ひとこと

  •  もしも私が北の首領様で、日本や韓国やアメリカに喧嘩を本気で売るなら…韓国には風向きの良い日に風船爆弾のようなもので化学兵器(サリンとかああいうヤツ)をぶっこんで、日本には漁民に装わせた兵士(伝染病に罹患済み)を送り込んでバイオテロを引き起こし、アメリカには…サイバー攻撃だな。銀行とか株式市場とか経済方面の施設を一斉に襲うとか、いっそ原発を遠隔コントロールして大惨事を引き起こすとか…そういう手立てを考えます。そんなわけで、別に北の国が核爆弾とかミサイルとか持つ必要なんてないじゃん。むしろ、そんなモノを持っていると「北のくせに生意気だ!」って言われて、ジャイアンにボコボコにされちゃうよ…ってわけで、ジャイアンはいつコブシを振り上げるのでしょうか? 産経新聞は…12月18日が開戦日かも…って言っているけれど、だとしたら、もう来週じゃん。
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カテゴリー「フルートのエッセイ」の記事

フルートに関する様々な事柄について書いてみました

2017年12月 8日 (金)

アンブシュアについて悩む人が多いのだけれど…

 一般的に、フルートは簡単な楽器だと言われています。何を以て簡単だと言ってよいかという部分については、議論の余地はあると思います。しかし、単旋律用の楽器である事。ト音記号の世界の楽器である事。移調楽器ではない事。メカシステムの完成度が高く、奇妙な運指がない事。軽量であり持ち運びに便利である上に、音量も小さいので、どこでも練習できる事、などから考えても、比較的演奏が簡単な楽器と言われても仕方ありません。

 しかし、いくら簡単だと言われても、あくまでも“比較的”簡単なだけで、リコーダーやハーモニカやオカリナのような教育楽器ほどは簡単ではありません。

 フルートの場合、あえてどこが難しいのか言えば“音を出す”と言った、基礎の基礎の部分が難しいです。つまり、一番最初が一番難しかったりします。逆に言っちゃえば、ここを乗り越えちゃうと、後はさほど難しくないとも言えます。また、音出しに苦労しない人だと、どこも難しい事がない楽器だったりするんです。

 さて、フルートの音が出ない理由には、実は様々な要因が絡んできます。呼気圧や腹圧の問題、楽器の構え方の問題、そしてクチビルのカタチの問題…つまり、アンブシュアの問題があります。

 初心者の頃って、音が出ない人は本当に出ません。いくら頑張っても出ません、出ないものは出ません。私の知り合いのピアニストさんは、学生の時、副科でフルートを学んだのだそうですが、親にねだってムラマツを購入してもらったところまでは良かったのだけれど、全然音が出なくて、毎日毎日フルートの練習をするのだけれど、全然出なくて、友人や教授にも散々教わったのだけれど、本当に出なくて、それでようやく「ピヤ~」って鳴り始めたのが夏休みを終えて、すでに授業が後期に入った頃だったそうです。音さえ出てくれるようになれば、後は楽なもので、あっという間にフルートを普通に吹けるようになったのだそうだけれど、音大生ですら、フルートの音が出せない人はいるわけだし、音が出せなきゃ、何もできないわけです。

 だから、趣味のオジサンオバサンがフルートを始めて、最初の音出しの段階で、さんざん苦労するのは、まあ、当たり前と言っちゃあ当たり前なのです。当然と言っちゃあ当然なのです。逆に言えば、たいていの人は、音出しで苦労すると思って、間違いないのです。

 で、そんな音出しに苦労する初心者の皆さんが、その原因として、最初に着手するのが、アンブシュアの問題なのです。クチビルをどんなふうにしてフルートにあてるのか…そんな事に悩むわけです。で、その結果、ネットのフルート情報のページには、アンブシュアに関する記事があちらこちらにあるわけです。

 でもね、そんなにアンブシュアって大切なのかな? プロのフルート奏者の口元を見ると、皆さん、それぞれだし、決まりきったやり方なんて無さそうじゃない? 中には、斜めにフルートを構えていたり、クチを尖らせて吹いていたり、ほんと、色々です。ちなみに、私はインコのクチをしてフルートを吹いてます(笑)。

 でも、ネットに書かれているアンブシュアのページを見てみると、理想的なアンブシュアは…クチビルを閉じて、軽く横に引っ張り、息を吹き出す勢いでクチビルを開ける。その息が通る大きさは細めのストロー程度が良い…なんて書いてあったりなかったりするわけです。

 でも、そんな事、誰がやっている? 案外、みんな、思い思いのスタイルでフルートを吹いているわけで、そんな理想なアンブシュアなんてしてないよ。少なくとも私はやっていないし、H門下の人もやってません。みんな、フルートを手に持って、無造作にクチビルに当てて、息を吹き込んで吹いてます。何か特別な事はしていません。

 それでも吹けちゃうのがフルート…なんだと思います。

 まあ、アンブシュアは大切だけれど、音出しに関しては、一番大切とは言えないのだろうと、私は思います。

 では、音出しに一番大切なのは…おそらく腹圧だろうと思います。

 初心者の頃は、とにかく腹圧が弱いのです。腹圧が弱いので、呼気圧が弱くなり、呼気圧が弱いので、クチビルであれこれしようとしてしまい、結果、アンブシュアにこだわるわけです。

 いわば、腹圧の弱さをクチビルでカバーしようとしているだけで、やっている事は邪道も良いところなのです。

 と言う訳で、音出しで一番大切なのは腹圧です。言葉を変えて言えば、腹筋です。だから、腹筋がある程度強くなり、腹圧が強くなれば、アンブシュアを気にせずとも、自然とフルートの音が楽に出るようになるわけです。

 では、腹圧を強くし、腹筋を鍛えるには、どうしたら良いのか?

