ひとこと

  •  モリカケ問題で辟易としている所に、最近ではセクハラ疑惑ってヤツで、マスコミ報道は大賑わいです。マスコミがそんな事を報道している間に、北朝鮮と韓国は仲良くし、中国と北朝鮮が接近し、日本は日本でアメリカとの関係確認をし…今、世界は動いている真っ最中じゃん。一歩間違えると国が滅びるかもしれない国難ってヤツじゃないの? そんな緊張しまくっている国際情勢から、なぜマスコミは我々日本人の目を背けさせるような事ばかり報道しているんだろ? 今、日本がヤバイって事を、どうしても隠したい人たちがマスコミにいるって事なの? ねえ、どうなの? 今、報道されるべきは、些末な国内問題じゃなくて、歴史的変動を迎えている国際問題でしょ? そんな事ばかり繰り返しているから、拉致問題一つ解決できないんだよ。
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2014年4月 3日 (木)

声種が違うと見える風景が違う

 声種が違うと見える風景が違う…のではないかと思いました。言葉を変えて言えば「声種が違うと、同じ作曲家について語っていてもも、全然感じ方が異なるのではないか」という、しごく当たり前の事に、今更ながら感じ入ることがあったわけです。

 これはオーケストラにいても、楽器が違えば見える風景が違うでしょうし、吹奏楽をやっていても、同様な話だと思います。合唱でもパートが違えば、やはり同じ作曲家の曲でも違う風景が見えているんでしょうね。

 そんな当たり前のことですが、声楽のソロでも同じような事が言えるんだなあって事なんですよ。

 そんな事を感じたのはいつかと言うと、今度の声楽発表会のために、二重唱の相方のNさんと意見交換をしていた時の事です。

 彼女の希望は、ドニゼッティのオペラから二重唱をする事。彼女はドニゼッティが大好きなんですね。で、まあ、色々と候補を上げてきたわけで、結局は「愛の妙薬」に落ち着いたわけなんですが…。

 テノールの私からすれば、ドニゼッティと言うのは、難しい曲を書くオペラ作曲家というイメージがあります。「愛の妙薬」は奇跡的な作品で、ドニゼッティの中では、比較的難易度の高くないオペラというイメージがあります。

 「ランメルモールのルチア」「連隊の娘」「ファヴォリータ」「ドン・パスクワーレ」「シャモニーのリンダ」「マリア・ストゥアルダ」「アンナ・ボレーナ」…まあ、全曲をきちんと聞いたわけではなくて、大抵はアリア集などでしか聞いたことはなかったりする曲も多いのですが、とにかく、ドニゼッティとベッリーニとロッシーニは難しい難しい曲を書く人というイメージがあります。

 テノール的には、パヴァロッティとかクラウスとかゲッタとかフローレスとかマッテウッツィとか、ああいう超人的な人たちしか歌えないオペラというイメージがあります。同じオペラ歌手でも、ドミンゴやカレーラスでは歌えません。決して、アマチュアが手を出していい作曲家たちの曲ではない…とか思っています。

 ところがNさんは、こともなげにドニゼッティを持ってくるわけです。で「頑張りましょう」とか言うわけだけれど、頑張って頑張れる範囲と、頑張りの向こう側に突き抜けちゃった世界があって、ドニゼッティの作品は、テノールにとっては、向こう側の世界の曲だと思うんだけれど、ソプラノにとっては、こっち側で、頑張れば頑張れる曲なの? とか思っちゃいました。

 確かに、ドニゼッティのソプラノ用のオペラアリア集の楽譜は、日本でも普通に売っているもんなあ。売っているという事は需要があるわけだし、売り続けているという事は、皆が利用しているってわけだもんなあ。一方、ドニゼッティのテノールのアリア集は日本版のものはないです。もちろん、リコルディ社のものはあるけれど、普通に楽器店には並んでいません。それは需要が無いって事だし、誰も利用する人なんていないって事だよね。一部のテノールさんたちには必要だろうけれど、そういう人はイタリアに行って楽譜を購入するか、自分で取り寄せてしまうんだろうね。もちろん、私も持ってませんよ。それくらい、テノールにとって、ドニゼッティの作品ってのは、人気薄というか、需要がないんです。

 ちなみに、同じベルカントの時代というくくりで言えば、私はベッリーニが大好きなので、ベッリーニのテノール用のオペラアリア集の楽譜は持ってます。リコルディ社のものですが、それを見るたび「こんな難しい曲、歌える人がいるのかな?」と半ば呆れた顔して見ています。それくらい、どの曲もどの曲も難しいんですよ、ベッリーニは…というか、いわゆるベルカントの時代の作曲家の曲って、ほんと、難しいんですね。

 ベルカントの時代と言うのは、楽器で言えば、ロマン派の時代です。だから、曲はどれもこれも美しいのだけれど、あまりに難しすぎます。おそらく、当時の発声技術と今のそれとは全然違うんだろうなあって思います。

 ソプラノにとってもドニゼッティだって、決して簡単ではないだろうと思います、がしかし、頑張れば頑張れる作曲家なのかな?って思います。確かに、色々な人たちの発表会を見るのが好きな私ですが、アマチュアのソプラノさんって、案外、ドニゼッティのアリアを発表会で歌っていたりしますよね。ソプラノさんにとってのドニゼッティは「頑張ればどうにかなる作曲家」なのかもしれませんが、テノールにとってのドニゼッティは「才能がなきゃ歌えない作曲家」であって、私のように才能に恵まれていない歌手にとっては、夜空に輝くお月さまのような存在なんですわな、つまり“手が届かない”ってわけです。

 ほんと、声種が違うと、見える風景が全然違うんだろうなあ…。

 考えてみれば、プッチーニの「トスカ」と聞いて思い浮かぶ曲だって、私テノールは「星は光りぬ」だけれど、ソプラノさんなら「歌に生き、恋に生き」だろうね。やっぱり、見えている風景が全然違うなあ。

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コメント

初めてコメントさせていただきます。

メインは主婦なんですが
細々と歌で仕事をしていますので、
すとんさんの記事に興味を惹かれてよく読ませていただいています。
いつも「なるほどな~!」と思ったり、
「私も頑張らなきゃ」と思ったりします。

今回の声種によって感じ方がちがうという話も
なるほどと思わされるものがありました。

これからも記事も楽しみにしています。

のりっておさん、いらっしゃいませ。

>細々と歌で仕事をしていますので、

 お恥ずかしい事ですが、素人の戯れ言と思って、読み流してくださいませ。まあ、私、音楽に関しては、失うものを持っていないので、結構好き勝手に書いてます(爆)。

 専門教育を受けていませんから、頓珍漢な事を書いているかもしれませんが、専門教育を受けていないから気がつくことってあると思ってます。ま「めくら蛇におじず」って奴かもしれませんが。

>これからも記事も楽しみにしています。

 頑張っていきますので、応援、よろしくお願いします。

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