ひとこと

  •  仕事が忙しすぎて、カラダがバテバテです。メトのライブビューイングで「ルサルカ」を見に行こうと思っていたのに、カラダが言うことを聞かずに、出かけられませんでした。ああ、ちょっぴり残念。今はオペラ鑑賞よりも休息を第一としましょう。
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2016年7月の記事

2016年7月31日 (日)

ポケモン、始めました[2016年7月の落ち穂拾い]

 世間で何かとお騒がせな“ポケモンGO!”を、私も始めてみました。スマホでゲームをするなんて、滅多に無い私ですが、ポケモンそのものは、昔々(それこそファーストシーズンの頃)はよく見ていましたから、結構なじみもあり、それなりに楽しんでいます。

 それにしても、スマホを片手に歩いているいいオトナが増えましたね。それと、スマホを持って深夜徘徊するオトナも増えました。ウチの近所のポケストップ(道端に設置された町内掲示板)の周りには、いつもスマホを持った人がいます(笑)。ウチの奥さんも、「近所でルアーを設置した人がいるから、ポケモン捕まえに行く」とか、深夜に言い出したので、一緒に行きました。オバアチャンとは言えども、女は女ですからね。深夜に一人で外出は、ウチの近所は治安がいいとは言え、危険は危険です。

 自分の身は自分で守るのは当然ですが、多くのプレイヤーたちは、他人を巻き込んだり、世間に迷惑をかけないように、自律節制してゲームに励んでいるようですし、私自身も警戒を怠ってはいませんが、世の中には、やっぱりおバカさんもいて、歩きスマホはもちろん、自転車スマホとか、自動車スマホの人もいて、怖いなあ…と思います。

 もちろん、歩きスマホ、自転車スマホ、自動車スマホの人なんて、ポケモン以前からいたし、ポケモン後もいるでしょうが、今はポケモン人気に伴って、そういう輩にも注目が集まっている最中なので、このチャンスにぜひ、歩きスマホ、自転車スマホ、自動車スマホの撲滅運動などを、草の根で起こして欲しいなあって思います。

 法律での規制なんて待っていたら、ラチあかないよ。被害者が出てからでは遅いじゃない?

 いずれにせよ、三ヶ月程度で、このブームは終わる…と思います。熱しやすく冷めやすいのが日本人の気質もあるけれど、ゲームの設計が“太く短く”となっているからです。
 ポケモンをゲットする初期の目標は良いと思います。ここが良いので、あっという間に世間の話題になれたのでしょう。ジムでバトルをする中期の目標は、すでにどのジムも強くなりすぎ、新参者の参加を拒否しています。ここがダメだね。いくら戦って負け続けだと、心が折れてしまいます。ここでつまずいて、多くのユーザーがゲームから離れていくでしょう。

 ジム戦を回避して、図鑑のコンプリートという後期の目標の達成にまでたどり着けるユーザーは、相当に気の長い人でしょうね。この後期の目標が、実に果てしなくて、やっぱりユーザーが離れる原因となるでしょう。

 世の中、ポケモンだけに時間を使える人なんていませんからね。

 ですから、ポケモンのブームも一過性。すぐに多くの人がゲームから離れてしまいます。だから、そんなに目くじら立てて騒ぐような問題じゃないと…と思います。

イタリアでは声楽のレッスンは、原則、毎日あるそうです

 …と聞くと、イタリアではレッスン代が安いのかと思いますが、別にそういう事はないようです。第一、イタリアでは、趣味で歌を習う人なんていないようですからね。

 イタリアでは、歌を習う人はプロになるのが前提ですから、レッスン代なんて高くてもいいんです。今現在、レッスン代が支払えなくても、将来のギャラから支払うというやり方もあるようです(先生からすれば、有望な生徒に投資する感覚です)。

 プロになるつもりもないのに、芸事を学ぶ日本人ってのが、ある意味、変わり者なのかもしれません。

 と言うのも、グローバルな視点で考えるならば、いい年したオトナがプロになるわけでもないのに、わざわざ謝礼を支払ってまで、歌や踊りを習うなんて、普通はありえない事…なんだそうです。まあ、グローバルスタンダードで考えるなら、人々は『生きるために働く』わけで『手からクチへ』という生活が当たり前。余暇を楽しむなんて事は、一部の貴族階級以外は出来るわけ無い事です。実際、日本でも生活するので精一杯で、とても趣味なんて持てません…という人も大勢いますが、むしろ、そちらの人々の方が普通であって、時間にも経済的にも余裕があって、趣味を楽しむ事ができるなんて、ある意味、貴族のような生活をしているわけで…そういう意味では、21世紀の日本には、呼称こそ“貴族”ではないものの、グローバルな見地から見ると、お貴族様がたくさんいる社会なんだと思います。

 私も、そういった意味では、お貴族様の一人なのかもしれません。もっとも、お城を持っているわけでもなければ、領地もないので、貴族であるという実感はゼロですが…。一応、血筋だけは、立派な武家の家柄なんですがね(笑)。

 むしろ私の場合、お貴族様というよりも“道楽者”という言葉の方が似合うのではないかと、思ってます。

 道楽者と言うのは、江戸時代の昔から日本にはたくさんいたわけで、これは日本人が昔から文化的な社会を作り、豊かな精神生活を送ってきた証拠であると思います。貴族ではない一般市民が、貴族的な生活を送る事ができる。日本は江戸時代の昔より、それくらいに豊かな社会であり、我々はその系譜に連なる人間ではないかと思うわけです。

 日本って、高度に豊かな社会を持っている国であって、巷で言われる貧困問題だって、当事者的には大変な事は分かりますが、世界基準でいう貧困とは、全然レベルが違うんだよね。日本の貧困層の人って、世界的に平均か、それよりもまだ上の方の生活レベルだものね。

 貧困が問題になるのは、貧困が原因で生命維持が困難になるからです。貧しくてロクに食事も取れない。病気になっても医療機関に行くこともできない。危険な労働、過重労働、犯罪組織やテロリスト集団などに身を投じざるを得ない…などを貧困問題というのです。サヨクな方々がよく言う“貧困が原因で給食費が支払えない”などは、貧困問題ではなりません。給食費が支払えないほど貧しければ、行政に行って手続きさえ取れば給食費を免除される事になっています。日本では、どんなに貧しい家庭に生まれ育っても、子どもが学校で学ぶ事は行政がしっかりと保証していますし、手立てもあります。ただ、日本のお役所は申請主義だから、当該者は、その手続や申請を怠っているだけの話だし、多くの人にとって、そんな事は関係ないから知らないわけで、そういう人々の無知につけこんだ一種のミスリードが、日本における貧困問題だと思います。

 まあ、日本では、皆が皆、豊かすぎるから、世界的にはごく平凡な所得であっても、貧しさを感じてしまうだけ…なんだろうと思います。そういう心の弱さにつけこんでいる話なのです。

 思いっきり、話がズレたなあ。

伴奏ピアニストの条件

 私が思う、伴奏ピアニストさんの条件として、まず第一に必要なのは「歌えること」だと思います。それも“ピアニストの歌”ではなく“声楽家の歌”が歌えること。「なんなら、あなた(歌手)の代わりに、私が歌っちゃうわよ」って言えるくらいに歌えることが、伴奏ピアニストさんの条件として必要だと思ってます。

 第二は、こだわりがない事。喜んで裏方に徹する事が出来る人。これ、案外、ピアニストさんには難しい事なんです。ピアニストという人種は、基本的に目立ちたがり屋でイケイケな人が多いですからね。自然体で歌や歌手に寄り添える人がいいですね。ですから、指揮者が案外、伴奏ピアニストとしては、有能なんですよ。実際、世界的な歌手のピアノ伴奏って、普段は指揮者として活躍している人が担当するケースも多いですしね。

 つまり、世の中にピアニストは星の数ほどいるけれど、伴奏ピアノがきちんと出来るピアニストさんは、実はそんなに数多くはいないって事なんだと思います。だから、そのお鉢が指揮者に回ってしまうわけです。

 また、有名な歌手たちのピアノ伴奏をしているピアニストさんと言うのは、結局、限られたごく一部のピアニストさんであって、それだけ有能な伴奏者というのが希少な存在あり、その希少な存在を、大歌手たちが独占している…というのが事実のようです。

 私は大歌手ではありませんが、やはり伴奏を頼む時は、いつも決まった方にお願いしています。と言うのも、有能な伴奏者って少ないですし、ピアノが弾ければ誰でもいい…ってわけではないからです。

今月のお気に入り ウィズクッション

 クッションにもそれぞれ好みがあると思いますが、このクッションは適度に硬く、適度に柔らかくて、私、大好きです。椅子の上に置いて使うクッションとしては、本当に良いです。お気に入りです。次に椅子用のクッションを買うことがあったら、またコレを買うと思います。

今月の金魚

2016年7月23日(土)  エナが星になる
2016年7月24日(日)  アセビがマツモ草5本と一緒に我が家にやってくる

今月のひとこと

 お誕生日ディナーは、カツカレーでした。安いなあ(笑)。(2016年6月29日~7月3日)

 「貞子vs伽椰子」見てきました。テレビなどでの宣伝がギャグ調だったり、ネットの評判もイマイチなので、たいした期待もせずに見に行きましたが、原点回帰というか、今まで貞子や伽倻子の映画を見てきた人なら「そうそう、そうだよね」というノリで見れる映画だと思いました。実際、ちゃんとホラー映画でした。私、伽倻子関係で、二度ほど心臓がキューっとなりました(やばいやばい)。脅かしという点では、やっぱり伽倻子だね。ジャパニーズ・ナンバー・ワン・モンスターは、今や伽倻子です。しかし、やっぱり映画の主役は貞子なんだな。マジ、怖いです、貞子は…。貞子は、ジャパニーズ・ホラー・クイーンと言うべきか…。今や、幽霊としては、お岩さんをとうに追い抜いて、イケイケ状態です。R指定をクリアするためでしょうか、グロなシーンはあまりありませんが…グロ無しでも十分怖いホラーな映画でした。(2016年7月3~5日)

 ゴルフの松山英樹選手がリオオリンピックへの不参加を表明しました。まあ、彼には彼の理由があるわけですが、トップ選手が、オリンピック参加資格があるのにオリンピックを辞退するというのは、由々しき事態だと思うし、本来はあってはならないとも思います。リオは、病気も怖いですが、やはり治安が不安ですね。現在、リオでは1日に平均15人が犠牲になる殺人事件が連発しているそうだし、それを取り締まるリオの警官たちは、ここ数ヶ月に渡って給料をもらっていないそうで、先日もストを行ったそうです。だから、事件事故は頻発しているし、犯人もつかまらないのだそうです。治安が悪いどころの話ではないですね。とにかく、不要不急の方は、リオに近づかないに越したことはないですね。(2016年7月5~9日)

 発表会の衣装を決めました。ソロ曲はタキシードですが、ロドルフォの衣装はちょっと考えました。詩人だし、金持ちのボンボンですから、それなりの品もあり、パリッとしているでしょうが、ただ今貧乏暮らしでクタクタ感も必要と言う事で悩ましたが…当日を楽しみにしてください。(2016年7月9~14日)

 Windowsの自動アップグレードって奴が行われたらしく、ある日突然、エッジがデフォルトのブラウザになっていて困った。エッジって、あれこれ出来ない事だらけで不便なので、使いたくないんだよね。そういう不便なアプリはアップグレードでデフォルト化するのは、ダメだよね。すぐさま、デフォルトブラウザをクロームに変更したよ(2016年7月14~17日)

 発表会が迫ってきました。お近くの方で、ご都合の良い方は、ぜひ横浜までお越しください。発表会での歌唱はなるべくアップしたいと思っている私ですが、すべての歌唱がアップできるわけではありませんし、今回のボエームは歌だけでなく、衣装や演技も含めてのモノですので、ぜひぜひ会場まで足を運んでくださった上で、お楽しみいただけますと感謝です。(2016年7月17~18日)

 発表会終わりました。ヘトヘトです。色々ありました。(2016年7月18~22日)

 関東地方は梅雨があけませんね。(2016年7月22~26日)

 関東地方は、まだ梅雨があけませんね。過ごしやすい日々が続くことは良いし、水瓶地方にも雨が降って、水不足も多少は解消の方向に向かっているようだけれど、7月もどん詰まりの今、まだ梅雨だという事は、マズくない?(2016年7月26~27日)

 “ポケモンGO!”を始めてみました。このアプリに対する批判は多々ある事は承知しています。曰く「歩きスマホを奨励するアプリとは何事だ!」とかね。他にもあたかもこのゲームのユーザーは人間のクズであるかのように罵る人もいます。やってみなければ批判も批評もできないと思い、始めたわけですが、私の感想では、これはただのゲームだね。それ以上でもなければ、それ以下でもありません。別に歩きスマホ…つまり画面に視線を落としたまま足早に歩くような行為…をせずとも、十分楽しく遊べます。要するにゲームがダメなのではなく、そのような危険行為をする人がダメなだけなのです。結論を言えば“ポケモンGO!”であろうとなかろうと、歩きスマホをする人間は歩きスマホをするし、しない人間はしない。それだけの話です。このゲームのおかげでて、歩きスマホのユーザーが増えたかのように報道されていますが、今まで家の中から一歩も出なかった、ニートの皆さんがたくさん家から出て、ご近所を徘徊されるようになり、そのような方の多くは、世の中のルールを知らないため、平気で歩きスマホなどの危険行為をして、それで世間を騒がせ、ドツボにはまっているだけ…と私は思いました。(2016年7月27~30日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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2016年7月30日 (土)

エナが星になりました

 つい、先日、エナが星になりました。私は仕事中だったので、詳しい事は分かりませんが、ちょうど息子君が水槽を覗いていた時、それまで元気に泳いでいたエナが、フラフラと水槽の底に沈んでいき、いわゆる“お座り”をしていたと思ったら、そのままゆっくりと横に倒れてしまったのだそうです。

 「おい、大丈夫か!」と声をかけたらしいのです。で、その時は、一瞬持ち直して、フワ~と少しだけ泳いだのだそうだけれど、やがてやっぱり水底に沈んで、横に倒れてしまったそうです。もう、声をかけても泳ぐことはなく、やがて、フワ~と水中を漂うようにして、水面に腹を上にして浮かんでしまったそうです。

 天に召されちゃったわけですね。

 私は仕事中だったので、メールで連絡を受けました。午後1時ごろの話だったそうです。

 エナは、三匹の緋ドジョウたち(マッチとヨッチャンとサカサドジョウ)と一緒に、去年(2015年)の6月下旬に我が家にやってきていますから、我が家には13ヶ月いた事になります。本当は『アジ子』という名前になるはずの子でしたが、妻のたっての希望で『エナ』になりました。

 ちょっぴりブスで愛嬌もあまりなかった子ですが、そういう子も水槽には必要です。

 いつも元気で(ヤヨイにお尻をなめられる事なく)淡々と水槽を泳いでいました。ちょっと一匹狼っぽい雰囲気があったかな? ほんと、金魚のくせに“アジのような魚顔”をしていました。

 いなくなると、寂しいものです。バイバイ、エナ。

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2016年7月29日 (金)

好みの女性…ってのが、やっぱりいるわけでしょ?

 フルートのレッスンに行ってきました。最近はレッスンを休まずに通えていまして…何か良くない事が起こる前兆ではないかと、密かに恐れています。

 今回の妹殿は、楽器を持たせてもらって、ひたすら低音のソとラとシのロングトーンを吹いてました。ちょっとでも音色が乱れると、先生に叱責されていました。いやあ、基礎から厳しい。

 今回の宿題も、家で楽器を持たずに息を吐いてくる練習が命じられていました。なんでも「ラーメンをふうふうする感じで」息を吐いてくるんだそうです。たぶん、味噌汁じゃあ小さいんだろうなあ…。

 ちなみに、今週の妹殿はフルートを3本持ってきていて、総銀(と思われる)フルートを吹いてました。で、きれいな音が出るところで、先生が頭部管と胴部管にマニキュアで印をつけて「今度からこの印に合わせて組み立てるんだよ」と言われていました。なんでも今までは、適当に組み立てていて、頭部管と胴部管の位置関係がいつも違っていたんだそうです。ビックリです。

 そりゃあ、音を吐くのもたいへんだね。ちなみに、妹殿の場合、きれいな音が出るのは、標準的な位置よりも、やや内向き…というか、胴部管を外向きに構える癖が付いているので、やや内向きにセットすると、標準的な位置になるみたいです。そこを踏まえての、内向きでのマニキュアのようです。

 で、そのマニキュアが乾くまで、私のレッスンの見学をしていました。

 ロングトーン練習から始めたわけですが、例によって、私は妹殿の教材と化していました。まあ、いいけれど。たぶん、私は、息を吐くのが上手なんだろうなあ…?

 さて、エルステユーブンゲンですが、ここんとこ、自宅練習時間が増えているのですが、なにしろ練習する曲が多くて、エルステユーブンゲンの暗譜課題まで手が回りません…ので、今回も暗譜は無しです。暗譜ばかりは、練習量と比例するからね。18番と19番の暗譜は、いつになることやら。

 プチエチュードは、今回も14番。頑張って練習してきて、自宅ではほぼノーミスで吹けるようになりましたが、レッスンでは練習でミスらないところを盛大にミスってしまいました。まあ、人生なんて、そんなモノです。次回こそは合格をいたしましょう。

 ハイドンのセレナーデは、まあまあいい感じです。なので、ご褒美に一箇所、後打音を付けていただきました(涙)。ああ、装飾音符は苦手なんだってばサ。特に後打音は…。出来るのかな、私に…。

 今週の雑談は…先生が先日、パウエルの25周年パーティーに行った時の話。面白いネタがワンサカあったけれど、ほぼオフレコネタだよなあ(笑)。ちなみに、場所は某K王プラザホテルだったんだそうだけれど、ここの従業員さんたちは、男女ともにキレイどころが揃っているんだそうです。もちろん、他のホテルも、容姿も込みで従業員を採用しているのだろうけれど、某K王プラザは、とりわけ、お美しい方が揃っていたんだそうです。

 たぶん、先生の好みのタイプがたまたま揃っていた…って事じゃないかな? 私は女性の美醜にはこだわらない人ですが(ほんとね)、それでも好みのタイプはありますから、好みのタイプの人が近くにやってくると、テンション上がります。

 「じゃあ、すとんさんの好みのタイプって、どんな女性なの?」と聞かれると、これが困るんだな。というのも、うまく言語化出来ないんだね。言葉にすると、なんか違う気がしてしまうんですよ。でも、ある種の女性には、ビビっと来るんだよね。たぶん、私の場合は、美醜ではなく、もっと違う要素で女性に惹かれるんだと思います。たぶん、私は女性を、雰囲気とか、オーラ的なモノでより好みをしているんだと思います。だから、美醜の好き嫌いは全く無いわけじゃないけれど、さほど大きな要素ではないわけです。

 ちなみに、妻の容姿は、私の好みの容姿とは、ほぼ真逆なタイプの人です。そんな女性とでも恋愛して結婚しちゃうわけだから、私は面食いではないし、女性の美醜には、そんなにこだわっていないって事の証明になるんじゃないかな?

