ひとこと

  •  昨今話題のフェイクニュースですが、日本語で言うところの“虚偽報道”であり、簡単に言っちゃえば“デマ”とか“嘘”です。でも、こんなフェイクニュースですが、コロッと騙されちゃう人も大勢います。イギリスがEU離脱を決めた国民投票だって、多くの人がフェイクニュースに騙されて、うっかり離脱を決めちゃったわけだし、アメリカ大統領のトランプ氏が選ばれたのだって、フェイクニュースのおかげとかじゃないとか…? 諸外国ではネットを中心にフェイクニュースが流れますが、日本では新聞テレビなどを通じて、堂々とフェイクニュースが、さも真実っぽい顔して流れてしまうから手におえません。朝日新聞の従軍慰安婦報道なんてフェイクニュースもいいところだね。あと、マスコミの伝家の宝刀“報道しない自由”を駆使する事によって、真実を隠蔽し、世論を自分たちの都合の良い方向に誘導するのは、フェイクニュースとは違うけれど、フェイクニュースよりもたちが悪いと言えば、たちが悪いのです。マスコミには、両論併記のカタチで真実をのみを報道してもらいたいものです…が、無理っぽいですね。
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2015年5月の記事

2015年5月31日 (日)

私はやっぱりテノールでしょ![2015年5月の落ち穂拾い]

 今月は、ラ・フォル・ジュルネと発表会に追われて、報告記事が多かった月だなあって思ってます。まあ、ライター側からすると、記事を書くにもネタに困らない楽な月だったのですが、読む側からすると、面白かったのかしら? と思わないでもありません。

 まあ、ブログなんて公開日記であって、将来の私に向かって私自身が書き残しているモノなので、こんな日々の出来事の記録も、私にとっては、結構意味があったりします。なので、愛読者の皆さんの事を軽んずるつもりはありませんが、これからもこんな感じで、身勝手な連載記事がポンポン入りますが、勘弁してください。

若い人たちに言う事

 私は若い教師たちに、研修会などの時に、必ず言う事があります。「先生というのは職業じゃないんだよ。だから“学校に就職した”と思っているなら、いますぐ辞めてしまいなさい。先生というのは“生き方”なんだよ。これからの人生“先生として生きて行く”という覚悟をしてください」ってね。もしも教師を職業だと考えていたら、これくらいブラックな仕事はないですからね。それくらい、オンとオフが曖昧で、いつでもどこでも寝ている時でも、先生をしているのが先生なんだから。

 各種説明会などでは、受験生たちに、こんな事を言います。「受験勉強ってのは、最後は結局、体力なんだ。だから、長期間にわたってガリ勉をしていても、夏の大会が終わって、部活を引退して、時間と体力が有り余った運動部の連中が真剣に勉強し始めると、あっという間に彼らに追いぬかれてしまうのは、仕方ないんだよ。負けたくなければ、ちょっとした隙間の時間を活用して、地味にカラダを鍛えなさいよ」ってね。実際、真剣に勉強に取り組んだ時の運動バカたちの馬力は…そりゃあもう半端ないからね。ほんと、こればかりはそうなんだから、仕方ない。

 女子生徒たちには「君たちは、残念ながら体力では男子には勝てない。これは運動だけでなく勉強でもそうだ。だからこそ、早めにスタートをして、たっぷりリードを取っておかないと勝負にならない」とね。女子学生たちは真面目でコツコツやるのだけれど、勉強の上達速度が遅いので、受験勉強という、ある意味、勝負をかけている時は、先行逃げ切り形にならざるをえないんだよね。

 そんな事を言っております。

私(すとん)の声種

 私は合唱団の一員として歌を始めて以来、ずっとテノールをやっておりました。当時は若者だった事もあって、高音も結構ヒャーヒャー出しておりましたし、声質的にもテノールであると認定されておりましたし、自分自身でも「私はテノール!」と思っておりました。

 最初に本格的に声楽を教えてくださった、メゾソプラノのT先生も私の事は、まごうことなくテノールだとおっしゃってくださり、テノールの発声は独特のモノがあるので、時期が来たらテノールに先生に変わってもらいますよと、言われておりました。

 迷い始めたのは、次に習ったキング先生の時です。

 実はキング先生に習う前には、かなり長めの歌わなかった時期があり、歌に必要な筋肉を始めとして、その他モロモロが衰えていた状態で、キング門下の扉を叩いたわけです。

 そんな状態でロクに声も出なくなった状態だったからでしょうか、キング先生から最初に言われた事は「すとんさんはテノールと言われ続けてきたと思うけれど、たぶん、ハイ-バリトンだと思います」って事。いやあ、ショックでしたね。だって、自分の事はテノールと信じて疑ったこともないのに、いきなり「君はバリトン」って言われちゃったわけですからね。

 そんなはずはありません。私はずっとテノールでやってきました…とか強く否定して、とりあえずキング先生の元で、歌の基礎基本から再度、習い始めたわけです。習っているうちに、あれこれ復活してきたのでしょう。「すとんさんは、かなり軽い声のテノール。おそらく、レッジェーロか、レッジェーロに近いリリコテノールでしょう」と言われました。たぶん、本来的には、そのあたりの声種なんだと思います。

 しかし、その後、そのキング先生には「あなたはやっぱり、バリトン。いくら頑張っても、テノールは無理です」って言われちゃいました。「歌を続けるなら、バリトンに転向して、歌曲でも歌っていなさい。あなたにはオペラアリアを歌うのは無理だから」とも言われちゃいました。今では、歌曲の魅力にも目覚め、歌曲を歌うのも大好きになった私でしたが、当時は“オペラ命”でしたから、バリトンと言われた事もショックでしたが、オペラアリアは無理と言われたのが、何よりショックでした。

 その後、師匠をY先生に変え、私の声種はなんでしょうか?と、改めて尋ねたところ「あなたは、間違いなくテノール。テノール以外にありえません」って言われて、ホッとしたのを覚えてます。

 正直、キング門下にいた頃の私は、キング先生の影響もあって、バリトンを見下していた所がないわけではありませんでしたが、バリトンのY先生に学ぶようになり、バリトンの兄弟弟子も増え、バリトンの良さにも気付くようになりました。ある時、ポツリと「バリトンってカッコイイなあ、私もバリトンになりたいなあ…」と小声で言ってみたら「それはダメです。こっちの世界に来ないでください」とY先生から、激しく拒否られました。兄弟子も「すとんさんがバリトン? ないないない(笑)」って調子でした。

 テノール認定をされるのは、うれしいけれど、バリトンさんから拒否られるのも、なんか寂しい気がします。

 あの時、キング先生の言葉にウカウカ乗っかってバリトンに転向していたら、私、どうなっていたんでしょうね? きっと、中途半端で、何の魅力もないバリトンになっていたかもしれないと思うと、ゾ~とします。やっぱり世の中、何でも適材適所でしょ。この前の発表会の歌声を聞いても、私の声なら、テノール以外はできないよなあ…と自分でも納得してしまいました。

今月のお気に入り JOBY ゴリラポッド GP1

 舞台の演奏をどうやって録音したり、ビデオに収めたりしたら良いのでしょうか?

 連れがいて、その人に頼めるなら、特に問題ありませんが、連れがいないとか、いても頼めるような人ではないとか、そもそも内緒で参加しているとか(笑)。そうなると、自分一人でどうにかしないといけません。

 どうにかと言っても、出来る事と言えば、事前に機材をスタンドに備え付けて、自分の出番のちょっと前にスイッチを入れる…ぐらいですね。それでOKです。問題は『スタンドに取り付けて…』の部分ですね。

 そもそもカメラとかビデオだと、人に頼んでも、スタンドが必要ですよね。でなければ手ブレの激しい画像になってしまいます。録音機の場合は、座席に直置きもないわけではなりませんが、他のお客さんが録音機の存在に気が付かずに、トラブってしまう事もないわけではなりませんから、その存在を明確にするためにも、スタンドに機材を備え付けておく事は大切な事です。

 スタンド…と言うと、いわゆる三脚になりますよね。で、舞台の録音録画だと、客席があるので、どうしても大型の三脚の使用が不可欠となり、存在感があって、それはそれで悪くはないものの、持ち運び等が面倒だったりしますし、何と言っても場所ふさぎです。人間が常時そばにいられるなら、大型三脚でも良いのでしょうが、自分は舞台に行っちゃって、機材だけを客席に残す場合、なんか大型三脚だと遠慮したくなりませんか? それに大型三脚だと荷物になって、不便ですよね。

 そんな時のために、客席の背もたれにつけられる小型三脚があると便利ですね。発表会の記事の中で、私が使用した蜘蛛型スタンドについては、ご紹介させていただきましたので、今回は割愛し、私の隣で妻が使用した、ビデオ用の小型三脚をご紹介します。

 いわゆる“ゴリラポッド”と呼ばれる三脚です。足がクネクネしますので、客席の背もたれは当然として、色々な場所に設置することができます。これ、便利ですね。ビデオとかカメラなどのように取り付け穴があるものなら、これで十分だと思います。

 この商品は、とてもヒットしているようで、類似品もたくさん出ています。類似品は安いなあ…。安さは正義ですが、たいてい腰が弱いみたいなので、ビデオ機のような多少重量のあるモノは、本家本物の方が良いかもしれませんね。

 安いモノには安いなりの理由があるわけです。

今月の金魚

 すでに記事にしましたが、メダカが減ってます。現在、おそらく7匹です。
 あと、金魚がサカッてます(笑)。

今月のひとこと

 ゴールデンウィークの最中ですね。本来なら、ゆっくりとカラダを休めないといけないのですが、ついつい時間があると遊びに出歩いてしまい、カラダを休める暇がありません。なので、連休のくせして、へとへとになっています。ダメじゃん>自分。(2015年4月29日~5月3日)

 『人気ブログランキング』の“声楽ブログランキング”で第1位となりました(2015年5月3日)。今まで『日本ブログ村』のランキングでは何度も第1位を取り、今も声楽部門とフルート部門では、おかげさまで第1位を取り続けていますが『人気ブログランキング』さんでは、ずっと苦戦をしていました。それがここに来て、ようやく第1位を取れるようになりました。うれしいです。いつまで続くかは分かりませんし、瞬間的な順位かもしれませんが、ほんとうれしいです。励みになります。クリックしてくださった愛読者の皆様に感謝感謝でございます。ほんとうに、ありがとうございました。(2015年5月3~5日)

 箱根の山がヤバそうだという報道が続いてます。まあ、箱根山は活火山ですから、いつ噴火しても不思議はないのですが、もしも噴火したら、観光客はたくさん来ているし、住んでいる人だってたくさんいるし、近隣にも人は多く住んでいるし、何よりも首都圏だし、噴火した時の風向きによっては、東京にだって甚大な被害をもたらしかねないわけで、かなりかなりマズい事が起こりそうです。私も湘南に住んでますから、決して他人事ではないわけです。噴火するな…とまでは(自然現象ですから)言いませんが、万が一、噴火した場合でも、人的な被害が最小限になるように、各方面で警戒し備えておいて欲しいなあって思います。それにしても…急に大涌谷の黒たまごが食べたくなりました。私、あのたまごが大好きなんですよ。(2015年5月5~9日)

 湯河原温泉で遊んできた! ここの温泉サイコー。お湯が実に良かったです。地元の温泉は近くていいんだけれど、湯が強くてね(笑)。湯河原は適度に柔らかい感じで、実にグッドな湯でした。問題は、アクセスの悪さだな…。あと、お湯以外に楽しみがない…ことかな。頑張れ、観光協会。(2015年5月9~12日)

 ベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督であるサイモン・ラトルが2018年夏に辞める事は2013年段階で決定し、その後任指揮者を2015年までに決める…という段取りだったそうです。で、先日、後任選びの投票が行われたそうですが、その投票の結果、2015年中には後任が決まらないという事が決まったそうです。ん? なんで? なんで?(2015年5月12~15日)

 人間って、普通に見るよりも、テレビの画面に映されたのを見ると、太って見えるので、タレントさんたちは極端にやせている…という話を聞いたことがあります。極端なヤセじゃないと、テレビではデブに見えてしまうって…なんだろうなあって思ってましたが、それってつまり、3D(現実社会)を2D(テレビ画面)に変換する際に、3Dが持っている円味とか奥行きとかが、2Dでは、すべて幅に変換されて見えるので、なのでヤセがデブに見えるわけだ。ならば、隻眼の人は、常に世界を2Dに見ているわけだから、この世はデブだらけに見えるんだろうなあ…。(2015年5月15~21日)

 発表会が近いと言うのに、風邪をひいてしまったかもしれません。頭痛がするし、寒気がするし、なんかカラダがだるいし…。悪化させて、ノドが腫れないように気をつけないと。あと、もちろんだけれど、当日までには、完治させないといけませんなあ。(2015年5月21~26日)

 ああ、先週の疲れが抜けない…。風邪が抜け切らない…。何気にピンチな私です。(2015年5月26~29日)

 今月は以上です。よろしくお願いします。

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2015年5月30日 (土)

順調に減っています

 私の体重…なら嬉しいのですが、順調に減っているのは、メダカの数です。たぶん、今、水槽にいるメダカは7匹だと思います。先日も、頭部の無いメダカの死体を見つけました。なので、減っている理由は「金魚たちが空腹のためにメダカを食している」のではなく「金魚を苛つかせて、思わずカジラレタ」んだなあって思います。

 まあ、人間的に言えば『他人との距離感が掴めないコミュ障が、地雷を踏んで、思いっきり殴られる』てのと同じパターンで、メダカたちは数を減らしているような気がします。まあ、人間ならアタマを殴られてオシマイかもしれませんが、魚類たちはアタマをかじられてオシマイだなんて、結構ワイルド…ってか、シャレが通じないんだなあって思います。

 もっとも、金魚とメダカの間で、シャレが通じる…と言うか、コミュニケーションがうまく取れるのかどうかが、問題はそこから始まるのかもしれませんが…。

 とにかく、元々、メダカは金魚たちの生き餌として購入したので、メダカの数が減ること自体は想定の範囲内なんです。ただ、食料として食べられて減っているならいいのですが、アタマをかじられて(餌としては食べられずに)数が減っていく…というのは、私の想定範囲外の出来事であって、あまり嬉しい事ではありません。

 どうしましょう…。

 ちなみに、メダカと一緒に購入してきたエビたちは、数を減らすことなく、きちんと5匹います。たまに、大きなエビの脱皮の残骸を見つけますので、順調に成長しているんだなあって思います。エビだって、金魚とはうまくコミュニケーション取れていないだろし、メダカよりもエビの方が美味しいし、食べやすいと思うんですが、エビは今のところ、被害が無いんです。

 エビと金魚では、それぞれの行動に接点がないからなあ。『触らぬ神にたたりなし』って事でしょうか? かえって、それが良いのかもしれません。

 みんな仲良く暮らして欲しい…と思うのは、人間の勝手なエゴだとは分かっていますが、殺しておいて食べない…と言うのは、ナシじゃないの?って思う、私でした。

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2015年5月29日 (金)

今年はやり切った私です…発表会 その4

 またまた、声楽の発表会の記事の続きです。

 モーツァルトのアリアを歌い終え“やっちまった”という後悔と“撃沈しなかった”という喜びの、2つの気持ちに揺れていた私でした。複雑なお年頃なんです(笑)。

 とにかく、そんな気持ちに浸っている余裕は私にありません。すぐに次の準備をしないと…。

 次は妻の出番だったので、それだけはしっかり見せてもらって、終わるや否や、急いで楽屋に戻って、二重唱の準備にかかりました。

 衣装チェンジです。『愛の妙薬』のネモリーノは農夫ですから、タキシードから“ネルシャツ+オーバーオール+長靴”の農夫姿に着替えました。小道具として、ワイン瓶を持ちました。だって、これ(愛の妙薬)を忘れては話になりませんからね。

 私が着替えているうちに、第1部は終了し、休憩になりました。休憩中に客席に降りて、第2部の最初の歌だけ聞いたら、すぐに舞台裏に移動して、次のステージに備えました。

 アリアで失敗してしまったので、もう怖いものなんて、何もありません。気持ちは却って楽になったくらいです。今度はしっかりメガネを外して、舞台に出て、ゆっくりと音楽の神様が降りてくるのを待ってから、落ち着いた気持ちで歌い出すだけです。後は、私ではなく、私の中のネモリーノ君が、歌うのです。彼に任せれば良いのです。私的には“野となれ山となれ”の気分です。

 大きな失敗を2つばかりしました。一つは、途中で歌がズレてしまった事です。いやあ、参りました。音楽稽古の段階までは完璧に出来ていたのですが、演技をつけた途端に、ある箇所で、私が1小節出遅れてしまうようになりました。これすべて、歌と演技との関連が、うまく行ってなかった事が原因なんです。もう少し、歌に合わせた演技プランを練らなきゃいけませんね。とにかく、歌の区切りと演技の区切りがズレてしまっているので、歌が演技に引きづられて遅れてしまうんですね。これはリハの段階で気づいた事だし、修正しようと心に決めていた事なんだけれど、結局、本番でもやっちまいました(涙)。

 もう一つの失敗は、最後のカデンツァの部分で最後の最後の上行フレーズが登りきれなかったために、その後のフレーズで正しい音程に入れなくて、やむなく、かなり低い音にして歌ってしまった事…ぐらいです。

 あと、小さな失敗なら、数えきれないくらい、やっちゃいました。

 で、そんなわけで、色々とありましたが、私と妻で歌った、ドニゼッティ作曲の歌劇「愛の妙薬」の二重唱「Caro Elisir! Sei Mio!/素晴らしい妙薬」は、こんな感じになりました。例によって、これを聞いて、ガッカリしたり、気分を害しても、自己責任って事でお願いします。

 この二重唱は、本来はビデオでアップすべきなんです。だって、歌よりも演技の方がメインのパフォーマンスでしたから(笑)。でもビデオはアップしない(爆)。演技は、直接会場に来てくださった方々だけの“お楽しみ”って事で…。

 自画自賛ではなく、こちらはアリアと違って、結構評判良かったです。皆さん「面白かった」と言ってくれました。色々な方に握手を求められました。

 K先生は「やるねえ~」と言ってくれました。F先生は「やっぱり動きがあると、歌も変わってくるねえ」と言ってくれました。

 Y先生はヒヤヒヤだったそうです。何しろ、私、歌いながら、舞台を飛んだり跳ねたりしていて、挙句の果てに、ワイン瓶を持った腕をグルグル回しながら舞台を走り回って歌っていたもんだから「ピアノ1200万! ピアノ1200万!」と唱えながら、グルグル回すワイン瓶がピアノに当たらない事ばかり心配していたそうです。「本当に、あの時は心臓が止まるかと思ったよ」との事でした。ちなみに「ピアノ1200万!」とは、ワイン瓶をぶつけてピアノを壊したら、弁償金は1200万円だ~」という意味だそうです。コンサートグランドって、お高いのね。

 あと、Y先生からは「あれだけ派手でベタな芝居をやるなら、いっそ、舞台から降りて、客席で歌っちゃうのもアリですね」とも言われました。確かに、舞台に降りて歌っても良かったよね。

 まあ、この二重唱に関しては、この発表会で終わりではありません。実は今回、二重唱の前半分しか歌っていないので、後半部も加えた形にして、秋のクラシックコンサートで、もう一回歌うつもりです。もっとも、その時は、演技を控えめにした演奏会形式で歌うんで、当然芝居も変わるし、雰囲気も変わると思います。なので、ちょっと休んで、また夏になったら、二重唱は勉強しなおしです。

 ちなみに、秋は、伝統的なカットを加えた普及版の形で歌うつもりです。で、冬の、非公開の勉強会では、全くのカット無しの、ドニゼッティーが作曲した本来の形で、この曲を歌うつもりです。なにしろ、この二重唱は、オペラのメインタイトルになっている曲ですからね。きっちり学んで、たっぷり楽しむつもりです。そして、いつでもどこでも歌える、私と妻のレパートリーにするんだ!

 とにかく、発表会、やれる事はやりおえました。歌い切りました。あー、楽しかった。

 自分たちの歌を終えたら、すぐに客席に降りて、観客に戻って、他の生徒さんの歌に聴き惚れました。いやあ、自分の出番が終わって聞く、他人の歌唱って、蜜の味ですね(笑)。

 すべての歌唱が終わり、集合写真をネモリーノの衣装のままで写って、楽屋に急いで戻って着替えて…打ち上げです。いやあ、打ち上げも楽しかった。先生方と、あれこれ興味深い話もたくさん出ましたが…酒の席での話をネットにアップするのは、野暮という奴ですから、止めておきます。

 それにしても、この門下の発表会も変わったなあ…と思いました。

 私が最初に、この門下の発表会を見た時は…当時は、ここに入門した直後だったので、発表会には参加せず、見学だけしていたのです。その当時は、三人の先生方の合同発表会で、Y先生の師匠筋にあたるK先生(今回のテノール歌手さんとは別人で、バリトン歌手さんでした)の門下生さんが一番多かったですね。そのK先生も亡くなり、門下は解散し、一部の方はY門下に移動しましたが、多くの方々は別の先生のところに移動してしまいました。つまり、発表会に出演していた顔ぶれがガラっと変わってしまったわけです。

 あの頃の発表会に出演していた方は、ほとんど皆さん、譜面台を舞台に持ち込んで、譜面をガッツリ見ながら歌っていました。つまり、暗譜は必須ではなく、むしろ楽譜を見ながら歌うのが標準スタイルだったんです。服装も、正装の方はほとんどいなくて、皆さん訪問着や外出着に毛の生えた程度の控えめな服装でした。もちろん、歌は皆さん、あの頃からお上手だったわけですが、F先生やY先生とデュエットをする人は…いないわけではなかったのですが…ほとんどの方がソロ曲を歌っていました。まあ、当時の男性の門下生さんと先生方は、皆バリトンでしたから、二重唱もソプラノとバリトンの二重唱になるわけで…そりゃあまあ、地味の曲ばかりだし、あまり歌われないよなあ…。

 それが今や、ほとんどの方が暗譜をして歌うし、ドレスも着て、いわゆる声楽発表会っぽい華やかなノリになってきたし、今回なんかは、門下生の方から「テノールとデュエットしたい」という声が上がって、プログラムの半分近くが、テノールとソプラノのデュエット曲(これがまた、名曲が多いんだ!)になってきたし…。なんか、色々と“…ぽくなってきた”と思います。

 色々な事が影響しあって、こうなってきたと思いますが、私は、これはこれで良い傾向だなあって思ってます。で、来年どうするか…なんて話がすでに出てますが、それが実現されたら、すごく楽しいなあって思ってます(まだ書かないよ:笑)。

 と言うわけで、また来年をお楽しみに(笑)。

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2015年5月28日 (木)

祝! 撃沈しなかった!…発表会 その3

 また、声楽の発表会の話の続きです。

 さて、舞台袖に入った私は…なんかテンパっていたんでしょうね。いつも、メガネを外して舞台に上がるのに、メガネを外し忘れてしまい、メガネをかけたままで、舞台に上がってしまいました。

 本来、メガネをかけたまま舞台に上がるのはタブーなんです。

 …と言うのも、メガネ…と言うよりもメガネのレンズって、照明に反射して目を隠してしまうんですよ。目は心の窓です。表情の要です。だから、舞台に出る人は、観客から目が見えるようにするために、基本的にメガネをかけません。メガネをかける役をやる時は、メガネのフレームだけにして、レンズは絶対に入れません。なのに、レンズの入った普段使いのメガネをかけたまま舞台に出ちゃいました。ああ、間抜けだなあ…、まったくもう。

 とにかく、メガネをかけたまま舞台に出ちゃった私(涙)です。で、観客に一礼をして、そのまま、一歩前に出ていきなり歌い出してしまいました。で、歌い出し始めて、準備不足に気づいて慌てたんです。

 だって、いつもは、一礼をした後、必ず客席に背を向けて、深呼吸をして、音楽の神様が降りてくるのを待ってから歌い出していたのに…いつもと違う手順でモノゴトを始めてしまうと、ロクな事はありません。

 それにしても、メガネを外し忘れたり、神様が降りてくるのを待てなかったりしたのは、実は理由があって、私のアタマが他の事で、いっぱいいっぱいになっていて、何も考えずに行動してしまったからです。

 では、私の頭の中を何が占めていたのかと言うと「とにかく、息を流そう。そのために、しっかり腹筋で息を支えよう」という事です。だってね、声の調子が悪く、ノドも腫れ気味ですから、ノドに負担をかけたら、あっという間に声を消耗しきって、絶対に撃沈してしまいます。ですから、撃沈を避けるためにも、ノドは脱力しないといけないし、ノドを脱力させるためにも、しっかりと腹筋で息を支えないといけないのです。

 そのためには、しっかりと息を流す事と、腹筋で息を支える事が必要です。この事だけでアタマがいっぱいになってしまった私です。だから、舞台袖にいる時から「腹筋、腹筋、腹筋、腹筋…」と“腹筋”の二文字が頭の中をグルグル回っていたんです。

 でも、歌に必要なのは腹筋だけではありません。腹筋のことばかりに気が行ってしまって、他のことが全く疎かになってしまったわけですが…とにかく、歌い出したら、もう止められません。歌い切るしかありません。

 歌の出来に関してですが、結論から言えば…世間一般のレベル的に考えると「なんじゃい、この下手くそな歌は!」と言った出来でした。まあ、一応、私的には全力を出しきりましたが、なにしろ曲が難しい(笑)んです。おそらく、グッドコンディションの絶好調であっても、そんなに上手には歌えなかったと思いますから、このヒドイ出来は体調のせいではありません。あくまでも、私の実力が、今のところは、この程度なんです。

 …で、下手くそな歌でダメダメにしか聞こえないのですが、それでも私的には、これでも上出来だったんですよ。だって、リハと比べると、まるで別人のような素晴らしい出来だもの!

