ひとこと

  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2017年3月 9日 (木)

“撃沈”の正体について

 何か調べ物がある時、今の時代ですから、当然ググるわけですが、ググってみると、なんと自分のブログの記事がヒットする事って、案外あります。

 私は毎日ブログを書いてます。正直に言えば、毎日毎日書き飛ばしている事もあり、昔の記事の内容なんて、ほとんど覚えていません。ただ、その時その時の出来事をなるべく正確に正直な気持ちで書いているので、記事の内容に嘘はありませんし、今読んでも、ためになったりします。もっとも、時を経て私自身の考え方や感じ方が変わってしまい、今の私の考えとは全く異なる事を書き連ねている事もありますが、それも人間の成長であり「私って案外進歩しているなあ…」と思うことにしています。

 何とは無しに、昔の自分のブログ記事を読んでいた時、ふと思いました。以前はよく使っていた『撃沈』という言葉、最近は全く使わなくなったなあ…ってね…ってか、以前はよく『撃沈』していたのですが、今の私は全く『撃沈』しなくなったんだよね。

 『撃沈』…当時の私はよくしていましたし、当時の仲間である門下生たちも(私ほどでは無いにせよ)たまにしていました。当時の私は、なぜ撃沈してしまうのか分かりませんでした(だからそこから抜け出せなかったのです)が、今の私は、当時の『撃沈』の正体が分かるし、分かったからこそ、そこから抜け出せたわけです。モノの本質が分かるって、それだけで大切な事なのかもしれません。

 『撃沈』…それは、曲のクライマックスの高音を出そうとしても、なぜかその音に届かずに、苦しげな声で、それもかなり手前の音(長二度ぐらい下?)の音まで音の上行が止まってしまって、目的の高音が出せない現象です。

 その高音だって、それも普段は決して出せないと言い切れないくらいの高さの音であって、実際、録音を聞いてみると、発声練習とか、自宅練習とか、遊びで鼻歌交じりに歌っている時にはすんなり出ているのに、なぜか本番とかレッスンとか、緊張を強いられる場面になると発動する、摩訶不思議な現象なのでした。

 本番だとか、先生の目の前でしか起こらない現象なので、一時は撃沈は“緊張”と関係するのかと思いましたが、結果的に言えば、緊張と撃沈にはあまり大きな関係ありません。まあ緊張するような場面でないと撃沈は起こりようがないので、ゆるい関係はあると思いますが、本質的にはあまり関係ありません。

 撃沈の心理的原因は、むしろ緊張とは逆方向のベクトルで「成功したい」「良く見られたい」という“攻め”のメンタルが原因となっている事が今の私には分かります。

 実際、メンタル的に攻めていない時は撃沈しないのです。撃沈するのは、必ずメンタル的に攻めている時です。それ故に、緊張感とはゆるい関係があるわけです。

 当時、キング先生からは撃沈の対策として、背中を使うなどの「呼気圧を上げる」指導を受けましたが、結論から言えば、それは逆効果です。実は、呼気圧を上げれば上げるほど、撃沈しやすくなるのです。

 撃沈の原因は…ノド声です。ノドが過重な力でカチンコチンに固められ、声帯がピタリと閉じてしまい息が通りづらくなる現象です。声帯が固くなって声が出づらくなるわけだから、呼気圧を高めないと声は出づらいわけですから、呼気圧を高めるのは正解のように見えますが、声帯が固くなって振動しづらくなっているので、そんな状態の声帯に息を吹き込んだところで、ちゃんと振動してくれるはずもなく(ってか、力で声帯の振動を押さえつけているわけですから)意図している音よりもかなり低い声しか発声できなかったのです。

 これが撃沈の声です。いわば「急性劇症ノド声発声症候群」が撃沈の正体なのです。

 あの頃は、基本的にノド声で歌っていました(今でもその癖が残っています。厄介です)。ノドに力を入れて、ガチガチに固めて歌っていましたので、必ず音程はぶら下がっていました。そりゃあ、声帯周辺に力が入ってしまえば、こちらの意図通りに振動してくれないのですから、音程が下がって、当然です。

 それでもなんとか曲そのものを頑張って歌っていたわけですが、曲のクライマックスに差し掛かり、いよいよ最高音が出て来る…となると、一番よい声で歌おうと、さらに意気込むわけです。で、一番良い声とは…当時はノド声が美しい声だと思っていましたから、一番激しいノド声で歌おう…としたわけです。過重な力でノド周辺を固めて、そこに盛大な勢いで息をぶち込んで高い声を出そうとしたわけです。

 理屈で言えば、弦楽器の弦にテンションを加えて、その弦を鳴らすようなもの…です。キング先生的には理屈が通っているやり方なのです。ただ、そのやり方は私には合わなかった…みたいです。少なくとも、私の声帯は弦楽器のような反応はしなかったのです。

 「ここ一番!」の時に、グっと力を込めて発声しても、固くなって振動する事を拒否っている声帯が十分に振動するわけないのです。それをむりやり鳴らして、目的の高さの音が出るわけないのです。それが撃沈の正体です。だから、目標の声が、自宅で出せたり、リラックスした場面では歌えるのに、本番になると必ず撃沈していたのは、そんな理由だったのです。

 高音は、ノドそのものがリラックスしていないと出せるわけないんだよ。

 ああ、あの当時の私に、この事を伝えたかったなあ。無駄に悩んで、間違った方向に努力していたんだからね。ほんと、あの頃の私は、報われない努力をしていた…と今では思います。「あの頃の自分があるから、今の自分がある」と素直に言えない悔しさを感じます。しなくても良い遠回りだったなあと思うし、あの頃身に付けた間違った発声方法が、癖となって、今でも私を苦しめているんだから、本当に悔しいです。

 まあ、あの頃の私にアドヴァイスはできませんが、あの頃に書かれた私の記事を読んだ皆様への罪滅ぼし(?)になれば良いかな…と思って、今回の記事を書いてみました。

 撃沈…それは間違った方向への無駄な努力(笑)。真面目ゆえにハマった落とし穴(大笑)。ほんと、しょーもないなあ(涙)。
 

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コメント

ああ、撃沈!

私もファゴットで撃沈しますねぇ。練習では難なく出来ても、いざステージに上がると、指は固まる、リードは振動してくれない・・・なぜなんでしょ?サックスではこんなこと無いのに。

いや、答えは判ってるんですよ「単なる練習不足でしょ?」。→ハイ、反論できません(笑)

Hiro.MTBさん

 練習不足による撃沈ならば、練習すればいいだけですから、話は簡単なのです。問題は、間違えたテクニックの使い方とか、方向違いの練習とかです。この手の事柄が原因の場合は、練習すればするほど下手になるわけです。

 習い始めが一番まともで、習っていく年月が増えるに連れ、段々下手になってくるのは、悲しいですよ。ほんと、悲しいですよ。練習すればするほど、下手になっていくのは、ほんとのほんとに、悲しいですよ。


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