 なんか、うまく表現できないのだけれど、ある種の雰囲気を持った女性が、私の好みなのです。

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2016年7月28日 (木)

声は楽器と違って消耗する

 最近つくづく、そう思うのです。

 まあこれは、私の発声方法が間違っているからかもしれないし、テノールという声種独特の事かもしれないので、安易に一般化とか普遍化とかはできないのですが、でもでも私はつくづく「声って消耗するんだなあ…」と感じています。そして、声が消耗する速度に較べて、回復していく速度の遅い事(涙)。ほんと、なんか悲しくなっちゃいます。

 私の場合、元気な状態から「うむ、声が減ってきた」と自覚するまで、休みなく歌い続けている状態なら、せいぜい30分程度で自覚し始めます。まあ、休み休み歌っているなら、案外、その日は気づかないものですが、翌日になると「ああ、声が減っているなあ…」と思うわけです。

 ですから、毎日毎日、声楽の自宅練習をすると、初日よりも二日目が、二日目よりも三日目が、三日目よりも四日目が、四日目より…さすがに五日間連続で声楽の自宅練習はしたこと無いのですが、おそらく無理やり五日目の練習を敢行すると、ほとんど歌えない状態になっているのではないかと思います。

 声が減ってきた…という症状は、具体的には、1)高音低音が徐々に出なくなる 2)声が割れ始める 3)声に輝きがなくなってくる 4)声を出すのに疲労感を強く感じるようになってくる …などです。

 一度声が減ってしまうと、特別な回復方法と言うのはなく、休養だけしか声を回復させることはできません。逆に言えば、色々あって、声楽の練習をすっかりサボってしまった時などは、実に声の調子が良かったりします(笑)。それを自覚しているので、ここ数年は、本番前の数日は歌の練習を極力しないようにしていますし、レッスン前日なども本格的な歌い込みは避けるようにしています。

 ついつい「本番が近いから」とか「明日はレッスンだから」という理由で、熱心に直前練習をしてしまいがちですが、それをやってしまうと、本当に声が減ってしまい、全然歌えなくなってしまうのです。

 声が簡単に減ってしまうのは、なぜなんだろう? やっぱり、発声が悪いからかな?

 そう言えば、キング先生の門下にいた頃は、声なんて5分も保たなかったです。キング先生時代は、レッスン中にも頻繁に休憩を取っていましたし、休憩中に水もガブガブ飲んでいました(むしろ先生から奨励されていました)。よく先生に「声のスタミナが無さ過ぎる」と指摘されていましたから、その頃と比べれば、今なんて立派なモノです。でもやはりそれは程度の差であって、それなりの時間歌っていれば、声が減ってしまいます。

 理想で言えば、声楽は一日おきの練習にして、その練習も休み休みの短時間レッスンにしたら、健康的に声を扱っていけると思いますが、それじゃあ、練習の絶対量が少なすぎるわけで、でもたくさん練習しようと思うと、声が減ってしまう…難しいね。

 そこへいくと楽器って、いくら音を出しても減らないし、壊れないのがうらやましいです。まあ、ピアノを弾きすぎると手が壊れますが、それは日々何十時間もピアノを弾くというスタイルを何年も行った結果であって、一日や二日で無くなってしまう声とは根本的に違うと思います。フルートにしても、ピアノにしても、一日8時間の練習をやりつづけることだって(飽きるかもしれないけれど、身体的には)可能でしょ?

 もっとも同じ声を使うモノであっても、合唱などは、独唱と違って、声があまり減らないみたいで、結構長時間の練習をしますよね。一回の練習時間は(休み休みとは言え)2~3時間なんてザラだもの。独唱でそんな事をやったら、結構たいへんだよね。ヘトヘトになっちゃうよ。

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2016年7月27日 (水)

さて、みどりの窓口に行ったわけだが…

 まず、みどりの窓口に行ったら、なにやらかにやらと混んでおりました。仕方がないので、列に並んで待っていたら、やがて私の番になったので「野尻湖に行きたいのだけれど…」と窓口のお兄さんに言ったら、まずは決められた用紙に必要事項を書いて、それからもう一度窓口に並ぶように言われました。

 口頭での買い物って…ダメなんだね。

 その用紙って奴が、入り口から入ると、背中側にある机の上に置いてあって、ちょっと目につきづらい所にあったので、分からなかったよ。それにしても、お役所ライクだな。さすがは、旧国鉄だ!

 我が非を素直に認めて、列から離れて、用紙が置いてある机に向かって、必要事項を書き始めました。しかし…こりゃあなんじゃい? あれこれ分からない用語が、解説も無しに羅列されていて困りました。長距離電車の切符を買う人って、これらの用語が分かるんだろうなあ…。ああ、どこに何を書けばいいのやら? たかが新幹線の切符を買うだけなのに、途方にくれてしまいました。

 ふと周りを見渡すと、用紙への記入例が書かれていましたが…私が書こうとする用紙とは様式が違いました。たぶん、最近、用紙の様式が変更になったんだろうなあ…。だったら、記入例も更新しておけって(涙)。

 とにかく、分かる所だけ…日にちと出発地と到着地を書いて「南無三!」という気分で、再度列に並んだところ「野尻湖という駅はありません。どちらの駅ですか?」と言われてやり直し。そりゃそうだ、野尻湖という駅はなかったのだよ。事前にネットで調べておいたのに、すっかり忘れていたよ(汗)。

 野尻湖を二重線で消して、黒姫と書きなおして再提出(さすがに、列に並び直しはしませんでした)。ところが「黒姫という駅はありませんよ」と言われてしまいました。あれあれ?

 一瞬、私の記憶違いを疑ったけれど、実はそうでなく、実は黒姫駅は、JRの駅ではなく“しなの鉄道”という私鉄の駅なので、みどりの窓口では取り扱っていないと教えてもらいました。ああ、なるほどね。でも、こっち(関東地方ね)なら、到着駅が私鉄の駅でも、普通にJRの駅で切符が買えるんだけれど…。それに去年までの黒姫駅は、JR信越線の黒姫駅だったわけで、親戚みたいなもんじゃん…という理屈は屁理屈なんだろうね。

 まあいいや。黒姫までは売れないと言うんだから、諦めましょう。ここでゴネても仕方がありません。とにかく長野までの切符を、みどりの窓口で買って、そこから先は、長野駅で当日購入する事にしました。

 Suicaが使えるかどうか尋ねるのを忘れちゃったけれど…後日ネットで調べたら、長野県内は基本的にSuicaが使えないという事を知りました。使えるのは、中央線沿線の一部の駅だけだそうです。ですから、長野駅は県庁所在地の駅にも関わらず、Suicaは使えないのだそうです。でも、切符買ったから、まあいいや。それにしても、まだまだSuicaの使えない駅があるんだね、私は、ほんと、勉強不足だ。

 さて、問題は新幹線だ。でもこれは大丈夫。事前にネットでいい感じの奴をチョイスしておいたのよん。

 で、それを伝えたところ…窓口のお兄さん…ちょっと困った感じになっていました。どうやら、すでに座席がほぼ無いらしいのです。うへ? つまり売り切れって奴ですか?
まあ、売り切れなら自由席にして、最悪、立ったまま長野に行けばいいやと覚悟を決めました。

 私が密かに覚悟を決めている間も、窓口のお兄さんは、目を皿のようにして席を探してくれました。すこし時間がかかりましたが、ようやく空席を見つけてくれました。ラッキー。これで長野まで座っていけます。ちなみに、帰りの新幹線はスカスカなので、すぐに買えました。

 で、発券してもらった切符は4枚でした…なぜに4枚? 尋ねたところ、行きの乗車券と帰りの乗車券、行きの新幹線の切符と帰りの新幹線の切符の4枚だそうです。なんか分からないけれど、とにかく4枚必要なんだそうな。さらに言うと、新幹線はそれぞれの日付専用の切符だけれど、乗車券は2枚あるのに2枚とも、同じ出発日の日付になっておりました。行きの日付なのに帰りの電車に乗れるの?と不安になって質問したら「大丈夫です」と即答していたけれど、ほんと、大丈夫なの? 乗れなかったら、長野駅でゴネちゃうよ。

 とにかく、人生、始めての、みどりの窓口体験でした。たかが、新幹線の切符を買うだけなのに、いい年したジイさんが、何を苦労しているんだろうね。

 ちなみに後日、もう一度ネットで検索をかけたら、長野に行くなら、新幹線でなく、新宿から高速バスという手段もありました。バスだと料金1/3(新幹線だと約1万円、バスだと3000円ちょっと)、安い、格安だ! ただし、時間はほぼ倍増(新幹線だと約90分だけれど、バスだと3時間半)。善光寺参り(せっかく長野に行くんだから、善光寺さんに挨拶しないとダメでしょ?)を諦めれば、バスも選択肢としては可能…だけれど、バスに3時間半も乗り続けるのは、ちょっと辛いかも。お金がかかっても、移動に時間をかけない方がカラダは楽だよね。特に年寄りの一人旅なら、なおさらだよね。見知らぬ人と、バスで長時間隣り合わせというのも、ちょっと気を使うしね。

 まあ、今年は新幹線にしておきましょう。新幹線に乗るのも始めてだしね(笑)。もしも、来年も仕事の都合がついてフルート合宿に参加できるようなら、今度は高速バスを検討しても良いかも。高速バスって奴も乗ったことはないので、それはそれで楽しいかも。

 さあ、これで切符は買ったぞ。次は…荷物を事前に宅急便で送らないと…。これも初体験だ。うっかり荷物を送り忘れると…コロコロを転がして善光寺参りをしないといけなくなる…それはさすがに避けたいよぉ。

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2016年7月26日 (火)

今度はフルートの発表会?なんです

 声楽の発表会が終わったばかりですが、次はフルートの発表会というか、夏合宿が控えております。

 以前はフルート関係の音源をけっこうアップしていた私でしたが、フルートの先生が代わって以来、まったくと言って良いくらいに音源をアップしなくなったのには理由があります。

 一つは、ライブに出演しなくなった事。それと、現在のレッスンでは普通の曲を取り上げたり、セッションをする事はなく、ただひたすらエチュードばかりを吹いている事。さらに、発表会に参加しなかった事。これらの事が原因となって、ネットにアップできるようなフルートの音源が無く、そのために全くと言っていい程にフルート音源をアップしなくなったわけです。

 特に発表会に参加しなくなったのは、個人的にも痛かったです。

 なぜ、発表会に参加しなかったのかと言うと…参加できなかったからです。

 実はH先生門下では、発表会は夏合宿の中に組み込まれていて、夏合宿の最終日が発表会になっています。ですから、発表会に参加するには、まず夏合宿に参加しないといけないのです。

 しかし、夏合宿は参加しにくいです。なにしろ、真夏の平日の三泊四日ですよ。発表会だと休日一日だけで済みますが、平日の四日間がフルートに取られるわけで、現役世代のオッサンだと、なかなか参加しづらい日程です。その日程に合わせて休暇を取れば良いだけの話なのかもしれませんが、私も1人で仕事をしているわけじゃないので、私だけの都合で休みは取れないし、ちょうど仕事の忙しい時期と重なっていて、うまく仕事の調整も出来ず、今までは夏合宿に参加できずにいたのです。

 夏合宿に参加できないと、自動的に発表会も無しになり、ずっとずっとずっとずっと、エチュードばかりを吹く日々が続いていたのです。

 ところが、今年は、奇跡的にフルート合宿のところだけ、ぽっかり仕事が入りませんでした。合宿の前日は出張。翌日は大切な会議があって、絶対に出勤しないといけないのに、合宿期間だけ休みが取れたんですよ。ラッキー。ほんと、ラッキーです。

 なので、声楽の発表会が終わった今、気分は、フルートの夏合宿&発表会に向けて、前のめりになっています。

 夏合宿は、野尻湖で行うそうです。Where is NOJIRIKO? …湘南からだと…遠いなあ。長野県だよ。たぶん、長野って行ったことないよ。

 合宿は現地集合なので、自力で野尻湖まで行かないといけません。クルマ族なら、マイカー飛ばしてビュンと行けばいいのでしょうが、私のような徒歩人間だと、ちょっと厳しいです。

 だって、野尻湖なんて、湘南からだと歩いて行けないもの(涙)。前日は仕事だから、どうしたって当日の朝にならないと家を出発できないのに、そこから歩き始めたら、合宿が終わるまでに歩いては辿りつけないもの…。ぐすんぐすん。

 仕方がないので、電車で行く事にしました。さっそくネットであれこれ調べてみました。いやあ、便利になりましたね。昔なら時刻表と首っ引きでしたが、今じゃあネットで一発検索だよ。ほんと、良い時代になりました。

 調べた所、野尻湖という駅はなく、野尻湖に行くにはいくつかの駅があるようですが、宿との関係では…最寄りの駅として黒姫駅が便利だという事まで分かりました。

 さっそく、湘南~黒姫の電車移動をネットで調べたら…朝4時頃(ワオッ!)の電車に乗って、八王子とか相模湖とか塩尻、松本、篠ノ井、長野を経由して、なんとか集合時間ギリギリで間に合う感じなんだけれど、ほんと、綱渡り状態で、一度乗り換えに間に合わないと、その日のうちには到着しない感じなんですよね。

 ちょっと、遠すぎませんか? それにシンドそうです。

 これだけ遠いなら、飛行機でビュンと行きたい気分だけれど、湘南にも野尻湖にも、どちらの最寄りにも空港無いし…。ああ、困った困ったと思っていたら、今さっき調べたやつって、電車すべて各停じゃん。そりゃあダメだよなあ。

 そこで、次に、特急とか急行とか、ああいう電車に乗って行く方法を調べたら、今の時代、特急とか急行とかって、あまり走っていないんだね。どうやら、野尻湖方面だと、新幹線での移動がメインなんだそうです。

 いわゆる北陸新幹線だよ。北陸新幹線の切符なんて、自販機で買えるの? 新幹線は、Suicaで乗れるの? どうすればいいの?

 なんかもう、不安でドキドキだよ。仕事で行くなら、旅行会社の私の担当の人に電話して丸投げしちゃうし、プライベートの旅行とかだったら、全部妻がやってくれるから、私は何もしなくていいのに、フルートの夏合宿は、プライベートだけれど妻は参加しないので、私一人であれこれ準備しないといけないわけです。

 ああ、困った、困った。

 困った困ったと言うだけでは前に進まないので、あきらめて、一人でみどりの窓口に行ってきたよ。これでも私、自販機で買えない切符は、みどりの窓口で買えばいい…程度の知識は持ち合わせています。

  長くなってきたので、みどりの窓口に行ってきた話は、また明日。

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2016年7月25日 (月)

発表会の話 その3

 とにかく、ソロ曲は歌い終えました。あれこれあって、喜んでばかりもいれらませんし、凹んでもいられません。すぐにでも気持ちを切り替えて、次に備えないといけません。

 ボエームの準備です。

 私の出番は、ソロ曲が第一部の終わりの方で、第二部のボエームでは、最初に登場するので、その間の時間があまりないのです。もちろん、第一部と第二部の間には休憩が入りますが…たった10分だもの。厳しいのよ。

 私って人は、実は着替えが苦手…と言うか、着替えがトロいんですよ。いつまでも一人で、ずっと着替えている人なんです。第一部の準備のために、普段着からタキシードに着替えるのだって、たっぷり30分かかっていますからね。第二部の、タキシードからロドルフォの衣装に着替える時間も、30分あるかどうか…なので、脇目もふらずに楽屋に戻って着替えていたわけです。

 実際、着替え終わって、舞台袖に出てみれば、もう休憩も終わって、第二部が始まる直前でしたもの。危ない、危ない。

 ちなみに、ロドルフォは“貧乏なボンボン”という設定ですので、衣装もちょっと、それらしくしてみました。黄色いシャツにパリっとしたベスト。ヨレヨレの綿ズボンにきちんとしたベルトとカッチリした革靴。ワンポイントとしてキラキラのマフラー。何ともチグハグで落ち着きのない衣装にしてみました。ちなみに、もう一人のロドルフォは、普通に背広を着て、派手なネクタイをしてました。ああいうロドルフォもアリだな。

 ミミは貧乏な町娘ですから、第三幕までは貧しい格好で、第四幕で金持ちの愛人になるので、贅沢な格好をするのですが、実際の我々の衣装は、第三幕までがきらびやかな衣装のミミで、第四幕のミミ(妻です)が妙にみすぼらしかったです(笑)。

 さて、ボエームの開始です。ナレーションは私が書いたものを使用していただきました。あっちこっちで笑いが取れて、作者的には嬉しかったです。

 で、第一幕が始まって、私が舞台に出た時、ちらっと客席を見ました。正確には、録音機のある付近です。録音機の電池切れが心配だったので、“録音中”の赤ランプを確認しようとしたのですが、見当たりません。あれ? と思って、何気にその周囲を目で探してみると、座席にセットしておいた録音機でしたが、誰かが落としてくれたようで、床に転がっていました。おまけに、マイクの向き先も舞台ではなく、あらぬ方向を向いていました。

 「アチャー!」と思いました。やはり録音機材のすぐそばに信頼できる人を置いておくべきなのでしょうが…そんな人いないもんなあ。録音機を盗まれなかっただけでも感謝しないといけないんだろうなあ…と、ちょっぴり悲しい気分になりましたが、いつまでも憂鬱な気分のままでもいけないので、気持ちを切り替えて、第一幕を歌いましたよ。

 譜面台を立てて、演奏会形式での歌唱ですが、手振りだけでも演技をあれこれ入れてみました。やっぱり、衣装を着て、舞台に立って、ライトをあびると、人間は演技者になるもんだって(笑)。

 ええと、第一幕は、いつもの練習でも、あれこれあるのですが、本番は…練習以上にあれこれありました(笑)。なかなか練習のようにはいかないよね。まあ、ピアニストさんが強い意志を持って、音楽を継続してくれたので、なんとか終える事ができました。いやあ、ほんと、これはヤバい!という瞬間が何回かありましたが…たぶん、客席からは分からないと思いますが…肝が冷えた瞬間があったんです。いやあ、ハラハラドキドキ。

 とりあえず、第一幕の前半を終えた私は、楽屋に戻りました。録音機が床に転がっているのが、すごく気になります。すぐにでも客席に行って、録音機を設置し直したいのですが、音楽が止まる事はないので、それもできません(客席への出入りは曲間のみOKなのですが、第二部のボエームでは、曲間はナレーションが入るので、そういう隙間の時間が無いのです)。

 イライラしているうちに、時間は過ぎ去り、あっという間に第四幕の後半となりました。こちらは第一幕とは違い、芝居をしながら歌います。

 舞台が明るくなり、ナレーションが始まります。ナレーションの間に、ミミを舞台上のベッドまで運んで、友人たちが部屋から出て行くのを見送るというマイムをして、ピアノが前奏を弾き始めたら、ミミの元に戻って、ベッドの脇に座って、二重唱を始めます。二重唱は…まあ、良かったのではないでしょうか? 二重唱の間に客席を見たら…誰かが床に落ちていた録音機を拾ってくれたようで、椅子の上に載っていました。ありがたい。ただし、マイクの向きは相変わらず、明後日の方向を見てましたが…。

 二重唱が終わって、そのままフィナーレに突入です。生の舞台ですから、あれこれあったわけですが、一番の大事故は…ミミが勘違いして、予定よりも早く死んじゃった事。いやあ、あれにはビックリしました。ミミを元気づけに行ったムゼッタは、元気づけようと近づいたらミミが死んじゃったので、動揺していて、どうしたら良いのかと困っているのがアリアリと分かるほどだったもの。

 とにかく、まだミミには死んでもらっては困るので、すぐに生き返ってもらいました。さすがに、このミミの早死はお客さんにも分かったようで「あれ、一度死んだよね」と後で突っ込まれていた程です。

 他にもあれこれ事故はあったのですが、ミミの早死よりも大きな事故はありませんって。とにかく、ロドルフォの号泣まで、なんとかオペラを続ける事ができました。いやあ、ヒヤヒヤだよ。

 で、カーテンコールをして、お終いです。すぐにホワイエに出て行って、お客様のお出迎えです。秋のクラシックコンサートのピアニストさんが来てくれたので、秋に使用する楽譜を渡しました。秋もボエームを歌う私です。ピアニストさんは、ボエームの難しさ(ボエームって、ほんと、音楽的に難しい曲なんです)をちょっぴり心配してましたが、大丈夫、あなたの腕ならきちんと弾けますって。

