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2012年7月 9日 (月)

ココロの葛藤? 先生探しを始めた話

 元々、キング門下をすぐには辞めるつもりはなかった私ですが、色々あって辞める事になりました。そのあたりの話を知りたい方は「声楽のレッスンを辞めました」という記事をご覧ください。で、今回の記事の話は、時間的に、その頃から話を始めます。

 とにかく、当初は門下を離れるつもりはなく、単純に「これ以上先生とケンカをしている状況を継続するのは良くない」という理由で、しばらくレッスンを休もうと思っただけなんですが、そこのスクールの事務手続き上“レッスンを休む”ためには『一度レッスンを辞める』という方法しか無かったのです。

 私が見込みのある生徒さんなら、スクールを一度辞めて、レッスン枠がふさがってしまっても、レッスンそのものを、先生のご自宅レッスンに変更すれば、何の問題もありません。そういう意味では、いつでもレッスンに復帰できるシステムがキング門下にはあります。

 実際、スクールからご自宅レッスンに変更した生徒さんは少なからずいます(ご自宅レッスンの方が時間的にもたっぷり教えていただけるのです)が、私たち夫婦は下働き要員であって、歌の面倒はロクに見てもらっていないお月謝支払い要員のお客さんですから、先生がマジにレッスンをやっているご自宅には呼ばれないでしょう(実際、過去に一度も声を掛けられた事はありません)。

 ならば、スクールでのレッスン再開が可能になるまで、グループレッスンでお茶を濁そうか…とも一瞬思いましたが、元々グループレッスン出身の私ですから、キング先生のグループレッスンがどういうものかは、よく知っていますので、そりゃあパスです(笑)。もうこれ以上、時間の無駄遣いをしている余裕は、私には無いのです。

 ブログには書きませんでしたが、キング先生の発声指導自体に疑問を感じるようになっていたので、ならばいっそ、レッスン枠が空くまで、他のヴォイストレーナーさんに発声だけ見てもらおうか…なんて事も考えましたが、それで他のトレーナーさんに習ってみて、もしもキング先生よりも良いトレーナーさんと出会ってしまったら、今更キング先生に戻る事なんて出来ないし、キング先生の元に戻らないなら、ヴォイストレーナーさんじゃなくて、発声も音楽も両方みてくださる先生の方がいいじゃないのかな? なんて思うようになりました(この辺、私、精神的にかなり迷走してます)。
 
 
 
 じゃあ、これを機会に、他の先生について声楽を学ぶ事も、選択肢として考えてみよう…と思うようになりました。
 
 そこで、近隣にお住まいのオペラ歌手さん、キング先生以外の方で声楽やクラシック発声を指導してくれる方、ヴォイストレーナーさん、あるいは声楽教室を探してみました。
 
 
 まず、分かったのは、声だけを見てくれるヴォイストレーナーさんは、やはりポピュラー系の方が多く、クラシック系の方は、どうしても声楽教師という形になり、発声だけを習うのは難しそうだという事です。

 クラシック志向の強い私は、そうなると、やはり声楽教師/教室を探す事になります。しかし、私たち夫婦の実力では、いわゆる“グループレッスン”では、早晩物足りなくなるだろうだろうから、歌を習うならば、どうしても“個人レッスン”にせざるをえないでしょう。

 スクールでは「万が一、キング先生のレッスン枠が塞がった場合は、責任をもって、別の先生を紹介します」とおっしゃってくださったけれど、カルチャースクールの各講座って、初歩~初級者向けの講座ばかりで、キング先生のように、ある程度上達した人間を(ご自宅で)面倒をみてくれるという先生は数少ないし、実際、そこのスクールの他の声楽の先生たちのラインナップを見ても、今一つ、ピンと来なかったのは事実です。

 別にスクールに文句はないし、フルートのH先生のように「上級者の面倒もみますよ」と公言されてクラスを開設されている先生がいらっしゃれば、スクールはそのままで、先生だけ変えても良かったのだけれど、声楽の先生方はそうではないので、なんか、そんな気になれませんでした。

 実は、声楽教室って、看板をあげて営業している所って少ないんです。看板が出ているのは、楽器店主催だったり、カルチャースクール系や専修学校系の声楽教室です。専修学校系はともかく、楽器店系やカルチャースクール系は、初心者~初級者向けの教室が大半であって、私たちには向いていません。だから私がお世話になるなら、専修学校系の声楽教室か、個人経営の声楽教室となります。専修学校系は、趣味の方も受け入れるところが増えてますが、それでもやはり仕事をしている現役世代では、なかなか学びづらい部分があるのは確かです。ってなると、そこは融通の聞く個人経営の声楽教室って事になるけれど、この個人経営の声楽教室って奴が、本当に看板を出していないんですよ。

 ま、これはウチの地元の場合、ピアノ教室も同じです。個人経営のピアノ教室も看板を出していないんです。つまり『一見さん、お断り』なんですわ。全然、オープンじゃないんですわ。

 でも、5年も地元で真剣に声楽の勉強をしていると、地縁やら音楽縁やらで、地元の歌手のみなさんや、それらの歌手さんたちを支える人たちに関する情報なども、結構たくさん入手できるようになってきました。

