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2015年1月 7日 (水)

すとんが薦める、脱初心者向けのオペラ その6 イル・トロヴァトーレ

 今回お薦めするのは、前回お薦めした『ドン・カルロ』同様、ヴェルディ作曲の『イル・トロヴァトーレ』です。

 “トロヴァトーレ”とは“吟遊詩人”という意味なんだそうですが…あまりオペラのテーマとは関係のないタイトルです。

 前回お薦めした『ドン・カルロ』が演劇的なオペラだとしたら、この『イル・トロヴァトーレ』は非演劇的というか「ストーリーなんて、どこにあるのサ?」というほどに、わけの分からないオペラです。その代わり、全編、きらめくような音楽に彩られているのです。主役は歌。ストーリーは、その歌の雰囲気作りのための小道具。そんな感じもするオペラです。

 むりやりストーリーを説明すると…先代のルーナ伯爵には息子が二人いた。ルーナ家の子どもに呪いをかけたという疑いで、あるジプシー女を火刑にした。それと同時にルーナ兄弟の弟は行方不明となり、焼け跡から子どもの白骨が発見された。兄である現ルーナ伯爵は、行方不明となった弟を探している。

 そんなルーナ伯爵は恋をしていた。相手はレオノーラ。ある晩、レオノーラを見かけたルーナ伯爵はレオノーラに抱きついてしまう。二人でイチャイチャしていると、別の男が現れた。その男の名前はマンリーコ。近所のジプシー団の頭目であった。実はレオノーラは、マンリーコの事が好きで、マンリーコと間違えてルーナ伯爵に抱きついてイチャイチャしていたのだ。激高するマンリーコ、レオノーラにふられて頭に血がのぼるルーナ伯爵。二人の決闘が始まり、レオノーラは気絶してしまう。勝負はつかずに、逃げ出すマンリーコ。

 マンリーコはルーナ伯爵に殺されてしまった、と信じ込んでいるレオノーラ。もう生きていても仕方ないと、修道院入りを決意する。修道院に入るくらいなら、自分のところに嫁に来いと画策するルーナ伯爵。そんなルーナ伯爵の計画を邪魔に入るマンリーコ。レオノーラを奪われたルーナ伯爵は、腹いせにマンリーコの母親であるアズチェーナを誘拐する。

 結婚式をあげようとするマンリーコとレオノーラ。そこにアズチェーナが誘拐されたという知らせが入る。怒り狂うマンリーコ。軍隊を率いて、ルーナ伯爵の城に攻め入る。

 戦いはルーナ伯爵の勝ち。牢屋にぶちこまれるマンリーコ。レオノーラは「マンリーコを解放してくれたら自分はルーナ伯爵と結婚する」と約束をする。喜ぶルーナ伯爵。マンリーコは釈放される。それを確認し、服毒自殺をするレオノーラ。騙されたと知ったルーナ伯爵は、再びマンリーコを捉え、殺してしまう。

 息子の死を見たアズチェーナはルーナ伯爵に向かって言う。「あれはお前の弟だよ」そして「母さん、復讐は終わったよ」と。実は先代のルーナ伯爵に火刑にされたジプシー女とはアズチェーナの母であったのだ。そして、焼け跡から見つかった子どもの骨とは、アズチェーナがルーナ伯爵の子どもと間違えて、うっかり火の中に放り込んだ自分の息子であって、死んだ息子の代わりに先代ルーナ伯爵の子を息子として育てていたのだ。それがマンリーコであったのだ。

 …というのがストーリーなんだけれど、まあ、デタラメもいいところでしょ? というわけで、ストーリーには、ほぼ見るべき点のないオペラなんです。日本人って、どうしてもストーリーとか、気の利いたセリフとかに価値を見出す人なんだけれど、そういう日本人的な視点から見ると、ガックリくるオペラなんです。とにかく、歌、歌、歌なんですよ。