 打ち上げでは、今回の発表会…と言うか、ボエームに取り組んだ件について、みんな大変だったけれど、楽しかったという事で意見が一致しました。単に、アリアを歌ったり、二重唱を歌うよりも、ハイライトであってもオペラとして、物語の中で歌う事の方が何倍も面白い事に、皆さん気づいたようです。そうなんだよね、物語を背負って歌うのと、そうではないのとでは、全然違うんだよね。おまけに、衣装をつけたり、演技をしながら歌うと…ホント、楽しいんだよね。

 一応、みんなであれこれ相談して、来年の演目も決まりましたが…まだ発表しない(ふふん)。でも、来年も楽しみだな。

 そうそう、今回のボエームの音源アップは無しです。理由は…聞かないでください(笑)。別に私が高いBを失敗したからアップしない…わけではないんだよぉ。いや、むしろ、オペラの中で歌う私の歌声は…自画自賛だけれど…実にカッコよいのだよぉ。ああ、アップできないのは残念残念。

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2016年7月24日 (日)

発表会の話 その2

 本番に備えて衣装に着替えた…のですが、今回は関内ホールと言っても、小ホールの方であるという事と、古いホールという事もあるのか、設備があまり十分ではないのですね。

 舞台と舞台袖がカーテン一枚で仕切られています。今時のホールなら、舞台はしっかり壁兼反響板で囲われて、舞台袖との間にはドアがあって、舞台袖の物音が舞台に漏れにくいようになっているのですが…ここはカーテン一枚だから、光や物音がすべて筒抜けです。おまけに、カーテンの隙間から出入りするのですが、その境目が客席から丸見えというもの、なんかちょっと悲しいです。

 さらに舞台袖から楽屋入り口まで、扉も何もないまま、割と近い距離でつながっていますので、楽屋にいても舞台の音がよく聞こえます。舞台の物音が聞こえるのは、楽屋で控えている分には便利ですが、楽屋の物音も舞台や客席に聞こえると思うと…なんか落ち着きません。

 さらに言うと、ここは楽屋が1つしかなくて、当然、男女兼用です。一応、アコーディオンカーテンが真ん中にあって、着替えの時などは、それを閉めて部屋を半分に分けて使うわけです。問題は、楽屋が1つしか無かったため、先生方用の楽屋が確保されなかった事で、先生方には゛あれこれ使い勝手が、よろしく無かっただろうなあという事です。狭い部屋でも良いので、もう1つ2つ楽屋があると良いですねえ。地元の市民会館の小ホールでも、楽屋は大部屋1つと、小部屋が2つあって、すぐそばには会議室もいくつかあって、それらも楽屋として使える体裁になっています。

 さて、本番間近で着替えも終えた私は、録音機をセットに客席に行きました。舞台袖のすぐ近くの隅の座席に録音機をセットしました。今回は私も舞台に出ている時間も多いし、あれこれ忙しいので、録音機は始まる前にスタートさせ、そのまま発表会を丸々録音して、終わってから回収するようにしました。録音機材は隅っこに設置したので、舞台からは少々遠いし、方向的にも良くないので、しっかりマイクを舞台正面に向けるなど、細かな作業もしたんですよ。

 で、録音機を設置して、そのまま最初は客席で他の人達の演奏を聞きました。皆さん、衣装も歌も立派で感服いたしました。妻の最初のソロ曲まで客席で歌を聞いて、舞台袖に下がりました。一応、自分の出番に備えるためです。

 一度、楽屋に下がって、細々とした準備を終え、歌詞の再確認をして、ちょうど妻の2曲目の出番のところで、舞台袖に行って、彼女の歌を聞きながら控えていました。午前中に、ゲネプロをしていたので、もうこのまま本番しなくてもいいかな…ぐらいに、もう気分的には満足しておりました…が、そういうわけにもいかないので、諦めて歌うことにしました(笑)。一応、カラダが固くならないように、体操などをしながら控えていました。

 やがて私の出番になりましたので、スっと舞台に出て、音楽の神様にお祈りをしてから歌い出しました。特に気負いなどはありませんし、大きな不安もありません。何より、ゲネプロの歌唱は最高だったから、あのくらい歌えば御の字だもの…と安心していたのがいけなかったですね。人間は常にハングリーでなければいけませんし、ピークは本番に持ってこないといけないわけです。

 とりあえず歌い切りました。本人的には4箇所ほどダメです。まあ、厳しい目で見れば、4箇所どころの騒ぎではないと思います。でもまあ、ダメなところもあったけれど、それ以上に良かったところもあると思うので、全体的にはOKという事にしておきます。別に商品ではありませんから、完璧に仕上がっていなくても勘弁です。もしも、100点満点の歌が歌えるなら、私、プロデビューしてますから(笑)。あくまでも比較対象は、世界の一流オペラ歌手の皆さんではなく、昨年の私自身ですからね。昨年の私よりも、良い出来の歌が歌えていたなら、それで万々歳ですって。

 それにしても、返す返す悔しいのは、ゲネプロの歌唱がほぼ100点に近い歌唱だった事。ああ、あの時の歌が本番で歌えたならばなあ…。

 というわけで、当日の音源です。

 録音は、後半部分の声が音割れをしています。これは別に私の声が割れたのでなくて、いわゆる過入力って奴で、録音機が録音しきれていないんですね。オペラ歌手の歌声の録音って、難しいらしいんですよね。一応、録音機自体は、自動入力レベル制御にしていますので、音割れなんて、普通はしないはずなんですが、機械的には想定外の音量だったんでしょうね…。どんだけ、大きな声を出しているんだ、私は!

 なので、録音では分かりづらいですが、私の声、この一年で格段に良くなっているんですよ。とにかく今回は、色々な方に声を誉めていただきました。社交辞令でしょうが「中音域が安定してきた」「音色が深くなってきた」「次の課題はパッサージョから上の音だね」とか。さらに「瞬間的に神の声が出てました」とまで言ってくださった方もいましたが、まあ…瞬間なんです。あくまでも良い声が出たのは、瞬間なんですね。良い声がずっと出せるようになったなら、そりゃあプロデビューした方が良いしね。

 録音では声の良し悪しは分かりませんから、私の、この高揚感は分かりづらいでしょうが、それでもいいのです。会場で私の歌を聞いた方が分かってくれれば、それでいいやと思ってます。とにかく、去年よりもだいぶ上達しているという確信が得られました。

 さあ、次はボエームだ。

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2016年7月23日 (土)

発表会の話 その1

 最後の音合せが、発表会の前々日にあり、その翌日、つまり発表会の前日は休息日にあてられていました。キング門下の時の私は「練習こそが本番を征する」と考え、まるで学生のように、前日でもガンガン練習していたのですが、若い時ならともかく、年を取ってしまった今では、前日にガンガン練習すると、練習疲れが取れなくて、本番で失敗してしまうという事が経験的に分かってきたので、ここ数年は、発表会前日は、カラダを休め、声を出さないようにしてきました。

 でも、前々日の音合せで、あれこれ打ち合わせを、また、あれこれと新しく習ったので、それらの確認と定着をしないといけません。そこで、ほんの軽く、ほんの少しの時間だけ、歌っておく事にしました。必要最小限の歌唱ですね。

 フェデリコを歌って、ボエームの第1幕、第4幕と、本番と同じ順番で歌ってみたのですが、最初のフェデリコを歌い終えたところで、腹筋が激しく攣りました。痛い、痛い、痛い…。案の定、痛みを抑えてボエームを歌いましたが、全然ダメじゃん。休息日のはずなのに、腹筋、傷つけてどうする(笑…って笑い事じゃないか!)

 もうその後は、おとなしくしてましたよん(涙)。

 さて、当日。朝7時過ぎに家を出ました。荷物が多いので、なるべく楽をしたいと思って、家から駅まで、ほんのわずかな距離です(バスで1区間です)が、普段は乗らないバスに乗りました。駅でもエスカレーターやらエレベーターやらを率先して使用しました。いやあ、車移動の人なら、こんな苦労はしないのでしょうが、電車移動の人だと、ちょっと荷物が増えただけで、あたふたしてしまいます。

 本番会場である関内ホールに着いたのは、ほぼ9時でした。ホールが開くと同時に中に入り、準備開始です。楽屋に入って、荷解きをして、衣装の準備をし、それから舞台に行って、バミリ(舞台に置く道具の位置を決める事、あるいはそのためにテープを床に貼る事)の手伝いをし、なんだかんだと忙しくしているうちに、10時になってしまいました。ここから、ボエームのゲネプロが開始です。ゲネプロをやりながら、位置や動きを本番の舞台に合わせて直していくわけです。また、歌いながら、会場の声の響き具合を確認して、どれくらいの声量で歌うか判断して、歌の組み立てを考えます。

 第1幕はマイクの位置を決めるぐらいで簡単なのですが、第4幕はあれこれ細々とあります。まずはミミのベットですが、最初は椅子を2つ使ってベットを作り、その横にロドルフォが座る椅子を用意する予定でした。ただ、このやり方だと、足元側の椅子の背もたれが何とも邪魔くさいのと、舞台が進行しているうちに椅子がドンドン動いてしまうので、どうしようかと悩んでいました。そこで会場入りをしてから、舞台脇にあるものをあれこれ見ているうちに、ミミのベッドを、普通の椅子とピアノ椅子(背もたれのない奴)の組み合わせにするのが良いだろうという事になりました。ピアノ椅子は重いので、演技をしている時にも安定していて、椅子が動きづらいですし、長いので、ロドルフォ用の椅子を用意せずに、同じベッドにミミとロドルフォの二人が座れるし、なにより、ピアノ椅子は家具調ですから(椅子に布を掛けてベッドに見せかけるのですが)足が見えても、その足もベッドっぽいので、これは都合が良い…という事になりました。

 後は照明のテストを繰り返しながら、舞台のどこまでなら動いても良いのか、どこに行くと顔が暗くなってしまうのかとかを確認して、それぞれの人物配置を決めました。

 ボエームのゲネプロが終わると、もうヘトヘト。なんか充実感すら感じちゃって「もう今日は、これでいいや」みたいな感じになりました。まだ、本番はもちろん、ソロ曲の合わせも残っているのにね。

 ソロ曲の合わせは…あれこれ気をつけて歌いました。出来は、過去最高! いやあ、実にバッチリでした。この合わせを録音しておけば良かった…と今更悔やんでいるくらいです。先生方からは「本気の入れすぎ。しっかり休んでください」と言われました。

 昼食は…せっかくの横浜ですから、崎陽軒の『シウマイ弁当』を食べました。“シュウマイ”じゃなぐて“シウマイ”なのが愉快ですね。

 やがて、会場が開場され(笑)、お客さんが入ってきました。だいたい100名弱の客です。会場のキャパは約250人ですから、全体の約4割の入り具合です。適度にスカスカで、いい感じです。商業公演なら肝を冷やす人数ですが、私たちは商売をしているわけではありませんし、これくらいだとお客さんもいい感じで散らばって座れますし、数字ほど寂しい感じはしません。

 お客さんの入り具合を確認し、衣装に着替え、気合を入れます。

 さあ、まもなく開演です。

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2016年7月22日 (金)

そこから始めるんですか!

 さて、ブログの記事の流れ的には、本日は声楽発表会の記事…となりそうですが、金曜日ですから、フルートレッスンの記事をアップします。

 と言うわけで、フルートのレッスンでした。

 実は、休まずに3週連続でフルートのレッスンに来れるなんて、近年まれだね、やったね!

 さて、今回からレッスン時間が遅くなった私ですが、お教室に入ったら、妹殿のレッスンが始まったばかりでした。どうやら、妹殿、遅刻したようで(ま、私も他人の事は言えませんが…)、妹殿のレッスンをじっくりと見学させてもらいました。

 いやあ、大変だー、先生が…。

 妹殿は私とフルート歴は、ほぼ一緒のはずですが、今回のレッスンでは、立ち方から教えていました。「立ち方?」 そうです、立ち方です。床に自分の二本の足で立つ時の姿勢です。

 手には何も持たず、壁に寄りかからせられて、かかとを壁につけて、あごを引いて、お腹を押されて、立ってました。かなり苦しそうでした。先生に「これが、まっすぐに立つという事です。まず、まっすぐ立てないと、フルートを良い音では鳴らせません」と言われて、やってました。妹殿は涙声になってました(先生、真剣になると、声が荒くなるからねえ…)。

 「ではフルートを吹きましょう」と言われて、妹殿がフルートを手にした途端、先生から「組み立て方が違う!」と怒鳴られて、フルートの組み立て方を教えてもらい(そこから?)、組み上がったフルートを持っていたら「持ち方が違う!」と怒鳴られて、フルートの持ち方を教えてもらってました(唖然…!)。

 この人、初心者以前の人ですか!

 フルートを吹いても、音が出ず、ついには楽器を片付けて、頭部管だけを使った、頭部管練習になってしまいました。それで、うまくいかず、ついには頭部管も外されて、息の吐き方からやってました。最後に宿題が出て「今週は、絶対にフルートを組み立ててはいけません。一日5回、一回は2分でも3分でもいいから、必ず息を吐く練習をしなさい」と言われていました。

 私と同じ期間、高い月謝を払い続けて、この程度の基礎基本も身についていないって…そりゃあ、可哀想だし、先生が某大手さんに怒っていたのも分かります。これはひどいなあ…ってか、よくフルート辞めてないなあ。よっぽど、フルートが好きなんだろうなあ。たぶん、フルートが好きという気持ちは、私以上かもしれない。だって、もしも私がこんな状態だったら、さっさとフルートに見切りをつけて別の事をしているもの。お金と時間を費やしても、これくらいなら、そりゃあ悲しいよね。

 それにしても、立ち方とか息の吐き方から始めるんだあ…。妹殿も先生も大変だなあ。

 で、やっと私のレッスンの番になって、ロングトーン練習を始めました。今回も、バッチリです。で、バッチリだったのに、先生、途中で止めて、私一人でロングトーンを吹いていたら、先生、妹殿に「ほら、フルートって、こんなふうに吹けばいいんですよ」って私をお手本にしながら、妹殿にレクチャーを始め出しました。私は実験動物ですか? とにかく、私の立ち方とか、フルートの構え方、アパチュアとか、お腹の動かし方などなどを、一々解説してました。なんか、照れるなあ…。

 やがてレクチャーも終わり、妹殿もお帰りになり、エルステユーブンゲンの18番19番となりました。今週は、それでもポツポツと練習はしていますが、なにしろ、やるべき曲が多くて、一つ一つの曲に時間が掛けられないので、暗譜はまだまだです。次週も同じ曲に取り組みます。

 プチエチュードは14番で、今週で合格になるように、ちょっと気合をいれて練習をしてきたのですが、合格には少しばかり足りなかったようで、この曲も次週に持ち越しになりました。

 ハイドンのセレナーデは…装飾音符を入れて練習してきました。以前ほどの苦労は無くなりましたが、やっぱり装飾音符は得意じゃないなあ。あれこれ頑張って、まずは楽譜通り(ところどこミスはありますが)吹きました。

 で「それでは装飾音符を増やそうね」と言われて、練習番号2番の20小節目のFの音に、トリルを付けられてしまいました。いやあ、トリルだよ、トリル。苦手だなあ…。

 「これから、どんどん装飾音符を増やしていこうね」と、にっこり微笑まれてしまいました。…装飾音符って、苦手なんっすよ。

 ベートーヴェンのメヌエットのレッスンはありませんでした。まあ、まだ私自身、あっちこっちつっかえている状態なので、まだまだレッスンの段階に達していないのですが、先生、忘れているのかな? それともアンサンブルの曲は、事前にレッスンはしないのかな? 忘れなかったら、次回のレッスンで確認してみようっと。

 今回の雑談は、先生の空港での失敗話をアレコレ聞きました。若い時は、海外での演奏の仕事もたくさんあったそうで、空港での面白い体験も山のように持っている先生なのですが…あれは先生の話術込みだから面白い話なのであって、私がここに書いても、その半分も楽しさが伝わらないような気がするので、止めておきますが…フルートも金属だから、金属探知機にはひっかかるんだよね(クスクス)。

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2016年7月21日 (木)

最後の音合せに行ってきました その2

 通し稽古をしたところで、クタクタになった我々は、一端、休憩を入れました。お茶をガブガブ飲んで、お菓子をバクバク食べて、たわいもない世間話をしたら、再び音合せという名の直前稽古です。

 一度、通したので、今度は返しです。返しと言うのは、通した時に「あれ?」と思った部分だけを取り出して、重点的にやり直してみる事です。今度は後ろの方から逆の順番でやってみる事にしました。

 ですから、返しの最初は第4幕の後半です。ミミとロドルフォの二重唱部分は、我々に任せる事にして“che avvien!”とショナールが飛び込んでくるところから返すことにしました。

 歌う時は、誰が誰に向かって歌っているのか、これが客に伝わらないといけません。だから、ちょっとしたフレーズでも、それが客に伝わるようにしないといけないのですが、そのためには、まず歌手自身が、自分の歌が誰に向かって歌われているのかを知らないといけないのですが、何と言っても我々はアマチュアですから、歌うのに一生懸命で、なかなか誰に向かって歌っているのか…が抜けちゃうんですよね。ですから、そこを一つ一つ確認してみました。

 また、私が泣く演技も、音楽の邪魔にならないように、すすり泣きをしていたのですが、ヨーロッパでは人前で鼻をすするという行為は禁忌であって、絶対にしない行為なので、すすり泣きはアウトという事になり、その代わり、声を上げて泣くという、私達日本人があまりしない泣き方に変えました。私自身、声を上げて泣いたことは(たぶん)無いので、ちょっと困っていますが、頑張ってやってみたいと思います(自分の中にない行動をするのは、やっぱり難しいです)。

 ミミが死ぬシーンも、私は、死にゆくミミの死んだ所を見ないために、早めにベッドサイドから離れてみたのですが、それではロドルフォが薄情に見えるというので、死ぬギリギリまずベッドサイドにいて、本当の直前に枕元から立ち上がるという演技に変えました。

 最後のロドルフォのセリフ劇の部分は、ロドルフォの視線の先が演技では大切になるのですが、それがあやふやだったので、ひとまず“che voul dire”からマルチェッロの“coraggio”までは、マルチェッロを見ることにしました。

 “Mimi!”と二度叫ぶシーンは、一度目は死んでしまったミミに向かって、二度目は(演劇的に)客席に向かって叫ぶ事にしました。

 とにかく、ミミが死ぬシーンと、ロドルフォのセリフ劇の部分は、何度も何度も確認しました。ある意味、全編の要だからね。

 たぶん、動き的にはこれで大丈夫…なはずです。問題は、本番の舞台は練習会場よりも、うんとうんと広いので、同じ動きでも、あれこれ違ってくるというところでしょうか? とにかく、それらは当日、舞台に上がってからではないと、分かりません。

 第4幕の前半部は返し無し。第3幕はミミの入れ替わりの部分の確認。ミミがスムーズに入れ替われるようにしました。

 で、第1幕は芝居がないのだから、返しは当然ないだろうと思っていたら、第1幕は全体的にもう一度やりましょうという事になりました。芝居がないのに返しがあるとは…それだけ音楽的に面倒なんだというわけですね。

 というわけで、やっとボエームの直前練習が終わりました。ヘトヘトになった我々ですが、ゲスト出演のK先生は歌い足りないようで、直前練習後の休憩の時間に、数曲アリアを歌ってくださいました。いやあ、なんか悪いよねえ。無料でプロの歌を聞くなんて、贅沢なものです。

 ボエームの音合せが終わったら、今度は各自のソロ曲の合わせが待っています。順番に行うのですが、我々の順番まで一時間以上の待ち時間があったので、近くのファミレスで夕食とお茶をしてきました。

 ソロ曲は、当然、チレア作曲の「E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)」です。前回のレッスンで、上アゴを開けるというテクを学んだのですが、まだまだ実戦配備がうまく行かずに、やっぱり高いAは2回とも、失敗してしまいました。どうしても、声が割れてしまうんだよねえ。

 先生曰く「覚悟のしすぎ!」なんだそうです。私も、そう思います。次は高いAが来ると思って覚悟をして、力が入りすぎて、ノドが硬く締まり、それで声が割れてしまうのですね。いやあ、リラックスは難しいです。ノドを締めないためにも、上アゴをしっかり開けていきます。また、高いAのフレーズの前で、一度お腹が緩むのが確認されたのですが、そこはずっとお腹をゆるめずに歌ってみる事に修正してみました。いやあ、まだまだ本番に向けて、万全ではない私です。本番で、ちゃんと歌えるかしら?

