ひとこと

  •  お相撲さんは格闘家であり、その素手は強力な武器であるわけだから、土俵以外の場所では、たとえ素手であったとしても他人を殴ってはいけないわけだし、ましてやその手に器物を掴んで凶器を使用してしまったら、言い訳はできないし、そもそもやり過ぎだし、卑怯ですらあると、私は思う。今回の件は、日馬富士にも同情すべき点は多々あると思うし、魔が差したのかもしれないが、鉄拳制裁はアウトだと思う。武道や格闘技は、暴力とは違うわけだが、角界の範たる横綱が暴力を行使しちゃあ言い訳できないよなあ。
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2012年1月19日 (木)

装飾音符はアクセントだと思って吹こう!

 今年初のフルートのレッスンに行ってきました。

 最初はいつもどおりロングトーンでしたが、今回は姉様がチューナーをお忘れになったので、私がチューナーを見ながら吹き、それに姉様が合わせるという、昨年私がチューナーを忘れた時の逆パターンで練習しました。ふふ、なんかいい気分。

 さて、年をまたいでのアルテ15課3章、B-durです。1番「音階準備練習」は、先生はちょっと思案しましたが「まあ、いいでしょう」とおっしゃって合格になりました。「あなた、こういうの苦手だものね」と言うことで、なんか見透かされての甘々合格だったみたいです。次回の宿題は2番「アルペジオ基本練習」から始まって5番「B-durのクロマティック」までです。ううむ、音階も苦手だけれど、アルペジオも苦手な私です(汗)。

 ミニヨン・エチュードは9番です。これは先生の前で吹くのは始めての曲です。譜読みの間違い(テンポとか休符の長さとか)を数ヶ所直してもらいました。

 休符の前の音符の音の抜き方(消えるように音を抜く)とか、スタッカートの吹き方(スタッカートの前の音符を短く跳ねるように吹く)とかを注意されました。また、装飾音符の吹き方は、特に念入りに教わりました。装飾音符とは原則的にその音を強調しているのだから、強調している事が分かるように吹くように言われて、色々な見本を吹いて、その違いを教えてもらいました。

1)装飾音符を抜いて、普通に吹いた場合
2)装飾音符の部分(装飾音符を抜いて)にアクセントを置いて吹いた場合
3)装飾音符を普通の短い音符と解釈して吹いた場合
4)(楽譜どおり)装飾音符として吹いた場合

 の四通りで吹いてくださったので、その違いがよく分かりました。装飾音符ってアクセントの延長上にあるんだねえ。百聞は一見にしかずで、先生が模範演奏をしてくださると、よく分かります。

 前半の Andantino mosso の部分はまあまあなので、後半の Piu mosso の部分をしっかり練習してくるように言われました。

 先生の指の怪我は、傷的にはたいぶ良くなったのですが、腫れは全くに引きません。お医者様からは「(全然養生しないから)完治まで1年かかる」と言われたそうです。でも先生に言わせれば、養生したくても演奏しないと生活できないんだから仕方ないそうです。生徒に教えるだけでは全然足りないんだそうです。やっぱり、演奏の仕事をバンバンこなさないと厳しいってグチってました。

 個人自営業はカラダが資本ですね。

 指が腫れているので、まだシルバーのカバードの楽器で仕事をされているのだそうですが、シルバーでは仕事にならないってぼやいてました。

 「シルバーだって、いい音色ではないですか?」

 「音色なんて関係ないんだ。シルバーだと音の立ち上がりが良くないし、音も飛ばないし、息もたくさん使わないと鳴らないんだよ。だから、シルバーを吹いていると、疲れちゃうんだよ。その点、ゴールドは音の立ち上がりは素早いし、音もよく飛ぶし、少ない息でもちゃんと鳴るから、オーケストラで吹く時、特にマーラーやブルックナーを吹く時は、絶対にゴールドの方がいいんだよ」との事です。

 そうか、先生はオーケストラで、そういう大型の交響曲を吹かれるんですね。

 「楽器は新しいモノが絶対にいいですよ。骨董品なんて使っちゃダメですよ」とおっしゃいました。楽器製造技術って奴は、日進月歩なんだそうです。新しい楽器は、古い楽器よりも色々と良い面を持っているので、特別な理由がない限りは、古い楽器を使ってはいけないのだそうです。まあ今、先生は(指を怪我しているため、やむをえず)その古いシルバーの楽器でお仕事をされて苦労しているから、そのあたりが身にしみるんでしょうね。

