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2018年10月16日 (火)

バカなヤツほど専門用語を使いたがる

 別にこれは音楽の世界だけでなく、どんな世界でも言えることなんだけれど、やたらと専門用語を使って話す人は、基本的に信用なりません。

 専門用語と言うのは、いわば業界用語であって、業界人同士の符牒であって、それを業界人同士で使う分には何の問題もないけれど、業界人が素人さんに対して使うとか、それは不誠実のそしりをまぬがれません。まして、素人さんが業界人を真似て、その本当の意味も分からず、説明もせずに/できないままに、業界用語を使って話をしているのを側で聞いていると、片腹痛くて仕方ありません。

 本人は、通ぶっているつもりなんだろうけれど、痛い痛い。

 専門的な事柄を、専門用語を使わずに、一般用語を使って、誰にでも分かりやすく説明できるのが、知識人と呼ばれる人です。逆に、大したこと無い事を、わざわざ専門用語を使って大げさに言って、大勢を煙に巻いてるのは、バカか嘘つきか詐欺師だろうと私は睨んでいます。

 プロ(本職)の方は、そのあたりの事をわきまえているので、やむをえず専門用語を使って話をする(その方が彼ら的に楽なんですね)時は、予め、その専門用語の説明をしてくれるものです。

 なので、例えばブログなどの場合、専門用語を多用しているブログは、その用語説明をきちんとしてあるのかどうか、私はまずチェックします。というのも、専門用語って、符牒ですから、使う人によって微妙に内容が違うのが普通です。だから「私は◯◯という言葉を××として使います」と断りが入っているのは誠実なブログです。こういうブログに書かれている内容は、正誤はともかく、正直なブログです。

 なので、私は、ブログを書く際に、なるべく専門用語は使わないで書くようにしています。やむなく、それっぽい用語を使わざるを得ない時は、その言葉を定義づけしてから使うようにしています。それは私が常に正直でありたいと願っているからです。別にこれは格好つけているわけでなく、嘘をつき続けるのが面倒でね。面倒なのはイヤなので、嘘は言わないだけです。

 あと、私自身がよく内容を分かっていない事を、受け売りで書く時は、やむなく専門用語を使っています。だから、私が専門用語を使っている時は「この人は、このあたりの内容について、実は分かっていないなあ」と思ってくれて結構ですし、実際、そうなんです。

 例えば“響き”とか“アクート”とか言う言葉がありますが、実は私“響き”って、よく分かっていないんですよ。だから簡単な一般用語で表現できず、先生に言われた“響き”という言葉をそのまま使っているからです。ネットで見かける“アクート”という言葉も、私自身よく分かっていないから、そのまま“アクート”と言ってます。“スクイッロ”とか“アポッジョ”とか“マスケラに響かせる”とかも同様ね。分かっていなくて、それを一般用語に置き換えることができないから、専門用語しか使えないわけです。

 素人が専門用語を使っている時は、こんな感じで、たいてい、話者が内容を理解していなくて、それを一般用語で言い換える事ができないために、やむなく専門用語を使っていたりするわけです。だから、バカか嘘つきか詐欺師になるわけですね(私の場合は、バカになっているわけです)。

 嘘つきとか詐欺師は、悪意があるので分かりやすいです。問題は、バカですね。バカには悪意がありませんから、かえってタチが悪いのです。なので、私は、なるべくバカにならざるをえないような話題は避けるようにしています。

 まあ、レッスン記事に関しては、レッスンというモノの本質が、できない事をできるようにし、知らない事を理解するためのモノなので、たまに私、バカになっていますが、それはご勘弁願いますようお願いします。

 ネットには、目立ちたい(自己顕示欲)、他人に認められたい(承認欲求)、偉ぶってみたい(支配欲)などの動機だけで、平気で嘘を言ったり、限りなく嘘に近い話をしたりする人がいます。リアルな世界よりも多いかもしれません。

 そういう人の毒に染まらないようにする事もネットリテラシーの一つかもしれません。ま、そういう人って、たいてい私生活が不幸せなんですが、別にその不幸せに付き合う義理は我々には無いって事を知らないといけません。特に心優しい人は、ついついそういう連中をかまってしまい、その人の毒に染まりがちです。ほんと、気をつけないといけないです。

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