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  •  誤って殺害…が通用するんだ、サウジアラビアって国は(嘆)。
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カテゴリー「フルートのエッセイ」の記事

フルートに関する様々な事柄について書いてみました

2018年8月26日 (日)

フルートのあれこれについて語ってみよう その12 フルートの魅力

 まずは私が考えたフルートの魅力を列記します。

 1)ピカピカ  まずはこれでしょうね。フルートって、貴金属のようにピカピカだし、高価な楽器は実際貴金属で作られていますから、ピカピカですね。このピカピカに魅了される方は大勢いらっしゃいます。

 2)メロディー楽器  フルートって、メロディーを演奏すると様になるのです。これは大切な事ですね。とにかく、フルートなら、ソロでメロディーを吹くだけでも、それだけで音楽が成り立つわけで、それは大きな魅力になります。

 3)合奏楽器  オーケストラであれ、吹奏楽であれ、その手の合奏ではフルートは欠かせざるメンバーであり、またフルートさんにとっては、合奏もまた大きな音楽の喜びなわけです。昨今では、ポピュラーバンドにもフルートさんが加わるケースも増え、合奏の楽しみの幅が広いのも、フルートの魅力です。

 4)お嬢様っぽい たとえフルートが全然吹けなくっても「ご趣味はなんですか」と尋ねられだ時に「フルートを少々…」と答えると、それだけで、なんともお嬢様っぽいですよね。そういう、女性を箔付けする楽器でもあるわけです、フルートは。

 
 
 
 とまあ、フルートの魅力を列記していくと、なんともフルートって、女性的な楽器と言うか、女性が好む楽器だなあと、私なんかは思うわけです。

 1)は、ヒカリ物好きな女性の心を捕らえて離さないでしょうし、2)はメロディーを奏でるが故に、伴奏系の楽器の皆さんたちからはチヤホヤされがちで、チヤホヤされたいという気持ちも、なんとも女性的だし、3)はコミュケーションを好む女子向けの特徴だし、4)に至っては、男子的には「なにそれ?」的な魅力だしね。

 だから日本では、フルートさんの大半は女性だったりするのも、仕方ないよなあと思うわけだったりするのです。

 じゃあ男性には魅力の無い楽器なのかと言えば…そうでもないわけです。現に男性のフルートさんも大勢いらっしゃるわけだし。ただ、フルートが好きでも、すでにフルート界は女性社会だったりするわけで、その中に男性が入っていくには、かなりの勇気が必要なわけで、男性にとっては、フルートは「楽しげで魅力ある楽器だけれど、女性たちの中に入っていかないと学べない、心理的な壁の高い楽器」という位置づけになるんだろうと思います。

 まあ、そんな女性社会に飛び込むぐらいなら、男同士で野球やサッカーをやっている方が何万倍も楽しいやって思うのが、普通の男子の発想だもの。物心付く前に親にやらされて、いつの間にか弾けちゃうようになったピアノ男子よりも、思春期の最中に楽器を始めざるを得ないフルート男子の方が、勇気いるからね。女性としゃべるだけで緊張しちゃう…って言う男の子、まあ大半の男子がそうだけれど、フルートは無理めな楽器だよね。

 つまり、そんな女性社会に飛び込んで、大変な思いをしても学びたいと思える事自体が、大きな大きなフルートの魅力って事になるのかな。

 とまあ、これで今年の夏の連載は終了です、お疲れ様でした。

蛇足 フルートブームみたいなのが起きて、フルート男子がモテる時代が来れば、きっと男子もフルートを吹くようになると思うんだよね。モテたいは、男子のやる気の源だもの。でもまあ、そんなブームは、あと100年待っても来ないと確信していますが…。

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2018年8月25日 (土)

フルートのあれこれについて語ってみよう その11 クラシックと吹奏楽とジャズと…

 たぶん…人数的に言えば、日本のプロアマフルート奏者のうち、一番の多数派は、吹奏楽のフルートさんなんだろうと思います。

 学校の数だけ吹奏楽部はあるし、どこの街にも、市民吹奏楽団はあるし、吹奏楽団があれば、その数に、×2とか、×3とか、×4とか、あるいはもっと多くのフルート奏者がいるわけです。数えてみれば、すごい数のフルートさんが吹奏楽にはいるわけです。

 もっともそのほとんどがアマチュアのフルートさんばかりで、3年間または6年間の学校吹奏楽部を経験した後は、フルートから離れてしまう人がほとんどですから、常に若くフレッシュな方々ばかりで構成されているわけです。

