ひとこと

  •  本日、都会を歩いていたら、向こうから来た人とすれ違う時に、すごく汚らしいモノを見るようなガンを飛ばされた。で、その悪意を感じたので、相手を確認したら、タレントさんのような若くて美人さんだっただけに、なんかショック。ま、私は確かに美しい生物ではないけれど、そういう悪意を不躾にぶつけてくるのは、いくらなんでもヒドイと思いました。心が折れた、なんか立ち直れない(涙)。
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カテゴリー「フルートのレッスン&活動記録」の記事

フルートのレッスンで学んだことや、フルート関係の活動を集めてみました

2018年9月19日 (水)

フルート合宿2018 その10 最後はアンサンブルの本番でした

 発表会の後は、そのままのノリで花火大会に突入! 花火の煙はノドに悪くて、ゲホゲホしっぱなしでした(涙)。で、その後は、例によって、宴会です。

 三日目の宴会は…ピアニストさんと徹底的に話しました。どんな内容を話したのかと言えば…「グルヴェローヴァは人間じゃない。あれはきっとアンドロイドだ」とか「ドミンゴは素晴らしすぎて、ほぼ神の領域に達している」とか「最近のポリーニは、ようやく人間に戻ってきた」とか「パヴァロッティの声は素晴らしい」とか「最近のメトの演出はなんじゃこれ?」とか、まあそんな話題。とにかく外国生活が長い上に、今でもひょいひょいヨーロッパに行っちゃうピアニストさんは、実に多くの演奏家の生演奏をたっぷり見ているのです。特にオペラは、大抵の歌手を生で聞いているから、すごい。それも最近の歌手はもちろん、今や伝説になってしまったような歌手の実演も聞いているんだよ。ほんと、その話を聞いているだけで、もう十分楽しいのよ。

 H先生とは、プロオケ内にはびこる、トラに対するイジメの実例とか、昨今の指揮者ランキングとか、ここには書けないような濃い話題で話しました。いやあ、最終日の話題は面白すぎます。でも、ほぼ、オフレコだな。ここには書けません。

 で、寝て起きて、最終日です。最終日の午前中にアンサンブルの本番があります。

 朝食後に、急に間奏で踊る事になりました…って、別に我々が決めたのではなく、他の先輩門下生からの無茶振りです。なにしろ、我々のグループは、みんな生徒歴の若い人たちの集団なので、先輩からの無茶振りには逆らえません。食後の練習では、曲ではなく、踊りの練習をするはめになりました。

 で、そんなこんなで迎えた本番がこれです。

 ま、録音ですからダンスは見えません(残念)。本番はあれこれあったわけだけれど、楽しかったです。まあ、ソロだと自分に全責任がかぶってきますが、アンサンブルはみんなの責任…って事は、自分的には無責任な気分で演奏できるので、ほんと気楽です。ちなみに私は一番下のパートを吹いているので、ほとんど聞こえないしね。お客さんも、若いお姉さんたちばかり見ているので、シケた親父な私なんて誰も見ないしね。ほんと、気楽。

 で、アンサンブルの本番を終え、写真撮影をしてお昼を食べたら、解散。

 私は帰りも長野でちょっと遊びました。長野の楽器店めぐりをしました。某楽器店に入ったら、ちょうど中学生ぐらいの子が、母親と先生(?)を連れて、ヴァイオリンの選定をしていました。あれこれズラッと楽器を並べて弾いてましたが、どの楽器も音量はともかく、音色はいい感じでしたね。でも、もっと鳴りの良い楽器を試奏させてあげればいいのに…と傍で見ていて思いました。まあ、鳴りの良い楽器は高いからね…お財布の都合なのかもしれないなあ…と思ったけれど、安くても鳴りの良い楽器はあるから、これは楽器店の都合か、教えている先生の趣味なのかもしれません。

 それにしても、中学生ぐらいの男子だったけれど、すっごい音痴でした。たまにヴァイオリンをやっていて、音程が全然ダメな子がいますが、今回の子もそういうタイプみたいです。中学生ぐらいで、この程度の音感の子だと、たぶん、これ以上は伸びないと思うんだよね。先の見えちゃった子に新しい楽器を買い与えるのって、どうなんだろって思いました。新しい楽器よりも、サッカーボールでも買い与えた方がこの子のためになるんじゃないかしらって思いました。

 今年の長野のお土産は、お土産屋さんじゃなく、地元のスーパーとかそういう感じのお店で買いました。だって、同じような品なら、地元のスーパーの方が安いんだもの。

 ちなみに、長野で一番最後に食べたのは…天ぷらうどんでした。そこで蕎麦ではなく、うどんを食べて帰るってのが、なんともへそ曲がりでしょ? 長野には蕎麦屋しかないわけじゃなく、ちゃんとらーめん屋もうどん屋もあるんですよ。

 今年のフルート合宿の話は、これでお終いです。ご苦労さまでした。

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2018年9月18日 (火)

フルート合宿2018 その9 さて、本番です

 三日目は、夜にソロ曲の発表会があります

 レッスンは午前中にありましたが、H先生抜きで、ピアニストさんと二人で音楽作りをするって感じでした。とにかく、テンポ設定は、前回のレッスンで決めた、早めのテンポを基準に緩急の差をなるべくつけていく方向で演奏するという方針にしました。ゆっくりめのテンポでたっぷり歌っていく…は、今回は無しです。おそらく、この時に仕上げた曲がベストテイクだろうと思います。この日の晩に本番を迎えたわけですが、そちらは緊張もあって、かなり残念な感じになっちゃいましたからね。

 アンサンブルの練習もしました。ピアニストさんを加えて、O先生のご指導のもとにやりました。だいたい良いけれど、ユニゾンの箇所はピタッと合わせなさいと言われたけれど、我々はパート譜しかもっていないので、どこで誰と誰がユニゾンだか分からないのが困りモノです。

