ひとこと

  •  平昌オリンピックが2月8日から25日の日程で行われています。で、その最中の2月15日から17日の3日間がソルラル(春節・旧正月)になります。韓国人はお正月を、我々日本人とは異なり、中国人たちと同日程のソルラルで祝います。ソルラル中は2/3以上の韓国人が故郷に帰省するそうです。つまり、この時期、韓国では民族大移動が行われるわけです。当然、交通機関は麻痺状態です。お店の大半が休業なんだそうです。なんで、そんな時期にオリンピックを開催しているんでしょ? 日本風に言えば、オリンピックを年始年末休みに行うようなものです。オリンピックを見に行った多くの外国人たちが、ソルラルの事を知らずに、泣きをみているそうです。可哀想に…。
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2014年7月 8日 (火)

発表会を見れば、先生の程度が分かる

 私の趣味は『見知らぬ人の発表会を見に行く』です。もちろん、友人や知り合いの発表会も見に行ったりしています。出かけた発表会のすべてを、ここに書いているわけではありません。中にはブログにネタにしづらい発表会とか、褒めるところのない発表会とかもあるわけです。別に私は、他人を傷つけたり、世間を敵に回すためにブログをやっているわけではありませんから、そういうブログネタにしづらかったり、あるいは話題が豊富にある時は、ついつい後回しにしているうちに、お蔵に入ってしまったりと、まあ、実は自分でもあきれるほどに、見知らぬ人の発表会に出かけている私なんです。

 出かける先は、ほとんどが声楽の発表会です。フルートの発表会も見たいのですが、そちらはなかなか私のアンテナにひっかかってこないんですね。あと、ピアノの発表会は声楽のそれよりも数多く行われていますが、大半が子どもの発表会なので…今の私には耐えられそうもない内容なので、そちらには出かけていません。

 アマチュアさんたちの発表会っていいですよね。皆さん、精一杯のチカラでパフォーマンスをしているわけで、技術的にはプロにかなうはずもありませんが、熱意ではプロ以上ですもん。そして、回数を重ねて見ていると、その成長する姿も見られて、なんか見ているこちらまで、心が熱くなったりします。

 それはともかく、素人の声楽発表会なんて、どれも一緒だと思ったら、実は大違いなんですよ。どの発表会も唯一無二で、他とは比べられない何かをたいてい持っています。それって出演者の個性ももちろんあるんだろうけれど、その出演者たちを指導している先生の違いも大きいですね。

 先生の違いには、先生の個性の違いも、もちろんあります。例えば、アマチュアの声楽発表会と言えば、たいてはイタリアもの、それもいわゆるイタリア古典歌曲を中心に、上級者たちはイタリアオペラアリア中心で、プログラムを編成するものですが、同じイタリアモノでも、オペラアリアではなく歌曲を中心にプログラムが組まれてみたり(イタリアモノの歌曲中心のプログラムって、オペラアリア中心のプログラムと比べれば、かなりマイナーイメージになります)し、オペラアリア中心でも、イタリアモノではなく、ドイツモノが中心だったりする発表会もあります。

 また、ドイツ・イタリアでなく、フランス語やらロシア語やら英語やら、とにかくあれこれたくさんの外国語の歌で構成された発表会もあれば、日本歌曲や愛唱歌を中心にプログラムが組まれている事もあります。あるいは、クラシックにこだわらずに、ミュージカルやポップスの曲でプログラムが組まれていたり…とにかく、アマチュアの発表会のプログラムのメニューって奴は、実に内容が多彩なんです。

 そして、先生の個性は、出てくる出演者さんたちにも現れています。と言うのも、一人一人を単体で見ていると気づきませんが、群体としてみていると、同じ門下の人って、共通した長所と短所を持っているものなんです。

 例えば、自由奔放な人々が集まっている門下もあれば、かなりキチンとした門下もあります。「ああ、上手だな」と感心せざるをえない門下もたまにありますが、たいていは、何かしら残念な部分があったりして「ああ、ここの先生は、この部分を教えるのが苦手なんだな」って分かります。

 例えば、楽しげに歌っているけれど、音程もリズムも歌詞もいいかげんな門下の発表会を聞いていると、ここの先生は、とにかく“楽しく”を優先して、あまり真剣にキリキリとは指導されていないんだろうなあって思ったりします。

 例えば、音程が悪かったり、苦しげな声や苦しげな表情で歌う人が多い門下だと、ここの先生はノドの脱力をうまく教えられないんだろうなあって思います。

 例えば、平たい声で歌ったり、小さな声でしか歌えなかったり、そんな人たちばかりの門下だと、ここの先生は響きって奴を教えられないんだなって思ったりします。

 例えば、女声にはうまい人も大勢いるけれど、男声はからっきし…では、ここの先生は男声を教えるのが下手くそなんだなって思うし、出演者が女声だけだと、この先生は男声を教えられるのだろうか?と「???」になったりします。ちなみに、逆のパターンはあまりなくて、男声が素晴らしい門下は、たいてい女声も素晴らしいです。

 その他でも、ステージマナーがなっちゃいない門下もあれば、立ち居振る舞いがきちんとしている門下もありますし、派手なドレスのところもあれば、外出着程度のオシャレで済ませている門下(ウチです:笑)もあったりします。

 実は私、以前の先生に習っていた時は、余所の門下の発表会なんて見に行きませんでした。別に興味がなかったし、自分の門下は素晴らしいと思っていましたから。でも、先生が変わり、習うことも全然変わり、だったら他の門下はどうなんだろう…そんな気持ちがアタマを持ち上げてきたので、色々と見知らぬ人たちの発表会を見に行くようになったんだと思います。

 いやあ、発表会って奴は、実に門下によって千差万別です。もしもY先生の次に習うなら、ぜひこの先生に習ってみたいと思える門下もいくつか見つけました。逆に、絶対に、ここの先生のところでは習いたくないって思ってしまうところもありました…っと言うか、そっちの方が数的には多いかな?

