ひとこと

  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2015年8月 7日 (金)

なぜ、初心者はアンブシュアに悩むのか?

 それは初心者にとって、適切なアンブシュアを作るのが難しいからです。適切なアンブシュアを作るのが難しいため、初心者はフルートから音を出すのを難しく感じます。まあ、フルートを始めた人って、たいてい、最初の音出しで苦労しますからね。

 私の知り合いのピアニストさんは、音大の副科でフルートを学んだそうだけれど、一学期中は音を出すことでできず、夏休み中も毎日毎日フルートの練習をして(そうしないと副科の単位が取れなかったんだから、仕方ない)ようやく9月になって、ス~ピーって感じで音が出るようになったそうです。音さえ出れば、さすがはピアニストさんですから、なんとかなるわけで、フルートの単位を落とさずに、きちんと卒業したそうです。

 今でもフルートは持っていますが、もう二度とフルートなんて吹きたくないそうです(それくらい、嫌な思い出になってしまったそうです)。それはともかく…。

 彼女はなぜフルートの音を、何ヶ月も出せなかったのか? そして、程度の差こそあれ、同じようにフルートの音出しに苦労する初心者たちが絶えないのか? そこでしょ、問題は。

 ちなみに、私は生まれて初めてフルートを構えて、ぴやっと息を吹き込んだら、ぴいぃぃぃ~と鳴りました。なので、私にはフルートを鳴らせなかったという感覚がないんです。そんな私でも、やはり初心者の頃は、低音はうまく鳴らせなかったし、第三オクターブには苦労しました。優しい中低音は鳴らせても、低音や高音は鳴らせなかったわけですから『フルートを鳴らせなかったという感覚がない』と言って、あまり威張れたものでもなかったりします(汗)。

 で、あれこれ悩んで、行き着いた先は、どうフルートに息を吹き込むべきか…つまり、いわゆるアンブシュア問題に突入してしまったわけです。

 悩みましたよ、私も、いっぱしに(笑)。色々な本を読んだり、ネットをググったりして、アンブシュア研究なんてしてみました…が、その研究が実を結ぶことはなく…私、いつのまにか、アンブシュアはもちろん、フルートの音出しで苦労を感じる事はなくなってしまいました。今苦労しているのは、フルートの音が出るとか出ないとかではなく、どうすれば美しい音を出せるようになるかなんです。

 それはさておき、かつて初心者だった私同様に、アンブシュアに悩んでいる初心者の皆さんは大勢いらっしゃると思いますので、その方々の助けになる事を書いてみたいと思います。

 ええと、まず、アンブシュアに悩んでいらっしゃる皆さんへ。アンブシュア問題は、時間が解決するので、悩まなくていいです。もっと、おおらかに構えていましょう。大切なのは、練習です。とにかく毎日毎日フルートを吹いてください。たぶん、それで解決します。

 私の友人のピアニストさんが長い期間、フルートの音が出なかったのは、今思うに、筋力不足です。ピアニストさんは、腕とか指とかは筋骨隆々な方が多いのですが、呼吸筋とか、表情筋とかをほとんど使わずに暮らしている方、結構いるでしょ? 特に子どもの頃から、ピアノ一筋で、運動もしなけりゃ、ロクに遊びもしなかったような、ピアノ一筋の方々って、案外、普段から呼吸が浅かったり、ピアノの練習三昧で、人付き合いも少ないから、表情筋も未発達だったりするわけです。それらの呼吸筋や表情筋がある程度発達してこないとフルートって吹けないんですよね。たぶん、それが問題。

 私がフルートをピヤっと吹いちゃったのは、逆に言えば、日頃から呼吸筋とか表情筋とかを声楽で鍛えていたから。だから、簡単な中低音程度なら、何の悩みもなく吹いちゃったわけだけれど、低音高音を吹きこなすには、筋力だけでなくテクニックも必要だから、そのテクニックを体得するまでは吹けなかった…そういう事なんです。

 たぶん元凶は、アルテ(笑)。[黄色い]アルテの13ページの中頃に、こんな記述があります。

>クチビルの両端を微笑した時の形(といってもクチビルの両端は上に引き上げず真横か幾分下気味)に横に引く、上下の唇は力を入れずに軽くふれ合っている程度に閉じ、両端だけは息がもれないようにに幾分力をいれるが、唇の中心部は上下共力が入って堅くなってはいけない。(中略)息を出すための穴を作る気持だと、どうしても穴のあき方が厚すぎることになるから、軽く閉じられた上下の唇が、息の圧力によって押し広げられ、息がもれ出したような気持で吹くと薄い形の穴を作ることできる。