 ちなみに、特別な理由というのは、音色だそうです。古い楽器の中には、素晴らしい音色の楽器があるそうですから、音色重視でもかまわない時、例えば、客が20人前後しか入らないサロンコンサートのような狭い場所でやる時などは、例外的に、良い音色の楽器を使っても良いそうです。

 でもまあ、今の演奏会は、基本的にホールで演奏するわけだし、お客さんもたくさん入れるわけだし、そんな環境で演奏するなら、骨董品でなく、最近の楽器を使わないとダメなんだそうです。いくら良い音で一生懸命演奏していても、その音がお客さんに聞こえなければ、全く意味がないので、まずはフルートの音をお客さんの耳に届ける事が、まず大切。そのためには、フルートの音色よりも、音の飛びを優先して演奏しないといけないそうです。

 それにホールも大きいですが、オーケストラも大きいし、現代ピアノだって大きい楽器ですから、フルートがそれらに負けないためにも、それように改良された現代フルートで演奏すべきなんだそうです。ま、マーラーやブルックナーを演奏する事を考えれば、確かに、音色よりも音が飛ぶ事の方が優先順位が高いのでしょうね。

 H先生は、日本でもかなり早い段階でゴールドを使い始めた、実はゴールドフルートのハシリの方なんだそうです。先生がムラマツにゴールドフルートを発注した時は、まだムラマツのカタログにはゴールドモデルはなかったそうです。いやあ、その当時のゴールドって、おいくらだったんでしょうね。

 で、その時に作ってもらった初期の14Kゴールドフルートを、現在はレッスンで使用し、演奏の仕事では、その後に作ってもらった18Kゴールドフルートを使っていらっしゃるそうです。「本当は18Kなんて使いたくないんだけれど、オーケストラと仕事をする時は、それくらいの楽器が必要なんだよ」とおっしゃってました。

 「24Kは使われないのですか?」と尋ねたところ「あの楽器はまた特殊だから」と答えてくれました。

 ちなみに、先生のお師匠さんは、先生がゴールドを使い始めた当初はシルバーの楽器だったので「Hにはゴールドなんて早い」と散々言われたそうです(で、すぐにお師匠さんもゴールドに乗り換えたんだそうです。まあ、弟子に負けてられませんよね)。

 先生は、ランパルがゴールドフルートを吹くのを知って、ゴールドに乗り換えられたのだそうですが、先生とゴールウェイ(この人もかなり早くからゴールド使用者ですよね)と、どっちが先にゴールドフルートに手を出したのでしょうね。尋ねておけば、よかったな。

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コメント

金のフルートと言えば、本題から少しはずれますが、すとんさんは「黄金のフルートをもつ男」(ジェームズ・ゴールウェイ著)を読まれましたか?
後半に、こんなくだりがあります。
「今日、わたしは金製を15本、プラチナ製を3本、木製を数本、ピッコロを一束とアルトフルートを金銀1本づつ持っている。加えて、バスフルート、コントラバスフルート、、サブコントラバスフルートも持っているが、、、云々」
「ルツェルンの鉄道駅で盗難に遭い、金のフルートをいっぺんに5本失った、、、云々」
どうですか?
私は、この文章を読んで、ビックリしましたが、やはりゴールドがいいのでしょうね。
私も9金を持っていますが、9/24では、ゴールドと呼べるかどうか疑問です。

おざっちさん

>すとんさんは「黄金のフルートをもつ男」(ジェームズ・ゴールウェイ著)を読まれましたか?

 まだ無いです。と言うか、持ってません。「フルートを語る」は持っているのですが…。「黄金のフルートをもつ男」は、そのうち、買わないとダメですね。それにしても、ゴールウェイは高価なフルートをたくさん持っていたのですね。さすがですね。一流のプロは、商売道具(彼の場合はフルート)にもこだわりがあるんでしょうね。

 今では世界中のプロ奏者がゴールドを使っているところを見ると、ゴールドフルートには、プロの方々をひきつけてやまない何かがあるんでしょうね。

>私も9金を持っていますが、9/24では、ゴールドと呼べるかどうか疑問です。

 言い切っちゃえ~! まあ、貴金属界では、18K以上でないと金と呼んではいけないらしいので、それを言いだすと、フルートの材質として一般的14Kはゴールドにはならないそうですが、フルート業界的には、9Kや14Kは立派なゴールドフルートですよ…でしょ? だからおざっちさんの9Kはゴールドフルートです。

 私もいずれは9Kのフルートを買いますよ。でも、当分先の話です。先生が9Kを買いなさいって言ったら、買うつもりです。でも今はまだ「フルートの買い換えよりも、腕を磨きなさい」と言われていますので、腕を磨く方が先です。

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