 で、残りの時間は個人練習と昼寝(笑)。さすがに色々と余裕も出来てきたので、ここでプチエチュードの20番の譜読みから簡単な練習をしました。

 20番は♭が4つの曲。ヴォカリーズにせよ、エンターティナーにせよ、♭2つの曲なので、20番とそれらの曲を交互に演奏すると、どの音に♭を付けたら良いのか、迷いが生じます。器用じゃないのだから、違う調性の曲を同時に練習しちゃダメだな。混乱が生じます。

 そうやって、たっぷり練習した後は、夕飯を食べ、発表会を迎えました。

 午前のレッスンでもいい感じだったし、その後の個人練習でも120%の出来だった私です。「今年は良い演奏が出来る!」と自信に満ちて本番に臨んだ私でしたが…ステージには魔物が棲んでいるわけで、あれこれやらかし、結果、みっともない演奏になっちゃいました。

 で、そのみっともない演奏がこれです。

 ううむ、あれこれダメですね。演奏をミスるのはプロでもあることだけれど、皆さん、上手にごまかして、決して観客に気取られるような事はしないのですが…私の場合、失敗をごまかしきれていないですね。緊張して、我を見失っています。

 まあ、失敗はまあいいです。ご愛嬌です。ミスするのも仕方ないです。しかし、演奏中にクチビルが痙攣したり、腹筋が釣ってしまったりとかは…困りモノです。ああ、ついてない。でも、そんな感じで、ワチャワチャした演奏した私ですが、ピアニストさんにはたくさん助けていただきました。感謝です。

 演奏後は、皆さん、拍手をしてはくれました。優しいね。皆さんの感想は「去年と比べると上達しましたね(ほんと?)」「本当に音はキレイですね(そうですか?)」「いい曲ですね、私も吹いてみたいです(そりゃどうも)」「選曲はご自分ですか?(体力勝負な部分があるので、先生は勧めませんよ)」とかです。

 改めて録音を自分で聞いてみると、周囲の人が言うほど、私の音ってキレイなの?って思っちゃいました。この演奏だって、音が良い、音がきれいだ…と褒められたくらいですからね。でも、録音だと、そんなにキレイには聞こえないんだよね。録音と実演は違うのは常識だけれど、本当に私って、音色がいい奏者なのかしら…って思いました。

 まあ、終わった事をくよくよ言っても仕方ないです。また、来年、頑張ろう!

 ってわけで、続きはまた明日ね。

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2018年9月17日 (月)

フルート合宿2018 その8 音だけは褒められています

 さて、フルート合宿も三日目になりました。

 この日の朝は…全く空腹を感じませんでした。いやあ、だって、毎食毎食たらふくに食べるし、夜は夜で、宴会中はお菓子バカ食いだし、日中はほとんど動かず、やっている事はフルート吹いているか、昼寝しているか、気絶しているか(個人練習中によく気絶していました:汗)で、全然エネルギーを使わないわけで、そりゃあ腹も減らないよね。

 たぶん、この三日間で、通常の2週間程度のカロリーを摂取したんじゃないかなって思うくらいです。いやあ、食った食った…。

 歌では常に「声がデカイ」と非難される私ですが、フルートでも似たような事を門下の方々に口々に言われるようになりました。曰く「どこにいても、すとんさんのフルートが聞こえる」 少し大げさな気もしますが…。

 個人練習は、各部屋で行います。部屋は廊下を挟んで2列あります(湖側と山側ね)。一部屋は八畳程度で、そんな部屋が一列につき、5部屋並んでいます。なので、そのフロアには部屋が10部屋あるわけです。私の部屋は湖側で、廊下の入り口から2番めの部屋なのです。まあ、フルートの演奏音が聞こえる…と言われても、両隣の部屋とか廊下ぐらいなら、何とか理解も出来ますが、山側の部屋の人たちからも言われるし、廊下の奥の方の部屋の人たちにも言われます。

 私自身は、自分が吹いているわけだから、確かめる事が出来ません。

 逆に他の人の演奏は…確かに聞こえないわけじゃないです。とは言え、やはり聞こえるのは、特定の誰かの演奏だけですね。と言うのは、聞こえるのは、たいてい決まった曲だからです。つまり、他の部屋には聞こえない演奏をしている人が大半で、幾人かは部屋を越えて聞こえる音で演奏しているわけで、どうも私もそんな感じで、部屋越しに、下手っぴな演奏をご披露しちゃっているようなのです。

 だからと言って、私も含めて、爆音でフルートを吹いているわけではありません。ってか、そもそもフルートって爆音出ませんから。なので、音量の大小の問題ではなく、目立つ音と言うか、耳にキャッチーな音、あるいは遠鳴り云々の話になるのかなって思います。

 なので、自分の曲を演奏している時はもちろん、ちょっと遊び吹きをしていると、その後に「すとんさん、○○を吹いてたでしょ?」って言われます。はい、そのとおりです。さらに「しばらく音がしなかったけれど、寝てたの?」とかも言われます。はい、気絶していました。

 小姑と暮らすと、こういう毎日が待っているのかもしれない…って、ちょっぴり思いました。いやあ、プライベートないじゃん、私の練習状況って、みんなにバレバレじゃん。

 まあ、私のフルートの音色に関しては、自分ではよく分からないし、録音もいずれアップしますが、そんなに大したモノではないと思ってますが、生で聞く人たちからの評判はいいです。特に、今年の音は、去年の音よりも、数段良くなっているね、お姉さま方から口々に言われるので、たぶん上達しているんでしょうね。

 ま、H先生からも、音色だけはお墨付きをいただいているわけだしね。

 で、音色はお墨付きをいただいている私ですが、褒めてもらえるのは音色だけで、H先生の私への評価は「指は動かない」「リズム音痴」「だけど音色はピカイチ」なんだそうです…ってか、それを衆人皆目の中で言われちゃう私って、ある種、いじめ? まあ、いいですが…。

 指が動かないのは練習不足です。それこそ、毎日タファゴベでもやっていれば、門下の皆さんのように指が動くようになるだろうし…門下の皆さんは、マダムな方でも、目にも止まらない速度で真っ黒な楽譜を吹いちゃうくらいだから、確かに私の指の動かなさと不安定さは、とっても目立つわけです。それでも「去年より、上達しているじゃん」ってお姉様方に言われるのは、ちょっぴりうれしいです。

 リズム音痴…って、基本が声楽な私から見れば、器楽の人たちって、音程にせよ、リズムにせよ、精度がむっちゃ高くないですか? 例えて言えば、私は自然数の世界にいるのに、お姉さま方は、小数第2位で丸めた世界にいる感じ? 私の百倍ぐらい細かな世界で音楽やっているって感じがするんだよね。例えば、アンサンブルの練習していると、私が「まあ、合っているじゃん」って思っていても、他の人たちは納得していないって、よくあるわけです。「音の頭が揃っていない」とか「3拍がちょっと速い」とか「2拍目の8分音符がちょっと短い」とか、うへえ細かいじゃん…って感じです。その程度の時間の長短は、ノリじゃないですか?

