わり、第二部が始まりました。皆さんは、そのまま楽屋で寛いでいるようですが、私は他の人の舞台を見たいので、さっそく客席に向いました。

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