 それに、この曲、最初に先生からいただいた時には、まるっきり歌えなくて、最初の八小節程度でギブアップしていたくらいの難曲でしたから、それがアップアップであったとしても、最後まで歌い切る事ができたわけです。私的には、それだけでも、ほんと、奇跡って言っていいくらいの快挙なんです。よくやったぞ>自分。

 テノールと言っても、一種類ではありません。いろいろな種類のテノールがいます。だから、同じテノールであっても、守備範囲と言うか、レパートリーがそれぞれに違い、この作曲家の作品は歌うけれど、あっちの作曲家の作品は歌わないとか、この時代の作品ならOKだけれど、こっちはOUT!とか、この言語なら何とかなるけれど、その言葉は全くダメとか…まあ、色々あるわけです。

 おそらくモーツァルトの作品は、本来、私の声には合っていないんじゃないかな? なんて思います。私はモーツァルト歌いではないんだと思います。

 でもまあ、モーツァルトの作品は、ある意味、音楽の基礎基本ですから、モーツァルトの作品を勉強のために歌うのは良い事だと思いますが…人前で披露するべき曲…じゃなかったのかもしれません。

 しかし、私が出演したのは“発表会”であって“演奏会”とか“コンサート”とかではありません。つまり“エンタメ”ではなく“人前で歌う勉強”会なので、客のために歌うわけではなく、先ず第一に、自分の勉強のために歌うわけです。勉強のために歌う曲なら、完成していなくてもいいわけで、学びたい事が学べれば、それでいいのです。なので「人前で歌うには、どうなんだろ?」なんて曲だって、今の私がじっくり学ぶ必要がある曲なら、学んじゃうし、学んだからには発表しちゃうわけです。

 とは言え、発表会ですから、どうしたって客前で歌うわけだし、あんまり出来が悪い曲や、完成度の低い曲は、どうかなって思うわけです。発表会後の打ち上げで、Y先生に「選曲が難しくて、ごめんね」と詫びが入ったくらいですから、今回のモーツァルトの出来は、かなり悪かったんだなあって思ったりするんです。

 まあいいや。

 たしかに、私の場合、どれだけ丁寧に仕上げても、今の力量なら、この程度の出来でも上出来ですって。完成度はどうしたって低くならざるを得ません。でもね、この曲をじっくり学ぶ事で、多くの事が学べたと思います。それが次のステップにつながってくるわけですから、この曲に挑んだ事自体は、良かったと思うし、今後もモーツァルトは声には合わないけれど、学び続けていきたいと思ってます。

 それに、とても嬉しい事に、こんなに難しい曲にチャレンジしながらも、撃沈せずに最後まで歌い切りましたよ(笑)。すごいでしょ。今までの私だったら、途中で失敗したら、そこからグダグダになって撃沈してしまったのですが、今回は、本当に大小様々な失敗をあれこれし続けていますが、失敗をしても、すぐに立ち直り、また失敗しても立ち直り…の繰り返しでした。歌を船に例えるなら、大嵐の中を、難破しそうになったわけですが、それでもなんとかかんとか港に辿り着いた…そんな気分なんです。

 でも、大波はかぶってますよ(笑)。例えば…ほんと、ありえない事なんですが、私、メロディーを間違って歌ってしまって、自分でもビックリして、歌の途中なのに絶句しているんですね。笑える~。ほんと、ありえない。

 今までも、歌詞を間違えたとか、音程がぶら下がったなどはあったし、そういう失敗は(私の場合は)よくある事だけれど、メロディーを丸々間違えて、別のフレーズを歌ってしまったなんて事は、私の人生でも初めてだし、他の人の話でも、まず聞いたことがありません。それくらい、腹筋に集中して、歌に集中していなかった…という証拠ですね。

 それ以外にもたくさんの失敗はあります。なにしろ、K先生からは「唯一良かったのは、どれだけ失敗をしても、すぐに立ち直った事」というお言葉をいただいたくらいに“ほぼ全部ダメ”という辛口コメントをいただきました。まあ、確かに全部ダメっちゃあ、ダメだよな、これ。

 Y先生からは「息が流れていた。あれほどレッスンでは、口を酸っぱくして言っても出来なかったのに、本番ではきちんと息が流れていた!」と誉められたんだか、叱られたんだか分からないコメントをいただきました。だって息を流さなきゃ、全然歌えなかったんだもん。

 F先生は「まるで別人のように、声が輝いていて、ビックリしました」と、あえて出来ないことには目をつぶって、良かった事だけをピックアップしたコメントをいただきました。優しいですね。…そうか、声の輝きか…。

 と言うわけで、これが私が発表会で歌った、モーツァルト作曲、歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より、テノールアリアの「Un'aura amorosa/恋のそよ風」です。一応、音源を貼りますが…これだけ私が前振りをしているにも関わらず、これをうっかり聞いてしまって、ガッカリしたり、気分を害しても、自己責任って事でお願いします。ほんと、出来はヒドイよ。私、今回、この音源のアップするのを躊躇してしまったくらいの、ヒドイ出来ですからね。聞くなら、覚悟して聞いてください。

 でもでも、世間的には下手くそで、聞く価値ナシなんですが、自分的には「本当によくやった、えらいゾ!」という気分なんです。それくらい、私、上達したんだなって思ってますよ。いやあ、頑張った。ほんと、頑張った。こんな難しい曲なのに、撃沈せずに、よくやった!

 続きはまた明日アップします。

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2015年5月27日 (水)

これでもだいぶやせたんです…発表会 その2

 声楽発表会の記事の続きです。

 当日リハを、耳を覆いたくなるような出来で終了し、先生からも声のかけようがないほど、どうにもならない(謙遜でなく、マジでひどかったんです)状態をどうにかしないといけないという現実問題に直面した私たちでした…ってか、私でした。妻はきちんとやってました。出来てないのは、いつもの事ですが、私なんですよね(溜息)。

 とりあえず、声出し部屋に向かいました。二重唱の確認です。色々と歌詞を間違えたり、出だしを間違えてしまったり、そんな箇所をひとつひとつ潰しました。ま、今更の音楽稽古です。こんな時に、iPad のピアノアプリは便利ですね。

 30分ぐらい二人で練習をして、妻はメイクに、私は他の人のリハ見学に行きました。リハを見ていると、皆さん、だいたい、すぐに本番に行けるぐらいに仕上げてきてます(当たり前か:笑)。まあ、他人と勝負をするわけではないにせよ、なんか私一人だけグダグダなので、マズいなあと焦る私です(焦っても仕方ないんですが…)。

 昼12時になったので、ホワイエで妻と昼食を取り、楽屋に戻って、少し腹ごなしをしながら、他の男性出演者と雑談をしながら、少しボーとしました。舞台にいる時はアドレなりが出ているので、元気ハツラツですが、舞台から降りてしまえば、風邪が治りきっていないので、ボーとしてしまうわけです。

 ちなみに、楽屋は男性女性で分けているので、K先生も同室です。私、一番最初に楽屋入りをしたので、楽屋の一番奥に陣取っちゃったんですが…これ、マズかったかな?って、雑談しながら思いました。いやあ、やっぱり一番奥は、本来、K先生の場所だよね…。

 段々開場時刻が近づいてきました。ピアノ代わりのiPad と、カラオケの入ったiPodを持って、声の最終確認も兼ねて、再び一人で声出し部屋に行って、最終的な音楽の確認をしました。楽譜に書かれた先生からの注意事項を一つ一つチェックしながら、丁寧に音を確認しました。これでやれる準備は、すべてやったつもりです。

 楽屋に戻って、最初はアリアを歌うので、タキシードに着替えます。それにしても私、やせたなあ…。もちろん、今でもかなり大型デブである事には間違いないのですが、それでも去年の今頃とは比較になりません。なにしろ、近年の私は、毎年毎年大型化し、一昨年は持っていたタキシードをウルトラデブ用にサイズ直しをしたくらいですからね。それでも去年は、デブデブのピークでしたから、タキシードはパツンパツンで、とりあえず着れているけれど、激しく動いたり、座ったりすると、かなりヤバい…という状態でした。

 まあ、そんなデブデブ・タキシードを今年も持ってきたのですが…ズボンを履いてみたら、いやあ、大きい大きい。ズボンを履いて、そこに腕を二本入れると調度良いサイズになります(笑)。…ってか、腕を入れないと、ズボンが落ちてしまって、全く履けません。幸い、アジァスター付きのズボンですから、去年の“最大”サイズから、今年は思い切って“最小”サイズに調整したのですが、それでもまだ大きくて脱げちゃいそうです。まだ、腕の1本ぐらいは軽く入りそうでした。まあ、タキシードはベルトではなく、サスペンダーを着用するので、ズボンなんて大きくても緩くても、全然平気なんですけれどね。

 でも(あくまでも当社比ですが)やせて、ちょっぴりうれしいです。

 上着も、昨年は、一応羽織る事はできましたが、キツキツのパツンパツンで、ボタンなんか閉めれるはずもありませんでした。でも今年は、きちんとボタンを閉めることができました。うむ、きちんとサイズダウンしている私でした。そうそう、靴も自分一人で履けて、紐も結べたんだよ。「何を言っているの?」と思われたでしょうが、私、ウルトラサイズに太っていた時は、お腹の脂肪が邪魔をして、腕は届かないは、手元は見えないは、で…靴紐が結べなかったんですよ。いやあ、進歩進歩。一人で身支度が出来るって、幸せだなあ(笑)。

 タキシードに着替えた私は、貴重品やらを色々と手に持って、客席に向かいました。他の方々は、自分の出番まで楽屋でおしゃべりを楽しむようでしたが、私は客席に行って、他の門下生の生歌を聞きたかったんです。私、今日は出演者なんですが、やはり他の人の歌唱も生で聞きたかったんです。で、自分の出番の2つ前の人の歌まで客席で聞いて、録音機のスイッチを入れて、舞台裏に回り、1つ前の人がステージに出たら、舞台袖に入って準備を始めます。

 さて、今回の便利グッズは、この“Spider Podium”という、蜘蛛型のスマホスタンドです。もっとも私の場合は、スマホではなく、ICレコード用に購入しました。こいつの足を自由に曲げて、一番前の客席の背もたれの部分に固定し、さらに余った足で録音機を載せて固定して使ったわけです。で、今回の録音は、この蜘蛛型スタンドに固定した録音機で録音したんですよ。

 この蜘蛛型スタンド、何気に便利ですよ。お試しあれ。

 と言うわけで、この続きはまた明日アップします。

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2015年5月26日 (火)

当日リハーサルは散々だったんです…発表会 その1

 いよいよ、その日がやってきました。はい、声楽の発表会に行ってきたんです。

 『ひと言』などでは、ちょっと書きましたが、私、発表会の数日前まで風邪ひいて寝込んでました。バカですねえ~。二年連続です。昨年も発表会直前に風邪をひいて、ノドを思いっきり腫らしてしまいました。それに懲りて、今年は健康に気をつけていたつもりですが、またやっちまいました。

 もっとも、今年はヒドくなる前に、あれこれあれこれ手を打ったので、そんなにひどい状況にはならず、3日ほど寝込み、発表会の前々日には布団から出ることが出来ました。風邪ひき中も話声的に不自由していませんでしたので「今年も風邪をひいてしまったけれど、大事に至らずに済んでよかったなあ」なんて思ってました。で、発表会前日に、声出しをした時は「まだ、中音域の高い音が割れるし、高音はまるっきり出ないなあ…」と思い、さらにもう一日声を休めて、発表会当日を迎えました。

 発表会の朝、家を出る前に発声練習をした時も「ううむ、中音域が鳴りづらいなあ。高音もうまく出ないなあ…。朝だし、仕方ないか」と軽く考えていました。

 まあ、確かに、朝は朝だったんだけれど、その前日まで風邪で寝込んでいたんだから、もう少し考えておくべきだったんだと思います。響声破笛丸だって持っているし、アズレンのスプレーだって持っているし゛いやいや、マスクぐらいして家を出ればいいのに、何も考えずに、何の手当もせずに、ゴホンゴホン咳をしながら「あ~、なんかノドが渇くなあ(ノドが腫れていると、渇いているような気がします)」とつぶやきながら発表会に向かいました。私がやった事と言えば、ちょっとアタマとノドが痛むので、ノド飴をなめていた程度です。

 もう少し考えて、手を打てよ>自分。まさに、後悔先に立たずですよ(涙)。

 で、そんなバカな私ですが(先生方を除いて)会場に一番乗りをしました…ってか、リハーサルが一番早かっただけなんですけれどね(笑)。とにかく、リハーサル開始45分前に会場入りし(それ以上早く来るなと先生に言われてました:笑)、楽屋に荷物を置いて、さっそく舞台に行きました。リハーサル開始前に舞台に行って、二重唱の時の演技の動きの確認をしないといけないからです。

 かなっくホールって、もちろん客として行った事は何度かありますが、ここで歌った事はないので、案外、色々なことを知らないものです。

 ここのホールは、すごく音響がいいですね。声楽には大助かりです。無理せず楽に発声しながら、ホールの隅々まで声が届きます。良いです。

 舞台と舞台袖は、カーテンではなく扉で仕切られています。ですから舞台の出入りに扉の開閉が必要なんですが、舞台側には何の手がかりもないので、扉の開閉は舞台袖にいる人がやらないと…舞台から袖に引っ込む事ができません(笑)。もちろん、舞台に出る時も、扉は自動では締まりませんから、袖にいる人が扉を閉めてくれないと、いつまでも開いたままになってしまいます。なんか、舞台と袖がカーテンで区切られているホールよりも面倒くさいです(笑)。その分、遮音性はカーテンよりも良さそうなのは、舞台袖に引っ込んでいる人間的にはうれしいかもしれません。

 楽屋は舞台袖の上の階にあって、行き来は原則、エレベーターを使います。ちょっと面倒臭いです。

 楽屋は、なかなか機能的で便利です。何より気に入ったのは、楽屋の中にトイレと洗面所がある事ですね。ホールによっては、楽屋の中にトイレがないところも多いです。それでも、楽屋がお客の動線とは区切られていて、出演者専用の共同トイレが用意されているところは、まだマシです。時々、楽屋側にトイレがなくて、客も出演者も同じトイレを使うようになっているホールもあります。まあ、我々素人の発表会程度なら、それでもいいのですが、ちゃんとしたプロの演奏会をする時は、どうするんでしょうね? 休憩時間にトイレに行って、出演者さんと連れションになったら、挨拶とか、どうしたらいいんでしょうね? 「頑張ってください」とか声をかけてもいいのかな? それ以上に、用をたしている時に握手を求めてもいいのかしら?

 今回、我々の発表会では、楽屋を3つ確保し、男性楽屋、女性楽屋、声出し部屋にしてもらいました。男性楽屋と声出し部屋は普通に狭いタイプの楽屋でしたが、女性楽屋はかなり広くて快適だったそうです。そうそう、声出しの部屋を確保してもらうのって、とても有難いんですよね。

 閑話休題。楽屋に荷物を置いた私たちは、さっそく舞台に行って、あれこれ確認を始めました。まずは、舞台の広さの確認です。ピアノの位置を確認し、客席からの舞台の高さを確認します。声を出してみて、どれくらい響くかも確認します。二重唱は演技を付けますので、実際に歌いながら動いてみると…事前に考えていたようには、うまくいかない部分も出てきますので、当日のこの段階で変更するところも当然出てきます。今回で言えば、妻がピアノの後ろに隠れるのを止め、曲の途中で舞台袖から出てくる事にしたので、そのあたりを変更しなければいけなかったし、歌っている時の二人の立ち位置とか、目線とか、基本的な演技プランの確認とか…あれこれあれこれ確認しないとといけない事がたくさんあります。

 もちろん、リハーサル前の舞台を私たちだけで専有するわけにはいきませんし、やがて他にも舞台を使いたそうな人がやってきたので、程良い所で切り上げて、舞台を譲り渡しました。

 で、しばらく休憩をしているうちに、ピアニストさんがやってきて、リハーサルの時間になりました。

 まずは、それぞれのソロ曲からリハをはじめました。リハと言っても、そんなに時間があるわけではありません。一人の本番の持ち時間が7分なのに対して、リハの時間は一人8分ですから、基本的には一回通して歌い、先生からひと言いただいて終わりです。返す時間すらありません。

 ピアニストさんに挨拶をして、モーツァルトのリハから始めました。

 歌い出したところで、いきなり歌とピアニが合いません。私が歌いたいテンポとピアニストさんの弾きだしたテンポが違いすぎて合わなかったんですね。ピアノ合わせの時にも「少し早目のテンボでお願いします」と言っておきましたが、本番当日は、その時のテンポよりも、もっと速いテンポで歌いたかった私なんです。後から考えると、体調の悪さもあったんだと思います。で、無意識にテンポを速くしたくなったわけです。

 ほんと、歌手って、わがままですよね。

 ですから、演奏を一度止めて、ピアニストさんに向かって、手拍子を取りながら歌ってテンポを指示しました。ああ、なんて偉そうな事をしちまったんだろう。相手は現役ピアニストにして大学の先生だよ。もう、プロ中のプロですよ。こちとら人生後半戦の素人歌手なのにね…でも、私の舞台なんだから、遠慮は無用ってわけで、偉そうにやっちゃいました。

 案の定、テンポを速めたところで、どうにかなるものではありませんでした。息は滞っているし、声はボトボト下に落ちてしまうし、それ以前に音がぶら下がる…どころではなく、明らかに音程はずしまくっているし。いやあ、ヒドい。この時の録音は取ってあって、後で聞きましたが、思わず耳を塞ぎたくなりました。自分では無自覚でしたが、あきらかに風邪は治ってませんね。絶賛、風邪ひき中の声です。ノドも相当に重かったはずですが、当日は、舞い上がっていて、それすら分かっていなかったみたいです。自分では「あれ? なんか変だな」程度にしか感じていなかったんですが…録音を聞いてみたら…こりゃあダメじゃんって感じでした。

 ドニゼッティの方は…まだリハという事もあり、演技の方は動きの確認程度で軽く流してみました。録音を聞くと…かなりヤケになっているように聞こえます。軽く流して歌っているつもりでしたが、かなりむりやりに歌っているように聞こえます。ううむ、歌っている感じと、聞こえる声って、こんなに違うんだね。

 ひと通り、通して歌ったところで、Y先生からは「色々ありましたね…」とアバウトな感想をいただきました。いやあ、あまりに色々ありすぎて、本番当日だし、もう注意のしようがなかったんだと思います。

 自分でもリハがうまく行かなかった事は感じていましたので、なんか凹んでしまいました。リハの時間を1分ほど余らせたまま、リハを終了しました。F先生から「もういいんですか?」って言われちゃいましたが、いいんです。これ以上歌っても凹むだけですからね。K先生からは「本番までに修正すればいいんだから…」と暖かいひと言をいただきました(これでどれだけヒドいリハだったか、想像できるでしょ)。

 とにかく、このままではマズすぎるというわけで、妻と二人で、さっそく声出し部屋に向いました。

 続きはまた明日アップします。

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2015年5月25日 (月)

フルートの調整に行ってきました

 声楽発表会の記事は只今鋭意製作中です(笑)。で、こちらのネタも古くなってしまうので、まずはこちらからアップする事にしました。

 実はカレンダー的な事を書くと、この話、10日ほど時間がさかのぼってしまうわけなんですが(ゴメンナサイ)毎度のごとく、フルートの調整に行ってきました。今回の調整もアゲハ(私の愛笛です)の生みの親である、アルタスのSさんにお願いしました。

 今回のアゲハさんは…どこか決定的にミスっている箇所はないものの、最近、なんか音が今一つ抜けない感じになっているので、そこを診てもらうことにしました。

 アゲハを手にとって吹いてみたSさんは「確かに、少し響きが抜けていますね…」と言うことで、今回は徹底的にパッドの調整をしてくれました。しかし、フルートってのはパッドが鬼門だね。パッドを取り替えてしまうと、笛に馴染むまでは、何度も何度も微調整を繰り返すわけだし、ようやく馴染んできたかな…と思えば、そろそろ交換時期になるわけで、そういう意味では面倒くさい楽器です…が、そうやってマメに調整していると、楽器も長持ちするわけです。Sさんも言ってたけれど、フルートはちゃんと手入れさえしていれば、人間の寿命よりも長持ちするらしいですから、大切に大切に使ってあげないといけませんね。

 実際、Sさんが丹念に調整をしてくださったおかげで、アゲハは従来通りの美しい響きを取り戻しました。めでたしめでたし。

 そうそう、よく聞く話で、リング式のフルートを購入したけれど、うまくキーが押さえられない…という人は、少なからずいらっしゃいますよね。で、そんな時は、以前ならシリコン製の詰め物を楽器店で購入して、それをリングのホールに詰めて穴を閉じて使用していたものです。でも最近の流行りは、シリコンの詰め物ではなく、シールを貼るみたいですね。

 私の隣でフルートの調整をしていたオバちゃんのフルートには、キーによってシリコンの詰め物がはめ込まれていたり、青いビニールのシールが貼ってあったりしてあって、色々と苦労と工夫をしているようでした。それを見た某T会長(笑)が「もっといいシールを貼ってあげなさい」と言って、アルタス特製の銀シールを貼ってました。そっちのシールの方が見た目もいいし、音も良いのだそうですが…あのシールって一般に販売されているのかしら?

