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  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2013年10月28日 (月)

なぜフルートは、アンティーク楽器が、もてはやされるの?

 世のことわざの一つに『女房と畳は新しい方が良い』と言うのがあります。モノは劣化する、劣化しているモノよりも劣化していないモノの方が良い…って事ですね。

 音楽の世界で言うと、金管楽器にそれが言えると思います。と言うのも、金管楽器って奴は、経年劣化をするからです。その原因の一つは、金属疲労って奴ですね。そう、金属って疲労し、老化し、劣化するんです。これは避けられない事実です。だから、金管楽器は、常に新品がベストであって、アンティーク楽器を尊ぶ風潮はありません。

 一方、世の中には『女とワインは古い方が良い』ということわざもあります。年を重ね、年齢を経て、熟成したモノには、若いモノにはない素晴らしさがある…って事ですね。

 音楽の世界で言うと、木管楽器や弦楽器に言えると思います。つまり、木製楽器ですね。木製楽器の材料である木材って奴は、経年変化をするわけです。その原因の一つは、セルロール結晶化現象って奴です。つまり、木材は年を経るごとに、細胞の中に含まれている不純物が腐敗して蒸発し、セルロースだけが残っていき、やがてセルロースの結晶の固まりに変化する…って事です。その結果、重量は軽くなり、強度は強くなるわけで、それが楽器の音色に変化を与えないわけはなく、その影響は我々の耳にとって心地よい変化と感じられるわけです。だから、木製楽器の世界では、新品楽器は「まだ若い」と言われ、古い楽器の方により大きな価値が与えられるわけで、アンティーク楽器が高額で取引される原因になるわけです。

 つまり、楽器を作っている素材の違いによって、新品が好まれるか、アンティークが尊ばれるかという違いが、楽器界にはあるわけです。

 となると、私の頭には、一つの疑問が生じます。

 フルートは木管楽器であるけれど、木製楽器ではなく、金属製楽器です。金属製である以上、金属疲労は避けられません。ならば、フルートは木管楽器であるけれど、他の木管楽器とは条件が違い、素材的には金管楽器同様って扱いで良いのだろうと思われます。

 ならば、他の金管楽器同様に、アンティークは軽視され、新品が重宝されるはずですが…実際のフルート界では、新品楽器が軽視される…という事はないにせよ、アンティーク楽器が尊ばれる風潮があります。

 劣化した素材で作られた楽器が、新品楽器と同様か、それ以上の価値を認められているのはなぜ?

 考え出すと分からなくなります。

 私は実際のアンティーク楽器を所有した事もなければ、満足いくまでに吹いた事もないので、ここから先は憶測でしかないので、間違っているかもしれませんが、恐れずに書きすすめます。

金管楽器はブラスでできているけれど、フルートは銀や金などの貴金属で作られているから

 私は金属の専門家ではないので分からないのだけれど、もしかするとブラスって素材は、金属劣化しやすい素材であって、一方、貴金属である銀や金は金属劣化しにくい素材とか? ならば、アンティークフルートは、新品楽器と比べても、問題になるほどの金属劣化をしていない…と言えます。

優秀な楽器しかアンティークにならないから

 金属劣化とは全く関係なく、粗雑な作りの楽器は、さほど使用しないうちに、壊れたり、実用不可になったりして、長く使い続けることができません。一方、丁寧に作られた優秀な楽器は簡単に壊れない上、音色が美しいなどと言った良い特性を兼ね備えていたら、演奏者たちに愛され続けて、長い間楽器として存在することが許されます。

 なので、フルートの場合、アンティーク楽器は、その古さに価値があるのではなく、その古さという欠点を覆い隠すほどに、良い作りであったり、良い音色をの楽器であるがゆえに、高い価値を認められている…と言えます。

そもそもモダン楽器とアンティーク楽器は、目指す方向が違うので、それぞれに存在価値が見いだされている

 今の楽器は、ピッチの正しさと、音量の大きさが求められています。なにしろ、現代人はピッチにうるさい人が多いし、フルートも広い広いコンサートホールでの演奏を強いられています。ですから、ピッチが正しい事と音量の大きさが優先されて、楽器設計がなされています。

 一方、アンティーク楽器の場合、それらが製作された時代の観客は、今の我々とは違うわけです。名演奏家による古い演奏を聞くと、昔は今ほど、音程に関してはうるさく言わなかったのだろうと推測されます。これは別にフルートに限った話ではなく、昔の音源で聞ける名演奏って、今の耳で聞くと、音程が怪しいものがたくさんあるからです。ならば、フルート製作者も、今のように正しい音程って奴を絶対視しなくても良かったはずです。

 また、演奏場所も今ほど広くもなければ、大きくもなかったはずですし、オーケストラそのものだって小規模だったわけですから、フルートの音量だって、現在ほどは求められていなかったわけです。

 音程の正しさと音量の大きさを目指さない分、別の部分を強調してフルートを設計し、製作されたと考えても良いでしょう。例えば、音色の美しさを追求してみた…とか?

