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2016年4月14日 (木)

歌声と話し声

 歌声と話し声は、同じなのか違うのかと尋ねられれば、そりゃあ違うわけです。だって、この両者が同じならば『歌声』『話し声』などという言葉そのものが、作られなかったわけですからね。ですから、日本古来から、歌声と話し声は違っていたわけです。

 ただ「歌声と話し声は、どう違うの」と尋ねられた場合は、そこで想定されている音楽の種類によって返答が変わってくると思います。少なくとも、いわゆる純邦楽とポピュラー音楽と西洋古典音楽では、それぞれ大きく違うし、それらの中にも雑多な音楽があって、それらはそれぞれに違うからです。

 歌声と話し声はどう違うのかは、音楽のジャンルによって違いますが、とにかく歌声と話し声は全く違うという事だけは事実です。

 いわゆる“音痴”と呼ばれる人にも、色々なタイプがあります。音程が取れない人やリズムが取れない人は音痴ですが、世の中には音程もリズムも結構正しいのに“音痴”と呼ばれる人がいて、そういう人の歌をよくよく聞いていると、話し声で歌っているタイプの人だったりするわけです。

 閑話休題。私はクラシック声楽を学んでいるので、音楽ジャンルをクラシック声楽と、その派生音楽(唱歌とか合唱とかクラシッククロスオーヴァーとか)に限定して書きたいと思います。

 歌声と話し声の違いは…まずは発声するという意識の有無の違いかな? 話し声って、割と楽にしゃべるじゃないですか? 特に何も考えずに声を出しているわけで、別に「さあ、今から話すぞ!」と決意して話し始める事って、特別な場合だけで、普段は話し始める意識すら脳裏に浮かばないまま、話し始めるわけです。ある意味、それって、とても自然な事だと思います。

 でも歌声って、そんなに自然じゃないです。少なくとも、大きな声で歌わないといけないし、声の高さも音程という縛りがあって、その音程に合わせて歌わなきゃいけないし、もちろん、声そのものも美しくないといけません。これらを同時に満たした上で、大なり小なり「さあ、今から歌うぞ」と決意して歌い出すのが普通なわけで、それを何の決意も決心もなく、息をするように自然体に歌える人がいたら…その人は天才だと思います。

 まったくのフリーダムな状態で発声される話し声と、色々と条件を満たさないといけない歌声では、発声方法が自ずと変わってきて当たり前だと思います。

 歌声の場合、発声そのものが話し声とは違ってくるのは当たり前として、ではどうやって変えていくのか。ここに『正しい発声方法』と『間違った発声方法』があるわけです。

 たとえば、歌声は話し声よりも音量を増さないといけません。ではどうやって音量を増していくのか? 割りと簡単に実行されがちなのが『息を力強く大量に素早く送って、それを声に変換していく』というやり方。つまり、話し声における大声の出し方です。

 話し声における大声って、ある一線を超えると、怒鳴り声とか叫び声になりますが…これって歌声とは明らかに別物ですね。でも、市民合唱団などに行くと、怒鳴り声とか叫び声で歌っている方が、大勢いらっしゃいます。特に正しいと言われる発声方法を教えられずに「もっと大きな声で歌って!」と言われれば、普通はこうなりますよね。でも、この発声方法は、クラシック声楽的には間違いですね。

 ではどうやって音量を増すのかと言えば、単純な話で『口の中を大きく開いて歌う』事で対応します。つまり、声の音量と口腔内の容量が比例関係にある事を利用して音量増大に対応していくわけです。もちろん、息も力強く送る必要はありますが、それが怒鳴り声や叫び声にならない程度までしか強めに送りません。

 音程とかリズムに関しては、訓練して身に付けるしかないわけです。でも、音程やリズムを正しく歌えるのが歌声であり、話し声はそういったものに捕らわれないものです。

 美しい声で歌うのが歌声ですが…声の美しさもなかなか難しいものです。健康な声が美しいのは論を待ちません。しわがれていたり、かすんでいたり…という音声障害を持った声は、クラシック声楽では美しいと言われません(ポピュラー音楽では、個性的な歌声として重宝されますが…)。

 響きの豊かな声が美しいとされますが、響きの豊かな声…と言われても、簡単にはイメージできませんよね。私が思う“響きの豊かな声”とは、耳あたりの良い声、かな? つまり、尖った声ではなくて丸い声であり、ひらべったい声ではなくヨソ行きの声であり、日本人っぽい声でなく外人っぽい声の事です(多少の偏見はご勘弁を)。