 学校吹奏楽部を終えても吹奏楽をやり続けたい方々が市民吹奏楽団に入るわけです。学校吹奏楽部ほど多くはありませんが、それでも市民音楽団体としては、かなりの数の楽団があるわけで、そこに、×2とか×3とかのフルートさんがいらっしゃるわけで、やっぱりアマチュア吹奏楽団のフルートさんって、莫大な数のフルートさんがいらしゃるわけです。

 ちなみにプロの吹奏楽団はおよそ10団体程度しかありませんから、吹奏楽の世界はほぼアマチュアの世界であると言っても過言ではないと思います。それも大量のアマチュア音楽家たちが棲む世界なんだよね。

 そこへ行くと、クラシック系のフルートさんは、かなり少ないでしょうね。プロで言えば、オーケストラの数に、×2とか、×3とか程度のフルートさんはいらっしゃるでしょうが、だいたい日本のプロオケの数なんて、日本オーケストラ連盟によれば、36団体。この36に2を掛けようが、3を掛けようが、たかがしれているわけです。

 オーケストラプレイヤーの数なんて知れたものですから、多くのプロフルーティストの皆さんは、ソリストさんなわけですが、こちらの数は分かりませんが、自称の方は別として、きちんと音楽事務所に所属して、きちんと定期的に仕事をして生活を成り立たせていらっしゃる方となると、さほど多くはないでしょう。おそらく、オーケストラプレイヤーさんと同じ程度の数しかいらっしゃらないかな?

 後は大学などの音楽学校の先生とか、街のフルートの先生方ですね。中には、商売としては街のピアノの先生だけど、依頼があればフルートを吹きます…なんて方も、地方に行くとチラホラいらっしゃるようです。ま、吹奏楽と違って、クラシック系フルートにはプロ奏者が大勢いらっしゃるし、プロである以上、色々な稼ぎ方があるわけです。ま、フルートのプロは、ほぼクラシック系であると言っても良いと思います。

 ちなみに、毎年多くのフルート奏者さんたちが、音楽大学等を卒業されますが、当然そういう方々の就職先など、ほぼ無いわけです。学校卒業後、数年のうちに、オーケストラに就職できたり、ソリストとしての居場所を確保できたり、学校の先生になったり…すれば御の字で、やはり多くの方々は音楽家を廃業されて、きっぱり音楽をお止めになるか、市民オーケストラや市民吹奏楽団等で趣味的にアマチュア奏者として音楽活動なされるわけです。

 私の知り合いにも、音楽大学卒業後、数年は演奏活動をしていたけれど、やがて廃業して、今では不動産屋さんをやっていたり、家具屋さんをやっていたり、ウェブ制作会社を経営しながら、趣味で音楽活動をされていらっしゃ方々がいるくらいです。いやむしろ、そんな人たちばっかりです。

 音大などを卒業していない…いわば、純粋アマチュアなフルートさんたちで、クラシック系のアマチュアさんたちの大半は、街のフルートの先生に師事されている方々です。私もそうです。この方々、それなりの数はいらっしゃるでしょうが、とても吹奏楽の比較にはなりません。

 ジャズやポピュラー系のフルートさんとなると、プロ奏者の場合、たいていがサックス奏者さんの兼業って事になると思います。サックス奏者さんのうち、何人かが、持ち替えでフルートを吹きます。あと、クラリネット奏者さんあたりが持ち替えでフルートを吹く例もあります。純粋にフルートだけって人は、日本では数えるしかいないでしょうね。

 私がかつて習っていた笛先生も、こちらにいる時はフルートの仕事だけでしたが、今は地方に引っ込んだので、フルートだけでは仕事が足りないらしく、フルートよりもサックスを吹く仕事の方が多い…と聞きました。フルートだけ吹いて生きていられるほど、日本の音楽業界は甘くないんですね。生徒さんもクラシック系と比べると、かなり少ないわけで、3つの中では、圧倒的少数派に属すると思います。

 ちなみに、ジャズ系フルーティストも少ないですが、ボサノヴァ系(ブラジル音楽系)のフルーティストは、日本には皆無ですよね。ほんと、ごくごく少数しかいませんが…ボサノヴァ系のフルートって、いいですよね。私、大好きです。

 私自身は、ジャズフルートから入って、今はクラシック系をやっているわけですが、少数派に身を置くのも、なかなか乙ですよ。

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2018年8月24日 (金)

フルートのあれこれについて語ってみよう その10 メッキと無垢

 金メッキ、銀メッキ問わず、メッキのフルートをお使いの方は大勢いらっしゃると思いますが、大切にされていますか? メッキラブな方は、今日の記事は読まない方がいいです…ってか、読まないでくださいね。うっかり読んで、気分を害されても、当方は責任を負いかねますので、よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 さて、これから書くのは、メッキフルートの話になりますが、結果的にメッキフルートをディスる内容とも解釈されますが、私にはそのつもりがない事を、最初に書いておきます。よろしくね。

