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2018年3月 2日 (金)

フルートの場合、材質の差が音質の差となるのでしょうか?

 個人的には「なる!」と答えたいし、実際、洋銀フルートと総銀フルート、また総銀フルートとゴールドフルートには(好き嫌いは別として)音質の違いを感じます。

 でも、それは材質の差が音質の差に直接影響を与えているのかってなると、冷静に考えれば、音質の差は材質の差だけによるわけではない事は明々白々です。

 と言うのも、これら材質が違うフルートは、材質の違い以前に、その販売価格帯が全然違います。洋銀フルートは“やや高い楽器”になるでしょうし、総銀フルートは“めっちゃ高い楽器”になるでしょうし、ゴールドフルートは“信じられないほど高価な楽器”になると思います。そもそも、販売価格帯が異なるのですから、音質が全く同じであったならば、それは詐欺ってもので、やはり価格なりの良さが無いと、誰も高価な楽器を購入してくれません。

 高価な楽器を高価たらしめているものの要素の1つに材質がありますが、材質だけが音質の差を生んでいるわけではありません。

 ってか、そもそもの話として、フルートはエアリードの楽器であって、音の源である振動は、空気自身が振動することによって生まれます。で、その振動が管体の内部で共鳴共振増幅されて、我々が耳にするフルートの音になります。つまり、フルートの音を作っているのは空気自身であり、それを増幅しているのは管体の内部空間って事になり、頭部管や管体の材質やリッププレートの材質は、特に関係ないと考えるのが、知的な判断であると思います。

 まあ、100歩譲って、頭部管の歌口のカットは、音の振動を直接作る場所であるわけだから、歌口の加工は音質に関係すると言えば関係しているでしょう。

 一般的に、歌口は円に近いカタチほど深い音が出て、歌口が楕円や四角に近づくほどパワフルな音になると言いますし、歌口の、奏者とは反対側のエッジの加工などは、この部分で空気の振動を作るわけだから、ちょっとの違いで振動の作りやすさとか、振動の癖のようなモノが生まれてくるだろうと推測させられます。

 でもこれは、歌口の加工の話であって、材質の話ではありません。

 また、音の遠鳴り…つまり、減衰しづらい音波を発振するためには、音源を作り出す発振体の重量が関係します。オーディオでは常識ですが、良い音を得るためには、音源であるスピーカーを重くしたり、固定する事で、スピーカー自身の振動を抑え、振動エネルギーを効率的に音波に変換していきます。つまり、フルート的に言えば(フルートは固定できないので)重い楽器ほど音が遠くまで飛ぶわけです。フルートは楽器であって、その大きさは基本的に決まっていますので、重量を増すためには、比重の重い材質で作れば良いのです。

 確かに、洋銀よりも銀の方が、銀よりも金の方が、金よりも白金の方が、比重が大きくて重い材質です。なので、材質の差として、洋銀<銀<金<白金の順で、音が遠鳴りするはずです。ま、遠鳴りに関しては、材質の差は大きいでしょうが、遠鳴りは音質の問題とは、やっぱり違います。

 色々考えても、フルートの場合、材質の差が音質の差につながるとは思えないのです。今では、すっかりスクールモデルとなってしまった洋銀フルートですが、昔は一流のプロでも洋銀フルートを使用していたわけだから、洋銀で作られたフルートであっても、立派にプロユースに耐えた訳です。

 結論。フルートの材質の違いは、それが音質の違いには直接はつながらない。しかし、材質が違うフルートは、材質以外の違いの影響もあって、現実的には音質の違いがあると言える。

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フルートのエッセイ」カテゴリの記事

コメント

すとん様、毎々、ありがとうございます。
材質問題は大好きなお題ですので、
また、書き込み致します。

楽器買う人≒演奏する人
お金、気合、思い入れ、などなどが複合的に交錯して、
演奏する人自身にとっては、主観的になってしまって、
材質の違いで、音質も大いに異なって聞こえる、けど、

聞く方、聞かされる方としては、
思い入れなどはないため、客観的に、
材質が違っても、音質は違って聞こえないなあ、
ということもあるのかしら?

