ひとこと

  •  9000人と聞いていた観客数が、当日に7000人だと聞いて、コンサートをドタキャンしちゃったと言ってるジュリーは、ファンの喜びよりも自分のメンツを優先してしまったわけで、それってエンタメ業界のプロとして、どうなんだろう?と思います。確かに3万人入る会場に7000人なら、キャパの1/4にも満たないスカスカ状態なわけで、そりゃあ不貞腐れたくなる気持ちも分からないでもないし、予定していた反原発署名がアリーナ側から禁止されたとしたら、サヨク的にファビョる気持ちも理解できるけれど、集まった7000人のファンのために、いや、たとえそのファンが700人や70人であったとしても、ファンの皆さんはこの日のために、万全の準備をして、日本各地からこの日のコンサートのために万障繰り合わせてやってきたわけで、それを思えば、中止とか延期とかありえないでしょ? コンサートのチケットだけでなく、交通費や宿泊費もかかっているし、家族や仕事仲間に気を使いながら集まってきたわけで、そういうファンの事情も考えた上で、それでも自分のメンツや反原発運動の方が大切だったのか、よくよく考えてもらいたいと思います。ちなみに、私は昔のジュリーのファンです(彼がサヨクに舵を切った時点でファンを辞めました)。かつて好きだったアイドルの醜聞なんて聞きたくないよぉ。
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2017年11月 9日 (木)

声をチェンジさせて歌っちゃいけない

 まだまだ声楽のレッスンの続きです。曲の練習に入りました。

 最初は、今回で終了である、武満徹作曲の「○と△の歌」です。まずは声の色の確認からです。とにかく、歌詞のイメージと声の色をつなげていくのです。丸い声、赤い声、広い声、尖った声…これらをどう発声していくか。そのためには、まずしっかりと声のイメージをして、そのイメージを表現するのにふさわしい声を出していくわけです。そのためには、声のポジションを変えなければいけないだろうし、クチのカタチ、息の速さだって変えていかなければいけないし、変えた先は必ずしも理想的な状態ではないかもしれない。しかし、悪声と言えども声は声という割り切り方だって必要かもしれません。

 とにかく、色々な色を持った声で歌わないといけません。きれいな歌い方だけが良いわけではありません。演劇的な要素も大切なのです。音楽的な美しさと演劇的な表現の折り合いをどうつけていくか、その折り合いの付け方こそが歌の美しさにつながるわけです。

 これらは一朝一夕で出来るわけではありません。これからも頑張っていかなければいけませんが、まずは出来る範囲でやっていきます。

 次はドナウディ作曲の「Amorosi miei giorni/私の愛の日々」です。

 前回のレッスンでは、最初にある1オクターブの跳躍がうまくできずに、跳んだ先の音がフラットしてしまうという醜態をさらした私でしたが、今回はきれいに1オクターブ跳んだは跳んだのですが…先生曰く、それではダメなんだそうです。

 どうダメなのかと言えば、音が跳んでいる最中に声がチェンジしてしまっているのです。これはダメなんですね。たとえどんなに音が離れていても、その間は細かなポルタメントでつないで歌わないといけないのです。デジタル式でピョンと跳んでしまってはいけません。ましてや、跳んでいる最中にポジションが変わる(声の発声法が変わる)のは、ダメ中のダメなのです。

 とは言え、この曲での冒頭の1オクターブの跳躍は、テノールにとっては難しい跳躍なのです。と言うのも、この跳躍は、五線下のCから五線中のCへの跳躍だからです(つまり、低音のドから中音のドへの跳躍です)。テノールだと、低いCの少し上に低音のチェンジがあるわけです(私の場合は、Dのあたりにチェンジ箇所があります)。なので、普通に歌うと、最初の低いCと次の中音のCでは声をチェンジしますので、当然あれこれ発声方法が変わってしまうのだけれど、それではダメよって話なんです。

 特に私の場合は、中音のCはまあまあだけれど、低音のCは、明らかに掘った声になっているそうなのです。それじゃあダメだね

 ちなみに、バリトンだと低いCから中音のCへの跳躍はチェンジがないので、とても簡単なようなのですが…。

 では、テノールである私(というか、テノールの声帯を持つ私の場合は…と言った方が正しい言い方でしょうね)は、この箇所をどう歌うべきかという話になりますが、やっちゃいけないのが、低いCをいきなり出すこと。これをやっちゃうと次の中音のCに行く時に必ず声がチェンジしてしまうのです。それを回避するためにやるべき事は、最初に中音のCを出してしまうこと(!)。

 つまり、楽譜上は“低いC -> 中音C”と書かれていますが、それを“中音C -> 低いC -> 中音C”と歌ってしまうってわけです。もちろん、最初の中音Cは一瞬だけ出して、発声するや否やそれをポルタメントでググっと1オクターブ下まで下げて歌って、すぐにそれを元の音程まで戻して次の中音Cを歌ってしまえという、ある意味テクニカルでトリッキーな歌い方をしましょうってわけです。

 感覚的には、中音Cにヒモを引っ掛けたら、そのヒモをグイっと下に引っ張って低音Cを出し、出し終えたら、ヒモから手を離して、元の中音Cに戻す…という感覚です。ですから、そんなに低音で頑張ってはいけないわけだし、そのために音量的に不足していても、響き的に貧弱であっても、それそれで良しと割り切らないといけません。

 この曲の曲想を考えると、フレーズの開始(ってか曲の開始だけれど)を安定的に歌うよりも、若干の不安要素を内包しながら歌った方が結果的に正しい…と言うか、作曲家はそこまで考えて“低いC -> 中音C”の跳躍を書いたのではないかと思われます。つまり、この曲は、楽にバリトンやメゾソプラノが歌うのではなく、何ともならないところを何とかしてテノールやソプラノが歌うことを念頭に置いているのはないと、私は思うわけです。

 また曲中に何度も出てくる、いきなり高い音から下降音型で始まるメロディーも、いきなり高音をストレートに発声するのではなく、まずその高い音程のハミングで鼻を鳴らしてから声を出すのが良いのです。つまり「準備は早め早めに」って感じです。

 細かい音符が動く箇所は、その音の動きをノドで動かすのではなく、ブランデーをグラスの中で揺らすようなイメージに、同じポジションで動かして歌うのが吉です。

 と言う訳で、今回のレッスンは終了です。

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