 そのオバちゃんは、フルートを購入する時に、フルートの先生と一緒に来店して、フルートを選んでもらったんだそうだけれど、オバちゃん自身は、カバード式のフルートを購入するつもりで店にやってきたので、先生がリング式を選んだ時も、リング式だった事に気づかずに購入してしまい、家に持って帰ってから途方にくれたんだそうです。へえ、そういう事ってあるんだね。

 ちなみに某T会長曰く、リング式のフルートにシリコン製の詰め物をするのは、フルート職人的には、やめて欲しいのだそうです。実は、フルート製作の時に、キーをカバードにするかリングにするかで、管体に開けるホールの位置が大きく違うんだそうです。なので、リング式のフルートにシリコンの詰め物をすると、音程が狂ってしまうので、リングを押さえられないのなら、詰め物ではなくシールにして欲しいのだそうです。シールだと音程の狂いが生じないんだそうです(知ってましたか?)。

 私がフルートの調整をしてもらっている時に、とてもとても上手な方がアルタスのフルートを試奏していました。その方は、とても上手にフルートを吹いていたのですが、どうにもフルートの音が変なのです。聞いていて、とても違和感があるんですよ。まるでフルートの音ではない…というか、フルートによく似た別の楽器のような音で吹いているんです。

 で、その事をSさんに言ったら、Sさんは小声で「あれは、ムラマツの吹き方です。きっとムラマツユーザーの方なんだと思います。ムラマツの吹き方でアルタスを吹くと、ああいう音になるんですよ。アルタスフルートを吹くなら、もっと息を下に向けて、やさしく入れないといけないんですけれど…ね」とおっしゃっていました。なるほど、あの方がムラマツユーザーかどうかはさておき、彼はアルタスフルートの吹き方を知らない…と言うか、アルタスフルートとの相性は、とてもとても良くない方なんでしょうね。楽器と奏者には相性というのが、確実にありますから。

 傍で聞いていると、相性の悪さがすごく目立っているのですが、ご本人は、その事に気づいていないようで(吹いていて気持ち悪くないのかしら?)、ってかむしろ、当人はかなり気に入ったようで、かなり長い事、アルタスフルートを吹いてました。吹いていた楽器は、私のアゲハと同じ1307Rだったんです…1307Rだったんだけれど、いやあ、あの音は1307Rの音じゃないよ。なんか無理やりにフルートが鳴らされているような感じがして、笛が可哀想になってしまいました。本人的にはバリバリ吹いているつもりなんだと思いますが、どうも音が飽和している感じです。

 1307Rって、繊細な楽器なんだよね。ほんと、かなり少ない息でも、きちんと鳴る楽器なんですよ。むしろ、たくさん息を入れちゃうと、音が飽和して、変な音になってしまうんです。だから、もっと優しく吹いてあげないといけないんだよね。バリバリ吹き上げるタイプのフルートじゃなくて、穏やかに、音に色をつけてあげながら、響きで聞かせるタイプの楽器なんだよね。ああ、残念。もったいない。

 で、私自身の事を言えば、せっかく、フルートの調整にやってきて、アルタスフルートに触りまくりの吹きまくれる状態だったのですが、今回はなんとなく試奏はパスしてしまいました。まあ、会場がすごく混雑していた事もありますが、一番の原因は、最近は、どのフルートを吹いても、同じ音しかしないので、試奏する意味があまり感じられないからです。

 同じ音…と言うのは、おそらく私の音なんだと思います。私自身の音です。フルートには、もちろん楽器固有の音色もあるんだけれど、奏者にも奏者固有の音があるわけです。初心者の頃は、奏者の個性なんて、楽器の個性に負けてしまうので、フルートを試奏するたびに、そのフルート固有の音が楽しめたわけですが、最近の私はフルートの個性よりも私自身の個性の方が強くなってきたみたいで、どのフルートを吹いても、そんなに音が変わらなくなってしまいました。

 もちろん、素材が違えば、多少は響きが変わりますし、頭部管を変えれば、若干の吹奏感の変化は感じますが、フルートの音そのものは、そんなに大きく変わるわけではありません。むしろ、そこで感じる違いは、自分の体調の変化による違いと比べると、むしろ無いに等しいくらい、小さな違いなんです。

 ま、それでも微細な違いはあるんだけれど、その微細な違いに注目しても、アゲハよりも良い音で鳴ってくれるフルートなんて、ありませんもの。つまり、私にとってのベスト・フルートはアゲハで決まりで、とても浮気をしたり、乗り換えたりする気にならないのです。なので、そんなに積極的に試奏をしたい気分になれないんですね。

 まあ、それくらい相性の良い楽器と出会えたことに感謝ですね。もっとも、アゲハは良い音で鳴ってくれるのですが、決して吹きやすい楽器ではないのが、残念なところです。ほんと、未だに、音色のコントロールに苦労しています。ま、ツンデレなフルートって事で納得しています(笑)。

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2015年5月24日 (日)

アメリカのパリセイズ・パーク市は、かなりヤバそうです

 ええと、昨日は無事に発表会も終わりました(にこっ)。で、歌って、打ち上げして、ベロベロになって…、それで今日になっちゃったので、記事は何も書けてません(大笑)。また、今日も出かける予定があるし…時間が出来たところで、発表会の記事を書いてアップしますので、少しばかり待ってくださいな。

 さて、今回のエッセイです。

 アメリカのニュージャージー州にあるパリセイズ・パーク市って、韓国系米国人が53%も住む、アメリカでも有名なコリアン・タウンなんだそうです。なにしろ、この町の公立図書館には、全米で最初に作られた“日本帝国政府の軍によって拉致された20万人以上の女性と少女”の碑、つまり“従軍慰安婦の碑”があるくらいですからね。

 もちろん“韓国系米国人が53%も住む”と言っても、全部が全部、ここで生まれ育った人間であるわけではなく、当然、そのほとんどは、韓国本国からの移民です。つまり“移民一世”ですね。ニュージャージー州は、アメリカがイギリスから独立した時の最初の13州の一つであって、アメリカという国の中にあっても、伝統のある中核的な存在の州だったわけですが、そんな州にある町でも、他国から大量の移民があって、彼らを受け入れ(帰化させるとか、外国人参政権を与えるとかして)彼らに選挙権を与えれば、簡単に市町村が乗っ取られちゃうわけです。

 ううむ、素晴らしきかな、民主主義&普通選挙制度。

 パリセイズ・パーク市の公立高校では、本国同様に反日教育が盛んで、慰安婦問題を(当然韓国目線で)教えているそうです。まさに“アメリカの中の韓国”なんです。

 何事につけ、市のやり方が韓国寄りと言うか、韓国式になってしまったため、元々ここに住んでいた住民たちと韓国系住民とのトラブルも増え、腹をたてた元々の住民たちが出て行ってしまい、当地では、ますます韓国系米国人の人口比率が増えているそうです。

 “アメリカの地方都市が、移民たちに乗っ取られる”…と言うような、大変な事が、現実に起こっているんです。

 日本にも、外国人に地方参政権を与えている市町村がたくさんありますが、明日は我が身じゃないの? 一つの国の出身者たちばかりが、その町の人口の過半数も住んだら、日本だって、市町村の1つや2つ、簡単に乗っ取れるでしょ。危惧かもしれないけれど、そんな事があっちこっちの市町村で起こり、さらにそこに、今まで以上に多くの権益が、国から地方自治体に譲り渡される道州制なんてモノが施行されたら、日本という国が外国人に乗っ取られちゃう可能性だって、ないとは言えないよ。まずいでしょ?

 ああ、だから、大阪都構想が潰れてよかったなあって思います。大阪“都構想”と言いましたが、実態は、大阪市分割構想なんですよね。現在の大阪市を、5つの特別区に分けるのが、大阪都構想なわけで、特別区というのは、今現在大阪にある“区”とは違って、きちんと地方自治ができる区であって、特別区と言うのは、ほぼ市みたいなものなんです。

 地方自治体…とりわけ市町村ってのは、適正規模ってのがあるのは、私にも分かります。過疎になって人が極端に少ないのは困りますが、あまりに住民が多すぎるのも困ります。ですから、人口過密で巨大な大阪市の人口が、一つの市としての適正規模を越えてしまったから、特別区を作りたいというのは、一見、理にかなった話のように見えますが…実は、大阪市は政令指定都市なんですよね。

 大阪市は、市と名乗ってますが、行政的にはほぼ“県”なんです。そして、その下に(特別ではない)区を作って、それぞれの区毎に住民サービスを提供しています。大阪市は、巨大な市であるというスケールメリットを活かしながら、各区ことにきめ細かい住民サービスを実施しているわけです。これによって、市としての規模が大きいことの欠点を補っているわけです。

 この政令指定都市のあり方には、おそらく、良い所もあれば悪い所もあると思いますが、そんなに都合の悪い制度ではないはずです。もしも、政令指定都市というあり方が悪い所だらけならば、大阪が都構想をぶち上げる前に、もっと人口的に規模の大きな横浜市や、もっと経済規模の大きな名古屋市が、動いているはずです。ですが、横浜も名古屋も“都構想”などとは言い出していません。ですから、現在の政令指定都市のシステムそのものの矛盾が、大阪都構想のエンジンではなかったはずです。

 まあ、大阪都構想になんて、当然、ウラがある話なんでしょうが…すでに廃案になんてしまった政策のウラを探っても仕方ありませんから、それはそれで放置しましょう。それよりも、大阪都構想が廃案になって、よかったなあって思います。

 大阪都構想が実現すれば、大阪市を5つの特別区に分割するわけです。特別区となれば、区長がいて、区議会が開かれます。今の大阪にも区はありますが、普通の区ですから、区議会があるわけでもなく、区長はいても、市からの任命制なんですね。でも、特別区になると、区長も区議会も、それぞれの区ごとに選挙で決めるようになり、それなりの地方自治ができるようになるのです。問題は特別区には選挙があるという事です。

 と言うのも、大阪市って、元々日本人ではない人達がむやみにやたらとたくさん居住している地域で有名な場所じゃないですか? 当然、日本の中でも、外国人の居住している割合の高い地域でもあります。そこを分割すれば、区によっては、かなりの高密度で外国人が住んでいる区も生まれてしまいます。

 それだけなら、私も問題視はしません。横浜や神戸や長崎にあるチャイナタウンは、私も大好きな町ですからね。

 問題は、外国人参政権って奴です。もちろん、現在のところ、我が国の国政レベルでの参政権は外国人には与えられていません。しかし、地方自治体レベルの参政権、つまり“外国人地方参政権”というのは、地方自治体ごとに与える事ができるようだし、事実、外国人に選挙権を与えている日本の地方自治体も少なからずあります。

 大阪は日本の要所の一つであります。そして、そこには外国人が大勢住んでいます。そんなところで外国人地方参政権を与えたら…パリセイズ・パーク市の二の舞いにはならないでしょうか? 

 ちなみに、日本の地方自治体で、外国人地方参政権を実質的に与えているところは、以下の通りです。

 北海道 増毛郡増毛町、紋別郡遠軽町、稚内市、北広島市。
 岩手県 宮古市、岩手郡滝沢市。
 東京都 杉並区、三鷹市、小金井市。
 群馬県 高崎市。
 埼玉県 富士見市、児玉郡美里町、比企郡鳩山町、和光市。
 千葉県 我孫子市。
 神奈川県 逗子市、大和市、川崎市。
 新潟県 上越市。
 石川県 羽咋郡宝達志水町。
 福井県 越前市。
 静岡県 静岡市。
 愛知県 高浜市、西尾市、安城市。
 長野県 小諸市。
 滋賀県 近江八幡市。
 大阪府 岸和田市、大東市、豊中市。
 奈良県 生駒市、大和郡山市。
 三重県 名張市。
 兵庫県 篠山市。
 鳥取県 境港市、東伯郡北栄町。
 広島県 広島市、大竹市。
 山口県 山陽小野田市。
 福岡県 宗像市。

 日本全国には、市町村が1741団体あるそうですから、外国人地方参政権を与えている市町村なんて、ほんの一部なんですが、それにしても、そのメンバーを見ると、色々と思うところがあるし、危機感を感じます。このリストに、たとえ一部とはいえ、大阪市が加わったとしたら…怖いと感じる私は臆病者なのでしょうか!

 パリセイズ・パーク市の例を見ると、本当に、外国人に(たとえ地方と言えども)参政権を与えるのは危険だと思いますし、中国のように“国防動員法”がある国からの移民や在留外国人を大量に受け入れるのも危険だと思います。さらに言っちゃうと、安易に外国人の日本への帰化を認めるのも、いかがなものかと思うわけです。

 私は、別に外国人への差別意識などはないつもりです。ただ『数は暴力』になりかねないから、一つの国からの移民を一箇所に集中して住まわせることの危険性を感じるわけなんです。

 私のような臆病者の不安を解消するために、一日も早く、憲法を改正して、移民法やスパイ防止法を作って欲しいと願ってます。でないと、日本という国が、内部からガタガタにされてしまいます(って、もうすでにかなりガタガタにされているのかもしれません)。

 日本に生まれ育った人には感じにくい事なのかもしれませんが、日本って、かなり恵まれた国だし、日本人って幸せな国民だと思うんです。ですから『日本で暮らしたい』とか『日本人になりたい』という外国人がたくさんいるのは、当然ですし、それは我々日本人にとっても、嬉しい事だし、歓迎すべき事なんです。

 ただ、人間の感情というのは、必ずしも素直であるばかりではないので、嫉妬とか反感とかから生まれる悪意で『日本から盗みたい』『日本人を不幸にしたい』『日本を潰したい』とか考える外国人だって、少なからずいるわけです。

 人間には、そういう負の感情や悪意を持っている人もいるって事を、我々は忘れてはいけないんだと思います。そういう人たちから、私達の国と社会を守り、子や孫などの次世代に引き継いでいくのも、親として当然の事だと思ってます。

 それにしても、ほんと、アメリカのパリセイズ・パーク市は、かなりヤバそうです。

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2015年5月23日 (土)

今がサカリです

 今がサカリなんです。何の“サカリ”かと言うと、金魚のサカリ、つまり発情期なんです。

 今までの我が家の水槽には、オスの金魚がいなかったようで、春だからと言って、特別な事はありませんでしたが、今年のメンバーの中には、どうやらオスっぽい子がいて、水槽がすごくワキャワキャしています。

 そうなんですよ、金魚って、かわいいんだけれど、オスにはきちんと発情期があって、発情期に入ると、メスを求めて、大騒ぎをするんですよ。ちなみに、金魚のメスは目立った発情はしません。

 そして金魚は、その大半がメスなんです。ですから、売ってる金魚は、まずメスだと思って間違いありません。どこの家の水槽も、たいていはメスの金魚しかいない事が多いです。水槽にメスしかいなければ、発情期は全く関係ありません。おとなしいモノです。

 でも、買ってきた金魚の中に、たまにオスが混じっている事があります。一説には、金魚の場合、生まれてくる段階で、オスメスの比率は1:9ぐらいだという話があるくらいに、オスは珍しく、たいていはメスばかりなんです。

 金魚の場合、雌雄の判別は、あまり簡単ではありません。それでもいくつかの特徴があります。一番の特徴は、性格の違い(笑)。繁殖期に限らず、オスはたいてい活発です。ただし、中には穏やかな性格のオスもいますので、性格の活発さだけで雌雄は判別できません。

 身体的な特徴としては、発情期のオスには、追い星と呼ばれるニキビのようなものが、エラブタに発生しますが、これも実に小さなものなので、あまりハッキリと見分けられるようなものではありません。あと、オスは肛門が小さい(笑)ので、比較的糞が細いです。

 金魚の場合、雌雄の違いなんて、これくらいしかありません。さらに付け加えて言うならば、オスの方が美形金魚が多いし、オスの方が短命なんですが…、これも性格の活発さ以上に個体差があります。

 「でも、発情期になって発情していれば、オスだよね」 いやいや、それも違うんですよ。金魚にも性欲の強い子と弱い子がいて、発情期にメスを殺してしまうくらいに獰猛に発情するオスもいれば、発情期になっても、なんとも穏やかなオスもいます。

 また、金魚の世界は、大半がメスという事もあって、どうもメスのくせにオスのような行動を取る子がたまにいます。まあ、金魚のレズビアンなのかもしれません。なので、実は金魚の場合は、発情行動を取っていても、オスとは限らず、雌雄の判別がつきづらいんです。

 で、今年の我が家の話なんですが、どうもにもヤヨイがサカってます。それもかなり活発と言うか…獰猛なんです。で、対象は…オタキサン…です。まあ、二匹ともにいい年頃なので、発情をしても不思議ではありません。

 オタキサンはいかにも「腹にタマゴを抱えていますよ」という体型になってますし、それを見て、ずっとずっとずっとず~っと、ヤヨイがモーションをかけています。ヤヨイの獰猛なアタックのために、オタキサンはすでにボロボロになってしまいました。水槽だと、オスの猛攻から逃げ切れない事が多く、たいていのメスはボロボロになります。まあ、ボロボロになっているとは言え、オタキサンはヤヨイを避けているわけではないので、今のところは放置していますが、あまりオタキサンの怪我がひどすぎるようなら、隔離する事も考えています。

 実は、ヤヨイが本当にオスなのか…どうにも確信が持てないんですよ。たしかに行動だけ見ているとオスのようなんですが…本当にこの子はオスなのかな? もしかすると、ヤヨイはオスではなくメス…というかレズビアンのような気もしないでもないんです。

 まあ、まだしばらくは様子見となりますが…ほんと、どうなんでしょうね。

 ちなみにメダカも発情しています。人間が見ている前でバンバン種付けをしまくって、ジャンジャカ産卵しまくってます。それは見ていて小気味いいですよ。ああ、生命の営みだなって思うわけです。

 で、メダカたちが産卵した卵を、みんなで美味しい美味しいと言って食べてしまうので、全然メダカの稚魚は生まれてこないのですがね(笑)。

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2015年5月22日 (金)

ハジけてバカにならないといけません…ね

 二回目のピアノ合わせに行ってきました。

 電車に乗って、先生のお宅に向かう途中で先生からメールがありました。なんでも、欠席の人が出たので、できたら早めにピアノ合わせをしたいので、早く来てくださいとの事です。せっかく横浜に行くので、街をプラプラしてから伺おうと考えていましたが、プラプラするをプラする程度にして、ご自宅に伺うことにしました。

 お教室に入ると、F先生が前の方のピアノ合わせにつきあってらっしゃいました。前の方…仮にMさんとしておきますと、このMさん、最近門下に入られたご年配で小柄な方なんですが、すごく声が出る方なんですね。無理なくスッと声が出ています。たぶん、声を響かせるのが上手な方なんだろうと思いますが…こういう方を見ていると、自分はまだまだだなあと思うわけです。

 さて、今回のピアノ合わせは、Y先生とピアニストさんだけです。F先生とK先生は別室で宴をなさるようです。Y先生とピアニストさんも、私のピアノ合わせが終わり次第、そこに合流するようです。いやあ、音楽家って、ほんとお酒好きですねえ(笑)。

 さて、ピアノ合わせは、モーツァルト作曲の「Un'aura amorosa/恋のそよ風」からです。ほんと、この曲は良い曲ですね。歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」の中のテノールアリアですが、このまま独立したイタリア歌曲としても、通用してしまいそうなくらいの名曲です。

 とりあえず、この曲に関しては、歌詞が飛ぶとか、メロディーが行方不明になるとかはありませんので、ひたすら「どう歌いあげるか」という点に絞って確認をしました。

 で、とりあえず歌い出してみたものの、歌い出しのテンポを間違えて、音楽をかなりゆっくりしたテンポで始めてしまいました。前回、あれだけ「もう少しスピードアップしましょう」と言われ、自分でもそうやって準備してきたのに、ついついうっかり、遅めのテンポで始めてしまいました(ダメじゃん)。ですから、途中からテンポを早めにしようと努力しましたが…それは徒労に終わりました。やはりテンポは最初にビシっと決めないといけません。

 先生からは、歌が全体的に無気力でフニャフニャに聞こえると言われました。原因は、しっかり腹筋で息を支えていないから。腹筋の力が足らず、しかしノドの脱力を目指しているので、声に芯がなく、フニャフニャに聞こえるんだそうです。そういうフニャフニャした歌い方をしていると、高音がうまく出ないので、フニャフニャ声を聞くと「ああ、こりゃあダメだ」と思うそうです。

 それを回避するためにも、最初の一声から、しっかりと息を支えて歌うことが大切で、何となく歌い出すのが、一番いけないと言われました。

 このように、私は歌う際に、いつも何となく歌い出して、それで失敗とか後悔とかをする事が多いです。ああ、ダメだな。

 後は、リズムの甘さを指摘されました。私の歌い方は、モーツァルトの時代っぽくないので、もっとリズムは鋭く、装飾音符はゆったりと歌わないと、時代の様式に合わないのだそうです。モーツァルトの曲に関しては、モーツァルトの様式に合わせて歌えたらいいなあと思っているので、私(忘れなかったら)頑張りたいと思ってます。

 とにかく、最初の部分のテンポと、曲の終盤のテンポの確認(曲の途中でテンポを変える事にしているんです)をピアニストさんとしましたので、私がうっかりして間違ったテンポで歌い出しても、ピアニストさんに修正をかけてもらえるようにしました。

 さて、次は二重唱です。ドニゼッティ作曲の歌劇「愛の妙薬」の第一幕の二重唱「Caro Elisir! Sei Mio!/素晴らしい妙薬」です。

 今回のピアノ合わせは、歌とピアノの合わせではなく、演技とピアノの合わせをしました。そのために、立ち位置とか基本的な動作をピアニストさんと共有して、本番に臨む準備をしたわけです。なので、今回は実際に動いて、演技を加えて歌ってみました。

 いやあ、動いた途端に、歌詞が飛ぶ飛ぶ。実に見事に歌詞が飛びます(笑)。でも、歌詞が飛んだくらいで、うろたえていたのではいけないので、歌詞が飛んだら、作詞です(笑)。いやあ、ほんと、結構デタラメを歌ってしまいました。イタリア語がペラペラなY先生からすれば、もう、メチャメチャな歌を歌っていて、おかしかったでしょうね。

 どのタイミングでどんな動きをするのか、どんな表情をするのか、妻との立ち位置はどのタイミングで入れ替えるのか。これらを歌いながら、一つ一つピアノと確認してみました。

 とにかく、この曲のネモリーノは、大いにハジケないといけません。私もDVDを見て、自分なりに研究してきたつもりですが、それでもまだ足りないそうです。ですから、本番では、かなりハジケないといけないようです。今回のピアノ合わせでも、結構ハジけたつもりでしたが、まだまだハジけ方が足りないと言われましたが、これ以上ハジけるには場所の広さも必要なので、本番の舞台では、もっともっとハジける事にしましょう。とにかく、バカにならないと…ね。もっと極端にやらないと…ね。舞台では「やりすぎ」と言われるほどにやって、ちょうどいいみたいです。頑張りますよ。

 そうやってハジける所はもっとハジけないといけないのですが、一方で「動きすぎ」とも言われました。動くところと動かないところのメリハリをつけないといけません。基本的には、自分が歌っている時はあまり動かず、相方が歌っている時に目一杯動いて演技をするのが、オペラの原則なので、歌っている時は自分の動きは抑えめにして、相方が歌っている時は(ついつい気がゆるんで休んでしまいがちですが)頑張って演技をしたいと思いました。

 とにかく、演技に関しては、大枠が確認できたので、後は当日の舞台の状態を見て、さらに詰めていきましょう。

 発表会まであとわずか。怪我や病気に注意して、全力を出し切った舞台となるように頑張りたいと思います。とりあえずは、今ひいている風邪を完治しないとなあ(涙)。

P.S. そんな発表会ですが、実は明日、2015年5月23日(土)行われます。場所は“かなっくホール(JR東神奈川・京急仲木戸、ともに徒歩1分)”で、13時開場、13時半開演となっています。頑張りますので、無事に歌えるように、お祈りください。また近場でお時間のある方は、ぜひ冷やかしに来てください。待ってます。

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2015年5月21日 (木)

入院していない限り、仕事のキャンセルなんてあり得ない…そうです

 フルートのレッスンに行ってきました。

 お教室に入って、すぐにフルートを組み立てて、先生とロングトーン練習始めたら、見事なくらいに音が合わない。「あ、しまった。管が暖まっていない!」 さっそく、息をフルートに吹き込みます。先生はその間、なにやら怪しげなフレーズを吹いて待っていてくれます。

 で、管が十分に温まった所で練習再開。うむ、見事にドンピシャ。いつもうねってしまう高音Hも今日はうねりません。うむ、なんかいい感じ。

 エルステ・ユーブンゲンは、今日も9番です。もちろん、暗譜できてません。次の10番を吹いた時、前回同様に、リピートで戻ったところを、またまた1オクターブ高く演奏してしまいました。ええ?なぜ?

 この箇所、リピートをした場合としなかった場合、リピートに続く音型が全く一緒なんだけれど、音程は1オクターブ違うんです。リピートをすると低く、リピートをしないと高いのです。ですから、リピートをして1オクターブ高く吹いてしまうのは、リピートせずに次に進む場合とゴッチャになっているからです。理由が分かれば、次からは同じミスはしません(たぶん…きっと…ね)。

 プチ・エチュードは10番。今回は、家でメトロノーム練習をたっぷりしてきたので、前回よりは幾分マシになったと思うけれど、レッスンではメトロノームを鳴らすわけではないので、やっぱりリズムはあっちこっちで甘々になってしまいます。

 装飾音符をチマチマ吹いているうちに、ビートが分からなくなってしまうんだよね。ああ、安っぽいリズム感だこと。ああ、難しいね。

 今回の雑談は、先日の台風の大雨の日にあったH先生のコンサートの話から始まりました。

 先生、なんでも、あの日、某地方都市(本当に“地方”都市。つまり田舎だね)でコンサートをしたんだそうです。でも、あの大雨でしょ? 早めに会場に入っていたので、先生自身は雨の被害には会わなかったんだけれど、あの雨だから、お客さんなんて来ないだろうと思っていたら、会場はほぼ満席だったそうです。

 「あの嵐の中、わざわざフルートを聞きに来るなんて、大したもんだね」と言ってたけれど、たぶんそれは、地方都市だからだと思います。

 都会だと、クラシックコンサートなんて毎日のようにやっているから、今日のコンサートを見逃したからと言って、どうって事はないんだと思うけれど、地方って、本当にクラシック系のコンサートって無いからね。東京から一流の演奏家がやってくるとなれば、何ヶ月も前から楽しみにして待っているわけですよ。だから、たとえ嵐となろうと、槍が振ろうと、皆さん集まっちゃうわけですよ。

 それは私の地元で外国の歌劇団がやって来て引っ越し公演をすると、会場がぎっちり満員になるのと、同じ理由だね。

 先生曰く「天気が悪いんだから(お客は)無理しなくてもいいのにね…」と言ってましたが、客の立場になれば、そうは行かないんですよ。

 「まあ、客は、天気が悪いとか、体調が悪いとか、事故があったとか、とにかくコンサートに行く行かないを選べるけれど、我々演奏家は、チケットを販売してしまった以上、何があろうと、そこに行って演奏しないといけないんだよね」とポロっと言ってました。

 確かにそうですよね。

 「あの東日本大震災の日は、オーケストラの仕事があったんだけれど、オケの連中は、一人も欠ける事無く、みんな会場にやってきたよ」との事でした。さすがに、客席はガラガラだったそうだけれど(それでも来る人がいるって、ビックリだね)。

 「私は師匠から“40度の熱があっても、仕事はキャンセルするな”と言われているからね」との事でした。確かにH先生、滑落して死にかけて、絶対安静で病院に入院している時はさすがに仕事をキャンセルして代役をたてたそうだけれど、退院したら、指はまだ折れていたけれど、テーピングでガチガチに固めて、フルート吹いていましたからね。40度の熱どころではないけれど、入院していない限り、仕事はキャンセルできないようです。

 職業音楽家って、結構厳しい仕事なんだな…って改めて思いました。

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2015年5月20日 (水)

休符の歌い方は…歌に感情を入れる事で解決です

 声楽のレッスンの続きです。

 まずは発声練習からでしたが、今回は徹底的に腹筋を使って歌う練習をしました。やり方としては、ノドを開けっ放しにして「ヒヒヒ~」と歌っていきます。ノドは開けっ放しにして腹筋で歌い、最後の最後(の高音)でやっとノドを閉じて歌う…と言うか、ノドを閉じて歌わなければならなくなったら、そこが高音の限界になるので、なるべくノドを閉じずに、できるだけ高音を歌えるようにするという練習をしました。そのためにも、声はなるべく上に持っていくわけです。下に落とすのは厳禁ですし、前に持っていくのも、今の段階ではダメ。とにかく、声は上に上に…です。