おしまい

operazanokaijinnokaijinさん

 フルートの材質の話は、みんな好きですよね、もちろん私も大好きです。

 まあ、今回の話は、フルートの場合、材質の違いで楽器の価格帯が変わり、価格帯が変われば音が変わるけれど、材質の違いで音が変わるわけじゃない…という『AであればB、BであればC、よってAであればC…というわけじゃない』という話です。

 まあ『“風が吹けば桶屋が儲かる”と言うけど、実際はそうじゃないんだよね』って事です。

 でも見かけ上は“AであればC”は成り立っているように見えるから、フルートは材質が違えば音が変わると思われちゃうし、我々も体感的にはそれを実感しているので、色々と迷いが生じるんだと思います。

 ま、迷いってのは、趣味の楽しみのちょっとしたトッピングだからね、迷いがある方が、趣味も楽しめるってモンです。

こんばんは。

> フルートの材質の話は、みんな好きですよね、

こちらもその通りです。

> 昔は一流のプロでも洋銀フルートを使用していたわけだから、

モイーズは洋銀の楽器を吹いていて銀の楽器に興味はなかった、という伝説はあります。
モイーズの楽器の詳細は知りませんが、昔の洋銀はMaillechortで今の洋銀とは組成は違うし、以前手元にあったMaillechortの楽器はソルダード・巻き管で国産入門用の楽器とは全く違っていました。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Maillechort

所謂安価な洋銀のシームレス・引き上げの楽器の大量生産は日本のメーカーの企業努力が大きいかと推測しています。
神戸国際のコンクールでも日本国産洋銀の安価なフルートで本選入賞される方はいらっしゃるので楽器の問題ではないですね。

失礼しました。

tetsuさん

>神戸国際のコンクールでも日本国産洋銀の安価なフルートで本選入賞される方はいらっしゃるので楽器の問題ではないですね。

 腕の差…が大きければ、楽器の違いは、我々が思うよりも大きな違いではないのかもしれません。洋銀で作られていようと、白金で作られていようと、所詮、フルートはフルートであって、それ以上でもなければ、それ以下でも無いわけですから。

 でも(これは都市伝説かもしれませんが)音大受験のように、大きな腕の差が無い者同士での競争(?)となると、ちょっとした楽器の違いが結果に影響を与えるとは言います。音大受験をするなら、総銀ではなく、ゴールドフルートを! ゴールドが無理でも、せめてリッププレートだけでもゴールドにすると、音大合格率がぐぐんとアップしますよ…ってな話を色々な人から聞きました。

 その方が、音が遠鳴りするわけで、遠鳴りする音の方が合格率が高くなるから…とか言うわけです。

 でも、私の知り合いの音大生(フルートです)は、真っ黒な総銀で、某有名芸術大学に入学して学んでいるので、明らかな腕の差があれば、ゴールドな楽器でなくても受かるんだなあ…とも思います。

今日、ミヤザワのB-tube をアルタスの1407REに嵌めて吹いてきました。銀と銀+ピンクゴールドの二種類の比較です。たったこれだけでも露骨に音が違います。私だけでなく、同行者も同じ意見。ハンドメイドじゃないし、形は全く一緒なんですけどね。こうなるとやはり材質の差を考えたくなりますよね。

Natさん

 それ、たぶん、リッププレートの比重の問題です。記事にも書きましたが、音質ではなく音量の問題。音質と音量を分けずに考える人だと、単純に“大きな音”=“良い音”と感じるようですし、まあ私も感覚的には、それには同意します。だから「音大受験にはゴールドフルート、それが無理でも、最低限、リッププレートはゴールド」って言われるわけです。