 なぜ、世の中にはメッキフルートがあるのでしょう? 理由はただ一つ。誤魔化すためです。

 何を誤魔化すのか…一つには、腕が未熟な職人の仕事の痕跡を消して誤魔化すためです。

 誰でも始めがあるわけで、最初から上手な人はいません。それはフルート職人だって同じ事です。最初は誰でも稚拙なのです。あっちこっちヘマをするものです。うまくいかないものです。それが時には、フルートの管体に跡を残したりするわけです。で、若手職人の仕事の跡があっちこっちに残ったフルートも、最後の仕上げの時にメッキしてしまえば、あら不思議、そんな未熟な腕が残した仕事跡もきれいさっぱり消えてなくなってしまうわけです。もちろん、未熟な職人の作品だって、メーカー品として市場に出すのだから、最終的にはベテラン職人による修正が入っていますから、品質的には問題ないし、メッキをかけてキレイにすれば外見的にも問題はありません。人件費の安い若手の作品ですから、市場には安い価格で出せるし…ってわけで、銀メッキフルートって重宝されるんですよね。

 もう一つの理由は、価格をおさえるために、素材を、結果的に、誤魔化すってわけです。

 ゴールドフルートって高価ですよね。でも、欲しい。欲しいけれども高価だ。高価で買えないけれど、ゴールドが欲しい。仕方ないですね、人間には物欲がありますし、ゴールドフルートを吹いている私が好きという方もいるし、世間に対して見栄だって張りたいし、ちやほやされたいし…。でも、本当に高価なゴールドフルートは高くて買えないし…。

 そこで、一見ゴールドフルートに見えるフルートには、一定の需要があるわけです。そんな市場に向けて発売されているのが、金メッキのフルートです。

 金メッキのフルートは、総銀フルートに金メッキを施したものが大半です。洋銀フルートに金メッキをしてもいいのでしょうが、さすがにそれでは安すぎて誰も購入しないのか、そういう製品は知りません。

 お値段は総銀フルート+αで購入できます。無垢のゴールドフルートとは比較にならないくらいの安価に入手可能です。

 銀のフルートに金メッキしただけで、高く売れるわけですから、メーカー的にはウハウハですよね。買った人だって、その実態は銀のフルートなのに、メッキのおかげで金色にピカピカ輝くフルートが買えるわけですからウハウハです。要は、win-winなんですよ。第三者があれこれ言う事はないのです。

 でもね、メッキって、所詮、メッキだからね。取扱は注意しないといけませんよ。

 メッキには経年劣化があります。いずれは浮いてきたり、剥がれたりするものです。まあ、それはだいぶ先の話だろうし、その頃までフルート吹いているとは限らないから、あまり考えなくてもいいのかもしれません。

 それよりも傷に注意しないといけません。金せよ、銀にせよ、柔らかい金属です。そんな柔らかい金属でメッキ加工しているわけですから、ちょっとぶつけただけでも傷になりかねません。無垢(ここではメッキをしていない楽器って程度の意味です)な楽器なら、傷なんて磨いて落としてしまえばいいのですが、メッキフルートは磨けません。だって下手に磨いたら、メッキが剥がれちゃいますもの。なので、メッキフルートは傷つけられないのです。

 メッキフルートはぶつけて、傷をつけたり、凹ませたりすると、そこからメッキが傷んでいきますので、本当に扱いには注意してくださいね。

 日々のお手入れの際も、ポリッシングクロスとかシルバーポリッシュとかの磨き系のグッズは使わない方がいいですよ。磨くと言う事は、メッキを薄く薄く剥がしていく事と同義ですからね。

 あと、オーバーホールの時にも、メッキフルートは磨きは掛けられません。つまり、オーバーホールをしてもピカピカにはならないってわけです。だって、ピカピカにするために磨きを掛けたら、メッキが剥がれてしまいますからね。その代わりに再メッキは可能です。再メッキをすればピカピカにはなりますが、再メッキの時は、一度、以前のメッキを全部剥がしてから、再度メッキをするそうなので、それなりの費用がかかります。フルートのランクによって、再メッキ込みのオーバーホールではなく、新品を買ってしまった方が安くなるかもしれません。

 でも、取扱いにさえ注意すれば、メッキフルートも悪くないモノだと思います。まあ、私のようにガサツな人間は、あっちでぶつけて、こっちでこすって…をよくやりますので、無垢の楽器の方が楽だよって話です。

 長く使うつもりなら、メッキではなく、無垢の楽器をおすすめします。どんなに使い古してボロボロになっても、磨けば、あっという間に新品同様になっちゃいますからね。無垢の楽器は、メンテさえちゃんとすれば、子々孫々まで使える長寿命楽器ですから。