 世に声楽教室は多くても、私のような向上心あふれる中年男性が「次はこの先生に習いたい」と思える声楽教室って、あんまりなかったりします。そういう点では、今のY先生にとことん習って、次の先生は、それから考える…って奴でいいかなって思います。Y先生もご自身も「私のところで学び終えたら、きちんと次の先生を紹介するから」とおっしゃってくださっていますしね。

 声楽って奴は、普通、何人かの先生に習っていって上達していくモノのなんだそうです。

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コメント

こんにちは コメントさせていただきます

すとんさんは、ガッコのえらい方なんでしたっけ? それなら先生の指導方法に目が行くのは仕方がないですよね

私は先生ではありませんが、個々の先生よりは、日本のフルート指導が気になります(いきなり大きく出ました 笑) アルテ、ケーラー、モイーズのソノリテといった昔からの教材ばかりが使われている印象があります 日本ではあまり知られていない外国の教材の研究や新しい教材の作成が不十分なのではないでしょうか

ピアノではピティナという指導者の協会がありますが、フルートにはないですよね フルート協会のホームページを見ましたが、入会するメリットは感じませんでした 内容もイベントの告知的なものが多く、見ていても面白くないし、ためにもなりません 日本にもフルート指導者の団体が設立されて フルート愛好家にメリットのある活動を展開してもらいたいと思う今日この頃です

パスピエさん

 私はエラいかなぁ~? 自分ではあまりエラいとは思ってませんが、年寄りですから、年齢にふさわしい立ち位置にいるだけだと思ってますし、先輩たちに散々世話になったのですから、今度は後輩たちの面倒を見てみよう…というだけです。

 それはともかく、職業柄、指導方法とか教授方法って奴には、確かに敏感になりますね。「できる事と、教える事は別」という言葉がある通り、素晴らしいプレイヤーが必ずしも素晴らしい教師になれるわけではありません。でもね、凡庸なプレイヤーは凡庸以下の教師にしかなれません。だから、素晴らしい教師になりたかったら、まずは素晴らしいプレイヤーを目指すべきなんです。教えることは、学ぶ事の数倍難しい事だからです。でも、より多く学んだものでなければ、良い教師にはなれないのです。

 そんな事はさておき、ピアノは指導者の数が星の数ほどいらっしゃいますからね。団体だろうが、組合だろうが、作れるでしょうが、フルートは、プレイヤーの数がピアノとは極端に違います。フルート協会があるだけマシなんだと思いますよ。

 フルート協会のホームページは確かに味気ないかなって私も思いますが、中はどうなんでしょうね? H先生が時折協会の内輪話をしてくれます(が、危ない話もあって、ブログには書けません:笑)が、それらを聞くと、きちんとプロの先輩たちは、後輩たちの面倒を見ているように思えます。プロ同士の仲間うちの関係と、アマチュアさんに対する接客対応では、色々と違うだけなんじゃないかなって思いますよ。

>アルテ、ケーラー、モイーズのソノリテといった昔からの教材ばかりが使われている印象があります

 そうかもしれませんが、そうでもないかもしれません。ただ、ピアノほどのバリエーションはないでしょうね。後、指導者の好みって奴もあるでしょうね。ピアノだって、未だにバイエルを使っている先生いらっしゃるでしょうし、私なんかは、今から習うなら、やはり昔ながらのバイエルを教えてくれる先生の方が安心しちゃいますよ。なんか、良く知らない外国の教材とか使われたら、ちょっとがっかりしちゃうかもしれません(私ぱこう見えてもミーハーなんです)。

 フフフ。

わたしの場合お友達の、ですが、発表会好きですよ、聞きに行くのもw
すとんさんといっしょでどんな先生がどんな指導をしているのか、数人聞けばなんとなく想像つくので、その先生の実力やポリシー、音楽性なんかが聞こえてくるように思います。
なので自分が舞台で歌うときは、自分だけじゃなく、師匠も評価されるんだって思うことが多いです。とても恐ろしいことです。
自分は脇においておいて、ほかの人の演奏を聞けばどんなに稚拙な歌でも、うまい歌でも、指導者が透けて見えますものね。
それはとても面白い勉強ですよね。うんうん、って言いながら読みました。

すとんさんの舞台はそれこそひそかに狙っているのですが、いつも時間が合わなくて涙をのんでます。
秋のコンサートは聴きに行きたいなって思ってます。

ミルテさん

 秋は、スケジュールが合えば、ぜひおいでください。と言っても、なかなか見やすい時間に歌わせてもらえるわけではないので、厳しいと思いますが…。あと、今年は冬は、第九を回避して、門下の勉強会に出るつもりですが、そっちはおそらく非公開になると思うので、秋が今年最後のチャンスになります。

>それはとても面白い勉強ですよね。

 そうなんですよ。「他山の石」とか「覆轍」とか「人の振り見て我が振り直せ」とか「殷鑑遠からず」とか言うでしょ? 人はどこからでも学べるものです。余所の門下の発表会をある意味“見稽古”の一つだと私は思いますよ。だから、私は真剣に、真摯な気持ちで、発表会を見に行くんです。ほんと、実に多くのことを学べますからね。

 あと、やっぱり、プロの生舞台は勉強になります。CDやDVDばかりで済ませてはいけないと思います。

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