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2015年4月 6日 (月)

ヴィットリオ・グリゴーロのコンサートに行ってきました

 標題の通りでございます。いやあ、よかったよかった。幸せ幸せ。

 舞台のグリゴーロは、スーパースターであると同時に、気のいいアンちゃんでした。イタリア人らしくキザであると同時に気さくであり、サービス精神にあふれた素晴らしいエンタティナーでした。

 私、もう彼に夢中ですわ。完璧にファンになりました。

 まず歌手としてのグリゴーロは、実に素晴らしい。会場は、東京オペラシティのコンサートホールでして、2500名ほど入る、いわゆる“大ホール”ってホールです。で、私の座った席は…彼の来日に気付くのが遅かったせいもあって、かなり悪い席(2階で、かなり後部のバルコニー席)だったにも関わらず、彼の歌声はビンビンに響いていました。さすがに、巨大歌劇場であるメトで主役を張れるだけあります。なんとも、超人的な声量でした。ちなみに歌声はビンビンに響きましたが、彼のMCは、ほぼ聞こえませんでした。英語でMCをしていただけに、残念だなあ…。

 パヴァロッティの再来…と言われているようですが、パヴァロッティとは、だいぶタイプの異なるテノールですね。私がグリゴーロの歌声を聞いて、真っ先に思い浮かべたのが、ロベルト・アラーニャです。声種的にはアラーニャとほぼ同じだろうと思われます。つまりテノールとして“王道的な主役声”ってことですね。

 美声であることや、テクニックが完璧な事は言うまでもありませんが、ファルセットの使い方が実に上手だったのが印象に残ってます。ファルセットって、下手に使うと下手くそに聞こえるのですが、あくまでも声楽的テクニックの一つとしてファルセットを使ってました。いやあ、感服しました。

 当日のセットリストは、こんな感じでした。

 第一部
  ベッリーニ作曲)フィッリデの悲しげな姿よ
  ベッリーニ作曲)お行き、幸せなバラよ
  ベッリーニ作曲)マリンコニーア
  ベッリーニ作曲)お願いだ、私の美しき理想の人よ
  ロッシーニ作曲)踊り
  ドニゼッティ作曲)歌劇「アルバ公爵」より 清く美しい天使よ
  ヴェルディ作曲)歌劇「海賊」より そうだ、お前たちの言う通りだ~全てが微笑んでいるようだった

 第二部
  トスティ作曲)別れの歌
  トスティ作曲)くちづけ
  トスティ作曲)理想の女
  トスティ作曲)可愛い口元
  トスティ作曲)最後の歌
  ガスタルトン作曲)禁じられた音楽
  レオンカヴァッロ作曲)マッティナータ
  クリティス作曲)世界でただひとり君を愛す
  ダンニバーレ作曲)太陽の土地

 アンコール
  ドニゼッティ作曲)人知れぬ涙
  プッチーニ作曲)星は光りぬ
  シューベルト作曲)アヴェ・マリア
  カプア作曲)オ・ソレ・ミオ

 いやあ、私が歌ってみたい曲ばかりをセレクトして歌ってみました…みたいな感じのセットリストで、私、ワクワクしながら聞いてました。

 どの曲も、ドラマを感じさせるような歌い方でした。それはおそらく彼がイタリア人で、イタリアの歌を中心に歌ってくれたからこそだろうと思いました。やはり、歌手にとって、イタリア語が堪能である事って大切なんだなって思いました。

 オペラアリアは役に入り込んで歌ってくれたのは当然として、例えば「踊り」ではロボットダンスを随所に加えながら歌ってみたり、「禁じられた音楽」ではオーバーアクションを加えながら歌ってみたり、その他の曲でも、ワルツのステップを踏んでみたり、床を踏み鳴らしたり、観客席に花を投げ入れたり、客席に降りてきたり…それはもう過剰なまでのサービス精神を披露していました。歌うだけでも十分なのに、なんたるエンタティーナーなんだろう…と思ったわけです。だいたい、アンコールを四曲もやってくれる歌手なんて、そうそういませんよ。

 いやはや、本当に楽しいステージでした。あんまり楽しかったので、私、しっかりサイン会に参加して、サインをいただいてきました(笑)。プログラムの表紙と、中の写真の二箇所にサインをいただきました。家宝にしたろ。

 蛇足  この日のグリゴーロのコンサートは、実に貴重な体験でしたけれど、それ以外にも貴重な体験をしました。それは行きの中央線の事です。ある目を見張るばかりにお太りになった男性が電車の座席に座っていたと思ってください。そして、電車は混雑しているにも関わらず、彼の周りだけ広々と開けていたと思ってください。そこに私が乗り込みました。彼の隣の座席がガラ空きじゃありませんか? ラッキーと思って座ってみて、しばらくしたら、もう、いてもたってもいられなくなりました。そのお太りになった方の体臭が、なんともかんともスゴかったんです。私、御茶ノ水で彼の隣に座ったのですが、四谷に着く直前に電車を降りるフリをして隣の車両に逃げました。その様子を見ていた妻が、私がいつ逃げ出すか、遠くから興味深く見ていたそうです。それでも私がひと駅分は我慢していたので感心したそうです。まあ、それくらいに激しく臭っていた彼でした。いやあ、それにしても、今思い出すだけでも気分が悪くなります。人って、あそこまで臭くなれるんだなあ。あんな臭い人、人生で始めて出会いましたし、おそらく二度と出会わないでしょう。それくらい貴重な体験でした。

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