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  •  7月も中旬なのに、まだ梅雨があけない…。そろそろあけてもいいのに、全然気配すらなく、余裕で雨空が続いてます。
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カテゴリー「ラ・フォル・ジュルネ」の記事

ゴールデン・ウィークになると見に行く音楽祭の話です

2019年5月20日 (月)

LFJ2019 その10 鈴木慶江さんのコンサート

 訳の分からない民族音楽を聞いた後は、東京国際フォーラムを後にして、京橋に向かいました。京橋のホテルで行っているエリアコンサートを聞きに行きました。

ソプラノコンサート
 京橋エドグラン 地下1階大階段
 鈴木慶江(S)、北原照久(ナビゲーター)

 1)アメージンググレイス
 2)ディズニー プリンセスメドレー
 3)シューベルトのアヴェマリア
 4)瑠璃色の地球
 5)カッチーニのアヴェマリア
 6)宇宙のファンタジー~威風堂々
 7)Time to say goodbye
 8)乾杯の歌(アンコール)

 場所は、京橋エドグランと言うホテルの地下広場ですが、客席部分は、その地下広場に至る階段なんです。外の公道から地下広場に降りる階段ですから、ほぼ吹きっさらし状態です。階段は石で出来ています。ホテル側がクッションや毛布を用意してくれますので、風がビュービュー吹いていたけれど、寒くて困る事はないのだけれど、これで雨が降ってきたら…濡れるなあと、ちょっぴり心配しました。

 まあ、無料コンサートなので、贅沢は言いっこなしです。

 肝心のコンサートですが、歌手と、ナビゲーターという名の司会者がいるだけで、ピアニストさんはいませんでした。会場は石造りの空間なので、音はよく響きます。実際、1)はマイク無しの伴奏無しのスタイルで歌われましたが、それで音響的には十分でした。しかし、やはり伴奏が無いのは、音楽的な広がりが失われますので、2)以降ではカラオケ伴奏で歌われました。伴奏がカラオケなので、その音とミックスする必要もあるのでしょう、歌もマイク使用となりました。オペラ歌手の声って、マイクを使うと、声の美しさのひだのような部分が失われてしまうんですよね。たぶん、声の微妙なところまでは、うまく拡声できないのだろうと思います。せっかくの鈴木慶江さんの美声を堪能できないのは残念でした。

 1曲歌うごとに、鈴木慶江と司会者のトークが挟まれるのですが、あれは一体、誰得なんでしょうね? トーク部分はつまらないというよりも、不愉快でした。有名人どうしの内輪話のような話ばかりで、うんざりしました。内輪話なら楽屋でやって欲しいものです。観客目線でトークができる司会者さんにお願いするか、いっそ司会者無しでやってくれればよかったのに…。

 司会者のギャラで、ピアノをレンタルしてピアニストさんを準備した方が、客的にはうれしいし、歌手的にも有難かったんじゃないかな? 次からは主催者さんに頑張ってもらいたい部分です。クラシック歌手がカラオケで歌うなんて、なんか悲しいでしょ?

 2)は、こういう無料コンサートでは、幅広い客層を相手にしないといけないので、これはこれでアリでしょう。ただし、ディズニーソングはポピュラーソングですから、オペラ歌手の歌声が曲に合っているか…と言うと、私はかなり疑問を感じました。

 3)は、再びマイクカラオケ無しで歌っていました。とてもよかったと思います。

 4)松田聖子の歌です。カバー曲と言うよりも別物でした。歌謡曲ではなく、日本歌曲として聞けば、これはこれでアリですが、カバーとして聞けば、圧倒的にオリジナルの松田聖子の勝ちです。歌の上手さなら鈴木慶江に軍配が上がるでしょうが、歌って上手さだけじゃないからね。特にポピュラーソングでは個性が大切なわけで、松田聖子の圧倒的な個性がこの歌の良さを支えているわけで、松田聖子を超える個性が無いと、なかなかカバー曲としては成功しません。

 あと、これは辰巳真理恵さんの時も感じたのだけれど、ソプラノの高い声と日本語は、相性が悪いのかもしれません。もっとも鈴木慶江さんの場合は、何を言っているのか分からない…なんて事はありませんでした。きちんと歌詞は伝わりました。それでも聞きやすい日本語かと言われると、返事に窮します。そこが松田聖子とは違います。松田聖子は歌詞うんぬんではなく、歌の世界を彼女の人間性を通して、きちんと伝えてくれますからね。

 考えてみれば、オペラでも、ソプラノの高い声は、歌詞をのせずに、母音だけで歌われることが多いわけです。歌詞を歌っているのなら、たとえ自分が高い声のソプラノであっても、あまり高い声は使わない方が良いのかもしれません。ソプラノの高い声は、言語伝達には向いていない、楽器のようなモノなんだろうと思います。

 実際、ポピュラー歌手って、女声であっても、そんなに音域は高くないしね。言葉を伝えたいなら、ソプラノの高い声は向いていないのかもしれません…ってか、ソプラノさんは、オペラ発声では、日本語の歌は歌わない方がいいのかも。

 オペラ歌手とカラオケと言えば、カラオケ★バトルが思い浮かびます。あのカラオケ★バトルに出場されている時の、オペラ歌手の翠千賀さんは、発声こそオペラ発声のままだけれど、舞台でソプラノとして歌う時と比べると、音域はかなり低めにし、響きも減らして歌っているでしょ? あれくらい大胆なことをやらないと、ソプラノがオペラ発声で日本語を伝えるのって難しいって事なのかもしれませんね。

 5)は一般のカラオケマシンに入っていない曲なので、鈴木慶江さんが自腹でピアニストを雇って作ってきたカラオケを使用して歌っていました。歌手に自前のカラオケを作らせるくらいならば、主催者がピアニストを用意すればいいじゃん!って、思わず心の中で叫んでしまいました。

 ポピュラー歌手じゃないんだから、クラシック系の歌手さんをお呼びする時は、必ずピアニストさん同時にお呼びください>主催者様。

 マイクを使うと、歌手の声がそもそも持っているビブラートに、カラオケが電気的に付加したビブラートとエコーがかかってしまい、なんか変な声になってしまいます。聞いていると、エコーに酔ってしまう感じ…って書くと分かるかな? ディズニーとか松田聖子を歌っている時は、あまり感じませんでしたが、気合を入れて、真面目にクラシック曲を歌うと、発声もクラシック的になるわけで、それと今回のカラオケマシンの相性があまり良くなかったのでしょうね。ちょっぴり残念な感じになっていました。歌そのものは良かっただけに…ねえ。

 6)は最初は日本語で、途中から英語に歌詞が変わりました。日本語歌唱の時は、少し残念な感じでしたが、歌詞が英語に切り替わった途端に、いい感じになりました。やはり、日本語とオペラ発声は相性が悪いのかもしれません。英語の場合は、ミュージカルっぽくなるので、むしろオペラ発声は大歓迎かもしれません。そう言えば、ミュージカルだって日本で上演する時は、日本語で歌うけれど、ミュージカルの日本語って、多少不思議な響きはあるものの、十分許容範囲内でしょ? ミュージカル発声とオペラ発声、いったいどう違うんだろう?

