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2013年9月 9日 (月)

歌声が美しくなった…そうです

 声楽のレッスンに行ってきました。

 前回から、さほど時間を置かずにレッスンに行った理由は…クラシックコンサートが間近に迫っているから…ではなく、単純に、先生がお忙しいからです。

 秋は芸術の秋。ってわけで、プロ歌手であるY先生には、日本中からお座敷のお呼ばれがあって、秋は日本中を飛び回って、連日連夜、歌いまくるのだそうです。で、たまにスケジュールに穴が開いていると、飛んで帰って来て、我々のレッスンをしてくださる…と言う訳で、先生のスケジュール優先でレッスン日程が組まれているので、こんな短い間隔でのレッスンとなりました。ちなみに次回のレッスンは、だいぶ先です(笑)。

 毎週、決まった曜日の決まった時間に、きちんきちんとレッスンを受けられていた頃が、懐かしいです(はぁ~)。

 発声練習の前に、息の練習をしました。とにかく、息を一定の量ずつ、吐き続ける練習です。それをしてから、歌詞のリズム読みをしました。読んだのは、チマーラ作曲「Nostalgia/郷愁」です。とにかく、歌詞をお経のように(ただし、声のテンションは高めにと指示)読みました。息をなるべく切らずに延々と読みます。それも丁寧に、決して乱暴に歌詞を読んではいけないのです。

 特に気をつけないといけないのは、pやtなどの破裂音です。私の破裂音は、破裂が強すぎて、そこで息は止まるし、聞いていて美しくないのだそうです。そう言われれば、フルートでもH先生から「君はタンギングが強すぎて、美しくない」とよく言われます。タンギングが強すぎるのと、破裂音が強すぎるのは、何かつながっているのかもしれません。なにしろ、私のやる事ですからね。

 それらの息と読みの練習後、ようやく発声練習を始めました。

 発声では、横隔膜を上に上げる支え(モード1)で歌う練習をしました。これが結構キツいです。

 “Milano - Torino - Bolonga”と、なぜかイタリアの都市名を三つ連続で、同じ音程でゆっくりと発音させられました。その時のポイントは「すべての母音を、同じ音色で同じ場所に落とすように歌う」というわけで、そんなふうに発声しながら、先生はピアノで、歌い出しのミラノの“ミ”と、歌い終わりのボローニャの“ニャ”の私の音程が同じ高さである事を確認すると、次の音(半音高くなる)に移りました。

 で、これを延々とやって、先生がおっしゃいました。

 「安心して使える音はFまでですね。そこまでは、音程も音色も狂いがないので、Fまでの曲なら、安心して歌えるはずです。Fisになると母音による音色の差が出てきます。Gになると、息の支えが高くなり、ほぼ胸で声を支える状態になります。そうなると、発声も確実性が無くなります。テノールはそのあたりにチェンジがあるのだけれど、チェンジの越え方があまり上手くないですね。テノールの曲は、メロディの大半がGまでの音で出来ているのから、出来れば、Gまでは安心して使えるようになって欲しいです。Gよりも高い音は、勝負の音になるので、今の段階では、多少発声に乱れがあっても仕方がありません。とにかく、今は、Gまでを安心して使えるようにしましょう」との事です。

 とにかくFを越えて、チェンジの領域に入ると、そのあたりの発声が下手な私なんですが、その理由は、息の支えが下手だからなんだそうです。息の支えが少しずつ上の方になってきたなと自覚したら、下向きにも息を支えないといけないのだそうです。つまり、モード2の支えが必要になります。腹筋は体内で上向きに、背筋は体表で下向きに動いて、声を支えるわけです。その際、ノドは脱力。これでAまでの発声をする…ってわけです。

 チェンジを越えるためには、モード2の発声で対処しないといけないのか…。五年も歌っていて、そんな事も知らなかった私って、情けないなあと思いました。だから、テノールなのに、高音が苦手だったんだね。ふう。

 でも、理屈を知っても、それを活用できなけりゃ意味がないです。なんとか、うまくチェンジを越えられるようになりたいです。で、Gまでの音を、安心して使えるようになりたいです。そのためには、練習練習ですね、そして、筋力アップです。歌う筋肉は歌うことでしか鍛えられませんからね。正しいフォームで歌って歌って歌いまくらないと、うまく出来るようにはなりません。

 「それでも声そのものは、とても良くなっていますよ。美しいです」と褒めていただきました。ここ数週間で、私の声質がガラっと変わったのだそうです。「響きで歌うことが、少しずつ分かってきたみたいで、それが声に現れている」んだそうです。そうかな?