>銀と銀+ピンクゴールドの二種類の比較です。たったこれだけでも露骨に音が違います。

 リッププレートをゴールドに変えるだけでも、それくらい露骨に音が違うなら、そりゃあ受験前にゴールドフルートやゴールドリップにしたくなる気持ち、分かります。

私はフルートはわからないけれど、、確かに、キラキラな金のフルートならテンション上がって、いっぱい練習したくなりそう。しかし、楽器は小さい頃からやってる人にかなわないし、。だから、歌?すとんさん、10,000時間の法則って知ってますか?10,000時間やっていたら、ある程度はものになる、ということ?しかし、音楽だけは、10,000時間やったからってプロにはなれませんが、、大人で始めて、10,000時間なら、ガムチャラにやったら、四年くらいで10,000時間超えするかもしれませんね。うん、私はそのくらいの時間配布で5年は経ったなぁ、、汗、、。もう、プロ並み?(笑)

アデーレさん

 一万時間の法則は知っています。確かに、楽器の場合、一万時間も練習したら、必ずそれなりの腕になれると思いますよ。まあ、プロになるかどうかは、腕前だけじゃなくて、マネージメントの問題もあるから、ちょっと難しいかもしれませんが(笑)。

 ただ、器楽の場合は、練習によって鍛えた腕前にふさわしい楽器にドンドン乗り換えていけば良いのですが、、声楽の場合、声は変えられませんから、いくら練習しようとも、そもそもの才能の問題は、無視できないと思います。

 声も楽器のように買い換える事ができたら面白いのになあ…と時々思います。

余暇にフルートをたしなんでいるものです。 
フルートの音質と材質の関係ですが、フルートの音は、基本波だけではなく、たくさんの高調波成分からなっている、とのことですが、そうすると、相質が変わると、その材質特有の共鳴/共振ポイントが違ってくるわけですから、当然、材質の違いが高調波の状況の違いになってくるということでしょうから、材質の違いが音の質的違いに大きく影響してくるのではないでしょうか? 
管体が高価な金製だからよい音がするのではなく、たまたま高価な金製の管体が、人間の耳に心地よく聴こえた、ということではないかと考えますが、如何でしょうか?


kuro3851さん

 私も以前は、kuro3851さんのように考えていました。だから、kuro3851さんのおっしゃる事や、その気持ち、よく分かるんです。

 まず、フルートって、楽器の中でも倍音が少ないのが特徴なんです。もちろん、オシロスコープのように正弦波だけ出しているわけではなく、2倍音も3倍音も…7倍音ぐらいまでは出しているんですよ。でも、他の楽器と比べると、全然少ないんです。おまけに組み合わせ方が単調なんです。だから、あの音色になるんですね。逆に複雑で倍音が豊富なのが、弦楽器です。ヴァイオリンとかチェロとか、それはムッチャ複雑な波形をした音を出しています。

 ちなみに、人間の声も、かなり複雑なんですよ。

 あと、フルートの音は管体が振動して出しているのではなく、管体の中の空気が振動して出しているんです。だから、木製フルートも、金属製フルートも、プラスチック製のフルートも、ほぼ同じ音色なんです。音を作っているのは、管内の空気であって、その音色は管体には依存しないからです。

 木と金属とプラスチックの間に、大きな違いが無ければ、同じ金属同士の金銀洋銀の違いなんて、無いに等しいと考えるのが妥当だと思います。

>管体が高価な金製だからよい音がするのではなく、たまたま高価な金製の管体が、人間の耳に心地よく聴こえた、ということではないかと考えますが、如何でしょうか?

