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2019年5月19日 (日)

LFJ2019 その9 オペラと民族音楽

 さて、マスタークラスが終わって、ホールEに降りてきました。今しがた、コンサートが終わったばかりだと言うのに、あまり人が動きません。仕方がないので、正面席だけれど、舞台からはかなり遠くの座席をキープしました。まあ、どうせ音はマイクで拡声されるだろうから、遠くても良しとする事にしました。

 なぜ、こんなに人が動かないのかと言うと…次の演目がオペラだからでしょう。

オペラ「椿姫」(ハイライト)
 東京国際ホール ホールE
 
 丸の内フェスティバルシンガーズ&丸の内交響楽団
 岸本祐有乃(総監督・指揮)
 田中維子(演出)
 高品綾野(ヴィオレッタ)
 浪川佳代(フローラ)
 直野良平(アルフレード)
 直野資(ジェルモン)
 志摩大喜(ガストーン)
 菅生悠太(バローネ)
 平賀僚太(マルケーゼ)
 アンジェロ デ ローザ(ナレーション)

 あのホールEが満席どころか、立ち見もたっぷりいるというほどの大人気公演となりました。座れただけ私は運が良かったのかもしれません。字幕無し(解説あり)、ミュージカルマイクによる拡声付きというシステムでの演奏ですが、まあ、この会場なら、それもアリだし、解説が面白いし上手だし有名曲だし…で、字幕無しもアリって感じです。

 とにかく、すごいハイライトでしたよ。何しろ、普通に演奏すれば2時間半のオペラを50分でやろうってんだから、そりゃあ、あっちこっちバッサバッサだよね。

 この公演の主体は合唱団(丸の内フェスティバルシンガーズ)なんでしょうね。合唱が登場する場面はカット無しです。その分、アリアや二重唱がバッサリです。一番驚いたのは、三幕を丸々カットした事。え、そこでぶった切っておしまい? びっくりしちゃいました。

 合唱団はアマチュアさんですから、その出来について野暮な事は言わないでおきます。それでも女声は水準に達した素晴らしい歌唱でしたとだけは書いておきます。男声は…私は好きだよ、ああいう歌も。

 1幕や2幕で歌われたソロ系の有名曲は「乾杯の歌」と「ヴィオレッタの一幕のアリア(そはかの人か~花から花へ)」「プロバンスの海と空」ぐらいかな! テノールのアリアはカットだし「乾杯の歌」以外の二重唱もほぼカットでした。

 ヴィオレッタを歌った高品綾野さんは素晴らしかったし、フローラの浪川佳代さんも良かったけれど、他のソリストさんたちは色々と問題アリだなあと思いました。バリトンの直野資氏は全盛期を知っているだけに、その衰えぶりが、とても残念だなあと思いました。全盛期を知らなければ、これはこれでアリなんだろうけれど、若い頃と比べると…ねえ。息子さんでテノールの直野良平氏は、まだまだ勉強をしてもらわないといけません。親父さんのバーターなのかもしれないけれど、世の中には無名だけれど良いテノールなんてゴロゴロいます。親の七光りが無くなったら、かなりヤバイと思いますよ。

 まあ、それでも楽しめたのは事実です。歌の上手さはさておき、ニコニコ歌っている合唱団の人たちを見ているだけでも、こちらも愉快な気分になるものですからね。また、来年もオペラやるなら、ぜひ見たいものてす。

 で、オペラが終わると、まるで波が引いていくように、人々が去っていきました。ガラガラのホールEになったので、私はもっと前の見やすい席に移動して、次の演目まで待ちました。

地中海系民族音楽バンド
 東京国際フォーラム ホールE
 カンティクム・ノーヴム(地中海系民族音楽バンド)

 曲目不明

 とにかく、摩訶不思議な人たちが摩訶不思議な音楽をやっていました。何もしゃべらない人たちだったので、何にも情報はありません。

 見たことのない楽器を使って、聞いたことのない音楽をやっていました。最初はインド系や中東系の音楽バンドかと思ったのですが、地中海系のバンドなんだそうです。ううむ、よく分かりません。

 あえて使用楽器の説明をすると、太鼓とチェロっぽい楽器、ビオラっぽい楽器、鍵盤ヴァイオリン、お琴っぽい楽器に尺八っぽい笛、それにティンフルートだよね、あれは…。そんな楽器で奏でる音楽で、想定の範囲外の音になっていました。

 楽器の音が極めて小さいためか、どの楽器も拡声していました。歌も入りましたが、なんかよく分かりませんでした。有料コンサートでは、日本人や中国人のアーチストたちとコラボをして、シルクロードの音楽として演奏したそうだけれど、無料コンサートでは東洋人たちがいなかったので、シルクロードの片側だけの音楽になったみたいです。

 面白いか面白くないかで言えば…興味深いけれど、すぐに飽きてしまう音楽でした。私の心の琴線には触れないタイプの音楽だったなあ…。

 というわけで、続きはまた明日っす。

 

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