ひとこと

  •  梅雨があけました! いよいよ夏です! 毎日…暑くなるんだろうなあ…、カラダ、もつかな(涙)。
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2016年8月19日 (金)

素人の発表会でよく耳にするオペラアリア その9「ドレッタの夢」

 オペラのアリアには、オペラそのものがよく上演されているものと、オペラそのものは、ほとんど上演されず、その中の一部のアリアだけがコンサートなどでよく歌われるという性格のものの、2つがあります。

 通常、後者のタイプを“コンサート・アリア”と呼んだりします。コンサート会場だけで歌われるアリアって意味ね。

 私が先の発表会で歌った、チレア作曲の「E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)」も、いわばコンサート・アリアの一つで、元のオペラである『アルルの女』なんて、まず上演される事ありませんから。

 プッチーニは大オペラ作曲家で『マノン・レスコー』『ラ・ボエーム』『トスカ』『トゥーランドッド』などの有名オペラを書いています。また上演地域に偏りがあるとは言え『蝶々夫人』や『西部の娘』も有名オペラの数に入れても良いと思います。

 しかし、そんなプッチーニにも、ハズレ作品と言うか、無名な作品、滅多に劇場で上演してもらえない作品があります。その中に今回取り上げる「ドレッタの夢/Chi Il Bel Sogno Di Doretta」が含まれる『つばめ』というオペラがあります。

 プッチーニの人気って、デビュー3作目である『マノン・レスコー』で火が付いたのですね。そこから『ラ・ボエーム』でさらに人気が加速して『トスカ』で頂点を迎えます。続く『蝶々夫人』がケチの付け始めで、ここから人気が下がり始め『西部の娘』で、ついに観客から三行半をつきつけられてしまうわけです。

 人気がどん底に落ちたプッチーニが起死回生を目指して発表したのが『つばめ』ですが、これも失敗し、その次に発表したのが、昨日ご紹介した『三部作』となり、これが生前最後のオペラ作品になるわけです。『トゥーランドット』は、プッチーニの死後、弟子たちの補作も加えて完成し、上演されたものなんですね。

 しかしプッチーニはプッチーニなわけで、人気的にどん底の時に作曲した『つばめ』でも、そのキラーソングは、やはり素敵な曲なわけです。今回ご紹介する「ドレッタの夢/Chi il bel sogno di Doretta」は、今やコンサートアリアになってしまった、プッチーニの美しいアリアの一つなのです。

 こんな感じの曲です。

 歌っているのは、アンジェラ・ゲオルギューです。このアリアは、コンサートでよく歌われるので、今回はコンサートの音源から選んでみました。良い歌だと思うし、歌手の声の美しさを思う存分に堪能できる名曲だと思います。素人さんでも、持ち声の美しい人ならば、ぜひ歌ってみたいと思うのでしょうね。その気持ち、よく分かります。

 今回の歌詞と訳詞は、こちらのサイトのものを転載させていただきました。感謝です&、お元気していますか?

Chi il bel sogno di Doretta
誰かドレッタの夢がどんなものか

potè indovinar ?
お分かりになって?

Il suo mister come mai fini ?
彼女の不思議は一体どうして消えたのでしょう。

Ahimè ! Un giorno uno studente
ああ、なんと、ある日ひとりの学生が

in bocca la baciò
彼女の唇に口づけし

e fu quel bacio rivelazione:
その口づけがまさに目覚め

fu la passione !
そして熱情だったのです。

Folle amore ! Folle ebbrezza !
狂おしい恋!狂おしい陶酔!

Chi la sottile carezza
誰にこんなに熱い口づけの

d'un bacio così ardente
ほのかな触れ心地を

mai ridir portà ?
言い表すことができましょう。

Ah ! mio sogno ! Ah !mia vita !
ああ、私の夢、わたしの人生!

Che importa la ricchezza
富にどれほどの意味があるでしょう、

se ai fin è rifiorita la felicià !
幸福がついにまた花開いたなら!

O sogno d'or poter amar così !
こんな風に愛せるのが、すてきな夢!

 このアリアがオペラの中のどのような場面で歌われるのか…実は私、知りません。だって『つばめ』ってオペラ、見たことないもの。でも、音楽はよく聞きます。素人さんの発表会はもちろん、たまにテレビの中からCMソングとして聞くこともあります。ほんと、この曲のサビ部分は、有名なメロディですね。

 さすがはプッチーニ。人気どん底でもプッチーニ…なんだな(笑)。

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