ひとこと

  •  今時、インターネットエクスプローラーを使っているヤツが悪いんだろうけれど、今日のインターネットエクスプローラーは動きが遅いし、挙動が不審だ。でも、インターネットエクスプローラーじゃないと困る事だってあるんだよね。最新ブラウザのエッジがすべての面で、旧式のインターネットエクスプローラーよりも優れているわけじゃないしね。ああ、困った困った。
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2011年11月の記事

2011年11月30日 (水)

結局、イアン・アンダーソンが好き[2011年11月の落ち穂拾い]

 ああ~、12月がやってくる。師走だ~、師走だ~。ついこの前、紅白歌合戦を見て「明けましておめでとう!」とか言ってたはずなのに、また年末がやってくる~。まるで、一年が一カ月ぐらいの長さにしか感じない~。うぉ~~~~。きっと、明日になれば、年越しそばを食べているような気がする(涙)。
 
 
 さて、今月の落ち穂拾いです。
 
 
女の子って何歳まで?

 一体、何歳までの女性を「女の子」と呼んでいいのでしょうか?

 難しいねえ…。小学生女子や中学生女子は「女の子」で問題ないでしょう。高校生女子や大学生女子あたりだって「女の子」のうちですよね。社会人となった女性も、世の中では、まだまだ「女の子」扱いされるケースが多いですね。じゃあ、若い女性ならみんな「女の子」と呼んでいいのでしょうか? 若くても既婚子持ちの人はいますし、多少年令が上になっても未婚で若々しい人もいます。ああ、判断が難しいです。

 私の場合、既婚女性に対しては「女の子」と言う言い方はしません。ましてや、母親業の真っ最中の女性に対して「お母さん」という事はあっても「女の子」呼ばわりはいたしません。

 その一方、相手が独身女性なら…三十代でも「女の子」と呼びますね。四十代であっても、その雰囲気が娘っぽい人ならば「女の子」です。でも雰囲気が主婦っぽい人は、たとえ独身女性であっても、そう呼ばないかな? 五十代になると、さすがに私よりも年上(私は50手前です)になるので、どんなに美しくて若々しい方であっても「女の子」とは呼べません。

 なので、以下の条件に合致する方だけを、私は「女の子」と呼んでいると思います。

1)私よりも年下で、独身の女性。
2)雰囲気が所帯じみていない事。
3)子育て中ではない事。

 こういうのって、オジサン的な感覚なんだろうね(笑)。

良い声の感覚

 自分の声が良い声なのかどうかなのは、ある程度、発声がちゃんとし始めて、壁などから跳ね返ってくる自分の声が聞けるようになるまでは分からないものらしいです。それまでは、いちいち先生にダメ出しをしてもらって、いい声を出した時のカラダの状態と、ダメと言われた時のカラダの状態を感じて、常にいい声を出した時のカラダの状態で歌えるようにしていく…わけです。

 耳は嘘をつきます。初歩の段階では、耳に頼ってはいけません。カラダの感覚、つまり筋肉の感覚で発声を覚えてしまうのが一番…だと私は思います。

 ポジションとか、お腹、腰、肩、うなじなど、チェックすべき部分は多いですね。
 
 
独学はつらいよ

 独習は…つらいですよ。だから、たいがい挫折します。独学の方が、音源をアップしたり、オフ会に参加したりと言うのは、彼らなりの挫折防止策だと思います。それほどまで、独習って継続困難なんです。仲間を求めている…と言うよりも、仲間の存在を頼りにしなけれは、続けられいほど、困難なんだと思います。

 私のヴァイオリンも独習です。先生に習ってもいないのに、練習の経過をブログにアップし続けているのは、そうしないと挫折してしまうからです。これは実はダイエットも一緒です。いやでもなんでも、ブログにアップするために、ダイエットを継続しているんです。私はたまたまブログにアップする事で継続できていますが、それが人によっては、音源アップだったりオフ会参加だったりするんだと思いますよ。

老化と声

 声は加齢によって退化(老化)すると言うのは、部分的に正解ですし、大局的に見ても正解だと思います。ただ、全面的に退化するのかと言うと、そうではない部分があります。

 人間のカラダを形作る大半の要素は加齢に伴って、老化します。これは何人といえども逆らうことはできません。自然の摂理って奴です。しかし、一つだけ例外があって、筋肉だけは、年齢とは関係なく発達/縮小させる事ができます。どんなに老人になって、筋肉を鍛える事は可能ですし、どんな若くて生命力にあふれていても筋力不足で体調を崩すことがあります。それくらい筋肉って奴は、老化とは無縁なモノなのらしいです。