 私とはだいぶ感覚が違うんだよね。あと、皆さん、メトロノーム大好きです。それも規定のテンボ(4分音符基本)で鳴らすんじゃなくて、8分音符とか16分音符で鳴らすんだよね…。それが日常の人たちに囲まれていると、リズム音痴って言われても「はい、音痴でございます」って言わざるを得ないよね。

 そんな感じですから、うっかりすると「ああ、私ってダメだよね」と心が折れてしまいそうですが、その一方で皆様から「音は良いね」と言われるので、なんとか心を折らずに済んでいます。いや、むしろ、天狗になっているかも(爆)。

 同室のFさんが言うには「去年は風のような音で吹いていたけれど、今年はやけに艶っぽい音で吹いていて、この人、こんな音色が出せるんだ…って思ったよ」との事です。いやあ、それは褒めすぎでしょ。でも実際、録音を聞くと、全然そうじゃないんだけれどね。

 続きはまた明日。

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2018年9月16日 (日)

フルート合宿2018 その7 音楽演奏は、目的ではなく手段なんです

 二日目の宴会も、結局、最後は私とH先生のサシになってしまいました(笑)。この日も色々と語り合いましたが、ネットには一つの話題だけ書いておきます。

 それは“音楽的な演奏って何?”って話から始まりました。

 H先生は、若い時は、近代フランスの笛曲をバリバリ吹く人だったそうです。すっごいテクニシャンだったそうで、当時は自分が世界で一番フルートが上手いと思っていたそうです。まあ、若手のミュージシャンなら、それくらい強気じゃなきゃ、プロはやれないわな。

 で、そんな腕自慢だった若い先生がヨーロッパに渡ったわけです。出稼ぎ半分、勉強半分って感じだったそうです。つまり、現地でのフルート仕事をたくさんしたそうですが、その仕事の合間を縫って、しっかり勉強もしてきました…って感じだったんだそうです。

 ちなみに、あちらではクラシック系音楽家と言うのは、日本とは違って、自由営業ではなく、許認可制なんだそうです。で、先生はあちら基準の“プロのクラシック系フルーティスト”の基準をクリアしていたので、現地で働けたってわけで、普通は日本からの留学生には許認可はおりないので、音楽家として働くことはできないのだそうです。

 まあ、それはともかくです(笑)。

 ある日、シュテファン大聖堂(ウィーンにある教会。付属のオーケストラと合唱団を持っている…ってくらいに、大規模な教会なのです)に行き、そこでバッハを聞いてしまったんだそうです。

 演奏テクニック自体は、プロとして平凡クラスだったそうですが、とにかく若き日のH先生は感動してしまったんだそうです。その時に感じたのが「音楽って素晴らしい」ではなく「神様っているのかもしれない(H先生は平均的日本人で非宗教的な人です)」って思ったんだそうです。つまり、音楽に感動するのではなく、音楽を媒介として、作曲家が伝えたかったもの(バッハの場合は、当然、神への信仰)をダイレクトに感じてしまったんだそうです。

 バリバリのテクニックで音楽を聞かせて「どうだ、すごいだろ!」ってわけではなく、いや、そういう演奏って、本来のあるべき音楽の演奏とは、少し違うんじゃないかって思ったんだそうです。音楽はあくまでも手段であり、媒介であって、音楽を演奏する事で伝えたい思いが作曲家にはあるわけで、だから音楽を作曲しているわけで、演奏家は、それをより分かりやすく伝えていくのが、本来の仕事ではないのか…って思ったんだそうです。

 つまり、テクニックでバリバリ演奏していく事に違和感を感じたそうなのです。

 H先生は、それ以降、楽譜を単なる演奏の指示書ではなく、楽譜に書かれた奥にあるものを考えて、真面目な気持ちで演奏していくようになったのだそうです。若い時は「俺、すげえだろ!」だったそうですが、そんな経験をした後は、作曲家に奉仕していく演奏家になろうと勉強を始めたんだそうです。

 若い時は近代フランスの笛曲をバリバリ吹いていた先生ですが、それ以降、何となく避けていたバッハを正面から取り上げて演奏するようにしたんだそうです。で、バッハって、学べば学ぶほど音楽が深くて、演奏そのものは、そんなに難しくはないのだそうだけれど、音楽で伝える事がとても難しくて、またそれがとても楽しく感じるようになったんだそうです。

 深い話だなあ…って思いました。こういう話を直に聞けるのも、合宿の良さです。

 続きはまた明日。

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2018年9月15日 (土)

フルート合宿2018 その6 ピアニストさんとのレッスンでした

 さて、フルート合宿も二日目です。二日目のレッスンはH先生抜きで、ピアニストさんと二人きりで行いました。

 今回のピアニストさんは、例年とは違って、かなりの腕の方で、今は某G大の教授様なのです。もちろん、長くウィーンで 演奏家として働いていたので、日本に帰ってくるなり、某G大の教授ってのも、まあアリなんだろうなあって思いました。ちなみに、私達の合宿には、ほぼ趣味の感覚ってか、H先生に誘われて、おもしろそうだから引き受けた…って話です。コンクールの審査の合間の息抜きで引き受けたそうです。