 でもね、人生は長いし、10年もフルートを吹き続ける人なんて、全体から見れば、ほんの僅かで、たいていの人は、学生時代の3年間だけフルートを吹くくらいですから…であれば、メッキの楽器であっても、全然問題ないと思うわけです。

 要は、どんな楽器であれ、吹いているその時に幸せを感じられる楽器が一番だと思います。

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2018年8月23日 (木)

フルートのあれこれについて語ってみよう その9 廉価な中国製フルートについて

 まあ、結論を言えば、廉価な中国製のフルートは、あまりに粗悪なので、使用するべきではないし、購入してはならない楽器だと思います。

 とは言え、私もそうだけれど、最初に買う楽器としては、中国製のフルートって、どうしても候補に入ってしまうんですよね。だって安いんだもの。いや、中国製フルートが安いのではなく、普通のフルートが高価なんですよ。

 普通の金銭感覚で言えば、中国製フルートと言えども、一番安くても1万円ぐらいはします。笛吹きの方は「フルートが1万円? 安すぎる」と思われるでしょうが、普通の人の感覚では、楽器に1万円も出すなんて、正気の沙汰ではありません。だって、リコーダーが100円ショップで買えるんですよ。リコーダーが100円なのに、多少ゴテゴテした金属製だからと言って、1万円はボリすぎだろ…というのが、正直、普通の人の感覚です。だから、いくらフルートを吹いてみたいとは言え、最初はこの1万円を出すのすら、冒険なんですよ。

 だから、安い中国製のフルートを購入しても、決して安物を購入したという感じではなく、高い買い物をしたなあ…という感覚になるのです。

 私もそうだったもの。私の場合、衝動買いだったのだけれど、中国製のフルートをエイヤーと思って買ってしまったのですよ。もちろん、高価な贅沢な衝動買いをしちゃったと思いました。

 でも、フルート業界では、1万円のフルートなんて、安物も安物だし、中国製と言えば、粗悪品の代名詞みたいなものだと言うことを知ったのは、フルートを買ってしばらくしてからでした。そういう人、結構いると思いますよ。

 でも、その安い中国製のフルートを吹いて、フルートに親しみを感じ、本格的に学ぼうと思い、今に至ったのです。

 なので、いくら粗悪な安物とは言え、中国製フルートがこの世になかったら、私は今フルートを吹いていないでしょうから、中国製フルートも捨てたものではないのです。

 それにしても、中国製フルートは、程度の差こそあれ、粗悪品のオンパレードです。私の知っている限り、まともに吹ける中国製フルートってありません。

 昔、喜望峰という楽器輸入販売店がありました。そこはフルートに限らず、色々な中国製の管楽器を輸入して、日本人技術者たちが、普通に使えるように調整したり修理したりして、それを自社ブランド品として安価に販売していたのです。十分使える楽器を、驚くほどの安価で提供していた輸入販売店だったわけですが、今はもうありません。

 おそらく、きちんと調整して普通に使用できるようにするための手間暇が経営的に割に合わなかったのかもしれませんし、いくら普通に使えるように調整しても、全体に漂うチープ感(なんかデザインがダサかったり、メッキの品質が極度に悪かったり…とか)が敬遠されたりとか…まあ色々あったんだろうと思いますが、やはりいくら頑張っても中国製は中国製だったのかもしれません。

 まあ、安価が魅力な中国製フルートですが、私に言わせれば、せいぜいがお試し品程度の楽器です。はっきり言っちゃうと、使い捨てです。修理はもちろん、調整すらする価値のないフルートです。

 それでも一般人の感覚で言えば、高価なお買い物なんですよね。だから未だに中国製フルートは大手を振って流通しているわけです。つまり、いかに普通のフルートが、高価な楽器なのかって話なんですよ。

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2018年8月22日 (水)

フルートのあれこれについて語ってみよう その8 アルテについて語る

 アルテ…アルテスとも言います。フルートの代表的な教則本の一つ。著者はアンリー・アルテスで、著者名からアルテ/アルテスと呼ばれています。多くの人が使っている黄色い表紙のアルテは、JFC版のアルテで、通称『黄色いアルテ』と呼ばれ、かなりローカライズされています。そこを嫌う人は、原著を素直に翻訳したシンフォニア社の通称『白いアルテス』を使用する傾向があります。

 私が最初に学んだ教則本が、この『黄色いアルテ』です。皆さんも、たぶんそうでしょ?