 良い悪いというのは、こと音楽に関する限り、絶対的な尺度ではありません。言葉を変えて言えば、良いフルートとは“その時代時代の美意識に沿った音づくりがされたフルート”とも言えます。ちなみに、音程の正しさと音量の大きさが重視される音づくりは、現代の美意識に沿った音づくりだと言えます。

 つまり、アンティーク楽器とは、古き良き時代の美意識で作られた楽器であると言えるでしょう。ならば、それを吹く人が、現代的な美意識を是とせず、古き良き時代の美意識を尊重するなら、アンティーク楽器が愛されるのも納得のいく事です。

 まあ、私が思いつく事って、そのくらいかな。

 本当のところは私には分かりません。でも、フルートのアンティーク楽器がこの世にあって、それらを愛する人がいる以上、アンティーク楽器には良い部分があり、愛される楽器なんだという事は、私にも分かります。

 ま、私個人は、モダンとかアンティークとかでなく、自分の楽器を愛するだけなんですけれどね。

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フルートのエッセイ」カテゴリの記事

コメント

日本でも管楽器の横笛の素材に煤竹を用いたものや古笛はとても高価ですよね。煤竹って何百年もいろりの煙に燻されて水分が抜けてカチカチに硬化していて笛の素材としてはとても高価なんだそうです。煤竹笛の音色も響きも抜群だそうですが、聴いたことがありますが私の耳ではピーピーは同じように聞こえて、違いはわかりませんでしたが世の中のモノって、入手が困難となればなるほど希少価値が出てきますよね。アンティークフルートも、楽器としての良さに加えて時を超えて大切にされた精鋭で残っているという希少価値も大きいのでしょうね。

で、私ですが、個人的には、なんでも新しくてピッカピカ、ツヤッツヤのモノのほうがスキな新し物好きなんです。

だりあさん

 おそらくフルートも木管フルートは、古いものは良い音がするんだと思います。

>アンティークフルートも、楽器としての良さに加えて時を超えて大切にされた精鋭で残っているという希少価値も大きいのでしょうね。

 骨董品としての価値って奴です。それは決して無視できない価値だと思います。でもやはり、アンティークフルートってのは、モダンフルートとは一風変わった音が鳴ると思います。それがアンティーク故なのか、それともそういう設計なのかは分かりませんが。

 そうそう、金属管のフルートも負けてないです。だりあさんの趣味とは異なりますが、銀管は、まっくろくろすけになると、なんとも甘い音を出せるようになります。これは良い意味での経年変化って奴です。

 でも、見た目だけを考えると、ピカピカのツヤツヤは確かに魅力です(私も大好きです)。

私が30年前に手に入れた煤竹龍笛は,8年目ぐらいから音が変わりました。仲間からも「よく響くようになったね」と言われました。この龍笛は桜の皮で巻いてあり,30年も経つと実に美しい艶を出すようになります。これらのため,古管ほど,もてはやされるのだと思います。
しかし,竹笛は長らく鳴らさずに放置していると,全く鳴らなくなってしまいます。年中鳴らしてやらないといい音で鳴ってくれません(ただ,下手な者に吹かせていると,音に品がなくなるらしいです)。また,温度や湿度の急激な変化や衝撃に弱く,高温の車内に放置でもしたら,すぐに割れが入ってしまいます。定期的にオリーブ油などで拭いてやる必要があります。なので,古くて良い竹笛とは,大事に手入れされ,常によく鳴らされてきたものに限ります。その笛に愛着を持ち,育ててやる気持ちで付き合う必要があるのかな。

susanouさん

 良い楽器は何かと大変なんですね。私は龍笛では分かりませんが、ギターで似たような話を聞いたことがあります。ギターは鳴らしていないと鳴らなくなるし、下手くそが弾いていると音が出なくなる…ってね。もっとも、ギターは木製楽器ですが、アンティークよりも新品の方が尊ばれるという楽器です(笑)。

 言われてみれば、数億するヴァイオリンだって、管理がちゃんとして、演奏者も一流じゃないと、あっと言う間に価値が下がるんだそうです。だから、そういう名器のオーナーは、一流のプレイヤーに楽器をレンタルするんだそうです。