 さて、モーツァルト作曲の歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」のアリア、「Un'aura amorosa/恋のそよ風」です。

 だいたい歌える事が分かったので、より楽に美しい声で歌えるようになるためのレッスンをしましょう…って事で、こめかみを開けて、声を回して歌う練習をしました。

 こめかみを開ける? はい、こめかみって開くんですよ。もちろん、日常生活の動作で、こめかみを開けるという動作はしないので、普通の人はできなくて当然なんですが、こめかみって開くんですよ(笑)。驚きました。それこそ“嘔吐”のフォームを取ると、どなたでもこめかみが開くので、それでこめかみが開いた事を確認できます。

 声を回すとは…具体的には、横隔膜付近をグっと上に引っ張りつつ、背筋を外側に膨張させていく動きの事です。つまり「声を回す」とは「体幹をたっぷり使って歌え」とほぼ同義になると思います。

 こめかみを開いて歌うと高音がより楽に歌えるし、声を回して歌うと体力の温存ができる…そうなんですね。だから、この2つを守って歌えば、たかが高音ラくらいなら、サラっと歌えるはず…なんだそうです(そうなの?)。

 少なくとも私の場合は、こめかみを開いて歌った方が、格段に音程が良くなるんだそうです。へえ、そうなんだ。なので、常にこめかみを開く事を意識して歌うと良いのだそうです。

 それと“テノール的な頑張り”はモーツァルトでは決して使わないように言われました。ヴェリズモオペラとモーツァルトでは歌唱スタイルが違うわけで、絶対に絶対に“テノール的な頑張り”は使っちゃダメなんだそうです。“テノール的な頑張り”を使えば、HI-Cの発声ができるようになるかもしれないけれど、決してモーツァルトを歌えるようにはならないので、モーツァルトを歌う時は、逆に“なるべく頑張らないように歌う”事が大切なんだそうです。ううむ、難しいね。

 さて、次はドニゼッティ作曲の二重唱、「Caro Elisir! Sei Mio!/素晴らしい妙薬」のレッスンです。歌劇「愛の妙薬」の中の曲ですね。

 この曲も歌える事が分かったので、どうやって休符を処理していくかの練習をしました。休符は感情表現なんだそうです。だから、どう休符を処理していくかは、どんな感情表現をしていくかと同義であり、どんな感情表現をするのかは、どんな演技をするのかと密接な関係があるわけで…つまり、どんな演技プランを立てているかで、休符の歌い方が変わってくるわけです。

 ひとまず、軽く(演奏会形式程度の)演技をつけて歌ってみました。こんな事だけでも、歌はコロっと変わるわけです。で、私の歌がコロっと変わったそうです。で、先生がビックリして「何があったの?」と聞いてきました。

 私は「先週、K先生の歌を聞いたから…」と答えたら「まさか!」とあっさり否定。いやあ、相手が先生と言えども友人だとバッサリだなあ…。妻が「先日、ロランド・ヴィラゾンの『愛の妙薬』を見まして…」と答えたら「それだ!」と合点です。ちなみに私が見た“ヴィラゾンの『愛の妙薬』”とは、これなんですが…

 これ、とても面白いし、歌唱的にも素晴らしいDVDなんですが、一般的にはあまりお薦めできないDVDですので、注意してくださいね。なにしろ、これ、日本語字幕ありませんから(笑)。おまけに舞台設定が現代の映画スタジオになってますし、愛の妙薬はワインではなくバーボンですから(大笑)。とっても面白い上演だけれど、手だれたペラゴロ向けの上演なんです。ちなみに私はNHKのBSで深夜に放送したのを録画して見ました(さすがに日本語字幕無しはキツイよね)。

 まあ、ヴィラゾンをコピーしたわけではありませんが、二重唱が歌われるシチュエーションなどが、理屈抜きで分かったのが良かったのかもしれません。なにしろ、ヴィラゾンの演技は、コミカルと言うか、ドタバタ喜劇っぽくって、極端で、すごく分かりやすかったんですよ。

 というわけで、休符もそれなりに歌えるようになったので、後はきれいなハモリを作るために、細かな合わせ部分の音程の確認をしました。

 それにしても、モーツァルトで高音Aを連発しているせいか、二重唱で出てくるGのロングトーンなんて、全然難しくないですね(余裕余裕)。

 本番である発表会がドンドン近づいてきました。後は…健康管理かな。なにしろ、昨年は、間際になって、歌えないぐらいにノドを腫らしてしまいましたからね。それでも歌ったわけだけれど、いやあ、やっぱりアレは辛かったです。今年は、昨年の分も含めて、リベンジをしてやるつもりです。

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2015年5月19日 (火)

発表会後に学ぶ曲が決まったので、一安心です

 声楽のレッスンに行きました。今回のレッスンが、発表会前最後のレッスンです。ですから、発表会後に取り組む曲を決めました。

 普段からレッスンで取り組む曲は、原則的に先生と生徒で相談して決めます。先生が「これを歌いなさい」と押し付けてくる事はありませんが、生徒が持ってきた曲が適切ではない場合は却下されますので、生徒としては“歌ってみたいけれど、先生に却下されない曲”というのを探して持っていかないといけません。

 一応、私、第三候補まで考えて、先生に提案してみました。で、おそるおそる、第一候補の、ベッリーニ作曲の「Vanne, o rosa fortunata/お行き、幸せなバラよ」を提案してみました。一般に流布している中声版ではなく、原調版(高声版)です。ちなみにこんな感じの曲です。

 「またベッリーニですか? ベッリーニは難しいんですよね…」と言われちゃいました。はい、ベッリーニです。難しいかもしれませんが、私、いずれ、ベッリーニの『6つのアリエッタ』の全曲制覇を目論んでおりますので、懲りずに提案しちゃいます。

 しばし熟考して「アリアに短し、歌曲に長し…だけど、いいでしょう」とOKをいただきました。ちなみに「アリアに短し、歌曲に長し」と言うのは、オペラ・アリアほど難しくないけれど、イタリア歌曲ほど基礎をしっかり学べる曲ではないよね…という意味です。Y門下では、いつも歌曲1曲、アリア1曲の合わせて2曲をいただいて勉強しているわけですが、この曲を歌曲として学ぶか、アリア扱い(つまり難しい曲として学ぶ)にするか先生が悩んだわけです。で、結局、アリア扱いをする事になりましたので、改めてもう一曲のイタリア古典歌曲を選曲です。

 「何か歌いたい曲はありますか」
 「一曲をベッリーニにしていただいたので、もう一曲は先生にお任せします」

 で、Y先生、イタリア古典歌曲の楽譜をパラパラと眺めていて、決めてくださいました。ローザ作曲の「Star vicino/側にいること」です。この曲を高声版で勉強しましょうとの事です。やったね、高声版だよ。ちなみに、こんな感じの曲です。

 とりあえず、発表会後に学ぶ曲が決まったので、一安心です。

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2015年5月18日 (月)

2ちゃんねるも、もはやオワコンなのかな?

 2ちゃんねると言うのは、あの“2ちゃんねる”の事で、今も現役の総合電子掲示板サイトです。かつてはインターネット利用者の相当数が2ちゃんねるを利用し、2ちゃんねるへの書き込みが、しばしば社会現象を引き起こしたほどの強い影響力を持っていたインターネットサービスの一つです。

 ところが…今の2ちゃんねるには、かつてほどの影響力は、もう無い…のかもしれません。そういう意味では、2ちゃんねる用語的に言えば「2ちゃん、オワタ」と言うわけで、2ちゃんねるはオワコン(終わってしまったコンテンツ)になってしまったのかもしれません。いやあ、実に寂しいです。

 かく言う私も、かつては2ちゃんねるを愛読していました。書き込む事はしてませんでしたし、限られた掲示板しかチェックできなかったのですが、結構熱心に読んでいました。なにしろ、当時の2ちゃんねるは、エネルギーにあふれていましたし、玉石混交だったけれど、情報もたくさんあったしね。それになんか、2ちゃんねるの話題についていけてないと、それこそ“いけてない”感じもあったわけです。

 でもそんな私も、なんとなく、2ちゃんねるから離れました。特に理由はありません。飽きたわけでもなければ、ハスにかまえていたわけでもありません。たぶん、私自身が忙しくなって、2ちゃんねるをチェックしている時間がなくなったんだと思います。ですから、やがて2ちゃんねるそのものではなく、いくつかのまとめサイトを見て回るようになりました。

 まとめサイトと言うのは、2ちゃんねるの膨大なログの中から、不要な情報や間違った情報を削除して、有益と思われる情報のみを残して、それらをテーマ別に編集したもの(これを“まとめ”と言います)をまとめてアップしているサイトの事です。時間のない私のような人間には、結構便利なサイトです。

 閑話休題。

 で、なんで老犬ブログで2ちゃんねるの話をするのかと言うと…実は先日、ひさしぶりに当ブログが2ちゃんねるでさらされたからです。

 “2ちゃんねるでさらされる”…とは、2ちゃんねるの中で話題として取り上げられて、直リンクを貼られる事を言います。

 一般的には“2ちゃんねるでさらされる”事は恐ろしい事だったようです。なにしろ、2ちゃんねるは匿名サイトですから、基本的に悪意とか妬みとかそねみとかの悪い感情がむきだしになりやすい場所なのです。ですから、たまに「ここのブログは実に素晴らしいから、お薦めだよ」というのもありますが、大半は「このブログの作者ってバカじゃねえの」とか「このHPには、こんなオカシナ事が書いてあるぜ」とか「ここのサイトって、なんだか気持ち悪いぜ」とか、まあこんなノリでさらす事の方が多いかな?

 で、2ちゃんねるでさらされると、2ちゃんねるを見ていた、その他大勢の人たち(“2ちゃんねらー”と言います)が興味本位でそのブログにアクセスして、場合によっては、コメント欄に悪口雑言罵詈雑言の類を書き込んで、いわゆる“炎上”ってやつをさせたりさせなかったりします。

 さらされたブログは、急にアクセスが増えるし、見知らぬ人たちが大勢コメントしてくるし、その内容だって悪意があったりなかったりして、ビックリしてしまうのです。で、ビックリして、あわててコメント欄を封鎖したり、ブログそのものをやめたり、削除したりするんですね。

 まるで、みのり豊かな田園地帯に、突如あらわれるイナゴの群れのように、のほほんと運営していたブログに突如現れて、さんざん暴れて食い散らかしていく…“2ちゃんねるにさらされる”って、そんなイメージがあります。なので、多くのブログ作者は、2ちゃんねるにさらされてる事を恐れ、2ちゃんねらーの皆さんの来訪を恐れているわけです。

 実は当ブログは、今までにも数回、2ちゃんねるにさらされています。2ちゃんねるにさらされると、ブログへのアクセス数が急に増えます。もちろん、その時にやってきた方の多くは、それっきりの方がほとんどですが、その後も継続して当ブログを訪れてくださるようになる方も、数としてはそんなに多くはありませんが、います。なので、私にとって、2ちゃんねるにさらされるとは、全く恐ろしい事ではなく、2ちゃんねるで当ブログの宣伝をしてもらう事と同義なんです。

 もちろん、当ブログをさらしてくださった2ちゃんねらーさんの発言を見ると(言っている内容が間違っていたり、誤解されていたりして)色々と言いたくなる事もありますが、それでもOKと思ってます。と言うのも、ブログの内容が間違って理解されていたり、誤解されていたりするのは、ブログを読んだ人の責任ではなく、そういう書き方をしてしまった私の責任だからです。だから、自分の力不足を感じ、もっと分かりやすく誤解されにくい表現方法を使っていこうと心に誓うだけです。

 それに、たとえ悪意に基づいて、当ブログをさらしたとしても、それは結果的に当ブログにとって益となるので、2ちゃんねるでさらされる事は、全くOKなのです。「悪評と言えども、評判になれば、勝ち」というふうに私は考えるからです。

 ですから、2ちゃんねるで老犬ブログがさらされているのを見つけると、ワクワクします。「やった! これで新しい読者さんをゲットできる!」ってモンですし、今まではそうでした。

 しかし、今回は違いました。せっかく2ちゃんねるでさらしていただけたのに、アクセスが一向に増えない。いや、誤差程度には増えた…と言うか、アクセス数に変化はありましたが、すぐに平常運転に戻ってしまったのです。ああ、不発も不発。2ちゃんねる効果、ゼロです。ああ、悲しい。

 ちなみに、今回さらされた記事は「LFJ2015 その4 マタイ受難曲」です。2015年5月7日の記事で、2ちゃんねるにさらされたのが、翌8日の事です。ですから、8日からアクセス数がグイグイと増えていかなければいけないのに、当ブログの訪問者数をチェックしてみると…

05/04(月) 1,173人
05/05(火) 1,183人
05/06(水) 1,232人
05/07(木) 1,150人 <-この日の記事がターゲットになりました
05/08(金) 1,071人 <-この日に2ちゃんねるにさらされました
05/09(土) 1,273人
05/10(日) 1,330人 <-この日がピーク
05/11(月)  1,186人 <-すぐに平常運転に戻りました
05/12(火) 1,187人 

 まあ、こんな感じです。以前なら、普段の2~3倍ものアクセスが見込まれたんですよ。それが、こんな感じです。いや~、2ちゃんねるにさらされても、全然宣伝効果ないじゃないですか! 悲しい、これは悲しすぎる(涙)。

 つまりこれって、2ちゃんねるを読んでいる人が昔と較べて激変しているって事ですよね。2ちゃんねるを読んでいる人が減ってしまったので、せっかく2ちゃんねるでさらされても、全くネット界的には話題にならず、誰も訪ねて来ず、宣伝効果もなくて、何も美味しいことはない!って事なんだろうなあ。

 やっぱりもう、時代は2ちゃんねるじゃないんだろうなあ…。かつて2ちゃんねるを読んでいた人は、2ちゃんねるから離れてしまったんだろうなあ…。だから、最近の2ちゃんねるはスレッドの消費量もおとなしくなってきたし、話題も閉塞ぎみなんだよね。

 時代は変わっていくのは当然なんだし、私自身、2ちゃんねるを真剣に読まなくなったわけだけれど、それでも2ちゃんねるの全盛期を知っている私にとっては、2ちゃんねるが廃れていくのは、ラ・フォル・ジュルネが廃れていくのと同じくらい、寂しいですよ。

 頑張れ、2ちゃんねらー。私は今のところ、丹念に2ちゃんねるを読んでいる時間はないけれど、時間がある皆さんたちは、精一杯2ちゃんねるを盛り立ててくださいな。そして、たまに、ここのブログをさらしてくださいな。お願いしますよ、この通り。

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2015年5月17日 (日)

LFJ2015 その10 これで2015年は終わりです

 プーランクのモノオペラを見て感服した私です。当初の予定ではこれで帰宅でしたが、今朝方、衝動的に最終コンサートを見たくなって、急遽チケットを入手したので、さっそくそちらに向かいました。

2015年 ラ・フォル・ジュルネ 最終コンサート

 会場は、あの大きなホールA。コンサートは、オペラとピアノ協奏曲とオーケストラ曲を順繰りにやりました。まさに、今回の“なんでもあり”っぽい感じのコンサートでした。

アマンダ・パビアン (ソプラノ)
アレッサンドロ・リベラトーレ (テノール)
ユリアンナ・アヴデーエワ (ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロベルト・トレヴィーノ (指揮)

プッチーニ:オペラ《ジャンニ・スキッキ》より 「私のお父さん」
プッチーニ:オペラ《ラ・ボエーム》より 「私の名前はミミ」
ドニゼッティ:オペラ《愛の妙薬》より 「人知れぬ涙」
ヴェルディ:オペラ《ラ・トラヴィアータ》より 「乾杯の歌」
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 op.16
ショパン:ワルツ第5番(アンコール)
マルケス:ダンソン第2番
ヴェルディ:オペラ《ラ・トラヴィアータ》より 「乾杯の歌」(アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(アンコール)

 久しぶりのホールAです。何年ぶりでしょうか? 私、最初の年にホールAのコンサートを聞き、それで色々とガッカリしたので、それ以来、ホールAには足を踏み入れなかったのですが、そのホールAも色々とテコ入れをして、多少は良くなったと聞いたので、それを確かめる意味もあって、行ってみました。

 ホールAは会場が大きいです。いや、大きすぎます。このホールでは、舞台上の出演者なんて、米粒のようにしか見えません。でも数年前から、舞台脇に巨大オーロラヴィジョンが設置され、そこに出演者の姿が映し出されるようになったので、肉眼では小粒のようにしか見えない出演者の姿も、普通にテレビで鑑賞しているような感じで見えました。

 まあ、ただ、オーロラヴィジョンだと、テレビ放送のような、お仕着せの画像になってしまうので、オペラグラスで自由に見た方が楽しいと思います。で、私も持っていたオペラグラスを取り出して見たのですが…安物のオペラグラスでは、あまり役に立ちませんでした。私が持っていたのは、この前のグリゴーロのコンサート会場で売ってた1000円の安物オペラグラス。倍率は3倍で、普通のオペラグラスとしてはいいのですが、ホールAでは力不足です。ここはもっと高い倍率のオペラグラスが必要です。あと、1000円程度のオペラグラスではピントがうまく合いませんし、色もにじみます。近いうちにきちんとしたオペラグラスを購入しないとダメかも…。

 で、視覚の方は、オーロラヴィジョンとオペラグラスの使用で、どうにかなる事が確認されました。音の方は…マイクで拡声されているという噂を聞きましたが、どうなんでしょうね。聞こえないわけではありませんが、かなり貧弱な感じにしか聞こえません。しかし、脳内で補正可能な程度には聞こえますので、贅沢を言うべきではないのかもしれません。まあ、ピアノとオーケストラはいいのですが、歌手には広すぎて、ちょっとかわいそうだったかもしれません。

 このホールで声楽曲を聞くのは厳しいかもしれません。これだけ広いと、反響なんてほぼ無いわけだし、歌手にとっては、歌っても歌っても声が会場に飲み込まれてしまいます。会場が広ければ、オーケストラも容赦無いですから、ちょっと盛り上がるところは、オケの音が歌手の声をかき消してしまいます。それに負けずに声を張れば…そりゃあヘトヘトになってしまいます。

 なので、オーケストラ曲やピアノ曲を聞くなら、ホールAでも何とかなりそうな気がしますが、声楽曲は厳しい…と言うか歌手が可哀想…って気がします。

 だいたい、この広い場所で、クラシック音楽を演奏することが、並大抵のことではないはずですから、多くを求めてはいけません。実際、たった2曲しか歌っていないのに、テノールさんはヘトヘトに疲れきっていましたよ。なので、テノールさんは、少し休んだ後の、アンコールで歌った方が、全然出来が良かったですよ。

 ピアノは…私はよく分からないのですが、タッチが強くてメリハリのある音で演奏していました。周囲の人は多いに盛り上がっていたので、素晴らしい演奏だったのだと思います。オケ曲は現代曲で、南米の映画音楽やダンスミュージックを聞いているような感じの曲でした。私は好きだな、

 実は、ピアノ協奏曲のアンコールが終わった段階で、終了予定時刻になってしまったので、コンサートの途中で退席される方が多くて、ちょっぴり残念な感じがしました。結局、予定の倍近い時間をかけて、コンサートが終了していました。

 で、帰り際、某芸能人の方もコンサートを見ていたようで、すれ違う人たちが「あ、芸能人だ」「ほんとだ、芸能人だ!」と叫んでいました。いやあ、有名人って大変だな。でもね、せめて名前を呼んであげようよ。私でも知っている有名な俳優さんなんだから「あ、芸能人だ」は、さすがに失礼でしょ(笑)。

 と、まあ、2015年度の私のラ・フォル・ジュルネは、こんな感じでした。

来年に向けて

 来年以降のテーマがすでに発表になっているので、備忘録代わりに書いておきますと…。

2016年「自然」
2017年「ダンス」
2018年「亡命」

 …だそうです。来年の「自然」は日本人がイメージする「自然」ではなく、ヨーロッパ人の考える「自然」…つまり“(人間以外の)神様によって作られたモノ”という意味でしょうね。あるいは“人間と対峙するモノ”という切り口で来るかもしれません。さて、どんな曲が来るのかな? 天候とか動物とか植物とか、水とか光とか炎とか、そういうモノを主役にした曲だろうなあ…、そう考えると、結構、曲のバリエーションもありそうな気がします。

 再来年の「ダンス」はダンス・ミュージックでしょうね。ヨハン・シュトラウス祭りなんだろうなあ(笑)。その次の「亡命」は亡命作曲家の特集でしょうね。ロシア系作曲家を中心にこってりした音楽が聞けそうです。うむ、なんとなく、楽しみになってきたよ。

 今年の来場者数は、42万7千人だそうです。東日本大震災の時に、一気に客が減ってしまったラ・フォル・ジュルネだったけれど、そこから毎年毎年、少しずつ客足が回復してきたんだけれど、今年はいきなりの乱高下となり、ワースト3の来場者数です。ワースト1が、東日本大震災の年で、ワースト2が、まだ知名度も何も無かった初回の時の数ですから、今年のこの数は、イベントとしては惨敗と言っていいでしょう。

 来場者数だけでなく、切符販売率(つまり、チケットがどれくらい売れたのか)は、80.8%だそうです。これはもちろん、例年よりも低い数字だし、単独の数字的にも、かなり悪いモノなんだそうです。つまり、今年のラ・フォル・ジュルネは、来場者が減った上に、チケットも売れなくなってしまった…という事です。やばいね、これ。

 テーマが「パシオン」などという分かりづらいテーマだった事も、客足を遠ざけた原因の一つだったと思います。だってヨーロッパ人の考える「パシオン」って「(キリストの)受難」って意味だよ。そりゃあ、クラシック音楽的には主要なテーマだけれど、日本人には縁遠いテーマだよなあ。

 あと、やっぱり、ラ・フォル・ジュルネも、10年以上もやってますからね。飽きられちゃったのかな?

 せっかく、去年が10周年という事で、区切りをつけたのだから、今年は“ラ・フォル・ジュルネ、リブートの年”にするべきだったのに、テーマこそ違うけれど、昨年の劣化コピーのようなイベント状況だったので「今年はいいか…」って思われてしまったのかもしれません。

 最近は、ラ・フォル・ジュルネに行っても、以前のような“ワクワク感”は、確かにないよね。だからと言って“心地よいマンネリ”には、まだほど遠いわけです。公演の数とか、演奏者の数はそれなりに揃っていても「有料チケットを購入して見てみたい」というモノがすごく減少したよね。まあ、無料公演でも一日楽しめるのは有難いけれど、あまりお手軽公演ばかりでは、人は飽きるんだよね。つまり、動物園における、パンダとかコアラなどのような、人気を集めるコンテンツが不足していたって事だな。羊とかヤギとかウサギばかりの動物園も悪くないけれど、大勢の人を集めるには力不足って事よ。

 なんて、文句ぶーたれてる私ですが、きっと来年も、いそいそと、ラ・フォル・ジュルネに出かけているんだろうなあって思います。

 私って、そんな奴ですから(笑)。

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2015年5月16日 (土)

LFJ2015 その9 モノオペラって見たことありますか?