 少しばかり古い教則本なので、色々と問題があるようだし、現代奏法には対応していないのだけれど、アルテには根強い人気があります。個人的には、エチュードなのに、美しい曲が多いというのが、その理由かな?って思ってます。あと、レッスンが先生と生徒のフルート2本で進むというのも良いかもしれません。これがピアノ伴奏とフルートだと、フルートの先生って、必ずしもピアノが得意というわけではありませんから、困ってしまいます。なので、フルート2本でレッスンが出来ると言うのは、何かと都合が良いのでしょう。

 別の言い方をすれば、先生に付いて学ぶには良いけれど、フルート2本が前提になっているので、独学には向かない教則本だとも言えます。

 よく問題にされるのが、黄色いアルテのローカライズされている部分です。ローカライズの内容は、基本的に練習課題の増補です。つまり原著にあるエチュードに、訳者である比田井洵氏が(よかれと思って)あれこれ付け足しているわけです。それもちょっとやそっとというレベルではなく、実にたっぷり付け足しているわけで、黄色いアルテは、原著のアルテスとはかなり違った教則本になっているんだそうです。

 だいたい、黄色いアルテの後半は、アルテじゃなくて、ガリボルディのミニヨン・エチュードだし…。

 これは私の個人的意見だし、私は黄色いアルテで育ったから…というわけじゃないけれど、私はアルテのローカライズされた部分をありがたく思ってます。と言うのも、アルテって難しいんですよ。エチュードとエチュードの難易度の上昇度が結構半端なくって、ちょっとの練習で、ガンガン難しい曲に移っていきます。なので、私的には、ローカライズされて、原著にないエチュードが付け足された事で、難易度の上昇が多少なりとも緩やかになり、それで私も落ちこぼれずに学べた…と思っています。いやあ実際、アルテって難しいですよ。

 まあ、余計なものが付け足されたおかげで、終了するのに時間がかかる…とも言えます。

 原著に近いとされている白いアルテスは、終了までにだいたい1年かかるんだそうです。でも私は黄色いアルテを終えるのに6年かかったよ。特に時間がかかったのは、最終課である15課ね。白いアルテスだと、15課は1ページだから、下手すると1回のレッスンで終了だけれど、黄色いアルテスだと、15課が20ページ、その後のミニヨンエチュードが約20ページで、私の場合、そこだけで3年という年月を使っています。1年と6年も差が大きいけれど、1回と3年では、その差が大きく違いすぎるよね。

 私個人の資質の問題もあるけれど、かようにローカライズされた黄色いアルテは終了までに時間がかかるんです。でも私は好きだな。皆さんも好きでしょ? アルテ。

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2018年8月20日 (月)

フルートのあれこれについて語ってみよう その7 タファゴベの効用について

 タファゴベ…正式書名は『17のメカニズム日課大練習曲』です。著者はクロード・ポール・タファネルと彼の弟子のフィリップ・ゴーベールです。二人の著者名を取って“タファゴベ”と呼ばれるわけです。フルートの基本的な教則本の一つです。フランスのリデュック社のものが愛用されていますが、実は国内版の楽譜もあり、比較的安価に入手も可能となっています。

 ソノリテと並び称される基本教則本の一つです。ピアノで言うところの『ハノン』に相当する教則本と言うとイメージしやすいと思います。指を鍛えるエチュード集です。ですから、その効用として…

1)指が鍛えられる。 指が速く動くようになります。またアルペジオなどの定型的動きをカラダに叩き込む事ができます。

2)音が美しくなります。 指を速く動かすと、指を速く動かす事ばかりに集中してしまい、音が汚くなりがちです。しかし、タファゴベを徹底的に練習して、自動的に演奏できるくらいになってくると、練習にも余裕が生まれ、速く指を動かしても、音を美しく保つ事ができるエチュードとして使えるようになります。

 タファゴベは指の練習曲であり、別にタファゴベでなくても、指の練習の教則本は多数ありますので、そちらを使っても指の練習はできますが、タファゴベはソノリテと違って、比較的安価なので、類書を使って練習するくらいなら、評価の定まった定番教材である本書で練習するに越したことはないと思います。

 フルートを吹くにあたり、指が速く動かせるに越したことはないし、割と初学者のうちから取り組ませる先生もいますし、やればやるだけ効果の現れやすい教則本だと思います。

 ただ、私はやっていません。やらない理由は単純で、H先生から禁止されているからです。今の私の技術レベルでは、タファゴベに限らず、指の練習曲はご法度なのです。まあ、いずれ上達してきたらやるそうですが、現状(アルテ1巻を終えた程度)では、指の訓練はまだ不要と言い渡されています。ちなみに、ヴィブラートも「まだ早い」と言われております。今はまだ、ひたすらに美しい音で吹くことだけに集中する時期なんだそうです。

