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2014年9月 3日 (水)

プロが歌っているのを聞くと簡単そうだけれど、実際に楽譜を見てみると、目の前がクラクラします(笑)

 さて、声楽のレッスンの続きです。

 次はトスティ作曲の「Ideale/理想」です。この曲もリズムというかテンポが厄介で合わせが難しい曲ですが、ダウランドとは難しさの方向が全然違います。ダウランドはポリリズムの難しさでしたが、こちらは伸縮するテンポが問題なんですね。で、どの音符をどの程度伸ばすかは歌手が決めます。だから歌う人には指揮者的な覚悟が必要な曲なんです。歌いながら、上手にピアノをリードしていくわけです。

 だからと言って、恣意的にテンポを揺らしてはいけないわけで、あくまでも音楽が求めているだけテンポを揺らすわけです…って、そこが難しいわけだ。でも、そこがロマン派の音楽とも言えます。

 この曲でも、ブレスの前は音を遠くに飛ばして、決して音楽を止めないように注意されました(汗)。

 で、ちょっと言い訳をしますと、今回のレッスンは休日の昼下がりに行ったのですが、レッスン直前の昼食で実に満腹になっていました。なので、ちょっとお腹に力を入れると、昼食に食べた納豆そばが、クチの中に…という状態でございました。

 いやあ、いけませんね。満腹で歌うのは無理です。まだ若ければ良いのかもしれませんが、年を取ると、下部食道括約筋が弱くなるためでしょうが、割りと簡単に胃の中のモノが口腔に戻りたがります。いわゆる“逆流性食道炎”って奴でしょうね。普通に生活している分には、決してそういう自体には陥らないのですが、満腹になって、腹部に圧力をかけたり、アルコールを摂取してカラダがユルユルになっていると、そういう状態になりがちな私です。気をつけないと。春先のなった“肺炎モドキ”も、元はと言えば、胃の内容物が逆流して、それが気管に入って炎症を起こした所に雑菌が付着して…ってわけだったものなあ。

 なので、満腹時の私は、無意識にお腹を使用しないように、腹部に圧力を加えないように行動してしまうのですが、そのために高音発声がどうにもうまくいきませんでした。

 はっきり言うと、高音Aがうまく当たらない…ってか、届かない(涙)。普段はバシバシ決めているのに、今回のレッスンでは全然当たらない。ついに先生から、最初のバリエーション(高音Aを使う)の凍結案が出されました。このバリエーションの部分では、歌は楽譜通りに歌うことになりました(ただし、ピアノはバリエーションの時の弾き方のままです)。楽譜通りに歌えるようになったところで、バリエーションの練習を始める事にしました。まあ、これは、当日、バリエーションの有り無しを土壇場で決められるようにするためでもありますが…ちょっと情けないですね。

 で、バリエーション無しバージョンで歌ってみたところ、一つの事に気づきました。それは…高音Aの出し方を間違っていた事です(笑)。いやあ、ついうっかり軟口蓋を引っ張る方向を間違えていました。それじゃあ、出るものも出ないわな。ついつい昔の癖で軟口蓋を上に引っ張ってしまいましたが、それではきちんと引っ張れないわけで、軟口蓋は上ではなく前に引っ張る方が、上に引っ張るよりも数倍もきちんと引っ張れて、余裕で高音に対応できるのですが…ついつい“高”音というイメージで、上へ上へと引っ張ってしまって、ドツボに陥るわけです。いかんですね。

 終わりのバリエーションの方は…リズムが違っていると指摘されました。直さないと…。こちらのピアノは、歌が何をしても気にせずに楽譜通りに演奏して、勝手に終了して良しという打ち合わせになりました。

 この後、妻のレッスンとなり、私はしばし休憩です。で、妻のレッスンが終わったところで、二重唱のレッスンとなりました。曲は、ヴェルディ作曲「椿姫」より「Parigi, o cara, noi lasceremo/パリを離れて」です。

 とにかくこの曲は、歌とピアノとの合わせが難しい曲です。いや、本当はソプラノとテノールの合わせだって、相当に難しい曲なんですが、そこは夫婦なので、なんとなく合ってしまいます(笑)。なので、ピアノだけが取り残されるような状態なので、ピアニストさん大慌てとなりました。

 とにかく、ブレスを見えるように取る事で、歌とピアノが合わせやすくなるそうです。まあ最悪、どうしても合わなければ、歌手がピアノの中に手を突っ込んで、コツコツピアノを叩いて合わせるという手段(ってか裏ワザ)もないわけじゃないそうです。ピアノの中をコツコツと叩くと、そのコツコツ音はピアニストさんだけに聞こえるんだそうですが…これをやられるとピアニストとしては、相当凹むので、あくまでも最終手段なんだそうです。

 特に合わせが難しいのは、最後から4小節目ですね。なにしろ、この曲は3/8拍子なんだけれど、この小節だけ37/8拍子だからね(笑)。楽譜上でも、この小節だけで、ほぼ1ページだから。そりゃあ、合わせるのは難しい難しい。なので、要所要所で合わせのポイントを確認していきます。それと同時に息を整えるポイントも決めます。そうやってきちんと打ち合わせをして歌うわけです。これだけ面倒くさい曲は、アドリブとか一発勝負とかでは合わせられません。まあ、本来、この手のモノはバリエーションで、伴奏はお休みして、ソリストたちが勝手に歌えばいいよ…という作りになるはずですが、それを歌手たちの勝手に任せずに、作曲家自身がきっちりとバリエーションに相当するものを書き下ろしたわけで、作家描きおろしのために、綿密に描かれていて、それゆえに合わせが難しいってわけです。

 プロが歌っているのを耳で聞いていると簡単そうに聞こえますが、楽譜を見ると、目の前がクラクラするというのは、よくある事ですが、この曲のこの部分も、そんな感じなんです。

 とにかくヴェルディも合わせてみましたが、実は私、まだまだ音取りの最中で、きちんと音が取れていなかったのですが、それも先生にバレバレでした(当然だね)。次回までには、きちんと音を取ってこないとなあ…。音が取れない歌ってのは、フルートで言えば“指が回らない”のと同じだもんなあ。

 しかしレッスン室は冷房をガンガンに入れているのですが、この曲をちょっと歌うと、じっとりと汗をかきます。他の2曲ではそんな事はないので、この曲特有の現象です。ほんと、ヴェルディを歌うのって、エネルギーが必要なんですね。

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