 楽器屋を冷やかして、自分用の土産の楽譜も購入して、ホクホクした気分になって、次のコンサートが始まるのを待っていました。そうそう、待ちながら、久しぶりにドクターペッパーを飲んだよ。やっぱり私、リコリス味って好きかも~(はぁと)。

ピアノクインテット(東京音楽大学ピアノクインテット)

シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44より 第1楽章、第4楽章

 ピアノクインテットとは、弦楽四重奏+ピアノという組み合わせの演奏形態です。私は室内楽をあまり聞かないので、こういう楽器の組み合わせは新鮮でうれしいです。演奏の良し悪しは私には分かりませんが、楽しませていただきました。

 まあ、そんなわけで、演奏は悪くなかったのですが、ミュージシャンたちは、黙って舞台に登場して、一礼をして、無言で演奏をし、終わったらすごすごと舞台から退場していきました。

 ピアノの発表会ならそれでもいいのかもしれないけれど、これ、一応、客が入っているコンサートですよ。もう少し、愛想が良くてもいいんじゃないの?って思いました。おそらく、演者さんたちは大学生で、プロ奏者ではないでしょうから、エンタメ性がゼロでも仕方ないと言えば仕方ないのでしょうが、彼らがプロの音楽家を目指しているなら、演奏だけではなく、ステージ話術も磨いた方がいいと思うのは…余計なお世話ですね。

 演奏されていたのは、坂本文香(ピアノ)、福田ひろみ(1stヴァイオリン)、福田俊一郎(2ndヴァイオリン)、藤瀬眞希(ヴィオラ)、新井昴(チェロ)の五名の方々です。

 で、なぜわざわざ学生さんのお名前をここに書いたかと言うと、私、彼らが舞台に登場する前に、お名前を拝見して、勝手に女性3名、男性2名のグループだと思っていたのですが、実際は、女性2名で男性が3名のグループでした。

 いやあ、最近は男女兼用の名前も増えて、字面だけ見ていると、その方が男性なのか女性なのか迷ってしまうケースも増えてきました。

 さて、どなたが男性で、どなたが女性なのか、お名前だけで正しく判断できますか? 私は、お一人の性別を間違えてしまいました。私が間違えてしまったのは、ヴィオラさんです。私のこの方のお名前を見て「女性かな?」と思ってしまいましたが…男性でした。ちなみに、チェロさんも男女兼用のお名前ですが、こちらは男性でした(私も男性だと思ってました)。あと、1stヴァイオリンさんも男女兼用のお名前ですが、女性が名乗られているケースが多く、今回も女性の方でした。ピアノさんと2ndヴァイオリンさんは、それぞれ女性専用、男性専用のお名前なので、性別を間違える事はありませんね。

 いやあ、それにしても、お名前だけ拝見していると、性別が分からないというのは、実生活上、困ることはないのかしら! そんな野暮な心配をしてしまうオッサンが、私なのです。

 で、ピアノクインテットが終わると、夕飯時でした。さて、何を食べましょうか? この日は、朝がコンビニで軽食を購入し、昼がケンタッキーフライドチキンだったので、夕飯はちゃんとしたモノを食べようか…と一瞬も思わず、本能の赴くままに「さあ、ラーメンでも食べようか!」となりました(笑)。

 しかし、ラーメンとなると、案外難しいです。東京国際フォーラム内には、高級中華料理店はあっても、ラーメン屋などという庶民的なレストランはありません。東京国際フォーラムの周辺…と言っても、丸の内だよ。おしゃれな高級なレストランばかりが軒を連ねる丸の内ですよ。あの中からラーメン屋を見つける? 土地勘のない人間には無理…じゃないか(笑)。iPadで検索すりゃあいいのか。

 チャチャと検索したら、東京国際フォーラムの有楽町側を出てすぐの、線路下に長崎ちゃんぽんのチェーン店、リンガーハットを発見。なんだ、すぐそばじゃん。長崎ちゃんぽんなら、普通のラーメンよりも野菜たっぷりだから、より良いね。

 で、とっとと出かけて、大盛り無料サービスはもれなく利用して、さっさと食べて、次のコンサートに向かいました。

オペラ『人間の声』

 次のコンサートは、めったに見れない、おそらく私にとって、これが生涯最初で最後の鑑賞となるだろうオペラ、プーランク作曲の『人間の声』の演奏会形式での上演でした。

プーランク:オペラ『人間の声』(演奏会形式)

 なぜ“これが生涯最初で最後の鑑賞”なんて書いちゃうのかと言うと、それぐらい上演される事が珍しく、DVDなどでパッケージ化されて販売されることも無いという、レアなオペラの貴重な上演だからです。

 このオペラは、いわゆるモノオペラと言われるジャンルのモノで(舞台に登場する)出演者は、ソプラノ歌手たった一人です。つまり、通常の公演なら、オペラ劇場のあの広い舞台を、たった一人きりのソプラノ歌手だけで、最初から最後まで休む間もなく、出ずっぱりで歌って演じないといけないわけです。そりゃあ、まあ、普通はやらないよね。

 もちろんこのオペラ、本来なら伴奏はオーケストラ伴奏なんだけれど、今回はピアノ伴奏に変え、上演形式も簡略化して演奏会形式という事でした。場所も小さめなD7ホールです。小さな空間にピアノと歌手一人という、いかにも小規模なオペラ上演だったわけです。それにチャレンジしたのが、ソプラノ歌手の中村まゆ美氏とピアニストの大島義彰だったわけです。とても有意義な公演だったと思います。客層も、他のコンサートとは違っていて、一見して職業音楽家としか見えない方々が大勢いらっしゃっていて、なんか居心地悪かったです(私なんかが見ちゃダメなのかな…って、ちょっぴり思ってしまいました)。でも、席そのものは、すごくいい席だったんですけれど(笑)。

 上演はフランス語でした。ラ・フォル・ジュルネですから、字幕スーパーは無いだろうし、入り口で無料の対訳冊子を配布するくらいだろうけれど、対訳を読みながらオペラを聞くのも興ざめだなっと思って、事前にCDと台本を入手して(便利な世の中になりました)、色々と準備しておきました。入場の際、ホール入口でいただいたリーフレットには対訳がなく、マタイ受難曲の時のように対訳冊子を販売する様子もなかったので「まさか日本語上演?」と思ってしまいました。実際は違ったわけですが、まあ、日本語なら日本語でも良いかなと思いました。

 D7ホールは小さなホールです。舞台にはピアノと…床と机と椅子と電話が置いてあり、最低限の小道具は揃っていました。演奏会形式と予告されていたので、棒立ちで歌うものと思っていましたが、これなら最低限の芝居があるんだろうなあと思いました。

 時間になり、あたりが真っ暗になりました。やがて舞台にライトがつくと、衣装をつけたソプラノさんが床に投げ出されたような格好で倒れていました。伴奏がオーケストラではなくピアノであるというだけで、かなり本格的なオペラ上演でした。そして、舞台の壁面に対訳が投影されました。字幕サービス付きの上演でした。やったね。

 最初こそ「ソプラノさん、調子悪い?」とか思いましたが、それは杞憂で、ドンドン調子をあげていき、見ていた私もドンドンオペラに引きこまれていきました。全部、45分のオペラなんですが、あっという間に終わってしまいました。「え? もう終わり?」って感じでした。いやあ、良かった。

 大満足。これで“今年のラ・フォル・ジュルネは良かったなあ…”と言えます。うん、良かった。

 この続きは、また明日アップします。

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2015年5月15日 (金)

LFJ2015 その8 日本語のオペラは、なんか恥ずかしい

 TOKIAでのコンサートを見終えて、幸せな気分になった私は、ある意味、本日のメインイベントの一つを見るために、さっそく東京国際フォーラムの展示ホールに向かいしました。ちょうど、前のコンサートが終わる頃だったので、しばらく立って様子を見て、コンサートが終わったところで、座席をゲットしました。やったね。で、そのまま小一時間待ち時間があったわけです(笑)。荷物を置いて座席をキープするのは反則なので、妻と交代で色々と時間を潰しました。

 ソフトクリームを食べたり、まわりの出店(ほんと、ちょっとしか無いんです)を冷やかしたり、座席の後ろの方でやっている島村楽器さんのミニコンサートを聞くとも無く聞いたり、座席の左の方でやっているローランドさんのミニコンサートを聞くとも無く聞いたり、iPad Air2で時間を潰してみたり、トイレ行ったり、コンビニ冷やかしたりと、それなに有意義に時間を過ごしていました。で、ようやく、次のコンサートの時間になりました。

シンフォニーとオペラ(指揮:曽我大介)

 次のコンサートは、クラシックソムリエでもある曽我大介氏のステージでした。演奏曲目は以下の通りです。

エルガー:愛の挨拶
エルガー:ニムロット~『エニグマ変奏曲』より
ベルリオーズ:幻想交響曲より 第4~5楽章
ビゼー:歌劇「カルメン」第4幕より

 おしゃべりの方は、クラシック・ソムリエ検定の話題が中心でした。クラシック・ソムリエって何?って感じですが、日本に数ある検定試験の一つで、どれだけクラシック音楽に関する蘊蓄があるかを検定してもらえる試験なんです。つまり『クラオタ認定試験』ってわけですね。で、クラシック・ソムリエ検定で実際に出された問題などが話題になりましたが、私、全然話題に追いつけませんでした。いやあ、私、クラオタとしては、まだまだだなあと痛感しました。自分をクラオタと言うためには、クラシック・ソムリエ検定の勉強をしないといけない…のかもしれない(笑)。ちなみに、この検定試験に向けた、教科書とか過去問題集とかも販売されているんですね、かなり本格的な検定試験です。

 で、演奏の方ですが、最初の3曲はオーケストラ曲です。オケは、アマデウス・ソサイエティー管弦楽団でした。上手なオケなのでプロオケかと思っていましたが、どうもアマオケのようです。アマオケで、これだけ演奏できるなんて、なんかすごいですね。特にベルリオーズは、曲そのものが、私が好きって事もあって、結構前のめりになって聞きました。ああ、それにしても残念なのは第4楽章からだって事です。できれば最初から聞きたかったなあ(ならば、有料コンサートに行かないとね)。

 ニムロットを聞いている時、意味なく、キング先生の事を思い出しちゃいました(なぜでしょうか?)。ところで、ニムロットって何?

 最後はオペラ「カルメン」からの抜粋演奏でした。配役は、カルメンが浪川佳代氏、ホセが豊原奏氏、合唱が一音入魂合唱団でした。合唱団はその団名を見るまでもなく、アマチュア合唱団の方々でした。今回の演奏のために集められた方々なのかな? 演技が初々しくて、なんかほほえましかったです。ソリストの二人は…アマチュアなはずないよね(笑)。とりわけ、カルメンをやられた浪川佳代氏は素晴らしかったです。ちなみに、このカルメンは日本語上演でした。いやあ、オペラって、日本語で見ると、なんかこっ恥ずかしいですね。

 で、曽我大介氏のコンサートが終わって、次のコンサートは…同じ展示ホールでのコンサートです。また1時間待ちとなりました。下手に異動すると座席が無くなってしまうので、またも座席確保のために、この場所に留まることにしました。妻と交代しながら、ちょっと周辺を冷やかしました。

 御茶ノ水の楽器店からの出店があったので、少しのぞきました。プラスチック製の楽器をたくさん持ち込んでいました。フルートはありませんでしたが、トロンボーンやトランペット、サクソフォーンが販売されていました。値段はどれも5万円前後。おそらく、きちんと演奏できるんだろうなあと思いますが、やはりプラスチック製だと、見た目がオモチャにしか見えないのが、ちょっと残念かも。問題は配色かもね。素材がプラスチックでも、渋い配色なら問題ないのかもしれないけれど、そこに並んでいたのは、そのままオモチャ売り場に並んでいても違和感ない配色のものばかり…メーカーさんはもう少し考えた方がいいかも…って、日本のメーカーじゃないから、日本人の感覚なんて分からないんだろうし、おそらくメインターゲットは日本人じゃないだろうから、これはこれでいいのかも。

 プラスチック製楽器以外にも、ハーモニカやバンドネオンも売っていて、これらには人も集まっていました。ウクレレも押しているようでしたが、どうなんでしょうね。ヴァイオリンも並んでいましたが、さすがにこういう場でヴァイオリンを買う人なんて、いないよね(笑)。

 楽譜の投げ売りもやっていたので、自分へのおみやげとして、コープランドの『オールド・アメリカン・ソング』と、ブリテン編曲版のパーセル歌曲集を買いました。楽譜との出会いは一期一会ですし、何よりアマゾンで購入する価格の半額以下で購入できたので、良しとしたいと思います。

 で、そんな感じで時間を潰しました。

 続きはまた明日アップします。

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2015年5月14日 (木)

LFJ2015 その7 ごめんなさい、寝ちゃいました

 TOKIAを出て、向かった先は、東京国際フォーラムのガラス棟の6階にあるG402会議室です。ここでヴァイオリンの佐藤俊介氏のマスタークラスが行われます。

マスタークラス(ヴァイオリン:佐藤俊介)

 生徒さんは東京芸術大学の4年生の方。演奏してくれたのは、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番の第1楽章でした。素人耳には完璧な演奏に聞こえました。

 演奏が終わって、先生との最初のやりとりがモーツァルトの演奏のスタイルについて。モーツァルトはオペラ作曲家だから、どの楽器の曲であっても、オペラ的なものを意識して演奏した方が良いとの事です。で、そのオペラ的というのは何かと言うと、複数のストーリーが同時に進行するという事です。このヴァイオリン協奏曲も、いくつもの登場人物たちがそれぞれに登場してきて歌っているような感じで作曲されているので、そこを意識する必要がありますって事です。

 演奏としては、アーティキュレーションの注意をたくさん受けていました。特に、スラーの切れ目では、ほんのちょっとでも音を切って、フレーズを明確にするのは大切なんだそうです。と言うのも、スラーは、常にフレージングのまとまりを表しているのだそうです。モーツァルト自身がヴァイオリニストなので、スラーの付け方が実に素直なので、弓の使い方にも無理がないんだそうです。ただ、たまに弓使いに無理を強いている箇所があるけれど、それには理由があるので、その理由を考えて弾くことも大切だそうです。

 オケ(ピアノ)が時折消えてなくなる箇所があるけれど、そういう箇所では、もっと自由にヴァイオリンを弾かないといけないわけです。それこそ、自由な感じで拍にしばられずに、カデンツァを弾いているつもりで頑張るべきなんだそうです。

 その他にも、細かな注意がたくさんありました。今回は先生も生徒も日本人なので、普段は通訳をしている司会の方の出番もなく、先生も生徒さんも、声は張るタイプの人ではなく、割りとぼそぼそと話をするし、だんだんマイクの存在を忘れていたようで…ごめんなさい、私、寝ちゃいました。なので、前半の…それも20分くらいまではしっかり聞いていたのですが、その後については記憶がありません。ああ、イビキをかいてなきゃいいんだけれど、いやあ、不覚不覚。

 妻に「あなたが寝ているなんて、珍しいわね」と言われました。ああ、ほんと、申し訳ないです。

 とにかく、マスタークラスが終わって、会場が拍手に包まれた時に、ようやく目覚めました。短い時間だったけれど、睡眠が取れて、すっきりした私です。カラダは寝起きで、ちょびっと重かったけれど、頑張って昼ごはんを食べに行きました。

 元気を出しましょうという事で、お昼は肉食をする事にしました。で、色々と考えて、ケンタッキーフライドチキンというチェーン店に出かけちゃいました。やっぱ、元気を出すなら、鳥の唐揚げだよね。で、鳥をガツガツ食べて元気を出した私は、次の演奏会場に向かいました。またもTOKIAのガレリアでございます。

ピアノ四手連弾(ピアノ:尾崎有飛、佐藤圭奈)

ブラームス:大学祝典序曲 op.80
デュカス(LeonRoques編):魔法使いの弟子
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1番

 四手連弾とは、1台のピアノに二人並んで連弾をするというタイプの演奏です。ピアノの発表会などでよく見る“ピアノ連弾”のスタイルですね。ちなみに、ピアノの連弾には、2台のピアノを使って行うタイプのモノもあります。

 今回のピアノ連弾は、高音パートを女性の佐藤圭奈氏が、低音パートが男性の尾崎有飛が担当していました。なぜそういうパート分けをしたのかという理由は分かりませんでしたが、客的には逆じゃなくてよかった…と思いました。と言うのも、この二人、体格差がかなりあったし、ピアノの向きを考えても、もしも逆に座ったなら、奥に座った佐藤氏の姿が全く見えなくなってしまうからです。

 演奏は…ブラームスは、元々ピアノ連弾曲なんだそうだけれど、この曲はピアノ連弾では厳しいなあと聴きながら思いました。やはり、曲想がピアノという楽器の性能を超えているような気がします。後にオーケストレーションが施されて、オーケストラ曲になったのは、当然の事のような気がします。まあ、それを差し引いても、尾崎&佐藤氏の演奏は実にパワフルで良かったですよ。

 デュカスの曲は、やはりどう聞いても、ディズニーの『ファンタジア』のイメージが抜けません(笑)。この曲を聞くたびに、頭の中でミッキーが慌てふためきます。

 ドヴォルザークのスラブ舞曲は…いいですね。私はこういう俗っぽい音楽が好きですよ。この曲は、四手連弾がオリジナルなんだそうで、そういう意味ではスキのない作曲だなあって思いました。それにしても、ドヴォルザークはメロディーメーカーさんだよね。

 このコンサートも立ち見だった私だけれど、私の前に立っていた女性が、実に大柄だったので、ちょっとビックリしました。私は男性の中でも、かなり大きい人なんだけれど、その私と身長がほぼ同じ。なのに、その女性の頭がとっても小さくって…。たぶん10頭身くらいあるんじゃないかしら? さらに言えば、身長がそれだけあるのに、全然ゴツくない印象でした。バレーボールとかバスケットをやっている女性の中には男性並の身長の方もいますが、そういうタイプとは全然違うわけで「ああ、こういう人がモデルさんをやっていたり、ミス○○とかになるんだろうなあ」と勝手に納得しておりました。帰り際にふと正面の姿を見かけたのですが、やはり美人でした。

 いやあ、眼福眼福。

 続きはまた明日アップします。

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2015年5月13日 (水)

LFJ2015 その6 やっぱりTOKIAはいいですね

 さて、ラ・フォル・ジュルネの記事を再開します。時は、5月4日の月曜日、ラ・フォル・ジュルネ的には三日目、私的には二日目にあたる最終日のレポートをします。

 朝は頑張って(?)10時過ぎに東京国際フォーラム入りをしました。かなり早目に着いたので、まずは屋外のグッズ売り場をチェックしました。

 私はいつもブログ記事作成のために、ネタ帳代わりにA5サイズのノートを持ち歩いているのですが、現在使っているモノがそろそろ終わりに近づいているので、ラ・フォル・ジュルネで売っていた、いかにも音楽系の人が使っていそうな…そんな感じのノートを購入しました。別にノートなんてどこで買ってもいいんだけれど、まあどうせ土産を買うなら実用品がいいから、そうする事にしました。

 で、朝も早かったので、コンビニで軽食を買って、ベンチで食べていた時に、ふと「そう言えば、今年の最終公演は珍しく声楽なんだよねえー」とボツりと言ったら、妻が反応し、急遽、当日券を購入する事にしました。どうせAホールだし、どこで聞いても一緒だから、B席でいいんじゃないの?と相談しましたが、B席はすでに売り切れでした。なので、中途半端ですが、S席ではなく、A席を購入する事にしました。だって、下手にS席とか購入しても、2階になったらイヤじゃない? A席なら、1階の奥とか脇とか隅っこでしょ。まだそっちの方がいいじゃないですか?

 で、無事、最終公演のチケットを入手し、その勢いで、マスターコースの整理券もゲットして、時間を大いに潰せた私たちは、本日最初のコンサートに出向きました。

ラヴェルのピアノ(ピアノ:菊地裕介)

 場所は東京国際フォーラムではなく、その隣にある東京ビルことTOKIAでしたが…演奏会場はTOKIAそのものではなく、1階ガレリアという、TOKIAと隣のビルの間の空間に屋根と扉をつけた、普段は通路として使っているだろう空間でした。まあ、いつもTOKIAで演奏する時は、ここを使っているんのですが、年1回の事で慣れずに、ついついTOKIAそのものに入ってしまい「どこで演奏しているんだ!」と慌ててしまう私でした。で、今年も例のごとく、TOKIA本体に入ってしまい、迷ってしまいました。

 で、そこからガレリアに移動したら、ちょうど演奏が始まる所でした。

ラヴェル:水の戯れ
ラヴェル:ソナチネ
ラヴェル:道化師の朝の音楽

 いつも思うのですが、TOKIAのガレリアという、この場所。本当に良い場所です。ピアノとか声楽とかフルートとかのソロ演奏にピッタリの場所です。天井が高くて、まわりが石造りで、まるで立派な教会堂で音楽を聞いているような錯覚を覚えるくらいに素晴らしい場所です。問題は、場所は申し分ないけれど、無料コンサート会場なので、私も含めて、客層が悪い事…かな? 演奏中の出入りは自由だし、演奏中でもおしゃべりをする人がいるし、無駄に騒ぐ幼児もいるし…。またそういう雑音騒音も結構響いてうるさいのですが、でもそういう雑音は、神経を集中して聴けば、私はあまり気にならないので、平気平気。とにかく、TOKIAで聞くピアノ演奏は素晴らしいです。

 演奏者の菊地氏のトークもなかなか良かったです。なんでも、同じフランスの同じ時期に活躍したドビュッシーとラヴェルだけれど、作曲家としてのスタンスが違っていて、ドビュッシーは音楽を改革した人で、ラヴェルは伝統を深化させた人…なんだそうです。うむ、なんか納得です。まあ、改革しようと深化しようと、どちらにせよ、二人ともフランス人で、お耽美なんですね。それにしても、フランス音楽って、意味なくおしゃれで素敵です。こういう耽美系の音楽、私は好きですよ。

 それにしてもピアノの音が素敵すぎて、これだけクリアな音はおそらくスタンウェイに違いないと勝手に思って、オペラグラスを使って確認したら、ピアノのメーカーは“Shigeru Kawai”と書かれていました。なんですか? これ?

 後日、ネットで調べたら、カワイピアノのトップブランドがこの“Shigeru Kawai”なんだそうです。そうか、カワイピアノだったのか? カワイと言えば、ヤマハとともに日本を代表するトップピアノメーカーですが、関東に住んでいると、圧倒的にヤマハが強く、どこに行ってもピアノはヤマハで、たまにスタンウェイが聞けるくらいで、カワイピアノは滅多に聞くチャンスがないので、こんな音とは知りませんでしたが、なるほど、こういう音なんですね。カワイピアノは…。ヤマハとは全然違いますね。

 菊地氏の演奏はどれも素晴らしかったのですが、個人的には3曲目の「道化師の朝の音楽」が気に入りました。演奏前のMCで菊地氏が、この曲のタイトルはあまりいただけないという内容の話をしていました。なんでも「道化師の朝の音楽」というタイトルを素直に聞くと、なんとものどかな感じに受け取れますが、実際の音楽はもっと激しいわけです。その理由は…実はこのタイトル、訳があまり良いものでなく、そのために音楽が誤解されやすいんだそうです。例えば、道化師と訳されている言葉は、ドン・ファンとかプレイボーイとか訳しても良い言葉なのだそうです。それが分かると…朝の音楽というのも、朝の清々しい音楽ではなく、ただれた夜の翌朝って事になるわけで…そりゃあ、だいぶ音楽の印象も変わってくるわけです。私的には「伊達男の朝帰りのワクワクソング」と言った感じかなって思ったわけです。

 で、菊地氏のピアノ演奏を立ったまま聞いた私は、すでに疲れてしまって(年なんです)、早く座りたくなってしまったので、さっそく次の会場に向かいました。

 続きはまた明日アップします。

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2015年5月12日 (火)

英語訛りのイタリア語ではいけません

 声楽のレッスン…と言うか、ピアノ合わせの続きです。

 まず最初にK先生から指摘を受けたのは、高音の発声方法についてです。

 今現在は、Y先生に習った“高音の少し前でノドを開いて発声する”方法で高音の発声をやっています。このやり方だと、比較的容易に高音を発声することができるのですが、声に力みが生じる事と、ノドを限界まで開いた上で、さらにそこのポジションよりも高い声を出すのが困難になる事から「今回はそれでいいけれど、ゆくゆくの事を考えたら、そのやり方は辞めた方が良い」と指摘を受けました。

 ではどういうやり方が良いのかと言うと、ノドは(フレーズの)最初からフルオープンにして歌うやり方が良いそうです。ただし、このやり方で高音を発声するのは難しく、まず最初の頃は、ノドを脱力した(良い状態の)ままでは、まともに発声することすらできないだろうし、なんとか出来ても、すぐに裏声にひっくり返ってしまうだろうとの事です。でも、そこであきらめずに訓練を続けて、声帯を合わせる筋肉が強くなってくると、やがて高音が発声できるようになるそうだし、さらにこのやり方だと、限界以上の高音を発声をしようとした時、自然と声がジラーレしてアクートになるので、テノールとして頑張るなら、今のやり方は捨てて、こっちのやり方に変えましょうと言われました。もちろん、これも、今回の発表会を終えたら…の話です。

 どうもK先生は、次の発表会に即席で役立つ事ではなく、今後、テノールとして頑張っていく際に必要な事を教えてくださっているみたいです。ありがたい話です。

 とにかく、モーツァルトのこの曲は、テノールにとって難しいパッセージを多く含んだ曲で、歌いづらいだろうけれど、とにかく「当たって砕けろ」の気持ちで頑張ってくださいとの事です…が、当たるのはいいのですが、やっぱり砕けちゃうのでしょうか? 私。

 さて、次はドニゼッティ作曲の「愛の妙薬」の二重唱「Caro Elisir! Sei Mio!/素晴らしい妙薬」のピアノ合わせ?と言うか、レッスンです。

 この曲もまずは通して歌ってみました。K先生の感想は「なんとも、微妙…」だそうです。いやあ、それは喜んでいいのか悲しむべきなのか…。

 K先生曰く「歌うよりも、まずは何度もしゃべる事」なんだそうです。暇さえあれば、ブツブツ歌詞を唱えるのは、かなり有効な練習方法なんだそうです。とにかく、私のイタリア語は、全然イタリア語には聞こえないんだそうです。まあ、そうでしょうね。言っちゃあなんですが、私もそうだろうと思ってました(シレッ)。

 K先生曰く「アメリカ人のイタリア語みたいだなあ…」

 なんでも、私のイタリア語は

1)子音の発音が弱い
2)アクセントが弱く、言葉全体が流れている
3)語尾の母音が飲み込まれる事が多い

 …んだそうです。なので、とてもイタリア語には聞こえないんだそうです。ちなみに、これって英語訛りの強いイタリア語の特徴でもあるんだそうです。

 ですから、指摘されたことを注意して歌うと良くなるわけです。例えば『子音の一つ一つを意識して、もっとゴツゴツと子音をたてて歌う』とか『言葉の一つ一つにメリハリをつけて、アクセントをはっきりさせて歌う』とか『単語の語尾までしっかり発音する』とかね。言われた直後は、きちんと意識しているのでできますが、ちょっと慣れると、すぐに元の木阿弥になってしまいます。それにしても、私のイタリア語に英語訛りがあったとは…自分でもビックリです。アルファベットを見た途端に、脳みそが英語に切り替わる…わけないな、やっぱり単純に練習不足だね。