 少なくとも、体育会系の人がよくやっている腹筋運動は、あまり効果が無いと思います。と言うのも、腹筋を動かすと言っても、ちょっと動かす方向が違うからです。

 フルートを吹くための筋肉を鍛えるために一番の近道は、フルートを吹くことです。フルートを吹いて吹いて吹きまくって、カラダをフルートを吹く人のカラダに作り変える事です。

 そうすると、簡単にフルートの音出しができるようになります。

 なので、フルートの音が出なくて悩んでいる人は、アンブシュアをあれこれいじるよりも、ひたすらフルートを吹いて、早く自分のカラダをフルーティストのカラダにしてしまう方が現実的だと、私は思うわけです。

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2017年12月 6日 (水)

演奏する前に食べていいもの、悪いもの

 気にしない人は全く気にしませんが、気にする人は気にするのは、演奏前の食事です。食べる人、食べない人。食べる人でも、食べて良いものといけないものを気にする人、全く気にしない人。実に様々です。

 気にしない人の話は横に置いて、気にする人や、多少なりとも気にする人たちの話をします。

 まずは、笛吹きさんたちの話。

 演奏前に食事をした方がいいのか、しない方がいいのか…ですが、だいたい男性は「演奏前は基本的に食べない」という印象かな? 食べると眠くなるし、お腹も動きづらくなるので、演奏前は基本的に食べないようにし、その代わり、演奏が終わったら、目一杯、食べて飲んで楽しむ…という人が多いかな?

 一方、女性奏者は「軽く食べておく」という人が多いですね。演奏前に何か食べておかないと力が入らない…とか、空腹のままで演奏すると気持ち悪くなる…とか、空腹だと集中できない…とかで、何か少し食べるんだそうです。ここでポイントは、やはり満腹にはしないって事です。演奏前に満腹にするのは良くないようです。まあ、食事をするという感じよりも、おやつをつまむって感じなのかもしれません。

 あと、食べるにしても、ニオイがキツイようなモノは、楽器が臭くなる(ような気がする)ので極力パスするそうですし、食後は丁寧に歯磨きするんだそうです(当たり前か)。

 一方、歌手の皆さんは、もう少し細かいです。

 基本的な方向性は笛吹きの皆さんと同じですが、歌手の皆さんは笛吹きさんよりもあれこれ細かいようです。

 例えば…ステージの前に軽く一杯引っ掛ける…なんて人がいるそうです。緊張をほぐすという意味があったり、より良い声を出すためであったりするそうです。まあ、だいたい、バリトンとかバスなどの男性低音歌手の皆さん方のようです。でもほんとに一杯引っ掛けると、声って良くなるのかな?

 演奏前は肉料理ではなくパスタ料理を食べ、休憩時間にはバナナを始めとするフルーツを食べるという人たちもいます(主にオペラ歌手)。休憩時間に昼寝をするって人もいるそうです(寝たら、声出なくなるんじゃないの!)。オペラはコンサートと違って、長丁場ですから、あれこれ工夫をされるようです。

 演奏会が近づくと、熱を通した食事しかしないという人もいます。生物生水厳禁ってわけです。

 アマチュア歌手ですと、のど飴を携帯していて、暇さえあれば飴を舐めているって人も見かけますね。薬用のど飴を愛用している人もいます。飴だけでなく、プロポリス系のスプレーを携帯しているという人の話も聞きます。また、食べ物ではありませんが、常時マスクを身に着けて乾燥を防いでいる人もいます。

 飲み物にこだわる人もいます。一般的にはちみつや生姜汁は好まれるようです。オリジナルドリンクを作って用意する人もいます。常温のコーラが良いと言う人(テノールに多いようです)もいます。一方で、お茶はダメという人もいます。お茶を飲むなら麦茶のみOKとか、水しか飲まないとかいう人もいます。何を飲んでもいいけれど、冷たいものは、ノドを冷やすからダメという人もいます。

 人それぞれだね。

 ちなみに、私は全然気にしません。本番前でも食事の時間になれば食事をするし、そうでなければ食べないし、食べるものもその日の気分だから、サンドイッチ食べたり、カツ丼食べたり、カレーライス食べたりと、やりたい放題です。飲み物は、冷たくした濃いお茶が好きです。妻から「カフェインの取りすぎ」と言われますが、好きなんだから仕方ないです。舞台袖で、冷たいお茶をガブガブ飲んで、舞台に出ちゃう時もあります。

 だから、私は下手くそなのかもしれません(大笑)。でも、たかが食べ物で結果が変わるような、ヤワなカラダじゃないからね。へへっ。

蛇足 でもさすがに冬の乾燥の時期は、ノドの乾燥に悩まされます。クチビルにリップクリームを塗る要領で、ノドに油を塗る感覚で「油、飲みたいー!」って、時々思います(でもやった事はありません)。

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2017年12月 4日 (月)

声楽と器楽の違いとは?

 もちろん、声楽と器楽の一番の違いは、演奏の際に、自分の声を使うか、楽器を使うかの違いが一番大きいでしょう。

 器楽であれば、どんな楽器にするか、自由に選べますし、一度選んで「なんか違うなあ…」と思えば、楽器を変える事も可能ですし、余裕があれば、二つ三つの楽器を同時に学んでも良しです。ガチにヴァイオリンを学んでいる人は、まずピアノを器楽の基本として学びながら、並行してヴァイオリンを学ぶ人は多いです。またオトナだと、フルートを学びながらサックスも嗜む人は多いです。いやいや、それどころか、管楽器プレイヤーにはマルチプレイヤーと言って、フルートとサックスのみならず、クラリネットもオーボエもリコーダーも嗜む人も少なからずいます。すごいよね。

 しかし、自分の声を使うとなると、持って生まれた声で歌うしかなく、これは選択の余地がありません。自分の声が好きであろうと嫌いであろうと、自分の声でしか歌えないのです。声は取り替える事ができないのです。男性が女声では歌えませんし、女性が男声では歌えません。また同じ男声女声であっても、それぞれに声色があって、高い音域が得意な声を持っている人、低い音域が得意な人、声が強くて張りのある人、ソフトな声で包み込むように歌うのが得意な人…声には様々な種類があり、鍛錬していく事で、声の幅や強さをある程度は広げていくことは可能であっても、別物になる事はまず無理です。

 声楽と器楽の違いと言えば、ソロ前提か、アンサンブル前提かという違いもあります。

 歌の場合、独唱と合唱の両立はもちろん可能だけれど(特に日本の趣味の音楽の世界では)普通はあまりしません。独唱の人は独唱を専らとし、合唱の人は合唱を専らとします。器楽の場合は、ピアノ以外は、アンサンブルが大前提にあります。まずはアンサンブルありきが器楽の世界です。器楽を、アンサンブル無しで、ずっとソロでやっている人って…いないわけではないけれど、多くはやむをえなくソロをやっているという人が大半で、そういう人だって、チャンスさえあれば、アンサンブル団体に加わりたいと願うものです。