 高価な楽器は廉価な楽器よりも、良い音が鳴るように、各メーカーはそのように作っていると思います。そうでないと詐欺ですからね。あくまでも、高い楽器は良い楽器なのかもしれませんが、それと材質はあまり関係ないと思います。

 金を使って安い楽器を作るのは難しいでしょうが、洋銀とかプラスチックを使って、高級な楽器を作ってみたら、おそらく、材質は楽器の音の良し悪しとは関係ないと分かるのだけれど、そんな楽器を作ってくれる酔狂なメーカーはありませんからね。

 それ以前、洋銀やプラスチックで高価な楽器を作ったら、誰も買わないだろうし、使わないだろうからね。洋銀やプラスチックの楽器って、安物という刷り込みが我々にはあるのに、それが高価だったら、納得しないものね。

 と書いちゃう私ですが、個人的には、ゴールドフルートが欲しかったりします(笑)。

すとんさん

ありがとうございます。

足部管に付け足すもののメッキだけで音量が変わるでしょうかねぇ…。いやー、謎が多いです。

すとんさんも今度楽器店で試して見てください(^o^)

Natさん

 フルートの音質とか音量の問題が難しいのは、誰もが自分の印象だけで語っている事だと思います。もちろん、私も例外ではありません。

 音量計測器でフルートの音量を記録したり、サウンドスペクトログラムを使ってフルートの音質を定量化したりしていない事です。

 今の私は、それらの機械を自由に使える立場にないので、もちろんフルートの音を測定できません。誰か、やってくれないかな?

 フルートにメッキをしたり、なにかリングを付けるだけで、音量音質が変わるという人がいますし、私もそういうモノを信じたい人なのですが、客観的なデーターがないんですよね。でも、変わると信じたい人でもあります、私も。

http://iberia.music.coocan.jp/column_flute.htm#why

このサイトによると、「材質で音色は変わらない」ですね。
ではなぜ材質が高価だと音が良くなるのかと言うと「高い楽器のほうが作りが良いから」と、すとんさんの論と同じ結論になってます。

私、フルートでは試していませんが、サックスのリード3種類(葦製1、樹脂製2)を付け替えて録音し、波形を見比べたことはあります。まろやかな音色がするリードのときは波形もなだらかで、野太い音色のするリードのときは波形が複雑でいかにも倍音がたくさん含まれていそうな形状で、エッジの利いた音色のリードのときは波形もとがっていて、いかにも高周波成分がたくさん含まれていそうな形状でした。

本当はFFTアナライザをつかって数値で証明しなくちゃいけませんが、そんな高いものは買えませんので(笑)、波形の見た目の印象で語ってしまいましたが、多少は科学的なアプローチが出来たかなと。

Hiro.MTBさん

>波形の見た目の印象で語ってしまいましたが、多少は科学的なアプローチが出来たかなと。

 見た目は大切ですよ。サウンドスペクトログラムを使ったって、結局は波形の見た目で語ることになるのですから。

>すとんさんの論と同じ結論になってます。

 なんか、うれしいです。私の妄言と他人様の考察の結果が一致したということは、私の盲言も捨てたものじゃないなって事になるわけですし。

 直感力の勝利だな(ぐふふ)。

 まあ、材質うんぬんは横に置いても、高価な楽器からは良い音がするのならば、高価な楽器を買う意味は十分になるわけだし、その上、材質まで自分好みならば、それはとっても結構な事なんだと思います。

 私だって、ゴールドフルート…ってか、金色のフルートは欲しいのですよん。

古い(?)記事へのコメントですみません。
つい目に留まりましたもので。

私は感覚値では材質で音色は変わると感じています。
一応念押ししますが、あくまで音色や響きの話であり、音量や遠鳴りの事ではありません。

フルートの音色に大きく影響するのは、ライザー、リッププレート、反射板の材質と言われています。
一本のフルートで反射板を銀、金、象牙と取り替えて試奏した事がありますが、大きく違いました。反射板の形状は全て平らなタイプなので、作りの個体差はないと考えられます。
これは、楽器の作りに差はなくとも、材質で音質は変わる1つの証明となりませんか?
(一応裏付けとして書きますが、私はコンクール入賞経験もあり楽器選定をする位の力量はあるつもりです)