 『イル・トロヴァトーレ』と言うと、真っ先に思い浮かぶのが『見よ、恐ろしい炎を』というアリアです。

 実に、なんかも、すごいとしか言えないアリアでしょ。この曲の聞かせどころは、最後の最後の "All'armi!" という箇所なんです。この箇所、楽譜では高音Aのロングトーンなんです。高音Aのロングトーンなんて、普通のテノールじゃあ簡単に歌えないほどに難しいのですが、それを大抵のテノール歌手が、さらに甲高いHi-Cのロングトーンで歌うんですよ。なんで、そんな大変なところを、さらにわざわざ余計大変にして歌うのか、馬鹿ですね、ほんと、テノールっていう人種は馬鹿ですね。そんな愛すべき馬鹿たちのお馬鹿っぷりを集めたモノを見つけたので貼っておきます。笑ってやってください。

 もちろん、こんな馬鹿丸出しの曲ばかりではありません。「ああ、美しい人」という、実にメロディアスな曲だって歌われるんですよ。ちなみに、この「ああ、美しい人」と先ほどの「見よ、恐ろしい炎を」は続けて歌われるんですけれどね。

 この曲も有名ですよ。アンヴィル・コーラスとも言われる『鍛冶屋の合唱』です。

 メゾソプラノのコンサートではおなじみの『炎は燃えて』も、このオペラの曲です。

 他にもソプラノの『穏やかな夜』『恋はバラ色の翼に乗って』や、バリトンの『君の微笑み』とか、また二重唱や三重唱にも、すごくメロディアスな曲が揃っているオペラです。

 ストーリーはともかく、とにかく音楽を聞きたい…という人向けのオペラです。

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コメント

最後の動画のメゾソプラノの方、すごいきれいな声ですね。こんな声で歌いたいです。夢の夢、のまた夢ですが。

思ったんですけど、男声女声問わず、高い音域の歌い手さんの目標は、どれだけ高い声が出るか出ないか、音楽的に出せるか、出せないか、が勝負の分かれ目になると思いますけど、中音域の歌い手さんは、どれだけ奥行きと深みのある美しい響きの声で歌えるかどうか、が分かれ目になるんでしょうね。

だりあさん

 このメゾさんは、ヴィクトリ・コウテスと言って、三大テノールよりも少し前の時代に、名脇役メゾとして活躍された方です。

>中音域の歌い手さんは、どれだけ奥行きと深みのある美しい響きの声で歌えるかどうか

 だろうと私も思いましたので、以前、Y先生(バリトン)に「テノールは高音を目指して歌いますが、やっぱりバリトンは中音域の美しさですかね?」と尋ねたら、バリトンもテノール同様に、高音を目指していくモノなんだそうです。なんでも、中声歌手であれ、低声歌手であれ、高音を諦めたら、そこで終わりなんだそうです。なので「高音が売りなのは、何もテノールだけじゃないだよ」と言われました。

 でも、Y先生とレッスンで一緒に歌っていると、先生の声の奥行きと深みは、テノールではどうやっても追いつけないなあ…とも思ってます。昨今、私の声が美しくなったと、妻が言っているのですが、それはおそらくレッスンでY先生の歌声を聞いて、彼の声と合わせて歌っているからじゃないかなって思います。だって、彼と一緒に歌っていると、いかに自分の声が薄っぺらでつまんない声なのかって実感しますからね。

トロヴァトーレ、ストーリーが本当に意味不明ですよね(笑)
「そ、そんなばかなー」とツッコミを入れつつ鑑賞してしまいます。
でも、歌はどれも素晴らしいですね。ヴェルディ! って感じです。

椎茸さん

 でしょ、でしょ? トロヴァトーレって、意味不明でしょ? でもね、そんなお馬鹿なところが私、好きなんです。実は、トロヴァトーレって、私、2番目に好きになったオペラなんです。ちなみに、最初は、道化師(笑)。

しつこくてすみません、ヴィクトリ・コウテスさんの続きです。この方、口はそんなに大きくあけてらっしゃらないですよね。まるでふつうにつぶやいている声のようなのに、バーンと響いてるってのが不思議でした。声が声帯から前に出ていかないで身体の奥のほうに向かって響いているんでしょうか。洞穴効果って言えばいいのかしら。

