ひとこと

  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2015年8月21日 (金)

私の好きな歌曲 その10 Dank sei Dir, Herr/主よ、汝に感謝す

 この曲は、少し前まではヘンデルの作曲と見なされ、オラトリオ「エジプトのイスラエル人」の中の一曲であると思われていたようですが、現在ではヘンデルとは関係がなく、ジークフリード・オックス[Siegfried Ochs (1858-1929)]が作曲した事になっています。ヘンデルは、1685年-1759年ですから、全く時代が違います…ってか、それ以前に、オックスって20世紀の人じゃん! 

 オックスは、当時のベルリンでは、とても有名な合唱指揮者だったようです。彼はオペラやオペレッタ、また各種声楽作品の作曲家でもあり「Dank sei Dir, Herr/主よ、汝に感謝す」では、曲だけでなく詩も書いているんだそうです。

 つまりヘンデルとオックスは全くの無関係であり「エジプトのイスラエル人」と「Dank sei Dir, Herr/主よ、汝に感謝す」も全くの無関係である…って事になります。でも、なんで、そんな間違いが生じたんでしょうか?

 実はある日、オックス自身が「世に知られていないヘンデルのアリアを発見しましたよ! “エジプトのイスラエル人”というオラトリオに含まれるアリオーソです。タイトルは“Dank sei Dir, Herr/主よ、汝に感謝す”と言います。とっても、良い曲です。いい曲だから、皆さん、歌ってみて下さいね。今度、楽譜を出版しますから(笑)」と発表して、オックスがこの曲をヘンデルの曲として出版したらしいんですね。で、それがヒットして、今に至るようです。もっとも、出版と言っても、当時の話ですから、ピースで出版したので、今でもヘンデルの「エジプトのイスラエル人」の楽譜には、この曲は入っていません。

 もちろん、この曲は、ヘンデルの失われたアリオーソではなく、オックス自身の作品をヘンデルの作品だと騙って出版したに過ぎません。つまり、この曲はヘンデルの贋作って事になります。なんかなあ…。

 ですので、私が持っているハル・レオナード社(アメリカの楽譜出版社)の楽譜には、この曲はオックスの作曲物として出版されてますが、ネットを見る限り、日本の出版社は未だにヘンデル作曲となっているようです。それどころか、日本では「ヘンデルのダンク」という愛称すらあります。ふう…。

 では、そんな偽ヘンデル君が作曲した歌曲を聞いてみましょう。

 ああ、贋作だろうけれど、やっぱり名曲だ! 私は、この歌、大好きです。

 歌っているのは、ソプラノ歌手、ジェシー・ノーマンです。マツコ・デラックスじゃないよ(笑)。作曲は偽ヘンデル君だけれど、曲そのものは、素朴な感じの曲で、なかなか良いです。でも、明らかにヘンデル風ではないけれどね。

 この手の贋作問題って、当時は結構あったみたいです。有名な例としては「カッチーニのアヴェ・マリア」も「モーツァルトの子守唄」も、カッチーニやモーツァルト作品では無いって事です。この時代は、今の時代と違って、著作権の意識も低いし、無名な作曲家が世に出る方法の一つとして、自分の作品を昔の有名な作曲家の作品だと偽って、発表するってのは、珍しくなかったそうです。もっとも、そんな無名な作曲家が作った作品なんて、クソみたいな作品ばかりだったら、いくら有名な作曲家の名前を借りても、ほとんどは消えてしまったわけだけれど、まれに名曲が残っているから、面倒なんだな。

 歌詞はこんな感じです。今回の歌詞は、以前、よくこのブログに遊びに来てくださったCeciliaさんのブログに掲載されていたものを転載させていだきました。お元気してらっしゃいますか?

Dank sei dir Herr,
 おん身に感謝します、主よ、
Dank sei dir Herr,
 おん身に感謝します、主よ、

Du hast dein Volk
 おん身はおん身の民を
Mit dir geführt,
 おん身とともに、海をこえて
Israel hin durch das Meer.
 イスラエルに導かれました。

Wie eine Herde
 家畜の群れのように
Zog es hindurch,
 民は海を通りこえました、
Herr,deine Hand
 主よ、おん身の手が
Schützte es,
 民を護り、
In deine Güte
 お情深いみ心によって
Gabst du ihm Heil.
 民をお救いくださいました。

Dank sei dir Herr,
 おん身に感謝します、主よ、
Dank sei dir Herr,
 おん身に感謝します、主よ、

Du hast dein Volk
 おん身はおん身の民を
Mit dir geführt,
 おん身とともに、海をこえて
Israel hin durch das Meer.
 イスラエルに導かれました。

 ちなみに、この曲、日本では讃美歌としても有名なんですね。YouTubeにも色々と動画がアップされていたので、ぜひご紹介しようと思ったのですが…教会で歌われている讃美歌の動画だと、どの動画も色々と問題があって、私が見つけた範囲の中では、アップに耐えるものがありませんでした(残念)。そこで、どこの学校かは存じ上げないのですが、某学校(おそらくカトリックの女子高でしょうね)が卒業証書授与式で「感謝の歌」として、この歌の日本語バージョンを歌った動画を見つけましたので、それをアップします。

ああ感謝せん ああ感謝せん
我が神 今日まで 導きませり

げに主は
強き御手もて 我を守りませり

ああ感謝せん ああ感謝せん
我が神 永遠(とわ)へ 導きませり

我が神 今日まで 導きませり

 卒業式をキャンドルサービスで行うなんて、素敵な学校だな。

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コメント

ああ感謝せんのことを調べていたところ,このサイトに行きつきました。私は,愛知県にある聖カピタニオ女子高等学校の教諭をしております。本校の卒業式の動画をアップしていただいてありがとうございます。一つご質問なのですが,日本語の女声三部の楽譜の後ろからの4小節目が不協和音になりとても疑問に感じています。ご存知でしたら教えてください。

田口さん

 この学校は聖カピタニオ女子高等学校の演奏でしたか。卒業式にこんな素敵な讃美歌を歌うなんて、本当にうらやましいです。

>日本語の女声三部の楽譜の後ろからの4小節目が不協和音になりとても疑問に感じています。

 私、別に女声三部の楽譜を持っているわけではありませんし、耳(聴音)なんてカラッキシですから、ちゃんとした事は言えませんが、まず疑うのは楽譜です。楽譜自身が誤っている可能性があります。結構、楽譜って間違っている事があるんですよ。楽譜は正しいのに演奏が???と思われるなら、後ろから4小節目がどのあたりかははっきり分かりませんが、おそらくあの辺りなら、メゾソプラノがうまく和音にはまっていないのかもしれませんね。

 まあ、私に聞くよりも、御校の音楽の先生に聞かれた方が確かですよ。

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