それに加え、確かに安い楽器と高い楽器ではメーカーもあえて作りを変えていますが、同ランク楽器(例・アルタスの1407と1507)は作りは同じでメーカーが意図せぬ若干の個体差があるだけ…にも関わらず個体差とは言い難い程に音色が違いますよね。また、メーカーが違えば楽器の作りもかなり違ってきますが、どのメーカーも共通して(ざっくり言うと)銀は銀の、金は金の音がします。これは自分が演奏しても、他人の演奏を聴いても感じます。

批判のようになってしまいすみません。
私、すとんさんのブログは好きなんですよ。
上記、あくまで感覚値の話ですが、ここからまた考察頂ける事を楽しみにしています。

naiさん、こんにちは。

>私は感覚値では材質で音色は変わると感じています。

 私もその意見には同意します。感覚的に材質で音色は変わると思っていますし、そう感じています。なので、フルートの試し吹きって楽しくてたまりません。

 それと同時に他人の試し吹きってつまらないです。どのフルートを吹いても、似たような音しかしません。演奏者によって、多少の音色の違いはあっても、同じ人なら、どのフルートを吹いても、そんなに違った音はしません。このあたりの検証動画は、YouTubeを漁れば、いくらでも出てきます。

 なので、私は以下のように考え感じています。

 1)フルートの個体差は、吹いている本人には、とっても大きな違いに感じられる。
 2)フルートの個体差は、聞いている他者にとっては、それほど大きな違いには感じられない。
 3)聞いている他者にとってフルートの音色の違いは、楽器の違いよりも、演奏者の違いの方が大きい。

 たぶん、材質の違いは、骨伝導ってヤツを経由した時に顕著に現れるのかもしれない…と今はぼんやり思ってます。でも、誰もこの点を科学的に検証した人がいないんですよね。


音質への影響要素として、材料の他に、ハンドメイドか否かという点はいかがでしょう?
同じ総銀製でも、ハンドメイドと称している楽器と、単に総銀製とだけ称している楽器とでは、音質に差があるのでしょうか?  いったい、「ハンドメイドとは何ぞや?」 ということなのですが、・・・・・・・・。

kuro3851さん

>いったい、「ハンドメイドとは何ぞや?」 ということなのですが、……。

 私はフルートメーカーが言っている“ハンドメイド”って言葉は、単なる商売上の煽り文句だと思ってます。

 と言うのもフルートは、一般的な工業製品(例えば乗用車とかね)のように、オートメーション生産なんてされていないもの。21世紀になって、フルートは熟練された職人たちによる工場制手工業でしょ? いわば、すべてのフルートは職人さんたちによって組み立てられているわけだから、すべてがハンドメイドなんです。

 もっともハンドメイトの定義をもっと厳しくして、組み立てだけではなく、パーツの製造や主管の鋳造まで手工業に頼ったものを“ハンドメイド”と呼んでいるのなら、すべてのフルートはハンドメンドではないと言えます。どこのメーカーだって、自社でパーツ製作や主管の鋳造なんてやっていないもの。

 機械で作ったモノを人の手で調整しながら組み立てているのが、現在のフルート…ってか、すべての楽器がそうやって作られているわけだから、楽器って、すべてがハンドメイドであって、すべてがハンドメイドではないんです。

 だから、フルートのカタログに書かれている“ハンドメイド”って言葉、ただの商売上の煽り文句だと思ってます。

すとん様 の的確なご説明は分かり易く大変参考になります。 ありがとうございます。
同一のメーカーの楽器でも、総銀製のハンドメイドと称している製品と単に総銀製と称している製品との二本立ての品揃えをされているメーカーは多いように思うのですが、 そうしますと、職人さんによる調整工数/製作工数を多めにとった楽器が「総銀製ハンドメイド」という称号を与え、調整工数/製作工数を多少端折った楽器が単なる「総銀製」という称号、という別になるということなのでしょうか。

kuro3851さん

>職人さんによる調整工数/製作工数を多めにとった楽器が「総銀製ハンドメイド」という称号を与え、調整工数/製作工数を多少端折った楽器が単なる「総銀製」という称号、という別になるということなのでしょうか。

