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2015年3月23日 (月)

発声というのは、歌のジャンルで大きく違うもの…ですね

 私はクラシック声楽を学んでいますので、ついつい発声の基準と言うか、美しい声の基準をクラシック声楽とかオペラのそれに置いて考えてしまいがちです。

 この基準にたって考えるなら、ポピュラー歌手の発声なんて未熟そのものですし、アイドル歌手の歌声なんて、クソも同然です(言葉が汚くてごめんなさい)。

 でも、これって、単なる、傲慢なんだよね。

 オペラ歌手の歌が素晴らしくて、アイドル歌手の歌がダメならば、なぜ世間の人々は、アイドル歌手の歌にはお金を支払って、オペラ歌手の歌はレコード(CDとかダウンロードと置き換えても良し)にならないのでしょうか?

 むしろ、世間の人々の支持を考えるならば、ダメなのはアイドルではなく、オペラの方かもしれません。

 じゃあ、本当にオペラがダメなのかと言うと…人気という点では確かにダメだけれど、技術レベルとしては決してダメではありません。そして、それはアイドル歌手の歌唱についても、同じ事が言えるのです。

 つまり、オペラ歌手とアイドル歌手を比べるのが、そもそもの間違いなんです。この両者は、実は同じように“歌手”と呼ばれていても、歌のジャンルが違い、住んでいる世界が全く違うのです。

 歌とひとくちで言っても、たくさんの種類の音楽があり、様々なジャンルの歌があるんです。

 オペラ歌手とアイドル歌手も違いますが、演歌歌手もだいぶ違います。何かとシャウトしたがるロック歌手と、叫ぶことのほとんどないフォーク歌手も、その歌い方はかなり違います。そこに、詩吟とか浄瑠璃とかの邦楽を加えたり、中国の京劇やら、アルプス地方のヨーデルとか、世界各地のローカル音楽の歌唱法も加えると、ほんと、歌の世界って、実に混沌としている事が分かるし、美しさの基準って、歌のジャンルごとに大きく違うって事が分かります。

 また、美しければ素晴らしいというわけでも無い事にも気付かされます。美しさよりも、激しさや強さの方に価値を置かれる音楽もあれば、単に美しいだけなく、そこに独特のニュアンスとか価値観がより重視される音楽もあるわけです。そう考えると、歌の世界って、混沌としているだけでなく、実に広いんだなあって思うわけです。

 大切な事は、寛容な心かな? 別にすべての音楽を受け入れる必要はないし、好きになれない音楽があってもいいと思うけれど、それでも決して、他のジャンルの歌を見下したり、蔑んだり、馬鹿にしてはいけないと思うわけです。ジャンルが違えは、その良し悪しが分からなくなって当然なんです。それを自分の価値観だけで、良いだ悪いだ、上手いとか下手くそだとか言うのは、傲慢なだけだと思うのです。

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