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2018年5月 9日 (水)

LFJ2018 その3 “現代音楽”と“現代の音楽”は違うような気がする

 さて、次のコンサートは、ちょっと珍しい楽器の組み合わせでした。

ヴィブラホーンとマリンバ

 ヴィブラホーン:田中 里枝
 マリンバ:蓮實 志帆

 ヴィブラホーンっと言うのは、いわゆる“鉄琴”で、マリンバは“木琴”です。とは言え、小学生が演奏するような簡易な感じの楽器ではなく、中高の吹奏楽部あたりで時折見かけるり立派な楽器でした。

 やはり、一般的な知名度は低いと見えて、奏者さんが「マリンバという楽器を始めてみる方(手を上げてください)!」とやってみたら、おずおずとそこそこの人数が手を上げました。やっぱり楽器としては、かなりマイナーなんですね。それに木琴と言えばイメージ湧くんでしょうが、マリンバと言われると、よく分からないって人はクラシックファンであっても、いるんでしょうね。

 実は私、ヴィブラホーンもマリンバも知っているどころか、指導経験があるんだよね(笑)。まあ、そもそも学生の頃は吹奏楽部で(トラで)パーカッションやってたので、その腕を買われて…なんだよな。でも、ヴィブラホーンもマリンバも専門に勉強したわけじゃないので、弾けるメロディーは同時に一つだし、マレットも同時使用は、各腕一本ずつの2本までなので、実は弾けるうちに入らない程度の腕前だったりします(テヘペロ)。

 1)カプースチン作曲「8つの演奏会用エチュード」より「第1番」

 カプースチンという人は、旧ロシア(現在はウクライナ)の作曲家で、現存している作曲家です。いわゆる“現代音楽の作曲家”なんでしょうが、音楽は全然カッコよくてイケている感じです。「8つの演奏会用エチュード」は、彼の代表曲(原曲はピアノ曲で、今回はそれをヴィブラホーン&マリンバ演奏用にアレンジしてあります)だそうですが、すでに楽譜は絶版なんだそうです。ま、現代音楽って、そういう扱いだよね。

 カプースチンの音楽がカッコよくてイケているのは、彼が純粋クラシック作曲家ではなく、若い時代は、ジャズ・ピアニストとしても活躍していたそうで、だからクラシックとジャズの融合なんてのが、自然となされていたのだろうと思います。頭でっかちな音楽じゃないのが、カプースチンの魅力なのかな…って思いました。

 2)ベートーヴェン作曲「喜びの歌」(交響曲第9番第4楽章から)

 たぶん「喜びの歌を演奏します」と事前に知らされていなかったら、元歌は何なのか気づかなかったかもしれません。それくらいに(良い意味で)原型をとどめていないアレンジでした。聞いた感じは「ベートーヴェンの曲をアレンジしました」と言うよりも「B'zの曲をアレンジしました」と言われた方がしっくりするようなアレンジでした。カッコよかったです。

 3)浜田均作曲「SORACHI」

 ジャズのヴィブラホーン奏者さんが書いた、ヴィブラホーンのオリジナル曲です。北海道の空知周辺の風景を音楽で表現したそうです。日本人作曲家の作品のせいでしょうか、川のせせらぎ、空の広がりなどを音楽で表現した感じが、すっと心に染み込んできました。

 カプースチンにも言える事だけれど、これらの曲は“現代音楽”ではなく“現代の音楽”と言ってあげるべきなんじゃないかなって思います。だって“現代音楽”って、難しくてかっこ悪くて誰も聞きたくないようなケッタイな音楽の事を言うわけじゃない? でも、カプースチンにしても浜田氏にしても、親しみやすくてカッコよくて、いつまでも聞いていてような普通の音楽だもの。これらを“現代音楽”でくくっちゃうのは、良くないような気がします。

ソプラノ独唱

 ソプラノ:人見 桂子
 ピアノ:清水 綾

 さて、いよいよ、待ちに待った歌の時間となりました。

 一昨年までのパソナのコンサートは、歌手の方々ばかりのコンサートで、私的にはとても嬉しかったのですが、今年のコンサートでは器楽もバランス良く加わり、その結果、ちょっぴり声楽の比重が少なくなってしまったのは残念です。まあ、仕方ないよね。