 あと、出だしのフレーズのリズムを確認しました。プロの方々は、フリーテンポで歌っていますが、私はアマチュアなんだし、ちゃんと楽譜通りに歌った方が良いので、リズムの確認をしたわけです。

 さあ、これでレッスンやら合わせやらは、すべてお終いです。次はいよいよ、発表会本番です。乞うご期待!

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2016年7月20日 (水)

最後の音合せに行ってきました その1

 我々は、音楽に限らず、舞台公演と言うものを客の立場で(特に私などは)よく見に行くわけです。まあ、お客であっても、その日を楽しみにして、他の用事を入れないように心がけていくし、交通費や、時には前泊して宿泊費をかけて、その舞台公演を見に行くわけですが…演じる方も、当日本番に向けて、客には分からないところで、あれこれ準備をしていくわけです。

 たかが、素人の声楽発表会を、いっぱしの舞台公演として語るのは、おこがましい事ですし、本格的にやっている方々に失礼は承知の上で語りますと、たかが素人の発表会でも、当日までの準備は、これはこれで結構大変です。

 それぞれのレッスンや自宅練習で個人的な練習を重ねた上に、全体的な音楽稽古を2回、ピアニストさんも加えて、音合せと称した練習を2回。これに当日の午前中の練習(と言うか確認作業)。たったこれだけの準備ですが、大変は大変でした。でも、全然、不足です。もっとみっちり練習をすれば、完成度も多少は上がるでしょうが…皆さん、本業を抱えたうえでも趣味活動ですから、おそらくこれが限界いっぱい。よくやってきたと、自分のことながら誉めちゃうほどです。

 という訳で、最後の音合せをしてきました。

 やっと、ボエームの出演者全員、揃いました。そこで、最初から最後まで通しでやってみる事にしました。

 第1幕は、芝居なしの楽譜ガン見の演奏会形式ですから、注意するのは、音楽的な部分だけです…とは言え、その音楽がややこしいのですが…ね。本番も近づいてきたとは言え、まあ色々ありました。色々あったけれど、それもまた面白いです。舞台はナマモノですからね、何が飛び出し来るか分からないわけで、そんな感じで楽しかったですよ。たぶん、これに演技を付けたら、すごくすごく面白くなるだろうけれど…まあ、それはまたいつかのお楽しみに取っておきましょう。

 第2幕はカット。第3幕と第4幕の前半は、客として見学。いやあ、良いですよ。

 ミミを歌う人は、4人いるのですが、第1幕と第4幕は一人のミミで通しますが、第3幕のミミは2人いて、第3幕の音楽が続いている最中にヒョッと入れ替わります。こんな事って、普通の公演ではありえませんから、そこを見るだけでも楽しいかも(笑)。他の歌手で言えば、ロドルフォとマルチェッロとムゼッタも二人いて、ロドルフォは第1幕の前半と第4幕の後半を歌う人(私ね)と、もう一人は第1幕の後半と第3幕と第4幕の前半を歌います。マルチェッロは、第1幕と第4幕を歌う人と、第3幕を歌う人がいます。ムゼッタは、第3幕を歌う人と第4幕を歌う人がいます。同じ役なのに、幕や場面で演ずる人が違うなんて、小学校の劇みたいで、興味深いでしょ?

 で、第4幕の後半について、やっと全員が揃ったので、演技しながら歌ってみました。

 まずはミミとの二重唱では、枕元にひざまずくのではなく、ベットサイドにイスを置いて、そこに座って対面で歌う事にしました。その方が演技しやすいからです。色々考えて、クフィエッタ(フランス式婦人帽)ではなくスカーフを付けてあげる事にしました。細かいベッドの向きやイスの置き方などは、当日の舞台の様子を見ながら、考える事にしました。

 その他、一応、演技プランは前回の音合せで、大雑把な動きを覚えましたが、実際に歌いながら、動いてみると、分からない事や、行けると思っていた事ができなかったり、出を間違えたり、落としたり、ハケ忘れたり…と、やはりあれこれ確認やら微調整やらは必要となってきます。

 で、最後はカーテンコールの練習。いやあ、たかがカーテンコールですが、されどカーテンコールです。我々素人はカーテンコールなんて、やったことないですからね。こんな事でも練習が必要なのです。

 そんな感じで、おかしい所があっても、止めないで、ひとまず全部を通した結果、ほぼ75分かかる事が分かりました。ハイライトで75分というのは、まあ良い感じではないでしょうか。ちなみにボエームは、普通に演じると、休憩無しで120分なんですよ。

 ここでひとまず休憩にする事にしました。なんだかんだ言って、約1時間の舞台は(たとえ休んでいられる時間があるとは言え)疲れるものです。

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2016年7月19日 (火)

発表会まであとわずか

 声楽のレッスンの続きです。チレア作曲「E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)」の練習に入りました。

 せっかく、上アゴを開ける練習をしたので、本番直前ではありますが、フェデリコにも上アゴを開いて歌うテクを加える事にしました。全体的には、まあOKです。

 この歌の最高音は高いAなのですが、この高いAは、レッスンではうまく歌えません。自宅練習では何とかなっているのですが、自宅で歌えても、レッスンで歌えないなら、本番では使えません。ダメじゃん。なぜそうなるかを考えてみたところ、やっぱりメンタルが原因なんでしょうね。

 自宅ではリラックスをしています。一方、レッスンでは先生の前ですから緊張していますし、カッコつけている事もあるわけだし、体面を取り繕っている事だってあるわけで、それで「そろそろAが来るぞ!」と思うと、うまくやってやろうと気持ちが作用して、無意識にカラダに力が入ってしまって、それでダメになってしまうようです。リラックスできれば、高いAなんて難しくない音なのですが、無意識に緊張しているようなので、なかなか難しいです。

 リラックスが出来ないなら、テクニックで何とかしましょうってわけで、高いAを含むフレーズでは“1音1音、上アゴを開き直して歌う”というテクを使うことにしました。このテクを歌うルーチン作業に入れる事で大きな失敗を回避しようというわけです。

 ただ、上アゴを開けるテクを使うと、音程のコントロールが途端に難しくなるのが欠点です。まあ、私が腹筋を使って歌うのに慣れていないだけ…なんですが、腹筋って、使わないと音がぶら下がりますが、使い過ぎると音がうわずります。もちろん、上アゴだけを開いて歌うと、声がヘナヘナになるので、適当に下アゴも開いて歌うのだけれど、そのバランスが難しいです。下を開き過ぎちゃうと、高音が難しくなるしね。いやはや、なんとも。

 次はボエームの第4幕です。懸案の“Ah! Mimi, mia bella Mimi”の箇所の練習をしました。この箇所は、前半の“Ah! Mimi”の最高音が高いA、後半の“mia bella Mimi”に高いBがあります。で、いつも高いBを失敗してしまいます。この高いBは、自宅で練習していても、成功率は3割程度で、今の私にはかなり難しいフレーズなのです。

 で、高いBを失敗する時は、必ずその前の高いAが良くないので、まずは前半にある高いAをキレイに出すことを目標とし、そこから後半の高いBへつなげていく練習をしました。

 前半部の高いAは、長い休憩の後にいきなり歌い出す音なので(そういう状況だと)プロでも厳しい音なのですが、そんな事にグチを言っても仕方ありません。対処法は『腹圧を高めて、なるだけノドを楽にする』という方法を取ることにしました。高いAなら、腹圧が弱めでも、私の場合(誉められた事ではないけれど)ノドの力で発声できてしまうのですが、それをやると音色が悪くなる上に、次の高いBは出せなくなるので、ノド声を排除して、なるべく楽に高いAを出すように心がけるようにしました。

 で、高いAを無事にクリアした後は、いよいよ難しい高いBに行くのですが、ここはやはりポルタメントで高音に登っていきたいです。で、ポルタメントで登りやすい声を発声するために、高いAと高いBのつなぎの部分では、声を鼻に集める事にしました。鼻に集めた声を、一気に高いBに持っていく事にしました。声を鼻に集めると、声が多少くぐもってしまうのだけれど、実にポルタメントで上には持っていきやすくなります。持っていきやすくなりすぎて、うっかりすると、高いBを飛び越えて、声がとんでもない所にすっ飛んでいってしまいます。音程コントロールが難しいです。このコントロールは腹圧でするんですね。ああ、大変だあ。

 で、一度休憩して、妻のレッスンを見学して、再びボエームの4幕です。案の定、“Ah! Mimi, mia bella Mimi”の部分は失敗しました(ダメじゃん)。二重唱の部分は、自分だけが歌えてもダメで、いかに愛をこめて、フレーズを相手に繋いでいくか…という演劇的な注意も受けました。そう、オペラって歌であるけれど、演劇でもあるんだよね。

 さて、次は本番直前の音合せになります。頑張ろうっと。

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2016年7月18日 (月)

上を開けていこう!

 さて、本日の私は、横浜の関内ホールで行われる声楽発表会に出演いたします。ぜひ応援くださいませ。発表会の記事に関しましては、いずれ(笑)書きますので、それまでお待ちくださいませ。

 発表会の直前に、レッスンやら音合せやらがありましたので、まずはそちらの話から書いていきたいと思います。

 まずは、声楽のレッスンの話から。

 で、今回からレッスン場所が変わりました。場所と言っても、建物は一緒で、部屋が変わりました。入門当時の部屋に戻ったわけです。

 元々、私たちが習っている湘南のお教室では、グランドピアノを使ってレッスンをしていたのですが、横浜のお教室が整備され、グランドピアノをそちらに移動する事になったので、湘南のお教室はアップライトピアノに変わりました。それに伴って、レッスン部屋も一回り小さな部屋(とは言え、たぶん六畳程度はあります。洋間ですからはっきり分からないのですが)に移動しました。それでここ数年は、そちらの部屋でレッスンを受けていたわけです。

 で、今回、東京のお教室から、改めてグランドピアノをこちらに運んでくる事になったので、グランドでのレッスンが再会し、部屋も元の部屋に戻ったわけです。こちらの部屋は広い(横浜教室と同じくらいの広さ…だから二十畳程度かな?)ので、歌いやすいです。

 やっぱり声楽のレッスンは、ある程度の広さがあった方が、色々とうれしいと思います。

 私自身は、広さをあまり意識しない人ですが、妻は部屋の広さなりの声しか出さない人なので、以前のレッスン室では、蚊の鳴くような小さな声でしか歌わなかったのですが、こちらに移動したら、声が出るようになりました。現金なものです。

 まあ、私も意識はしないと言いましたが、やはり広い方が歌いやすいです。それとレッスンも、アップライトだと、先生の背中に向かって歌う形になりますが、グランドだと対面で歌うので、先生もレッスンしやすいと思います。ピアノも、アップライトとグランドでは鳴りが違うので、ピアノに負けないようにと思うと、自然と声も出ます。それと、妻のレッスンを待っている時のソファも広々とゆったりしていて、好きです。

 さて、レッスンです。まずは発声練習からです。今回の発声練習は、上アゴを開けて歌う練習をしました。

 シャフトのアニメじゃないですが、アタマを後ろに倒して強制的に上アゴを開くのは、あくまでも“必殺技”なわけでして、普段からきちんと上あごを開いて歌えるようにする必要はあります。

 “アゴを開く”って、実は大変なんですよ。我々の日常生活では、クチは開けても、アゴを開くことって、あまりありませんからね。しゃべるにしても、食べるにしても、必要最低限程度にクチを開くだけです。クチを大きく開いていくと、あるところでカクっとアゴの骨が動いて、さらに大きくクチが開きますが、この状態が“アゴを開く”という状態です。

 私たちは普段、ここまでクチを大きく開くことはありませんから、アゴの骨が動かなくなっている人もいますし、動く時に痛みや違和感を感じる人もいます。かく言う私も、Y先生のところに入門した当時は、アゴを開くと、違和感と、時折軽い痛みと多少の発熱を感じたものです。そこから始めて、毎日少しずつ練習をして、痛みも違和感も発熱もなく、スッとアゴの骨が開いて、アゴを開けるようになったわけです。

 アゴには、上アゴと下アゴの2つがあるわけで、普通の人は、アゴと言えば下アゴをイメージし、下アゴをメインに動かします。最初は、アゴの骨の付け根を支点に扇型に開くのが精一杯ですが、やがてアゴの骨を閉じた状態から、ストンと全体的に落とすように開けられるようにするわけです。今の私は、ここまでをマスターした感じです。

 下アゴを開いていくと、声は太く重くなっていきます。ノドに力を入れやすくなるので、うっかりするとノド声になるので、注意が必要です。

 一方、普通の生活の中では、人は上アゴを開くという行為は、まずしません。だいたい、あの部位が上アゴであるという感覚がないんじゃないかな? あの部分は、普通“上アゴ”とは呼ばずに“顔”って呼ぶからね。

 でも「上アゴを開ける」であっても「顔を上に向ける」ではないんですね。「顔を上に向け」てしまうと、下アゴも一緒に動いてしまうでしょ? 「上アゴを開ける」と言った場合は“(下アゴは動かさずに)上アゴ(だけ)を開ける”という意味ですからね。これはかなり意図的に行わないと出来ない行動です。それゆえに、練習して習得する必要があるのです。

 結構難しいですよ。目線だけ上がっても、上アゴが動かなければダメです。きちんと上アゴだけを開けるのです。

 上アゴは開けても、ノドには力が入りづらいので、ノド声にはなりづらいのですが、ノドの力が使えない分、しっかり腹筋で声を支えないと、ヘナヘナな声になってしまいます。また、上アゴの開け具合と腹筋による息の支え具合で音程は簡単に変わってしまうので、慣れないうちは音程を取るのに苦労するようです。その代わり、高音はかなり出るようになります。

 アゴをどう開けていくか…は、テノールにとっての必須テクニックのようです。十分に研究して、きちんと身につけていきましょう。

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2016年7月17日 (日)

漏電は怖いですから…

 先週の話です。急に風呂が沸かなくなりました。お湯は出るのですが、湯船に湯が全然貯まらない…と言うか、蛇口から湯は出ますが、湯船には湯が出てこないのです。リモコンにエラーメッセージが出てくるので、それを調べてみると、どうやら湯沸し器の基盤の故障らしいです。まあ、10年以上使っているからね…。

 湯船に湯は貯まらないけれど、お湯は出るし、シャワーは使える。修理は必要だけれど、修理をしても、湯沸し器全体も古びている事だし、ここは修理ではなく交換の方がよかろうという事になり、ならば、この夏はシャワーで過ごすことにし、焦らずにゆっくりと、次の湯沸し器を探しましょう…と、のんびりしていたら、つい先日、いきなり家のブレイカー(配線用遮断器)が落ちました。調べてみたら、どこかから漏電しているようで、電気屋を呼んで調べてもらったら、案の定、湯沸し器の基盤から漏電しているようでした。

 このまま放置していたら、湯沸し器の基盤が火を吹いて、火事を出すところでした。やばいやばい。

 まあすぐに、湯沸し器の電源を抜いたので、火事の危険性はなくなり、家の電気も回復したものの、このままでは全くお湯が使えない。風呂に入れないのは当然として、シャワーすら使えない。入浴は…徒歩10分くらいのところに、温泉が湧いているので、毎日そこに通う事も一瞬考えたけれど、やはり家風呂と比べると、時間と金額のロスが大き過ぎるので、早急に湯沸し器を交換することにしました。

 すでにあっちこっちの業者に見積りを発注していたのだけれど、それらをすべてキャンセルして、即日交換できるかどうかを尋ね回り、それらの中から1番条件の良い業者に発注しました。昼過ぎに発注して、午後のおやつの時間に、業者がやってきました。早いものだね。

 お値段は、急ぎだったので、じっくり値段交渉した場合と比べると、2万円ほど割高になりましたが…それでも10数年前に湯沸し器を交換した時の約半額でした。湯沸し器も安くなったものです。

 蛇口をひねると、割とすぐにお湯が出ます。以前のは、最初は水で、そこから徐々に温度が上がっていった事を考えると、なかなか優秀です。あと、湯船に貯めるお湯の量も微調整できてグーッです。値段が安くなっただけでなく、基本能力も向上しているようです。

 本当は、今年の夏は、居間のエアコン(なんかすごい音がするんですよ)を買い換えようと思っていたのだけれど、エアコンが湯沸し器に化けてしまいました。エアコンには、なんとか夏を乗り越えてもらいたいと願っています。いやあ、真夏にエアコンが壊れるくらい、辛いことはありませんからね(経験済み)。

 それにしても、漏電さえしなければ、湯沸し器は、もう少し放置していたかったのですがね。漏電は怖いです、怖すぎです。漏電は火災の原因ですからね。おお、怖。

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2016年7月16日 (土)

かわいいミカン

 我が家には五匹の金魚がいます。カラダの大きな順に並べると、三色琉金のヤヨイ、素赤琉金のシズカ、黒出目金のミドリ、素赤オランダ獅子頭のミカン、丹頂のエナとなります。もっとも『カラダが大きい』と言っても、かつての巨大魚たちは異なり、普通に大きな金魚程度だし、実際は“カラダの大きなヤヨイとシズカ”と“そこそこの大きさのミドリ、ミカン、エナ”の2グループに分かれます。

 実はシズカは、ヤヨイとほぼ互角と言って良いくらいの大きな金魚なのですが、実はこの中でも、一番後から水槽に入った子で、当初は本当に小さな小さな子だったのに、食い意地がはっているせいか、あっという間に大きく成長してしまいました。目つきもきつくて、いつも人間にエサをねだっている子です。ちなみに、右側の尾ビレの下半分がない障害魚です。いつ無くなったのか…ですが、我が家に来る前から無かったみたいです。一応、購入する時に身体チェックをしているのですが…あの頃は魚体があまりに小さかったので、見落としていたのでしょうね。障害魚のくせに元気いっぱいで、ちっとも障害を感じさせない子です。

 ヤヨイにしてもシズカにしても、ほどほど大きな子と言うのは、基本的に健康だし、健康だから大きくなれたんだと思います。でもね、愛玩魚である金魚としては、元気は結構だけれど、やはり可愛くて愛らしくないと…ダメだよね。

 今、私の中で、一番かわいい金魚は…と言うと、ミカンかな?