 で、そんなピアニストさんとマンツーマンのピアノ合わせ…ってか、ほぼピアニストさんによるレッスンが始まりました。もちろん、私とのレッスンの前に、H先生とピアニストさんの事前打ち合わせがあって、そこで決めた方針で私へのレッスンがなされるようです。ちなみに、H先生は、私のレッスンをピアニストさんに任せ、その時間、別の場所で、別の生徒さん(孫弟子さんたち)のレッスンをする…って寸法でした。

 最初に直されたのは、テンポ設定です。私の腕を考えた時に、もう少し早めのテンポの方が音楽的に演奏できるんじゃないかって話で、実際にやってみたら、確かにピアニストさんに提案されたテンポの方が緩急がつけやすくて、より音楽的に吹けそうでした。

 H先生からは、強弱の差はなるべく付けずに淡々と吹きなさいと言われていますので、音楽的な色合いは、強弱の差ではなく、緩急の差で付けなきゃいけないわけで、それを考えると、今までよりも速いテンポの方が良いわけです。

 ブレスの位置も考え直しました。理想的な位置でブレスが取れれば、それが一番だけれど、現実的な位置でブレスを取らないと、全体の演奏が崩れてしまうわけで、その理想と現実をどう折り合いをつけていくか、そこらをピアニストさんと相談して決めました。もちろん、理想的ではない位置でのブレスは、ピアノで音楽的にカバーしてもらわないといけないわけだしね。

 ところどころのフレージングもピアニストさんの提案を受け入れてみました。教えてもらうというよりも、二人で音楽を作っていく…って感じのレッスンでした。

 後は、ここで相談して決めた事を、ちゃんと実行できるように、さらに個人レッスンに励むわけです。

 お昼をはさんで、午後の休憩時間は、また昼寝です。とにかく休憩時間は寝る事に専念している私です。

 昼寝から目覚めたら、二日目のアンサンブルの練習です。やっぱりピアニストさん抜きで練習です(ピアニストさんは忙しいのです)。まずはフルートだけで音楽を成立させないといけないってわけです。

 どうやっても、規定のテンポでは演奏できません。無理して規定のテンポで演奏するよりも、多少ゆっくりでも、確実に吹けるテンポで行くしかありません。なんとか、このテンポで演奏してもらえるように、ピアニストさんにはお願いしましょうと、満場一致で決めました(汗)。

 とにかく、ゆっくり演奏し、和音的におかしなところは、すぐに修正していきましょう…って方針で演奏したところ、個人的なミスをして、変な音さえ出さなければ、特に問題はなさそうです。…ってわけで、個人練習を励まないといけないわけです。

 ちなみに、我々が文字通り、汗まみれに練習をしていた時に、H先生が廊下を通りかかり、演奏を聞いて、一言「全然、リズミカルじゃない」と言って去っていきました。ああ、ミスの有無以前のレベルの注意を受けてしまいました。

 そこで我々は、スタッカートを全員で揃え、もっと尖ったリズムで演奏しようと心に決めたわけです。

 で、残りの時間はひたすら個人練習に励んだわけです。

 この続きはまた明日。

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2018年9月12日 (水)

フルート合宿2018 その5 楽器選びの話

 一日の最後は宴会です。最初は全員で、やがて一人抜け二人抜け、男だけの宴会になり、そこからも段々抜けていって、最後は私とH先生のサシになりました。

 色々と楽しい話をしました。その時にした話のうち、ネットに上げても面白そうな話を一つだけ書きます。

 それは楽器選びの話です。

 H門下では、楽器選びには必ずH先生がからみます。H先生が、その人のキャラクターを考えて、最善のモノを薦めるというやり方です。もちろん、お店も紹介するけれど、先生はマージンをいっさい取らない代わりに、その分を割引にしてもらう事にしているので、生徒さんも大きな割引価格でフルートを購入できるので、生徒さん本人も、H先生も、お店も、それぞれwin-winになるわけです。

 また、フルートを買い替えて、吹かなくなったフルートも、お店に中古で下ろすのではなく、先生が次の吹き手を、門下生の中から、探してくれるそうです。そうする事で、旧オーナーはお店に下ろすよりも高い値段で楽器を売る事が出来るし、次のオーナーさんはお店で買うよりも安い値段で楽器を手に入れられるわけです。もちろん、先生は生徒さん同士を引き合わせるだけで、別に仲介はしないそうです。だから、先生への謝礼は不要なのです。ただ、先生が間に入る事で、間違いのないフルート選びができるわけです。

 なぜ、こんな話を始めたのかと言うと、一昨年、同部屋だったNさんのフルートの音が、今年、すごく良くなったので、それを話題にしたところ、実は彼のフルートをH先生が選んで、購入したという話になったわけです。もっとも、Nさん自身に「何買ったの?」と尋ねても「先生に任せたから、よく分からない」という感じだったんですけれどね。(ちなみに、予算と相談して、ムラマツの頭部管銀のフルートになったんだそうです)

 H先生はご自身がムラマツユーザーでもあり、ムラマツとは強力なコネクションがあるわけなんだけれど、誰もがムラマツに向くわけではないので、生徒さんにはムラマツ以外のフルートも結構薦めるんだそうです。逆に言えば、特に問題なければ、ムラマツを薦めるって事です。

 「ちなみに、ムラマツ以外だと、どのメーカーを薦めますか?」 大体は、ハンミッヒか、パウエル。国産ならアルタスになるそうです(ほぼ、先生の趣味です)。

 ちなみに、門下の中にはH先生に相談せずにフルートを買っちゃう人もいるそうですが、そういう人は、自分の憧れを優先して、自分に合う合わないとか考えずに買っちゃうんだそうです。先生がおっしゃるには「バリバリ吹きたい人は、私に相談しないんだよねえ…」との事です。まあ、それは分かるような気がします。先生は、フルートに機能性よりも音色を求めていく人なんだよね。だから、その人のキャラクター…つまり奏者の音色を活かす方向のフルートを薦めるわけだけれど、バリバリ吹きたい人は、自身の音色を活かす方向ではなく、スポーティーな音色になる楽器を求めるわけで、そうなるとH先生とは意見が異なるわけだ。なので、腕っこきのお弟子さんたちは、先生に相談せずにフルートを購入しちゃうようです。

