ひとこと

  •  なんかねー、最近、あれこれツイてないんです。あまりに小ネタ過ぎてブログに書くほどでもないのだけれど、なんかプチ不幸な日々が続いてます。なんかなー。

お知らせ

  • ●クラシックコンサートのお知らせをします。●10月8日(日)、茅ヶ崎市青少年会館ホールで行われます。今年のコンサートは、第1部ジュニア、第2部器楽、第3部声楽と、3部に分けて行われます。第3部の開演は15時20分となっています。●私は、第3部の10番として、トスティ作曲「Tristezza/悲しみ」とレオンカヴァッロ作曲「Mattinata/マッティナータ(朝の歌)」を歌い、次の11番目で、妻と一緒にレハール作曲「メリー・ウィドウ」より「A Dutiful Wife/従順な妻」の二重唱を歌います。私の登場時刻は、およそ16時30分前後になる予定ですが、あくまでも予定であって、これより早くなることもあるし、遅くなることもあります。●入場料は無料の千客万来系のコンサートです。ただし、例年までは市民文化会館で行われていましたが、今年は工事中となって、古い公民館系のホールで行われます。●会場的には、古くて小さい上に設備的にも??がつくような会場で「ここで歌うのはヤだな」という理由で、多くの方々が参加を取りやめたというほどの会場です。私も、練習で使用するならともかく、ここに人を招待して…となると、躊躇せざるをえません。なので、会場までお越しいただく事は望んでいませんが、もしよかったと、どこか遠くの空から、無事に歌えることを祈っていただくと感謝です。
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2017年8月19日 (土)

大好きな作曲家について語ってみよう その6 ワーグナー

 ワーグナー…ドイツナチスのテーマ音楽として使われた事もあって、サヨクの方々に鬼のように嫌われている作曲家です。いや、サヨクだけでなく、良識ある人々には未だに眉をひそめられているフシが無いわけじゃないです。実際、ユダヤ系の人々は今でもワーグナーを嫌っていますし、なにかとナチスとペアで語られる作曲家ですが、それって、ワーグナー本人にすれば「なにそれ、迷惑(プンスカ!)」って話でしょうね。

 実際、ワーグナーの生前には当然ですが、ナチスなんて無くて、彼の死後、残された音楽があまりに素晴らしいから、劇場型政治の創始者であるナチス(ってかヒトラー)が、ワーグナーの音楽を利用したわけで、ワーグナーとナチスの紐付けはナチスが勝手にやった事で、ワーグナー本人やその音楽と、ナチスや戦争やユダヤ人虐殺は、無関係なんだけれど…あまりに紐付けられたイメージが強くて、そんな甘いことは言ってられませんわな。

 という訳で、未だに一部の人たちからはタブー視されるワーグナーですが、私は、純粋に音楽として、大好きですよ。もちろん、戦争を賛美するつもりは毛頭ありませんし、ユダヤ人虐殺だって肯定しませんよ。そういうナチス関係の諸事とは切り離して、音楽としてのワーグナー作品を愛していますし、その作者であるワーグナーを尊敬します。

 もっとも、ワーグナー自身は、筋金入りのヒトタラシで、やり手で、天才なんだけれど同時に職人タイプの音楽家でもあったわけで、ほんと、スケールのデカイ人なんだと思います。まあ、見方によっちゃあ、クズだったんだけれどね(笑)。とにかく、個性、強すぎな人です。たぶん、彼の本質は、中二病のオヤジなんだけれど、音楽の才能に満ち溢れすぎていて、中二病の悪夢を音楽で表現できちゃったわけで、そういう意味では、現代の日本的に言っちゃえば、円谷英二とか、手塚治虫とか、宮﨑駿とか、庵野秀明とか、富野 由悠季とか…まあ、そういう人たちと同じ種類の人で、単なる音楽家と言うよりも、妄想を表現する天才だったんだろうと思うわけです。

 つまり彼は、音楽家である以前に、表現者であったわけです。だから「自分が作るモノは歌劇じゃない、楽劇だ!」と言い出さざるを得なかったんだろうと思います。

 つまりのところ、19世紀ヨーロッパに登場したオタクキングがワーグナーではなかろうかと思うわけです。たぶん、今の時代に生きていたら、作曲家ではなく、アニメや特撮をバンバン製作しているんじゃないかしら…なって思ったりする私なのでした。

 それはさておき、音楽史的には、すっごい作曲家であった事は確かで、モーツァルトがタネをまいたドイツオペラを、ベートーヴェンやウェーバーを経由して、本格的に花を咲かせたのがワーグナーだものね。ちなみに幕引きをしたのが、リヒャルト・シュトラウスね。

 とにかく、ワーグナーの功績は、クラシック音楽的に見ても、オペラ的に見ても、ドイツ音楽的に見ても、どの方面から見ても、無視できないことに大きいわけです。ワーグナーがいなかったら、ドイツオペラなんて無視しちゃってもいい程度のジャンルで終わっていただろうし、“ワーグナーこそがドイツオペラである”って言っちゃってもいいと思うし、それくらいワーグナーって、天才的なわけで、素晴らしいわけで、だからナチスが使っちゃったのも納得しちゃうわけです。

 とにかく、ワーグナーの作品って、すごいよね。

 私も今までたくさんの音楽を聞いてきたし、感動もいっぱいしてきたけれど、音楽を聞いて、腰が抜けて立てなかったという経験は、ワーグナーでしか、した事はないよ。

 かつて、横浜で上演された二期会の「神々のたそがれ」…日本人キャストによる日本初演だったそうです…を生で聞いて、本当に腰が抜けて、オペラが終わっても、感動のあまり、しばらく立てなかったもの(マジです)。

 それくらい、毒々しい音楽を書いたのがワーグナーなんです。

 ワーグナーって、マルチな才能を豊かに持っていた人なんだと思います。友人…と言うよりも、師匠として学びたいタイプの人です。もっとも、実際にそばにいたとしても、きっと彼は自分の仕事の手伝いはさせても、弟子に手取り足取り何か教えてくれるってタイプではなさそうだけれどね。天才から何かを学ぶっては…そりゃあ無理だわな。

 という訳で、私が好きなワーグナーと言えば「神々のたそがれ」のフィナーレ…いわゆる“ブルュンヒルデの自己犠牲”と呼ばれている曲です。本当に感動的な音楽なのですが…劇場で生演奏を見るのと、YouTubeでチャチャと見るのとでは、感動も全然違うだろうけれど、こういう毒々しい音楽もあるんだなあと思ってください。

 それにしても、並のソプラノじゃ歌いきれない重量級の歌だよね…。ワーグナーって、作品第一主義の作曲家で、歌い手の事は…たぶん、何も考えてないと思います。まあ、オタクって妄想に生きている人間だからね、しょーがないね。

 私にとってワーグナーという作曲家は、ナチス御用達の作曲家ではなく、オタクで中二病をこじらせた作家…なんだな。私に同意する人がどれくらいいるかは分からないけれど、私はそういうふうに彼の事を考えています。

 明日は連載をお休みして、違う系の記事をぶっ込みます。

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