 Y先生から、一部の単語の発音間違いと、メロディーの音の間違いを「まだ治らないの?」と呆れ顔で指摘されました。

 K先生曰く「ネモリーノに美声はいらないよ。もっと軽く、もっと馬鹿っぽく歌った方がいいよ」との事でした。Y先生が「ちょっと歌ってみてよ」とおっしゃったので、では雰囲気だけ…と言いながら、この二重唱の一部(ラララのところね)を歌ってくれました。さすがに、よく分かりました。これだけ極端な歌い方でいいわけですね。

 ネモリーノを歌う時は、歌が大切なのはもちろんだけれど、それよりもネモリーノの表情とか演技も大切だから、そちらをもっと意識して歌った方が良いとK先生にアドヴァイスをいただきました。

 それと、この歌の中で妙薬を飲むわけだけれど、妙薬の飲み方について、ドゥルカマーラから細かい指示が出ているから、きちんとそれはチェックしておいた方がいいですよとY先生からアドヴァイスをいただきました。

 さっそく家に帰ってから、当該部分をチェックしたら、愛の妙薬を飲む前に、薬の瓶を少し振って、フタを開けたら、その香気を逃がさないようにして、軽くひとくちだけ飲むんだそうです。

 閑話休題。Y先生とK先生のお二人から、もっと体幹を使って歌った方が良いですと言われ、両腕を水平に(まるでタイタニックの有名なシーンのように)して歌ってみました。確かに、腕を上げると、声に芯が一本通るような感じがします。で、先生方からは、その姿勢で発表会も歌ったらいいと言われましたが…本人的には「どうなんだろ?」って感じです。というのも、本当にカカシのように真横に腕を伸ばして歌うのです。斜め下なら、パヴァロッティの真似をしています…という振りもできますが、真横ですよ、真横。それもピンと腕を伸ばすんです。十字架に架かったイエスキリストじゃないんだから…ねえ。実に微妙な感じです。

 最後に何かありますかとY先生がK先生に振ったところ「どうも“イ”母音が苦手そうですね。おそらく“イ”の時に、かなり舌根が上がり、舌根で“イ”の音を作っているようですが、別に“イ”は舌の形がどうであれ発音できるから、色々な舌の形で“イ”の発音を試すといいですよ。全曲“イ”だけで歌う練習を取り入れてみるといいですね」との事でした。

 で、レッスン(ピアノ合わせでしょ?)が終わったので、Y先生に「当日の打ち上げ、どうしますか?」と尋ねられたので「打ち上げこそが本番だと心得ています」と答えた所「それはテノールとして正しい姿勢ですね」とY先生が即答してましたが、なぜにテノールとして正しいのか、今持って分かってません(笑)。

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2015年5月11日 (月)

ピアノ合わせに行ったら、出張レッスンを受けちゃいました

 そろそろ声楽の発表会も近づいてきたので、ゴールデンウィークの最中でしたが、第一回目のピアノ合わせをしてきました。ちなみに、Y門下では(ってか、たいていどこでもそうかもしれないけれど)ピアノ合わせは2回あります。ピアノ合わせというのは、本番ピアニストさんとの打ち合わせです。本番ではどう歌いたいのかをピアニストさんに伝えるわけですね。曲全体のテンポとか、ゆっくり歌う場所とか、逆に早目のテンポで飛ばしたいところなどを始め、ピアノの音に関するリクスエストなどもあればします。つまり、本来なら指揮者が決めるような事を、声楽では歌手が決めるので、それを事前にピアニストさんに伝えて、すりあわせておきましょうって事です。

 キング先生の時は、ピアノ合わせの時間が短くて、一回通して歌って、ちょっと話をすると、もうタイムアップって感じでした。で、ピアノ合わせを終えると、帰り際に先生から、あれをピアニストさんに伝えていない、これも伝えていないなど、ダメ出しを必ずされて、でもその内容をピアニストさんに伝えるチャンスももらえなくて、いつもピアノ合わせをすると凹まされてばかりいたので、ピアノ合わせには苦手意識しかない私でした。

 門下が変われば、色々とやり方は変わります。

 Y門下でのピアノ合わせは、デュエットもあるので、妻と合わせて1時間でした。時間的にはかなり長めに時間が確保されていますが、それでも決して時間に余裕があるわけではありません。でも、ピアニストさんがかなりの凄腕(音大でピアノを教えているそうです)なので、何をどうやっても合わせてくれる上に「こう歌うといいんじゃないの?」的なサポートもピアノで伝えてくれます。それほどの凄腕ピアニストさんなので、非力なアマチュア歌手にとって、とても頼りになる本番ピアニストさんなのでした。だから、本来的な“ピアノ合わせ”にはあまりならず“本番ピアニストさんを招いて、いつものレッスンをする”みたいな時間になります。ですから、時間が長めでも余裕がないんですね。

 人にもよるのでしょうが、私はY門下のやり方の方が、気持ちが楽ですし、本番に向けて「よしやってみよう」という気持ちになれるので好きですね。キング先生のやり方だと、色々と鍛えられるんでしょうが、それはメンタルの強い人だけで、私のようにメンタルの弱い人間は、本番前に自信をなくして、追い込まれて、自暴自棄になるだけです。

 さて、ちょっぴりドキドキしながら、ピアノ合わせに向かいました。

 場所はいつものお教室ではなく、先生の本宅のレッスン室で行います。ここのレッスン室は、個人の住居にありながら、かなり広くて、ちょっとした合唱団の練習もできるくらいに開放的な空間なので、私は好きです。本当は、ここで毎回レッスンが受けられたらいいんですが…ねえ。

 で、お教室に入ったら、Y先生と、いつものピアニストさんと…見知らぬ男性がいらっしゃいました。Y先生曰く「今日は、すとんさんの歌を、特別にK先生にみてもらう事にしました」ときました。K先生とは、今回の発表会に来てくださる、ゲストテノール歌手さんで、他の門下生たちとデュエットをたくさんしますので、その合わせのために来ていて、ついでだからテノールである私の歌もみてもらいましょう…という運びになったようなのです。K先生はY先生の留学仲間で、何年もイタリアの歌劇場で歌っていたという経歴の持ち主です。もちろんクラオタさんたちが知っているような有名な音楽家さんたちとの共演もあるほどの歌手さんです。「僕の英語はイタリア語訛りが強くてね」なんて事をサラっと言っちゃうほど、イタリア語ペラペラの人です。

 特別講師によるレッスンと聞いて「え?」と絶句の私。なんか、精神的に追い込まれた? 本番よりも、緊張するじゃなんですか?

 とりあえず発声練習などせずに、いきなり歌うことになりました。ちなみに、Y門下では、ピアノ合わせや本番の時には、発声練習はせず、たいていはそのまま歌うことが多いです。どうしても発声練習をしないと不安だという人は、事前にそれぞれで発声してきましょうというスタンスです。この点に関しては、短い時間でも必ず発声練習をしてくださったキング先生の方がありがたいのです。

 で、発声練習もせずに、いきなりモーツァルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」の「Un'aura amorosa/恋のそよ風」を歌いました。で、歌い終えると、さっそくK先生のレッスンが始まりました。

 「本番を見据えた歌い方としては悪くないけれど、練習ではそういう歌い方ではダメですよ。練習では常に120%の力で歌わないと、いつまでたっても歌の筋肉が育たないからね。本番用の歌い方は、本番でやればいいんですよ。大丈夫、本番の時は、スイッチが入るから、自然と本番用の歌い方になります。だから、練習の時は、出し惜しみせずにやるわけですが…今日はピアノ合わせです。まあ、本番みたいなものだから、今日はそれでいいでしょう」 とりあえず、歌い方はOKみたいだけれど、もう少し声を出しなさいって事だと判断しました。

 Y先生からは「そのテンポで行くの?」と尋ねられました。たしかに、今私が歌っているテンポは、かなりゆっくりめです。曲調から考えると、このくらいのテンポがいいかなって思っている私ですが、テンポがゆっくりだと、色々と演奏のアラが見えやすくなるので、もう少しテンポを上げた方がいいのではないかというアドヴァイスをいただきました。「それにテンポを上げた方が歌いやすいと思うし、速いテンポでも対応できるでしょ?」 まあ、そうですね。では、本番に向けて、少しテンポアップしてみます。

 ピアノ合わせという名のレッスンなので、曲の頭に戻って、細かく区切って指導を受けながら歌うことになりました。

 で、冒頭に戻って、歌い直そうとした時に、突然Y先生が「あれ、この曲、短くカットできますね」と言いました。

 私がこの曲を勉強するにあたり、音楽之友社の楽譜を使っていますし、日頃はY先生も同じ楽譜を見てレッスンをしてくださるのですが、今回はY先生、音楽之友社の楽譜でなく、ペータースの楽譜見ていたらしく、それで気づいたんだそうです。

 どれどれ…と思って私もペータースの楽譜を見せてもらいましたら…曲の最後近くの4小節ばかり、カットしてもいいですよと明記されていました。どの部分かと言うと“alcor porgera”を3回繰り返して歌う箇所があるのですが、それを1回だけ歌えばいいですよ、残りの2回はカットしていいですよって指示なんです。実際、この箇所にたどり着くと、もうヘロヘロで、同じようなフレーズ、それも残り2回の方が、最初のフレーズよりも音が高くて大変なんです。そこをカットしても良いとは…ううむ、甘い誘惑じゃないですか? でも私はそこは頑張る事にして、カットしない事にしました。ううむ、ほんと、誘惑だなあ。

 家に帰ってから、当該箇所を(ペータースは持っていないので)ベーレンライターで確認したら、もっと驚きました。ベーレンライターは、その4小節のカットの指示が無かったんです。「ああ、ペータースは歌手に優しいけれど、ベーレンライターは歌手に厳しいなあ…」と思ったけれど、もう少し詳しく楽譜を見ていたら、ベーレンライターだと、最後の4小節どころか、このアリアは大雑把に言えば、ABAという形式で書かれているんだけれど、最後のAにあたる部分を丸々カットしてもいいよと書いてありました。つまり、41小節まで歌ったら、73小節まで飛んじゃっていいよ…って、30小節以上もカットですかい! ベーレンライターは歌手に優しすぎますって! 確かに、40小節まで歌うと、歌手は本当にヘトヘトになります。私は、そこから立ち直る方法をY先生に教えていただいたので、41小節以降も歌えますが、以前の私なら、ベーレンライターの優しい誘惑に、まんまと乗っかっていたかもしれません。

 とにかく、このアリア、難しいので、あっちこっちカットしていいと楽譜に書かれていますが、私、どこもカットせずに頑張るつもりです。

 あ、そう言えばピアニストさんが「後奏はカットしていいですか?」とか言ってましたっけ(笑)。このアリア、後奏がかなり長いんですね。で、Y先生は「カット、OKです」とおっしゃっていましたので、この曲、歌はカットしませんが、ピアノは一部カットして発表会で歌います(大笑)。

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2015年5月10日 (日)

ミュージシャンというものは、事務所にスカウトされて、始めてプロとなる…ようです

 まだラ・フォル・ジュルネの感想文(笑)は、半分程度しかアップしていませんが、それはさておき、ゴールデンウィーク中に行ったレッスンの話とかを、先にアップしておきます。いつもとアップする曜日が違うけれど、勘弁ね。とにかく、今回はフルートのレッスンの方をアップしておきます。

 久しぶりに、フルートのレッスンに行きました。そしたら、めっちゃ久しぶりの姉様のレッスンに遭遇! 先生となにやら二重奏をやっていましたが、それが実にかっこいいんだわ。あれ、なんていう曲なんだろ。それと、姉様と二重奏している時のH先生のフルートは、結構マジで吹いていて、すごくかっこい音がボーボーしておりやした。上手な生徒が相手だと、先生も本気を出すみたいです。

 私も早く先生に本気を出させる生徒になってみたいです(夢のまた夢だろうなあ…)。
 しかし、春になったのに、なかなかフルートが温まらない私です。最初は『低い低い…』と言われて、ドンドン頭部管を押し込んでいったのに、やがて『高く…ない?』って感じで頭部管を抜きましたが、そこに至るまで一体何分かかっているの(笑)。いやあ、ほんと、私のフルートはなかなか温まらないみたいです。

 で、これまた久しぶりにH先生と姉様と私の三人でロングトーン練習をしたわけだけれど、そんなわけで、私一人が、微妙に調子はずれで気持ち悪かったです。いやあ、微妙に音が違うと、激しく気持ち悪いね(涙)。

 エルステ・ユーブンゲンは例によって9番です。「暗譜してきた?」 申し訳ないです。まあ、頑張って練習してきて、なるべく早い段階で暗譜演奏できるようになりたいと思ってます。次の10番は…途中でオクターブ迷子になっちゃいました。いやあ、恥ずかしい。

 プチエチュードは10番です。かなり出来上がってきましたが、細かい部分はまだまだです。特に、装飾音符を入れた途端に、拍感覚がなくなってしまうのは、一体どーすればいいんでしょうね。

 特に難しいのが、F#-G#-F#と細かく動く装飾音符。つい、指をバタバタさせてしまうのだけれど、ここは替え指で(ってほどじゃないけれど)左薬指は固定したまま、右小指だけで吹くんだけれど、それを教えてもらっても、すぐに対応できないのが、アマチュアの悲しさ…ってか、オッサンの悲しさか! 次までに頑張ってきます。

 で「ゴールデン・ウィークはどうでしたか?」と尋ねられたので、ラ・フォル・ジュルネに行って、フルートをたくさん聞いてきましたという返事をしました。で、事のついでに、パソナさんのミュージックエイト社員さんの話をしたところ「人材派遣会社でしょ? 音楽事務所じゃないんだよね?」と驚いていました。

 何でも、H先生曰く「音楽家は事務所と契約しないとデビューできないんだよ」と、おっしゃるわけです。それはどういう事ですか?と尋ねたら、音楽活動をする上で必要な音楽以外の事は、すべて事務所が用意してくれるわけで、事務所と契約を結ばなければ、それらを音楽家自身がやらなきゃいけないわけで、そんな事をしていたら、安定した職業として音楽家をやっていくのは無理だし、コンサートだって、レコーディングだって、事務所が世話をしてくれなきゃできないでしょ? って事らしいんです。

 だから先生がおっしゃるには『プロの音楽家になる』というのは『音楽事務所と契約をする』と同義なんだそうです。へえー。

 「じゃあ、先生。音楽事務所と契約するにはどうしたらいいんですか? オーディションとか受けて合格すればいいんですか?」と尋ねたら「オーディション? そんなのあるわけないよ。まじめに音楽をやっていたら、事務所の方から『あなたと契約をさせてください』って来るんだよ」との事でした。つまり事務所にスカウトされないと、事務所と契約できない…みたいですね。

 「事務所だって仕事だからね。いくら売り込みがあっても、使えない奴なんて一人だって抱えたくないし、使えそうな奴がいたら、地の果てまで追いかけて、我先に確保するんだよ。なにしろ商売だからね」との事でした。

 だから、どこかに、将来有望なバリバリの若手ミュージシャンがいると聞いたら、隠れて演奏を聞いて実力を確認した上で、他所と契約する前に、さっさと契約を結び、契約したらガンガン仕事入れて、こき使うんだそうです。で、若いうちはギャラも安いし、何よりキャリアを作っていかないといけないわけだから、誰もが喜んで、身を粉にして働くんだそうです。そうやってキャリアを作っていくと、ギャラも高くなって、やがて、そんなに一生懸命働かなくても食えるようになるんだそうです。そうすると、職業音楽家としては安定期に入るわけです。

 H先生レベルになると、そんなにもうガンガン働かなくても良いんだそうです。だから、最近は事務所が持ってくる仕事を片っ端から断っているんだそうです。「もう、1000人も入るような大ホールでフルート吹きたくないんだよ」との事です。

 もちろん、事務所に属していると、マネージメント料が(H先生曰く)持っていかれるのだそうです。それもかなりな高比率で(笑)。いやあ、音楽事務所という商売も、結構美味しい商売かもしれません。

 それにしても、音楽家のデビューの仕組みとか、日々の仕事の話とか、なんとなくうっすらと想像していた部分はありましたが、実際は、結構、身も蓋もなく、ビジネスなんですね。だから、職業音楽家とは、ある意味「事務所に就職」しているようなものなのかもしれません。そう考えると、いくら音楽が上手でも、事務所の人の目に止まらない限り、プロとして活躍できないわけです。それもスカウトされるのを待っているわけで、売り込みしても無駄となると…ある意味、普通の就活よりもきびしいかもしれませんね。ほんと、プロミュージシャン、甘くないっすなあ。

 そうなると、演奏が上手なのは当たり前として、プラスアルファの魅力がないとデビューできませんし、他人とキャラがカブるなんて最低なのかもしれません。やっぱ、演奏家になるのは大変なんだな。

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2015年5月 9日 (土)

みんなで見よう『響け!ユーフォニアム』

 ラ・フォル・ジュルネの記事は、ちょっとお休みします。なにしろ、ラ・フォル・ジュルネの記事が続くと、アクセスが落ちてしまうので、合間合間に、こうやって毛色の違う記事も入れておかないと、色々とマズいしね(笑)。

 さて、ただいま、U局を中心にして放送されている『響け!ユーフォニアム』というアニメが、なかなか“マジ部活モノ”として面白いです。舞台は京都の某高校の吹奏楽部(どうやら実在するようですが…ストーリーはたぶんフィクション)で、きちんと普通の高校生たちがスポ根(笑)している姿を描いているアニメなんですよ。きっと、私のブログの愛読者さんなら気に入ってもらえると思いますので、強くお薦めしておきます。

 まあ詳しい事は、公式HPを見てください。

 ちなみに、公式PVはこれですが…本編アニメは、こんなにかっこよくないです(笑)。

 ありそうでなかった、マジ吹奏楽モノのアニメって事で、色々と面白いですよ。

 主役は、ユーフォニアム吹きの女の子。ユーフォニアムってなんですのん?って感じですわな。一応、金管楽器。小型のチューバというか、ピストン式の巻管トロンボーンって言うか、まあ、そんな感じの楽器です。吹奏楽専門の楽器…なので、クラヲタの方にはなじみの薄い楽器ですね。

 で、そんなユーフォニアム少女を取り囲むお友達の女の子たちの楽器がまた渋い。チューバ(初心者)に、コントラバス(チビ)に、トランペット(綾波系)。で、この四人が、放課後にお茶も飲まずに(笑)、かなり真剣に吹奏楽に取り組んでいる様を描いているアニメなんですね。

 製作は、京都アニメーション。今や、日本を代表するアニメ製作会社の一つで、ジブリに負けず劣らずの高クオリティーで、毎週アニメを製作しております。特に今回の「響け!ユーフォニアム」ではそれが顕著で、どのシーンを見ても、いちいち美しいんですわ。

 音楽もかなり気合が入ってます。上手い演奏は、きちんと上手く演奏してくれるし、下手くそな演奏はきちんと(現実っぽく微妙な感じで)下手くそに演奏してくれます。

 ま、私はこのアニメを見ていると、どうしても顧問の滝センセの視点で見ちゃうんだけれどね(笑)。それにしても、今や吹奏楽部って、女の子の部活なんだねえ…。

 放送は、毎週火曜日深夜。お近くのU局およびBS放送あるいはCS放送でお楽しみください…って感じです。

 「ウチはU局なんて見れないよ」「深夜アニメなんて、見れるわけないじゃん」

 そんなあなたには、きちんとネット配信でも見れますからね。公式HPで調べてください。

 4月スタートなので、すでに物語の半分近くは終了しているのですが「ああ、見逃しちゃったじゃ~ん」って人は(大きな声じゃ言えませんが)ネットを漁ってください。諸外国語の字幕が付いていたり付いていなかったりするムービーが、あっちのチューブとか、こっちのサービスとかに転がっていたりいなかったりします。もちろん、これは“見逃し”ちゃった人だけでなく、外国のお住まいの方も同様です(笑)。

 音楽アニメと言えば「四月は君の嘘」は良かったですね。実に良かった。で、「四月は君の嘘」も深夜アニメなんだけれど、あっちはフジテレビでの放送だからね。結構見ている人も多かったと思うけれど、こっちは独立系U局の深夜アニメなので、見ている人も少ないだろうし、それ以前に、そんなアニメがある事すら知らない人もいるでしょうから、わざわざ記事に書いてみました。

 ちなみに、こちらのアニメは「四月は君の嘘」と比べると、あんなにシリアスでもなければ、重くもないですので、そういう悲劇的なモノ求めているとダメよ。あくまでも「普通の高校生が部活をやってます」ってお話だからね。天才も出てこなければ、誰も死なないよ。ちなみに、絵柄がかわいいけれど、全く“萌えアニメ”とは別モノだから、ご注意めされよ。

 それにしても、女の子の集団って、色々と面倒くさいもんだなあ(棒読み)。

 …と言うわけで、勝手に「響け!ユーフォニアム」を応援する私でございました。

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2015年5月 8日 (金)

LFJ2015 その5 “頭”は「あたま」ではなく「かしら」と習いました

 マタイ受難曲が終わると…もう夕飯時です。そりゃあそうだよね、日暮れ時にホールに入って、それから3時間だもん。夕飯も夕飯、少し遅いくらいだよね。

 で、どこで何を食べようかと言う話になりました。東京国際フォーラムなんだから、地上広場で行っている屋台村で御飯を食べるべきだよね…と思って、ひととおりお店を見て回ったけれど、私の興味を引いた店は、一軒を除き、特にありませんでした。その私の興味を引いた一軒というのが……実は、ウチの近所で営業している店でした。いやあ、確かに美味しい店なんだけれど、いつでも食べにいけるお店なので、わざわざ東京国際フォーラムで、それも屋台仕様で食べる必要もないだろうって事で、パスする事にしました。

 で、仕方がないので、有楽町の駅に行って、時間もないので、吉野家の牛丼を食べる事にしました。いやあ、面目ない。

 で、本当に久しぶりに吉野家さん入ったら、なにやら牛丼に、私の知らないカテゴリーが誕生していました。『普通』『大盛』『特盛』は分かります、『頭』って何ですか? 牛の頭でも入っているの?

 そこで店員さんに尋ねたところ「“かしら”ですね。それは、御飯は普通盛りで、お肉は大盛りなんですよ」との事。おお、それは今の私の気分にピッタリじゃん、それで行きましょう。…というわけで、別の店員さん(中華系?)の方に「牛丼、かしら、ひとつ」と注文しましたが、全然通じませんでした。私の発音が(ネイティブ・ジャパニーズだけれど)悪いのかなと思って、やや声を張って滑舌よく「牛丼、かしら、ひとつ」と頼みましたが、通じませんでした。で、ややあって、店員さんが「かしら、おおもり、ですか?」と尋ねてきたので、面倒くさいので「それそれ」と答えました。

 で「かしら、おおもり」ってのは“かしらだけを大盛りにした牛丼(つまり、私が期待している「かしら」”が出てくるのか、それとも“大盛り牛丼のかしら増し”なのかしらと、ワクワクしながら待っていたら、普通に“かしらだけ大盛りにした牛丼”が出てきました。なんか、残念な気分になりました。

 ちなみに、後日、ネットで調べたら、私が頼んだ「かしらの大盛り」はネットでは「あたまの大盛り」というようです。“頭”という漢字を「かしら」と読むか「あたま」と読むかの違いでしょうが、吉野家の店員さんが「かしら」と言ってたんだから、たぶんネットの方が間違いで「かしら」が正解なんでしょうね(きっとそうに違いない)。

 で、サクサクと夕食を食べたら、速攻で展示ホールに行きました。なんと、本日始めての展示ホールだよ(笑)。

キオスクコンサート(金管バンド:東邦音楽大学ブラスクワイア)

 さて、展示ホールに戻るやいなや、ゆっくりする間もなく、演奏が始まってしまいました。もう、展示ホールを見物している暇すらないです。曲目は、以下のとおり。

トマジ:典礼風ファンファーレ

 金管バンドと言うのは、いわゆる“ブラス・バンド”の事で、金管楽器と打楽器だけで構成されているバンドの事です。いわば、吹奏楽のオリジナル形態って奴ですね。

 まあ、今の吹奏楽は、金管バンドに木管を始め色々な楽器が加わっているわけで、弦楽合奏の有無を除けば、オーケストラとほぼ同じ楽器構成です。それでも以前は、そういうバンドの事をブラスバンドと呼んでいたし、私もついつい習慣で“ブラバン”って呼んでしまうけれど、今の吹奏楽は、ブラス(=金管楽器)ばかりじゃないのだから、やはりブラスバンドと呼ぶのは、厳密には間違いで、どうしてもブラスバンドと呼びたければ、この金管バンドのようなバンドを呼ぶべきだと思いました。それくらい、今の吹奏楽って、ブラバンから、かなり遠いところにいるでしょ?

