ひとこと

  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2015年4月10日 (金)

技術とは一見矛盾しているように感じるもの

 今回は、例によって仕事が忙しかったので、フルートのレッスンには行けませんでした。で、またまた、フルートエッセイでお茶を濁しますので、よろしくお願いします。

 さて、フルートの教則本には、有名なモノ、あまり知られていないけれどベストセラーなモノ、消えてはすぐ消える泡のよう存在のモノなど、実に様々な種類の教則本が発行されています。楽譜屋さんに行くと、その手の本が棚にズラ~と並んでいて、なんとも一種独特のプレッシャーを感じる事があります。

 それくらい、教則本って、需要があって売れているって事なんでしょうね。

 その点、声楽なんて清々しいもので、声楽には教則本なんて、あって無きがごとしですからね(笑)。もちろん、教材(コールユーブンゲンとかコンコーネとか)は売ってるし、発声のコツを書いたような理論書やエッセイ本の類は売ってますが、いわゆる教則本なんて、まず見かけません。ポピュラー音楽のコーナーに行くと、たまにヴォーカル関係の教則本を見かける事がありますが、しばらくすると棚から消えてなくなります。クラシック声楽の方じゃあ、まず皆無です。

 そんな状況を知っていますから、フルートのコーナーの教則本の充実ぶりには、驚きと感激を感じる私なんです。

 しかし、それだけたくさんの教則本があるというのは、結論から言えば、決定版が無いからでしょう。決定版と言うのは、教則本としての決定版という意味でもそうですが、フルートの演奏技術的にも決定版のようなものがなく、百花繚乱的な状況なんだと思います。つまり、ガチっとした本家さんがいるのではなく、分派独立状態が激しいって事です。
 それはネット上の情報においても同じで、フルートの演奏初期におけるテクニックって、なんか色々な説があるみたいですね。

 例えば、フルート初心者さんなら誰もが悩む(私もちょっと悩んだ)アンブシュアについて、教則本も百花繚乱だし、ネット情報も百花繚乱で、実に面白いです(不謹慎でごめん)。

 アンブシュア…フルートにクチビルをどう当てるか…って事で、フルート初心者なら、まず最初に悩む事なんですが、こいつのやり方一つとっても、実に色々なやり方があるみたいです。

 例えば『クチビルを横に引っ張って、できるだけクチビルを薄くするのが良い』と書かれている教則本があるかと思えば、逆に『クチビルは横に引くと言うよりも、おちょぼ口にして先を尖らせるのが良い』と書かれているモノもあります。また『笑顔で吹く(クチビルの口角を上げる?)のが良い』とか『(笑顔はダメで)しかめっ面で吹く方が良い』とか『下唇をめくるのが良い』とか『上唇をかぶせるようにするのが良い』とか書かれている教則本もあるわけで、そりゃあもう色々あるわけです。

 アンブシュア一つ取っても、こんな状態だから、そりゃあフルートの教則本なんて、たくさん出来ちゃうのも合点です。

 で、アンブシュアの話だけれど、どれが正解かと言えば…たぶん、全部正解。間違いは一つもないと思います。ただし、書かれている事はそれぞれに違うし、矛盾することがもありますから、併用は無理ですね(笑)。

 つまり、正解は、教則本の数だけあって、どんなやり方であっても、きちんと無理なくフルートが鳴りさえすれば正解なんです。

 「なんじゃい。それなら、正解なんて無いに等しいし、教則本なんて役立たないじゃないか」ってもんです。

 でも、そこが違うんだと思います。学校の勉強なら正解は一つと決まってますが、世の中って、案外、正解はたくさんあるものです。だから、フルートのアンブシュア一つとっても、正解は一つでなく、正しい答えはいくつもあるんです。

 ただし、間違った答えもあります。それは『音が出ないアンブシュアは間違い』だと言う事です。分かりやすく言えば、笑顔のアンブシュアで吹いて、きれいな音で鳴れば正解だけれど、音が出なければ間違いって事になります。

 では、その正解と間違いの違いは、どこにあるのかと言うと…笑顔以外の部分にあるわけです。例えば、クチビルの緊張度の違いとか、クチビルの柔らかさの違い、脱力の違いもあれば、元々のクチビルの厚みの違いも関係するだろうし、、腹圧のかけ方の違いとか、息のスピートの違い、息の太さの違い、吐き出す息の方向の違い、口腔内の容量の差、クチビルとフルートの歌口までの距離・角度の違い…そういう様々な違いによって、たとえクチビルの形が同じであっても、結果が違うわけで、結果が違えば、笑顔のアンブシュアも正解であったり間違いであったりするわけです。

 要するに、テクニックとか技術とかって、表面に見える部分だけで分かるような、そんな薄っぺらなモノじゃないって事です。教則本に書かれている事は、すべて正解だけれど、その正解をきちんと実行できるかどうかは、これまた別の話なんです。

 フルートを演奏するって、学校の勉強のように、正解だけを追い求めているようじゃダメなんだと思います。時には、回り道に見えるような事や正解以外の事にも意識を配り、周辺事項にまできちんとやらないといけないわけで、知識で言えば、雑学とか教養とかが試されている…ような感じになります。

 教則本が教科書のようなものなら、世間を渡るには教科書だけでは不足で、しっかり社会に出て、世間様にもまれていかないと一人前になれないのと同じような事なのかもしれません。