>なので,古くて良い竹笛とは,大事に手入れされ,常によく鳴らされてきたものに限ります。

 結局、名器を作るのは、オーナーの“愛”なんだね。うむうむ。

こんばんは。

antiqueという言葉をふだん使っていなかったので、安直かつ信頼性は不明ですが、wikiで調べました。
「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」という定義が一般的らしいです。
フルートでは2013年を基準として100年以上前、というとヘルムート、パウエルはなく、初期のヘインズかあとはフランス系あたりしかなくなってしまいます。

戦前あたりから、ムラマツとか日本管楽器(ニッカン)はフルートを作り始めていたようです。逆にいえば当時の演奏家は国産のフルートで使える楽器がなくて、パウエル、ヘインズあたりを使っていました。その方たちを師匠とした人たちが、その楽器に引き付けられた、ということもあります。
アマオケの同僚は出身地の最初のお師匠さんがヘインズ吹きで、結局今もヘインズ吹いています。

三つ子の魂百まで、ではありませんが、おもったより最初に聴いた音の印象、というのは強烈に残ります。

補足です。

今のモダンフルートはベーム式です。ベーム自身が作ったベーム&メンドラーの楽器を吹いたことがありますが、音量とか音色感が違いすぎて、実際に使えるとはおもえませんでした。リサイタルでも聴いたことありません。売っているとしても値段はメチャ高いです。

tetsuさん

 アンティークの正しい定義をありがとうございます。まあ、その定義だと、古いフルートをアンティーク楽器として扱うのは、本当は間違いなのかもしれませんね、まあ、そこはきっと業界の慣習って奴なのかな? フルートの場合、いくら古いと言っても、やはりベーム式以降の楽器を指すんだと思います。ベーム式以前の楽器は、さすがに演奏自体が難しくなってしまいますからね。

>その方たちを師匠とした人たちが、その楽器に引き付けられた、ということもあります。

 ああ、なるほど。それは無い話ではないですね。

>ベーム自身が作ったベーム&メンドラーの楽器を吹いたことがあります

 それはすごいですね。それこそ、フルートのオリジナルのオリジナルって感じじゃないですか。

>実際に使えるとはおもえませんでした

 あら? そんなモンですか? かのワーグナーが「キャノン砲」と呼んだくらいですから、さぞかし爆発的な音色と音量とばかり思ってましたが…分からないものですねえ。何事も、実際に使用した人の話を聞くって大切なんだなって思いました。

こんばんは。

> かのワーグナーが「キャノン砲」と呼んだくらい

http://d.hatena.ne.jp/boehmflute/20091024/1256355266
ワーグナーが喜んだ楽器は多鍵のフルートかと思っていたら、この記事では円錐管ベームらしいです。確かに円錐管ベームはなかなか鳴らない、というか普段は円筒管ベーム(ピッコロを除く)しか吹かないので、全く違う楽器です。

> 何事も、実際に使用した人の話を聞くって大切なんだなって思いました。

ほんの数分試し吹きしただけなので、かなり怪しいです。技術があれば吹きこなせるかとおもいますが。

多鍵のフルートは吹いても音は出ないし、指もまともに押さえられない程度ですが、多鍵のフルートでググッていたら、
http://www.tosei-showa-music.ac.jp/guide/pdf/research22_5.pdf
http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php?file_id=31973‎

が見つかりました。
ドップラー、ケーラー、フュルステナウがベーム式ではなくて多鍵のフルートを使っていたのは知っていましたが、こういう記事をみるとわかりやすくて面白いです。モーツァルトの時代のオリジナルのフルートの考証は、真偽はわかりませんが、可能性としてはとても面白いです。

話は変わりますが、クラヴィコードの複製の演奏を聴いたことがあります。数十人がはいるくらいの小さなホールで、聴くだけでもすごい集中力がいるくらい、音量は小さかったです。小さい音量から大きな音量へ、というのは鍵盤楽器では特にわかりやすい歴史(鉄骨チェンバロ!)がありますが、他の楽器でもそのような要求とそれに基づいての開発、みたいな歴史があったのだろう、と推測しています。

失礼しました。

tetsuさん

>小さい音量から大きな音量へ、というのは鍵盤楽器では特にわかりやすい歴史(鉄骨チェンバロ!)がありますが、他の楽器でもそのような要求とそれに基づいての開発、みたいな歴史があったのだろう、と推測しています。

 同意します。フルートもたぶんにその例に漏れないのではないかと思ってます。

 昔々のトラヴェルソの頃から、大音量を目指して発展してきたのがフルートって楽器だと思いますし、今でも新型モデルが出るたびに、大きな音量が出るようになっていると思います。

 だって、楽器で演奏で使う道具ですから。演奏は聞こえてナンボ。聞こえないと話にならないわけで、そういう意味では大音量化は当然の進化の方向なんだと思います。

 大は小を兼ねる…って言いますからね。

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