 7)ここからアンコールです。伴奏はカラオケですが、途中から歌のメロディーを3度上げて歌っていました。そういうのって、大好きです。8)はマイク&カラオケ無しで、ソプラノパートだけを歌ってました。これはこれでアリだし、最後は生声だったので良し良しです。

 これで私の今年のLFJは終了です。楽しかったです。来年はやってくれるのかな? 年々規模縮小しているから、来年はどうなんでしょうね。もっとも、規模縮小と言っても、42万5千人も集まったそうですから、ぜひ粛々と継続していってほしいなあと思います。ほんと、よろしくお願いします。

 

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2019年5月19日 (日)

LFJ2019 その9 オペラと民族音楽

 さて、マスタークラスが終わって、ホールEに降りてきました。今しがた、コンサートが終わったばかりだと言うのに、あまり人が動きません。仕方がないので、正面席だけれど、舞台からはかなり遠くの座席をキープしました。まあ、どうせ音はマイクで拡声されるだろうから、遠くても良しとする事にしました。

 なぜ、こんなに人が動かないのかと言うと…次の演目がオペラだからでしょう。

オペラ「椿姫」(ハイライト)
 東京国際ホール ホールE
 
 丸の内フェスティバルシンガーズ&丸の内交響楽団
 岸本祐有乃(総監督・指揮)
 田中維子(演出)
 高品綾野(ヴィオレッタ)
 浪川佳代(フローラ)
 直野良平(アルフレード)
 直野資(ジェルモン)
 志摩大喜(ガストーン)
 菅生悠太(バローネ)
 平賀僚太(マルケーゼ)
 アンジェロ デ ローザ(ナレーション)

 あのホールEが満席どころか、立ち見もたっぷりいるというほどの大人気公演となりました。座れただけ私は運が良かったのかもしれません。字幕無し(解説あり)、ミュージカルマイクによる拡声付きというシステムでの演奏ですが、まあ、この会場なら、それもアリだし、解説が面白いし上手だし有名曲だし…で、字幕無しもアリって感じです。

 とにかく、すごいハイライトでしたよ。何しろ、普通に演奏すれば2時間半のオペラを50分でやろうってんだから、そりゃあ、あっちこっちバッサバッサだよね。

 この公演の主体は合唱団(丸の内フェスティバルシンガーズ)なんでしょうね。合唱が登場する場面はカット無しです。その分、アリアや二重唱がバッサリです。一番驚いたのは、三幕を丸々カットした事。え、そこでぶった切っておしまい? びっくりしちゃいました。

 合唱団はアマチュアさんですから、その出来について野暮な事は言わないでおきます。それでも女声は水準に達した素晴らしい歌唱でしたとだけは書いておきます。男声は…私は好きだよ、ああいう歌も。

 1幕や2幕で歌われたソロ系の有名曲は「乾杯の歌」と「ヴィオレッタの一幕のアリア(そはかの人か~花から花へ)」「プロバンスの海と空」ぐらいかな! テノールのアリアはカットだし「乾杯の歌」以外の二重唱もほぼカットでした。

 ヴィオレッタを歌った高品綾野さんは素晴らしかったし、フローラの浪川佳代さんも良かったけれど、他のソリストさんたちは色々と問題アリだなあと思いました。バリトンの直野資氏は全盛期を知っているだけに、その衰えぶりが、とても残念だなあと思いました。全盛期を知らなければ、これはこれでアリなんだろうけれど、若い頃と比べると…ねえ。息子さんでテノールの直野良平氏は、まだまだ勉強をしてもらわないといけません。親父さんのバーターなのかもしれないけれど、世の中には無名だけれど良いテノールなんてゴロゴロいます。親の七光りが無くなったら、かなりヤバイと思いますよ。

 まあ、それでも楽しめたのは事実です。歌の上手さはさておき、ニコニコ歌っている合唱団の人たちを見ているだけでも、こちらも愉快な気分になるものですからね。また、来年もオペラやるなら、ぜひ見たいものてす。

 で、オペラが終わると、まるで波が引いていくように、人々が去っていきました。ガラガラのホールEになったので、私はもっと前の見やすい席に移動して、次の演目まで待ちました。

地中海系民族音楽バンド
 東京国際フォーラム ホールE
 カンティクム・ノーヴム(地中海系民族音楽バンド)

 曲目不明

 とにかく、摩訶不思議な人たちが摩訶不思議な音楽をやっていました。何もしゃべらない人たちだったので、何にも情報はありません。

 見たことのない楽器を使って、聞いたことのない音楽をやっていました。最初はインド系や中東系の音楽バンドかと思ったのですが、地中海系のバンドなんだそうです。ううむ、よく分かりません。

 あえて使用楽器の説明をすると、太鼓とチェロっぽい楽器、ビオラっぽい楽器、鍵盤ヴァイオリン、お琴っぽい楽器に尺八っぽい笛、それにティンフルートだよね、あれは…。そんな楽器で奏でる音楽で、想定の範囲外の音になっていました。

 楽器の音が極めて小さいためか、どの楽器も拡声していました。歌も入りましたが、なんかよく分かりませんでした。有料コンサートでは、日本人や中国人のアーチストたちとコラボをして、シルクロードの音楽として演奏したそうだけれど、無料コンサートでは東洋人たちがいなかったので、シルクロードの片側だけの音楽になったみたいです。

 面白いか面白くないかで言えば…興味深いけれど、すぐに飽きてしまう音楽でした。私の心の琴線には触れないタイプの音楽だったなあ…。

 というわけで、続きはまた明日っす。

 

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2019年5月18日 (土)

LFJ2019 その8 歌曲伴奏のマスタークラス

 日付が変わってから帰宅して、布団に入ったのが午前2時過ぎ。8時過ぎには起き出して、あれこれやる事やって家を出て、東京国際フォーラムに到着したのは、11時少し前でした。そのまま、真っ直ぐにガラス棟の会議室に行って、マスタークラスの整理券を入手してから、お昼ご飯を食べました。メニューは昨日と同じ、吉野家さんの牛丼です。昨日は大盛り牛丼だったけれど、今日は超特盛牛丼(笑)です。なんかすごそうだけれど、超特盛と言っても、ごはんの量は大盛りと実は同じなんです。ただ、上に乗っている牛肉が大盛りよりも倍増しているってだけの話です。肉はいっぱい食べたいじゃない? なので、これに生卵をかけて、タンパク質を増やしてからいただきました。で、食べ終わると、時間的にちょうど良い感じになったので、会場に向かいました。

マスタークラス
 東京国際フォーラムガラス棟 G402
 ヨアン・エロー(伴奏ピアノ)

 1)リスト「ローレライ」

 なんと珍しい、歌曲の伴奏ピアノのマスタークラスです。なので、生徒さんは、当然ですが、伴奏ピアノの人です。もちろん伴奏だけじゃ演奏は成り立ちませんので、歌手さんも同伴です。よく、歌手のレッスンにピアニストを同伴するってのは聞きますが、ピアニストのレッスンに歌手を同伴するってのは、なかなか珍しいなあと思いました。