 まあ、そんな細かいところは横に置いておいて、この東邦のブラバン、すごく上手でした。ほんと、演奏は極めて上手でした…が、正直言って、つまらない演奏をしていました。

 だいたい、曲目が悪いと思いますよ。おそらく、金管バンドの威力を発揮するには良い曲なんだと思うけれど、バンドの威力を発揮したって、つまらない音楽はつまらないんだよね。

 吹奏楽系のバンドって、どこも体育会系だから、演奏するのが難しい曲を巧みに演奏する事に重点を置きたがるんだけれど、やっぱり音楽はエンタメだから、それじゃあ、あまり面白くないんだよね。

 曲の難易度と、お客を喜ばせる事って、全く関係ないんだよね。

 「下手でもいいから、もっと心がワクワクするような音楽を演奏してくれ~」と私は切に願いますが、こういう考え方って、きっと吹奏楽の世界の人たちの発想とは、根本的に違うんだろうなあ…って思います。

 それにしても、疲れちゃいました。もう10時間ぐらい、音楽聴きっぱなしです。

 当初の予定では、この後、合唱団の演奏を聞いてから帰宅する予定でしたが、あんまり疲れたので、合唱団はパスして、さっさと帰宅することにしました。いやあ、以前なら、体力が続く限り、遅くまでズルズルと会場に残って、ありったけの演奏を聞いていたのに…いやあ、年は取りたくないねえ(笑)。

 まだ、東京国際フォーラムだって、きちんと見まわっていないけれど、そういうのは、また明後日(5/4)に来るので、そこでまたしらみつぶしにチェックすればいいじゃんという事にして、この日は会場を後にして、家路に着くことにしました。

 ご苦労様。また、一息入れたら、この続きをアップします。

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2015年5月 7日 (木)

LFJ2015 その4 マタイ受難曲

 さて、日本橋にあるパソナ本社を後にした私たちは、一路、有楽町にある東京国際フォーラムに向かったのでした。もちろん…徒歩で移動です。途中、小腹がすいた私は、ローソンに立ち寄って、からあげクンのレギュラーとレッドを購入。レギュラーは美味しかったけれど、レッドはちょっとノドに沁みる痛さでした。ちょっとヘマった感じです。

 東京国際フォーラムに着いた私は、脇目もふらずにホールCに移動。いやあ、案外、時間の余裕というのが無かったわけです。

マタイ受難曲

 入り口で1枚ものの出演者の名前が書かれたプログラムはいただいたのだけれど、いわゆる対訳はいただけず、それはホワイエなどで1部300円で販売していました。「その対訳、普通、無料配布が常識じゃない?」と思ったものの、とりあえず黙って購入した私です(いいカモだね:笑)。「字幕は出ないのですか?」と係員に食い下がっていたオバちゃんがいたけれど、ラ・フォル・ジュルネは低予算コンサートが売りなんだから、他所ならともかく、ここで字幕サービスはないでしょう(笑)。係員も係員で、そのあたりよく分かっていなかったようで、返答もしどろもどろだったので、そのオバちゃんは、なんとも納得の行かない様子でした(で、対訳は購入しなかったみたい)。ちなみに、妻も「マタイなら、だいたい分かるから」と行って、対訳を購入せずに座席に着きました。

鈴木優人(指揮)
ハンス・イェルク・マンメル(福音史家)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽)
ドロテー・ミールズ(ソプラノ1)
澤江衣里(ソプラノ2)
青木洋也(アルト1)
藤木大地(アルト2/証人1)
中嶋克彦(テノール1)
谷口洋介(テノール2/証人2)
ドミニク・ヴェルナー(バス1/イエス)
藤井大輔(バス2)

 マタイは今までいろいろな団体の演奏で見てきましたが、本格的な古楽器集団による演奏は始めてな私でした。オーケストラも2つ、合唱も2つ。オルガンも2台。その他のパートも楽器も声楽家たちも、たいていは2組ずつ用意されていて、1つしかないのは、ファゴットとヴィオラ・ダ・ガンバぐらいでした。あ、後、指揮者と福音史家も一人ずつね(笑)。なんとも、面白い楽器配置でした。

 実際の演奏も、たまに全員で音は出すこともあったけれど、たいていは2組あるので、どちら一方のオーケストラだけが演奏をして、もう片方はお休みという感じでした。いや、それどころか、アリアになると“歌+オブリガードを吹く管楽器+低音”だけが演奏して、他はみんな休憩してました。とにかく、大勢が舞台に乗っている割には、演奏者たちは随所に休憩が多かったようです。なにしろ、全部で3時間超の曲ですからね。演奏中の休憩をあっちこっちに入れながら、音楽を滞り無く進めようというわけなんだと思いますし、それが当時のスタイルなんでしょうね。それがまた、サウンドのバリエーションを広げる役割もしていたわけだし。

 さて、演奏が始まりました。いきなり、オケが音を外して、なんとも気まずい空気が会場に流れました…プロでもやっちゃうんだねえ(涙)。少しずつ調整をして、最初の序曲が終わるまでには、なんとか音が合ってきたけれど、それまで、少し時間がかかりました。オケの音が外れているものだから、当然合唱もガタガタで…マタイの序曲って、素晴らしい名曲なだけに、これはほんと、ぶち壊しでした。ああ、残念。でも、ほんと、音の狂ったオケと合唱を延々聞かされるのは、ちょっとした拷問でした(涙)。

 さらに言えば、音程が狂っていただけでなく、音そのものも潰れた感じに聞こえました。まるで、安物のステレオの音をむりやりに上げた時のような感じです。これはホールCの音響特性なのか、拡声の失敗なのか…これもやがて改善されたので、やはり拡声の失敗なんでしょうね。つまり、ホールCでの演奏は、クラシックの演奏だけれど、きちんとP.A.が導入されていて、音が人工的に拡声されている…って事なのかな? 真相は分からないけれど、以前ホールCで演奏を聞いた時よりも、だいぶ聴きやすくなっていたから、何か小細工はしているんだろうなあって思うけれどね。

 だいたい、私の座席は二階の奥の方のかなり悪い座席だったので、防音がしっかりして反響も残響もほぼゼロなホールCだと、生音なんて聞こえるはずのないのに、音楽鑑賞に不自由ないほどに聞こえるというのは、やっぱり変だよね。

 変だよね…と言えば、私、チケットはフレンズ先行発売で購入しているんですよ。だから、本来は良い席を早めにゲットできるはずなんだけれど、ホールのチケットを購入すると、決まって2階席になるんだよね。どうも、ラ・フォル・ジュルネのスタッフというか、チケットぴあのスタッフは、ホールに関しては2階席の方が1階席よりも“良い席”だと思っている可能性があります。うーん、そこは少し違うんだけれどなあ…。一番良い席は、1階平土間の中央部(これ常識ね)だけれど、まあ、そこは大抵、関係者席になるわけだから、その次は言えば、普通はその中央部の後ろとか周辺部になるわけです。その次あたりが、その更に周辺部で、普通はA席として売られる座席だよね。2階は好き嫌いがあって、そこを好む人もいるけれど、2階って、圧倒的に舞台から離れるから、そんなに良い席ではないんだよね。だから、そこを先行発売で売っちゃう感覚が信じられません。同じくらい遠い席でも、2階の奥のS席よりも、1階奥のA席の方が、視線が自然な分だけマシだと思うんだけれどなあ、

 ちなみに、私は個人的には、砂かぶりの席が好き(笑)。つまり、舞台中央の最前列ね。指揮者の頭をベシベシ叩けるくらいの席が好きなんだけれど、ラ・フォル・ジュルネでは、そんな席を購入するには、どういった手を使えばいいのかしら? とにかく、二階はあまりに遠すぎます。

 さて、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏方式ってのは、なかなか面白かったですよ。福音史家をやっているマンメル以外のソリストは、基本的に合唱もやる…というよりも合唱メインで歌っているわけで、彼らは合唱のパートはすべて歌い、それに加えて、自分のソロパートがやってくるとソロも歌うというやり方でした。バッハの時代は、こういうやり方が一般的なのかな? このやり方だと、ソリストの力量&声量を持っている人が合唱をやるので、そんなに大勢の合唱団員はいらないという事になりますし、実際、合唱の人たち、少なかったですね。

 あと、アルトは女声もいたけれど、メインはやはりメールアルト(男性のアルト)であって、女声のアルトはあくまでも補助っぽかったです。確かに同じアルトと言っても、メールアルトと女声のアルトでは、声のツヤとか声量とか様々な点で、メールアルトの勝ちで、私も古楽に関しては、可能な限り女声ではなくメールアルトを使うという方針は賛成なんだけれど、やはり“マタイ受難曲”に関しては、アルトパートは男性ではなく女声に歌わけるべきだと思いました。

 だって、マタイ受難曲って、オペラ同様に、それぞれ歌に役柄があるわけです。『シオンの娘』とか『マグダラのマリア』はアルトで歌われるわけだけれど、そういう女性役の歌をメールアルトで歌うのは、私は反対だな。女声アルトもいるんだから、そういう歌は彼女たちに歌わせればいいじゃないの。

 これはバロックオペラで、本来はカストラート(超高音を楽々歌える男性歌手。大抵の場合は、変声期前に手術をして声変わりをしないように改造された改造人間たちです)が歌っていた、男性のヒーロー役を、今の時代はカストラートなんていないし、音域が同じだからと言う理由で、ズボン役の女声に歌わせるくらいに、違和感があって、私はイヤです。やはり、男性役の歌は男性が歌うべきだし、女性役の歌は女声が歌うべきです。

 すごく分かりやすい事を言えば、オペラの『カルメン』って主人公はメゾソプラノで、あの音域ならメールアルトとかカウンターテナーでも歌えないわけじゃないんです。だからと言って、彼らが女装をしてカルメン役をオペラの舞台で歌ったら、ブーイングの嵐でしょ? それに通じると、私は、思うわけだ。だから、マタイ受難曲に関しては、アルトのソロは女性歌手に歌わせるべきだと思うわけです。

 オーケストラの横笛は、フルートではなく、フラウト・トラベルソでした。何曲かでソロを取っていましたが、フルートとは明らかに音色が違う、全くの別楽器だなあという印象でした。

 音色が違うと言えば、マンメルのみならず、宗教曲を歌うテノールさんたちは、皆、声が軽くて美声でした。私個人は、パワフルな歌声が好きなんだけれど、好みは別として、私が目指すのは、そういうパワフル系ではなく、こっちの軽くて美声系の歌声なんだろうなあって思いました。そのためには、もっともっと声を軽くして響き中心で歌えるようにならないといけないなあって思いました。とにかく、宗教曲のソリストは劇的に歌える必要が無い分、声の美しさにこだわるのかもしれません。ある意味、オペラ歌手とは真逆な存在なのかもしれないです。ああ、それにしても、どの歌手さんも、声が美しくて、うっとりしちゃいます。

 で、私は対訳を購入して、いちいち(歌い終えた曲に)チェックを入れながら聞いていたので、今どんな場面を歌っているのか分かって、それなりに楽しめました。思っていたとおり、字幕は出ませんでしたし、舞台上は、基本的に棒立ちの演技なしで歌っていたので、対訳無しではちょっと厳しかったみたいで、妻も休憩時間に対訳を買いに行ってました。

 歌唱は演技無しだったので、場面が分かりづらかったのですが、かと言って、舞台は全く動きがないのかと言うと、そうでもなく、例えば、指揮者はオルガニストも兼ねていたので、指揮を振っていたかと思えば、次の瞬間はオルガンを弾いていたり、ソリストも合唱団員を兼ねているので、合唱団の列から出たり入ったりという動きがあったり、オーケストラも合唱も交互に演奏しあい(休みあった)ので、それはそれで、ストーリーとは関係のない動きがたくさんあって、面白かったです。こういう面白さは、CDで音だけ聞いていると分からない楽しみなんだなあって思いました。

 この曲は、ストーリーは福音史家(テノールです)のレチタティーヴォを中心に、Ⅰのソリストたちで回し、合唱や無役のソリスト(主にⅡのソリストさんたちです)は、ストーリーに対するツッコミ役、つまりストーリーを見ている我々観客の声を代弁しているかのようでした。これってまるで、ニコニコのコンテンツと、画面を流れるコメントのような関係だなあと、一人で納得していた私でした。

 バッハ、やるじゃん(笑)。

 それにしても、ホールCって、色々とダメなホールだなあと思っていましたが、休憩時間に男子トイレに列が出来ているのにはビックリしました。よくホールなどでは、女子トイレに列が出来ますが、男子トイレに列ができることなんて、まずないのですが、ここホールCは、男子トイレにも列ができるくらいに、利用者の事を考えていないホール設計になっています。ああ、残念だね。ちなみに観客の移動動線は極端に悪いので、このホールで災害に出会ったら、避難は無理。座して死を待つのみだなあって思いましたよ。ナンマンダブ…。

 休憩後の第二部になって、ふと気づいたら、私の前に座っていた女性がだいぶ弱っていました。第二部では正面を見ているのも辛そうでした。隣の連れの男性は、あまり女性に気を使っていなかったようで…どうやら、このホールに来たかったのは男性の方で、女性は付き合いで、ここにやってきたようだけれど…おそらくクラシックには興味がなかったんでしょうね。それなのに、演奏曲目がバッハのマタイ受難曲とは、まさに受難ですね。一般人には15分のピアノコンチェルトだって、あくびが出るほどに退屈なのに、3時間超えのマタイ受難曲ですよ。おまけに、ずっと外国語で歌っているし、舞台じゃ何をやっているか分からないし、狭い座席で身動き一つ取れないし、空気悪いし、暗いし、退屈だし…そりゃあ、体調が悪くなっても仕方ないですね。可哀想に、同情します。帰り際にちょっと顔を見たら、青ざめてました。そりゃあまあ、そうだよね。よく途中退席せずに頑張りました。ご苦労様です。

 受難曲の最後で、イエスは両腕を広げて、くぎを打たれて、十字架にかかったわけだけれど、この広げた両腕は、十字架刑であると同時に、私たちを招き寄せるために腕を広げているとも言えるわけです。そんな事を、この曲の最後の最後に感じました。

 そして、曲の終盤、さすがに3時間歌いっぱなしだった、福音史家のマンメルさんも息絶え絶えでした。時折、声が裏返っていましたが、それは全く気になりませんでした。ほんと、ご苦労様です。

 マタイ受難曲…大曲だけれど、不思議と縁があって、今まで何度も聞いてきましたが、今回の演奏も、これまでの演奏同様に、深い感動を得られる良い演奏でした。ほんと、何度聞いても感動する名曲だよなあ。また、チャンスがあったら、聞いてみたい曲の一つです。

 と言うわけで、この続きはまた明日アップします。

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2015年5月 6日 (水)

LFJ2015 その3 パソナのOLさんたちだって、頑張るのであった

 さて、今年のラ・フォル・ジュルネは、パソナ本社に長居し続ける私でした。

 次のステージは…パソナミュージックメイト社員さんたちのステージでした。この“パソコンミュージックメイト社員”と言うのは、フリーのミュージシャンさん対象の派遣業務ですね。パソナという会社は、人材派遣会社なわけです。ですから、パソナに登録された様々な特技や資格を持った人を、それを必要とする会社に紹介派遣するわけです。その特技とか資格の中に『音楽家』というジャンルがあって、そのジャンルで登録すると、音楽活動との両立が可能な仕事を優先的に紹介してもらえるという、若い職業音楽家の卵たちには、とてもうれしいシステムのようです。

 だって、売れないミュージシャンさんたちが生活のためにアルバイトをする…のは、今や常識なわけですが、自分でバイト探しをするのも大変だし気苦労も多いので、そこは派遣会社に登録してサクっと済ませてしまいましょうって事だし、パソナ側にしても、自由になる時間が多いミュージシャンという人種は、ある意味、派遣業界向けの人材なんでしょうね。win-winな関係になれるわけです。

 というわけで、そんなミュージックメイト社員さんたちのステージを見ました。まるで、ゴングショーのようでしたよ。

ミュージックメイト①(フルート:谷川柚衣)

 一番手の谷川さんは自己紹介で自らを「新入社員」と紹介していました。…とすると、彼女は派遣社員ではなく、パソナ勤務の方…なのかもしれません。演奏したのは現代曲でした。

クラーク:オレンジタウン

 もちろん、始めて聞く曲でしたが、いかにも現代曲って感じの、今風の演奏技巧をたくさん盛り込んだ難しい系の曲でした。使用していたフルートは銀色のC管でした。使っている楽器は我々アマチュアと同じですが、それをハンデに感じさせない程に、実に技巧的な演奏でした。フルートの音色はキラキラ系で、いかにもフルートっぽい音でした。フルーティストさんとしては、すでに完成されているようでしたが、それだけではプロとして食えないからミュージックメイトさんなんだろうなあ。いやはや、プロの世界は厳しいです。

ミュージックメイト②(ピアノ:道嶋彩夏)

 最初に、このミュージックメイトさんたちが入れ替わり立ち代わりする、この時間のステージを“ゴングショー”と書きましたが、それは本当に色々なミュージシャンが登場するからです。

ベートーヴェン:ピアノソナタ14番「月光」 第3楽章

 この演奏は、すごく一生懸命な演奏でした。聞いていて手に汗握る思いでした。演奏者の熱意は痛いほどにビンビンと感じられました。ミュージックメイトというシステムは、プロミュージシャン志望の若い人を応援するシステムであると同時に、音大を卒業して就職が難しかった人たちのためのシステムでもあると知りました。

 この方が職業音楽家としてやっていくのは…かなり厳しいでしょうね。何しろ、素人の私の耳ですら、和音のミスや音の省略はもちろん、数度の弾き直しが分かりましたもの。そんな私が分かるような、あからさまなミスを客前で連発しちゃダメでしょう。以前の私なら「信じられな~い!」と絶句したかもしれませんが、私も老人となり、ピアノの不得意な音大卒業生(&職業音楽家志望)さんたちを何人も見てきましたから、この程度では全然ビックリしませんが…この人の将来は、相当厳しいでしょうね。でも、熱意は買えます。頑張れ。

ミュージックメイト③(フルート:武田早耶花)

 今度の方も、自分を「新入社員です」と紹介してました。会社に勤めながら、音楽を続けられるって、いいですよね。

シャミナーデ:コンチェルティーノ

 この曲も現代曲でした。この方、呼吸音がかなり目立つタイプのフルーティストさんで、最初は呼吸音ばかりが気になって、正直「うわーっ」と思って聞いてました。でも、演奏自体はかなり上手な方で、やがてその呼吸音にも慣れて(笑)、徐々にその演奏に魅了されてしまいました。音色もキラキラ系の方で美しかったです。それに何と言っても、よく指が回る人でした。

 これだけフルートが吹けても、ミュージックメイトさんなんですね。フルートの業界って厳しそうですなあ。

ミュージックメイト④(ピアノ:藤田菜緒)

ブラームス:ピアノソナタ第2番 第1楽章

 この人がピアノをガーンと一発弾いた途端に、私、目が覚めました。「目が覚めた」と書いたからと言って、寝てたわけじゃないですよ。目が開いたと言うか、世界が変わったという感じです。

 よく、ピアノって、同じ楽器でも演奏者によって音が違うって言うじゃないですか。まさにそれを実感したわけです。この人が出てくるまで、何人ものピアニストさんたちが、このパソナ本社の玄関ホールに置いてあるピアノを弾いていて、それを私も聞いていたわけですが、今回のピアニストさんは、今までの人とは全く違った音色でピアノを弾き始めたので、私の目が覚めたんです。

 たぶん、この人、すごい人なのかもしれない。私、ピアノの事はよく分からないけれど、ピアノをガツン!と一発弾いただけで、客の心を捕まえる事ができるのは、なかなかのピアニストさんだと思ったわけです。

 とにかく、ピアノの音に芯がありました。あと、本当にキラキラとした音で、良い意味でメタリックな音でした。とにかく『ピアノを弾いてます』って感じの演奏でした。今回はブラームスを演奏してましたが、この人、たぶん、リストを弾くと、とても似合うんじゃないかなって思いました。良い演奏を聴かせていただいて、感謝感謝でした。

ミュージックメイト⑤(ソプラノ:嶋田優理子)

 今回のミュージックメイトさん唯一の歌手さんでした。

ドリーブ:カティスの娘たち
プッチーニ:私が街を歩くと~歌劇「ラ・ボエーム」より

 ノドがかなり強いタイプのソプラノさんでした。緊張していたのかな? 美人タイプの方ですが、職業音楽家の中でも声楽家って容姿がとても大切なんですよ。いくら上手に歌えても、容姿にハンデがあると、今の時代、それだけで仕事がやってきませんからね。そういう意味では、この方は合格です。声も前に出てくる方ですから、オペラを歌うと面白いでしょうね。OLさんにしとくのは、もったいないですね。チャンスを捕まえて、早くデビューできるといいですね。

ミュージックメイト⑥(ピアノ:大橋理香)

 この方も自分を“新入社員”だと言ってました。うむ、パソナも懐が深い会社ですな。この人、このコーナーで主役としての登場は、六番手でしたが、実は伴奏者として、最初のフルートの谷川さん、この直前のソプラノの嶋田さんの時にも登場していました。このミュージックエイトのコーナーでは、大活躍をしてきたわけですし、彼女たちの伴奏もしつつ、自分のステージもこなすというのは、腕前はなかなかなわけです。実際、実に安定した演奏でした。

ショパン:ピアノソナタ第2番 第4楽章

 実に危なげのない演奏でした。私は、4番手に出てきた藤田さんのようなピアニストさんが好みですが、今回の「大橋さんのようなピアニストさんが好き」という方も当然いらっしゃるだろうと思います。とにかく聞いていて「ああ、上手だな」と感じさせるタイプのピアニストさんでした。まあもっとも、私も伴奏を頼むなら、藤田さんではなく大橋さんだなって思います(笑)。

 音大を出たと言っても、演奏家としての腕前とか魅力とかは、ほんと、人それぞれなんだなって、今回のミュージックメイトさんたちの演奏を聞いて思いました。

 11時半にやってきて、ここまでで15時です。その間、お昼休みに30分の休憩が入っただけで、後はずっと音楽の切れ目なく演奏が続きました。出演者こそ多かったけれど、一つの長い長いコンサートを聞いていたような気がします。

 パソナ本社での演奏は、まだまだ続きましたが、私たちはミュージックメイトさんたちの演奏を最後に、会場を後にして、次の会場…ようやく東京国際フォーラムに向かいました。同じ事を考えている人は多かったらしく、ミュージックメイトさんたちのコンサートまでは、ほぼ満員だった会場から一挙に人がはけてしまい、次の出演者の時は、お客さんが少なくなってしまって、なんか申し訳ないような気がしました。

 ま、これも仕方ないですね。

 さて、この続きは、また明日アップします。

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2015年5月 5日 (火)

LFJ2015 その2 パソナはアグリベンチャーもやっている会社だって、知ってましたか?

 さて、素敵なフルート演奏を聞いた後は、お昼御飯です。パソナ本社は東京駅日本橋北口のすぐそばにありますので、お食事処には全く不自由しませんので、どこか近所のレストランにでも入って食事をしようかなと思っていた時に、場内アナウンスが入りました。玄関ホールのすぐ隣にあるラウンジの売店で昼食を販売してますって言うんですよ。で、わざわざ外に出かけるのもなんだからと思って、その売店で販売していた野菜カレーを購入して食べました。

 500円で、具だくさんのカレーライスでした。おまけにドリンク付き。私はドリンクにオレンジジュースを選んだんですが、これがまた美味しかった。で、食べながら思ったのは、これだけ美味しくて安いのは、パソナがアグリベンチャーの会社でもあるからだなって思ったわけです。

 アグリベンチャー…つまり農業をビジネスにしているわけです。パソナというと、人材派遣と、ASKA麻薬事件と、栩内香澄美容疑者によるセッ○ス迎賓館で(不本意でしょうが)有名な会社ですが、良い事業も色々とやっていて、日本の農業を企業ベースで展開するための仕事もやっているのです。つまり、農業もパソナの事業の一部なんだから、その会社の本社で提供する野菜カレーがマズいわけないのです。安くて美味しくて当然、だって自社製品を本社で提供しているわけだからね。

 実際、野菜カレー、野菜の味がしっかりしていて、本当に美味しかったですよ。チャンスがあれば、また食べたいです。おそらく隣で売ってたおにぎりも、お米が美味しいんだろうなあって思いました。

 で、思わず美味しい昼食にあずかって、私は次のステージを聞くために、またもパソナ本社玄関ホールに戻ったわけです。

限りなく天国に近い音楽(ソプラノ:岩下晶子)

 このステージ、当初はラ・フォル・ジュルネの公式HPに載っていなかったコンサートで、ですから私は当日、その存在を知ったわけで、ある意味、サプライズ・コンサートでした。いやあ、びっくりしました。元々、この前のコンサートと次のコンサートの間の休憩時間は1時間ある予定だったので、外で昼食を食べるつもりだったんだもん。それがこのコンサートが入ったので、休憩時間が30分になって、それで野菜カレーを食べたという経緯もあります。

 何はともあれ、コンサートを聞きました。

バッハ:アリア~「ゴールドベルク変奏曲」より
シューベルト:アヴェ・マリア
シューベルト:岩の上の羊飼い

 一曲目は、ピアニストさんの宮崎真利子さんのソロでした。二曲目は、ピアノに加えて、ソプラノの岩下さんとクラリネットの井上幸子さんが登場しました。あれ、アヴェ・マリアなら、ピアノとソプラノだけで十分なのに、なぜ、クラリネットが…?