 ちなみに私は当然H先生に相談せずにフルートを購入した人(もちろん、前の笛先生には相談しましたよ)だけれど、それを先生に言ったところ「あなたにはアルタスが合っているね。アルタスの巻き管はゴールの一つだよ。あなたはもう楽器を買い換える必要はありません」…って言われちゃいました。私のフルートは別に巻き管じゃ無いんだけれど…先生、アルコールが入っているせいか、ちょっと誤解しているみたいだけれど、まあ、私には今の楽器がすごく合っているって事だけは確かみたいです。ちなみに、私のフルートは、頭部管のカットが絶妙で、とても良いそうです。なかなかあれだけの頭部管は滅多にないそうです。大切にしなさいとも言われちゃいました。

 確かに私のアゲハ(フルートの名前です)は、お店で吹き比べた同じアルタスの同じモデルのフルートたちとは、ちょっと違う音色がするものね。そこは個体差って奴だろうけれど、私は当たりを引いたみたいです。

 閑話休題。先生は基本的に、14K以上のゴールドフルートは、プロを含め、門下生たちには薦めないそうです。なぜなら、14K以上のゴールドフルートは体力勝負の部分があるし、オーケストラプレイヤーでも無い限り、まず14K以上の楽器は不要だからなんだそうです。逆に言えば、オーケストラで働いているプロのお弟子さんには14Kのゴールドを薦める事もあるそうです。

 ちなみに、ゴールドを薦める時は、一般的に販売されているゴールドフルート(薄管です)ではなく、必ず注文で厚管にさせるんだそうです。いくらゴールドでも薄管なら、まだシルバーの方があれこれ勝っているというのが先生の持論なわけです。オーケストラの中で仕事をこなすには、ゴールドの厚管が必要になってくるわけだけれど、それを吹きこなせるだけの体力が無いなら、ゴールドの薄管よりもシルバーの方が良いって考えるようです。

 また、ゴールドには14Kと18Kがあって、音色の差もあるけれど、門下生にゴールドを薦める時は必ず14Kを薦めるそうです。これは主に経済的な理由からだそうです。まあ確かに、18Kの厚管なんて、いくらするか想像するだけで怖いしね。

 ちなみに、H先生ご自身は、バリバリ稼いでいる事もあって、14K厚管と18K厚管を持っていて、普段遣いは14Kの方で、18Kは仕事で使うんだそうです。

 セレブで体力的にキビシイ人たち(具体的に言えば、マダムな方々)には9Kのゴールドフルートを薦めるんだそうです。と言うのは、9Kはシルバーよりも吹きやすくて、体力の無い人にはお薦めなんだそうです。体力は無いけれど、お財布も軽めな方には、総銀フルートは薦めずに、頭部管銀のフルートを薦めるそうです。つまり、先生の中では、9Kフルートと頭部管銀フルートは、同じ位置にある楽器のようです。

 つまり、大抵の生徒さんには、ムラマツの総銀フルートを薦めるわけです。

 ムラマツの総銀フルートと言うと、ドゥローンのDSとソルダードのSRの2種類あるわけだけれど、先生が薦めるのはDSの方です。曰く「SRを吹きこなすのは大変だよ。とてもアマチュアの手には負えませんよ」との事です。SRを買うお金があっても、DSの方が幸せになれるそうです。

 ハンミッヒなら銀の薄管だそうだけれど、この楽器は人を選ぶそうで、滅多に人に薦める事はないそうです。パウエルならハンドメイド。アルタスは総銀の巻管が良いそうです。

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2018年9月10日 (月)

フルート合宿2018 その4 合宿開始です

 長野から第三セクターの電車に乗って、合宿所の最寄りの駅まで行き、そこからは迎えのバスに乗って合宿所に到着しました。

 合宿所は、いつものお宿です。ホテルと名乗っていますが、実質的には民宿に毛の生えた程度の施設ですが、まあ文句は言いません。

 関東地方も暑いけれど、こちらも暑い…。避暑ってわけには参りません(涙)。

 さっそく各部屋に分かれて個人練習開始です。今年も昨年同様、Fさんと同部屋です、よろしく。とにかく、日頃の練習不足もあるので、やっためたらにフルートを吹きまくりました。吹く曲は、発表会で吹く『ヴォカリーズ』と『エンターティナー』が中心です。とにかく、指の回らないところを重点的に何度も何度も繰り返して練習します。

 やがてH先生に呼ばれてレッスンです。とは言え、すでに何度もH先生からはレッスンを受けている(当たり前か)ので、専らピアニストさんとのピアノ合わせがメインのレッスンです。

 まずは私が決めたテンポで2回通しました。苦しいです。そもそもフレーズが長くてつらい上に、私は気管支炎であっちこっちが腫れていて、ブレスが長持ちしません。その上、吹き過ぎを先生から注意されているため、息を抑え気味にしていると、今度は息が余るわけです。息が余っても、それは酸欠の空気だから、いくら肺の中に空気が入っていても、苦しいのです。とにかく息を吐かないといけないのだけれど、曲中には溜まった息を吐き出せるようなチャンスはなかなか無いため、結果的に、肺に悪い空気がたっぷり溜まったまま、新鮮な空気が吸えず、徐々に酸欠になってしまいます。苦しいけれど息が吸えない…やがて演奏中に発汗しはじめ、意識が飛びそうになります。やばいです。

 とにかく、次のレッスンまでに対策を考えておかないといけません。

 咳のしすぎで腹筋が痛いです。フルート練習では長時間立っているので、やがて腹痛がし始めます。やむをえず、途中からイスに座って練習をするようにしました。なんか、負けたような気がしますが、これで腹痛を起こさずにフルート練習が出来るようになりました。演奏中は、イスに軽く腰掛けるに留めますが、フルートを吹いていない時は、じっくり深く腰掛け、背もたれにカラダを任せて、休息に励むようにしました。