 私は最初から音が出た人なので、当該部分を読まずにアルテを学んでしまったわけだけれど…これはダメでしょ。

 『唇を軽く閉じて、息の圧力で唇を押し広げて息を出す?』

 それはすでにフルートが吹ける人が自分の感覚を説明しているだけで、これをやったからと言って、今までフルートが吹けなかった人がフルートを吹けるようになるとは、到底思えません。だって、この通りにやったら、クチビルから出てくる息は、一つにまとまらずに、あっちこっちに散らばるし、ホオもクチビルも力がこもって堅くなってしまうし、それにだいだい息が保たないし、簡単に酸欠になってしまうよ。音だって上ずるし、だいたい苦しい。これはダメだよね。

 じゃあ、どうするか? まずクチビルできちんと穴を作る事。それもクチビルを軽く横に引いた形のままで、クチビルの中央部に穴を開ける事。よく「クチにストローを加えた感じで…」と書かれたブログを見るけれど、たぶん、ストローでは穴、大きすぎます。もっと細い穴が必要でしょう。

 では、どうやってその穴を作るのか…だから練習なんです、筋力なんです。きちんと、クチビルの筋肉が鍛えられてきたら、それくらいの事、何の造作もなく出来るんです。出来ないのは、まだ筋力が不足しているから。だから、初心者はどうあがいたって出来ないんです。だから、とにかく、毎日フルートを吹いて練習して、フルート演奏に必要な筋力を身につけるしかないんです。

 で、クチビルできちんと穴を作れるようになったら、フルートは吹けるのか? そんな虫の良い話はありません。穴は穴です、それ以上でもそれ以下でもないんです。

 次は、せっかく作った穴にどうやって息を通すのか…ここもアルテはマズってます。

 『軽く閉じられた上下の唇が、息の圧力によって押し広げられ…』

 これをやろうと思うと、普通はホオに力が入ります。ホオで息を押してしまいます。それでうまくいくはずないです。

 ホオは脱力です。クチはホオの中で大きく開きます。当然、上歯と下歯は泣き別れです。その状態で、クチビルに小さな穴を開けて息を勢い良く出そうとするなら…当然、お腹から息を出すしかないんです。そうです、ここで腹式呼吸の必要性が生まれてくるんです。でも、初心者の多くは腹式呼吸なんて出来ませんから、ロクにフルート吹けないのです。仕方ないのです。腹式呼吸をきちんとやるためには、やはり筋力が必要です。毎日毎日フルートを吹くことで、フルート演奏に必要な筋力を身につけていけば、自然と腹式呼吸だって身につくわけです。

 というわけで、初心者の方がアンブシュアに悩むのは当然として、その解決には、クチビルと腹筋背筋に筋力がつけば、自然とお悩みも解決する…というわけです。ですから、アンブシュアに悩む時間があったら、まずはフルートを吹くこと。フルート演奏に必要な筋力はフルート演奏でしか身につきませんから。とにかく、がむしゃらに練習すること。それが実は一番の近道だったりします。

 と言うわけで、フルート初心者の皆様。大切な事は、練習です。練習練習練習です。練習を積み重ねて、フルーティストとしてのカラダを作るのが、フルート上達の何よりも近道だったりするわけです。

 というわけで、健闘をお祈りしております。

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フルートのエッセイ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

> 適切なアンブシュア

こちらは、歯並びは矯正したこともなくガタガタです。
黄色いアルテスの1,2巻のレッスンは受けましたが、日本語の解説はマジに読んだことがありません。実はソノリテの解説も某氏翻訳日本語も原文もマジには読んでいません。
その後数十年たって今のところ最後についた元師匠のところで「あなたの吹き方は上唇が少しかぶさってる。上唇の代わりに上歯でもフルートは吹ける。よけいなコントロールをしないで。」みたいな話で終わってしまいました。
ドナルドダック風に唇を外向けに脱力して、息を出した時に唇がブルブルする程度で十分、ということもこのとき教わりました。

かなり前ですが当時のドイツプロオケのフルーティスト(ブラジル出身、数カ国語ペラペラ)がたまたま自分のアマオケに弦とかの方々といらっしゃったことがあって、吹いたあとの歌口が逆三角の跡が残るくらい、と言われたことがあります。この点は歯並びと唇が左右対称でないせいか、全然ダメです。
吹きすぎと以前から言われて、結局あまりかわっていないような感じです。

楽器と体がある程度鳴ってくるようになれば、アンブシュアはあまり大きな問題ではないかも、とあいまいなままです。

tetsuさん

 おそらく、正解はフルーティストの数だけあるんだと思います。つまり「結果オーライなら良し」です。プロのフルーティストたちのアンブシュアを見ても分かる通り、ほんと、人それぞれだし、他人が絶対に真似ちゃいけないような吹き方をしている人もいますしね。キレイに楽器を鳴らせれば、たぶん、それで正解。私はそう思ってます。