 1)ビゼー作曲 歌劇「カルメン」より「ジプシーの唄」
 2)ビゼー作曲 歌劇「カルメン」より「何も恐れるものはない(ミカエラのアリア)」

 ソプラノさんが歌い始めて、すぐに私は「ここってもしかしたら、とても歌いづらいのかな?」と思いました。舞台の後ろはガラスだから、音は反響するどころか抜けてしまうし、天井は低いし、天井板はなくて天井裏の設備やら配管やらがむき出しだし、吹付けもしてあって、音は吸われそうだし、左右や奥行きは案外あるし、お客さんは結構入っているし、気にはならないとは言え、騒音雑音は結構あるからそれなりの音量で歌わないといけないし…そうなると歌手さんは、かなり頑張って歌ってしまいますよね。ああ、大変そう。

 それが関係するかどうかは分かりませんが、私にはソプラノさんのヴィブラートが、とても気になりました。声をどの程度揺らすべきかは、それぞれの美意識や趣味が関係するので、一概にこれは良くてこれはダメとは言い切れないと思いますが、このソプラノさんのヴィブラートは私の好みではなかった…というわけです。特に聞かせどころの高音周辺のヴィブラートは「これ! これがいいよー!」と感涙する人もいるんだろうなあと理解しますが、私はダメでした。

 趣味が違うんだよなあ…ってか、クチうるさい客だな、私。

 3)ドニゼッティ作曲 歌劇「ラ・ファボリータ」より「私のファルナンド」

 フランス語からイタリア語に変わった途端、一転して、ヴィブラートが気にならなくなりました。これはヴィブラートが無くなったというわけではなく、あるけれど悪目立ちしなくなったという意味です。やはりカルメンの2曲は歌い始めで歌いづらかったのかな? 普通に良かったです。

 4)ヴェルディ作曲「ドン・カルロ」より「むごい運命よ」

 こちらも普通に良かったです。だんだん、調子を上げてきたのかしら?

 5)シュトラウス2世作曲 「こうもり」より「侯爵様、あなたのようなお方は(アデーレのアリア)」

 こういう流れで聞いてくると、声的にどうかな(カルメンとアデーレを同じ歌手が歌うって、アリなの?)と思ったけれど、歌手的にすごく上手くて、なかなか技巧的な歌手さんだなって思いました。ここまで来て、ようやく見直した…って感じです。ステージの始めの頃目立ったヴィブラートが本当に気にならなくなりました。やはり声が温まってきたからでしょうか? あるいは本来的には、こちらのような曲を歌う歌手さんであって、カルメンがレパートリー外なのかもしれません。有名な曲の一つや二つを歌ってあげようというサービス精神なのかしら?

 正直、歌い始めた時は「この人って、どーなの」って思いましたが、聞き終わった時には「最初は調子が出なかったようだけれど、良い歌手さんじゃないですか?」という感想に変わりました。と同時に、最初の印象って大切だから、コンサートの最初で何をどう歌うのかって、とても大切だなって思いました。だって、最初にかけた色眼鏡で最後まで見られる事だってあるわけだから、いくらコンサートの後半が良くても、最初がうまくいってないと、最後までダメじゃんって見られることだってあるわけで…。そこがナマモノであるステージの難しさってわけだなって思いました。

 続きはまた明日。

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コメント

こんばんは。

> カプースチン

こちらもかみさんも名前さえ知らない方でしたが、かみさんの参加している某門下のピアノ発表会(非公開ではありません)で「8つの演奏会用エチュード」op.40からの何曲か聴けてメチャ面白かったです。ある世代以下ではかなり流行っているみたいです。

Nikolai Kapustin performing Impromptu, op. 66, no. 2
https://www.youtube.com/watch?v=Yn9fTO7zp5Q&feature=youtu.be

