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  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2017年8月23日 (水)

大好きな作曲家について語ってみよう その9 シューベルト

 シューベルトと言えば“歌曲王”です。実に有名な歌曲を数多く作曲しています。それゆえに歌曲王と呼ばれていますし、実際、歌曲(ドイツ歌曲、つまり“リート”)という音楽ジャンルは、シューベルトがその代表格の作曲家であるわけで、彼のことを“歌曲王”と呼ぶことに異存のある人は、たぶん、いないと思います。

 でも、意外な事に、私が子どもだった頃のシューベルトのイメージは、歌曲王ではなく、交響曲の作曲家だったのです。まあ、これは私が子どもで勉強不足だった事もあるのだろうけれど、でも世間のオトナたちも似たような感じで、テレビのクイズ番組でも、シューベルトと言えば…未完成交響曲、というイメージでした。

 その原因は…おそらく、この映画のせいでしょう。

 この映画、戦前の日本で大ヒットしたんだそうです。私も子どもの頃にテレビで見て(まだ当時は、普通に戦前の白黒映画もテレビ放送されていました)感動した覚えがあります。ちなみに、本国ドイツでは不評だったそうですが(笑)。どうやら、この映画の影響もあって、シューベルトと言えば“未完成交響曲”というイメージがついたようです。

 実は私が生まれて初めて、お小遣いで購入したクラシック音楽が「未完成交響曲」でした。

 もっともお目当ては、A面のベートーヴェンの「運命」でした。こっちが欲しくてレコードを買いました。で、そのレコードのB面にシューベルトの「未完成」が収録されていたわけです。

 A面B面って分かる? 今のように音楽がネットで配信されるようになる前、音楽はCDという形態で発売されていたのだけれど、そのCDの前の形態が、いわゆるレコードでした。

 レコードと言うのは、直径30cmほどの黒いプラスチック板で、その表面には溝が刻み込まれていて、このレコードを回転盤の上に乗せて、溝を針でトレースし、その針で拾った信号を、物理的/電気的に増幅して、音として再生し、それを聞いていたんです。原始的でしょ? でも、20世紀はほとんどの時代、音楽はこのレコードで聞いていたんだよ。それくらい、レコードの音楽メディアとしての歴史は長かったのね。

 それに技術的な進歩もしていたしね。それがレコードの長寿を支えていたわけだけれど、最初はせいぜい5分程度しか音楽が収録できなかったのに、やがて回転数を落としても高音質で再生可能になると、収録時間も増えて、30分前後も収録できるようになったし、溝の内側と外側にそれぞれ違う信号を刻むことが可能になると、それでステレオ再生できるようにもなったし…。一時期は、溝の上と下でも別の信号を刻めるようになると、4ch再生ができるようになったけれど…これはさすがに時代的にやりすぎだったようで、やがて廃れてしまったけれど、今の5.1サラウンドとして、再び復活しているようですがね。

 針の材質も最初は竹だったのが、やがて鉄に変わり、次にサファイヤとかダイヤモンドになり、最終的にはレーザー光線にまで進化したんだよね。すごいよね。で、針がレーザーなると、溝には音声信号だけでなく画像信号も入れられるようになり、レコードではなく、レーザーディスクと呼ばれるようになったのだけれど…ね。

 ま、そんなレコードたちも、歴史の役目を終え、今じゃ博物館や古本屋の片隅でしか見かけられないようになったわけさ。

 ちなみにレコードは板と言うか、円板だったので、当然、表と裏があるわけで、その両面に溝を刻むのが普通だったわけです。で、メインの面をA面と呼び、おまけの方をB面って呼んでいたわけです。

 で、当然、私の子どもの頃は、レコード全盛期だったわけですよ。

 たぶん、当時、一番多く発売されていたクラシック音楽のレコードが、指揮者や演奏団体は変わっても、この2曲の組み合わせのレコードだったんじゃないかしら?

 私が購入した「運命/未完成」のレコードは、ワルター指揮コロンビア交響楽団のステレオ録音のモノでした。

 最初のレコードだったし、本当に何度も何度も繰り返して聞きました。当時はまだ小学生で…ほんと、マセガキですわな(笑)。

 ワルターとコロンビア響の組み合わせの良い音源が見つからなかったけれど、ワルターとニューヨークフィルの良い音源が見つかったので、そちらをアップします。

 昔の日本では…と言うか、昔の日本のインテリさんたちには、シューベルトと言うと、まずはこの曲だったんですね。シューベルトの未完成交響曲って、良い曲だと思うのだけれど、実は彼にはまだまだ世に知られていない作品がたくさんあるそうです。実際、彼の作品全集はまだ完成していないそうだし(作品数が多い上に、悪筆なので校訂が難しいのだそうです)

 実際、彼はかなり謎の多い人物なんだそうです。と言うのも、彼は若くして職業音楽家として自立していたのだけれど、決して成功していた音楽家ではなかった代わりに、熱心な固定ファンがいて、彼らがシューベルトの生活をかろうじて支えてくれたため、シューベルトは作曲に邁進できたのだそうです。だから、未発表の曲がわんさかとあって、未だに研究者たちが作品の整理をし続けているほどなのです。

 それって、ある意味、一番恵まれた音楽生活なのかもしれないなあって思います。音楽家は、めっちゃめちゃ売れれば、仕事に忙殺されます。売れなければ音楽家を廃業しなければいけません。しかし、生活できる程度に売れていれば、自分の好きな音楽を好きなだけ書き続ける事ができます。シューベルトって、ちょうど、そのあたりの音楽家…だったんじゃないかなって思います。