 演奏は、ピアノ伴奏にクラリネットソロで…で、二巡目はクラリネットに代わってソプラノが本来のカタチで歌いました。で、クラリネットは、ソプラノの演奏に加えて、控えめにオブリガードを吹いてました。

 いやあ、クラリネットが良かったです。クラリネットって、こんな美しい音色の楽器なんだなって思いました。なにしろ、普段耳にする吹奏楽のクラリネットの音とは、全くの別物でした。丸くて優しくて太い音でした。まあ、プロ奏者と素人さんや学生さんを比べちゃいけませんが、普段はその素人さんとか学生さんの音しか聞かないわけだから、プロの演奏は、その音色だけで、十分私をノックアウトしちゃいました。

 二巡目に加わった岩下さんの歌唱は…“ザ・ソプラノ”と言った感じで、よかったですよ。そして、クラリネットのオブリガードもいいものです。「このカタチの演奏がオリジナルですよ」と言われても、信じちゃいかねない出来でした。

 それはさておき、なんで、ピアノとクラリネットとソプラノという、滅多にない組み合わせで、今回のコンサートに登場してきたのかと言うと、それは最後の曲『岩の上の羊飼い』の演奏のためでした。

 この『岩の上の羊飼い』という曲は、ピアノとクラリネットとソプラノの3つの楽器で演奏されるのがオリジナルのカタチのシューベルトの大曲リートだからです。その編成の珍しさ故に、滅多に演奏されない曲のようですが、それってなんだかもったいないくらいに良い曲でした。

 3つの曲を一つにつなげた、一種の組曲なんですが、まるでモノオペラのような雰囲気すら漂う曲です。ソプラノ歌手さんたちによって歌われる事の多い曲だけれど、曲の内容を考えると、少年やテノールが歌った方が良さそうな気がするけれど、テノールが歌っている音源は、ネットで見つける事ができませんでした。この曲、テノールは歌わないのかな? なんか、ちょっぴりもったいない気がします。

 それにしても、こんな隠れた名曲を聞けるなんて、ラ・フォル・ジュルネも捨てたもんじゃないね。

PASSION~愛の形~(ソプラノ:鈴木さおり)

 岩下さんによる『岩の上の羊飼い』を聞いて、音楽的に満腹した私でした。「この後は…え、またソプラノ? 大丈夫かな…」といらぬ心配をしながら、次のコンサートを聞いたわけですが、そんな心配は全くの杞憂に終わりました。岩下さんもスゴかったけれど、こちらの鈴木さんも実に良かったわけです。

 むしろ、声的には鈴木さんの方が私は好きかも(笑)。この方、プロフィールによれば、芸大卒業して、藤原歌劇団と劇団四季の両方に所属して、年間300回も舞台に立っている方…なんだそうです。プロ中のプロって感じの方なんですね。なので、舞台に出てくるだけで、発散するオーラが全然違いました。歌手なんだけれど、いかにも舞台人ってオーラなんですもの。プログラムはこんな感じでした。

バッハ:貴方がここにいたら
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ~「セルセ」より
ヘンデル:愛しい眼差しよ~「ジュリアス・シーザー」より
ビゼー:ハバネラ~「カルメン」より
シベリウス:フィンランディア賛歌

 私は最初のバッハで心を持って行かれました。この曲は、本来は宗教曲なんだそうです(貴方=神様、ってことね)が、鈴木さんは全くそうでないふうに歌い、私には上質なラブソングに聞こえました。こういう聞き方は不謹慎かもしれないけれど、それで心を掴まれてしまったんだから、仕方ないです。

 この曲を歌いたくて仕方なくなりましたが…ドイツ語なんだよな、この曲。おまけに楽譜も持っていないし…。まあ当面、歌うチャンスはないだろうけれど、いずれ歌ってみせよう…なんていう、私の小さな野望の一つに加える事にしました。

 四曲目のカルメンは、私はいいなあと思いましたが、妻に言わせると「あの人、きっとフランス語が話せないと思う」と感じたんだそうです。…怖いなあ。私はイタリア語が話せないけれどイタリア語の歌を歌うんだよね。やっぱり、その言語が得意な人が聴けば、しゃべれる人が歌っているのか、しゃべれない人が歌っているのかは、一発で分かるんでしょうね。おお、怖い。

 最後のフィンランディア賛歌は、元々が交響曲ですから、言語は何であれ関係無いのでしょうね、鈴木さんは、フィンランド語ではなく、最初は英語で、次は日本語で歌いましたが、日本語の歌詞は、私がよく耳にする讃美歌の歌詞(やすかれ、わがこころよ)とは違っていました。歌詞が違うと、違和感がありますね。

 それにしても、このソプラノさん、実によく鳴る楽器をお持ちでした。ソプラノなのに、中低音の響きが充実しているのが、とても聞きやすかったです。それに声に色気があるのも、よかったです。

 岩下さん、鈴木さんと、立て続けに立派なソプラノを聞いて、本当の本当にお腹いっぱいになった私でした。

 この続きは、また明日アップします。

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2015年5月 4日 (月)

LFJ2015 その1 今年は日本橋から始めました

 さあ今年も、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(以下、ラ・フォル・ジュルネと略)の季節がやってきました。

 今年でラ・フォル・ジュルネも11年目で、リニューアルなんだそうです。昨年までは、作曲家をテーマに取り上げ、その作品を中心にコンサートを行っていたわけだけれど、ネタ切れ…なのかな? 今年からは、作曲家ではなく、これまでとは全然違ったテーマを持って来ることにしたそうです。

 で、今年のテーマは『パシオン』です。パシオン…英語で言えば“パッション”です。日本では「情熱」と訳されることの多い言葉ですが、あちらではむしろ「(キリストの)受難」という意味で使われる事も多いパシオンです。ですから、ラ・フォル・ジュルネでも『祈りのパシオン』『恋のパシオン』『いのちのパシオン』と3つのサブテーマで展開する事になったんだそうです。

 つまり「なんでもアリ」ってわけだ(笑)。「なんかーなー」とは思うものの、ひとまずラ・フォル・ジュルネが継続される事に祝杯をあげちゃう私でした(パフパフパフ~)。なにしろ、ラ・フォル・ジュルネが始まった頃の大人気状態と、原発事故以降のみすぼらしくなってしまった現状の両極端を見てきた私にとっては、11年目も継続されて実施される事自体に奇跡を感じているくらいですから。

 と言うわけで、11年目の今年も、さっそく東京に出動してきた私でございました。ちなみに、今年は、5月2日(土)と4日(月)の2回出動した私ですが、まずは初日の出来事から記事にしていきましょう。

 で、初日の5月2日ですが、まず私が向かったのは、東京国際フォーラムのある有楽町ではなく…日本橋です。日本橋にあるパソナ本社での無料コンサートから、今年のラ・フォル・ジュルネを開始した私でございました。

恋色パシオン(ソプラノ:竹内恵美)

 11時半開始のコンサートに若干遅刻して、最初の一曲目を聞きそびれたダメ男とは、私の事でございます(涙)。11時ちょい過ぎには会場に到着する予定だったのに…会場のすぐそば、ほんの100mかそこらまで来た所で妻がしでかしまして、それで遅刻しました。ううむ、残念。ちなみにプログラムは以下の通り。

アルディーティ:くちづけ
ロッシーニ:約束
ショパン:バラード第1番
中田喜直:サルビア
小林秀雄:日記帳
プッチーニ:わたしのお父さん~「ジャンニ・スキッキ」より

 一曲目の『くちづけ』が終わる頃にバタバタと会場入りをしたので、その曲はほとんど聞けませんでした。いや、むしろ、席に座れた事自体が恵まれていたわけです。

 この『くちづけ』という曲、私、好きなんですが、あまり縁がないんですね。前の門下では誰も歌っていませんでしたし、テノールが歌う曲ではないので、つい最近まで、その存在すらしなかった曲(笑)なんですが、この曲、昨年の発表会で、私の相方をつとめていただいたNさんのレパートリー曲なんです。で、どんな曲なのかな…と思って、色々と調べてみたら、ソプラノ界では大人気な曲で、歌って楽し、聞いて楽しの名曲である事が判明。でも、当然私は生で聞いたことはなく「そのうち、生演奏で聞いてやろう」と決心していだけに、そのチャンスがありながらモノに出来なかった悔しくて…ねえ。ああ、遅刻して残念無念。

 二曲目の「約束」から、きちんと聞いたわけですが…色々と考えながら聞きました。この歌手さんの発声のスタイルは劇的なんですが、肝心の歌唱スタイルは淡々としていました。劇的な声で淡々と歌われると…居心地悪いですね。その声なら「そこはもっとタメて歌ってよ~」「もっと伸ばしてよ~」とか思うわけですが、淡々と歌うんですよ。ロッシーニはイタリア系の作曲家なんだからさ~…って思うのです。

 三曲目のショパンは、ピアノを担当していた雲野栞里のソロでした。

 四曲目からは再びソプラノの竹内さんが登場して、今度は日本歌曲を歌ってくれました。彼女の抑制された歌唱は日本歌曲によく合っていたと思います。で、最後はイタリア・オペラとなって、またも聞いていて欲求不満を感じたわけです。

 たぶん、このソプラノさんは、歌唱スタイルからすると、イタリアものはあまり得意ではない…というか守備範囲には無いのかもしれません。今回は歌っていなかったけれど、案外、リートを歌うと良いかもしれませんね。リートなら、この発声にこの歌唱法で良いと思うのだけれど、イタリアものを歌うなら、もっと大胆に、楽譜を飛び越えた歌が歌えないとなあって思った次第です。イタリア系の歌は、真面目なだけじゃ歌えないものね。

 若い歌手さんだなって素直に思った次第です。

音楽が語り継ぐ情熱(フルート:鈴木菜穂子)

 前のソプラノさんのステージが終わると、そのまま休憩も無しで、次の方が舞台に登場してきました。次はフルートさんのステージでした。

カーク=エラート:シンフォニッシュ・カンツォーネ
ゴーベール:ロマンス
ブリチアルディ:マクベス・ファンタジー

 いやあ、実に腕扱きなフルートさんでした。上手い上手い。すごく指が回る方でした。使っているフルートは…おそらくムラマツ14Kかな? と言うのも、フルートの音色が、いかにもムラマツサウンドだったのです。私、ムラマツサウンドって、ちょっと苦手なんですよね。くすんだ感じで中低音が押し出される、あの感じの音は、情念がこもりやすく、ちょっぴりウェットで、私には重たく感じるんですよ。なので、そういうフルートの音は敬遠して逃げていた私ですが、今日はうっかりつかまっちゃいました。曲も素晴らしく、演奏も素晴らしかっただけに、音色が好みでないのが残念でした。

 でもね、二曲目の『ロマンス』はところどころにフルートの音を魅せつけるフレーズがあって、私、ムラマツはあまり得意ではないはずなのに、思わず「これ、いいかも~」って思っちゃいました。音色の好き嫌いを越えて、心を掴まれちゃったかも…。ならば、なおさら、私の好みの音色で演奏されたら、きっとメロメロになっちゃったかもなあ…なんて思って、途中からフルートの音色を、脳内でムラマツからアルタスに変換しながら聞いてました。いやあ、人間の脳って、結構高度な処理に耐えるものですね。もう、音色を脳内変換して聞いたロマンスは最高でしたよ。やっぱ、フルートの音色は、キラキラしていないとダメっすね。

 三曲目の『マクベス・ファンタジー』は、ブリチアルディの作曲となっているけれど、実はヴェルディの曲です。歌劇『マクベス』の中のソプラノのアリアをフルートで演奏するようにアレンジしたものです。フルート曲には、アレンジ曲がたくさんあるわけですが、当時はやったオペラを題材にしたアレンジ曲がたくさんあって、この曲もそういう感じの曲です。元々アリアってのは、歌手たちの超絶技巧を聞かせるための曲なんだけれど、それはフルートにアレンジされても同じ事で、この手のオペラ系のフルート用のファンタジーってのは、フルートの超絶技巧を聞かせるための曲だったりします。つまり、オペラアリアのメロディーでフルートのアクロバチックな演奏が聞けるわけで、一度で二度美味しい曲なわけです。

 私も、こういう曲をフルートで吹けるようになりたい…って、一瞬思ってしまいました。でもたぶん、死ぬまで練習しても無理だな、いや、死んでも無理かもしれない。それくらいに難しい曲だという事は聞くだけでわかりました。いやあ、それでもいいや。上手な演奏を聴けばいいわけで、なんでもかんでもアマチュアが演奏できちゃうなら、プロ奏者の存在意義はないわな。

 いやあ、実に良かったですよ。それにしても、パソナ本社の、この玄関ホールは実に音楽の演奏に向いたホールで、残響が実に美しい場所だったりします。声楽とかフルートには良いですね。昨年はホールの中央部にステージを作りましたが、今年はステージをホールの片側に寄せたので、さらに響きが良くなった感じがします。で、これだけ広いホールなのに、そのほとんどが水田(玄関ホールは水田なんですよ、パソナって面白い会社ですね)なので、お客はほんのちょっとしか入れないんです。実に贅沢な造りになっています。だから良いのかもしれません。

 で、続きはまた明日アップします。

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2015年5月 3日 (日)

まだまだテレビの力はあなどれません

 今週はすでにGWに突入している事もあって、体重は計測する余裕がなかったので、今回の体重報告はパスします(笑)。GWはリミッター外して飲み食いするので、きっとデブデブになるんだろうなあ(涙)。

 それはさておき、今週のエッセイです。

 テレビのニュース番組とか情報番組とかで、我が家の近所が紹介される事は、私の場合、別に珍しい事ではありません。都内と比べると、その数も頻度もぐっと少ないでしょうが、それでもよく、近所でドラマとか映画とかの撮影をしているのを見かけますし、バラエティ番組のロケなども頻繁に行われています。私の職場にも、よく番組製作会社さんから(CM等の撮影をするので)施設を貸してくれと言われる事も多いです。まあ、私が電話に出ると、たいてい断っちゃいます。だって面倒なんだもん(笑)。芸能人さんたちも普通に暮らしている土地柄なので、撮影だからと言って、舞い上がるような事はないんです。

 そんな事もあって、近所のお店をテレビで見かける事もあります。実物はしょぼいのに、テレビ画面で見ると、なかなか立派に見えるものだなあと思ったりします。

 で、面白いなあと思うのは、テレビで紹介されると、次の週末あたりから、急に人がドッと押し寄せる事です。それは見事なものです。テレビ番組で紹介されるのって、ほんと、すごい影響力があるものだなって、私、いつも思います。

 別にテレビで紹介される店って、特別にすごいわけじゃないですよ。

 たいていは、オープンしたばかりで客がまだついていない店だったり、昔から営業しているけれど、ちょっとばかり場所的に目立たないところにあって、客の入りがさみしいところだったり、色々と事情があって、新装開店リニューアルって感じの店だったりと、地元目線で見ると“理由アリ”の店が、よくテレビに出ているって感じがします。本当に繁盛している店は、テレビには登場しないものです。

 なので「そろそろ、あそこの店あたりがテレビで紹介されるんじゃないの?」なんて思っていて、その店がテレビに出たりすると、自分のヤマカンが当たったわけで、なんかうれしくなったりします。

 それに、テレビでお店が紹介されると、その店目当てにやってくる観光客が増えるので、地元民的には、地元の経済が潤うので歓迎です。

 店でなくても、街の片隅とか、海辺とか、商店街とかでも、CMの撮影をしていたり、番組撮影をしています。聖地巡礼なのでしょうか、やはりその場所に観光客がやってくるのも、地元民的には歓迎だったりします。

 後は、地元を舞台にしたアニメでも製作してもらえると、うれしいのですが、どなたか湘南を舞台にしたアニメを製作していただけないでしょうか? 湘南と言っても、江ノ島~鎌倉は、たくさんアニメ化されているようです(例えば、スラムダンクとかピンポンとかつり球とか…)が、江ノ島以西の湘南(具体的に言えば、藤沢・茅ヶ崎)を舞台にしたアニメは、寡聞に私は知りません。小田急江ノ島線周辺には学校も多くて、アニメの舞台になりやすいんじゃないかしら? サーフィンアニメなら、ぜひ辻堂~茅ヶ崎の海岸がお薦めです。烏帽子岩は良いランドマークになると思いますよ。いっそ、海の家を舞台にしたアニメとか? 地域振興のためにも、江ノ島以西の湘南も、ぜひアニメの舞台にしていただきたいのですが…ダメかな?

 地域振興と言えば、ふるさと納税という制度があります。これを行っているのは、いわゆる地方の市町村であって、都会部でふるさと納税をやっているところは少ないのです…が、いわゆる湘南地方では、唯一、茅ヶ崎市がふるさと納税をやっています。私、この情報をテレビのニュース番組で知りました(笑)。

 で、茅ヶ崎市のふるさと納税の特典を見ていたら、なんと、茅ヶ崎市に1万円以上、ふるさと納税をされると、キング先生のリサイタルのチケットがいただけちゃう事が判明! なんと、素晴らしい(笑)。

 私、これを見つけた時は、ほんと、ビックリしちゃいました。いやあ、茅ヶ崎市にはオペラ歌手さんなんて、何人も何人もたくさん住んでいるわけですし、主役クラスの方だっていらしゃるのに、それらの方々を差し置いて、ヨソで生まれてヨソで育って、現在もヨソに住んでいるヨソ者のキング先生のリサイタルだもんなあ。地元民としては「いいのか! それで!」と思いましたが、それはそれで良いという事にしました。たぶん、地元の歌手さんたちとは、色々と折り合わなかったんだろうなあと…楽屋裏を想像しちゃったからです。

 なので、キング先生の歌声を聞きたいという方は、ぜひ茅ヶ崎市にふるさと納税をしていただいて、2015年12月28日のチケットをゲットしてください。山田耕筰氏の歌曲を中心とした演目のコンサートが聞けますよ。ちなみに、翌29日には、地元民も納得の茅ヶ崎在住のバリトン歌手の竹村淳氏のコンサートもあって、こちらもふるさと納税でチケットゲットできます。

 もちろん、茅ヶ崎市にふるさと納税をすると、キング先生のリサイタルだけではなく、普通に、しらすとか、干物とか、ハムとか、ビールとか、お米とかも選んでいただく事ができます。個人的には、湘南と言えばビールがとてもとても美味なので、湘南ビールをお薦めしておきます。下戸の方には、干物やハムも絶品なので、お薦めです。

 詳しくはこちらを御覧ください。

 いやあ、茅ヶ崎市のふるさと納税の件もそうですが、やはり21世紀は“ネットの時代”だというけれど、まだまだテレビの力は、あなどれないと思いました。

 と言うわけで、ふるさと納税、よろしく!

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2015年5月 2日 (土)

エビはすずなり、メダカはともぐい

 本日から、東京のラ・フォル・ジュルネの本公演がスタートします。私も出かけますが、今日のラ・フォル・ジュルネの事については、少し落ち着いたら記事としてアップしますので、少し待っていてください。

 さて先日、メダカを20匹購入し、検疫中に1匹星になってしまったので、19匹水槽に入れた事はすでに記事に書いてご報告したと思います。

 その後、しばらくはメダカと金魚は共栄していたのですが、何匹かが金魚(ってかオタキサン)をからかいすぎて、仕返しとして食べられてしまい、今ではメダカは10匹前後になってしまいました。残念です。

 一方、エビは金魚たちとは無関係の生活を営んでいます。エビはメダカよりも美味しいし、動きも緩慢なので、金魚たちが食べるなら、メダカよりもエビなのですが、今のところ、エビは食べられることもなく、5匹全員、元気にしています。

 たしか、この水槽のエビの定員は3匹だったはずなので、5匹残っているというのは、なかなか立派な事だと思います。

 先日は、その5匹が活性炭の網袋の上で集会をしていました。5匹で顔を合わせて、なにやら相談事をしていたようです。ううむ、同族同士で仲が良いのは良い事です。これが生き残る秘訣なんでしょうね。

 一方、メダカは本当にバラバラです。野生のメダカは群れを作って生きていく生き物ですが、我が家のメダカたちは群れを作る知恵も無いみたいです。これでは、金魚に食べられてしまっても仕方ありません。

 春になって、産卵期となり、メダカのメスたちは、あちらこちらに産卵しまくっていますが、卵を産んだそばから、自分たちで食べています。中には、まだメスのお尻についている卵を他のメダカが食べています。そんな事をやっているから、メダカってダメなんだなって思いました。これも一種の共食いだよね。

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2015年5月 1日 (金)

なぜ、フルートの発表会は少ないのか?

 私の趣味は“見知らぬ人の発表会を見に行く”です。で、たいてい出かけるのは、声楽の発表会です。と言うのも、声楽の発表会ぐらいしか、私のアンテナに引っかかってこないからなんです。

 いえ、正直に言えば、ピアノの発表会も私のアンテナにたくさん引っかかってきますが、ピアノの発表会って、ほとんどが子どもの発表会なんです。それも幼児~小学校低学年あたりの子たちの発表会です。さすがに、私がいくら見知らぬ人の発表会が好きだからと言っても、幼児~児童の発表会はターゲットには入りません。なので、ここは自然とパスしてますので、残るのが、オトナの声楽発表会ばかりなのです。

 音楽系の発表会と言うのは、そのほとんどが子どものピアノ発表会であり、そのすきまにオトナの声楽発表会を開催する…って感じなんです。ですから、それ以外の発表会って、なかなか見つけられないんですよ。

 私がどんな手段を使って、これらの発表会を見つけるのかというと、主に公共ホールのイベントスケジュールからです。近所の公共ホールのHPを片っ端にあたって、その予定をチェックして見つけるわけです。簡単でしょ?

 で、この方法で見つかるのが、ピアノと声楽の発表会…ぐらいなんですよ。ほんと、フルートの発表会って、見つけられないんですねえ。

 なので、なぜフルートの発表会が見つからないのか、考えてみました。

 まず、最初に思いついたのが、フルート教室の絶対的な少なさ。フルート教室そのものの数が少ないので、開催される発表会も少なくて、それで見つからない…と考えたわけです。

 でも、それ、ほんと?

 フルートに限らず、音楽教室という商売は、一般的に看板を出さず、電話帳にも載せずに営業をするものです。いや、厳密に言えば、音楽教室と言うのは、商売ではなく、ボランティアなんですね。フルートなら、フルートが得意な方が、たまたまフルートを学びたいという方と出会い、好意でフルートを教えてくださっているだけなのです。ですから、授業料など金銭の授受はないわけですから、商売ではないのです。ただの慈善行為なのです。ボランティアとして教えているので、正規な授業料などはいただかずに、当然、税金の支払い義務はありません。ただ、好意には善意で応えるものですから、授業料の支払いはないけれど、生徒としては、形ばかりの謝礼をしている…って事になっているのです。そういう事なのです。

 ですから、地域にどれだけフルート教室があるのかって…簡単には分かりません。もし分かれば、税務署さんが押しかけるでしょうからね(笑)。

 でも、私の感触だと、そんなに少なくはないと思いますよ。もちろん、ピアノ教室ほどたくさんはないと思いますが、声楽教室とほぼ同規模か、もう少し多めにあるような気がします。少なくとも、ウクレレ教室よりも多いです(いやー、湘南地方には、ウクレレ教室が結構たくさんあるんですよ:笑)。

 まあ、そんなわけで、個人教室の数は不明ですが、大手楽器店等の系列店による音楽教室には、必ずと言っていいほどに“フルート教室”はありますから、フルートを学んでいる人が多いことは、容易に推測できます。ちなみに、楽器店系列の音楽教室には、声楽教室は、開設されて無い方が多いです。だとすると…声楽学習者よりも、フルート学習者の方が多い? 実際、ブログ村に登録されているブログ数で見ても、声楽ブログよりもフルートブログの方が多いので、やはり声楽学習者よりも、フルート学習者の方が多そうです。

 それなのに、声楽発表会は容易に見つかるほどに、そこそこ開催されているのに、フルート発表会は見つけるのが困難なのは、なぜなぜ?

 そこでふと思い返しました。自分は一体どうなの!…ってね。

 私が以前習っていた笛先生の教室は、ジャズ系の教室だった事もあり、発表会は公共のホールではなく、普通に飲食店(主にジャズ・バー)を利用していたっけ。現在、習っているH先生のところは、合宿の中で発表会をやるので、こちらも公共のホールではなく、ホテルの宴会場を利用しているんだっけ…。あれ、自分が関わっているフルート教室なんて、どちらも公共ホールを利用していないぞ。

 これってレアケース? それとも、ありふれた事なのかな? フルートの発表会って、公共ホールでやるところもあるだろうけれど、別にホール演奏にこだわっていなくて、飲食店とか会議室とか、様々なところで行っている…可能性があるかも。どうでしょうね? 逆に言うと、公共ホールでピアノの発表会と声楽の発表会が簡単に見つかるのは、ピアノと声楽はホール演奏にこだわっているから? だって、ピアノの発表会なら、グランド・ピアノで発表したいだろうし、グランド・ピアノにこだわれば、大抵の場合、ホールになってしまうものね。声楽の場合は、会場の響きというのが必要とされるから、ホールか教会堂での演奏にこだわらざるをえないわけで、そうなると、自然に公共ホールでの発表会が増えるわけだ。

 なんだ、そういう事だったのか。元々、フルートの発表会は公共ホール以外の場所で行われる事も多いので、公共ホールを中心に発表会を探している私のアンテナにはひっかかってこないわけだ。納得。

 …って、これで合っているかしら?

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