 例によって、先生がおっしゃったあれこれの指示の中から、私の心に響いた事柄を書き残しておきます。

 リートは歌詞が大切。この詩はハイネが作詞したもので、ローレライとは、ライン川に棲んでいるセイレーン(人魚、川の神)の事です。彼女がよくいる岩山のすぐそばは、川下りの難所で、昔は多くの船が難破したそうです。ちなみに、この岩山のすぐそばに、ニーベルングの指輪のお話の原因となったラインの黄金があったという設定になっています。まあ、そういう有名な伝説系のお話です。なので、マスタークラスの一番始めに、歌手さんが歌詞の日本語訳を読んでくれました。

 で、ピアノの演奏になりますが、先生曰く「歌詞に即して、ピアノはもっと演劇的に弾いてください」との事です。具体的に言えば、もっと神秘的に…って事らしいです。

 この曲の伴奏部分は、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に通じる部分があるので、それを意識して弾くのもアリという話です。もちろん、リストはワーグナーの義父(リストの娘のコジマがワーグナーの妻)なので、この曲の方が古い(約20年前)のだけれど、ワーグナーが「トリスタンとイゾルデ」を作曲する際に、この曲が念頭にあったのかもしれない…と思われるそうです。実際、リストとワーグナーは、お互いに影響を与え合う間柄でした。

 イントロ部分は欲望のフレーズです。セイレーンの魔的な雰囲気の中に、欲望を持った人間が飛び込んでくるのです。

 この曲にはオーケストラ版があるけれど、それは聞いたことがあるのか? と先生が生徒さんに質問をしました。音色に関しては、オーケストラ版を大いに参考にするべきとの話です。いや、参考にするどころか、自分のピアノがオーケストラになったかのように、豊かな音色で演奏するべきだとも言ってました。ピアノの音は、常にオーケストラの音色や発音の仕方を参考にするべきなんだそうです。例えば、クラリネットのフレーズなら、いきなり強い音で吹けるはずはないのだから、やさしく吹き始めて、徐々に音が強くなっていくのを、ピアノでも表現しないといけないとの話ですが…それって難しくない?。

 この曲にはピアノソロのバージョンもあるけれど、それは聞いたことがあるか?とも尋ねていました。ピアノソロ版は、歌曲のピアノよりもさらに細かな指示が書かれているのだそうです。それらの指示も頭に入れた上で演奏するべきだそうです。

 ピアノを弾いているとは言え、五線譜ばかり見ないで、歌詞もきちんと見ましょう。伴奏ピアノは、常に歌詞の世界に寄り添って弾かないといけないのです。

 一つのフレーズは、しっかりと一つのフレーズとして聞こえるように弾かなければいけません。もちろん、歌手のブレスの問題もあるけれど、音楽を延々と演奏してはいけないのだそうです。これは音楽に対する意識の問題でもあるのです。

 この曲は、基本的に霧の中が舞台なので、具体的なピアノの音が聞こえてはいけません。あくまでもピアノで霧のモヤモヤを表現しないといけないのです。歌がピアノと同じ音域で入ってきたら、ピアノはよく深くぼんやりとした霧の中に埋没していかないといけません。

 楽譜には、八分音符と三連符が混在しているけれど、その違いが聞いて分かるように弾いてはいけないそうです。その理由として、ソルフェージュの試験をしているわけではなく、ピアノで霧の演技をしているのだから、表現を優先するべきであるというのです。

 この曲は、実は舟歌なのです。

 楽譜に忠実で正しい演奏するのは、当たり前の話であり、その上で、より演劇的に、より感情を込めて演奏しないといけません。だからと言って、ピアニストが感情のおもむくままに、無闇に音楽のテンポを落としてはいけません。歌手がテンポを落としてきたら、それにつきあうのは大切だけれど、ピアニストの方からテンポを落とすのは厳禁です。なぜなら、テンポを落として苦しいのは歌手だから。ピアニストは歌手を助ける立場であって、苦しめてはいけないのです。

 同伴してきた歌手さんも、ピアニストさんと同世代という事もあり、先生は歌手さんにもいくつかのアドヴァイスをしていました…と言っても、そのほとんどは、ドイツ語の発音関係でした。歌手さんのドイツ語は、我々日本人の耳で聞くと、立派にドイツ語なのですが、ヨーロッパ人(先生はフランス人)の耳で聞くと、あっちこっち引っかかるようで、子音を中心に直していました。その違いは、カナでは書き表せないような微妙な違いなのですが、先生的にはすごく気になるようなのです。

 とにかく、歌曲伴奏のマスタークラスなんて、なかなか見れないモノですからね。とても楽しく勉強させていただきました。

 続きはまた明日。

 

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2019年5月17日 (金)

LFJ2019 その7 ディーヴァオペラ

ディーヴァオペラ
 東京国際フォーラム B7ホール

 モーツァルト「後宮からの誘拐」
  ベルモンテ(スペインの貴族):アシュリー・カトリング
  オスミン(太守の監督官):マシュー・ハーグリーヴズ
  ペドリッロ(ベルモンテの召使):リチャード・ダウリング
  太守セリム:デイヴィッド・ステファンソン
  コンスタンツェ(ベルモンテの婚約者):ガブリエラ・キャシディ
  ブロンデ(コンスタンツェの召使、英国人):バーバラ・コール・ウォルトン

 さて、お楽しみのディーヴァオペラです。今年の私は、これが見たかったんです。

 こちらのオペラは、ピアノ伴奏のオペラです。出演者はみな白人さんで、演目とヴィジュアル的に合っています。まあ、トルコ人役もいますから、オリエンタルな人がいても、リアルかもしれませんが、オペラはファンタジーですから、オール白人キャストは大歓迎です。

 大道具はほとんどありません。ついたてと、ソファと、小机と、植木4つぐらいです。実に簡素な大道具です。その代わり、衣装とかつらは、かなりきちんとしていました。なので、あまりチープな感じはしません。

 問題が大アリだなと思ったのは、原語(ドイツ語)上演なのに字幕がない事。訳詞は小冊子にして入り口で配布しているんだけれど、舞台が始まると舞台は暗くなってしまうので、小冊子を読みながらの鑑賞はかなり難しいです…ってか、小冊子に目を落としていたら、舞台の芝居が見れないから現実的ではありません。それに、LFJって、初心者向けの音楽祭のはずで、だったら字幕サービスぐらい、当然付けないとマズイでしょ?