 午後の休憩時間は、みんなフルート練習を止め、それぞれに自由時間を過ごすわけで、湖でボートに乗ったり、かき氷やアイスを食べに出かけたりする人たちがいますし、私も昨年まではこの時間にポケモンGOをしていたわけですが、今年は体調不良もあって、ひたすら寝ていました。いや、実は練習中も、時々意識を失って、うたた寝をしていたくらいなのですから、休憩時間は寝るしかないのです。とにかく、いくらでも寝られます。体内が腫れていると、それだけでやたらと体力を消耗するようです。

 午後の休憩時間が終わり、また練習時間が再開です。ひたすらフルートを吹きます。やがて夕食になります。

 夕食には、同宿の人たちと一緒になります。初日の同宿者たちは、一昨年度と同じ、某有名プロ合唱団の皆様でした。彼らはツアーの最中らしく、この日はこの近辺での演奏会の最終回だったようで、この日の夕食は打ち上げを兼ねていました。酒がガンガン出てきます。それを見たH先生も飲みたくなったようですが、周囲のお弟子さん達が無理やりに止めます。なんかH先生、可哀想。H先生の本日の仕事(ってのはレッスンの事ね)はすべて終わったのだから、飲ませてあげてもいいと、私なんかは思うのだけれど、我々の宴会はまだ先だからと言って、先生にお預けをしてもらったわけです。

 夕食後は、アンサンブルのメンバーに呼ばれて、初顔合わせ&軽く練習をしました。我々のグループはフルート3本+ピアノなんだけれど、ピアニストさんはまだピアノ合わせをしているようなので、ひとまずフルート組だけで練習をしてみました。

 まず分かった事は、規定のテンポでは誰も演奏できない事です。いやあ、だって速いんだもの。そこで、テンポを7割り程度に抑えて、合わせてみました。私はそれでも、あっちこっちで指がからまり、からまってしまったところは落ちてしまうので、むしろ変な音を出さずに済んで、和音的には問題ないのだけれど、演奏的にはどうだろうって感じです。

 まあ、落ちるのは私だけじゃないし、フルートの音が薄くても、ピアノは鳴っているから、細かいところは気にせずに、ゆっくり仕上げていきましょうという事で、初回の練習は終わりになりました。

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2018年9月 7日 (金)

フルート合宿2018 その2 電車移動をする私の話

 さて、フルート合宿当日です。例年のように、早朝出発な私です。通常のスケジュールよりも3時間も早く行動するためです。3時間も早く行動って、何をするのかと言えば、乗り換え地点の長野で遊ぶためです。

 昨年、一昨年は、善光寺にお参りに行った私です。今年は、善光寺側にある東山魁夷の美術館に行く予定なのでした…が、なんと、今年は昨年に引き続いて美術館はお休みで閉館なんだそうです。残念。そこで、早めに長野に行って、水野美術館を見ることにしました。

 水野美術館というのは、民営の美術館で、きのこ生産で有名なホクトの創業者の水野正幸氏が長年コレクションした日本画を公開している美術館なのです。その収蔵数は約500点で、それは実に見事なコレクションを誇る美術館なのです。

 早朝に家を出て、始発のバスに乗って、JRの駅に行って、グリーン券を買って車内に乗り込みました。で、そのグリーン券購入の時に、例によって私の操作ミス(?)なのか、目的地の大宮までのグリーン券を買えずに、なんと上野までのグリーン券しか購入できなかったのです。…ってか、不慣れな機械だったので、いちいち指差し確認していたら、その確認していた指に反応して、上野駅までのグリーン券を購入しちゃったわけです。

 対面で人間から買っていたら、絶対に間違えなかったのになあ…(涙)。

 まあ、たとえ機械相手でも、心を落ち着けて、ゆっくり操作すれば買えたのかもしれませんが、もう電車が到着する寸前にホームの販売機で買っていたため、そういうユトリもなく、そんな体たらくになってしまったわけです。

 ううむ、プレッシャーに弱い私です。これも一種の老化現象なんだろうなあ…若い時なら、絶対にしないタイプの失敗だよな(しくしく)。

 というわけで、グリーン車内の座席は、車掌さんが頻繁に来るだろう、グリーン車2台の連結部に近いあたりに陣取り、グリーン券の乗車区間の足りない分は、車掌さんと交渉するつもりでいました。もちろん、まもなく車掌さんはやってきました。事情を説明したところ、追加料金は無く、私のグリーン券を上野までではなく大宮駅までに変更してくれました。有り難い事です。

 グリーン車内は、落ち着いた静かな空間で、居心地良かったです。普段はグリーン車なんて使わない私ですが、一人旅なので指定席の方が都合が良い(自由席だと、ちょっと席を離れた途端に私の座席は無くなっちゃうからね)事と、荷物が多かったのと、90分というやや長時間乗る事も考えてグリーン車にしました。

 まあ、東京まで自由席で行って、そこから新幹線に乗るのと、大宮までグリーン車で行って、そこから新幹線に乗るのと、時間的にも金銭的にほぼ変わらなかったので、普通車の中で快適に過ごせるグリーン車利用を昨年から選択している私なのです。ま、旅行では、こういうちょっとした贅沢も楽しいものです。

 ところで、グリーン車利用の件ですが、上野から乗り込んで、赤羽で降りた老夫婦がいた事にビックリ。上野から赤羽なんて、たったの2駅じゃん。時間にしても20分ぐらい? そんなところでグリーン車? いやあ、私には出来ない芸当だ。

 まあ、そんな感じで大宮まで行って、在来線のグリーン車から新幹線に乗換えて、長野に向かったわけです。大宮-長野間って、新幹線で1時間。たったの一駅なんだよね。いやあ、長野も近いね。

