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2016年1月 5日 (火)

素人の発表会でよく耳にする歌曲 その4 「喜ばせてあげて」

 私も発表会で歌った事のある、ベッリーニ作曲の「喜ばせてあげて」です。この曲も、やたらとアマチュアの発表会で聞く曲です。だって、美しいものね。

 私も歌いましたが、この曲は本来ソプラノのために書かれた曲なので、ソプラノで聞いてみましょう。歌っているのは、日本のソプラノの加地早苗氏です。

 ベッリーニという作曲家は、ロマン派の時代の作曲家で、オペラ的に言うと、ベルカントオペラの時代の作曲家で、代表作が「ノルマ」や「清教徒」「夢遊病の女」である事から分かるように、歌手の名人芸を聴かせる曲を多く書いた作曲家で、ベッリーニの作品は「歌うのに難しい」ものが多いのですが、この歌はその中では「優雅な月よ」と双璧の“ベッリーニの中では歌いやすい歌”なのが人気なんだと思います。

 いやあ、ほんと、ベッリーニって、歌うのに難しい曲が多いんですね。でも歌いたい…となると、この曲が選ばれるのだと思います。

 ベッリーニがどれくらい難しいのかと言うと、一般的にはオペラ・アリアよりも歌曲の方が歌いやすい曲が多いのですが、日本で販売されているベッリーニの歌曲集って、ながらく中声版しかなく、原調版がようやく最近になって発売されるようになったというくらいなんです。歌って、キーを下げると難しい曲でも、それなりに難易度が下がるのですが、中声版…つまりキーを下げた版しか、これまでは手に入らなかったという事からも分かる通り、ベッリーニって、歌曲と言えども難しいんですね。当然、ベッリーニのオペラ・アリアなんて、目が飛び出るくらいに難しいんで、日本では楽譜の入手すら、なかなか困難です。ま、普通の“オペラ・アリア集”には、まず入っていないくらいですからね。

 今回の歌詞は、このブログにもたびたびご訪問くださるヴェルヴェッティーノさんのところのモノです。

Ma rendi pur contento
 美しい私のあの女(ひと)の心を
della mia bella il cuore,
 喜ばせてあげてください。
e ti perdono, amore,
 たとえ私の心は楽しまなくとも
se lieto il mio non è.
 愛の神よ、私はあなたを許します

Gli affanni suoi pavento
 彼女の苦しみは私の苦しみよりも
più degli affanni miei,
 もっと気にかかります
perché più vivo in lei
 私は自分のうちに生きている以上に
di quel ch'io vivo in me
 彼女の中に生きているからです

 ブログの記事を書きながら、何度も何度もこの曲を聞いているのですが、ほんと、溜息が出るほどに美しい曲ですね。あと、ソプラノ向けに書かれた歌曲のはず(実際、メロディラインは、ソプラノさんにぴったり)ですが、歌詞の内容は、男性目線の歌詞ですね。なんとも不思議な気がします。

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