 先生の方針だし、現実的には練習時間の不足もあって、タファゴベはやっていません。だから…と言ってはなんですが、私、指はあまり速く動きません。もっとも、指以前に、楽譜を速く読み込む事ができないので、指よりも速く楽譜を読めるようになるのが先決かもしれません。

 私はやっていませんが、タファゴベの大切さは理解しています。やれる方はやってみると良いと思いますよ。

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2018年8月19日 (日)

フルートのあれこれについて語ってみよう その6 ソノリテの効用について

 ソノリテ…マルセル・モイーズが著したフルート教則本の一つ。正式書名は『ソノリテについて 方法と技術』です。フランスのルディック社から出ていますが、値段が約6000円と高価な割にペラペラ(たった28ページしかないんですよ)なので一部で不評ですが、フルーティストにとって基礎基本の教則本であるという評価なので、皆さん、文句を言いながらも購入して利用している教則本です。

 私も一冊持っています。初学者の頃に、フルートへの憧れと一緒に購入しました。で、購入したことを当時の先生に報告したところ「なんで、そんな高いモノを買うの!」と呆れられてしまいました。今は先生のおっしゃる意味が分かりますが、当時は高い買い物をしたのに叱られるなんて…と、ちょっぴり凹んだものです。

 で、ソノリテをすでに持っている人は、ぜひ一生懸命練習して、元を取ってください。まだソノリテを持っていない人は…無理に購入する必要はないと、私は個人的に思っています。実際、私もソノリテは購入当初は熱心に練習しましたが、今では書棚のどこにしまったか忘れてしまったくらいですから(笑)。

 ソノリテは、音階をロングトーンで吹いていく練習です。数回練習すれば、暗記できる内容です。いや、暗記する必要もないほど、単純な内容です。でも、これを日々行っていく事は、効果的だと思います。

 私が考えるソノリテの効用は以下の通りです。

1)呼吸筋が鍛えられる。 基本的にロングトーン練習ですから、きちんと練習すれば、呼吸筋が鍛えられます。ただし、腹式呼吸をマスターしているという前提は必要です。腹式呼吸がまだ不完全な人がやっても、効果はなく、むしろカラダを痛めるだけなので気をつけるべきでしょう。

2)音色が整えられる。 基本的にロングトーン練習ですから、きちんと練習すれば、フルートの音色が美しく整えられます。ただし、演奏している自分は吹くことに一生懸命で、なかなか音色にまで気が回らないものです。必ず、先生とかコーチとかと一緒に練習する事をお勧めします。一人で練習しても、自己満足に終わりがちですよ。

 と言うわけで、ソノリテは基本的にロングトーン練習なので、別にソノリテ通りに練習しなくても、ロングトーン練習を継続的に行っていれば、同様の効果は得られると思います。なので、ソノリテの購入は好き好きだと思っているわけです。

 実際、ソノリテを使わないと身につかない事ってないし、他の教則本にも、ソノリテ同様の効果のあるエチュードが掲載されているし、いや、別に教則本を使わなくても、毎日ロングトーン練習していれば、それで十分だし…って感じです。あと、ソノリテの課題をそのまま実直にやるのは…かなりハードな練習内容になるかもしれません。よく、練習全体のウォーミングアップとしてソノリテをやっている人がいると聞きますが…ソノリテって真剣にやると、とてもウォーミングアップどころか、へとへとになりませんか?

 でも、ソノリテって人気ですよね。筆者のマルセルも、訳者の吉田雅夫氏も、フルート界の重鎮と言うか、アイドルですからね。推しが関わっている教則本なら、ぜひ練習してみたいと思うのが、人の常ですしね。

 これで安価(ってか、本のボリュームにふさわしい価格)ならば、気軽に勧められますが、ソノリテって、どう考えても、高価すぎると思います。コストパフォーマンス、激悪です。そこを受け入れられるか…ってところじゃないでしょうか?

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2018年8月18日 (土)

フルートのあれこれについて語ってみよう その5 C管とH管

 この“C管”とか“H管”とかいう用語は、フルート業界の特殊用語であって、一般的な音楽用語との使い方とは違います。

 一般的な音楽用語には“C管”とか“E♭管”とか“B♭管”などがあります。これらは管のすべてのトーンホールを塞いだ時に出る実音が管名になります。C管ならCが、E♭管ならE♭が、B♭管ならB♭になり、その音を楽譜上ではCとして表記して演奏するわけですね。つまり“~管”という表記はC管以外は移調楽器って扱いになり、管名になっている音を“ド”と呼ぶわけです。

 しかしフルートの場合は、ちょっと違います。C管は問題ないのですが、H管は、実際にはC管のようなものです。違うのは、最低音が半音拡張されているというだけの話です。そういった意味で言えば,すべてのフルートはC管であって、低い方に半音拡張されているのがH管なのです。ちょっと変だし、特殊な言葉の使い方ですが、慣れてしまいましょう。