 字幕がない…とは事前に知っていたので、私は事前にしっかり勉強しておきました。少なくとも歌詞に関しては、何を言っているのか分かる程度に、丸暗記しておきました。ただ、このオペラ、シングシュピールなので、セリフの部分があるんですよ。レチタティーヴォじゃなくてセリフなんです。で、このセリフってのは、大筋というか原案的なものは当然あるのだけれど、上演のたびに舞台監督が作っていくので、細かい部分は上演団体ごとに違っているわけです。当然ですが、ディーヴァオペラ版のセリフは、標準的なものとはだいぶ違っていました。問題は、違うのは分かるんだけれど、どう違うのかが、私のドイツ語能力では全然分からない事です。ああ、残念。まあ、ヨーロッパでオペラ見物しているつもりになって見ていました(ヨーロッパの歌劇場では、当然日本語字幕なんてないもんね)。

 しかし…暗い中、皆さんはしっかり小冊子を読んでいたようで、一斉にページをまくる音が場内に響くのも…なんか興ざめです。仕方ないけれどねえ。

 肝心の演奏の方は、実にすごかったですよ。B7というホールはかなりデッドで、正直、歌には向かない会場なので、後ろの方で見たら、また印象が変わると思います(B7ホールは縦に長くて平らなホールなので、音が聞こえづらいはもちろん、歌手たちの姿も後ろだと見えない…と思います)が、私は幸運な事に最前列でご鑑賞だったので、しっかりとオペラを堪能させていただきました。

 ディーヴァオペラという団体は、室内楽オペラの団体ですが、歌っている方々はかなりパワフルに歌っていました。モーツァルトのオペラというと、良くも悪しくも大人しめの上演スタイルが思い浮かびますが、この人たちは、特に変わった事はしないけれど、歌はかなりパワフルに歌うので、今までのモーツァルト上演とは、ちょっと印象が違いました。もっとも、彼らがパワフルに歌っていたのは、会場がデッドだったせいもあるかもしれませんが…(でないと、後ろの方まで聞こえないからね)。

 で、音量もさる事ながら、技巧的にも上手な歌手さんが揃っていました。どれくらいお上手かと言えば、歌いながら演技をしたりダンスをしたりと…誰一人として立ちん坊な歌手がいなかったんですよ。また、その演技も上手(ダンスは…まあ踊れていますよね程度でしたが:笑)

 ちなみに、このオペラ団、裏方とか合唱団とかがいないんです。ですから、大道具の移動は、出演者たちが小芝居しながら移動していましたし、合唱は、最後のフィナーレ以外はカット。最後のフィナーレの合唱(実は、格付けチェックのテーマソングとして使われています)は、合唱ではなく、出演者たちが声楽アンサンブルとして歌っていました。

 で、カットされていたのは、合唱だけでなく、アリアもあれこれたくさんカットされていました。まずもって、脇役のアリアはザックリとカットです。主役のアリアも繰り返しはカット。セリフも大幅カットです。なにしろ、普通に上演すれば休憩無しでも2時間半かかるオペラを、休憩込みで2時間にしての上演ですから、全体の1/3程度はカットしなきゃいけないのだから、そういう大胆なカットにならざるをえません。

 それだけカットしても、オペラとしてのストーリーはきちんとしていましたよ。ただ、私的には、脇役テノールのペドリッロのアリアをたくさん聞きたかったのですが、ほとんどカットされてしまったのが残念でした。まあ、脇役なんて、そんな扱いだよね。

 それにしても、出演者たちは、カットのせいもあって、ほとんど休み無く、入れ代わり立ち代わりアリアや重唱を歌い続けているわけで、これはなかなか大変なオペラだなって思いました。

 それにしても、期待を膨らませて見に行った私ですが、期待通りに素晴らしい公演で、大満足でした。このレベルのオペラがLFJで見られるなら、毎年やって欲しいと思いました。

 ただ、上演終了時間がほとんど午後11時ってのは、遠方からやってきている私にとっては、ちょっと遅かったです。まあ、終電にこそなりませんでしたが、家に着く頃は、当然日付が変わっていたんですよ。ふう。

 というわけで、私達にとっては初日のLFJは、こんな感じでした。続きはまた明日。

 

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2019年5月16日 (木)

LFJ2019 その6 ようやく東京国際フォーラムに入りました

 辰巳真理恵さんのコンサートが終わったところで、夕飯の時刻になりました。再び地下に降りて、サブウェイ(サンドイッチ屋さん)によって、ローストチキンチーズのフットサイズを持ち帰りにしてもらって、次の会場に向かいました。

 次の会場は…いよいよ東京国際フォーラムです。地下にある、いつものEホールです。私が会場に着いた時は、ちょうど前のコンサートが終了したばかりの頃だったので、空席を見つけて(それでも良い席は全然なくて、正面であるものの、少し舞台から遠い席になってしまいました)1時間ばかりある休憩時間中に、先程買ったサンドイッチを取り出して食べて待っていたわけです。で、さらに余った時間は…読書です。出先での読書では、ほんと、電子書籍は便利ですね。私はタブレットをリーダーとして使っているので、字が大きいので、老眼に優しいです。その時の気分で、読みたい本を決められるのがいいですし、読み終わっても、すぐに次の本にいけますし、なんなら、その場で本を購入することだってできるわけだしね。電子書籍は最高だよ。タブレットの重ささえ苦にならなければ(笑)。そうやって時間を潰しているうちに、次のコンサートが始まりました。

オーケストラコンサート
 東京国際フォーラム ホールE
 Ludwig Camerata(小編成オーケストラ)

 1)モーツァルト「交響曲第35番 ハフナー」

 この団体は、一体、どんな団体なのだろうか? まずオーケストラなのに指揮者がいません。それなのに演奏は息ピッタリで、練習量の多さが伺い知れます。一部の楽器を除き、基本的に立ったままで演奏をします。何か意味があるのだろうか? あと、演奏者の平均年齢がかなり若いのです。若干、中年っぽい人もいるけれど、大半が若い人たちで、中には学生にしか見えない人もいます。なんで、こんなに若い集団なんだろう? あと、小編成オーケストラと紹介されたけれど、よく見りゃ、普通の二管編成で、モーツァルトを演奏するなら標準サイズのオーケストラだよな。

 とまあ、あれこれ疑問は生じるのだけれど、目をつぶって音楽だけを聞いてみれば、とても良い演奏をしています。指揮者もいないのに、これだけの音楽を演奏できるなんて、実に面白い団体です。

 楽器に注目してみると…ちょっと年配だろうなあって思われる人は、なかなか良い楽器を手にしているように見えますが、多くの若い人たちは、かなりお手頃な楽器を使っているようです。ソリストでもなければ、楽器なんて、ちゃんとした音さえ出れば、どんな楽器でも関係ないと思うし、実際関係ありませんでした。まあ、ヨーロッパの有名オーケストラでも、団員さんが使っている楽器は、そんなに高級品ではないそうだし…ね。日本のオーケストラは、プロアマ問わず、楽器は自分持ちってケースも多く、そのために高級な楽器を使っているところが多いようです。ここもおそらくは楽器は個人持ちの人が多そうだけれど、ここはそんなにお高い楽器を使っている人は少なさそうですが、それでも演奏上の支障はなさそうです。

