ひとこと

  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2016年8月18日 (木)

素人の発表会でよく耳にするオペラアリア その8「私のお父さん」

 今回もプッチーニです。今回のアリアも、実によ~~~~っく、素人さんの発表会で聞くアリアです。

 今回取り上げるのは、歌劇『ジャンニ・スキッキ』の「私のお父さん/O mio babbino caro」です。発表会ではよく聞くくせして、オペラ自身の上演は、なかなか聞けなかったりするのです。とは言え、まったくやらないわけではなく、たまに町のポスターで『ジャンニ・スキッキ』の公演ポスターは見ます…見ますが、私が行ける所でやってくれないだけ…とも言えます。とにかく日本では、上演頻度の極めて低いオペラのアリアなのです。

 さて、どんな曲かと言えば…こんな曲です。

 この曲の音源をYouTubeで探すのに…ちょっと苦労ました。と言うのも、大半の音源がコンサート形式での歌唱で、オペラの中で歌っているっのて、ほんと少ないんですよ。ちなみに、歌っているのは、エカテリーナ・シュリーナです。

 歌詞と訳詞は、こちらのサイトから転載しました。感謝です。

O mio babbino caro
ああ、私の大好きなお父さん

mi piace, bello, bello;
彼が好きなの、素敵で素敵なの

vo’ andare in Porta Rossa
ポルタ・ロッサ通りへ行きたいの

a comperar l’anello!
(結婚)指輪を買う為に!

Si’, si’,
そう、そうなの

ci voglio andare!
私は行きたいのよ!

e se l’amassi indarno,
もし、私の恋がかなわないなら

andrei sul Ponte Vecchio
ヴェッキオ橋へ行くわ

ma per buttarmi in Arno!
アルノ河へ身を投げる為にね!

Mi struggo e mi tormento!

私はもだえ苦しんでいるの!
O Dio,
ああ、神様

Vorrei morir!
私を死なせてください!

Babbo pieta’, pieta’!
お父さん、お願い、お願いよ!

 このオペラは、通常は“プッチーニの三部作”と言われる作品で、DVDなどでは、このアリアが歌われている『ジャンニ・スキッキ』と、『外套』『修道女アンジェリカ』と3作品まとめて映像化されていたりします。元々、プッチーニがこの3つのオペラ作品を連続して上演するように企画し作曲したわけですから、まあ、そうするのが妥当と言えば妥当です。ちなみに上演順番は『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』であり、その『ジャンニ・スキッキ』の中でのキラーソングが、この「私のお父さん」だったりするわけですが…三部作のキラーソングとしては、ちょっと音楽的に軽くないかい…と思ったりします。

 三部作として作曲されたにも関わらず、最近では『ジャンニ・スキッキ』の単独公演とか、『カヴァレリア・ルスティカーナ』や『道化師』などと『ジャンニ・スキッキ』が組み合わされて公演される事も多いです。と言うのも、『ジャンニ・スキッキ』って上演時間が1時間程度の短いオペラだし、喜劇で軽い内容なので、『カヴァレリア・ルスティカーナ』や『道化師』などの、上演時間が短くて、内容が重苦しい作品と組み合わせるのも、なかなか良いからです。

 …と言うよりも、プッチーニ作品とは言え、『外套』や『修道女アンジェリカ』って、そんなに人気ないんですよ。だから『ジャンニ・スキッキ』だけ取り出して上演するスタイルになりつつあるのかもしれません。

 ちなみに、歌詞の中にある“ポルタ・ロッサ通り”とは、当時のフィレンツェの繁華街で、そこにある宝飾品店に行って、結婚指輪を買いたいのよと言っているわけです。つまり、この歌は、娘が「この人と結婚したいの。お父さん、指輪を買ってよ。買ってくれなきゃ、アルノ河に身投げして自殺しちゃうんだから!」という脅迫だかおねだりだかをしている歌なのです。

 ああー、面倒くせー。しかし、メロディーが美しいので、まさか、こんな面倒くさい歌詞がついているとは…お釈迦様でも思いつくめえ(笑)。

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