ひとこと

  •  昨今話題のフェイクニュースですが、日本語で言うところの“虚偽報道”であり、簡単に言っちゃえば“デマ”とか“嘘”です。でも、こんなフェイクニュースですが、コロッと騙されちゃう人も大勢います。イギリスがEU離脱を決めた国民投票だって、多くの人がフェイクニュースに騙されて、うっかり離脱を決めちゃったわけだし、アメリカ大統領のトランプ氏が選ばれたのだって、フェイクニュースのおかげとかじゃないとか…? 諸外国ではネットを中心にフェイクニュースが流れますが、日本では新聞テレビなどを通じて、堂々とフェイクニュースが、さも真実っぽい顔して流れてしまうから手におえません。朝日新聞の従軍慰安婦報道なんてフェイクニュースもいいところだね。あと、マスコミの伝家の宝刀“報道しない自由”を駆使する事によって、真実を隠蔽し、世論を自分たちの都合の良い方向に誘導するのは、フェイクニュースとは違うけれど、フェイクニュースよりもたちが悪いと言えば、たちが悪いのです。マスコミには、両論併記のカタチで真実をのみを報道してもらいたいものです…が、無理っぽいですね。
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2015年6月10日 (水)

シネマ歌舞伎で『京鹿子娘二人道成寺』を見てきた

 Y&F先生のコンサート終了後、その足で、隣町の映画館に出向いて、シネマ歌舞伎で『京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)』を見てきました。

 シネマ歌舞伎と言うのは、オペラのライブビューイングのようなもので、歌舞伎座などの劇場での演技を映画として収録したものを、それを映画館で見ると言うものです。あるいは、週末の夜にNHKで放送される歌舞伎の舞台中継を映画館で見るというイメージの方が、より近いかも。とにかく、映画館で歌舞伎を見るというわけです。

 ライブビューイングとは違って、月替りで(割と定期的に)上演しています。上映期間は原則的に一週間(これはオペラと同じ)。ただし、映画館によって、一日に2~3回上演するので、オペラと違って、割と見やすいです。あと入場料も、今回の『京鹿子娘二人道成寺』は1000円と、えらく安かったけれど、その他の演目は、たいていは2100円です。一般映画(1800円)よりは割高だけれど、メトのライブビューイングの3600円と比べると安い安い。

 私は以前から、シネマ歌舞伎に興味はあったものの、近所で上映しているわけでもなく(オペラと違って)わざわざ遠方まで見に行くほどの情熱もなかったので、見に行かなかったのだけれど、今年から隣町の映画館での上映が始まったので、オペラ同様、歌舞伎も見ることにしたわけです。シネマ落語も近所でやってくれれば、見に行くのに…。

 ちなみに、シネマ歌舞伎も、メトのライブビューイングも、配給は同じ松竹ですが、配給の規模と上演回数は全然違います。歌舞伎の方が、上映する映画館が圧倒的に多いですし、一日に上映する回数も多いです。まあ、オペラよりも歌舞伎の方がファンが多いという事ですね(納得)。

 私が見に行ったのは、記事の冒頭にも書きましたとおり『京鹿子娘二人道成寺』です。漢字の羅列が目にきついですが、いわゆる、能で有名な『道成寺』です。お寺の鐘に女性の亡霊が取り付いて、蛇の姿になって大暴れをする…という、アレです。

 ただし、今回私が見たのは、能バージョンとは異なる歌舞伎バージョンだし、その歌舞伎バージョンも、通常版とは異なる『娘二人』バージョンなんです。

 まず同じ『道成寺』であっても、能バージョンと歌舞伎バージョンでは、どう違うのか?

 能バージョンには、きちんとしたストーリーがあって(当然だけれど)起承転結がしっかりしたお芝居なんです。しかし歌舞伎バージョンの場合は、ストーリーがあるんだかないんだか、よく分かりません。と言うのも、歌舞伎の場合、とにかく“踊る踊る踊る”わけで、全編ストーリーそっちのけで踊りまくっています。さらに言えば、歌舞伎バージョンでは、ストーリーの途中で、舞台は終わっちゃいます…ってか、ストーリー的に落ちに行く前に終わっちゃうんです。いいのか、それで!

 つまり、能バージョンが芝居なら、歌舞伎バージョンはダンスショーなんです。

 さらに言えば、歌舞伎バージョンでも、通常の『京鹿子娘道成寺』では主人公(つまりプリマ)は一人なんですが、私が見た『京鹿子娘二人道成寺』では“二人”という言葉がはさまっている事から分かるように、主人公を二人の役者が演じます。シネマ歌舞伎では、坂東玉三郎と尾上菊之助の二人の名優が、白拍子花子という一人の役を同時に演じているわけです。

 主人公は一人なのに二人で演じる…ちょっと分かりませんよね。

 実は、基本的に主人公の花子を演じているのは、尾上菊之助なんですね。だから、踊っていないシーンでは、花子は一人しかいません。それがダンスシーンになると、どこからともなく、もう一人の花子が現れてきて、ペアダンスを踊るんですよ。つまり、芝居のパートでは一人で演じ、ダンスのパートは二人で踊る…という事になっています。