 それにしても、この団体、何者だったんだろ? プロなのかな? アマチュアなのかな? それすら分かりませんでした。なぞ、なぞ、なぞ…です。

 それにしても、ハフナー交響曲は(当たり前の話だけれど)どこで切り取ってもモーツァルトですね。生演奏ではなかなか聞けない交響曲なので、ちょっぴりうれしかったです。

 今回は短めの記事だけれど、この連載は、こんな感じで、まだまだゆるゆると続いていきます。続きはまた明日。

 

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2019年5月15日 (水)

LFJ2019 その5 辰巳真理恵さんのステージ

 さて、連載再開です。

 そんなこんなでお茶を飲み終えて、いい時間になった私は、上にあがり、次の公演に備えました。

ソプラノコンサート
 丸ビル1階 マルキューブ
 辰巳 真理恵(S),髙木 由雅(p)

 1)グノー「白いキジバトよ」~「ロミオとジュリエット」より
 2)ヨハン・シュトラウス2世「伯爵様、あなたのようなお方は」~「こうもり」より
 3)薮田翔一「小倉百人一首」より3曲
 4)薮田翔一「令和の歌」
 5)カッチーニ「アヴェ・マリア」
 6)グノー「私は夢に生きたい」~「ロミオとジュリエット」より
 7)プッチーニ「私のお父様」~「ジャンニ・スキッキ」より

 歌手の辰巳真理恵さんは、タレントの辰巳琢郎さんの娘さんです。二世タレントだからとナメちゃいけません。かなりきちんとした実力派の若手ソプラノさんでした。ピアニストさんは、二期会のバリバリのピアニストさんで、こういう組み合わせなのに、無料コンサートでいいの?って感じの公演でした。

 1)は聞き慣れない曲ですが、彼女は最近、歌劇「ロミオとジュリエット」に小姓役(いわゆるズボン役です)で出演したそうですが、これはその小姓のアリアです。そう言われると、こんなアリア、歌っていたかもしれない(笑)。ロミジュリって、好きなオペラだけれど、なかなか全曲通しで聞くチャンスって無いから、脇役のアリアまでは記憶にない私でした。まあ、こういう舞台では、普通は歌われないアリアです。

 2)これは普通にコロラトゥーラソプラノさんが歌う有名アリアです。これを聞くと分かりますが、彼女、なかなかの実力者です。技巧がしっかりしているし、声もとても良いです。演技もしっかりしているし感情もきちんと込めて歌っています。それに何より彼女自身に華があります。きちんとお金のいただけるパフォーマンスをしています。実に将来が楽しみなオペラ歌手さんです。

 3)は、最近作曲された曲です。何でも、彼女のアルバム(すでにCDも出しているのです)に収録されているそうです。しかし、フランス語のアリアを歌った時は、あんなに素晴らしかった彼女ですが、これら日本語の歌は…はっきり言って、何を歌っているのか分かりませんでした。歌詞が聞き取れないんですよ。3曲歌った中で、2曲目の「ひさかたのひかりのどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」と「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ」は、断片的に推測できましたが、1曲目は「君がため…」しか聞き取れませんでした。百人一首には「君がため惜しからざりし命さへ ながくもがなと思ひけるかな」と「君がため春の野に出でて若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ」の二首あるんだけれど、どっちを歌ったのか分かりませんでした。とにかく、彼女は声が良いし、何語であるかを気にしなければ、歌だって良い。ただ、この曲が日本語の曲であるのに、歌詞が聞き取れず、何を歌っているのか分からないのは、実に残念でした。新曲ですからね。すべてが歌手さんの責任とは言い切れないかもしれません。作曲されたメロディ自体が日本語に即していない可能性だってありますが…それでも、それを何とかするのも歌手の仕事です。まあ、それだけ、日本人の客に向かって、オペラ発声で、日本語の歌を歌うのって、難しいんだろうなあ。

 4)も新曲です。何でも、4月1日の新元号発表のその日に、彼女みずからが作曲家さんに依頼して作ってもらった新曲だそうです。で、その新曲の初演を行ったわけです。感想ですか? 例によって、何を歌っているのか全然分からなくて…ねえ。歌詞は万葉集の梅花の歌の前書き(令和の典拠部分ですね)なんだそうだけれど…。外国語歌詞の歌なら、何を歌われているか分からなくても全然平気なんだけれど、なまじ日本語歌詞だと、何が歌われているか分からないと、すごくイライラするものですね。

 5)は、装飾音符の入れ方が実に絶妙でした。これを聞くと、歌い手の音楽的なセンスが良い事が分かります。装飾音符って、その入れ方で、ほんと歌の印象が変わるのだけれど、私はこの人の装飾音符が好きです。こういう歌詞の無い曲は、歌い手のメロディーの歌わせ方の上手い下手が出てしまいますが、本当にこの人は歌が上手なんだと思います。

 6)は、コロラトゥーラソプラノさんなら、誰もが歌う超有名曲だけれど、この人が歌うこの曲は、実に熱い歌でした。最近、聞いた中では、ピカイチだと思ったよ。上手く歌うだけなら、この人以上に上手い人はいるけれど、ここまで熱く歌える人はなかなかいません。こういうのって勉強して手に入れられるものではないのかもしれません。才能…なんだと思います。二世タレントさんの良い面が作用しているんだろうなあって思いました。凡人じゃあ、なかなかここまで出来ないよ。

 7)は、半分シャレですね。自分のお父さんにかけての選曲です。自分がタレント二世だとしっかり自覚しています。この歌は、声楽初学者の歌でよく聞きますが、やはりプロ歌手が歌うと、全然違いますね(当たり前)。こんなにも情感的で悲しい曲だとは思いませんでした。

 とても良い公演でした。結果的には、二日間に渡る今年のLFJの公演の中で、私が一番感激したのが、この公演でした。私、辰巳真理恵さんのファンになってしまったかもしれません。それぐらいに、よかったんだよ。

 続きはまた明日。

 

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2019年5月12日 (日)

LFJ2019 その4 オペラ系四重唱と喫茶店

 KITTE、遠かったなあ。私はパソナから地上を歩いて、KITTEに入って、1階から地下に降りて、KITTEから出ました。実は演奏会場は、KITTEではなく、その前の地下広場で行われるからです。地下を通っていくと、かなり遠回りをしないといけないんですよ。

 私が会場に着いた時には、まだ誰もいませんでした。一番乗りです。他所なら「やったー」と思う私ですが、ここは違います。なぜなら、この会場には椅子席がないのです。すべて立ち見。立ち見なら、別に早く来る必要はありません。必要はないどころが、むしろ暇です。

 やがて人が集まってきます。分かっている人は、自分で椅子を用意して座っています。私は…周囲の無言の圧力に負けて、座る事にしました。ほら、私のような縦にも横にも広い人間が前にいると、邪魔でしかないからね。仕方ないので座りましたが、ここ、下は石畳なんですね。すごくお尻が冷えます。健康には良くないです(涙)。

旅するオペラ(オペラ系四重唱コンサート)
 JR東日本東京駅 KITTE前 地下広場
 森川史(S)、本多都(Ms)、宮脇臣(T)、塙翔平(Br)、青木ゆり(p)

