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  •  ああ、腰が痛い…。またまた、ぎっくり腰をやっちまいました。今回の原因は不明。先日、何となく腰が痛いなあ…と思って、整体に行ったら「ぎっくりですね」と言われちゃいました。ぎっくりと言われる前は何となく痛かった程度だったのに、ぎっくりと言われた途端にめっちゃ腰が痛くなりました。…言霊って、すごいなあ。
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2016年11月29日 (火)

歌声にも色々ある その2

 さて、ここまで、くどくどと書いて、何が言いたいのかというと、たとえ声域は同じでも声は異なる…って事です。

 私はテノールなので、以下はテノールを代表例として話を進めますと(ソプラノに関してはググると、嫌になるほど出てきますよ)、同じテノールと言っても、実はその中には声の異なるテノールが何種類もあるんだ…という話です。

 私がながながと説明するよりも、実際にその声種の代表的な声を持っていると思われる歌手の声を聞いた方が理解が早いと思われるので、さっそく聞いてみましょう。

 まずはレッジェーロです。何と言っても、ファン・ディエゴ・フローレスが代表でしょうね。ベッリーニ作曲の歌劇『清教徒』のテノールアリア「A te o cara/いとしい乙女よ、あなたに愛を」をお聞き下さい。

 さて、リリコに属する歌手は大勢いますので、中をさらに3つに分けて聞いてみたいと思います。以下の3つの違いは、案外微妙かもしれませんね…。

 まずもって、リリコレジェーロに該当する歌手は実にたくさんいます。私の好みで、ロベルト・アラーニャに代表してもらいましょう。『愛の妙薬』の「Una Furtiva Lagrima/人知れぬ涙」です。

 ど真ん中であるリリコには、さらに多くのテノール歌手が該当します。ここも私の好みで、フランシスコ・アライサに登場願います。。曲は『ラ・ボエーム』の「Che gelida manina/冷たい手を」です。

 リリコスピントは、上記2つの軽い声系のテノールと比べると、数は少々減りますが、それでもやっぱり多数います。それもスター歌手が多くいるのが、この声種の特徴です。今回は、マリア・カラスの音楽的な相棒として有名な、ジュゼッペ・ディ・ステファーノにしましょう。曲は…せっかくですから、カラスとのデュエットにしましょう。マスカーニ作曲の『カヴァレリア・ルスティカーナ』の二重唱です。

 スピントとなると、だいぶ数が絞られます。ここはやっぱり、プラシド・ドミンゴでしょうね。ジョルダーノ作曲の歌劇『アンドレア・シェニエ』の「Un di all'azzuro spazio guardai profondo/ある日青空を眺めて」です。

 ドラマティコは…ほんと希少種になります。そこで、我らがマリオ・デル・モナコの登場です。歌っているのは『オテロ』の「Niun mi tema/オテロの最後」です。

 ここまで聞いてお分かりのように、声にも色々あるものです。どの曲も使っている音域に大差はありません。歌っている歌手も、同じ音程を歌っていても、それぞれ聞いた感じがだいぶ違うでしょ? これが声種による違いって奴なのです。

 あと、同じ人でも、加齢によって声は変わります。一般的には軽い声が重くなっていくのが普通です。有名どころではパパヴァロッティがそうかな? 彼はデビューの頃はレッジェーロでしたが、年齢とともに声が変わっていき、晩年はレパートリー的にはスピントの役まで歌っていました。ほら、彼の最後のヒット曲(?)がトゥーランドットの「Nessun dorma/誰も寝てはならぬ」でしょ。声って変わるんですよ。

 ちなみに、私の声は、リリコ・レッジェーロなんだそうですが…そう名乗るためには、もっともっと軽やかに歌えないと行けないし、高音だって軽々と出せないといけないので、もっともっと勉強していかないといけないのです。なぜなら声種は、音域だけではなく、音色、つまり声のキャラクターで決まってくるのです。声域は努力と修練で拡げることが可能ですが、音色は天性のモノだからね。だから、声種は音色で決まると言っても過言ではありません。