 声楽と器楽の違いと言えば…言葉を介在させるか、させないかと言った違いもあります。歌には歌詞があります。歌詞はさまざまな言語で書かれています。日本語の歌しか歌わないと心に決めた人は別として、普通の人は声楽を学ぶと、必然的に外国語も学ぶ必要があります。少なくとも、イタリア語とラテン語とドイツ語ぐらいは、読めて、簡単な意味ぐらいは分からないと、とても声楽はやれません。

 そこへ行くと、器楽には言葉が伴いませんから、言葉の壁を簡単に超え、言葉の違いをものともせずに、音楽を共有できます。しかし器楽では音楽でしか表現ができないので、人の持つ様々な感情を象徴的にしか表現できません。

 しかし声楽は言葉を伴うが故に、人々の感情を具体的にダイレクトに音楽に載せて表現する事ができます。感情表現という点について見れば、器楽よりも声楽の方が様々な点で有利であると言えるでしょう。

 器楽の場合、アンサンブルをする事が多く、音楽のイニシアチブを握るのは指揮者である場合が多く、指揮者がいなくても、コンサートマスター等、自分ではない誰かが音楽のイニシアチブを握る事は少なくありません。

 声楽は、基本的に歌手が絶対君主です。歌手が音楽のイニシアチブを握っています。難しいのは、オペラ等で歌手と指揮者が並び立っている時ですが、オペラ全盛期の19世紀はともかく、現代では指揮者が歌手をリードするカタチが多いようですが…それでも両者の力関係によっては、歌手が絶対君主として君臨することもあるようです。

 あと、つまらない事ですが、器楽演奏は基本的に楽譜を見ながら演奏する事が多いですが、声楽は暗譜が大前提です。と言うのも、椅子に座って楽器演奏に専念できる器楽と違って、声楽の場合、多くは歌唱に演技が伴うことが多いからです。演技をしながら歌うなら、楽譜なんて持っていられませんからね、自然と暗譜になるわけです。

 ざっと思いついただけでも、これぐらい、器楽と声楽では違いがありました…という話です。 

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2017年11月24日 (金)

フルートを大きな音で吹くにはどうしたら良いのか?

 私は時折、吹奏楽等でフルートを吹く若い子たちと話す事があります。そんな時に、色々な悩み相談を受けることがあります。まあ、たいていの場合「他人に聞くよりも、自分でもがいて解決しなさい」というナイスな返答をするようにしています。

 それはともかく、若いフルーティスト共通の悩みというのが、いくつかありまして、その中でもダントツ一番なのが「どうすれば大きな音で吹けるのか」という悩みです。これは本人が自分の音が小さい事を単純に悩んでいる事もあれば、吹奏楽等で活躍している子などは、指導者から「フルート! もっと大きな音で吹け!」とか言われる事もあって、気の小さな子は、本当に真剣に悩んでいたりするんです。

 で、言われて、悩んで、もがいて、なんとか解決策を見つけようとします。例えば、勢い良く楽器に息を吹き込んでみたり(そんな事をしても、音色と音程が悪くなるだけで、大きな音にはなりません)、力いっぱいホールを押さえてみたり(パッドの痛みが早くなるだけですし、メカ調整の間隔も短くなります)、首や楽器を振ってみたり(気休めにもなりません)…、それはそれは涙ぐましい努力の数々をするわけです。

 まあさすがに、この問題ばかりは、自分でもがいても解決できないので、色々とアドヴァイスをしてあげたりします。

 まず最初に言ってあげるのは「気にするな」です。指導者だとかコーチだとか上司だとかと言うのは、基本的に無茶振りをするのが仕事です。無茶を言うことで、言われた方が何とかしようとして、その何とかする事で成長する事を期待して無茶を言うわけです。もちろん、このやり方はコーチングとしては正しくないし、一流の指導者は、そんな無茶ぶりはしませんが、二流以下の指導者は頻繁に無茶振りをします。

 無茶は無茶なので、私は「気にするな」と言ってあげるわけです。

 なぜ「気にするな」というアドヴァイスをするのかと言うと、フルートって、構造的に大きな音が出ないように作られているからです…というか、現代フルートって、長い歴史の中で、これでも大きな音が出るように改良された結果の楽器で、すでにフルートという楽器としては、マックスな音量が出るように最適化されているのが現代フルートだからです。すでに最大音量が出るように最適化されているの楽器なので、これ以上の音量の増大化は、フルート製作に技術的なブレイクスルーがない限り、ありえません。つまり、結論から言えば「フルートからは、これ以上の音量は出ません」という事になります。

 これ以上の音量が出ない事が明々白々なのに、それ以上の音量を出せと要求してくる指導者の言う事など「気にするな」と、だから私が言うのです。

 指導者が本当にフルートの音量の増大を願っているのなら、それを奏者に求めるのではなく、バンド内のフルーティストの数を増やせばいいのです。一本のフルートだけでは、大した音量は出ません。しかし、フルートの数を増やすことで、バンドの中でのフルートの音量は増えるわけです。つまり、フルートの音が小さいのは、フルート奏者の責任ではなく、バンドの指導者の責任なので、フルート奏者は「音が小さい」と言われたからと言って、何も気に病む必要はないのです。

 だいたい、フルートなんて、何をどうあがいても、笛なんです。笛は、何を頑張ろうと、所詮、笛なんです。本来、ヴァイオリンやピアノなどと一緒で、室内楽で楽しむ楽器なんですよ。そんな笛を、ラッパや太鼓と一緒に野外に持ち出して演奏すること自体が間違いなのです。

 フルートに音量を求めるなら、オーケストラにおけるヴァイオリンのように、バンドの中にたくさんのフルートを用意すればいいのです。はい、解決。ちゃんちゃん。

 とは言っても、指導者ににらまれた若いフルーティストさんの悩みは、そんなアドヴァイスだけでは解決できません。

 そこで、気休め程度ですが、ほんの少々でも効果のあるアドヴァイスをしてあげます。

 最初のアドヴァイスは「毎日、走り込みをしなさい」です。体力を増やし、呼吸筋を鍛えるために、走り込みを命じます。

 だいたい「音が小さい」と言われる子は、実際に楽器の音が小さいかどうかは別として、線が細くて、弱々しい印象の子が多いです。本当にフルートの音が小さいと言うよりもいかにもその子が吹いているから、音が小さそうに感じられるだけだったりするのです。