 そうかもしれませんし、たぶんそうでしょう。

 でも、私はもう一つ、うがった考え方をしています。それは…熟練の職人さんが手がけた楽器が「総銀製ハンドメイド」であって、修行中の見習いや、まだ駆け出しの若い職人が手がけた楽器が「総銀製」ではないのかな…って思ってます。

 フルートメーカーの職人さんたちも、みんながみんな、親方クラスじゃないんですよ。当然、新入社員だっているし、中堅どころの職人さんもいるわけです。同じように同じモノを作っても、作った人によって、当然仕上がりは違います。じゃあ、どうするのか…って話で、親方には高級フルートを、まだ若い人たちには普及価格帯のフルートを作ってもらっている…って考えるのは自然の流れじゃないかなってね。

長年、総銀製のフルート(ミヤザワ製のMC-400Rという、今となっては、とても古いタイプの楽器)で楽しんできたアマチュアです。  楽器としては大きな不満もなく、とても気に入っているのですが、人生の後半に至った私自身のことを考えて、最後の「趣味フルート」はハンドメードと称する楽器でフルートを楽しんでみたいと思い、サンキョウ製のハンドメイドと称する楽器(引き上げ式のトーンオール)を1年ほど前に購入してみました。  この1年間ほど、両者を吹き比べてきたのですが、「アマチュアレベル」でのわかったこととして、
1.ハンドメイドだからよい音がする、ということは決して言えないような気がしております。
2.単なる総銀製 と ハンドメイドと称する総銀製 との間で、音質としての差は あるにはあるのだが、音質の優劣の差ではなく、楽器自体の個体差という観点からの音質の差かな、という気がしています。
3.その他、手にした時の楽器としての感触、キイのタッチ感覚、実際の音を出してみての吹き心地、音の出具合、音の響き、というような点からの違いは、かなりあるような気がします。 こういう諸点は、言葉で表現するのはとて困難かと思いました。

といった具合で、アマチュアの私程度のレベルでは、「音質としての優劣の差」はほとんど感じられませんでした。  従いまして、性格の異なる楽器を何本か持つ、ということは、その時々に応じて楽器の特性を生かして、音質の違いを楽しむ、ということかと考えるに至りました。

kuro3851さん

 たぶん、多くの人が勘違いしていると思うのだけれど、高価な楽器は高級な楽器なんです。で、高級な楽器というのは、道具として優れているのであって、楽器として、演奏しやすいとか、良い音がするとかとは、全くの無関係だと思います。

 演奏のしやすさとか良い音がするとかは、あくまでも自分主観の話であり、自分の好みの問題なんです。フルートもクラシックの人は高級楽器を使いますが、ポピュラーの人たちは、案外廉価な楽器を使っています。廉価な楽器の方が、吹きやすかったり、良い音がすると感じているようです。おそらく、クラシックに求めるものとポピュラーに求めるものが違うんだろうと思います。

 また、楽器が変わると音が変わると主張するプロの方もいます(私も心情的にはこちらを支持したいです)が、その一方で、楽器が変わっても音は変わらないと主張するプロの方もいます。ゴールウェイなんて、その代表格ですよね。彼は楽器で音が変わることはないけれど、操作性が楽器ごとに違うので、操作性の良い楽器を常に求めているようです。ナガハラのゴールウェイモデルを試奏した事がありますが、決して吹きやすい楽器ではありませんでしたが、あれがゴールウェイには吹きやすいんだろうなあって、勝手に想像しました。

度々の すとん 様 のご指摘は、大変参考になります。  私としては、とてもよい勉強をしました。 ありがとうございました。

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