 と言うわけで、フルートはC管もH管も、本質的には同じで、単純にオプションとして半音拡張されているのがH管、拡張なしの標準スタイルなのがC管って事になります。

 フルートを買い替える際に、C管にするべきなのかH管にするべきなのかは…これも好みだと思いますよ。フルートで低いHまで必要とする曲は多くはありません。ドップラーの作品とか、オーケストラ作品のいくつかにHまで必要とされる曲があるそうですから、そういう曲を積極的に吹きたいなら、是非H管を、そうでもなければ、好みで選べばいいと思います。

 あと、C管とH管の違いと言うと…H管の方が高音域の発音が安定するとか、C管の方は華やかな音色であるとか、H管の方が右小指の操作が面倒くさいとか…あるみたいですが、それらはそんなに大きな問題ではないと思います。

 まあ『大は小を兼ねる』という事もあるので、少しでも悩むようならH管にしておくのが無難だと思います。

 ただ、H管はC管と比べると重いので、そこは検討材料になるかな…って思います。実際、C管のフルートだって、長時間吹いていると疲れちゃいますからね。体力のない人やカラダの小さな人は、よくよく考えたほうがいいです。

 ちなみに、私が使っているフルートはC管です。特に不足はありません。別に重さに負けたわけではなく、買い替える時にH管にするという選択もなかったわけではありませんが、H管の楽器って少しばかり高価なので、H管の楽器を購入する予算で、ワンランク上のC管を買った…のですね。そういう買い物の仕方もあります。

 最終的には、やっぱり好き好きになるのかなって思います。

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2018年8月17日 (金)

フルートのあれこれについて語ってみよう その4 カバードとリング

 フルート関係のサイトを見ていると「フルートを買おうと思っているのだけれど、カバード式とリング式、どちらのフルートの方がいいですか?」みたいな質問が結構あります。たしかに、カバード式とリング式、見た目も大きく違うし、フルートは高い買い物だから、一度購入したら、そうそう買い替えるわけにいかないし、どちらを選択するべきか、そこは慎重になるのは分かります。で、悩みます。で、ネットで相談するわけだ。

 私なりの結論を言えば…正直、どっちでもいいです。指が細かったり短かったりして、リング式に不安を感じる方やフェミニンな手の持ち主は、無理せずカバード式でいいと思います。それ以外の人はリング式でいいと思います。

 ざっくり言えば“女性やカラダの小さめな男性はカバード式で、カラダが西欧人並のサイズの男性はリング式で”が理想かな…って思ってます。と言うのも、フルートって、そもそも、西欧の白人男性のサイズに合わせて作られているわけなので、そこまでカラダが大きくない人は、無理する必要はないと思います。

 ところが楽器屋さんに行くと、初心者向けの安価な楽器はカバード式で、中級者以上を対象にしている楽器はリング式が大半だから「上手くなったらリング式なんだ…」と思われる方もいらっしゃるでしょう、それはあながち間違いではないのですが、実はプロでもカバード式のフルートを吹いている人は大勢いらっしゃいますので、あまり気にしない方が良いです。

 あくまでも、中級者~上級者はリング式フルートと言うのは、一つのイメージでしかありません。

 例えば、プロ奏者である高木綾子氏は、へルムートハンミッヒ社のC管カバード式の楽器を使用されています。カバード式のフルートだからと言って、高木氏の演奏に問題があるか…と言えば、あるわけないので、楽器の選択は、自分の趣味とかカラダとかに合った楽器を使った方がいいです。

 カバード式のフルートを選ぶ時の、現実的な問題としては、楽器屋さんに並んでいる楽器のうち、中級者~上級者向けの良い楽器のほとんどはリング式であるという事です。カバード式は初心者モデル用のものしか用意されていないという事です。

 もちろん、注文してカバード式の良い楽器を仕入れてもらえば問題ないのですが、やはり店頭にある楽器の中から選択するのが、一般的だし現実的だったりします。そうなると、店頭在庫から良い楽器を選ぶと、必然的にリング式になってしまうので、カバード式の楽器を欲しい人は、カバード式の楽器を探す放浪の旅に出ざるを得ない事でしょうか?