ジャズっぽくてなかなかいいです。

> 楽譜は絶版

「8つの演奏会用エチュード」op.40のピアノの譜面はAmazonでショット版と辻井伸行の師匠の版と普通にありますよ。

度々で失礼します。

次もなかなか面白いです。

Tsujii Nobuyuki Kapustin/"8 Concert Etudes for Piano Op.40-2" 辻井伸行
https://www.youtube.com/watch?v=fuwAUUbrkxY&list=PL_H4noLqw_rY54FtKAvGQIEEXMl-f_aB9

tetsuさん

 私も今までカプースチンを知らなかったのです(何しろ、ブログを書いていた最初は、カプースチンをカスプーチンと書き間違えていたくらいですから…。

 楽譜ありますか? それは良かった。いくら良い音楽でも楽譜が入手不可能になると、誰も演奏できなくなってしまいますからね。

 それにしてもカプースチンって、いいですね。今まで知らなかったのが、モッタイナイくらいです。もっと知られても良い作曲家だと思いました。


こんばんは。

> カプースチンをカスプーチンと書き間違えていたくらい

ラスプーチンの印象がキョーレツ過ぎて何があったのか記憶もないのに音だけは残っています。

>“現代音楽”

現代音楽を聴く100組(110枚)のCD
http://www2.big.or.jp/~erd4/suisou/mm/gendai/index.html

にあるCDを追っかけた時期もあります(何十年前?現代???)、が今はyoutubeでほとんど簡単に聴けます。個々のコメントもメチャ面白いです。

日本音楽コンクールの作曲部門の審査・選出方法が今年の第87回からこれまでの譜面審査と公開演奏による審査から、純粋な譜面審査に変わるらしいです。
厳しい時代です。

>“現代の音楽”

こちらの“現代の音楽”はiPhone持ってもいないのによくあちこちで聞く「オープニング」です。

iPhone着信音の譜面で意見がまっぷたつ!あなたはどっちに聴こえる?
https://www.youtube.com/watch?v=qPPdNRReKlg

裏をどう感じるかだけでここまで盛り上がるのはメチャ面白いです。

tetsuさん

 iPhoneの音楽だけど、私はAにしか聞こえません…ってか、Bって心地よくないよなあって感じます。音楽をオンビートにしか聞けない人だとBに聞こえちゃうのかあ…と言うのが、私の感想です。メロディーがオフビートなんて、ジャズだとよくある話です…ってかメロディーがオフビートの方がカッコよくない?

 まあ、厳密に言えば(ビートの)感じ方の違いだけの話であって、譜面に書けば、AもBも両方正解っちゃあ正解なんだよね。ただ、メロディーがオフビートで始まるのが気持ち悪いって言う人は、きっと、ベートーヴェンの「運命」なんて、気持ち悪くて気持ち悪くて、たまらないでしょうね。ベートーヴェンの「ジャジャジャジャーン」は、頭に8分休符が入っている、オフビートなメロディなんだよね(笑)。

カプースチン、私も好きです。「8つの演奏会用エチュード」は特に有名で、youtubeで結構演奏を聴けます。カプースチンの曲はどれも難しいそうなので、生で聴く機会はなかなかないと思いますが…

これとかいい演奏だなと思います
https://youtu.be/fuwAUUbrkxY

iphone 着信音の話、面白いですね! 私はAに聞こえますが、アタマが裏から入ってるともあまり思えないんですよね。うーん。

椎茸さん

 カプースチン、案外、私好みでなんかうれしいです。好きな音楽が増えるってのは、ほんと、うれしい事です。

 iPhoneの着信音の件ですが、楽譜なんて書き方次第ですからね。YouTubeに上がっているのは、日本では割と標準的な、八分音符主体の4/4拍子の表記ですが、たぶんオリジナルは違うと思います。おそらく作曲家はアメリカ人でしょうから、オリジナルは2/4拍子で書かれているんじゃないかなって思います。アメリカの商慣習では、オリジナル曲へのギャラの支払いは、作曲した小節数に応じて支払われるので、我々が耳にして4/4拍子として感じられる曲も、そのほとんどは2/4拍子で書かれているですよ、だってそうすると、ギャラは倍額支払われるからです(これ、豆知識です)。

 あと、裏かどうかですが、私が思うに、裏ではなくアウフタクトかもしれませんね。と言うのも、アメリカの作曲家って、アウフタクトが好きなんですよ。だって、アウフタクトにすると、1小節分多くギャラがもらえますからね。これも豆です(笑)。

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