 なので、クラシック系声楽を学ぶ上で危険なのは、他人のマネです。同じ声種の人のマネをするならば、得る所もあるかもしれませんが、異なる声域の人の歌声や、異なる音色の人の歌声を真似ることは、ノドを傷つけ、声を壊す事になります。キング先生は私に、有名歌手のモノマネ(それも声種の異なる歌手)を強いましたが、これは絶対にやってはいけない事です。やって良いのは“プロの歌声をイメージする”事までであり“プロの歌声をマネする”のはご法度です。大切なのは、自分自身の声で歌うことです。作り声で歌うと、特にクラシック声楽ではノドを酷使しますから、少しでも不自然なことをしてしまうと、あっという間にノドを壊し、声が潰れてしまいます。

 ポピュラー音楽ならば、潰れた声も「ハスキーですね」で済みますが、クラシック系の歌の場合は、潰れた声はガラクタでしかありませんので、細心の注意を払いながら歌を学ばないといけないのです。

 くれぐれも声は大切に…ね。

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コメント

ブログ主さんのこの選曲、どの声種も
軽やかで伸びのある高音の方ばかりですね。

主さんの音源からもその好みが伝わってきます。

ただモナコだけはその声種の通りかな?(^^;)

おっしゃる通り、声楽は声をつくってはいけませんね。
自分で造った声を出すのもだめだし
それを聴衆が聴いて造ってるって思われてもだめ。

ただこの人は私の中で例外として受け入れてます。

https://www.youtube.com/watch?v=KjFIcrtHN9U

皆さんご存知?の フランコ・ボニゾッリ です。
初めて聴いた時、何だこの掘ったような歌唱はと思っていましたが
聴いている内に虜になってしまいました。(^^;)

どうでしょう?

名無さん

>軽やかで伸びのある高音の方ばかりですね。

 テノールですから、伸びのある高音は共通として、高音が軽やかと言えるのは、リリコレジェーロのアラーニャあたりまでかな? リリコとしてあげたアライサの高音は、そんなに軽くはないです…ってか、テノール界での“軽さ”と世間一般が考える“軽さ”の基準が違うのかもしれません。スピントのドミンゴは声質的にはすごぶる重いです。

 ドミンゴもデル・モナコも、レパートリー的にはテノールですが、声質的には、すごぶるバリトンです。…ってか、中低音の声はバリトンそのものです。まあ、現在のドミンゴはバリトンに転向してしまいましたから、そもそも、やたらと高音が出るバリトンなのかもしれません。モナコも散々バリトン疑惑のあったテノールですし…ね。

 両者とも、テノールとしては、かなり異質なんです。つまり、真正のテノールだと、スピントとかドラマティコなんてのは、本来難しいんだと思います。

 ボニゾッリは、声を聴く限り、せいぜいリリコだと思います。ですから、本来は重い声の役は歌うべきではないのだと思いますが、本人が歌いたかったんでしょうね。よくある話です。普通はそれをやるとノドを壊しますが、この人、強烈に強いノドを持っていたんだと思います。

>何だこの掘ったような歌唱はと思っていましたが

 ボニゾッリは別に声を造っているわけじゃないと思います。これが彼の声。ただ、ノドを鳴らしすぎだと思いますし、それゆえに玄人受けは極めて悪い(笑)のですが、これが彼のスタイルなんですよ。

 この人は、テクニックではなく、才能で歌っているタイプの昔のテノールなんだと思います。今はこのタイプの歌手は…死滅しました。私があげたテノールの中だと、ディ・ステファーノがこのタイプ。嫌いじゃないですが、目標には出来ないタイプの歌手です。

 今は昔と違って、テノールにも確実性が求められる時代なので、こういう歌い方をしていると、現在は、仕事にアリつけないそうですよ。劇場支配人が出演者リストから外しちゃうんですね。世知辛い世の中になりました。

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