 確かに、発表会の直前あたりから、私の声質の変化について、自分でも気づいていました。でも、自分的には、それはあまり良い傾向とは思えず、むしろ“ちょっとダメな方向”に変化しているんじゃないかと思ってました。だって、私の声が“太くて冴えない”感じになってきたんです。私はテノールだからねえ。太い声よりは細くて軽やかな声、冴えない声よりも金管楽器のようなハリのある声を目指さなきゃダメでしょ。

 だから自分的には、自分の声の変化は歓迎できない感じだったんです。とは言え、あくまでも途中経過だし、最終的に美しい声になるために、ある時期、野暮ったい声になってしまうのは仕方ないし、何よりも、ダメなまま固定化されてしまうよりも、何はともあれ、変化の兆しが見えてきた事を喜んでいた私です。

 声って、自分に聞こえる声と、他人が聞く声は違うわけで、私にとって「太くて冴えない声」は、あくまで自分に聞こえている声であって、他人にとって、その声は決して「太くて冴えない声」ってわけではないそうです。

 先生にしても、妻にしても、私の「太くて冴えない声」を褒めてくれます。おそらく、そういう変化は、私の声にとって、正しい変わり方なんだろうなあって、今は思ってます。そんな「太くて冴えない声」に感じられる声が、私の本来の声なんでしょう。そして、恵まれた事に、本来の声が、割と美しく聞こえるのでしょうね。とにかく、今はそう思うことにします(笑)。

 実際の話、その声が良い声なのか悪い声なのかは、横においとくとしても、自分の歌声がガラっと変わった事には、ほんと、自分でもビックリしています。キング先生に習った五年間よりも、Y先生の元で習った一年間の方が、私自身の変化が大きいです。よほど、Y先生の指導が、今の私に合っているんだと思います。

 先生変えて、良かった。

 その音色の変化は、ノドの奥が開き始めた事と関係があるみたいです。以前は、クチを大きく開き、口腔も大きく開いても、ノドの奥の方までは開いていなかったのだそうです。それがノドの奥の方も開き始めて、声に響きが載るようになって、始めて音色が変化してくるようになった…って事です。

 ただ、残念なのは、今はノドが開き始めたとは言え、舌根を下げて、ノドの奥を下の方に開く傾向が強いのだそうです。それも必要な事とは言え、口蓋垂を上げて、ノドの奥を上に開くと、響きが声よりも高いところに付くようになり、より輝かしい音色になるそうです。なので、口蓋垂を上げる事を目指すべきなのですが、問題は、舌根を下げるよりも、口蓋垂を上げる方が、私には難易度が高いと言う事です。

 で、音色そのものは良い方向に変わっているとは言え、相変わらず、支えは下手くそなままです。

 今の私の支えは、先生の観察によると、歌う前にガッと支えが入り(以前は、そのガッと入る支えすら無かったそうです)、そのまま腹筋を固めて、徐々にその支えが緩んでいくような支えなんだそうです。

 支えが入らないと、ノドを開けて歌えないので、最初にガッと支えが入るのは正しい事なんだそうです。問題は、そこで腹筋が固まってしまう事。これがいけないのだそうです。支えを入れた後も、腹筋を固めずに、そのまま、さらにさらに体内に向かって支えていかないといけないのです。それがまだ出来ていない私です。なので、モード2の下に支える支えどころか、モード1の上に支える支えすら、まだまだ不十分な私でした。

 まだまだ上達する余地がたっぷりある私なんです。この年で伸び代があるってのは、うれしい事です。

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