ひとこと

  •  最近、読みたいなあと思ったビジネス書とか実用書は、たいてい紙だけでしか出版されていない(涙)。なので、買えないし、読めない。それにあれだけ読んでみたいと切望していたのに、一週間もすれば、私の興味が次に移っているので、その本の事など、どーでもいい気分になっていたりします。以前は、週末ごとに書店に行って、ごっそり本を買っていたのに、昨今はそんな感じで読みたい本が電子書籍化されていないので、読めず、買えずで、読書量が落ちている私です。紙の本を買えばいいじゃんと思われるかもしれないけれど、一度電子書籍に親しんでしまうと、もう紙の本には戻れないんだよ。紙の本を販売しちゃいけないとは言わない。ただ、電子書籍版も同時に発売してくれよ~と声を大にして言いたいだけなのです。
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2018年9月11日 (火)

メトのライブビューイングで『オリー伯爵』を見てきました

 今回もメトのアンコール上映を見てきました。これで今年のアンコール鑑賞はお終いです。で、今回見てきたのは、ロッシーニ作曲の『オリー伯爵』でした。

 指揮:マウリツィオ・ベニーニ
 演出:バートレット・シャー

 オリー伯爵:ファン・ディエゴ・フローレス(テノール)
 女伯爵アデル:ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
 イゾリエ:ジョイス・ディドナート(メゾソプラノ)
 ランボー:ステファン・デグー(バリトン)
 養育係:ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
 ラゴンド夫人:スサネ・レーズマーク(メゾソプラノ)

 なかなか上演機会に恵まれない珍品オペラです。今回のものは2011年の上演ですが、この時がメトでの初上演だったそうです。まあ、ロッシーニには他にたくさん有名作品があるから、この作品が初上演でも無理はないよなあ…。

 このオペラは、イタリア人ロッシーニの作品ですが、フランス語で書かれています。ロッシーニって、晩年(って若くして引退しているので、めっちゃ若い年齢ですが)にイタリアからフランスに移住して、それ以降はフランス語で作品を書いているわけで、ただでさえ上演機会の少ないロッシーニ作品の中でも、フランス語作品の上演は色々とハードルが厳しいわけで、それもあって、上演の機会に恵まれないでしょうね。

 もっとも、上演の機会が少ないのは、フランス語歌唱以前に、歌唱そのものがメッチャ難しいってのもあるかもしれません。とにかく、どの役も、やたらと高音やら細かいパッセージやらが連発され、これを歌いこなせる人を揃えるのって、大変だろうなあって思うわけです。現実問題として、稀代の名テノール、フローレスがいるから上演できる作品とも言えます。フローレスはテノールと呼ばれてますが、実際は、普通のテノールよりも高い声を持っている歌手だからね。そういう特殊な歌手がいないと上演できない作品なのです。なにしろフローレスは一般的なテノールよりも、声域がだいぶ高くて、仮に、彼が標準的なテノールだとしたら、世間一般のテノールはみんなバリトンになっちゃうくらい、飛び抜けて声が高いのです(って意味分かりますか?)。

 というわけで、このオペラは出てくる歌手たちの見事な歌唱を味わうオペラであって、それ以上でもそれ以下でもありません。後の要素はすべてオマケ扱いでいいでしょう。それくらいに歌唱が高度で派手だし、この上演はその部分を大いに満たしてくれています。ほんと、すごいよ、皆さん。歌好きなら、見逃す手は無いと思います。

 さて、歌以外の話をすると、演出は面白かったですよ。このオペラ、ストーリーがメッチャメチャで、じっくり見ていると、あっちこっちで破綻しているのですが、それを演出で分かりやすく表現し、破綻しているところをうまくやり過ごしています。一番良かったのは、このオペラを作曲当時のオペラ劇場で上演しています…という設定で演出しちゃった事かな? だから、メトの舞台の上に、もう一つ小さな舞台を作って、そこが今回の舞台になってます。で、その小さな舞台の周辺に当時の舞台裏とか舞台袖とかが作ってあって、我々はメタ的な視点で当時のオペラ上演を見ている…という事になるわけです。

 つまり、オペラ全体を別の芝居でくるんじゃう…という演出なんです。

 そうすると、分かりづらいストーリーも、歌手たちの通常ではできないくらいにオーバーアクションな演技によって分かりやすくなるんです。なにしろ、このオペラ、真面目に演出しちゃうと、実にバカバカしくて見るに耐えないお話だから、こういうやり方を見つけた演出家さんは、凄腕だなって思うわけです。

 歌好きな方にはお薦めですよ。

 ちなみに、この日のフローレスは、オペラの開演が午後1時だったそうだけれど、12時20分まで自宅にいて、ギリギリに会場入りして舞台に立ったのだそうです。何をグズグズしていたのかと言うと、奥方の自宅出産に立ち会っていたんだそうです。だから、ライブビューイングの中継が始まった時点では、まだ主役のフローレスは楽屋入りしていない…という状況だったのです。いやあ、なんか色々とすごいね。なので、これは演出なのかどうか分からないのだけれど、フローレスが演じるオリー伯爵の登場シーンでは、オリー伯爵を演じる歌手が舞台裏からなかなか出てこなくて、周囲があたふたして歌手を探しに行く…という演技(?)をしていましたが、あれ、本当に演技だったのかな? 実はフローレスの準備がギリギリになってしまって、本当に周囲があたふたしていたのか…なんて邪推をしちゃったりします。

 さて、おまけ。実は私、今まで東劇には銀座方面から行って、その活動範囲も銀座~東劇までの範囲で動いてたのですが、今回始めて、東劇の奥の方…つまり築地方面に行ってみました。いやあ、東劇と築地の場外って、ほんとすぐ近くなんですね。なので、場外でちょっぴり遊んじゃいました。楽しい楽しい。外人さんがたくさんいて、それもおもしろかったです。すしざんまいの店内を覗いた時に、満席だったんだけれど、その客がみんなヨーロッパ系の外国人だけだったのには、びっくりしました。いやあ、築地場外はワンダーランド、世界の観光地なんだなって思いました。

 東劇のオペラ鑑賞とは別に、今度はゆっくり築地観光をしてみたくなりました。

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