ひとこと

  •  最近、読みたいなあと思ったビジネス書とか実用書は、たいてい紙だけでしか出版されていない(涙)。なので、買えないし、読めない。それにあれだけ読んでみたいと切望していたのに、一週間もすれば、私の興味が次に移っているので、その本の事など、どーでもいい気分になっていたりします。以前は、週末ごとに書店に行って、ごっそり本を買っていたのに、昨今はそんな感じで読みたい本が電子書籍化されていないので、読めず、買えずで、読書量が落ちている私です。紙の本を買えばいいじゃんと思われるかもしれないけれど、一度電子書籍に親しんでしまうと、もう紙の本には戻れないんだよ。紙の本を販売しちゃいけないとは言わない。ただ、電子書籍版も同時に発売してくれよ~と声を大にして言いたいだけなのです。
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2018年2月14日 (水)

大きな声で歌えばいいというものではない

 声楽レッスンは、まだ続きます。

 まずは、昨日紹介できなかった二曲の音源を貼ります。

 最初の曲は「Vanne, o rosa fortunata/お行き、幸せなバラよ」です。これはパヴァロッティがレヴァインのピアノで歌っている音源をアップしておきます。いつもながら、素晴らしい歌唱だと思います。

 次の「Ma rendi pur contento/喜ばせてあげて」を歌っているのは、メゾソプラノのバルトリです。この人、カストラートの役を歌うことが多い人ですが、普通に歌曲を歌っても、やっぱり上手ですね。でも、やっぱり声は、少年っぽいと言われれば、たしかに少年っぽい声ですわな。、

 さて、武満が終わる事で、しばらく日本歌曲からは距離を置きます。いやあ、日本歌曲って難しかったなあ。次に日本歌曲を歌うとしたら…林リリ子先生つながりで、林光氏のソングかな?(説明しないよ)

 さて、レッスンは、ドナウディ作曲の「Amorosi miei giorni/私の愛の日々」です。

 先生から最初に言われたのは「すとんさんは、すべての音を観客に聞こえるように歌っていますか?」です。もちろん、そりゃあそうなんですが、そういう気持ちでは、この曲は歌わない方が良いと言われました。

 だいたい、曲の出だしがppなんだし、いきなりの1オクターブの跳躍という事は、最初の一声は、観客の耳にしっかり届かなくても良い…と言うか、観客の方が耳をそばだてて聞くくらいで、ちょうどよいと言うのです。

 確かに、人って、大きな声で話されたからと言って相手の話をよく聞いているわけではなく(むしろ、うるさいなあと思って、耳を塞いだりするじゃん)、むしろ小声でひそひそ話した時の方が、その人の言葉が気になるものなのです。

 だから、歌もすべてがすべて、大声でしっかりはっきりくっきりと歌う必要はなく、時にささやき、時にはつぶやく事も大切なのです。で、この曲は、ささやきともつぶやきとも言えぬ、小さなppで歌い出されるわけです。この音をしっかり歌っては、むしろダメなんです。

 懸案事項の Lento の箇所は、だいぶ速いテンポで歌ってみました。前後のフレーズよりも、速度がゆっくりになっていれば良し…くらいの気持ちです。実際に歌ってみたテンポは、かなり速かったと思います。そんな感じで、かなり早めのテンポで歌ってみて、ようやくギリギリOKって感じになりました。気を抜いて、ゆっくりなテンポで歌ってしまうと、かなり歌が破綻してしまいます。ああ、難しいね。

 そんなこんなで、色々とありましたが、これでようやく、この曲も終了です。お疲れさまでした。次回は、同じドナウディの「Vaghissima sembianza/かぎりなく美しい絵姿」となります。これが終わると、次もまだドナウディを歌うつもりです。

 というわけで、次回からしばらく、ベッリーニとドナウディに、どっぷり浸かる私となります。それにしても、次のレッスンまでに、4曲準備しないといけないのだけれど、そんな時間が、私にあるかしら。ちょっときびしいぞ。

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コメント

こんばんは。

> 平昌オリンピック

オリンピックというと小林秀雄の次の文が忘れられません。長くて失礼します。

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相手に向かうのではない。そんなものはすでに消えている。緊迫した自己の世界にどこまでもはいって行こうとする顔である。この映画の始めに、私たちは戦う、しかし征服はしない、という文句が出て来たが、その真意を理解したのは選手たちだけでしょう。選手は、自分の砲丸と戦う、自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う、そしてついに征服する。自己を。かようなものを選手に教えたものは言葉ではない。およそ組織化を許されぬ砲丸を投げるという手仕事である、芸であります。見物人の顔も大きく映し出されるが、これは選手の顔と異様な対照を現わす。そこに雑然と映し出されるものは、不安や落胆や期待や興奮の表情です。投げるべき砲丸を持たぬばかりに、人間はこのくらい醜い顔を作らねばならぬか。彼らは征服すべき自己を持たぬ動物である。

今も選手とメディアの位置づけはほぼ変わっていません。ここまで煽るかとおもいながらもこちらはけっこう見ています。

tetsuさん

 確かに、スポーツには『自分に勝つ』タイプの競技と『相手を倒す』タイプの競技があると思います。

 陸上競技や水泳、冬季種目で言えば、各種スケートやスキージャンプなどは、確かに大勢の選手たちと競技をし、一番良い成績を出した選手が優勝だけれど、それはあくまで結果であって、競技中の選手たちは「○○選手に勝ちたい」ではなく「今まで一番良いパフォーマンスをしたい」であって、それはつまり“昨日までの自分に勝ちたい”って事なんだろうと思います。

 一方、格闘技や球技系の種目は、相手をぶっつぶして、やっつけるタイプの競技です。とりあえず(ルールの範囲内なら)どんなコスイ手を使っても、勝てばいいわけです。必ずしも実力通りの結果になるわけではなく、実力以外にも相性みたいなモノも勝敗に左右するわけです。「勝負は時の運」と言いますが、そういう運任せの部分があるのも、このタイプの競技です。

 おそらく、多くの日本の方は『自分に勝つ』タイプの競技が好きなんだろうと思います…が、私は圧倒的に『相手を倒す』タイプの競技の方が好きだな。とにかく、勝てばいいってのが、単純で明快でぐうの音も出なくて、好みです。ボクシングのKO勝ちとか、柔道の一本勝ちとか、イチャモンのつけようもなくて、見ていて気分が晴れ晴れとします。

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