ひとこと

  •  梅雨があけました! いよいよ夏です! 毎日…暑くなるんだろうなあ…、カラダ、もつかな(涙)。
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2016年4月 4日 (月)

メトのライブビューイングで「マノン・レスコー」を見てきました

 いやあ、これがとても良かったのです。ほんと、すごく良かったのです。まさに、演出&配役の勝利だと思いました。メトロポリタンオペラの演出は、通の方々には昔から評判が悪い演出が多いのですが、私から見れば、分かりやすく理解しやすく、ある意味、通俗的ですらありますが、私を含めた一般のオペラファンにとっては、なかなか小気味良い演出が多くて好感が持てます。

 今回の新演出、ほんと良い演出だと思いました。

 私、今までも何度も「マノン・レスコー」というオペラを(DVDなどで)見てきました。悪いオペラではない…程度にしか思っていませんでした。残念な事に“心を奪われるようなオペラではない”と思っていましたし、プッチーニの作品の中では、ちょっと小粒なオペラなんじゃないの?とすら思ってました。

 ごめんなさい、プッチーニ様。私が間違えておりました。

 考えてみれば「マノン・レスコー」というオペラは、プッチーニの名前を世界に轟かせた最初のオペラなんです。いわば、彼の実質的なデビュー曲が「マノン・レスコー」なわけで「マノン・レスコー」の大成功があったから、その余波で「ラ・ボエーム」も成功したわけで「ラ・ボエーム」の成功があったから「トスカ」も成功したわけです。

 そう言ったわけで、プッチーニの才能の鏑矢的なオペラなんですから「マノン・レスコー」が悪いはずがないのです。いや、とびっきり素晴らしくて当然なんです。それを今まで「たいしたことないオペラ」だとしか思えなかった私の目が曇っていただけなんです。

 なぜ私が今までの「マノン・レスコー」の演奏を評価できなかったのか? それは話がチンプンカンプンだったからです。プッチーニの時代、このオペラの原作小説はベストセラーだったので、誰もが物語を知っていたので、オペラではストーリーの説明をほとんどせずに、場面描写と心理描写に力をいれてオペラを作ったわけです。

 でも、21世紀の日本人である我々には「マノン・レスコー」の原作小説なんて知らないわけです。知らない物語の、抜粋された場面で構成されたオペラを見ても、そりゃあ楽しめないよね。

 おそらく、その状況はメトのお客さんたちだって同じなのかもしれません。21世紀の一般的なアメリカ人にとっては、我々同様に「マノン・レスコー」の原作小説なんて、馴染みのないものなのかもしれません。

 だから、今回の新演出では、それを我々に分かりやすく、噛み砕いてくれたんだと思います。時代設定を18世紀から20世紀中頃に変更したのは、時代劇的な余計な情報を排除して、物語に集中できるようにしたわけだし、休憩中に入る司会者が、幕と幕の間にあるストーリーを説明してくれたのも良かったし、何より、歌手たちの演技が多弁で、本当に物語を分かりやすくしてくれました。

 物語が分かれば、なぜ彼らが、そんな歌を歌っているのかが分かるわけで、そうするとスッと歌が心に入ってくるわけです。

 「マノン・レスコー」って、全編、ラブソングの塊じゃん。最初から最後まで、ロマンチックなオペラだったんじゃん。これ、オペラ好きには、たまんねーオペラじゃん。…となるわけです。

 いやあ、ほんと、良かったですよ。

 主役を歌ったソプラノのクリスティーヌ・オポライスが、めっちゃ美人なんですよ。オペラ歌手で、あれだけの美人さんはなかなかいないです。マノンって女性は、ファムファタールですから、美人じゃないといけないのですが、それを本当の美人が歌うんだから、すごく良いのです。

 ただし、オポライスさん、大女なんですね。そこがちょっと残念でした。相手役のロベルト・アラーニャの身長が173cm(ホントなのかな?)ですが、見た感じ、彼よりも大きかったですからね…。一体、どれくらいの大女なんでしょうね。

 もっとも、身長の件でオポライスに文句を言うのは筋違いなのかもしれません。と言うのも、当初のテノールはヨナス・カウフマンのはずで、アラーニャはあくまでも代役だったからです。カウフマンの身長は…分かりませんが、ステージ写真を見ると、オポライスよりも確実に背が高いので、この2人ならば、絵になるカップルになれたと思います…って、じゃあ、カウフマンの身長って、何センチなんだよって話です。

 カウフマンって、若作り(売れるのが遅かったので若いイメージがありますが、すでに40代後半です)で背が高くて、スマートで、歌も上手ときたら、大人気なのも分かります。そのカウフマンが公演を急にキャンセルしちゃったわけだから、歌劇場は困ったでしょうね。そこで代役が、アラーニャですからね。メトも大したものだと思いました。

 実は、私的には、アラーニャへの交代は、大正義でした。だって、私、カウフマンよりもアラーニャの方が好きだもん。アラーニャの知性を感じさせないバカ系テノール声(これ、褒めているつもりです)が大好きなんです。カウフマンは上手だと思うけれど、声が知的で、私の好みとはちょっと違うんです。

 演出が良くて、ソプラノが美人で、テノールがバカ系の声で…もう、たまんないっす。

 とにかく、今回のメトの「マノン・レスコー」は、なかなか良かったですよん。

おまけ 第四幕の舞台が、砂漠ではなく廃墟でしたが、これも廃墟の方がいいですね。だって、砂漠って、ちっともロマンチックじゃないでしょ?

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コメント

ボエーム関連もあってお忙しい中時間の遣り繰りが上手ですね。

昔、「マノンレスコー」を読みました。
マノンの情婦性を出すか、無邪気な美少女キャラを出すかで、印象、共感度、静の感動か動の感動かに変わる思います。

ご覧になったのはプッチーニのマノンレスコーなので、演出も含めて良かったのではないかな?と思いました。

私はプッチーニのマノンレスコーから一曲習いましたが、馴染みやすかったですね。
マスネのマノンから2曲習い始めましたが、心理描写や情景描写が多く、途中で投げ出した経緯があります~~;

「すとんさんお抱え劇場」的な場所がうらやましいで~す。


wasabinさん

 いやいや、ボエームの勉強と、オペラ鑑賞は別物ですって。いくら仕事や勉強が忙しくても、オペラはきちんと見に行く。それが私です(笑)。

 私、こう見えても、イタリアオペラ以外は、あまり得意ではありません。マスネの「マノン」はアリアを数曲知っている程度で、オペラそのものはよく知らないのです。そのうち、苦手なフランスオペラやドイツオペラもやっつけないといけないなあ…と思っている次第です。

>「すとんさんお抱え劇場」的な場所がうらやましいで~す。

 “お抱え”じゃないですよ。電車に乗って1時間ですから、必ずしも近いとは言えません。ちなみに、歌舞伎映画だと、バスで15分ですから、かなり近いです。普通のロードショーなら、徒歩5分ですから、もっと近い(笑)。

 自宅でDVD鑑賞も悪くないのですが、映画館でオペラを見る、大迫力なんです。生の舞台よりも迫力があって臨場感に溢れる感じなのです。でもやっぱり、生にはかないませんがね。

 来週は、モーツァルトの「ドン・ジョバンニゃ」を生で見ます(笑)。

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