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2014年1月 3日 (金)

フルートメーカーについて語る(笑)その2 ヤマハ編

 ムラマツフルートの次は…当然、日本を代表する楽器メーカーのヤマハさんの出番でしょうね。

 ヤマハフルートには、二つの顔があると思います。一つは“吹奏楽部のフルート”のヤマハ、もう一つは“高級フルート”のヤマハです。もちろん、この二つの顔をつなぐモデルもあるわけだけれど…最近登場したフィネスがそうでしょう。まあ、ひとまずそのフィネスは横に置いて、ヤマハの場合は“吹奏楽部のフルート”のヤマハと、“高級フルート”のヤマハの二つのフルートメーカーとして、分けて考えた方が良いんじゃないかなって思ってます。

 まず最初は“吹奏楽部のフルート”を作る楽器メーカー、ヤマハに関する感想です。

 なんでも、世界で一番売れているフルートは、ヤマハのYFL-211だそうです。まあ、都市伝説の一つかもしれませんが、なんか納得のいく話です。お値段が8万円台で、日本フルートにしちゃあ破格に安い値段のくせに、品質はきちんとしていて、十分楽器として実用レベルに達している、驚きのハイ・コスト・パフォーマンスな楽器ですからね。

 学校の吹奏楽部なら、このYFL-211か、あるいはもう一つグレードの高いYFL-311がたくさんあるでしょうし、学校予算で買うなら、この二つのうちのどちらかでしょう。それくらい学校吹奏楽部には、なじみ深い楽器です。

 YFL-211にしても、YFL-311にしても、実に良い楽器だと思います。鳴りやすいし、扱いやすいです。その上、タフです。ちょっとやそっと、ぶつけたり落としたりしたくらいじゃ壊れないし、調子もなかなか狂わないので、調整の間隔が多少あいても平気です。それにだいたい、ネジ式ですから、手慣れた人だと自分で調整しちゃったりもできます。

 ヤマハのお店は日本国中どこにでもありますから、入手もしやすければ、アフターサービスだって気軽に頼めます。

 吹奏楽部のフルートさんに限らず、趣味のフルート初心者さんにも安心して薦められる楽器です。すごいよね。ある意味、日本フルート界のアイドルですよ。

 一方、ヤマハには高級フルートメーカーとしての顔もあります。

 まずは“高級フルート”というジャンルの説明をしないといけないかも…ですね。

 日本のフルートメーカーは、廉価モデルも販売しているけれど、基本的には高級フルートを製作するメーカーばかりです。だから、フルートって、こういうモノだと思ってしまいがちだけれど、実は世界に目を向けると、フルートって、もっと廉価で親しみやすい楽器だったりします。

 高級フルートって、本気のクラシック音楽演奏で使うための楽器で、あくまでもホール演奏を前提とした、職人さんの手作りで気合を込めて作った繊細でガチな楽器なんだと思います。

 例えば、ムラマツフルートで一番お手軽価格なフルートはEXモデルだけれど、これだって約20万でしょ? 世界の人々の平均月収が2万円程度という事実を踏まえると、ほぼ年収分の価格だったりするわけで、我々はついついEXを“安いフルート”と勘違いしてしまいがちだけれど、世界レベルで言えば、EXでもすでに高級フルートだったりするんです。
 ましてや総銀フルートなんて、高級フルートどころか、超高級品だったりします。

 この話は、ギターとかベースとか電子キーボードとか、ポピュラー音楽で使う楽器との値段と比べてみれば、日本のフルートの超高級さがよく分かると思います。

 実際、ジャズ系の楽器店で手に入る名もないフルートメーカーのフルートって、十分実用範囲なのに、驚くほど安いでしょ? この手のフルートがなぜ日本の普通の楽器店の店頭に並ばないのかは…私には分かりませんが、日本だと、このジャンルの楽器って、ヤマハの“吹奏楽のフルート”ぐらいですね。いや実際、日本のフルートメーカーで、この分野にチカラを入れているのは、ほぼヤマハだけで、ヤマハは企業規模が大きいから、廉価なモデルも、高級フルートも、どちらにもチカラを注げるわけです。

 さて、話はヤマハの高級フルートに戻ります。

 木管。ビジュー。メルヴェイユ。イデアル。これらのモデルは、それぞれに特徴的だし、それぞれに素晴らしい楽器だと思います。また私は試奏した事ないけれど、ジュリアス・ベーカーモデルやジャーマンモデルなどもあります。一つのメーカーに、これだけの多様な高級フルートのラインナップがあるなんて、ヤマハの楽器メーカーとしての大きさを感じさせられます。

 どうも、ヤマハと言うと、吹奏楽部向け楽器メーカーとしてのイメージが強いせいか、これらの高級フルートが軽く見られる傾向があるような気がしますが、実際、これらのフルートを手にとってみると、その素晴らしさに驚きます。

 私は、個人的な好みもあって、この三つの中では音色の柔らかなメルヴェイユが一番しっくりきます。ビジューは、なかなかリンギングが豊富な音色のためか、プロの方々にも愛用されています。イデアルは…まだまだ新製品だし、ヤマハの一押しフルートですから、これからユーザーが増えていくでしょう。

 おおよそ楽器メーカーとしてのスキがほとんど無いヤマハです。それがワザワイしているのかもしれません。私が何となくムラマツをスルーしてしまうように、ヤマハをスルーしてしまう方が多いのかもしれません。強すぎる横綱って、ファンも多いけれどアンチも多いんですよ。そこがヤマハのつらいところかもしれません。

 でもね、ヤマハ、いいよね。特にメルヴァイユは本当に良いフルートだと思います。

 ヤマハフルートは、女性にたとえると…難しいですね。決して一人ではないと思います。たぶん、ヤマハフルート家があって、そこにたくさんの姉妹たちが暮らしているんですよ。若くて元気なYFL-211やYFL-311(女子高生さんですね)もいれば、すでに妙齢に達しているビジューやメルヴェイユ、イデアルのような姉妹たちもいるわけです。ビジューはバリバリのキャリアウーマン、メルヴェイユは保育士さん、イデアルは若いデビューしたてのOLさん…ってイメージかな? 割と普通にいるタイプの人たちじゃないかな、って思ってます。でも、この世界、長くつきあうなら、普通にいるタイプの人たちがいいのかもね。

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コメント

明けましておめでとうございます。

東西横綱が揃いましたね。

大関陣にはどこを入れるのかな?
海外で 売れているところだと3社が上がるけど。

河童さん、あけましておめでとうございます。

 横綱が出ちゃいましたが、別に大きな企業順に出場するわけじゃないです。あくまでも私、すとんの私感で語ってますので、語りやすい順番…というのかな? とにかく、全くの気分で書いてますので、順番も適当、いやそれどころか登場するかしないかも適当…だったりします。

 とにかく、乞ご期待ってところです(笑)。

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