 そんなわけで、ざっと思い浮かべるだけでも、地元にお住まいで現役で活躍されていらっしゃるオペラ歌手さんを10名以上言えますし、教える方に専念されていらっしゃる声楽教師の方もパパッと4~5名は言えるし、表向きはピアノ教師だけれど、実は声楽家卒で歌を教えたくてウズウズしている人も知っているし、あるいは以前お世話になった先生方に再びコンタクトをとって再入門してもいいし…なんて考えてくると、私は実にたくさんの手札を持っている事に気が付きました。

 そうしたら、なんか安心しました。キング先生に執着する理由なんて、これっぽっちもないなあ…、そう思うと、心が少しだけ穏やかになりました。でも、当時は、ガラコンサートに向けて準備をするのが最優先で、手札の枚数だけ確認して、手札そのものは、ポケットにしまってしまいました。
 
 
 そして、ガラコンサートを数日後に控えたある日、先生からレッスンに戻れない事を伝えられ、私の後任の歌劇団団長さんが決まった事が知らされました。

 もう、いいや。門下を離れよう。歌劇団にも関わるのは止めよう。いや、いっそ、ガラコンサートが終わったら、声楽なんか、辞めちゃおう。その時の私は、そんなふうに考えました。その時の気分が反映しているのが、この「やっぱり声楽を辞めます」という記事です。

 つまり、キング門下を離れると決心した私は、ガラコンサート当日までは歌を頑張るけれど、それ以降は、声楽を辞める事も視野に入れて、声楽以外の何か別のモノを探し、もしもそれが良ければ、今度はそちらに身を投じ、新しい環境で新しい人々との出会いを期待してもいいかな…って思ってました。今だから言える、正直な気持ちですけれど(笑)。

 ちなみに、この頃、無性にやりたかったのは“絵”です。私は、音楽同様に絵も好きなんです。絵は本当に大好きです。もちろん、見る方も好きだけれど、圧倒的に描く方が好きです。

 実は絵は、私の“選択しなかったもう一つの可能性”って奴なんです。だから、音楽はひとまず止めて、一度捨ててしまった絵を拾い直して、今度は絵を基礎からしっかり学んでみようかな…なんて、ちょっぴり考えていました。
 
 
 一方、妻は切り換えが速かったです。とにかく、キング門下から離れると決まったら、すぐにポケットにしまっていた手札を広げました。そして、その手札の中から、幾枚かチョイスし、それぞれの可能性を探り始めたのです。一方、その頃の私と来たら、声楽には嫌気が差していたし、不眠症のため、寝不足の日々が続いて、何事にも真剣になれず、それどころではありませんでした。ううむ、女って強いなあ。

 とにかく、私が寝不足でボケーとしている間に、妻はあれこれと可能性を確認し、実現可能なカードと不可能なカードをふるいわけてくれました。そして、最終的に彼女が幾枚かのカードを見せてくれました。

 そのカードの大半は、友達だったり、知り合いだったりする、オペラ歌手さんや声楽教師さんたちでした。そういう人たちは悪くないけれど、友人から師弟の関係になるってどうなの?って、ちょっと思いました。なんか、ナアナアな師弟関係になりそうで、怖いです。

 やはり、改めて師弟の関係になるなら、最初からキリッとした師弟の関係を作れる、今はまだ、さほど親しくない人の方がいいんじゃないかと思いました。もちろん、彼女が見せてくれたカードの中には、そういうものもありました。

 第九のソリストをよくやっている歌手の方、地元でのオペラ上演では必ず見る歌手の方、当地でよく声楽リサイタルを開催している歌手の方、毎年声楽発表会を見させてもらっている声楽の先生、現在は合唱指導者だけれど元々はオペラ歌手だった先生…とか、なかなか興味深いカードが残っていました。どの方も、地元密着で活躍している方ばかりです。

 その中にお一人、以前から気になっていた歌手さんがいて、その人が出演しているオペラを見た時に(その頃はキング先生に声楽を習っていたわけですが)もしもキング先生から離れたなら、次はこの人にぜひ歌を習いたいねえ…なんて夫婦で話した事を思い出しました。

 「やっぱり、次に習うなら、この人なんて、素敵だよね」なんて、妻と確認しました。そうは言ったものの、その時の私は、ちょっと軽い気持ちで言っていたのかもしれません(ごめんなさい)。なにしろ、今は次の先生の話よりも、目の前のガラコンサートをやっつける方が大切だし、ガラコンサートを終えたら、しばらく歌は辞めるつもりだったんですからね。

 その頃の私は、不眠症と戦いながら、ガラコンサートに焦点を当てて、それ以外の事は、考えないようにしていました。

 で、ガラコンサート当日を迎えたわけです。
 
 
 しかし、地縁や音楽縁が無いと、先生探しも苦労したはず…と思うと、ネットには載らない地元の情報って、本当に大切で貴重だなあって思いました。結局、日々の生活を支えてくれるのは、ネットではなくリアルな生活であり、リアルな人間関係って奴だなって思いました。

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