 まあ、実際、そんな子は、か細い音で吹いていたりする事も多いです。

 で、そんないかにも音が弱そうな子は、音が弱そうなオーラを放っていたりするので、まずはそのオーラを消して、指導者に注意されないようにすることを目指します。それには、毎日走り込んで、元気で活発になり、体力をつけて、呼吸筋を鍛えるのです。そうすると、実際に、音が大きくなったような気もするし…ね。

 最初っから、元気いっぱいな子で、今さら走り込みなんて不要な子には、どんなアドヴァイスをするかと言うと…「楽器を変えてみようか」です。部活ならば、部室にフルートなんて、いくらでも眠っているでしょう。その中で、今自分が使っているのとは別の楽器を吹いてみようと薦めるのです。奏者と楽器の相性ってのがありますから、楽器が変わるだけで、実際にあれこれ変わります。また、実際に音量が変わるかどうか別としても、気分が新しくなるだけでも、効果がないわけではありません。

 あと、子どもに言いませんが、相手がオトナの場合は「楽器を買い替えてみたら、どう?」とも言います。実際、楽器を買い換えると、多少なりとも大きな音が出るようになるものです。

 素材の比重が重い楽器(つまり、貴金属製の楽器)は、よく音が響きますので、音量が多少なりとも増えます。また材質的には同じでも、厚管にすると、これまた音量が増えます。丁寧に作られた高級フルートも、響きが良いので、音量が多少なりとも増えるように感じられます。私の経験から言える事の一つとして、アメリカのブランネン・ブラザーズ社製のゴールドフルートは、爆裂的に大きな音が出ます。超高級フルートですから、お値段もかなりしますが、乗用車を買ったつもりになれば、買えない額ではないので、本当にお悩みなら、そういう選択肢もあります。

 楽器を丸々買い換えなくても、頭部管を変えるだけでも、音はガラッと変わります。フルートの頭部管って、美しい音を出すために作られたモノと、大きな音を出すために作られたモノがあって、それらの両立はかなり難しいらしく、多くの頭部管は、どちらかに重点を置いて作られているからです。ざっくり言っちゃえば、ぱっと見、頭部管の息を吹き込む穴のカタチが、丸いほど美音系で、四角いほど音量系になりますし、穴の面積か小さいほど美音系で、大きいほど音量系になります。

 まあ、そうやって楽器を替えても、微々たる変化ですが、それでもヤラないよりは精神的に楽なので、本当に悩んでいる方には、それを薦めます。

 実際のところ、フルートの音量を増やすのは無理でも、遠鳴りのする良い音で吹く事で、音量が増えたかのような錯覚を、指導者や観客にさせる事は可能です。それをするには、しっかり腹筋で支えられたトルクの強い息(決して勢いの強い息ではありません)を、その楽器に適した分量(決して多くはないです)とスピード(決して速くはないです)で吹き込めばいいだけの話なのですが、それはそれこそ、他人に教わる事ではなく、自分でもがいて解決するべき事なので、私はあえて、そういうアドヴァイスはしないのです。

 こんな事を書いている私ですが、私の場合は、そもそもフルートに音量は求めないようにしていますので、使用している楽器も美音系のアルタスだったりします。それで困る事はありませんし、プロ奏者でもアルタスを使っている人は結構いますので、要は本人次第なんだろうと思います。

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2017年11月20日 (月)

乾燥と戦う(フルート編)

 寒くなってきましたね。寒くなってくると、湿度が高くなりづらく、どうしても空気は乾燥しがちです。空気が乾燥すると、我々のカラダの表面から水分が抜けやすくなります。つまり“お肌が乾燥する”ってヤツです。まあ、単にお肌が乾燥するだけなら、別にそんなに大きな問題ではありませんが、我々笛吹きにとって大問題となるのは、クチビルが乾いてガサガサになる事です。

 クチビルが乾いてガサガサになると、なんかフルートが吹きづらくなります。フルートの音も、ちょっとガサつくような気がします。ガサガサも程度がひどくなると、やがてクチビルが切れてしまいます。クチビルが切れると…痛いですよね。まあ、クチビルが切れても痛いだけで演奏には支障はないそうです。H先生は以前、演奏中にうっかりクチビルが切れてしまい、クチから血をダラダラ流しながら、流血状態で演奏をしたと言ってました(あんまり想像したくないですね)。

 私などはハートが弱いので、クチビルが切れたらフルートを吹くのを止めてしまうだろうし、回復するまでは演奏しないと思います。はい、チキン野郎なんです。

 なので、冬の間は、なるべくクチビルを切らないように気をつけています。

 うっかりやりがちなのは「クチビルを舐めてしまう」ことです。これ、その場の一瞬なら問題ないのですが、本当に乾燥している時に、うっかりクチビルを舐めてしまうと、すぐにクチビルが乾燥してしまい、むしろ舐める前よりもひどい状態になりかねません。それを防ぐには、乾く前に再度舐めるわけですが、そんなにクチビルばかり舐めているわけにはいきませんから、早晩、クチビルが乾き切り、やがて切れてしまうわけです。

 痛いです。

 そこで簡単な防御策が、リップクリームです。リップクリーム自体は、ドラッグストアでもコンビニでも百均でも変えるので便利です。ポケットに入れておくのは当然として、私が常駐するような場所には常に備えておきますし、外出用のカバンの中にも入れておきます。ですから、私は常時10本以上のリップクリームを用意しまくっているわけです。

 リップクリームの主成分はワセリンです。ワセリンは石油から精製して作られる鉱物油の一種で、ゆっくりと経皮吸収されます。硬めの油ですから、クチビルに塗ると、クチビルの表面に皮膜を作り、その皮膜がクチビルを乾燥から守り、クチビルの表面を滑らかにするわけです。

 ただ、硬めで吸収される速度も遅いため、どうしてもべたつくわけで、それが気になる人には気になるでしょうね。リップクリームを塗ってフルートを吹けば、当然、フルートにもリップクリームは付きます。ただ、銀にワセリンを塗ったからと言って、何か銀に悪影響があるのかと言えば、ないわけですから、そんなに気にすることもないのかもしれません。

 ただ、ワセリンは鉱物油ですから、アレルギー体質の人だとアレルギーが出てしまう事がないわけではありません。まあ、それほど過敏なアレルギー体質の人は、金属アレルギーも持っているだろうから、ワセリンを塗る以前に、フルートに触ること自体が厳しいかもしれません(ニッケルは結構アレルギーが出ますし、金銀だってアレルギー皆無って訳にはいきません)が…。