 ですから、話し声と歌声の違いと言うなら、自然なままの声が話し声であり、歌声は、ちょっと気取ってカッコつけた声って言えるかな~って思ってます。

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発声法のエッセイ」カテゴリの記事

コメント

オペラ歌手の方って、話し声もいいですよね。私の知人もいい声だな!って思っていたら、第九の合唱に入っていたりされていました。そういうものですか?!羨ましい感じがします。

うさぎさん

 オペラ歌手の方々は、職業を隠せませんって。皆さん、ほぼ例外なく、声が美しくて、おまけに大声でよく通ります(笑)。まあ、彼らは声が楽器ですからね。仕方ないです。

 かく言う私も、プロの方々ほどではありませんが、歌が上達するに従って、話し声の方も良い方向に転がってきてます。歌声と話し声は、違うモノだけれど、地続きだなって感じます。

>私の知人もいい声だな!って思っていたら、第九の合唱に入っていたりされていました。

 そうそう、合唱の人にも良い声の方、多いですよね。特に、声を張り上げたり叫んだりしないタイプの方(つまり、私jとは真逆なタイプの方)は、声が美しい方が多いです。

 合唱をやっていた頃の私は、今思うと、声がダメなのに、やたらと大声で、おまけに音程まで甘々だったんだなあ…って思います。

話し声と歌声のしくみ、本当に不思議。。
リリコソプラノやもっと重い人は話し声、少しハスキーな人、多いよね。もっと重い?とメゾソプラノだけど、メゾさん、話し声ならあまりソプラノとわからない。そう、あまりハスキーじゃないんですよ、というか、ハスキーではない!それはなぜかしら?で、ハイソプラノはまた話し声が甲高いかというと、全く普通ね、アニメみたいな高い声じゃないんですよ、これまた。どうなってるんだかね!アルトはアルトって感じの少し落ち着いた声ね、アルトさんは特にギャップはございません(笑)そして、アルトは希少です。本当のアルトは日本人、あまりいないらしいよ〜。声楽のアルトは合唱でいうところのアルトとは違うからね(笑)

私は話す声は愛猫へと夫へは別人です。仕方ないです。
方や、赤ちゃん、方や、おっさんですから。
前者へはdolcissimo,後者へはmaestosoにです。
…失礼しましたm(__)m

初めて私の歌を聞いたオペラ初体験の友人に依ると、話し声は高音なのに歌は以外だったとのコメントでした。

最近体、特に、腹筋背筋かなり使ってる結果かな~と気をよくしてます☺

で、自分の話し声って改めて言われると考えちゃいましたよ。

一時期バレエ呼吸法にはまってしまい苦労してました!

アデーレさん

 話し声と歌声の関係は難しいですね。よく合唱団では、話し声を聞いて、それでパートを決めるところがあるそうですが、そんなのでよく声が分かるなあ…と私は感心してしまいます。

 ハスキーな声の人って、発声に無理をしているんですよ。人は無理して、自分の出せる範囲外の声を出し続けていると、声がしわがれてきます。つまり、ハスキーになるわけです。リリコやもっと声が重い人にハスキーな声の人が多いなら、本来は軽い声なのに、無理して重い声で歌っていると推測されます。あるいは、本当はもっと重くて低い声なのに、頑張って高い声で歌っているからハスキーになってしまったのかもしれません。まあ、どちらにせよ、自分の本来の声でない声で歌い続ければ、ハスキーになり、続けていると、それが固定して、もうきれいで澄んだ声で歌えなくなります。怖いですね。

>本当のアルトは日本人、あまりいないらしいよ〜。

 体格の問題があるようです。背が低いという事もありますが、顔もカラダも平べったいので、日本人はアルトにはなれない…という説もあります。アルトの人は、上にも横にも前にも後ろにも、骨がズドーンとしていないといけないそうですからね。骨太美人じゃないと、低音歌手はできないのです。

wasabinさん

 普通は自分がどんな声で話しているかなんて、知りませんよね(笑)。

 歌声なら、発表会などの録音で聞けますが、普段の話し声はなかなか…。私は以前、自分の普段の話し声を録音されたものを聞いたら、息子くんにそっくりだったので、愕然としました。まさか、あんな声で話していたなんて…。大ショックです。しかし、そんな息子くんは、今やバス歌手ですから、話し声と歌声の関係なんて、分からないものです。

>一時期バレエ呼吸法にはまってしまい苦労してました!

 呼吸法って、分野分野で微妙に違うんですよね。私も、フルートと声楽の腹式呼吸の違いに悩んでいた時機もありました(今は自分の中できちんと住み分けているので大丈夫です)。

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