 声は筋肉によって発せられます。だから、努力次第で若さを維持、あるいはより若い声で発声できるはずなのですが…悲しいかな、人間には鍛えられる筋肉と鍛えられない筋肉があります。人間は自分の意志で動かせる筋肉は鍛えられますが、自分の意志のコントロール下にない筋肉は鍛えることができず、この部分は加齢につれて衰えていきます。なので、どんなに立派な歌手であっても、加齢とともに声が変わってしまうのは、鍛えられない部分の衰えが声質に影響を与える…と考えていいのだと思います。

 なので、老人になっても、立派な声で歌う歌手の方々が大勢いますが、彼らは年を取っても、発声に関する筋肉を鍛え続けてきた賜物で歌えるわけです。しかし、そんな彼らとて、声そのものは、どんなに頑張っても老人の声になってしまいます。ただ、立派な老人の声になるわけです。しかし、そうであっても、何もしない人よりは、ずっとずっと若々しい声なのです。

 往年の大スターとか最近の歌手でも声がヒドイ人がいますが…あれは加齢とか老化ではないです。単純に“怠慢”ですよ(笑)。年齢は関係なしに、怠ければ筋肉は縮小し、あっと言う間に声は出なくなります。特に高音はひどいですね。これがどうやら“年を取ると音域が下がってくる”事の正体のようです。

 たまにテレビを見ていると、昔のアイドルがテレビ出演をして、10代の頃歌えた自分のヒット曲を歌っているシーンがありますが、まだ30代なのに、10代の頃のように歌えないケースがあります。一般的に、筋肉的には30代がピークらしいので、ヒヨコの頃にできた事がピークの時代にできないなんて、単純に(筋肉にとって)怠慢以外の何者でもありませんって。
 
  
今月のお気に入り その1 ハートdeスティックバスリリーL

 公式サイトはこちらですが、いわゆる入浴グッズの一つです。カラダを洗うためのボディタオルが柄についているだけのものなんですが、私はこれが好き。私はカラダが硬いせいか、この手のモノがないと、背中がキレイに洗えないんですよ(涙)。以前、愛用していたモノがヘタレて壊れてしまったのだけれど、代替えを長い間見つけることができなくて、壊れたモノを修理しながら誤魔化し誤魔化し使ってきましたが、最近、こいつを見つけたので、さっさと買い換えました。いいですね、これ。

 色は四色あるそうだけれど、私のは、男の子の色のブルーで~す。また無くなるとイヤなので、買いだめしておこうかな?
 
 
今月のお気に入り その2 ジェスロ・タルのクリスマスアルバム

 もうすぐクリスマスですね。私は毎年(なるべく)クリスマスアルバムを1枚買う事にしていますが、今年はこのアルバムを買いました。もうすでにヘビーローテーションしてます。それはジェスロ・タルの「クリスマスアルバム」です。

 オリジナルアルバムは2003年に発売されましたが、それに、ロンドンのセント・ブライズ教会で行われたクリスマス・チャリティ・ライブでの演奏録音をボーナスCDとして付けたスペシャル・エディションが発売されたのが2009年の事。私が購入したのは、この2009年発売のスペシャル・エディションの方。もちろん、このCDは、日本では発売されていません。

 日本で発売されないCDは、昔なら入手困難だったし、そもそも情報すら手に入らなかったのに、今では情報は簡単に手に入るし、ブツの入手だって、アマゾンなどで、ほぼ国内盤とほぼ同じ手続きで買えます。違いは、宅急便でなく、エアメールで商品が届けられる事くらいかな?

 いいですね。特に気に入ったのは、クリスマスとどうつながっているか分からないけれど、フォーレのパヴァーヌのロックバージョンです。大好きだな、この曲。フォーレの原曲よりも、私はこっちのロックバージョンの方が好きです。私はこういうふうにフルートが吹きたいんですよ。それにしても、かっこいいフルート演奏には、フラッタリングは必須だな…。

 

今月の金魚

 2011年11月11日(金) ジュナ 入院&星になる
 2011年11月13日(日) ヒーチャン 我が家にやってくる

今月のひとこと

 2011年10月29日(土)、ついになし遂げることができず、10月16日(日)から28日(金)まで続いた、13日間14回連続の記録がストップ。それでも今までの連続記録は、せいぜい3~4日/週だったから、それまでの記録を大幅更新。うれしい。若けりゃあ当たり前の記録かもしれないけれど、50才間近でこの記録とは、自分で自分を誉めてあげたい? え? 何の記録かって? あんまり下らない記録なので何の記録かは明言しませんが、自分的にはすっごくうれしいので、それこそ“記録”として書いておきます。(2011年10月30日~11月1日)