 ひとまず私は、リップクリームで毎年乗り切っています。ま、一時しのぎなんですが…。

 根本的な解決を図るなら、例え乾燥しきった冬季であっても、常にクチビルプルンプルンが理想ですが、これはなかなか難しいですね。油とタンパク質をたっぷり取る食生活をすれば可能かもしれませんが、それはなかなか難しいです。

 スキンケアという観点から見れば、馬油を塗るという方法があります。馬油は、読んで字のごとく“馬の油”であって、馬の皮下脂肪から作った動物性油脂であります。ちゃんと精製されて作られた馬油は、馬臭くもなく使いやすいです。同じ哺乳類の油ですから、経皮吸収の速度は速く、塗ればすぐに染み込んでしまいます。なので、ワセリンのように、皮膚の表面に皮膜を作る効果はあまり期待できません。だいたい、経皮吸収以前に油が柔らかいので、皮膜を作るには適さない油です。とにかく、塗ればすぐに吸収されて無くなってしまいます。でも、無くなったら塗って、無くなったら塗ってを繰り返せば、やがてクチビルが油でプルンプルンになる…はずです(試したことは無いので断言できませんが、たぶんそうなります)。スキンケアという観点から考えると、こちらの方が正しいやり方のような気がします。

 問題は、馬油はリップクリームやワセリンと違って高価な事…かな。あと、入手もそんなに簡単じゃないです。少なくとも百均やコンビニじゃ売ってません。ドラッグストアでも在庫がある店と無い店に分かれるでしょうね。

 馬油を確実に入手するなら、ネット通販が一番確実かもしれません。

 

 まあ、乾燥を免れる一番良い方法は、十分に潤っている部屋から一歩も出ない事ですが…そりゃあなかなか無理だよなあ(笑)。

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2017年11月16日 (木)

じゃあ、フルート奏者ってどんな人間なの?

 これ、色々と考えてみました…が、実は類型化するのが、案外難しいかなって思いました。少なくとも『歌手=自己顕示欲の塊』というほど、類型化できそうもないなあって思いました。

 と言うのも、フルート奏者って、我が国の場合、圧倒的多数を占めているのが、中学校や高校あたりの吹奏楽部でフルート吹いている人たちで、この人たちって、自分でフルートを選択して吹いている子もいるだろうけれど、案外、先生とか先輩とかに指名されてフルートを吹いているような子も大勢いるわけで、それを考えると、フルート奏者に色々な性格の人がいても不思議じゃないわけです。

 なので、オトナになってからフルートを始めた、趣味のフルート奏者さんたちに話を絞って考えてみました。

 まず、大人になってからフルートを始めた人には、2パターンあると思います。一つは“リベンジ組”、もう一つは“なんとなく組”です。

 リベンジ組は、そもそも吹奏楽経験者で、本当はフルートを吹きたかったのに、フルート以外の楽器を担当する事になって、フルート愛をこじらせてしまったタイプの人です。こういう人って…情が深いんですよね。半ばあきらめ、半ば忘れてしまっていた、若い頃のフルートへの愛が、ひょんな事から燃え上がり、どうにもなくなってフルートを手にしてしまうわけで、そのタフな精神エネルギーに私は敬服いたします。

 もうひとつの、なんとなく組は…自分ではなんとなく始めたような気がしてますが、実はその大半が、フルートの“ピカピカ”に心を奪われた人たちです。

 楽器って、実はその大半が木製なんですよね。ヴァイオリンしかり、ギターしかり、フルート以外の管楽器しかり、まあ現代的な電子楽器だと、金属とか合成樹脂とかの楽器もありますが、それらもだいたい黒系に塗装されていて地味なのが普通です。フルート同様、光り物系の楽器だと、金管楽器がそうだけれど、金管楽器は、その名の通り、やっぱり金色です。そこへ行くと鏡のように光り輝くフルートは、そのピカピカ度においては、楽器界ピカイチなわけで(最近はシルバーメッキのトランペットがありますが、そこはちょっと横に置いて)あれこれ楽器はあるけれど、何と言っても、一番ピカピカなのは…フルートなんです。このフルートのピカピカに心を奪われて…で、なんとなく始めちゃったわけです。

 実は私だって、冷静に考えてみると…そうではないとは言い切れません。店頭に並んでいたピカピカのフルートに心を惑わされて、衝動買いしちゃって、それが今日まで続いているわけなんです。ああ、ピカピカに心奪われた事を否定できない…残念だ(涙)。

 そういうわけで、フルート奏者の一つのパターンとして『光り物好き』ってあります。

 ただ、単に光り物好きと言えば、フルートほどピカピカではないにせよ、金管楽器のゴールドの輝きだって捨てがたいです。でも、そこに行かずにフルートに行ったというのは、金管楽器のギラギラっとした押しの強い音が苦手なんだと思います。

 フルートの音って、なんかモヤっとしてませんか? そのモヤっとしている部分が、優しさとか癒やしとかのイメージにつながっているんだと思いますが、やっぱりフルートって、なんかモヤってしていると思います。類は友を呼ぶじゃないですが、フルート奏者さんって、なんかはっきりしない“モヤッ”とした雰囲気を持っている人が…私の観察では多いと思うし、そこがオトナから始めた人の特徴かなって思います。

 そこへ行くと、学生時代に吹奏楽部でもまれた人たちは、たとえフルート奏者と言えども、全然モヤっとしてません。むしろ、尖っている感じすらします。まあ、吹奏楽部って、人間関係にせよ、練習時間とか、とにかくあれこれあれこれがハードだからね、ブラックだからね、そこで生き残るくらいだから、よほど人間が強くないとやっていけないわけです。

 というわけで、私の独断ですが、オトナになってフルート始めた人は、なんともふんわりとしてモヤっとした癒し系の人で、情が深くて、光り物好きって感じかな? 一方、子供の頃からフルートやっている人には色々な性格の人がいるけれど、共通しているのは、タフであるって事でしょう。女社会である吹奏楽部をやりきったんだから、そりゃあタフだよね。うん、タフだタフだ。

 と、このように全く異なるタイプの人間がフルートという楽器をたしなんでいるわけで、そりゃあ簡単に類型化なんて出来ないよね。

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2017年11月13日 (月)

高価なフルートは何のためにあるのか?