 まず、大きさがほどほどで良いのですよ。アタマから尾の付け根までの大きさが小指ほどで、いい感じです。尾ビレも胸ヒレも腹ヒレも、みんな長くて、まるで吹き流しのようです。赤くて金色っぽくて色的にも良いです。人懐っこくて、他の子たちが、人間に尻を向けて寝ている時でも、しっかりアタマを人間側に向けて、いつも人間を観察しています。

 で、そんな時にミカンの顔を正面から見るのですが…この子、金魚のくせに、垂れ目なんですよ(笑)。いやいや、目そのものは、つぶらな丸い瞳なのですが目玉の配置が、右左離れすぎている上に、やや下付きなんですね。で、印象的に“垂れ目”なんです。おまけにクチはアヒルクチ(笑)。いやあ、大笑いです。

 そんな、垂れ目でアヒルクチの金魚が、じっとこっちを見つめていたら…そりゃあ、かわいいでしょう、そりゃあ、萌えるでしょう。

 というわけで、ミカンはかわいいという話でした。しかし、ミカンはヤヨイの「お尻を舐めさせてよ~」の対象には、あまりなりません。ヤヨイは、専らミドリやシズカのお尻を狙います。ミカンのお尻は、あまり舐めません。金魚的には、ミカンはあまりかわいくなのかもしれませんね。

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2016年7月15日 (金)

私のレッスンの時間が遅くなりました

 フルートのレッスンに行ってきました。2週連続でレッスンに行けるなんて、最近にしては、なかなか珍しいことです。

 で、お教室に入ってみたら、先客がいました。姉様かな?と思ったら、どうやら別人でした。どうも新しい人のようです。先生が、新しい人の体験レッスンをしていたようです。

 先生の事だから、体験レッスンはするけれど、あれこれ理由をつけて断るんだろうなあ…と思っていたら、なんと(!)入門するようなのです。おぉ、H先生が新しい生徒を取るなんて、珍しい! で、今度の新しい人が、今まで私がレッスンしていた時間に入り、私はその後の時間に移動する事になりました。

 「君は仕事が忙しくて、よく遅刻するから、だったら、遅い時間に移動した方が便利だろう」というわけで、私のレッスン時間は、あっさり変更となりました。まあ、その方がありがたいので、文句はありませんが…。

 私は確かに遅刻が多い人だけれど、無断で遅刻した事なんて、一度もないよ。必ず連絡いれて遅刻しているんだから…というのは、遅刻の言い訳にはなりませんなあ(涙)。

 で、その新しい人(ええと、ブログでは、妹殿と呼ぶことにします。妹と言っても、たぶん年齢的には私よりも上です)は、山のような楽譜やCDを持っていました。おそらく、「今までこれを勉強してきました…」と先生にお見せになっていたのでしょう。某大手楽器店のフルート教室のテキストらしきモノがありました。ほほぉ、今まであそこの楽器店でフルートを習っていたようですね。持っているフルートは…どこのメーカーの何と言うモデルかは分かりませんが、銀メッキではなく、明らかに総銀の色をしたフルートです。でも雰囲気はムラマツとは違いますので、おそらく某大手楽器店のフルートじゃないかな?

 初心者ではないようですが…先生が初心者じゃない年配者を生徒にするなんて、本当に珍しいなあ…と感心していたら「ロングトーンをしましょう。あなたは、そこで見学していくように」と先生がおっしゃいました。つまり、私のロングトーン練習を、妹殿に見せるつもりのようです。まあ、いいけれど。

 ロングトーン練習と先生とやりました。まあ、可もなく不可もなく、普通にバッチリでした。ロングトーン練習を終えたところで、妹殿が感動している様子がアリアリと分かりました。

 「ウチでフルートを学べば、すぐにこれくらい吹けるようになりますよ」と先生が妹殿におっしゃいます。

 「もう、何十年もフルートをお勉強なされていらっしゃるのですか?」と妹殿が私に尋ねますので(まあ、年齢的には大ベテランに見られても仕方のないジジイですが…)、「この先生のところに来て、まだ4~5年くらいですよ(後で正確に勘定したら、5年と3ヶ月でした)ですよ」と言ったら、大変ビックリしていました。

 「一日に何十時間も練習されているのですか?」と尋ねられたので「いやいや、今週は忙しくて、一週間で1~2時間ぐらいしか練習していません」と答えました。先生もすかさず「この人は忙しくて、レッスンも半分ぐらいしか来られないんですよ」とフォローしてくれました。「あまり忙しすぎて、全く練習しないでレッスンにやってきて、ここで練習する事もたまにあります」と白状もしておきました。

 あれこれビックリした様子で、妹殿は帰られました。

 さて、レッスンの方は、エルステユーブンゲンの18番と19番ですが、当然、まだ暗譜はしておりません。

 プチエチュードの14番は、だいぶ上達しました。難しいところは、とりあえずクリアできるようになりましたが、つまらないところで凡ミスをしてしまいます。まだ練習量が不十分な様子なので、次回の合格を目指して練習してきてくださいとなりました。

 セレナーデの方は、一部に難があるものの、全体的に慣れてきたようなので、次回からは装飾音符を入れて吹けるように練習してきてくださいと言われました。ひとまずは、楽譜に書かれている箇所に装飾音符を入れてくることが目標です。慣れてきたら、楽譜にないところにも装飾音符を入れてきて良いですよと言われましたが…装飾音符そのものが私は苦手なんだよなあ(笑)。

 合宿のアンサンブルの楽譜もいただきました。曲目は、ラグタイムの名曲から変更になりました。「最初なんだから、オーソドックスなモノからいきましょう」という事になって、ベートーヴェン作曲の「ト長調のメヌエット」の第3フルートになりました。ベートーヴェンの「ト長調のメヌエット」は、さすがに知っているけれど、第3フルートのパートなんて、気にしたことも無い…と言うか、知らない! 渡された楽譜はパート譜なので、この譜がどうメロディーと絡んでいくのかも分からない。ややや、やばいかも。

 これは明らかに伴奏譜と言うべきか、低音譜ではないですか? 私はメロディー以外の演奏なんて出来ないという体質の人であって、伴奏される事はあっても、伴奏する事なんて無いし、たぶん困難な体質の人です。常に他人よりも、前に前にという人だし、何気にピンチじゃん。

 おそらく、アンサンブルの3番と言うのは、技巧的に1番容易であって、アンサンブル初心者の私向けと思っての選曲でしょうし、それはおそらく正解なんだと思うけれど…性格的には、かなりキツイです。心がキリキリします。ナチュラル・ボーン・ソリストな私には、相当にキツイ事ですが、何事も勉強と割りきって、乗り越えて行きたいと思います。

 しかし、本当に3番フルートには、メロディーのかけらも無いみたいです(涙)。

 さて、妹殿の事に話を戻しますと、実は妹殿、フルート歴はかなり長いみたいです。おそらく、笛先生時代も含めた私と、同じぐらいじゃないでしょうか?

 で、その長い期間、某大手楽器店系列のフルート教室で真面目にフルートを学んできたようです。長いこと教室にいたものだから、キャリアに応じて、グレードが高くなってきて、難しい曲にも取り組むようになったようなのですが、その割には、自分に納得出来ないというか、どうにもフルートが吹けているような感じがしなかったようで、あれこれ悩んで、苦労も努力もした末、某大手楽器店系列の教室に見切りをつけて、H先生の門を叩いたそうなのです。

 で、H先生が妹殿の演奏を聞いて、妹殿の真面目さと真剣さを感じ取り、そして、今までちゃんと教えてもらえなかった事に、ちょっぴりの怒りを感じたんだそうです。

 「指が動く動かないは、本人の努力だけれど、音作りは教師の責任です。生徒がちゃんとした音色で吹けるように指導できないのは、指導者の指導力不足です」とズバッと言ってました。お教室の黒板を見ると、先生が妹殿に、アパチュアの説明をした跡(そこから!?)がありました。

 「あの人、指は動くけれど、なんか、とても苦労しながら、フルートを吹いていたんですよ。あれじゃあ、大変だし、可哀想。フルートなんて、もっと楽に吹けるのにね…」

 「おかしいですね、某楽器店のフルート教室なら、教育メソッドがちゃんとしているから、皆さん、それなりの腕前になれるはずなのに…」

 「いくらメソッドとやらが、しっかりしていても、教える人ダメなら、関係ないですよ。フルートが吹ける事と、フルートを教えられる事は、全然別ですよ。第一、あそこの音楽教室は、私のアシスタントがフルートを教えているくらいですよ」って、おいおい、この先生は、一体、何を言い出すのですか!

 この後は、ここに書けないような裏話が止めどなく続きましたが、カットしておきます(笑)。

 それと、某大手楽器店の先生たちには、もちろん立派な指導者の方々もたくさんいらっしゃる事は、当然の事なのですが、ときたま、ハズレ(ごめんなさい)の先生にあたってしまう生徒さんも無くはないみたいで、妹殿は、どうも、ハズレの先生に長年ご指導を受けていたようなのです。それで、先生は、そんな妹殿を可哀想に思って、指導を引き受けたようですが…10年近くかけて身に付けた癖を取るには、10年くらいかかりますよ…、大変な仕事と分かって引き受けた先生に、今回は拍手を送りたいと思います。

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2016年7月14日 (木)

もしも私が…、

 先日「大手楽器店の音楽教室も、なかなかのお薦めです」と書いた私ですが、実際、どんな感じなのか、ちょっと調べてみました。もちろん、体験レッスンを受けられればベストなのですが、ウチの近所には教室がないので、ネットを使って、内容と月謝の方を調べてみました。

 教室はグレード別になっているようで、4段階に分かれていました。初級・中級・上級1・上級2となっていました。それぞれの内容は以下のように紹介されていました。

 初級…練習曲や比較的やさしい歌曲を歌っていき、基本となる姿勢や呼吸法をレッスンします。音程、リズム、アーティキュレーションを正しく歌えるようにトレーニングします。

 中級…初級で学んだことを応用し、イタリア古典歌曲を中心に歌います。イタリア語の発音も共に学びます。

 上級1…レッスンで学んだことをさらに発展させ、オペラアリアを歌います。イタリア語以外の言語や様々な歌曲にも挑戦し、自分で曲想を考えられるようレッスンします。

 上級2…発声法を確立し、自分で曲想を表現できるようにレッスンします。

 もしも私がこの教室に入会するとなると、どのグレードになるかな? ひとまず、初級ではなさそうかな? おそらく、中級か上級1かのいずれかでしょうね。まあ、実際の教室に行けば、月謝の高い上級1に据えられてしまうでしょうが、現実的な力量を考えると、どうでしょうね。

 Y先生のところでは、基本的に、歌曲とアリアを平行して学ぶようにしています。最近では、歌曲はトスティを中心に学んでいますから「上級1でしょ」と思われるかもしれないけれど、私、案外、イタリア古典歌曲をきちんと勉強していないし、イタリア語も結構アブナイです。それにイタリア語以外の言語の曲は原則的に歌わない事を考えると「まだまだ中級」かもしれません。

 自分で入門の際に級を選べるなら、ひとまず中級にして、不足を補ってから、上のグレードに進みたいと思います。

 レッスンは年間40回(月4回で、たまに休むという感じ)ですから、基本的には毎週あると考えてよいでしょうね。一回のレッスンは、30分、45分、60分と好きな時間を選べるようです。原則、個人レッスンです。

 コストパフォーマンス(?)を考えると、こういう大手楽器店系列の音楽教室って、ピアノなどでは“ちょっとお高い”イメージがありますが、こと声楽に関しては、むしろ“ちょっとお手軽”な価格設定となっているようです。私が以前習っていた、キング先生と比べると、トントンか、ちょっとだけお高い感じがします。個人経営であるY先生のところは、さすがにここほどお手軽ではありません。

 つまり、大手楽器店系列の音楽教室とは言え、決して高い月謝をボッているわけではないと言えます。ますます、お薦めかも。

 それにどんな生徒であっても、基本的には受け入れてくれるので、男性とか、ちょっと変わった声種の人など、個人経営の教室だと断られやすい人には、とても便利なのですが、その一方で、生徒の側が先生を選べないので“当たるも八卦、当たらぬも八卦”状態となります。腕のたつ先生とか、相性の良い先生と出会えれば良いのですが、すべての先生の指導力が十分であるとは限らないので、自分と相性の合わない先生と出会ってしまったら、なかなか上達できなくなってしまう恐れはあります。少なくとも、個人経営の教室だと、指導力に問題があれば、生徒がいなくなってしまい潰れてしまいますが、こういう大手のところだと、学校卒業してすぐとか、独立するにはちょっと…とかいう先生もいますので、ほんと、先生の当たり外れはありそうです。

 実際、私が見た発表会では、明らかにハズレの先生(ごめんなさい)に習っていて「可哀想だな」と思った人たちがいましたからね。そこは、ちょっと覚悟が必要かも。ただし、こういうところは、人事異動があるので、たとえハズレの先生に出会っても、しばらくすると、強制的(?)に先生が変わるので、ずっとハズレたままではいないので、それはそれで良いかも。

 でもね、女性はどこでも習えますが、男性は、ほんと、先生探しに苦労するのですよ。なので、こういう大手楽器店系列の音楽教室に声楽のコースがあることは、とても良い事だと思います。私は(Y先生の門下ですから)利用しませんが、私の地元にも、こういうお教室があるといいのになあ…と思います。

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2016年7月13日 (水)

あれこれテクニックは習ったけれど…それが使えるかどうかは、私次第です

 さて、レッスンの続きです…と言うか、レッスンの話です。

 まずは発声練習ですが、鼻よりも上で歌う事と、ノドを鳴らさない事を徹底的に注意されました。そして、それらを楽と感じられるように癖をつける事が必要なのだと言われました。

 で、発声練習はそこそこに、チレア作曲の“E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)”の練習に取りかかりました。

 まず注意された事は「リズムを感じながら歌うこと」 ともすると、この曲はフリーリズムの曲として歌われがちだし、そうやって歌うのもアリだけれど、やはりクラシックの曲だし、好き勝手に歌って良いわけではないので、きちんとリズムを感じながら歌いなさいという事です。

 また、普通に何も考えずに歌ってしまうと、いつの間にか声を使いきってしまうタイプの曲なので、上手に楽に、声の消費を抑えながら歌うことが必要で、そのためには、各種声楽テクニックとやらが必要となってくるわけです。

 曲の冒頭部は、あまり歌わずに、語らずに、しゃべらずに歌うことが必要です。クチの中は開けつつも、クチビルや舌の動きを抑えて、軽く歌うのです。そのためには、頬の筋肉のリフトアップが必要というわけで、練習しました。これを行う事で、無表情な声で棒のように歌うことが可能となってきます。

 次に、私は今まで声を前へ前へと飛ばして歌ってきたのですが、声を後ろにしまいながら歌う発声を習いました。声の方向性を変えることで、声に表情を付けていくわけです。声を後ろにしまいながら歌うと、高音を弱音で歌うことが、声を前に飛ばしながら歌うよりも容易になります。この曲は、高音を弱音で歌うことが多いので、要所要所で、声を後ろにしまう事が必要になります。

 ただし、先生曰く「声を後ろにしまう事は必要だけれど、しまった声にフタをしてはいけません」なのです。表現がオカルトで難しいですね(笑)。

 高い声になると、最近は声が割れてくるようになりました。その原因として考えられる事は2つあるので、それぞれに注意するように言われました。一つは「声帯が疲れている事」、もう一つは「ノドを鳴らしすぎる事」だそうです。声帯の疲労に関しては、最近は気をつけているので、やっぱり鳴らしすぎが主な原因なのでしょうね。高音を歌う時の息の量に注意したいと思います。そして、声を後ろにまわして高音を歌うと、声が割れづらい事も習いました。

 音色の件では、なるべく丸くて柔らかい声で歌った方が良いと言われました。と言うのも、音程の幅というのは、音色で変わるわけで、なるべく音程の的が大きな音色で歌った方が楽なのです。私の声は、基本的に硬くて、そのまま歌うと、音程の的がかなり小さくなってしまうわけです。同じように歌っても、声の音色次第で、音を外しているようにも、かすっているようにも、当たっているようにも聞こえるわけで、ならば、なるべく当たっているように聞こえた方が楽なわけです。だから、声を硬くしないで歌えるなら、その方が楽だという事です。

 音色を丸くて柔らかくするためには、息の量を多めに歌う事が大切です。私はついつい息を省エネして歌ってしまう(キング先生のところで徹底的に仕込まれました:汗)のですが、これが声の音色を硬くしてしまう原因なので、意図的に声に息を混ぜ込んでいかないと…厳しいですね。

 歌を歌う…となると、私たちは一から十まで歌ってしまいがちだけれど、それでは疲れてしまうので、歌の中でも、歌う箇所と歌わない箇所(つまり、しゃべってしまう箇所)を考えて分ける必要があり、歌わなければいけない箇所はしっかりと歌うのだけれど、歌わなくても良い箇所は、音符が書いてあっても、しゃべってしまうのが吉なのです。この“E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)”も、実は数カ所、歌うよりも、しゃべってしまった方が楽に歌える箇所がありますので(具体的な箇所は内緒:笑)、しゃべれるところは、なるべくしゃべるように切り替えていきたいと思います。まあ、この曲に限らず、私は歌いすぎる傾向があるので、どの曲でも“どこならしゃべれるのか”と考えながら、歌ったりしゃべったりする必要がありそうです。

 と、ここまで“E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)”のレッスンをやって、私のレッスンは終了しました…と思ったら、妻のレッスンの後、ボエームの第4幕の確認作業が入りました。

 例のいつもヘマっているBの高音の確認がありましたが、注意されたのは、必ずポルタメントを使ってBを出すようにする事と、その際に上アゴをしっかりと開ける事を言われました。特に上アゴを意図的に開けるためには、シャフトのアニメじゃないけれど、しっかりアタマを後ろにかしげる事が大切です。つまり、頭部の自重を使って上アゴを開けるわけです。これ、やってみると、結構難しいです。ただし、うまくやると、確実に音程がの上限がグンと上がるので、必殺技的に使えるテクですね。

 最後に、秋に行うクラシックコンサートで歌う、ボエーム第1幕の有名な二重唱「O soave fanciulla/ああ、うるわしの乙女よ」の音源を貼っていませんでしたので、知らない人のために貼っておきます。ヴィラゾンとネプレプコがコンサートで歌った音源があるので、それを貼っておきます。

 まだネトレプコが痩せていて美しくて、ビックリです。今じゃ、見る影もないからなあ…。

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2016年7月12日 (火)

今年のクラシックコンサートの曲目を決めました

 声楽のレッスンでした。レッスン前に、先生と相談をしました。

 毎年、秋(今年は10月8日の土曜日)に地元で行う、定例のアマチュア向け音楽演奏会であるクラシックコンサートの要項が発表されました。今年も例年通り出演するつもりなので、さっそくY先生と曲目の相談をしました。

 実はこのクラシックコンサート、今年で一旦終了なのです。理由はとても簡単で、会場である市民文化会館が閉鎖されるからです。閉鎖と言っても耐震工事&リフォームで約2年間閉鎖されてしまうので、クラシックコンサートも、ひとまず、今年限りとなっています。来年以降、場所を変えて行うか(と言っても、場所なんて無いわな)、辞めてしまうかは未定だし、2年後に市民文化会館が新規オープンしたからと言って、再開される予定も、今のところありません。なので、ひとまず終了なのです。

 私としては、来年と再来年は、大人の部だけでも、どこかに場所を変えて開催し、新規オープン後は、賑々しく再開してほしいと思ってます。主催する人がいないなら、私がやってもいい…と思うくらいに再開を熱望しているわけだけれど…まあ、それはまた別の話ですね。

 とにかく、クラシックコンサートは、今年で終わりなのです。最後なのです。残念です。

 最後だから、大曲に取り組みたい…と言うか、心残りを無くしておきたい…と思いました。

 実は私、ボエームの第1幕の後半にある、テノールとソプラノの場面を、以前から歌いたいと思っていました。テノールであるロドルフォと、ソプラノのミミの出会いの二重唱“Non sono in vena/気分が乗らないや”から始まって、テノールアリア“Che gelida mania/冷たい手”から、ソプラノアリア“Si, mi chiamano Mimi/私の名前はミミ”へつながり、その後の男声合唱の部分はカットして、テノールとソプラノの有名な二重唱“O soave fanciulla/ああ、うるわしの乙女よ”へつながる、一連のシーンを、クラシックコンサートで歌いたいと思っていました。全部通すと、約20分間。やりがいがありますよね。おまけに今年は、発表会でもボエームを歌うし…。なんか、ボエームづいている年なんだから、このまま秋もボエームで押し切っちゃえ!って思いました。