 ほんと、カバード式の良い楽器って、店頭在庫にないんですよ。それ以前に、メーカーも多く作っていないんですね。

 これは楽器店および楽器メーカーのイメージ戦略なんだと思いますよ。わざと初心者向けはカバード式にして、その上のクラスの楽器をリング式にする事で、買い替えを暗に勧めているわけです。「上手くなったら、リング式の楽器を吹かないと、かっこ悪いよ…」ってね。

 でも、それは誤ったメッセージであって、実際、カバードの楽器でプロをやっている人もいるわけですから、そこは気の持ちようだと思います。

 カバード式の楽器からリング式の楽器に持ち帰るのは大変…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな問題ではありません。

 リング式でもカバード式でも、フルート演奏上の基礎基本は変わりません。あえて言えば、リング式は、カバード式よりも、より正確にキーの中心を押さえないといけない(でないとキーに空いている穴が塞がらない)ので、そこらへんをいい加減にしていた人には大変なだけです。キーの中心を正確に押さえないといけないのは、フルートの基礎基本ですから、そこができていないからリング式が難しいと言うのは、本末転倒な話であって、それならば、まずはきちんとキーを押さえるように努力していくべき話です。と言うのも、それができないと、フルートの演奏そのものが上達しないからです。

 なので、指や手の問題がなければ、フルート買い替えの際は、現実的に考えるならば、素直にリング式にしておくのが無難と言えば無難なのです。その方が、楽器選択の幅が広がりますからね。

 実は私、普段の練習ではカバードのフルートで練習しています。それもプラ管フルートです。この楽器で日々の練習をして、レッスンの時だけ、総銀のリング式のフルートを吹いています。混乱しないか? 全然しません。問題ありません。慣れてしまえば、カバード式もリング式も、そんなに違わないんですよ。

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2018年8月15日 (水)

フルートのあれこれについて語ってみよう その3 高いミと高いファ♯

 フルート初心者が最初の頃にぶつかる壁には色々ありますが、高いミとかファ♯も壁ですね。とにかく出ないんです。

 なにしろ、Eメカなんてギミックを搭載しているフルートがあるくらいですからね。たまたまEメカが無いフルートを吹かなきゃいけない時など、なんかもう軽く絶望しちゃうくらい、最初の頃は高いミとかファ♯を出すのは難しいです。

 でも、難しいのは初心者のうちだけで、やがて高いミとファ♯なんて、大抵の人が、全然気にも留めなくなってきます。別に普通の音になっちゃいます。むしろ、私などは、高いミとかファ♯よりも、高いシとかドなどの、めったに使わない音の方がきれいな音が出しづらいくらいです。

 つまり高いミとかファ♯というのは、初心者限定の壁なんです。

 ではなぜ、みんな吹けるようになるのかと言えば、実はカラダの問題なんです。筋肉の問題なんです。腹圧の問題なんです。

 フルートって優雅なイメージのある楽器ですが、実は結構、体力勝負な部分がある楽器です。だいたい、楽器を横向きに長時間地面に水平に持ち続ける事自体、無理ゲーでしょ?

 フルートって、息を大量に消費する楽器なんです。吐き出した息の半分以上を捨てないとうまく鳴らない楽器なんです。つまり、思っている以上に、たくさんの息を吐き出さないと吹けないのがフルートってわけです。

 ある人曰く「フルートは、構造上、高いミとファ♯は出づらい」のだそうです

 まあ、そうなのかもしれません。実際、初心者の頃って、この2つの音には苦労するものね。その出づらい音を出すために必要なのが、息の強さ…なんだと思います。

 息の強さ、であって、息の多さとか息の速さではありません。あくまでも息の強さです。強い息が楽に吐けるようになると、構造上無理がある高いミとファ♯が比較的楽に出せるようになるのです。もちろん、高い音ですから、他の音よりも速い息も必要ですし、息を出しすぎないようにセーブしながら息を吐かないといけません。それらに必要なのが、呼吸筋の強さです。

 つまり、なぜ初心者は、ほぼ例外なく高いミとファ♯に苦労し、それがやがて気にならなくなるのかと言えば、フルートの構造にそもそも無理があるのは前提として、その無理を乗り越えるためには、筋力が必要で、その筋力を身につけるためには、ある程度の時間、フルートを吹く経験をしてカラダを作っていくしかないのです。

 逆に言えば、ある程度の期間、フルートを吹き続けていたら、いやでも笛吹きのカラダができるわけで、笛吹きのカラダさえできてしまえば、高いミやファ♯は、さほど無理に感じなくなるってわけなのです。

蛇足  だからと言ってEメカが不要だとは思ってません。Eメカがあれば楽だと感じるなら、積極的に使えばいいと思います。あって邪魔になる事って…無いわけではないらしいけれど…無くて不安になるよりも、ずっとマシだと感じるからです。ま、一種のお守りみたいなものです。実際、プロの奏者の方も、その多くがEメカ搭載のフルートを愛用されていますしね。替え指の都合があるので、Eメカをノッチで切り替えるなんてギミックもありますよ。お財布に余裕があれば、そういうギミックも素敵ですよね。

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