 よく座業の人は腰を悪くすると言いますが、私の場合、背中に痛みを感じます。特に冬場は寒さのせいもあって、背中の筋肉が痛む事が多いのですが、今年もそろそろ、そんな季節になってきたようです。以前は湿布を貼っていましたが、今年からチールを塗る事にしました。さて、チールの効果や、いかに。(2011年11月1~4日)

 私の足のサイズは28cm。靴を買う時に、本当に中途半端で困る。普通の店だと、まず置いていなし、キングサイズの店に行くと、29cmとか30cmとかはあっても28cmって、まず無い。かくして、靴浪人になってしまう私です。ちなみに、雨靴はリアル店舗での購入は諦めて、ネット通販にしました(涙)。(2011年11月4~9日)

 記録のために書いておこう。実は私、最近、耳鳴りがして、困ってます。まだ音量的には小さいので、静かな所にいかないと気にならない程度なのですが、いつも頭の中でキリキリキリキリキリ…と鳴ってます。指に耳を突っ込んでガサガサやると、ガサガサやった音の方がずっと大きいので、マスキング効果って奴で一時的に耳鳴りから解放されますが、しばらくすると耳鳴りがキリキリキリキリキリ…します。老化現象とかストレスって奴でしょうが、ちょっと不快です。(2011年11月9~12日)

 私の徒歩移動圏内に巨大ショッピングモールが出現! 東京ドーム3.6個分の敷地に281店舗だってサ。どんだけ大きいんだい。これで徒歩圏内に映画館が二つ、スクリーンの数は16を確保。ううむ、映画三昧が出来そう。特に新しい方の映画館は東急系列なので、メト・ライブビューイングを上映してくれる可能性がゼロじゃない!。ああ、今年は横浜に行くけれど、来年度からは湘南でもメトのライブビューイングをやってくれないかしら。お願い、プリーズ!(2011年11月12~13日)

 思う所があって、社交ダンスを始めたい。それこそ、20年前にチョロッとかじった程度なので、当然リセット状態のゼロからのスタートなんだけれど…。問題は、練習時間と練習場所の確保だな。でも、ダンスが出来る様になると、将来、本格的な老人になっても、ガールフレンドに事欠かなくなりそうだし…ここは将来のモテモテ爺さん目指して、頑張ってみようと思う…思う…思う。(2011年11月13~14日)

 今度近所にできた巨大ショッピングモールの入り口には、ドーンとゴディバが店を開いてチョコを売っている。ゴディバと言うと、私などには“超高級チョコ”というイメージで、バブルの頃は、女の子たちからたくさんいただいたものである。ある意味“勝負チョコ”なわけだ。そんなゴディバがショッピングモールに出来たなんて、なんと高級志向のショッピングモールなんだ!と思ったら、近所の駅ビル(徒歩10分)の一階にもゴディバが入ってて、チョコ買い放題だと聞かされました。ううむ、昔は超高級チョコだってのに、今じゃあ、デパ地下お菓子に成り下がっちまったか! ゴディバ~~(涙)。(2011年11月14~17日)

 湘南もようやく朝晩、少し涼しくなってきました。立冬は過ぎましたが、ようやく秋風が吹き始めたようです…って、季節、ズレてないか?(2011年11月17~18日)

 ついに湘南にも秋がやってきて、朝、目覚めると、私のカラダがすっかり冷えきっていました。あれ、きちんと毛布は掛けていたのに…。そんなことが二日続いたら、すっかり風邪ひいちゃいました。あれあれ、ダメじゃん。ノド痛い(涙)。(2011年11月18~21日)

 トヨタ自動車の新CMで、実写版『ドラえもん』が製作されて、話題になってますね。『キャスティングが最高』とか『ドラえもんがジャン・レノ?でも違和感ないよね』とか言う話を聞きますし、なかなか面白い企画と思えるものの、私の中で一つだけ腑に落ちない設定があります。それは…『しずかちゃんが30歳なのに、まだ独身だ』という事。彼女のような子なら、学校卒業したら、それこそ“腰掛け”で1~2年ほど働いたら、さっさと嫁に行ってしまい、30歳なら、もう子どもの二人ぐらいいる幼稚園ママをやっていそうなんだけどなあ…。そこだけ違和感がある。あ、もう一つあった。『なぜ、のび太はサラリーマンやっているの?』…だって、彼のようなタイプなら、この不況で就職難の時代、確実にニートの引きこもりじゃない? 違うかな?(2011年11月21~22日)