 二人でペアダンスを踊る…これがなかなかすごいんですね。寸分違わぬシンクロされた動作で踊ってみたり、シンメトリーになって踊ってみたり、全く違ったダンスをしたり…。本来は一人で踊る道成寺ですが、二人で踊る事で、ダンスの幅がウンと広がって、見応えが増すってわけです。

 また、ダンスがすごい。歌舞伎のダンスですし、女形のダンスですから、いわゆる日本舞踊なんです。だから、アクロバチックな動きなどはありませんが、とにかく、踊る踊る踊る。結構な運動量なんですよ。

 また、めまぐるしく衣装を替えます。この衣装が、実にダンスに不向きな振り袖(笑)。それも実に美しい(けれど、たぶん重い)衣装なので、目が幸せになります。

 なんだろうね、この興奮は。とにかく、頭を空っぽにして、ダンスを楽しむ歌舞伎、それが『京鹿子娘二人道成寺』ってわけです。そういう意味では、歌舞伎素人の私にも、十分楽しめました。

 蛇足…と言うわけではないけれど、邦楽のオーケストラと言うか、歌舞伎で音楽を担当している方々の演奏も、なかな見応え聴き応えありました。楽器編成など、細かい事はよく分からないけれど、見た感じでは、歌手と、三味線と、笛と、太鼓と…あと何があったかな? 歌はソロもあれば、合唱もありました。ほぼ全員、男性高音歌手(!)。まあ、発声法が違うのでテノールという言い方はできませんが、実に興味深かったです。

 ちなみに、DVDでも販売されています。

 シネマ歌舞伎、面白かったので、また、見に行こうと思ってます。次は何を見ようかな? とにかく私は、オペラと違って、歌舞伎はあんまり詳しくないので、基本的な演目から見ていこうと思ってます。

 そうそう、シネマ歌舞伎を見て思った感想を最後に書きます。

 シネマ歌舞伎、さすがに選ばれた演目だけあって、歌舞伎そのものは、すごいんですが、単純にそれだけですね。映画館での上映ですから、音響もバッチリだし、画面も大きくて迫力はあるけれど、これではちょっとねえ…と思いました。

 なぜ、解説を加えないのかな? って思いました。これじゃあ、映画にする意味、ないよね。

 例えば、白拍子の主人公が一生懸命に踊っているけれど、そのダンスの種類とか意味とかストーリの中での役割とか、字幕でいいから解説があると良かったのになあ…って思いました。はっきり言って、見てるだけじゃ、よく分からないです。分からないと楽しくないよね。

 それに役者がセリフを言っている場面に、字幕を入れた方が良いよね。あのセリフ回しを、聞くだけで分かる人しか相手にしていない限り、歌舞伎ファンは絶対に増えないよ。

 今年の正月に息子くんを連れて歌舞伎を見に行ったけれど、彼の感想は「何を言っているのか分からないから、歌舞伎はつまらない」だもの。今回のシネマ歌舞伎だって、誘ったけれど断られたもの。今どきの若者には、歌舞伎の言葉なんて、外国語のようなものだからね。テレビから時代劇も消えてしまった21世紀だよ。耳で聞いただけじゃあ(歌舞伎で使っている)江戸言葉なんて、言葉として認識できないわけだ。だから、字幕は必要だと思う。役者が言ったセリフそのままか、あるいはいっそ、現代語訳を表示しても良いかも(マジです)。

 息子くんはオペラは字幕が出るから好きだけれど、歌舞伎は字幕が無いからダメって言ってますよ。こういう無名の高校生の素直な感想を、関係者の方々は肝に命じた方が良いと思うわけです。

 とにかく、見ているだけじゃあ、私でも、分かりづらかったです。私は事前にwikiを見て予備知識を入れておきましたが、そうでなくても楽しめるようにするのが、エンタメって奴でしょ? 歌舞伎座に行けば、音声解説があるんだから、ああいった情報を必要に応じて、画面にインサートするだけで、歌舞伎に慣れていない人々も楽しめるようになると思うんだけれど…シネマ歌舞伎、ちょっとお高くとまっているようで、もったいないです。

 それと、わざわざ映画館に足を運んでいるのだから、そこに映画館ならではの“付加価値”って奴が欲しかったね。メトだと、舞台を終えたばかりの歌手のインタビューとか入るでしょ。別に歌舞伎にライブ感はいらないけれど、見どころ解説みたいなモノがあるとよかったのにね。これじゃあ、NHKのテレビ放送(舞台中継)の方が楽しいよ。あと、スタッフのインタビューとかもあるといいよね…あれ、結構面白いんだよ。

 私はメトのライブビューイングを見慣れているせいか、シネマ歌舞伎のフォーマットが残念で残念で仕方ないです。せっかくコンテンツが良いのに、その提示方法がイマイチなんだよなあって思うわけです。料理に例えれば、食材はいいのに、料理人の腕がイマイチって感じかな。もう一工夫するだけで、だいぶ違うと思いました。

 頑張れ、シネマ歌舞伎。

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