 学生や子どもは自分では楽器を買いません。親なり学校なりが与えた楽器をただひたすら吹くだけです。ですから、大抵の場合、高価なフルートとは無縁です。

 オトナの初学者の場合、最初こそは廉価なスチューデントモデルの楽器を吹いていますが、そこから始めて、フルートにはまり、ドンドン楽器を買い替えていく人もいます。また、複数の楽器を所持する人もいます。なにしろ、オトナには財力がありますからね。大人買いだってしちゃいます。

 本来、高価なフルートは、プロ奏者のためにあります。つまり、これらの楽器は、プロ仕様の楽器ってわけです。

 だからと言って、アマチュアが入手してはいけない理由はないし、アマチュアが購入してくれなければ、高価なフルートはさらに高価にならざるをえなくなるでしょうから、アマチュア奏者が高価なフルートを入手する事は、購入者本人のためのみならず、多くのプロ奏者の助けにもなるし、フルートメーカーにとっても良い事なので、決して間違いではありません。

 しかし…「なんか、低音が鳴ったり鳴らなかったりするので、フルートを買い替えてみるか」とか「高音ミが出ないから、フルート買い替えてみるか」とかの理由で高価なフルートに買い換えても、たぶん満足いかないと思います。

 と言うのも、低音が鳴ったり鳴らなかったりするのも、高音ミが出ないのも、楽器のせいではなく、奏者の力量不足が原因だからです。だから、楽器の買い替えでなく、練習時間倍増が幸せになる道だったりします。

 あ、もっとも、高音ミに関しては、Eメカの無い楽器を使っている人がEメカ搭載楽器に変えれば、多少の効果は認められます…が、高音EはEメカ無くても出せるようになりますから、それだけの理由で楽器の買い替えは、ちょっとばかりコストパフォーマンスがよろしくないかもしれません。

 「先生が買い替えを薦めたから…」と言うのなら、買い換える理由が(たぶん)あるんだと思うし、買い換えることで幸せになれるかもしれません。ただし、楽器店に雇われている先生の場合は、その楽器店の方針で(本当は必要ないのに)楽器の買い替えを薦められるかもしれません。まあ、その時は、先生への恩義もあるでしょうから、自分のお財布と相談して決めてください。

 高価な楽器に買い換えることで得られるもの…それは音量です。フルートの場合は、必ずしも物理的な音量とは限らないかもしれません。ただ一般的に高価な楽器ほど“遠鳴り”するものと考えても大きく間違っていません。

 高価になれば、フルートの材質が変わったり、管厚が変わったりしますが、これらもすべて音量を増大する方向に作用します。

 遠鳴りがする楽器って大切だよね。特にプロの場合は、大きな会場で演奏する機会もあるでしょうから、ぜひ必要なんだと思います。

 「高価なフルートは良い音色がするのでは?」

 フルートの音色は、確かに楽器によって多少の違いはあるし、高価な楽器の方が一般的には良い音がしますが、フルートの場合、その音色は楽器が左右する要素よりも、奏者による違いの方が、影響大きそうです。つまり、音色に不満があるならば、楽器を買い換えるよりも、音色作りに励んだ方が効果大なのです。

 「高価なフルートの方が操作性が良いのでは?」

 これは調整の問題の方が大きいと思います。思いっきり廉価な楽器はともかくとして、スチューデントモデル以上ならば、フルートの値段よりも、どれだけきちんと調整されているかの方が、操作性に大きな影響を与えると思います。最近、フルートが吹きづらくなったなあ…と思ったら、フルートを買い換える前に、今のフルートを調整に出すのが良いですよ。第一、高価なフルートは重量級の楽器であることも多いので、操作性だけを考えたら、楽器は軽い方が絶対に操作性は良いって(笑)。

 「金ピカのフルートの方がカッコイイじゃん!」

 これは否定しません。実際、プラチナの楽器(メッキじゃないよ)と金メッキの楽器、お値段的には、プラチナの楽器の方が比較にならないくらいに高価ですが、ぱっと見は、金メッキの楽器の方がお高く見えます。ですから、高価そうに見える…という理由で楽器を買い換えることは…アリですね。だいたい、自由経済社会においては、高価な買い物をし市場経済をうるおす事は、むしろ正しい事なので「金ピカはかっこいい!」という理由でフルートを買い替えても良しです。

 と言うわけで『高価なフルートは何のためにあるのか?』と問われれば、それはプロが使用するために存在するわけで、高価なフルートを入手する事で、より大きな会場で演奏することが可能になり、見た目にもゴージャスな感じにもなります…って事が言えると思います。

 アマチュアの場合は…社会に経済的な活気を与えると言う意味で、フルート買い替えは、音量優先でも見た目重視でも構いませんが、アリです。ただし、フルートを買い換えれば、今の不満はすべて解決する…という夢は見ない方がよいですね。フルートを買い替えたからと言って、解決しない事はたくさんありますからね。

 まあ、楽器に不平不満があっても、フルートを買い換える前に、自分の技量を確認し、練習積み上げた方が幸せになれる可能性は高いですよ…とだけは老婆心ながら申し上げておきます。

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2017年11月 6日 (月)

最近、プラ管フルートの調子が悪いのです

 タイトル通り、最近、プラ管フルートのプラ子の調子が悪いのです。プラ子は、ヌーボ社製の廉価なプラスチックフルートです。製品名は“NUVO ヌーボ プラスチック製 フルート Student Flute FGSFBLK”と言い、価格は約1万5千円で、基本的にはメンテフリーな楽器で、いわゆるスチューデントモデルの楽器です。

 

 見た目は安っぽいですし、実際廉価な製品なのですが、性能は値段の割にはしっかりしています。音程も操作性も合格ラインです。ただし、鳴らすポイントが狭い上に、息をうわばみのように飲み込んでしまうので、スチューデントモデルでありながら、本当の初心者には吹きこなせないかもしれません。そういう意味では、遊びで吹くためのフルートではなく、向上心あふれる上昇志向の学習者向けのフルートであり、ある意味、手強いコーチのような楽器です。

 なので、私はこいつを練習用フルートとして愛用しています。ほんと、練習用としては、なかなか手強くて良いですよ。ですから、ほぼ、毎日のように吹いています。本妻であるアゲハ(アルタスの総銀フルート)は、自宅練習では、週に1回あるいは2回も吹けば良い方で、吹いている時間は、アゲハよりもプラ子の方が多いくらいです。