 で、尾籠な話で申し訳ないのですが、今回、色々と体調不良なままで合宿に参加した事もあって、トイレには頻繁に行かせてもらったわけだけれど、電車のトイレってのは、これで結構便利な存在でした。駅とかビルとかのトイレだと、大きな荷物を引きづって入らなければならないわけで、これは一人旅だと、結構な大仕事だけれど、電車(無論指定席)ならば貴重品だけ持ってトイレに行けばいいので、ほんと楽でした。グリーン車のトイレは狭くて大変だけれど、利用者が少ないし清潔でよかったです。新幹線のトレイは、広くて立派。すごいすごい。長野では、駅のコインロッカーに荷物を預けて身軽になったので、トイレには不自由しませんでした。後は…とにかく我慢だな。一人旅ってのは、コレで案外不便なんだよ。

 あと、助かったのは、新幹線にはスマホの充電が出来るコンセントサービスがあって、利用させてもらったって事です。いやあ、ありがたかった。

 そんなこんなで、長野に到着した私でした。

 続きはまた明日。

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2018年9月 6日 (木)

フルート合宿2018 その1 新幹線の切符を買ってみた

 今年もフルート合宿の季節がやってきました。

 今年の記事は新幹線の切符を買うところから始めてみたいと思います、と言うのも、これが私にとって新しい体験だったからです。

 「今まで新幹線の切符を買ったことがないの?」

 いえいえ、昨年も一昨年も自分で新幹線の切符は購入したし、仕事で何度か新幹線になってますから切符そのものは購入しています。でもね…って話です。

 普段の私は、仕事で新幹線…に限らず、飛行機でもなんでも交通機関を使用する時は、出入りの旅行会社に電話をかけて、私を担当者する方がいらっしゃるので、その人に事情を話して、切符を手配してもらっています。だって、あれこれ切符を購入したり宿を予約したりって面倒くさいじゃない? プライベートな旅行の時も宿の予約が必要な時は、たいてい担当の方に頼んじゃってます。その方が楽だし、良いお宿を予約してもらえるし…ね。

 でもフルート合宿は、ほんと、行き帰りの新幹線だけなので、彼の手を煩わせることもないだろうと、自分で購入しているわけです。

 一昨年は、みどりの窓口(スカスカでした)に行って、窓口にいる係員さんにあれこれ教えてもらいながら、新幹線の切符を購入しました。その方が間違い無いしね。でも、言うがままに買ったので、あまり多くのことは学べませんでした。その時に私が学んだことは…新幹線を下りて、合宿所の最寄りの駅までのローカル線は…かつては国鉄の鉄道だったのに、今では第三セクターの鉄道で、いわゆる私鉄扱いだから、みどりの窓口では切符が買えないって事を学びました。ちなみにこの時は私、その旧国鉄の部分は、てっきり全部東北本線だと思って、東北本線の歴史的なあれこれも学びました。私にとって、上野発の列車は全部、東北本線って認識なんだよね(実は東北本線+高崎線+信越本線でした)。

 昨年も一昨年同様に、窓口で係員さんと楽しく会話しながら切符を購入しようと思って、みどりの窓口に行ったら…なんと激混み! 窓口まで長蛇の列ができていました。「こりゃ、大変だな…」と思っていたら、つかつかと会場整理とおぼしき係員さんがやってきて、私に用を尋ねます。新幹線の切符を買いに来たと言ったら、みどりの窓口ではなく、その横にある券売機に案内されました。新幹線の切符って、別に係員さんと対面で販売してもらわなくても、券売機でも買えるんだね(知らなかったよ)。

 で、券売機前で立ち尽くしている(この手の券売機は初体験だったんです)と、さっきの係員さんがやってきて、矢継ぎ早に質問をしてきました。「どちらにおでかけですか?」「新幹線は、どの駅から乗りますか?」「座席は窓際でいいですか?」などなどです。で、問われるままに答えていたら、切符が手に入れられました。私の代わりに係員さんが券売機の操作をしてくれたんですね。親切半分、混雑解消半分で、不慣れな私の代わりに購入手続きをしてくれたわけです。この時に私が学んだのは…新幹線の切符は券売機で買える事、券売機で購入すると面倒な書類を書かなくて済む事でした。

 なので、今年は自分ひとりで券売機を操作して新幹線の切符を購入しようと勇んで出かけたわけです。

 「今どき、みどりの窓口で切符を買うの?」

 最近は、新幹線のチケットぐらい、ネットで予約したり、購入したりできるそうですね。その方が便利だし安価なんだそうだけれど、私は昔気質な人なので、やっぱり窓口で切符を買いたい人なんです。本音で言えば、券売機ではなく、駅員さんから直接買いたいくらいの人なんです。なので、みどりの窓口に行きたいのです。

 で、行ってきました、みどりの窓口。私が行った時は、人がほとんどいなくてスカスカでした。直接窓口に行っても良かったのですが、しかし私は、昨年購入した券売機にチャレンジする事にしました。

 日時はOK。次に乗車予定駅の選択画面で、最初に凍りつきました。だって、いくら見ても、乗り換え予定の大宮駅がないんだもの。

 最初の年は東京から新幹線に乗った私でしたが、昨年は学習して大宮から乗ることにしたのです。だって、その方が安いんだもん。で、浮いた分で、大宮までグリーン車に乗れるじゃん。東京まで普通車に乗って、広い東京駅でウロウロしながら乗り換えるより、大宮までグリーン車に乗って、乗り換えに便利な大宮駅で乗り換える方がいいじゃん。だから大宮駅で乗り換えたいのです。なのに、東京駅はあるのに、大宮駅がないんです。いやあ、フリーズしちゃいました。

 しばらくして、画面が東海道新幹線だった事に気づきました(笑)。うむ、私、長野に行くんだから、東海道新幹線じゃないよな。と言うわけで、東北新幹線を選んで、大宮駅をチョイスします。で、次は到着駅を指定するんだけれど…長野駅が無い! またもパニックになる私。茫然自失としている私の眼の前で、突然券売機がブラックアウトし、やがて初期画面に戻りました。