 クラシックコンサートでは、声楽は1枠7分間で、昨年は、私のソロ、妻のソロ、二人の二重唱と3枠21分間で行いました。まあ、実際は時間いっぱいは使わなかったので、全部で15分程度、もちろん連続では歌わず、1枠ずつ独立して歌いました。

 今回は第1幕の後半のシーンを歌うとなると、どうしても連続して歌いたいし、連続すれば時間も長くなるので、事前に主催者に話を通してみたら、案の定「1回の演奏が長すぎるのは…ちょっと」と言われちゃいました。ま、そうだよね。なので、連続で演奏はかまわないけれど、演奏者が2人なんだから、2枠連続14分間が限界…って言われちゃいました。14分か…。“Che gelida mania/冷たい手”から始めれば、ちょうど14分だな(笑)。

 そういう思惑を込み込みで、Y先生に相談してみました。

 先生のご意見は「お薦めしません」でした。簡単に言っちゃうと「止めた方がいいです」という答えでした。つまり“反対”ね。でも「自分たちが歌いたい歌を歌うのが、一番だから、どうしても歌いたいなら応援します」とも言われました。

 先生がお薦めしない理由は簡単です。テノールが難しすぎるからです。簡単に言えば、私には歌えないでしょ?って事です。

 実際、テノールソロである“Che gelida mania/冷たい手”にしても、二重唱“O soave fanciulla/ああ、うるわしの乙女よ”のテノールパートにしても、難しい事で有名なんです。ひと言で言って“難曲”です。それもかなりの難曲です。どれくらい難曲なのかと言えば、プロのテノール歌手でも(きちんと歌えないので、これらの曲を)歌わない人が大勢いるくらいの難曲です。それくらい難しいのに、私なんかが真正面からぶつかっていけば、砕け散るのは、やる前から分かっているわけです。だから先生は反対したわけです。

 先生のおっしゃる事は分からないでもないし、実際“Che gelida mania/冷たい手”も“O soave fanciulla/ああ、うるわしの乙女よ”も、難しい曲なんだけれど、私としては、今年でクラシックコンサートが最後だから、是非この機会にこれらの曲を歌いたいし、この曲を歌うのは、ずっと以前からの私の野望(笑)の一つで、今回このチャンスを逃すと、歌うチャンスが無くなってしまうかもしれないし、何と言っても、これからはドンドン年を取るわけで、上達するのと、老化して衰えるのと、どっちが早いのかというチキンレースをしている最中なわけだし、無理と分かっていても、あえてチャレンジした方が良いことだってあるわけです。

 それに、私はバカだけれど、ただのバカではありません。一応は、考えました。

 これらの曲が難しいと言われる理由の一つは、ソロにも二重唱にも、テノールにはHi-Cがあるからです。Hi-Cは、独唱テノールの最高音と言われる音であり、いわゆる「五線の上のド」であり、プロのテノールでも、この音が出せない人なんて、掃いて捨てるほどに大勢いる音なんです。実際、Hi-Cが安定して出せるなら、それだけで世界のトッププロになれるかもしれない…ほどの音なのです。

 まあ、私はバカなテノールですから、当然Hi-Cには憧れるし、練習もしますが、現状では、とても本番には無理無理無理…とは、さすがに、分かっていますので、本番ではHi-Cは回避していきたいと思いました。

 …と言うか、Hi-Cは回避するのが本筋なのです。ただ、世界中のテノールって、みんなおバカさんだから、Hi-Cを歌いたがるわけだし、実際歌うので、あたかもHi-Cで歌わないといけないと世界中が勘違いしているだけなんです。

 “Che gelida mania/冷たい手”の本来のメロディーには、実はHi-Cなんてありません。ただ、プッチーニ自身が「テノールって奴はバカばかりだから、どこかで高音を出すチャンスを作ってやらないと、勝手に高音を付け足して歌うだろうけれど、それは困るなあ…」と思ったかどうか、私には分かりませんが、“Che gelida mania/冷たい手”には、おまけのメロディー(オプションだね)が作曲されていて、そのおまけ部分にHi-Cが書かれているのです。

 つまり、Hi-Cが書かれているのは、おまけのメロディーに対してであり、本来のメロディーなら、それに相当する音は、実は、五線の中のDなんだよね(笑)。鼻歌で歌える程度の低い音なんです。

 また、二重唱に至っては、Hi-Cを歌うのはソプラノであって、テノールは五線の中のEを歌うだけです(楽です)。なのに、世の中のテノールは「ソプラノがHi-Cを歌うなら、俺だって歌うサ!」と言って、勝手にソプラノと同じHi-Cを歌っているだけなんです。ほんと、テノールって奴は、おバカさんなんだよね。ちなみに、Hi-Cと言う音は、テノールにとっては超難しいのですが、独唱ソプラノにとっては、普通に使う音なので、ソプラノにとっては、出せないなんて、ありえない程度の音なのです。

 よく、テノールもソプラノも、高音歌手として一括りにされますが、音域的には約10度ほどの違いがあって、譜面上はソプラノと同じ音(実音としては1オクターブ下の音)を歌うのは、テノールにとっては、相当に困難な事なのです。だから、ソプラノと同じ音を歌おうとするテノールは、おバカさんなのです。

 ちなみに、テノールのHi-Cに相当する困難な高音と言うと、ソプラノならHi-Esなのです。だから、そこよりも全音高い、夜の女王のHi-Fなんて、気違い沙汰の音なんだよね。

 さて、閑話休題。なので、楽譜通りに普通に歌うと、Hi-Cは回避できる…というか、そもそもテノールパートにはHi-Cは、本来的には、存在しないので、私の本番は、それでいくつもりです。で、Hi-Cを回避すると、一番高い音がBになるわけで、まあ、Bも高いけれど、なんとか頑張ってみたいと思うわけです。

 もちろん、歌の難しさは音程だけではなく、他にも様々あるわけだし、先生はそれらの難しさについても、あれこれ説明してくださいました。

 たとえば、Hi-Cを回避して、最高音はBになっても、このBが出しづらいBなんだそうです。また、二重唱はAが最高音になるけれど、ここは最上の音色で歌われることが前提になっているので、ただ出せばいいってモンじゃないんだよとか。

 あと、“Che gelida mania/冷たい手”は最高音が高いだけでなく、歌うこと自体が大変で、すごく消耗しちゃうよとか、ミミが歌っている間、舞台上で黙っていないといけないけれど、黙っているだけでも声って消耗しちゃうから、二重唱は苦労するよとか、“Che gelida mania/冷たい手”を歌うなら、その前にしっかりノドを暖めないといけないから“Non sono in vena/気分が乗らないや”から歌わないといけないけれど、時間の関係で歌えないなら、やっぱり考えた方がいいよとか…。どうしても“Che gelida mania/冷たい手”を歌いたいなら、半音低く移調した楽譜(プロでもコンサートでは半音低くして歌う…人もいるので、普通に市販されているそうです…が、ミミと続けて歌うなら、原調で歌わないと違和感が出ちゃうよね)で歌った方がいいよとか。

 とにかく“Che gelida mania/冷たい手”は難しいのです。

 あれこれ注意は受けたけれど、正直、ピンと来ません。そりゃあ、ピンと来ないよね、だって、この歌、歌ったことがないんだもの。難しさなんて、これっぽっちも分かりません。

 分からないからこそ『盲蛇に怖じず』で、やっちゃえばいいんじゃないかと思うわけです。『案ずるより産むが易し』とも言うしね。それに失敗しても、命までは取られないし、会場には客なんて、ほとんどいないし、いても“Che gelida mania/冷たい手”にHi-Cが使われている事を知っている人なんて、いるはずないし、いても、どこで使うのか知らないだろうし、なんならネットにもアップしなければ、私の無様な姿なんて、いくらでも隠蔽できるわけだしね。へへへ。

 ヘマをしても、失うものが無いのが、アマチュアの強みです。その強みを生かさないで、どーするの?

 という訳で、せっかくの先生のアドヴァイスでしたが「難しいのは承知の上で、ボエームを歌います」と宣言しました。まあ、当たって砕け散るつもりです。やらずに後悔するよりも、やって後悔する方を選んだわけです。

 さあ、大変だ。頑張んないと…。

 うむ、曲決めの事を書いていたら、長くなってしまった。レッスンの内容については、また次回書きます。

 一応“Che gelida mania/冷たい手”を知らない人のために、音源を貼っておきます。1982年(古いっ!)のホセ・カレーラスの歌唱です。Hi-C付きです(笑)。どこの歌劇場で歌っているかは分かりませんが、ゼッフィレッリの演出で、ミミはテレサ・ストラータスのようです。改めて聞くと、目が飛び出るくらいに難しいアリアだなあ(汗)。

蛇足 この記事を書いている段階で、まだボエームをやる事を、いつものピアニストさんには伝えていません。ボエームは歌も難しいけれど、ピアノも超難しいんだね。プロのコレペティさんならともかく、普通のアマチュアピアニストさんには、相当な難易度なので…断られたら、どうしましょ…って、ちょっと心配しております。

蛇足2 本当に“Che gelida mania/冷たい手”が難しすぎて無理なら、土壇場で曲目変更しちゃえばいいんだよね。実際、直前の曲目変更なんて、舞台じゃあ、結構やっている人もいるからね。いよいよとなれば、“E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)”とか“Love Me!/私を愛してください!”とかを歌っちゃえばいいんだし(笑)。

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2016年7月11日 (月)

オペラを見て考えた事

 オペラは歌芝居です。会話や心情の告白を歌って芝居をしているわけです。だから、登場人物の、その時その時の感情にふさわしい歌い方をしていきます。怒っているなら怒っている感情にふさわしい歌い方を、心穏やかなら穏やかな感情にふさわしい歌い方を、ときめいている事はキラキラした心持ちにふさわしい歌い方をするわけです。

 つまり、アリアを歌っている時は、たいてい何らかの興奮状態(嬉しい、悲しい、怒り等々)にある事が多いので、そんな興奮状態にふさわしい歌い方が必要だけれど、そうでない時(オペラでは、アリアでない部分の方が圧倒的に多い)は、登場人物たちも、普通の感情/感覚でいる事が多いので、歌い方もそれに合わせて、その感情にふさわしく、それなりに落ち着いた歌い方になさらざるをえないのです。これは、アリアとの対比上必要な事であり、長丁場(オペラはたいてい2~3時間歌い続ける)を乗り切るためにも必要な事であります。

 我々アマチュアがオペラを歌う場合、大半がアリアだけを取り上げて“コンサート・アリア”として歌う事が多いわけだから、ついついアリアばかりに注目してしまいがちです。そして、オペラ全体をアリアを歌うような調子で歌いまくっているものだと思いがちですが、実はアリアなんて、オペラの中では数えるほどしかなく、オペラの大半の部分の歌は、原則的にmp~mfぐらいで優しく歌われるのです。

 当然の事だけれど、オペラ歌唱では、滅多に大声であるとか、叫び声であるとか、とにかくテンションの高い張った声は、あまり使われないという事です。むしろ、オペラのほとんどを、穏やかな歌い方で、なお、会場に響き渡る声で歌わないといけないわけで、必要なのは「声が大きいなあ…」と感じさせる声ではなく「よく聞こえるね」と思わせる声なのであります。

 だから普段から、大きな声ではなく、響く声で歌えることが、オペラ歌唱(クラシック声楽)には必要で大切な事なのです。…と言う、今更の事に、今更に気がついた私でした。

 ちゃんちゃん(笑)。

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2016年7月10日 (日)

やっぱり、歩きスマホは良くないなあ…

 世間で言われるように、やっぱり、歩きスマホは良くないなあ…。とにかく、危ない、危ない。

 私自身は基本的に歩きスマホはしないのだけれど、誉められたことではないけれど、“歩きiPod”はします(笑)。歩いている最中、耳を塞いでいるわけで、耳が使えない分、しっかり周りをよく見ていないと危ないですし、自然と歩行速度もiPod無しの状態よりもゆっくりめで用心深く歩いております(まあ、長く音楽を聞いていたい…という気持ちもあるのだけれど:笑)。iPodをしていない時は、たいてい考え事とかしながらボケっとそそくさと歩いているので、そういう意味では、歩きiPodしていない時の方が、むしろ危ないのかもしれません(屁理屈)。

 とにかく耳を塞ぐという身体感覚が、少しばかり危機感を煽るようで、iPodをしている時は、ボケッとはせず、臨戦態勢で道を歩いている私です。

 安全第一です。なにしろ、我が身の事ですからね。

 それでも、時々、うっかり歩きながら、選曲のためiPodをいじってしまうと、ほんと危ないです。歩きながらiPodをいじってしまうと、気付かずに壁にぶつかったり、電信柱と衝突したり、道の穴に落ちて足をくじいたり…。まあ、人や自転車や車とぶつかった事がないのは幸いだけれど、やっぱり危ないです。なので、選曲などをする時は、なるべく道の片側によって立ち止まってiPodをいじるようにしています。

 歩きスマホって、メールやライン、ゲームをしながら歩いているわけでしょ? 歩きiPodと違って、目がスマホに釘付けなわけです。また、ゲームによっては、耳にもイヤフォーンを差し込んでいる事も多いし、そうでなくても、人間という生物の特徴として、集中すると周囲の物音をシャットアウトして何も聞かなくなるという性質がありますから、ゲームなどに集中していると、目も耳もスマホに持って行かれてしまうわけです。

 つまり、歩きスマホって、目をつぶって耳を塞いで歩いているのと同じなわけです。一時的に盲聾人状態になっているわけです。自覚ありますか?

 目も耳も効かない状態なのですから、百歩譲って、歩行速度を落とすなり、第三者に手をひかれながら歩くのならいいけれど、実際はそんな事もなく、スマホしながら足早に歩いていたりするわけで…そりゃあ危ない、危ない。まるで、天上天下唯我独尊ってな状態なわけです。

 でも、実世界では他人も同じ地平で生活しているわけです。心は電脳に、カラダはリアルに…と心身が分断された状態でこの世界を生活していたら、危ない危ない。歩きスマホは、本当に危ないと思います。

 で、歩きスマホをしている人に、なぜ歩きスマホをしているのか…と尋ねると「歩いている時、退屈だから」という返事が来るそうです。うーん、その気持ち、分かるかも…。私は歩いて行動することが多い人だけれど、たしかに歩いている時って、退屈…と言うか、脳みそはヒマだったりします。だから私は、つい考え事をしてしまったり、歩きiPodで音楽を聞いたりしているわけです。なので「退屈」という人の気持ちはわかります。それに、散歩中の思索というのは、昔から奨励されていますからね。

 でも、散歩中の思索(これだって没頭しすぎると危険ですが…)ならともかく、目も耳も奪われる歩きスマホは危ないです…と言うよりも、実際に歩きスマホをしている人たちって、身の危険を感じないのかしらね? 私は歩きiPodをする時は、結構気をつけているよ。いつも以上に目を使って歩いていて、危険回避に努めています。もしも、歩きスマホをする時に、身の危険を感じていないのだとしたら、それは他人や世間に対して迷惑なだけでなく、自分自身、生物としてマズい状態ではないかしら…って思うわけです。

 電脳コイル(古い!)のメガネじゃないけれど、あんな感じで周囲を見ながら、スマホが出来るようになるといいのにね。もちろん、その時は、ゲームじゃなくて、ツイッターとかラインとかメールが無難だとは思うけれど。あ、でもやっぱり視界を他の事に使うと、視野狭窄現象が起こるから難しいか…。

 やっぱり歩きながらの退屈しのぎなら、ラジオとか歩きiPodまでにしておくのがいいのかもね。

 あと、歩いている時ですらスマホをいじってしまうのは、それだけスマホが魅力的だからだろうし、それゆえにスマホに依存した生活をしているからであって、そうなると、単に歩きスマホという問題で収まる問題では無く、スマホに生活が支配されていて、それで良いのか…という問題になってしまいます。

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2016年7月 9日 (土)

メダカたちを、ちょっぴり可哀想に感じました

 今、我が家の水槽には緋メダカが2匹います。大が1匹、小が1匹の、合わせて2匹です。で、この2匹は、実に仲が良くて、たいてい一緒にいます。まあ、元々メダカは、群れを作って活動する魚ですから、たった2匹で群れを作っているのかもしれません。

 で、いつもこの2匹で一緒にエサを食べたり、水流に逆らって遊んでいたり、楽しく暮らしているようなのです。

 ところが、先日、ふと水槽を見たら、メダカが1匹しかいませんでした。

 メダカの大が1匹だけしか見えなくて、その大が明らかに、うろたえているのですよ。で、狂ったような異様な行動を取りながら、水槽の中をかなりの高速で移動し続けているのです。おそらく、メダカ小を探しているのでしょうね。なんとも、鬼気迫る感じなのです。

 群生魚類であるメダカにとって、その場に、たった1匹しかいないという状態は、極めて異例な状態なのでしょうね。不安で不安でたまらないのでしょうね。で、懸命に相方を探しているわけです。

 それを見ていた私は、消えてしまったメダカ小は、おそらく、うっかり金魚(って、たぶんヤヨイだな)に食べられてしまったのだろうと思いました。可哀想だけれど、弱肉強食の世界ですから、それはそれで仕方がないわけです。ただ1匹残った、メダカが可愛そうで、哀れで、なんとも言えない気持ちになりました。

 やはり、群れで生きる生き物は、ちゃんと群れを作らせてあげないといけないなあ…と思いました。次に機会があったら、メダカをババンと購入して水槽に入れてあげよう…と思いました(まあ、大半はヤヨイのお腹に収まってしまうだろうけれど)。

 そう思っていたら、ひょっこり、メダカの小が現れました。どうやら浮揚していた水草の中にひっそりと隠れていたようで、人間にもメダカにも金魚にも見つけられない場所にいたようです。

 なにしろ、この直前まで、ヤヨイがミドリやシズカに「お尻なめさせて!」ってのを、激しくやっていましたからね。あれのトバッチリを受けちゃたまりませんから、おそらくメダカ小は隠れていたんだと思います。だってね、金魚ってワイルドなんですもの。

 とりあえず、相方が見つかったメダカの大は安心したようで、行動が速やかに落ち着き、今度は二匹で水草の中に隠れました。いやあ、よかったよかった。

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2016年7月 8日 (金)

5回吹いたら5回とも正しく吹ける速度から練習を始めましょう

 フルートのレッスンに行ってきました。実に三週間ぶり? まあ、それでも金魚の水換えよりも頻繁なんだから笑っちゃいます。

 本日のロングトーン練習は、姉様も入れての、久しぶりの3人音合せだったのですが、これが実に気持ち良いほどにバッチグーッだったわけです。いやあ、気持よかった。

 で、肝心の練習なのですが…実は私、レッスンの様子を毎回録音しているのですが、今回のレッスンは録音しそこなってしまったのです。それもうっかりではなく、録音機が作動してくれなかったのです。

 私が使っている録音機は、今は亡きサンヨーのICR-PS380という簡便なPCMレコーダー。ソプラノの録音には(音が割れてしまうので)向きませんが、フルートやテノールの録音には十分な録音機です(笑)。これを愛用していたのですが、どうにもこうにも、今回はスイッチが入らず、録音できませんでした。

 正確には、電源スイッチは入るし、録音ボタンを押すと「録音スタンバイ」状態にはなるのですが、そこからもう一度録音ボタンを押して、録音してくれる…はずなのですが、何度録音ボタンを押しても、録音状態にならず、いつまでもスタンバイ状態のままでした。

 ううむ、故障したのかな? もうすぐ発表会だと言うのに…困ったなあ。今月はフルートの合宿に行くから、金欠なのに(涙)。

 さて、エルステユーブンゲンの17番ですが…さすがに3週間ぶりだと練習もばっちりだから合格しちゃいました。えへえへ。次回は18番と19番だよぉ。

 プチエチュードは14番です。指は前回よりもだいぶ動くようになったけれど、まだまだミスブローが多いです。先生からは、もっともっとテンポを落として、ゆっくり練習してくるように言われました。

