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2016年4月28日 (木)

カラオケは微調整が必要

 私は譜読みが苦手です。全く出来ないわけじゃないし、譜面がきちんと読めるようになるための訓練を、ただ今現在、フルートのH先生の元で受けておりますが、とにかく私の譜面を読む速度ときたら、牛歩の歩みの如しで、楽譜を見ても正しい音程が頭の中に思い浮かばないのはもちろん、ちょっと複雑なリズムの曲とかになると、もうお手上げだったりします。

 まあ、今は譜面が読めなくても、YouTubeもあれば、CDとかもあるので、声楽の曲であれ、フルート曲であれ、その手の音源を聞きながら譜面をサラえば何とかはなります。しかし、音源って奴は、演奏者の解釈がすでに入り込んでいるわけで、その解釈までマネしたら、そりゃあ単なるコピーになっちゃってマズイわけです。

 また、それらの音源を伴奏に使って練習をする事も可能ですが、音源には当然、私が演奏すべきメロディが入っているわけで、いつもいつも正しいメロディに乗っかって練習していたら、自力でメロディを演奏できるようになかなかならないわけです。

 そんなわけで、私は、歌であれ、フルートであれ、音源はあくまでも参考にとどめて、実際には、自分用のカラオケを作成して音楽の練習をしています。

 ちなみに私の場合は、カワイのスコアメーカーというソフトを使ってカラオケを作成しています。なかなか便利なソフトですよ。

 この手のソフトの世界標準ソフト言えば、かの有名な“フィナーレ”ですね。なぜ、私がフィナーレを使っていないのかと言うと…私が使い始めた頃のフィナーレって、楽譜清書ソフトであって、カラオケ作成機能が貧弱で、とてもカラオケ作成の用途に使えなかったからです。今のフィナーレは、カラオケ作成の機能も強化されて、それなりに使えるそうですが、私はすっかりカワイのスコアメーカーに慣れてしまったため、いまさら引っ越しする必要も感じていないので、ずっとこれを使ってます。今でも、紙の楽譜からカラオケを作るなら、このソフトがベストなんじゃないかなって思ってます。

 さて、自分用のカラオケを作成して…と書きましたが、譜面をデジタル化する作業は、いつも妻に頼んでいます(感謝しています)。で、妻がデジタル化してくれた譜面データは、ただのスッピンデーターですから、これを実際に自分自身で微調整していくわけです。と言うのも、ただのスッピンデーターのままでは、譜面をデジタル化しただけに過ぎず、そのままではカラオケとして、全然使えないんです。

 まず…と言うか、一番キモになるのは、テンポ設定です。一応、楽譜には作曲家が指定したテンポが書かれていますが、このテンポ設定が、実際の演奏のテンポとは違っていたりする事はままあります。

 おそらく、作曲家としては、そのテンポで演奏してもらいたいのでしょうが、歴代の演奏家たちが、その曲の魅力を最大限に引き出して演奏してきた歴史があって、その歴史的なテンポを私も採用したいと思っているので、楽譜に書いたとおりのテンポでは、明らかに速すぎたり遅すぎたりする曲がたくさんあります。ですから、まずは基本テンポの設定から見直します

 次に、とりわけクラシック曲の場合は顕著ですが、演奏中に曲のテンポが変わるという事は、常にあります。よく見られるのがリタルダンドですが、これもどのタイミングでどのくらいずつ遅くしていくべきなのか…単純にデジタルデータに“rit”と書いて、パソコン任せにするのではなく、自分で細かくテンポ設定した方が使えます。

 それに、通常のクラシック曲の場合、楽譜には記載されていないけれど、慣習的にテンポを変更する箇所も多々あるし、音符の長さだって、いつも均等とは限らないわけです。そういう、演奏の揺れのような部分も、微調整してあげないと、うまくカラオケになってくれません。

 …って言うか、テンポを細かく微調整したデータは、本当に練習がしやすくなります。昔「コンピューターが演奏した音楽なんて、音楽じゃない」とか言ってた人がたくさんいましたが、それはその通りだと私も思います。微調整をしていない、機械的な、きちんとした正しい一定間隔のテンポで演奏された音楽は、楽譜を音にしただけであって、いわゆる“音楽”ではないかもしれません。音楽って、人間が演奏をする事が前提になって作曲されているわけだから、演奏には人間的な要素…今流行の言葉で言えば、“ゆらぎ”と“か“タメ”とか“ノリ”とかが必要なんだと思います。ですから、それらを細かくデジタルデータに付加してやらないと、音楽にはならないのだと思います。

 あと、フルートの練習では問題にはなりませんが、歌の練習で使う時は、歌のパートは特定の楽器に置き換えてカラオケを作成しています。

 私の場合、テノールはクラリネット、ソプラノはフルートです。バスとかバリトンはチェロとかダブルベースで、メゾやアルトはオルガンの音色を使う事が多いです。別にこれには意味は特になくて、単なる私の趣味ですが、自分の中では、割りと統一されています。

 本来、歌のカラオケを作る場合、歌のパートは初音ミクなどのボーカロイドを使って、実際に歌わせてみるのが良いかもしれませんが、私はそこまで凝っている時間がないし、私がコンピューターミュージックで遊んでいた頃は、まだボーカロイドが実用化される前だったので、今でも昔風に、歌は楽器に置き換えて使用しているわけです。

 そして練習でも、まだまだメロディが頭に入っていない段階では、メロディを再生しながら練習をし、だいたいメロディが頭に入ったら、メロディの部分を消音して、マイナスワン音源として使ってます。

 データを使ってカラオケ練習をすると、自分ができない部分だけを何度も気兼ねなく繰り返して練習できるのがいいですね。他人に伴奏を頼んで練習すると、時間の制限もあるし、あまり繰り返してしまうと、なんか遠慮してしまうからね。その点、カラオケなら気を使う必要もないです。

 あと、伴奏無しで、常に独奏とか独唱とかで練習していると、演奏中のテンポ感覚や和声感覚が掴めないので、あまりよろしくないと思います。

 今、練習しているボエームなどの場合は、他の歌手のパートもデータに入っているので、アンサンブルの練習も一人で出来るのが良いですね。

 自分用のカラオケを使い慣れてくると、楽譜に付いてくる出来合いの模範演奏とかカラオケとかが使いづらくなってきます。まあ、これは所詮、汎用品と専用品の違いって奴でしょうね。自分で微調整したカラオケに勝る練習用音源なんて、この世にはないのです。
 とにかく、カラオケを使って練習するなら、微調整が必要って話です。

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