 歌曲が多いのも、彼があまり売れなかったからだろうと思います。と言うのも、売れっ子の作曲家なら、歌曲なんて書かている時間がないもの。売れている歌系の作曲家なら、当然、オペラを書いて、劇場で一発当てるでしょ? でもオペラは、一曲が大きいですから、書くのにエネルギーを必要だし、リスクも高い。何よりオペラを書いている間は無収入ですから、作曲家に経済的な余力がないと、オペラ作曲に集中できないわけです。当然、オペラを作曲するなら、用意周到に作曲に臨まないといけません。

 しかし歌曲なら、良い詩とインスピレーションがあれば、それだけで書けます。ただし、オペラと違って、たいしたお金にはなりません。でも歌曲が好きで、最初っから売れない事か前提なら、バンバン歌曲も書けるわけです。

 シューベルトも何曲かオペラを書いていますが、現在上演される事はまずありません。シューベルトが書いているのですから、音楽的に悪いはずはありませんが、何かが足りないのでしょうね。ちなみに、シューベルトのオペラは、当時オペラはイタリア語で書かれるのがデフォルトであった時代にドイツ語でしか書かれなかったそうなのです。ちょうどシューベルトがドイツ語でオペラを頑張って書いていた時期に、ドイツ語オペラの鏑矢とされている、ウェーバー作曲の「魔弾の射手」が上演されています。皮肉なことに、音楽の神様は、ドイツ語オペラの作曲家として、シューベルトではなくウェーバーを選んだわけです。

 まあ、オペラの分野では成功できなかったシューベルトですが、歌曲王と呼ばれるほどの作曲家になったわけだから、それで良いのではないでしょうか?

 考えてみれば、歌曲とオペラの両方のジャンルで活躍した作曲家って…いないよね。おそらく、オペラ作曲家に必要な資質と、歌曲の作曲家に必要な資質って、全然違うのかもしれません。

 さて、シューベルトの歌曲と言うと、名曲がたくさんありますが、私はやはり「魔王」が大好きです。

 シューベルトの歌曲は、歌曲だから、男女問わず、声の高い低いも関係なく、誰もが自分の声に合わせて歌って構わないのだけれど、日本ではシューベルトの歌曲と言うと、バリトンの歌というイメージが強いですね。実際、バリトン歌手の皆さんは、よくシューベルトを歌われます(今回の音源はテノール歌手のボストリッジです、念のため)。

 それはそれで良いのですが、実はバリトンの皆さんが歌っているシューベルトって、低く移調された楽譜を使っているのです。実際にシューベルトが作曲した調はかなり高い調であって、いわゆる高声用の楽譜が原調だったりします。つまり、シューベルトは、作曲をするにあたって、歌い手としてソプラノまたはテノールを念頭に置いていたわけです。
 歌曲…とりわけドイツ歌曲は、音楽も大切ですが詩も大切です。そういう意味では外国語のまま聞くのは、間違いなのかもしれません。我々日本人は日本語で聞かないといけないのかもしれません…というわけで、日本語歌唱の「魔王」です。

 予想外に良いですね。歌唱も良ければ、訳詞も良い。これ、なかなかですよね。歌っている歌手が誰だか分からないし、映像の方がふざけているし、この動画を作った人には、音楽に対しても、作曲家や歌手や演奏家に対しても、リスペクトが感じられないけれど、歌唱はほんとうに良いですね。

 さて、次回で、今年の夏の連載はお終いです。最後は誰になるかな? お楽しみに。

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コメント

私はシューベルトのピアノピアノソナタ21番が好きです。
なんて美しいのかと思います。
シューベルトってメロディーが印象的です。歌曲ってメロディーラインって重要でしょ?シューベルトのソナタには歌のサビ的なメロディーを感じます。

うさぎさん

 私も思いますよ、シューベルトのメロディは美しいと思います。

 作曲家、特に交響曲を作るような作曲家は、メロディも良いのだけれど、全体のサウンドで聞かせる人が多いと思うのです。ベートーヴェンなんか典型だよね。そこへ行くと、シューベルトは、サウンドはもちろんだけれど、メロディがいいなあと思います。だから、あれだけの歌曲が書けたんでしょうね。

私がはじめて買ったレコードは、マリアン・アンダーソンの歌う、シューベルトのアベマリアです。高校生のころ、お小遣いで買いました。何度もの引っ越しで、今はもう手元にないのですが。直径の小さいほうのサイズのレコードです。シングル盤?。
なつかしいな・・・。ステレオなんてなかったので、小さなレコードプレイヤーで、何度も何度も聴きましたわ。マリアンアンダーソンの静かなアルトの歌声とジャケットの写真が思い出されます。

だりあさん

 小さいサイズのレコード…、もしも片面に1曲ずつしか入っていなかったら、シングル盤ですが、2曲ずつ入っていたら、コンパクト盤です。今で言う“ミニ・アルバム”みたいな感じです。昔は結構、コンパクト盤も販売されていましたし、私も持っていました。懐かしいなあ。

 昔は音楽って…今と違って、貴重と言うか、稀少だったんですよね。ほんと、大切に何度も何度も同じ音楽を聞いたものです。検索かけて、なんでもYouTubeで聞ける現代とは、大違いです。

 これじゃあ、音楽産業がオワコンになってしまうのも分からないでもないです。

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