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2019年4月30日 (火)

ほぼほぼ、高音Aが実用音域に入ってきました

 声楽のレッスンの続きです。次は新曲のプッチーニです。「マノン・レスコー」の「Tra voi, bello, brune e bionde/美しい人の中で」です。

 新曲…と書きましたが、実はこのアリア、キング先生に習っていた2011年(なんと8年前だ!)に、一度習って歌っています。歌っています…と言っても、当時の記事を読んでも分かるけれど、全然歌えていません…ってか、あの頃の私に、この歌が歌えるはずもないわけで…キング先生なりに狙いがあったにせよ、確実に背伸びをしすぎた選曲だったなあと思います。

 で、あれから8年たって、ようやく、この曲が歌えるかな…?って感じになってきたので、改めてチャレンジしてみました。

 プッチーニなので、音楽自体がかなり難しいです(当時はそれすら分かりませんでした:呆)。だいたい、テンポは揺れまくるし…。

 まずは歌ってみました。先生からは「すとんさんは、だいたいの感じで歌っているので、リズムがよく分かりません」と言われました。確かにそのとおり、だいたいの感じで歌っておりました。そこで次はしっかりビートを感じながら歌うようにしました。そうする事で、伴奏もしやすくなるわけです。

 で、ビートを感じるだけでなく、長い音では、その音の結末を知らせるような声(ブログで説明するのは難しいのだけれど“はい、おわり”って感じで声を出します)を要所要所で使って歌っていきます。ボエームの時にもやりましたが、この場には指揮者がいないので、歌手が指揮者の役割も果たしながら歌っていかなきゃいけないわけです。

 この曲は、ナンパをしている曲なので、“brune”も“bionde”も同じく“bella”なので、“brune(茶髪)”も“bionde(金髪)”も同じ熱量で歌わないといけません。楽譜だけ見ると、ついつい金髪ばかりを贔屓して歌いたくなってしまうけれど、しっかり茶髪も素敵だよって気持ちで歌わないといけません。

 ドイツリートの後だと、なおさらキラキラ輝いている感じる曲だなあ。

 この曲の最高音は五線の上のAです。以前は全然出なかったAですが、インフルエンザ後の私だと、割と普通に出せるようになりました…ので、この曲でも、全然臆する事無く、ピャーっとAを出してみました。

 いやあ、実に楽にきれいに出ました。自分でも分かるくらいに、音程も良いし…なんで、今まで、Aで苦労していたんだろ? インフルエンザになって高音が楽に出せるなら、また来年もインフルエンザに罹りたいくらいです。

 なんて、ご満悦な気分でAを出していた私ですが(テノールですから:汗)、先生がおっしゃるには、Aは確かに出ているけれど、それでは側鳴りの声です…って事です。せっかくAが出ているなら、もっと深い声で響きをたくさん乗せて歌えば、もっと遠くまで聞こえる声になりますのに、残念ですね…って事です。

 なので、その次は、思い切って響きを乗せて発声してみました。側鳴りの声よりもシンドイけれど、出ないわけじゃありません。Aなんて、何度だって出しちゃうよ…って気分で歌っていました。

 しっかり、息で声を支えて、深くて響き豊かな声で歌えるように、特に高い音こそ、深くて響き豊かな声で歌えるように、心がけて歌いましょう。

 それにしても、Aが楽に出せる日が来るなんて、なんかうれしいですよ。高音Aが、ほぼほぼ実用音域になったわけで、ああ、うれしい。

 

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