 なにしろ、こいつで練習しておくと、レッスンなどでアゲハを吹くと、楽で楽で…。アゲハだって、他のフルート較べると、ツンデレ度が極めて高い、吹くのが難しいフルートなんですが、それ以上にプラ子を吹くのは難しく、こいつで鍛えられると、どんな楽器でも吹けそうな気がするくらいです。プラ子は、良い練習楽器として活用しています。

 私は、こいつを書斎のフルートスタンドにいつでも差してあります。で、気が向いたら、すぐに手に取って吹いて、吹き終えたら、そのままフルートスタンドに差します。

 片付けませんし、手入れもしません。気楽なものてすし、扱いはかなり雑です。それでも良いのが、この子の特徴です。

 声楽が2ヶ月連続で本番だったため、その間、ちょっとフルートの練習時間が減り気味でしたが、声楽の本番も終わり、今までの分も含めて、少しフルートの練習時間を増やしているのが最近の私です。

 で、フルートの使用量が増えたせいでしょうか…最近、プラ子の調子が悪いのです。

 原因ははっきり分かっています。Aisキーにトラブルが発生しているからです。Aisキーですよ、Aisレバーじゃなくて、Aisキーね。

 で、どんなトラブルが起こったのかと言うと、このキーの動きがとても鈍くなったのです。押えるのは良いのですが、そこから開放しずらくなった…と言うか、一度塞ぐと、キーが開くのに時間が掛かると言うか、もっさりしか動かなくなったって感じなのです。おそらく、Aisキーのタンポがキーホールのエッジに張り付くようになったみたいです。実際、ペタペタという音がしますしね…。張り付くというか粘着する? それですばやく開かなくなったようです。で、よく見ると、このAisキーだけが、他のキーと較べて、デフォルトの位置がトーンホールにやけに近づいているのですよ。つまり調整をして、もう少しキーとトーンホールの距離を開けてやれば良いのかもしれませんし、少し練習間隔をあけて、キータンポを乾かしてやれば、張り付きもしなくなるかもしれません。

 …って原因は分かっているけれど、プラ子は毎日吹いているから乾かす暇がないし、キーの調整は自分でやるんだけれど、そのための精密ドライバーをどこにやったのか思い出せないし…。

 という訳で、調子が悪い調子が悪いと言いながら、毎日吹いてます。あんまりAisキーの戻りが悪くてイライラする日は、Aisキーレバーを操作して、無理にAisキーを開いていたりします(ああ、乱暴だ!)

 まあ、調子が悪いと書きながらも、このフルート、購入して以来、もう5年も経つんだよね。5年間、何のメンテナンスもせずに、毎日毎日の酷使に耐えてきたわけで、もうすでに減価償却はとっくに終えていると思うんだよね。ほんと、ご苦労様って感じです。新品に買い換えてもいいのだけれど、なんとなく愛着もあるので、まだ使い続けています。

 まあ、本格的に調子の悪さに耐えられなくなったら、新品に買い換えると思います。これだけ安価な楽器なので、別に修理する必要ないよね。

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2017年10月30日 (月)

素人笛吹きはヴィブラートにこだわり、素人テノールはアクートにこだわる

 なんか、後ろから刺されそうな気もするけれど、正直、私はそんな気がするんですよ。

 アマチュアフルーティストは、ヴィブラートが出来る出来ないに、やたらとこだわるし、アマチュアのテノール歌手は、なんかアクートにこだわりたがります。少なくとも、ネットに巣食っている人たちは、押しなべてそんな感じです。

 別にこだわる事自体は悪いことではないし、出来ないよりは出来る方が良いに決まっているし、私自身は両方ともマトモに出来ない人なので、出来る人を、単純に、尊敬します。

 まあ、もっとも私の場合、両方とも“出来ない”というよりは“やらない”とか“目指さない”ってのが、私の本音だったりします。なので、ちょっと冷めているんですよ。だから、これらを闇雲に目指している人を傍目で見ていると、正直「他にやるべき事があるんじゃないの」って感じになってしまいます(ごめんなさい)。

 まあ、負け惜しみとも、負け犬の遠吠えとも、受け取ってもらっても、全然構わないのだけれど、私の正直な気持ちは、そんな感じなのです。

 と言うのも…。

 フルートのヴィブラートに関して言うと、まあ私もフルート初心者だから、当初はヴィブラートに対する憧れのようなモノがあり、ぜひ私も出来るようなりたいものだと思った事があります。で、ある日、H先生に「私もヴィブラートの練習を始めたいです」って言った事があります。

 そうしたらH先生曰く「私はヴィブラートなんて教えたことないよ。教えなくても、上達すれば自然とヴィブラートなんて出来るようになる」んだそうです。つまり、ある一定以上のレベルに達すれば、ヴィブラートは特別に習わずとも出来るようになるわけで、それをわざわざ練習して習得するというのは、まだそのレベルに達していないのだから、あまり意味はないよ…ってわけです。

 なので私に対しても「ヴィブラートは教えないよ。でも必ず出来るようになるから、焦っちゃダメだよ」と言ってくださいます。まあ、私は自分の先生を信じるしかないわけで、だからネットなどで懸命にヴィブラートの練習をしている事をアップしている人を見ると、色々とまあ複雑な気分にはなります(やっぱりヴィブラートは出来ないよりも出来る方が良いに決まってますからね)。

 今の私はヴィブラートを身につけるよりも、きれいな音でまっすぐに吹くことを求められています。これが現在の私の優先課題なのであり、今やるべき課題なのです。

 アクートも似たような感じです。Y先生曰く「まずは高いAまでは普通に歌える事。これが大切。それが出来てから、Aよりも高い音の発声を学びましょう」とおっしゃっています。一つずつ一つずつ階段を登っていきましょうって感じです。

 私もテノールですから、中低音を横においても、高い音を出したいです。ピヤーっとHi-Cなんて出してみたいです。それがアクートと呼ばれる発声法ならば、ぜひ体得したいものです。これは本音です。実際、今だって、そういう気持ちがかなり強いですし、以前はそういう歌の学び方をしていました。