 5回吹いたら5回とも正しく吹ける速度から練習を始める事。そこから少しずつ少しずつテンポをあげていくように…との事でした。なぜテンポをゆっくりめから始めるのか? 指が動かないから?…と思いがちですが、先生曰く、そうではなくて、脳の判断速度に合わせて練習しないといけないのだそうです。

 つまり、速いテンポで吹けないのは、指が動かないからだと思いがちですが、H先生のお考えではそうではなく、指が動く動かないのではなく、脳が次の音を判断できなくて、指が勝手に動いて間違えてしまうのだそうです。ですから、一音一音、脳で判断して吹き進めないといけないのです。同じフレーズでも何度も何度も練習していくと、指が覚えて吹けるようになるのですが、先生曰く、それではダメなんだそうです。指で覚えるのではなく、脳の処理速度を上げていく事が大切なのです。

 つまり、フルート脳を鍛えていきましょうって事らしいのです。で、私の脳の判断速度に合わせて練習すると…象の歩み寄りもなお遅いテンボになってしまいました。ああ、悲しい。

 発表会用の「ハイドンのセレナーデ」も吹きました。まあ、だいたい良いのですが、練習量が絶対的に足りていないため、あっちこっちミスが目立ちます。先生からは、装飾音はまだ付けなくていいので、基本のメロディーをしっかりミスなく吹けるようにしましょうと言われました。

 この曲では、スラーとそうでない部分を明確に吹き分けなければいけないので、ちょっと極端なタンギングをしています。なので、ゴツゴツした部分とツルツルした部分が顕著になるように吹いてます。

 とにかく、頑張ろう。

 さて、雑談は無しで、合宿の話をしました。いやあ、野尻湖…遠い。合宿は野尻湖で行うのですが、野尻湖って遠いじゃないの? あんまり遠くて、ナウマンゾウの化石でも出てくるんじゃないのって、勢いです(笑)。湘南からだと、東京まで出て、そこから北陸新幹線に乗って長野に出て、そこからさらにローカル線で行くみたいです。ううむ、長野かあ…牛に引かれて行くしかないのか…。遠いなあ…。でも、楽しみでございます。

 さてさて、普段旅行なんてしないから、色々分からないや。新幹線って予約しないと乗れないのかな? それ以前に、新幹線ってSuicaで乗れるんだっけ? 新幹線用のチケットって、どこで買うんだっけ? 帰りの切符も事前に購入しておいた方が良いのかな? ああ、普段の仕事の移動は旅行会社に丸投げ(笑)しているので、ほんと、細かいこと、分かりません。ダメなオトナです。

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2016年7月 7日 (木)

大手楽器店の音楽教室も、なかなかのお薦めです

 このブログを以前からお読みの方は、すでにご存知でしょうが、私は大手楽器店の音楽教室でクラシック声楽を薦めた事は、一度も無いと思います。と言うのも、私の地元でブイブイ言わせている大手楽器店の音楽教室には(健康増進のための歌のクラスではなく)クラシック声楽のコースが無いからです。

 ですから「音楽教室に声楽科があっても、楽器店は儲からないから、無くても仕方ないなあ…」とか「やっぱり歌を学ぶなら、クラシックじゃなくて、カラオケとかポップスとかだよね…」とか思っていました。でも、私の地元に進出していない大手楽器店には、なんと、大人向けの音楽教室に、ちゃんとクラシック声楽を学べるコースがあるではありませんか! ビックリしちゃいました。ビックリして、思わず、発表会を見に行っちゃいました(笑)。

 いいなあ…。大手楽器店系列の音楽教室で、きちんとしたクラシック声楽が学べるなんて…。これなら、声楽を学ぶためのハードルが低くなるし、ちゃんと教えてもらえるなら、声楽ファンだって増えるじゃないの? ああ、私の地元でブイブイ言わせている大手楽器店さんも、クラシック声楽のコースを開設すれば、ちゃんと商売になるんじゃないの?

 さて、発表会の感想です。

 大手楽器店だからと言って、バカにしてはいけません。生徒さんたちのレベルはピンキリで、始めたばかりと思われる人は、それなりでしたが、上手な人は、本当に上手で、講師演奏にも負けないくらいのレベルの人が数人いました。

 発表会全体の雰囲気は…大手楽器店のピアノの発表会に通じるものがありました。なにしろ、生徒さんがたくさんいますので、1回2時間の発表会を、日に数回開催していました(私は全部見たよ:笑)。

 生徒さんは、客席で控えていて、自分の演奏の少し前に舞台裏に移動して、着替える人は着替えて、声出し部屋でちょっと声を出してから舞台袖に移動して、自分の歌う順番を待ち、自分の順番になったら舞台に出て行って歌い、歌い終えたら衣装のまま(あるいは普段着に着替えて)客席で待機して、全体の発表が終わったら、舞台に上がって集合写真と撮って、終了…という段取りのようです。

 一人原則1曲ずつ歌います。着替えと声出しの場所は用意されているようだけれど、上記のような段取りなので、特別な楽屋は無いみたいですし、出演者の皆さんは、基本、客席で控えているようでした。ドレスコードが無いようで、ばっちりドレスで歌う人もいれば、どう考えても普段着のままの方も結構いました。暗譜して歌う人もいたけれど、楽譜をガン見の方も若干いました。ステージマナー(もちろん、出演者側のマナーね)については、発表会前の事前の注意の中で、司会の方が客席に向かって説明してました(つまり、発表会が始まる前は、出演者は全員、客席にいるって前提ですね)。

 ほんと、子どものピアノ発表会のノウハウ、そのままって感じでした。

 でも、発表された方々の歌は、素晴らしかったです。先生方が皆さん、若い女性という事もあって、生徒さんも女性が多かったのですが、男性の生徒さんもいました。いや、個人の声楽教室と比べると、むしろ、男性の割合が高かったかも…。個人の音楽教室だと、男性は断られる事が多いけれど、こういう楽器店の音楽教室だと、性による差別は無いので、自然と男性も増えるのでしょうね。

 男性で、趣味の声楽を学びたい人には、大手楽器店の音楽教室は、お薦めかもしれません。

 ただし、たまたまだったのかもしれないけれど、歌っていた男性は、一人を除いて、みな、テノールでした(珍しい!)。たまたまかもしれないけれど、やはり講師が女性ですから、バスとかバリトンとかの男性低声歌手の指導は(発声法が女性とは、かなり違ってくるので)難しい…というか、出来ないのかもね。

 ちなみに、除いた一人はカウンターテナーでした。で、この人は、すごかったんですよ。美しくてパワフルな声で…こんな声、どう努力したって、獲得出来ないでしょ? これは一種の才能であり、神様からいただいたプレゼントだよね…って思いました。でも、こんな変わった声の持ち主なんて、個人の声楽教室の門を叩いても、断られるだけだよね。大手楽器店の音楽教室だから、受け入れてもらえたんだろうなあ…って思いました。

 大手楽器店の発表会ですから、幾つかの教室(ってか店舗)で習っている人たちの合同の発表会でした(こういう点もピアノ教室と一緒ね)。

 で、私、気が付きました。プログラムには、所属店舗名が記載されているのだけれど、その店舗ごとに、生徒さんの傾向が明らかに違うんですよ。

 私がびっくりするほどに、レベルの高い歌を歌ってくれる店舗の皆さんがいるかと思えば、みんながみんな、リズムに難があって、ピアニストさんのご苦労が手に取るように感じられる店舗もあれば、開けっぴろげ…と言うか、完全にアペルトな声で歌っている店舗もあったり、音程がなぜか上ずっている人たちばかりの店舗があったりして…店舗の違いは、おそらくそこで教えている講師の方々の違い…なんだろうなあって思いました。

 つまり、店舗によって、先生の教授レベル(コーチング能力)に大きな差があるんですよ。いやあ、こんなにも違うんですね。いやあ、驚いた。で、もしも私がここの音楽教室で学ぶなら、○○店にしよう…とか思いました…が、大手の音楽教室って人事異動って奴があるし、複数の先生が教えている事もあるでしょ? 私が、ある先生目当てで、その店舗のお教室のドアを叩いたとしても、必ずしも、その先生に習えるわけじゃないわけで…そこは大手楽器店の音楽教室の残念なところです。

 もっとも、それ以前に、その大手楽器店の音楽教室は、私の家から気軽に通えるところには、一軒もないので、その系列の音楽教室では学ぶことすらできないのですが…ね。残念残念

 でもでも、声楽を始めたくてウズウズしている人には、大手楽器店の音楽教室は、お薦めだなって思いました。その大手楽器店に声楽科があれば…の話ですが。

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2016年7月 6日 (水)

私は、そんなに声の出る歌手では…ありません

 ええと、ボエームの音合せの後、90分ほどの休憩を挟んで、ソロ曲の音合せに突入しました。

 休憩をとって、ソロ曲の音合せに戻ったところで、再び軽く、第一幕のオープニングと第四幕のフィナーレのおさらいをして、私の前に音合せをする人たちが数人いたので、彼らの歌を聞きながら、自分の番を待っていました。

 で、他の人たちのピアノ合わせを聞いていて思いました。

 皆さん、声が出ます。出る出る出る出る、本当によく出ます。男性も女性も、遠慮無く声を出していきます。この門下にいると、私って、実はそんなに声が出る人でも無かったんだなあ…と改めて思い、勝手に敗北感を感じます。

 この感覚は、この門下に入門する前の発表会を見に行った時から感じていました。皆さん、アマチュアのはずなのに、声がバンバン出るんです。門下に入って、中から見るようになると、あれがフロックでもなければ、ホールに助けられているわけでもなく、本当によく声が出る人たちがたくさんいるんだなあって思いました。

 以前の門下では、テクニックや歌の巧さや安定性、音域の広さはともかく、声量に関しては、門下生の中では、常に私が一番でした。色々欠点があっても“声楽では声が出なければ話にならない!”と思っていたので、声の大きさは、私の拠り所の1つでありましたし、負ける気が全然しませんでした。いわば、常に“お山の大将”的な感覚でいました。

 しかし、それは“お山の大将”と言うよりも“井の中の蛙”だったわけで、前の門下ではナンバーワンだった私が、今の門下ではワーストワン(!)だったりするわけで、門下の中では、声が出る…どころかむしろ、声の無い人の範疇に入ってしまいました。

 残念残念。入門当時、鼻をポッキリと折られた私は、入門後は、ちょっとばかり謙虚にふるまっていたのですが、こうやって改めて他の人の歌を聞くと…あの敗北感を思いだします。やっぱり、私は、声が出る人というわけではないのだなあ…と戒められます。

 そうは言っても、私だって、初めてY先生に習い始めた頃と比べれば、だいぶ声量も増してきたし、声域だってウンと広がってきました。

 発声時のノドへの負担がどんどん減っていき、それに伴って、私の本来の声で歌えるようになってきました。そう、私の本来の声は、細くて甲高い声なんだよね。変声が終わった高校生の頃でも、テノールで歌うのは厳しくて、アルトで歌っていたくらい、甲高い声が私の声でしたね。

 でも、そんな甲高い声が気に入らなくて、普段の生活の中では、なるべく低い声を使うようにしているうちに、段々、低い声が身についてきて、年を取るにつれて、落ち着いた低めの声で話せるようになってきたのでした。もっとも、低めの声と言っても、ベースの声が甲高いので、低いと言っても、たかがしれたものなんですけれど…ね。

 まあ、それもあって、私自身は自分をテノールだと言い張り続けてきたわけで、前の先生も、私の事を「軽めで高音の無いテノール」であると言ったり「君はバリトンだ」と言いのける事もありました。実際、あの頃の私の発声は、色々と迷い路に入って、変な事になっていたのかもしれません。

 今の先生の元で、正しい発声法を学んでいくうちに、どんどん本来の声が出るようになりました。声が本来の細くて甲高くて弱々しい声に戻っていきました。以前のような、太めの低めの二枚目っぽい声(当社比:笑)…ではなくなってしまいました。ああ、残念。でも、仕方ないです、これが私なんだから。

 そんな事を考えているうちに、私の番になりました。

 チレア作曲「E'la solita storia/ありふれた話(フェデリコの嘆き)」です。この曲は、先生とはほとんどレッスンをしないまま、今回のピアノ合わせを迎えてしまいました。実はブログには書きませんでしたが、レッスンが一回キャンセルとなり、おそらくその時にみっちり集中的にこの曲のレッスンをやるはずだったんだろうと思いますが、そうはいかずに、ほぼレッスン無しの状態で、ピアノ合わせとなりました。

 と言うわけで、ピアニストさんには、この曲はまだまだ未完成状態であると、前もって伝えました。

 Y先生曰く、この曲はテクニカルに歌うことが求められるし、今回の私の課題としても、いかにテクニカルに歌うのかという点を重点に置いて欲しいと言われました。つまり、いつもの私の「最初っから最後までクライマックス!」な歌い方は封印してほしいという事なのです。

 だいたい、曲の大半がpかppだから、ぶっ飛ばして歌うわけにはいかないのです。

 高音ほど弱音で出します。まあ、高音と言っても、高いAがせいぜいですから、テノールアリアとしては、それほど難易度の高い曲ではありませんが、だからと言って、高いAは勢いとかノド声とかでは歌えません。高い音はさほど無いとは言え、メロディのかなりの部分が、いわゆるパッサージョ音域を行ったり来たりするタイプの曲なので、一歩間違えると、声が詰まったり、ひっくり返ったり、とトラブルが発生しやすい曲でもあります。ですから、1音1音、丁寧に響きで歌っていくわけです。

 また曲の大半がピアノと歌が交互に鳴っていくように出来ています。つまり、歌は割と歌手の好き勝手に歌えるように出来ていますが、それでもピアノと一緒に歌っていく箇所があります。一人で歌っている部分は自分流でもいいのですが、ピアノと一緒の時は、しっかりとリズムをキープして歌わないといけません。poco rit は歌手任せでも良いのですが、a tempo になったら、しっかりピアニストと合わせていかないといけません。

 しかし、この曲は、歌っていると、どんどん気分が良くなっているタイプの曲です。声をバンバン出したくなってしまう曲です。実際に、ガンガン歌い飛ばしている人を何度も聞きましたし、プロでもそうやって歌っている人はたくさんいます。しかし、Y先生は、そうではなく、抑えて歌えといいますし、確かに楽譜を見るとその指示は正しいし、この曲をコンサートアリアではなく、オペラの中の一曲(歌劇「アルルの女」の中の一曲ですとして歌うなら、確かに気持ちを抑えて、静かに静かに歌うべきなのだと思います。しかし、気持ちを抑えて、声も抑えて歌うとなると…結構難しい曲だと思います。先生がテクニカルに歌えというのも、よく分かります。

 次のレッスンでは、そのあたりの事をしっかりと学んでいこうと思います。ピアニストさんとの本格的な合わせは、また次回、と言うことになりました。

 がんばるぞい。

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2016年7月 5日 (火)

ボエームのフィナーレ部分の演技プランについて

 ボエームの音合せに行きました。今回のピアニストさんは本番のピアニストさんで、コレペティさんです。コレペティさんですから、歌にもガンガン、ツッコミを入れてきます。私もあれこれコレペティさんに直してもらいました。

 さて、実は冒頭からいきなりなんですが…私、音合せに遅刻しました(汗)。いやいや、遅刻しているという自覚はなくて、練習場に向かっている最中に、先生から電話を頂いて「時間ですけれど、どこにいます?」なんて言われちゃいました。いやいや、まだ練習時間まで、だいぶあるじゃないですか? 余裕を持って家を出ているはずですが…。

 どうやら、連絡の行き違いとか記憶違いとか、そういうモノがあって、私が思っていた開始時間よりも45分ほど早く音合せが開始されていたわけです。

 釈然としない気持ちも若干あったものの“遅刻厳禁”が人生のテーマである私にとって、もう自殺したくなるような大きな失敗をしてしまったわけで、ほんと、帷子川に飛び込んでやろうかと思ったほど、気持ちを凹ませながら、音合せの会場に向かいました。結果として…15分遅刻となりました。

 音合せ会場に着くや否や尋ねられた事は「第四幕のフィナーレに演技を付けますか?」という事です。どうやら、私の気持ち1つで、この部分は衣装を着て演技をしながら歌うのか、演技なしの棒立ちでの演奏会形式になるのか、譜面台を立てて楽譜ガン見で歌うのか…それらのいずれかになるんだそうです。

 と言うのも、この部分の演技で一番大変なのがロドルフォだからです。だから、ロドルフォ役の気持ち次第で決めるんだそうです。

 そりゃあーまあ、演技のないオペラはない…と私は思っているので、即答で「演技しますよ」と答えましたので、さっそく動きと演技の打ち合わせに入りました。

 まず決まっているのが、シーンの最初の人物配置。ロドルフォは出て行った友人たちを見送り、ミミはベッドに伏せています。この人物配置から歌が始まります。ここからショナールが“che avvien?/どうした?”と言って部屋に駆け込んでくるまでの五分程度の部分に関する演技については、ロドルフォ(私)とミミ(妻)の二人きりのシーンなので、私たちにお任せとなりました。

 そこから先は、その他の人たちも演技にからんでくるので、きちんと動きや演技を決めました。

 まず、ショナールが“che avvien?/どうした?”と駆け込んできた時のロドルフォは、ベッドの奥側にいて、そのまま演技を続けます。やがてムゼッタとマルチェッロが戻ってくるので、彼らに気づいた演技をして、ムゼッタに“Riposa/休んでいるよ”と答えて、ムゼッタと入れ替わりにマルチェッロの方に歩き出します。その後、しばらく、舞台奥でマルチェッロと何やら話し込んでいる演技をします。

 ミミが“sei tu che me lo doni?/あなたね、これをくれたのは?”と歌ったところで、ムゼッタのすぐ側に行き、ムゼッタの“Si/そうよ”でムゼッタと入れ替わって、ミミの枕元に行きます。ミミが“Grazie/ありがとう”と歌ったら、大泣き(?)をし、そのまま枕元で泣き崩れます。そのままずっとミミから視線を外しておき、ミミが死ぬところは見ないようにします。

 ミミが死んだ後、それとは気づかぬまま、マルチェッロに向かって“che ha detto il medico?/医者はなんて言ったんだ?”と言って、ミミのそばから離れて、フラフラとマルチェッロの側に行きます。

 ムゼッタが“Mimi e un angelo del cielo/ミミは天上の天使です”と歌ったところでムゼッタのすぐ側に行き“Io spero ancora/僕はまだ望みを持っている ”と言います。そこにコリーネが後ろからやってきて“Come va?/どうだい?”と尋ねてくるので、コリーネではなく、客席を向いたまま“Vedi? Etranquilla?/分かるだろ? 落ち着いているよ”と答え、そこからマルチェッロとショナールのいる方を振り返り見ます。彼らのただならぬ様子を見て、不安にかられるロドルフォ。“Che vuol dire/どういうことなんだ”から始まるセリフを次第に興奮しながら言い“Cosi…/それで…”と言って、その場に泣き崩れます。それをきっかけにピアノが鳴り、マルチェッロのセリフがあって、ミミのいるベッドの枕元に駆け寄って“MImi!”と2回叫んで、客席に向かって泣き崩れる。

 …とまあ、こんな感じの動きと演技をするわけですが…覚えられるかな?