 1)プッチーニ「誰も寝てはならない」~「トゥーランドッド」より
 2)グノー「私は夢に生きたい」~「ロミオとジュリエット」より
 3)コルンゴルド「憧れと空想は蘇る」~「死の都」より
 4)ビゼー「ハバネラ」~「カルメン」より
 5)プッチーニ「それでは本当に終わりなんだね」~「ボエーム」より
 6)ディ・カプア「オー・ソレ・ミオ」(アンコール)

 尻は冷えたけれど、なかなか熱のこもったコンサートでした。やっぱりオペラはいいね。

 1)はテノール、2)はソプラノ、3)はバリトン、4)はメゾの、顔見世的な歌唱となりました。

 1)のテノールさんは、実に輝かしい男性的な声で「これ、これ、テノールはこうでないと!」と思わず、相槌打っちゃいました。2)のソプラノさんも声に合った選曲でした。それにしても装飾音符の多くて技巧的な曲だなあ…。3)はマイナーオペラのアリアで、もちろん私的には初めて聞くアリアでした。LFJのような初心者対象音楽祭向けの選曲じゃあないなあ…と思いました。歌手本人が歌いたいアリアではなく、観客が聞きたがるようなアリアを選曲しないといけないでしょ…って思いましたよ。曲自体は、なんとも幻想的なアリアで、おそらくかなり深い声のバリトン向けのアリアではないかなって思いました。たぶん、声と曲が合っていないんじゃないかな…とも思いました。とにかく、若いバリトンが歌うような曲ではないというのが、私の個人的な感想です。4)はメゾなら誰もが歌う名曲で、LFJなら、こういう選曲が喜ばれます。

 ここまで一人ひとりソロを取ったところで、5)で四重唱となります。ボエームの第三幕の後半部です。ここは私もぜひ歌ってみたい(テノール的には)しっとりした良いシーンです。

 6)はアンコール曲でした。これは本来、テノールの曲なので、テノールが一人で歌えばいい曲なんだけれど、バリトンとメゾがテノールの邪魔をして、歌を取ってしまい、テノールは最後の部分をみんなと一緒に歌う程度…という演出でした。ちなみに、ソプラノは終始苦笑しているという、不思議な立ち位置の役でした。こういう芝居がかった演出も面白いですね。

 で、この公演が終わるや否や、次の公演会場である、マルキューブに整理券をもらいにいきました。少し並んで、整理券をもらうと、公演まで1時間以上の空き時間ができたので、下の階でお茶でも飲んで時間を潰しましょうという事になりました。

 店名は…店名を伏せたところで、ちゃんと読めば分かってしまうので、この際だから、はっきり書いてしまいましょう。スターバックスの丸の内ビル店での話です。

 スターバックスという喫茶店は、基本的にどこも大人気で混雑しています。混雑していても、いや混雑しているからこそ、客さばきは上手で、大勢やってくる客を上手にさばいて、客を歓迎してくれるのがスターバックスという喫茶店に共通した特徴とも言えます。私のお気に入りの喫茶店の1つです。

 そんなスターバックスにあって、ここの店は、例外的に、客さばきが下手くそだったんです。

 まずは入り口に看板が出ていました。それにはこういう趣旨の事が書かれていました。

『お店は大変混雑しています。お客様はまず最初に席をご自分で確保した上で、ご注文ください』 

 …なるほど、そういうシステムなんだね…。

 なので、私は店内に入って、空いている席(実は看板には混んでいると書いてありますが、席はそこそこ空いているんです)を確保したところ、妻に注意されました。並んでいる人がいるよ…と。

 これは私の失敗です。店頭の看板に、自分で席を確保しろって書いてあったので、まさか並んでいる人がいるとは思わなかったのです。それに自分で席を確保するのがルールなら、店内に空席がある以上、並んで待っている人なんていないはずだし…ねえ?

 とにかく並んでいる先客がいるのは確かなので、バツの悪い思いをしながら、列の後ろに付きました。並ぶと言っても、私の前にはほんの4~5人の客がいただけです。一応、そばにいた店員に、看板の指示だと並ばないで自分で勝手に席を取れって読めるけれど、それでも並ばないとダメなの?と尋ねたところ、並んでくれというので、じゃあ看板の指示が違うんだから、看板を引っ込めたら?と提案したけれど、それは無視されて看板は出たままでした。

 座席は並んでいる客の数よりも多く空いていますから、すぐに座れると思ったのですが、全然列は縮まりません。と言うのも、案内をする店員の動きが緩慢なんですよ。なので、座席は空いていても、全然列は短くなりません。それどころがだんだん列は長くなっていきます。

 列は店の外にまで出てしまうくらいになりました。やがて私たちが列の先頭になったところで、緩慢な動きをしていた店員たちが、いつのまにかいなくなってしまいました。

 それでも客は増えてきます。入り口に席を自分で確保しろって書いてあるわけで、当然後からやってきた客たちは、空いている座席(まだ結構空いているんですよ)に座っていきます。数人には、妻が「並んでいるんですけれど…」と言うと、ごめんなさいという顔をして私達のうしろに並んでくれる人もいますが、そんな事を全然気にせず、座席をとって、堂々と注文している客もいます。フロアには店員がいないので、好き勝手な事をする客もいるわけです。

 フロアに店員がいないため、誰も列に並んだ客の面倒を見る事はせず、空いた席は空いたまま放置され、カウンターの店員は、次々にやってくる客の注文をさばくのに一生懸命です。

 やがて列は長蛇となり、店の外にも延々と列が続く状態になりました。それでもそんな客をさばく店員はいません。でも、人手が足りないわけじゃないんです。バックヤードから店員たちの楽しげな私語がドアを締めているにも関わらず、聞こえるもの。休憩時間なのかもしれないけれど、お客をほっといて休憩は無いんじゃないの? それに私も30分近く並ばされていて、ちょっと腹も立っていたので、カウンターの店員に「席は空いているんだから、勝手に座ってもいいよね」と宣言したところ、あわてた店員がバックヤードの中に飛び込んできました。中から3~4名の店員があわてて出てきたものの、なんとも動きが緩慢で…わざといやがらせをしているんじゃないかと思ってしまうほどでした(決してそんな事はないんだろうけれど)。

 長々と待たされた挙げ句、ようやく席に座り、注文したところ、出てきた飲み物…フラペチーノですが、とてもブサイクでした(こういう言い方で分かる人は分かるでしょ?)。

 どうにもうまく店が機能していないようでした。店員の大半はバイトだろうけれど、彼らをコントロールする人がいないようで、実に無秩序な状態で、仕事に対する誠実さの見えない、とてもスターバックスに来たとは思えないような有様でした。

 ちなみに、我々が座った後も、列はまだあって、店員さんたちは、我々数人を案内したら、やっぱりまたバックヤードに入ってしまい、列の客は放置されていました。空席がまだあるのに…ねえ。ここは立地条件がよくて、黙っていても客がやってくるし、真面目に客の相手をすると、疲れるだけだし、バイトは時間給で働いているわけだから、客なんて少ない方が楽だし、真面目に働いていても疲れるだけでバイト代が増えるわけでもないし、サボっていたってバイト代がもらえるならサボっていたいのかもしれないし…って、考えているのかな?