 でも、今はY先生の指導に従って、まずは中低音で確実に歌える事を目指しています。中低音で確実に歌うのって、実はやるべき事が多くて難しいです。中低音って、歌っていても地味なんだけれど、曲の大半は中低音で書かれているわけで、高音なんて、一曲に一つか二つしかないわけで、その一つか二つしかない高音に全力を注いで、その他をなおざりにするのか、あるいは、たった一つか二つしかない高音を、たとえ失敗したとしても、残りに全力を注いで良い歌を歌うのか…という選択をせざるを得ない状況ならば、かつての私は前者を選んだと思いますが、今の私は後者を選びます。

 高音を失敗するだけなら、私はアマチュア歌手ですから「ごめん」で済ませちゃいます(世の中はテノールに甘いし…ね)が、歌全体を失敗したら、そりゃあ“音痴”でしかないものね。さすがに音痴はパスです。

 そう思うと、アクートを目指して学習するよりも、今は基礎である中低音を固めたいと思うし、その中低音の延長にある高音で歌いたいから、高い声で歌うようになったとして、それがアクートであろうがなかろうが、必要条件を満たしていれば、たぶん、気にしないのではないかって、今は思います。

 要は、アクートという特殊技法であるかどうかよりも、歌として必要十分な声で歌えればいいやって感じです。まあ、私は音楽ファンだし、オペラヲタクだけれど、発声オタクではないので、そういった技巧面には惹かれないだけのかもしれません。

 それでもやっぱり、本音で言えば、アクートで歌えるものなら歌ってみたいし、それでハナタカになってみたいものです。ただどうやら、私はまだアクートという特殊技法を身につけるよりも前に、身につけなきゃいけない基礎的技法が山ほどあるわけで、そちらを優先しなきゃいけない…という現実もあります。

 ってわけで、なんだかんだと言っても、フルートのヴィブラートや声楽のアクートに憧れている私です。憧れているけれど、こだわりは…無いですね。まあ、そんな私です。

 出来る範囲で全力を尽くす…が、私のモットーなんだな。何しろ、私にとって、音楽は趣味であって、道楽じゃあないから、そんなに一生懸命にはなれないのですよん。

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2017年10月27日 (金)

エミリー・バイノンのフルートがヘインズに変わったことを知りました

 エミリー・バイノンはフルート奏者です。オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団という超一流オーケストラの首席フルート奏者さんです。まあ、世界のトップフルーティストの一人ってわけですね。

 この人、親日家なんだそうで、よく日本にやってきては、コンサート開いたり、マスタークラスをしてくれたりしていて、日本にもファンの多い方なんです。で、この方は、少し前まで、アルタスフルートのPSモデルを使っているという事で、一部のファンの間では有名でした。つまり、先日までは、ウィリアム・ベネットやデニス・ブリヤコフ(ロサンゼルス・フィル)と並んで、アルタスフルートの広告塔だった人です。

 私はこの方のファンです。録音で演奏を聞いて、素晴らしいなあと思っていますし、ぜひ一度は彼女の生演奏を聞いてみたいものだと思っておりました。それでもチャンスがなくて、なかなか行けずに、今日を迎えてしまったのですが…。

 で、そんなバイノンが、使用フルートをアルタスからヘインズに変更されたと言う事を、最近聞きました。使用楽器の変更そのものは、すでに数年前に行っていたようですが…。

 ヘインズと言えば、ランパルが愛用していたメーカーとして有名なアメリカの老舗フルートメーカーですが、一般的には、そのランパルの時代に作られたものが銘器として扱われ、その後の時代に作られたものは、はっきり言っちゃえば、ごく良質な高級フルートとしての扱いを受けています。

 ざっくり言っちゃえば、ヘインズというフルートメーカーは、1960年代ごろをピークに、以降だんだんと衰退していったというわけです。会社に勢いが無くなると、作る楽器も、ピカイチだったのものが、だんだんとそうでなくなってくるわけです。で、良いものが作れなくなると、自然と売れなくなってしまい、経営的にジリ貧となり、やがて身売りされてしまいます。

 ヘインズも例外ではなく、経営難から、中国の会社に買われてしまいました。実際、現在のヘインズは、中国資本の会社です。

 で、チャイナ・マネーが入ったおかげでしょうか? 最近のヘインズは、往年の勢いを少しずつ戻しつつあるようです。今や、バイノンだけでなく、エマニュエル・パユもヘインズを愛用しています。パユと言えば、ブランネンのイメージが強かったのだけれど、今や彼はヘインズなんだそうです。

 もっとも、パユのヘインズは、現在作られているモダン・ヘインズではないかもしれません。雑誌のインタビュー等では、往年のオールド・ヘインズを使用しているような事を言っているらしい…という話を聞きます。直接、その記事を見つけたわけではないので、私自身は???ですが、真実は一体どうなのでしょうね。また、バイノンのフルートはどうなのでしょうね。まあ、オールドであれ、モダンであれ、バイノンが使っているフルートはヘインズであって、アルタスではありません。

 彼らはプロの奏者であって、自分をもっとも上手く表現できる道具として優秀な楽器を選ぶわけですから、今のバイノンにとって、アルタスよりもヘインズの方が、自己表現の道具として、ヘインズの方が優秀だと認められたわけです。

 アルタスユーザーとして、日本のフルートを愛する者としては、残念ですが、それもまた仕方のない事なのだろうと思います。

 まあ、私自身、縁がなくて、ヘインズをきちんと吹いたことはないのですが、もしもヘインズを吹いたら、ヘインズの魅力の虜になってしまうのかしら? 私は自分のフルートが大好きだし、アルタスフルートは良いフルートだと思ってますが、実は、アメリカの高級フルートも大好きです。パウエルとかブランネンとかに機種変更しようなんて事は、夢にも思いません。だって高価なんだもの、手が出ないよ。でも奇跡がおこって、泡銭を手にしたら…やっちゃうかもしれません。それくらい心が揺れ動きます。だから、ヘインズも、もしかすると…なんて思わない事もないではないのです。

 アメリカの高級フルートは、特別なんですよ。

 でも、自分が育てた楽器は格別です。

 私のフルートは、アルタスの1307で、私はこの子をアゲハと呼んでますが、アゲハはお店に並んでいる他の1307と較べると、数段良い音で鳴りますよ。たまたまアゲハが当たりの楽器であるという可能性もありますが、それ以外にも、私が名前をつけて愛し、毎日のように息を吹き込んで育ててきたので、音色が美しく育ってきた…と勝手に思っています。

 もっとも、金属でできた楽器が、たかが人の息で変化するとも思えないのですが…ね。となると、やっぱり愛の力かな(笑)。

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