 ただ、吹きすぎは…お互い気をつけましょう。フルートって、本当に少しの息があれば、十分になるように作られていますからね。そこに無理やりたくさんの息を入れると…楽器が悲鳴をあげてしまいますから(笑)。

アンブシュア、初心者の頃はずーーっと考えていました。
私は最初の音出しでまずつまづき・・・高音でつまづき(恥ずかしいですが、未だに最高音付近が落ち着きません)・・・してるものだから、いつもいつも悩んでいました。

時がたち、アンブシュアについて悩むことも少なくなってきました。でもそれは自分の吹き方が固まるっていうことなのかなと思ってからは、気が向いた時にあえて全部をひっくり返して組み立て直してます。なんせ、まだまともに吹けない音もありますから、これで固まっちゃったら困るんです・・・( ˘•ω•˘ ).。oஇ収集がつかないままレッスンになってしまうこともありますが。

今思うに、初心者のころのアンブシュアのとらえ方と、ある程度吹ける様になったときのアンブシュアのとらえ方って、似て非なるものかなと感じてます。
最初の頃は虫眼鏡でみるように、唇ばかり気にしてましたが、今はもっと下の部分からの力の動きを含めて考えてるような。どちらにしても、悩ましい問題です。

たまごっちさん

 アンブシュアの問題は、実に悩ましい問題だと思います。

 おそらく、混乱や迷いを引き起こす原因は『自分で自分のクチビルを見ることができない』からじゃないかなって思います。見えないから不安、目で確かめられないから不安…じゃないのかな? 器楽の人って、そういう傾向があるから。

 私は声楽をやっているので、自分の事を自分で確かめられないなんて、当たり前だからね。目で確かめられないのは当然として、耳でも確かめられません。五里霧中の中で、自分の筋肉の感覚と周囲のアドヴァイスを頼りに学んでいくわけで、それと比べると、フルートでアンブシュアが見えなくて確かめられないくらい、どってことないです(笑)。

 まあ、私のケースはレアケースにしておかないといけませんが(爆)。

 でも見えないと、カタチから入れないから、難しいよね。結果オーライと言っても、結局、感覚優先になってしまうけど、真面目な人ほど“感覚優先”って許せないものらしいし。

すとんさんのブログを読ませていただいたあとは、いつもしばらく腕組みして考えちゃうんですが、このアンブシュア問題も腕組みしてしばらく画面を見つめてました。
私はかなり独特かもしれません、普通ではないかもしれませんっていうか、ふつうじゃないです。
私が笛を吹くときの息は、たぶん、ラッパに似てるんじゃないかなあと思います。ずっと前に、トランペット吹きさんとすこし話したことがあるんですが、管楽器の息の作り方、バズィングってのを練習するんだそうで教えていただきました。ミツバチの羽の音みたいなブーンブーンという振動音で、なかなかそれができませんでした。でも、毎日やってると、ブーンブーンって非常に細かい振動音が出せるようになったんです。で、フルートのときは、その振動音が鳴りだす寸前の息を当てると、すごい気持ちよく鳴るんですよね。なので私のアンブシュアは、フルート吹きとしてはかなりイレギュラーな、ラッパタイプ?、なんでしょうか??
バズィングっておもしろいです。ひまでだれもいないとき、ときどき唇をブービー言わせて遊んでます。

だりあさん

 音楽は結果オーライだから、美しい音が楽に出せるなら問題ないです。例えば、昔のフルート名人で言うと、ランパル。あの人のアンブシュアって、絶対におかしい! あれは確実に間違ってます。でも、美しい音が楽に出せているので、問題ないんです。

 バズィング、出来るんですか! そりゃあスゴイ。と言うのも、フルートと金管ってクチビルが両立しないと言います。だから、フルートの現代奏法の中でも、バズィングって、あまりやる人がいないんですよ。

 ちなみに私はフラッタリングが出来ます。巻き舌をしながらフルートを吹くってヤツです。結構、得意技です。でも、クラシックだとその技を披露するチャンスがないので残念です。ジャズだったら、結構使えるテクなんだけれどなあ…。

おはよございます。
そうなんですよ~バズィング、できちゃうんですよcoldsweats01
妙に褒められました。私ってラッパ吹きのサイノウ、あるのかなあ。でもフラッタータンギングはどんなに練習してもできませんしあれは私にはぜったい一生不可能・・・bearingです。得手不得手っておもしろいですね。

だりあさん

>妙に褒められました。

 そりゃあそうですよ、それが出来る人って、少ないはずですから。むしろ、私の得意技であるフラッタリングは、結構出来る人多いですし、プロの録音でもよく耳にします。だって、フルート吹きながら、喉仏をヒコヒコすればいいだけだから(笑)。そうそう、私、グロウルもたまにやりますよ。フルート吹きながら歌っちゃうっていう奏法。一人で和音が出せます(爆)。

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