 そういう点では、声楽は教則本がないですから、いきなり社会に放り出されていくような感じです。

 例えて言えば、英会話教室で英語を習うのがフルートならば、いきなりアメリカ人だらけのシェアハウスで生活を始めちゃうのが声楽なのかもしれません。どっちのやり方にも一長一短があって、それぞれに欠けているモノがあります。欠けているものは後から補えばいいわけです。それを怠ってしまうと、いつまでも成長が促されないんだろうなあって思います。

 ちなみに、アンブシュアの件で言えば、私の正解は『何も気にしない』です。何も考えずに、ただフルートをクチビルに当てるのが、一番良い音が出ます。下手に何かをすると、音が濁りますし、音が出づらくなります。だから、何も気にせずに、フルートをクチビルにつけるのが一番良いんです。

 しかし『何も気にしない』なんて、たぶん難しいですよね。初心者の方なら戸惑ってしまうでしょうし、そんな事が書かれている教則本なんて、たぶん売れません。だから、私は教則本の著者には全く向いていないと思いますよ(当然ですね)。

 おそらく私が『何も気にしない』まま、フルートが吹けるのは、フルート演奏に適したクチビルとかアゴとかを持っているからなんだと思います。だから何も気にせずにフルートが吹けるんだろうと思います。これも一種の才能…と言えるのかもしれません。

 しかしプロのフルーティストさんたちを見ていると、私同様に『何も気にしない』で演奏しているように見える人もいる反面、とても個性的なアンブシュアをしている人も少なからずいます。そういう方は、フルートに適したクチビルとかアゴとかを持っていなかったんだろうと思いますが、そこを努力と才能で乗り越えてきたんだろうと思います。ですから、プロとして活躍する事と、フルート向きのクチビルやアゴを持っている事は、あまり関係ないって思います。要は、きれいな音を鳴らす事ができるかどうかなんだと思います。

 そうそう、最近の私は、アンブシュアではなく、むしろ腹式呼吸に迷いを感じます。腹式呼吸にも、実は色々なやり方があるんですよ。どれが正解だろ? 私に合った腹式呼吸はどれだろうかと、最近は日々悩んでいるんですよ。つまり、腹式呼吸に関しては、特別な才能など持ち合わせていない私なんです。

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コメント

それと、歯並びと歯の形も重要です。
これは、楽器の一部ともいえます。
比較的、治しやすい部分ですが、
専門家は 少ないようです。

> フルートの教則本

最近は音だしで長く吹く(ロングトーン?)代わりに、T&Gの4番通すだけになってしまいました。

> きちんと無理なくフルートが鳴りさえすれば正解なんです。

アンブシュアとか姿勢は数時間吹いて、体のどこも痛くならなければそれだけで十分、とおもいます。頭部管と本体の角度もいろいろ説があるようですし。

> 腹式呼吸

腹式呼吸とブレスですが、フルートだと吸うときにヒーヒー聞こえるのは珍しくないですが、声楽では聞いたことがありません。(某音大の卒演とかその他いろいろ)
呼吸については声楽のほうがきちんとレッスンされている、というか体を響かせるためにありとあらゆることをさらっているような感じです。(声楽のレッスンは受けたことありませんが)
腹式呼吸でお腹を固くしろ、と言われた世代で、その後は固くしなくてもいいとか言われましたが、よくわかっていません。

ももねこさん

 歯並びは、おっしゃるとおり、大切ですね。「ランパルは入れ歯になってから、ダメになった」と、H先生はおっしゃいますが、私はランパルを生で聞いたことがないので、それに対して、どうコメントして良いのか、いつも困ってます(笑)。

 フルートを美しい音色で吹き続けるためには、自分の歯を大切にすることが、とても大切のようです。で、歯がダメになったら、入れ歯ではなくインプラントの方が良い…とH先生がおっしゃっていました。とにかく、入れ歯はダメなんだそうです。

>専門家は 少ないようです。

 音楽家の歯の専門医は、いるにはいるんですが、皆さん東京近辺にいらっしゃるんですよね。なので、地方の方にとっては、少ないと言うか、いないに等しいんだと思います。

 まあ、歯の専門医に限らず、音楽家を重点的に見てくれるお医者さんって、たいてい東京近辺にしかいないんですよね。これは、需要と供給の問題でしょうね。お医者さまも商売ですからね。

tetsuさん

>呼吸については声楽のほうがきちんとレッスンされている

 それはそう思います。それは“きちんと”どころか、全く次元が違っていると思います。

>フルートだと吸うときにヒーヒー聞こえるのは珍しくないですが

 それは私も感じてます。息を吸う時にヒーヒー音をたててしまうのは、単純にノドが閉じて、口腔内の容量が少ないからです。それでは、息を吸う時に音をたててしまうだけでなく、フルートの音色そのものが悪くなります。フルートを良い音色で吹きたければ、口腔内の容量を最大にしないといけません。つまり、ノドは開けっ放しですね。だから、腹式呼吸をしないと、音が鳴らないのです。

>腹式呼吸でお腹を固くしろ、と言われた世代

 腹式呼吸でお腹を固くするのは、いわゆる『ドイツ式発声』と言われる発声(呼吸)方法で、ちょっと前までの日本の音大では主流だった発声方法ですが、現在ではほぼ廃れてしまい、ドイツ人歌手ですら、もうやっていません。

 今の腹式呼吸では、お腹は柔らかさを保ち、動き続けていないといけないのです。問題は、どっちにどれだけのエネルギーでどう動かし続けていくのかって事なんです。そこが難しいのですし、そこで迷い道に入り込んでいる私なんです。

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