 とにかく、こんなスターバックスは初めてでした。私、スターバックスという喫茶店、割と好きなんだけれど、この店に来たおかげで、イメージがすっかり変わってしまいました。丸の内ビル店以外のスターバックスは、これからも贔屓にしていこうと思っているけれど、この店だけは、もう来ない事にしました。別に喫茶店なら、他にもたくさんあるしね。隣の新丸ビルにだって、スターバックスはあるしね。だから、もう、ここには来ない事にしました。それにお店の方だって、あんまり客が来ない方がいいみたいだしね。ならば、これはwin-winの関係でしょ?(笑)。

 明日はLFJの連載はお休みにして、声楽のレッスンの記事をアップするつもりです。

 

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2019年5月11日 (土)

LFJ2019 その3 パソナコンサートの続きです

 さてさて、パソナコンサートの続きです。

フルートコンサート
 パソナグループ JOB HUB SQUARE 1階エントランス会場
 武田早那花(fl)、大久保愛(p)

 1)ベーム「グランド・ポロネーズop.16」
 2)ボルヌ「カルメン幻想曲」

 実はこのコンサート、今回唯一のフルートコンサートなのです。今年のLFJは、声楽は聞くチャンスがたくさんあったのですが、フルートのコンサートはタイミングが合わなくて、このコンサートだけしか聞くチャンスが無かった私です。

 使用フルートは銀のフルートで、音から察するに、ムラマツのDSだろうと思われます。実にいかにも「ムラマツフルートの音」って音だったのです…とは言え、これはディスっているのではなく、むしろ感心しているのです。だって、楽器の能力をしっかり引き出しているんですから、さすがだなあって思いました。演奏は、技術とか歌謡性がかなり高いレベルで両立しています。ただ、技巧が先走り、情念とか気迫とかが、やや乏しいかも…って思いました。とにかく、上手すぎて上手さばかりが目立つ演奏でしたってわけなんだけれど…ああ、贅沢な事を要求しているなあ。

 なので、その演奏スタイルは、典型的な日本人プロ奏者だなって思いました。とにかく、上手なのよ。技巧的にも上手だし、よく音楽を歌っているんです。ただ、小鳥のように軽やかに歌っているだけで、情念ドロドロって感じじゃないんです。1)も2)も、そんなに軽やかな曲ってわけじゃないと、私は思うのです。もっと、情念ドロドロに吹かないと、見えてこない世界がある曲だろうと思うのです。とは言え、ほんと、私、とても高いレベルの要求をここに書いているなあとは、自覚しています。たとえ情念ドロドロな演奏でなくても、これだけ軽やかに演奏できれば、もう十分以上じゃんとも思います。

 さて、1)はいかにもフルートの技巧をみせつけるタイプの曲で、もっともっとデモーニッシュな演奏だと良かったのになあ…と、これまたすごぶる贅沢な感想を書いちゃいます。

 2)は、歌と違って、歌詞がない分、楽器は大変だなあって思いました。曲の冒頭部で、メロディの基本形を示すのですが、歌詞が乗っていないメロディーって、実に単調なんだなって思いました。で、そこから、ドンドン変奏していくのです。トリルと装飾音符が山のように加わって、原型なんて留めていられないくらいに音楽は変わっていきます。おそらく楽譜は真っ黒になっていくと思います。

 変奏曲って、疾走する音楽なんだなって思いました。そして、ジャズとどこか通じるところがある音楽だなあとも思いました。

 色々贅沢な事を書きましたが、1)も2)も、かなりの難曲だと思います。これらの難曲を涼しい顔して演奏しちゃうんだから、本当に技巧派フルーティストさんだなあって思いました。これだけの腕を持ちながら、演奏で食べている音楽家ではなく、実はパソナの社員さんだってところに、日本のクラシック音楽業界の厳しさがあるんだなあって思いました。

ピアノ連弾コンサート
 吉海美帆(p)、川蔦那奈(p)

 1)チャイコフスキー「くるみ割り人形op.72aより」
  「行進曲」、「トレパーク」、「あし笛の踊り」、「花のワルツ」
 2)デュカス「魔法使いの弟子」

 1)はコンサートとしては失敗でしょう。スタッフのミスです。トークではマイクを使い、演奏は生音で聞かせる…というスタイルで、ここまで進んできたのですが、おそらく、トークで使ったマイクを切り忘れ、マイクをオンのまま、ピアノの低音側に置いてしまったようなのです。なので、客席から聞いた音は、ピアノの低音ばかりがかなり拡声されていました。で、そんな拡声された低音に対抗するかのように、高音を担当する奏者がキンキンピアノを弾くんですよ。ああ、実にバランスの悪い音楽でした。

 あんまりにヒドイので、演奏中、私は耳を塞いでいました。耳を塞いで聞くのが、ちょうど良いくらいです。絶対に、あれは、スタッフのミスだと思います。それにしても、これだけのミスに気が付かないのか、あるいは気づいていたけれど「まあいいか」と放置してしまったか…。どちらにせよ、かなり辛い時間でした。

 2)では、しっかりマイクはオフにされ、ピアノは生音で演奏されました。1)と比べて、実に美しいピアノの響きです。ピアノ連弾って、こうじゃないとね。

 って感じで、パソナのコンサートは終了しました。次のコンサートは丸の内南口にあるKITTEで行われます。かなり距離はありますが、電車に乗るほどではないので、諦めてテクテク歩くことにしました。

 続きはまた明日。

 

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2019年5月10日 (金)

LFJ2019 その2 パソナコンサートを聞きました

 バロック四重唱を聞き終えた我々(私と妻)は、吉野家さんで昼ごはんを食べました。ちなみに私は牛丼の大盛りです。LFJの時は、食事にはこだわらない事に決めています。とにかく、時間をかけずに食べられれば良し、お金もかけずに済むならそれで良し、という方針なのです。

 食後はパソナに移動です。今までなら、東京交通会館からパソナ本社まで歩いて移動をした私ですが、今年はなるべく疲れないようにしようという考えもあり、電車に乗って移動する事にしました(有楽町→東京)。で、東京駅の駅ナカを歩いている時に、美味しそうなおむすび屋さんを見つけてしまったので、鮭のおにぎりと辛味噌のおにぎりを買ってしまいました(笑)。

 パソナ本社で行われているパソナコンサートの午後の部を聞きました。午後の部は、パソナの社員さんによるコンサートです。全部で5つのコンサートがありましたが、私が会場に着いた時は、最初のコンサートが終わったところだったので、二番目のコンサートから聞きました。

クラリネットコンサート
 パソナグループ JOB HUB SQUARE 1階エントランス会場
 丸木一巧(cl)

