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2014年2月 4日 (火)

声帯が鳴りすぎてはいけない

 声楽のレッスンに行ってきました。

 今回の私のコンディションは、先生がおっしゃるには「とてもよく声帯が鳴っています。いや、むしろ声帯が鳴りすぎって感じかな? 今日は一日たっぷりと話してきて、声帯が十二分に温まっていますってところだね。でも、その一方でお腹は全然動かない。ああ、今日は一日、疲れた疲れた…って感じかな?」だそうです。うむ、当たらずとも遠からずかな。確かにその日の私は、そんな感じだったのかもしれません。

 とにかく、声帯が鳴りすぎているので、声帯の鳴りに頼らずに、今まで以上に、響きで楽に歌うように注意されました。そうは言われても、別に声帯を鳴らそうなんて、私、ちっとも思ってないわけで、この日の私は「声帯が勝手に鳴っているんです(涙)」状態だったんです…。

 とにかく、ハミングであれ、なんであれ、声帯が過剰に鳴っているんだそうです。別に声帯がよく鳴る事自体は悪い事ではないそうだけれど、声帯の鳴りにふさわしいくらい息が吐けないと、ただの側鳴りヴォイスになってしまうのだそうです。

 …つまり、今の私は、側鳴りヴォイスって事?

 声帯がよく振動して、声がたくさん作られているのだけれど、それを飛ばすだけの息がないので、辺り一面そこらじゅうに声が散らばっている…って事らしいです。で、それだけたくさんの声を飛ばすために、必要なだけの息を吐くとしたら…実にかなり強めの支えが必要なんだけれど、その支えのための筋肉があんまり動いていないのだそうです。

 うん、そりゃあ、残念だ。

 なので、その声帯の鳴りにふさわしいだけの支えを今すぐ手に入れるか、さもなければ、今の支えにふさわしい程度にまで、声帯の鳴りを抑えるかのどちからをしないと、実にバランスの悪い発声になってしまうのだそうです。

 う~ん、声帯は意図的に鳴らしているわけではありません。支えだって、わざと力を抜いているわけじゃないです。

 先生…しばし熟考した結果「響きで歌って!」になりました。

 これは『貧弱な支えに合わせて、声帯の鳴りを抑えて歌いなさい』って事と同義です。たぶん、本当は「軽く歌って、なるべく声帯を鳴らさないようにしなさい」と言いたいのだろうけれど、ただでさえ貧弱な支えなのに、そこに「軽く歌って」と指示すれば、弱く歌うために、ますます支えが無くなってしまうのは明らかなので「軽く歌って」ではなく「響きで歌って」という指示を出したのだと思います。

 とにかく、声帯を過剰に鳴らさないためにも、響きで歌わないとダメなんです。

 響きで歌うとは、口腔内の容量を増やして歌うことでもあります。そしてそれは、クチの内部を縦に開いて歌う事であります。

 ではなぜクチを縦に開くのか? それは『横に広くて天井の低いホールよりも、幅が狭くても天井の高いホールの方が、よく響く』のと同じ理由なんだそうです。だから、クチは絶対に縦開きじゃないとダメなんですね。

 そして、響きで歌うためには、息を常に流し続けることが必要です。息の供給が途切れてしまうと、声帯は息無しでも勝手に鳴り始めて、声がそこらに散らばってしまいますからね。用心の上にも用心を重ねて、しっかりと息を声帯に流し続けましょう。そのためにも支えが必要なんです。

 支えとは、横隔膜をしっかりと張る事です。だからと言って、ググっと力をいれてお腹を固めてしまってはダメなんだそうです。そのためには、横隔膜って奴をトランポリンのようなものだと思う事が大切なんだそうです。横隔膜がトランポリンなら、張り過ぎてしまえば、弾力がなくなって役に立たなくなってしまうし、張らなさ過ぎると弾力性が発揮できず、これまた役に立ちません。適度な張りがあるから、トランポリンに適度な弾力が生まれるわけです。

 足りないのはダメだけれど、過剰なのもダメなんです。

 そして、側鳴りを回避するためにも、声は息に乗せて遠くに飛ばします。また、鼻腔を広げて、鼻の響きも付加すると良いでしょう。

 響きで歌えば、声は頭の中でぐるりと回転しているように感じられます。ゴジラが放射線を吐き出すように、クチからまっすぐに声が飛び出す事はありません。もし、ゴジラスタイルで声が出ているなら、そりゃあ側鳴りって奴です。

 それと、実は高い声は、響きでなく、声帯を鳴らして出した方が簡単に出せるんだそうです。ただし、声帯を鳴らして高音を出すと、高音一発で声帯がへたってしまい、それ以上は歌い続けることが難しくなるので、その先も歌い続けたいなら、ぜひ高音は響きで歌う必要があるんだそうです。

 ああ、難しいね。

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コメント

時々お邪魔していますが、初めてコメントさせて頂きます。失礼の段お許しください。
50年ほど前の記憶ですが、当時来日した合唱団を聞いたとき、ピアニッシモで歌われるソプラノのソロが会場の奥まで心地よく届くのを聞いてびっくりしたことがあります。

すとんさんの先生は随分気を遣った表現をなさっているようですが、この際テキストを子守歌とかセレナーデなどにして頂いて、それをピアニッシモで歌う/それがホールの奥まで届くように意識しながら声にするという課題に挑戦なさってみては如何でしょうか。

カルーソーがお好きで、彼が残した録音をよく聞かれるとの事ですが、すとんさんが歌うときの目標が機械式録音で聴いた演奏(当時は無理矢理空気振動を機械振動に置き換えるやり方で録音されました)だったりすると、喉には快感でもそのような発声でホールに響く音は(聞かせて頂く側にとって)大変辛いものになる可能性がありますから、これはしばらくの間は封印をして頂いた方が良いと思います。

あともう一つ、音程の取り方ですが、階名唱と音名唱の両方をなさるのも(特にフルートの音程改善には)効果があるのではないかと思われますが、これも両先生と相談なさってみて下さい。

あんがまさん

 色々とアドヴァイス、ありがとうございます。

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