 あまりに長い時間フリーズしていたので、券売機がリセットされてしまったようです。

 再び同じ事を繰り返して、到着駅を選択する画面で、ふと、上越新幹線のタグに気づき…もしかしたら…という気持ちを込めて、それを選択すると、長野駅がありました。そうなんです、長野駅は上越新幹線の駅だったのです。でも、それを知らず、ついさっきまで長野は東北新幹線だと、なんとなく思っていたわけです。

 長野は東北なわけないよね。長野は中部地方。冷静に考えれば分かるのに、ダメですね。

 新幹線の座席も行きはスキスキなので、自由に選べましたが、帰りはもうほとんど座席が無いそうで、券売機に勝手に決められてしまいました。まあ、乗れるんだからいいか。

 で、新幹線の切符を買ったら、次に乗車券まで売ってくれたのにはビックリ。まあ、新幹線の指定席券だけじゃ電車に乗れないんだよね、へへへ。

 これで安心。新幹線に乗ってフルート合宿に行けます。あとは行き帰りのグリーン券だけだけれど、それは当日、駅のホームで買えば良いので安心しています。

 切符を買った後、いつもの酒屋に行って、ウィスキーを買いました。そうです、私は合宿に手土産としてウィスキーを買って持っていくのですが、毎年買っているウィスキーがありませんでした。なんでも、ウィスキー全体が売れすぎて(朝ドラ『マッサン』の影響だそうです)、各メーカーとも、五千円程度の中価格帯のウィスキーの販売を中止してしまったのだそうです。今あるのは、国内有名ブランドだと、最高級品とハイボール用の安酒ばかりなんだそうです。なんか残念。海外ブランドとか国内無名ブランドはたくさんあるんだけれど、よく分からないモノを買うほどの勇気は私にはありません。仕方ないので、中価格帯のハイボール用のグレーンウィスキーを購入しましたが、みんな喜んで飲んでくれるかな? ちょっと心配。

 続きはまた明日。

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2018年9月 5日 (水)

フルート合宿2018 その0 フルート合宿の前日に、フルートのレッスンに行ってきたわけです

 さて、今回からは、8月の上旬に行われたフルート合宿の記事を連載したいと思います。時間を一ヶ月ほど逆上りますが、ご了解くださいませ。

 で、フルートのレッスンに行ってきました。もちろん、一ヶ月ほど前の話です。なにしろ、今回のレッスンは、フルート合宿の前日に行われたレッスンの記事なんですから(笑)。

 まずはロングトーン練習。音はすっごくバッチリ。しかし、息苦しいです(涙)。この頃の私は気管支炎を患っていて、ノドが腫れているわけだから、症状的には喘息と同じで息苦しいです、つらいです。

 さて、エルステユーブンゲンは全く暗譜してません…どころか練習すらしていませんので、あっちこっちミスブローをしてしまいました。簡単な曲なのに…ダメじゃん。とにかく、これらの曲は合宿が終わったら、本格的に暗譜しましょう。

 プチエチュードは19番です。この曲はばっちり練習してきましたよ。なんとか合宿前に合格してやる~!という強い意志を持ってレッスンに臨みましたが…やっぱりあっちこっちミスブロー。ああ、いかんですたい…。先生は「まあ、これだけ吹けていれば良いでしょう…」と言って、甘々だけれど合格(終了?)をくれました。やったねー。これで合宿では、次の曲である20番に取り組めます。頑張ろ!

 40リトルピーセズは、今回は課題曲がありません。次の15番を合宿中に譜読みしておくんだい!

 で、合宿の課題曲であるヴォカリーズは、まあまあ吹けるんです。でも、ミスブローをしちゃうんです。それは、練習不足からくる不注意と、息苦しさから来る不注意と、楽譜がよく見えないために発生する不注意と…とにかく、不注意でミスっちゃうんです。ああ、怖い。実力的には十分に吹けるのに…本番が強い人なら心配ないのだけれど、どうやらフルートに関しては、さほど本番に強くない…と言うよりも、本番に弱い私なので、とてもとても心配です。

 心配と言えば、合奏曲であるエンターティナーです。これは合奏曲なので、H先生はレッスンでは見てくれません。自分で練習して、合宿に行って、演奏仲間と合わせて仕上げるのですが…私、自分のパートが吹けません。合宿前日なのに吹けません、どうしましょ?

 吹けないと言っても、全く吹けないわけではなく、速さに対応できていないのです。つまり、私が譜面を読める速度よりも、演奏の速度の方がうんと速いんです。これがソロ曲ならば、ゆっくりしたテンポで吹いちゃうのですが、合奏曲だし、ファーストの人に合わせて吹くんだろうけれと、たいていファーストの人って、お上手な方だから、容赦ない速度で行くんだろうし…ああ、どうしましょう。とにかく、合宿に行ったら、暗譜(たぶん無理)と速い速度に指を慣らす(こっちはなんとかなるかも)ので乗り切りたいと思います。

 ああ…。

 今回の雑談は…当然、明日の話。合宿にはどうやって行くの?って尋ねられました。もちろん、私は新幹線で行って、長野で遊んでから、現地に向かうことに毎年しているので、今年もそういう流れで行くんですよって話をしました。先生はそれをうらやましがっていましたね。

 先生は車で行かれるんです。車は移動は楽だけれど、途中で遊ぶわけにも行かないし、なによりもお酒を飲んだり、美味いものを食べながら現地に向かうってわけにはいかないが、とても残念なんだそうです。それに運転って疲れるし…ね。

 でも、重い荷物をもって電車を乗り換えるのは…若い時はよくやられたそうですが、もうやりたくないので、途中がつまらなくても車で行くしかないんだよ…って事です。まあ、そうかも。私も移動だけを考えたら、絶対に車の方が楽だと思うしね。

 ちなみに、今年はとても暑い夏ですが、例年は涼しい高原地帯も、かなり暑いんだそうです。だから、今回の合宿先も…きっと暑いよって話です(実際、メッチャ暑かったです)。ああ、それはつらいね、覚悟を決めないといけません。

 ってな、やりとりをして、いよいよフルート合宿に突入したわけなんですよ。と言うわけで、明日からフルート合宿の話をします。

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