 1)ドビュッシー「クラリネットのための第1狂詩曲」
 2)モンティ「チャールダッシュ」

 実はこのコンサート、急遽ピアニストさんの交代があったそうで、本番のピアニストさんは予定されていたピアニストさんとは違いました。そのために、演奏曲目も変更になってしまいました。実は、モンティの代わりに、ホロヴィッツの「ソナチネより 第3楽章」と、モーツァルトの「クラリネット協奏曲より第1楽章」が演奏されるはずでした。「チャールダッシュ」はよく聞く曲だし、そもそもクラリネットの曲ではないので、当初予定の曲が聞ければよかったのに…とグチっても仕方ないです。ちなみに、ピアニストさんの交代理由は体調不良だそうです。ほんと、仕方ないです。

 今年の会場は…舞台の位置が昨年とは変わり、昨年よりも見やすくなっていてよかったです。

 肝心の演奏は言うと、私がクラリネットの事をよく知らない事もあって、とにかく「指が動くなあ…」とか「結構、クラリネットって楽器もカッコいい楽器じゃん」とか「結構、音、大きいなあ」とか、まあそんな感想です。ごめんなさい。

 クラリネットのコンサートが終わったところで(もう)休憩になりました。私は、ブラッドオレンジジュースを飲みました。ブラッドオレンジって…果肉が真っ赤なオレンジで、味は結構酸っぱい感じです。目をつぶって飲んでみると、少しマイルドなグレープフルーツジュースって感じでした。

ピアノコンサート
 川蔦那那(p)

 1)ブラームス:6つの小品op.118 No.1,2

 あっという間のコンサートでした。本当に“小品”でした。穏やかな曲だったので、ゆったりと構えていたら、あっという間に終わってしまいました。あんまり短くて、ビックリしちゃいましたよ。

 パソナコンサートの話はまだまだ続きますが、ひとまず続きは…また明日(笑)。

 

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2019年5月 9日 (木)

LFJ2019 その1 バロック四重唱から聞き始めました

 さて、今年もラ・フォル・ジュルネ音楽祭(以下、LFJと表記)に行ってきましたので、その事をゆるゆると連載していきます。

 今年のLFJは、全般的に、低調なのが定着してきたかなって感じです。全盛期と比べると、かなり寂しいですし、あっちこっち「お金かけてないなあ…」って感じがしますが、まあ、こんな感じでしょう。これからも、低調ながらも続けてほしいなあと個人的に願うばかりです。

 そんな低調なLFJでしたが、私個人に関しては、結構充実していました。これは意外で、当日の予定を考え終わった時に、今年は予想外に楽しくなりそうだと思ったくらいでした。

 実は先行発売される有料プログラムを眺めていた時、例年なら、面白そうな公演を、2日間に渡って、2~4公演のチケットを購入するのですが、今年はたった1つの公演にしか食指が動かなかったんですよ。それは何かと言うと、ディーヴァ・オペラという団体が行う「後宮からの誘拐」でした。つまり、オペラね。LFJでオペラなんて、まあなかなか無いんですよ。どんなオペラになるだろうという期待もあって、それは見に行こうと思いましたが…それ以外は…ねえ…。

 ちなみ、この「後宮からの誘拐」は、会期中毎日上演するんですよ。なので、ひとまず中日の二日目の公演を買いました。2日間に渡って行く時は、初日と最終日(三日目)を、1日しか行かない時(滅多にないのですが…)は、だいたい中日(二日目)を買うので、今年もそうしたのです。

 なぜ、数多くある公演たちに食指が動かなかったのかと言うと…まずは今回のテーマと選曲の関係性がよく分からないのです。一応、旅がテーマらしいのですが、プログラムを見ると、ほぼゴッタ煮状態です。カオスですよ。どこが旅なんだいって感じで、なんかなあ…って思ってしまうわけです。

 気になるミュージシャンたちは、あまりピンとこない演目にばかり出演するし、じゃあ新人発掘をしましょうかと思っても、ピンと来るような演目がないんですよ。作曲家をテーマにしていた頃が懐かしいです。

 で、そんなわけで、ちょっとばかりダウンした気分で迫ってくるLFJを待っていたわけです。やがて、周辺プログラムも発表されてきました。毎年期待していたパソナのコンサートが規模縮小してしまうし、今年はどうなってしまうのだろうかとグチりながら、当日の予定を組んでいったのです。そうしたら、結果的にかなり面白そうな予定になったのです。それどころか、当初は、一日しか行くつもりがなかったのに、最終日の無料公演がこれまた面白そうな事に気づき、急遽、二日目と三日目に行くことにしました。連日でLFJに行くなんて、もしかして始めてかもしれません。

 そんなわけで、ちょっぴり覚悟を決めて、期待を高まらせて、LFJに向かった私だったのです。

 で、当日の話に行きます。まず最初に向かったのは、声楽のコンサートでした。

バロック四重唱
 東京交通会館1階ピロティ前コンサート
 大田茉里(S)、横瀬まりの(A)、市川泰明(T)、小池優介(Br)、加藤美季(p)

 1)バッハ「来たれ、急げ、そして走れ 急げる足よ」~復活祭オラトリオより
 2)バッハ「主よ、民を見捨てないでください」~「主なる髪は日なり、盾なり」より
 3)バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」~「心と口と行いと生き様をもって」より
 4)テレマン「ダビデの子にホザンナ」
 5)ペルゴレージ「悲しみの聖母」~「スターバト・マーテル」より
 6)ヘンデル「暁がよるに忍び込み」~「快活の人、沈思の人、中庸の人」より
 7)ヘンデル「ハレルヤ」~「メサイヤ」より
 8)ラモー「夜の賛歌」(アンコール)

 1)は男声二重唱から始まって、混声四重唱へと変わっていった、自己紹介的な役割の曲でした。バッハには詳しくないので、よく知らない曲でした(残念)。2)はソプラノとバリトンの二重唱。3)は混声四重唱で、割と有名な曲です。出演者は若い人で、声も若いです。女性の若い声はともかく、男性の若い声は少々物足りなさを感じてしまいます。4)はソプラノ、アルト、バリトンの三重唱。5)はソプラノとアルトの二重唱。この曲、大好き。場所が場所なので、電車の音がうるさい。こんなうるさい中で、歌える人も偉いが、聞いている我々もかなり偉いと思いました。ほんと、うるさいのよ。6)はソプラノとテノールの二重唱。珍しい曲だけれど、かなり地味な曲でした。残念。7)は混声四重唱で超有名曲。合唱で聞くもの良いが、声楽アンサンブルで聞くのも、なかなかオツだと思った。実にすっきりした感じになります。最後の8)はアンコールとして歌ったもので、アカペラの曲でした。男声はかなり低い音を歌います。落ち着いた良い感じの曲です。

 実は、この日はパソナコンサートがあって、例年なら、最初っからパソナに直行する私ですが、今回はパソナの午前中のコンサートをパスして、こちらのコンサートにやってきました。だって、パソナのコンサートはオーケストラだったんだもの。オケよりも声楽アンサンブルの方が好きな私なのでした。

 実は現場到着が予定よりも30分遅れてしまった私ですが、コンサート開始時刻が30分遅れに変更になり(我々はその情報を掴んでいなかった)、ちょうど良い感じになりました。しっかり座ってコンサートを楽しめました。

 続きはまた明日。

 

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