>中声歌手であれ、低声歌手であれ、高音を諦めたら、そこで終わりなんだそうです
なるほど、そうなのですか。そこでふと思ったんですが、フルートでも三オクターブめの高音を悲鳴にしないできちんと響かせるのはとても難しいと思うんです。
高音がきれいな響きで鳴るようになったときには、なぜだか、それまでぼやーんとした音で鳴ってた最低音近くの音も、(自分内の比較程度なんですが、)わりと幅の広い響きが聞こえるようになってたんですよね。ひたすら美しい高音をめざす修行って、ほかの音にもいい影響があるんでしょうか。楽器も声楽も、音楽の修行って奥が深いものなのですねえ。

だりあさん

>この方、口はそんなに大きくあけてらっしゃらないですよね。まるでふつうにつぶやいている声のようなのに、バーンと響いてるってのが不思議でした。

 騙されちゃいけませんよ。これはオペラ映画からの映像です。つまり、口パクね。音声の収録と芝居の収録は別なんですよ。もちろん、場所も別ですが、時期も違います。

 音声の収録は、声が良く出でいる時期(だいたいオンシーズン)に行います。で、オフシーズンの間にダイエットをして、シーズンの頭にやせた状態で芝居を取るのが、割りと普通のオペラ映画なんですよ。ですから、三ヶ月から半年は間が開いているものです。

 別にこれは、この『トロヴァトーレ』に限らず、大抵のオペラ映画やミュージカル映画ではそうなんです。例外は『レ・ミゼラブル』。この作品は、映画の常識を破って、歌と芝居を同時に収録…と言うか、役者が演技をしながら歌っている音声を本番音声として使用したという、実に稀有な作品なんですね。

 なので、画面ではクチを開いていないからと言って、それは演技をしているからであって、マジで歌っている時のクチはどうなっているかは…分からないんです。

>ひたすら美しい高音をめざす修行って、ほかの音にもいい影響があるんでしょうか。

 歌でも楽器でも、高音を美しく出すのは、とても難しいです。だから、高音が美しい人は中低音も美しいのです。ただ、順番を間違えてはいけないと、よくY先生に言われます。高音が美しいから中低音が美しくなるのではなく、中低音が美しくなると、自然に高音が美しくなるんだそうです。

ええーっ
目から、ウロコが・・・・・千枚ほど、パラパラパラパラ落ちました。
納得納得大納得、です。

だりあさん

 ちょっと考えれば分かることです。音を収録するには、マイクが必要なんです。でも、映画の中にはマイクって…写ってませんよね。実は映画って、少し前までは、基本的にアフレコだったんですよ。

 つまり、絵と音は別撮りってのが、映画の常識だったんです。特にフィルムの時代は、録音機器の性能が悪かったので、絵と音の同時収録なんて、やりたくても出来なかった…というのが本音のようなんです。だから、絵を取って編集したら、その絵に合わせて、俳優が録音スタジオで、芝居で言っていた自分のセリフを、自分の芝居を見ながら、もう一度マイクに向かって言っていたんです。

 つまり、絵に音を合わせていたわけです。

 でもオペラとかミュージカルの場合は、まず、音楽ありきなので、先に音を録音して、その音に合わせて演技をしていただけなんです。ちなみに、このやり方は、プレスコって言うのですが、別にオペラやミュージカルだけでなく、ディズニー映画(とりわけアニメーション)では広く使われている手法なんですよ。アメリカのアニメ映画では、まず最初に声優たちが声だけで芝居をして、声の芝居に合わせて、絵を動かしていくというやり方が多いんです。

 この手法は、日本でも、ジブリの高畑監督が『かぐや姫の物語』で使ってましたね。

 と言うわけで、音楽映画ではプレスコが当たり前の中、同時収録を行った『レ・ミゼラブル』は、とても画期的だったんですよ。ま、それだけ、撮影技術がアップしたって事なんです。

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