 ちなみに、第一幕のオープニングの方は、今のところは、演技なしの楽譜ガン見のコンサート形式で歌う予定となっています。まあ、オープニングに関しては、音楽そのものが込み入っている上に、これに演技を付けるとなると…1回とか2回とかの練習でどうにかなるものではないという事情もあります。まあ、私的に言わせてもらうと…譜面を見て歌えるなら助かる…というのが本音だったりします。いやあ、ほんと、オープニングの箇所は、音楽が複雑で面倒なんですよね。

 とにかく、歌と演技を暗記しない…ね、頑張りますよ。

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2016年7月 4日 (月)

珍しい声を聞いた

 先日も、見知らぬ人たちの発表会に行ってまいりました。今回行ったところは、参加人数も多くて、歌われる歌も多くて、発表会の時間も長くて…という、大規模な発表会でした。参加者のレベルも様々で、音程も取れない人からオペラの一場面を歌っている人まで、様々で色々と勉強になりました。

 それだけ色々な人がいる発表会だと、珍しい人もいるものです。

 私が「これはほんとうに珍しい発声だ!」と思った人がいました。その人の声は…信じられない事に、同時に二つの音を出して歌っているんですよ。信じられますか?

 同時に二つの音を出している…と言っても、別にハモっているわけではありません。また倍音唱法とも違っていて、むしろ不協和音になっているのです。アレは一体なんなんだろ?

 どんな声なのか…表現するのは難しいのですが、この声を聞いて、最初にイメージしたのは、モンゴルのホーミーでした。あんな感じの声だったのです。とは言え、ホーミーの発声方法で歌っているとは…思えないんですよね。

 その人の発声をじっくり聞いてみたところ、思い当たったのが、ヴィブラート…?の一種なのかな…って事です。ヴィブラートと言っても、もちろん通常のヴィブラートではなく、通常のモノよりも、ずっと震える音程の幅が広く、震える振動数がめっちゃくっちゃ多くて、音量も大きな声…なのかなって感じです。つまり、高齢者に多く見られる、ちりめんヴィブラートのハイパーパワフルバージョンのヴィブラートなのかなって事です。つまり、ヴィブラート(それも音量ではなく音程にかかるヴィブラート)の一番高い音と一番低い音が強調されて、その両端の音が2つとも声として聞こえる…ような感じの歌声でした。

 とにかく、すごい声でした。私的にはヒドイ発声(ごめんなさい)にしか聞こえなかったのだけれど、その人は、他の人よりも明らかに大きな拍手をいただいていたので、一般受けのする声だったのかもしれません。私にはジャイアンの歌声(ほんと、ごめんなさい)にしか聞こえない声でも、お客さんからは好評価をいただけるわけで、なんか、私、色々と分からなくなりました。

 でも、世界でワン&オンリーな歌声であることは認めざるをえないのです。ふう。ちなみに、その方の声種はテナーのようでした。

 その団体では、もうひとり、珍しい声を聞きました。その方もテナーなのですが、発声が、SP時代の昔のテノール歌手のような発声なのです。つまり、音源で聞く、カルーソーやジーリーのような声なのです。

 …ですから、歌は上手いっちゃあ上手いです。でも、笑っちゃいました。ほんと、音源みたいな声なんだもの。おそらく、カルーソーやジーリーや、あの時代のテナーがお好きな方なのでしょうね。で、あの頃のテナーのモノマネをしていたら、偶然、あんな声になってしまったのかもしれません。だとしたら、愛情の勝利ですね。でも、生身の人間の声とは…ちょっと違うかも。

 でもでも、今時、ああいう声色で歌う人、いませんから。面白いです。

 本当に珍しい声を二人も聞いちゃいました。

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2016年7月 3日 (日)

我々は二度と衆愚政治に落ちてはいけない!

 イギリスが国民投票の結果、EUから離脱することに決まった事は、皆さんもご承知のとおりだと思います。イギリス人ってやつはもう…と言いたい気分ですが、これも彼らの選択ですから、それはそれで尊重して、我々はなるべく対岸の火事の火の粉を避けるように行動していければ良いなあと思います。

 これから、おそらくリーマン・ショック並の大不況がやってくると思いますが、先日のサミットにやってきた、世界の首脳の中で、これを読んでいたのは日本国の首相だけだったわけで、今更ながらに、安倍さん&彼のブレインの皆さんには敬服いたします。ま、偶然かもしれないけれどね(笑)。

 さて、そんなEU離脱を決めちゃったイギリスですが、結果はかなりの僅差だったわけで、いわゆる残留派の人たちからは怨嗟の声が聞こえるわけですが、勝利した離脱派の人たちは喜んでいるのかというと、どうもそうではないようなのです。

 まずは投票前に離脱派の政治家たちが「イギリスがEUから離脱したら、こんなに良いことがあるよ」と人々に向かって言ってたことの大半が実現不可能であったり、嘘だった事が(今更?)分かって、離脱派に投票した人たちがガッカリしているそうです。まあ、離脱派には革新系の政治家さんたちが多く、彼らは、政治の実務経験が少なく、机上でモノを考えがちな方が多く(悪気はなかったのかもしれないけれど)彼らの信念って奴は、結果として嘘になっちゃう事が多いから、気をつけないといけないのに、それが見抜けなかった人が多かったというわけで、まんまと離脱派に騙された…とも言えます。

 一方、残留派(保守系の政治家さんが多かったそうです)は宣伝が下手で、うまく民衆をリードできなかったのが痛かったようだし、残留派からすれば、どう考えてもEUを離脱して良いことなんて無いのだから、国民投票をすれば、自分たちが勝てると思っていたフシがあるみたいです。確かに経済問題等を大局的な視野で考えれば、EUを離脱したって、良いことなんて1つもないのは分かりきった事だけれど、残留派の人々は、自分たちの足元に広がっている移民問題を軽く考えすぎていたんだろうと思います。イギリス国民は彼らが思っている以上に、愛国心があるし、イギリス人であることにプライドを持っていたし、移民を憎んでいたわけで、そこを勘定できなかったために、足をすくわれたんだろうなあ…って私は思います。

 イギリスの一般の人々も、事前の報道などで、残留派が勝ちそうだという盛んに伝えられていたから…きっと残留になるに違いない。だったら、自分も本当は残留がいいと思っていたけれど、これが良いチャンスだから、保守系の政治家にお灸をすえるつもりで離脱に投票してやるんだ!…と考えて、離脱に投票したら、そんな人たちが多くて、本当に離脱になって困った!…らしいのです。残留を希望しているのに、なぜ離脱に投票するの? いやあ、イギリス人って奴らも中々複雑な連中のようです。ほんと、なにやっているんだか?

 私が思うに、今回のイギリスの国民投票は、民主主義の悪い面が出てしまったのかもしれません。きちんとした判断が出来ず、そのためにマスコミの扇動などに踊らされ、うっかり面白そうな方に投票してしまった…いわば無責任な浮動票って奴に国の大切な決定が託されてしまったわけで、いわゆる“衆愚政治”となってしまったと論評している人もいます。

 全く他人事ではありません。日本だって、2009年に、自民党にお灸をすえるつもりで民主党に政権取らせたら、こんなざまですよ。福島原発事故は、当時の民主党の首相による人災ですよ? 消費税増税だって民主党政権時代に決めちゃったわけだし、国債をバンバン発行して、政府の借金を増やしたのも彼らだし、科学技術振興費用を大幅削減して日本の基礎科学研究機関の多くを潰し、口蹄疫発生の時には全く動かず日本の畜産界に大打撃を与えたわけで、あの時の負の遺産が今もなお我々の生活を苦しめているわけです。民主党政権時代に生活保護世帯が急増し、今もなお減らなかったりするわけで、今の時代、彼らが政権を取る前よりも悪い世の中になっています。まさに、日本も衆愚政治だったわけです。

 そしてあの時の民主党は、今では民進党と名前を変えて、今度は共産党と手を組んで、政権交代を狙っています。次は共産党政権ですか?

 共産党は正規な政党ではありますが、同時に破壊活動防止法(いわゆる破防法)の調査対象の団体でもあります。これが何を意味するかは、各自でググってくださいませ。ちなみに、あのオウム真理教ですら、破防法を適用するほど危険ではないと判断されています。あのオウム真理教が…ですよ。日本共産党は、オウム真理教よりも危険…と考えている人たちがいるわけで、そういう人たちに日本の…と言うか、我々の子どもたちの未来を渡してしまおうとする民進党って、大丈夫なの?

 もう二度と衆愚政治に落ちてはいけない。私はそう考えます。

 政治は高度に困難な仕事なので、実務経験豊かなプロの方々に任せるべきだ…私はそう思います。政治家と名乗っていても、政治の実務には、これっぽっちも携わった事のない、素人政治家が日本には多すぎるんですよ。そういう人たちって、キレイ事しか言わないし、キレイ事は耳に心地よいけれど、実際の政治って、汚れ仕事だし、キレイ事だけじゃ済まないんですよ。そこんところを我々も、そろそろ理解しても良い頃だと思います。

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2016年7月 2日 (土)

ヤヨイの行動が目に余ります

 実にヤヨイの行動が目に余ります。何の行動かと言うと…例の「お尻をなめさせてくれ」という行動です。とにかく、ヒドいのです。

 ターゲットになるのは、黒出目金のミドリである事が多いのですが、たまに素赤琉金のシズカもターゲットになります。丹頂のエナとか、素赤オランダのミカンなどは、あまりターゲットにはなりません。ヤヨイ自身が東錦と三色琉金の中間みたいな感じの子で、シルエット的には琉金タイプなので、狙っているのも琉金タイプの子に限られるのかもしれません。

 どれくらいヒドいのかと言うと、単純に逃げる子を追いかけて、お尻をなめつづけるだけではなく、水面まで追い込んで、下から持ち上げて、逃げる子を水の上に突き出してしまったり、水槽の隅まで追い込んだかと思えば、そのまま、お尻だけでなく、体側とか頭部とか、とにかくやたらめったらと、突っつきまくったりするのです。

 まるで盛りのついたオスのようです。実際に、盛った金魚のオスはヤヨイのような行動を取ります。で、しばしば激しく追いかけて、相手のメスを殺してしまいます。それくらい、金魚の求愛行動というのは激しいし、その姿に似つかわしくないほどに、野蛮でワイルドなのです。

 ヤヨイがオスなら、そんな行動も理解するのですが…ヤヨイって、たぶん、メスなんですよ。まあ、金魚の雌雄を見分けるのは難しいので、確実にメスなのかと言われるとひるみますが、たぶん、ヤヨイはメスです。それどころか、今の我が家にいる子たちは、皆メスだと思うのです。ですから、ヤヨイの行動は、求愛行動とは違うんだろうと思ってます。

 では、なわばり行動? いや、普段の金魚たちは、魚類にしては珍しいくらいに仲が良くて(文字通り)頬を寄せて暮らしているくらいですから、なわばり行動とも違うんだろうなあ…って思ってます。

 では何か? 私が思うに、おそらく遊んでいるのではないかと思うのです。あるいはふざけている? 悪ふざけをしている? そのあたりの行動ではないかと思うのです。

 まず魚類は遊ぶのかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、遊びますよ。ドジョウは、よく狭い所に挟まって遊んでいます。メダカは、水流に逆らって泳ぐ遊びをしばしばしています。金魚は…以前飼っていた子たちはあまり遊びませんでしたか、それでもたまに、水底の砂利を活性炭の網やオブジェの天井に積み上げる遊びなどの、おとなし目の遊びをやっていましたが、今の子たちは、尻なめという激しい遊びを覚えてしまったようです。

 これが遊びだと思うその他の理由として、いつもいつもヤヨイが他の子のお尻をなめまわしているのかと言うと、そうではなくて、時折はヤヨイが他の子にお尻をなめられている時もあるからです。だから、求愛行動とは違うと思うわけです。

 問題は、他の子はともかく、ヤヨイは遊びの加減を知らなくて、ついつい激しすぎてしまうのが困った点なのです。尻なめ遊びにしても、他の子のように、適当なところで相手を解放してあげればいいのに、ヤヨイときたら、相手を徹底的に追いかけてしまうのです。つまり、しつこすぎるわけです。とは言え、本当の盛ったオスほどの激しさはありません。

 でもね、あれじゃあ、相手の子の体力がもちません。ヤヨイ自身だって、ヘトヘトになるはずです。これから真夏を迎えるというのに、無駄な体力ばかり使っていると(マジで)死んじゃうというのに、ほんと、お構いなしなんですよ、この連中。

 ああ、心配です…でも、これが原因で、誰かが死んじゃったとしても仕方ないと覚悟は決めています。我が家の水槽は、弱肉強食をモットーにしています。強い子だけが生き残るのです。だから、飼い主としては、水槽の中の出来事を注視はしていますが、よほどの事がない限り、介入しません。あくまでも、水槽の中の事は、水槽の中で解決してほしい…と思ってます。

 それにしても、ほんと、ヤヨイの行動は目に余るのですよ。

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2016年7月 1日 (金)

フルートで高いEを出すには…

 タイトルは検索しやすいようにしておきました(笑)。

 私がフルートの初心者だった頃、何に一番悩んでいたのか…と考えてみました。私の場合、最初っから音を出すのは問題なかったし、リコーダーが得意だったから、指使いで悩んだ事は無いし、息が足りないとかも感じなかったし、三点支持とかもあんまり悩まなかった。まあ指が快速に動かないのは今でも同じだし…と考えると、やっぱり高いEの発音かな?って思うわけです。

 タンギングが下手とか、スラーとスタッカートの区別が苦手とか…そういう悩みは、もう少ししてから出てきたわけで、やっぱり初心者の頃の最大の悩みは、高いEの発音だったかもしれないです。

 でも、今は、楽勝で高いEなんて吹いちゃってます。もちろん、私のフルートにはEメカなどという高級オプションは付いてません。普通のノーオプションのリング式インラインのフルートでございます。だからこそ、初心者の頃は、高いE(とFis)に苦労したわけなんですけれど…ね。

 「フルート演奏に関する、たいていの困難は、練習しているうちに自然と解決します」

 …と言いたいのですが、高いEに関しては、そうではなかったです(笑)。結構、私、特訓しました。だって、当時は、何をどうやっても、うまく出なかったし、レッスンでもさんざんやったけれど、なかなかどうして、難しかったのですよ。

 一時は「このまま一生高いEが出なかったら、どうしよう?」と思わないでもないくらいに、苦手意識があったわけです。

 …まあ、そんな馬鹿な事はないわけだし、誰でも彼でも皆、フルートを吹いている人で、そこそこキャリアのある人は、高いEの発音なんてクリアしているわけだし、結論から言えば、高いEなんて、必ず誰でもできるものなんですが…当時はそんなふうには思えなかったわけです。

 「Eメカって、後付できないのかな」 そんな事も考えたことあります。それだけ真剣に悩んでいたわけです。

 そこで私は問題解決のために、2つの事をしました。1つは努力、もう1つはフルートの改造です。

 まずは、努力の話から。トレバー・ワイのフルート教本というのがあります。私が持っているのは旧版の教本でして、その第1巻の「音作り」を使いました。

 一応、リンクは現役である新版のものを貼らせていただきました…が、高いねえ。4104円? この値段だと、ちょっと購入に勇気がいるねえ…。だって私が購入した旧版は、1500円だったよ。だから、新版って倍以上の価格設定になっているんだよね…。翻訳者を変えて、おまけCDを付けたとは言え、かなり強気な価格設定だなあ…。

 と愚痴はさておき、私が使ったのは、この教本のほぼ真ん中にある「小僧らしい“やっかいもの” 高音のEとFis」というコーナーです。あまり良いタイトルとは思えないで、おそらく新版だと訳が変わっているでしょうが、とにかく高いEの発音に関するコーナーです。ちなみに、3ページしかありません(笑)。

 詳しくは、トレバー・ワイの教本を見ていただくとして、練習のポイントは2つでした。1つは高いEとFisをまたいで発音するフレーズを丁寧に発音していく事。もう1つは、ハーモニックスの練習をする事。この2つでした。これで私は高いEを短期間で克服できました。

 特に効果的だったのは、ハーモニックスの練習でしたが、今思うと、別にハーモニックスを吹くことが課題だったのではなく、ハーモニックスを発音する事で、高いEの発音に必要な“速くて細い息”を獲得することが課題だったのではないかと思います。

 そう“速くて細い息”はハーモニクスでは必須ですが、実は高いEを吹く時にも必須…というか、これができないと、高いEは発音できないんですね。でも、普通にフレーズ練習をしていても“速くて細い息”でフルートを吹く事なんて、身に付けられないから、あえてハーモニックスの練習を取り入れたのだと思います。

 トレバー・ワイって、やっぱりスゴイね。

 この“速くて細い息”を獲得するために必要なのは、息の支えと適切なアンブシュアですね。息の支えは、一度に大量の息が出ないように…と、つまり、常に一定量の息を同じ息圧で吐き続けるために必要です。アンブシュアは…これが一番肝心かもしれないけれど…クチビルを力む事なく(ここがポイント)、細い糸のような息が吐き出せるようにな形を維持する事…です。なぜ力んではいけないのか…と言うと、高いEだからと言って、特別な事をしないようにするためです。

 結局、フルートって“細い息”で吹かないといけないのですよ。で、音程に合わせて息の速さをコントロールしていくわけです。だから、高音は“速くて細い息”で吹くわけだし、逆に低音は“遅くて細い息”で吹くのです。もっとも“遅くて”と言っても“遅くて力強い息”なんですけれどね。

 閑話休題。つまり、高いEだからと言って、いちいち特別な事をしていたら、フルートの演奏なんて、出来るわけないのだから、高いEは、その他の第三オクターブの音と同じ吹き方で吹けないといけないのです。だから、特別な事をしないために、クチビルは脱力なんですね。つまり、自然体でないと使い物にならないって事です。

 結論から言っちゃうと、高いEを出すための特別な事なんて、本当は無いのです。フルートの発音が上達すれば、自然と高いEの発声ができる…はずなんです。まあ、私は、それが自然に獲得できなくて、ハーモニックスの練習を経由して獲得したわけなんですが(汗)。

 まあ、と言うわけで、高いEの発音に悩んでいる初心者諸君は…まあ、頑張り給え(なぜか、ここだけ上から目線:笑)。

 ちなみに、私、フルートの改造もしたよ…ってか、してもらったよ。「このフルートは、高いEが出づらいです」とアルタスの某会長(笑)に直接クレームをつけたら、その場で改造してくれました。何をやってもらったのかと言うと、Aisのトーンホールにコルク貼ってもらい、トーンホール自体の面積を2/3程度に小さくしてもらいました。まあ、仕組み的には、サンキョウのニューEメカと同じです。

 高いEの標準運指だと、Aisのトーンホールが開いてしまうのですが、これが高いEの発音を困難にしているわけです。Eメカを付けると、このAisのトーンホールが開かなくなるのです。ですから、高いEの発音時に、Aisのトーンホールを閉じられる事が理想なのですが、たとえ閉じられなくても、トーンホールの面積が狭くなればなるほど、高いEは出しやすくなるわけですね。

 この改造には、とても助けられました(感謝)。

 でも、今の私のフルートには、この改造跡はありません。実はオーバーホールに出したら、会長のコルク、取られちゃいました(笑)。でも、しばらくは、コルクが取られちゃった事すら気づきませんでした。結局、ある程度フルート演奏に慣れてくれば、高いEの発音には、Eメカも、ニューEメカも不要になってしまうって事なんだろうと思います。

 よく「高いEを弱音で吹くためには、Eメカが必要である」という記述をネットでは見かけますし、おそらく初心者的にはそうなんだろうと思います。でも“速くて細い息”が吐けるようになったら、高いEを弱音で吹くことも可能ですよ。と言うのも“速くて細い息”には“速くて細くて強い息”から“速くて細くて弱い息”までのバリエーションがあるわけで、高いEを弱音で吹くために必要な“速くて細くて弱い息”を習得すれば、特に問題はないし、その習得は…それこそフルートを練習していれば、自然と身につきます(えっへん)!

 という訳で、ございます。

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