 久しぶりに、アクセス数の新記録を更新しましたので、メモ代わりに書いておきます。2011年11月21日(月)のアクセス数が1388ページでした。最近は、毎日1100程度のアクセス数でしたので、そろそろ新記録が出るのではないかと思っていましたが、社交ダンスの記事の日に出るとは意外でした。2009年12月2日の1354ページ以来、約2年ぶりの記録更新です。前回は…変な人が来て暴れてくれた結果のアクセス数でしたが、今回はそういう事もなく、平素の皆様方の応援で達成できた新記録だと思います。本当にありがとうございます。感謝です。ちなみに、訪問者数の記録は2010年7月11日(日)の590人をまだ更新できずにいます。(2011年11月22~25日)

 突然、私のiPhoneが電話通話できなくなりました。原因は、私のiPhoneにはSIMMカードが入っていないからです。え? SIMMカードが入っていない? そんな馬鹿な? 私は何もしてないし、ついさっきまで普通に電話できてたじゃん! こりゃ奇怪しい! ……どうやらSIMMカードの現物はiPhoneの内部にあるのだけれど(当たり前)、SIMMカードそのものが突然認識できなくなってしまった様子。なので、SIMMカードを抜き差ししたら、改めてSIMMカードを認識してくれて、無事に電話通話が復活しました。ううむ、電話なのに通話ができなくなるなんて、心臓に悪いぞ。ああ、ビビった。一瞬、何が起こったんだろ?って思いました。(2011年11月25~28日)
 
 
 今月は以上です。よろしくお願いします。

2011年11月29日 (火)

姿勢チェックだけでレッスンが終わりました

 声楽のレッスンに行ってきました。

 まだ風邪っぴきさんでした。とは言え、風邪そのものはだいぶ良くなってきたのですが、でもやはりまだノドに痛みは残ります。痰は出ますし、歌っていても(高い音はともかく)低い音は出づらいです。これは声帯が腫れている証拠なんだそうで、そういう時は無理は禁物なんだそうです。なので、今回のレッスンはごくごく軽いものとなりました。

 まずは発声です。とは言っても、声を出す事よりも姿勢のチェックが中心でした。とにかく骨盤を立てるのが難しいです。自分では一生懸命骨盤を立てているつもりですが、周りから見ると、まだまだ立て方が甘いようで、先生や妻に何度も直されてしまいます。まだ骨盤を立てるという感覚が自分のものになっていないようで…。しかし、骨盤を立てて、腹筋を引くと…つ、つらいです(汗)。

 「感じとしては…腰で背伸びをする感じ」と先生がおっしゃいます。確かにそんな感じになりますが(おそらく)ベストな位置に骨盤が入ると、腰の脇腹付近が釣りそうな感じになります。思うにこの姿勢は、ダンス(社交ダンスに限らず、バレエなどでも同じ)の時の上体の支え方に近いのではないかと思われます。バレリーナってむやみに姿勢がいいじゃないですか? あのむやみに良い姿勢が、たぶん正しい立ち方なんだと思います。

 って事は、この立ち方が出来ない私は、声楽はおろか、社交ダンスでも落伍しちゅうってわけですね。ううむ、頑張らないと。とにかく、肝心なのは筋肉です。筋肉を作って体型を変えないとね。

 骨盤立てて腹筋を引くと…肩に力が入ります。今はある程度仕方ないのですが、肩の力も抜かないとね…。

 この姿勢で歩いてみました。立っているだけで精一杯だったので、気を配って歩けなかったせいか、ちょっとギクシャク、まるでロボットのような歩き方になってしまいました。ロボット歩きはもちろん×です。できれば、棒が横にスーっと移動しているような感じで歩けるといいのだそうです。頑張ります。

 その姿勢で軽く発声をすると、もう疲労困憊です。ちょっと休憩です。で、休憩が終わると、また立ち上がって、わずかな時間なのに疲労困憊になって、休憩…の繰り返しをしました。

 コンコーネは1番をやりました。しかし、立っているだけでもシンドイ姿勢なので、この姿勢で歌うのは結構シンドイです。まず最初に通して歌った時は、あまりのシンドさに歌そのものにまで気が回りませんでした。先生にも、姿勢に気が行き過ぎだから、もっとしっかり声を出すように言われました。そこでしっかり声を出して1番終了。次回は2番を歌います。とにかく、骨盤を立てたまま歌うのは、ほんとうにシンドイです(涙)。

 骨盤立てて、腹筋を引いた状態で歌うと、上着と腹がぴったりと密着するのだそうです。私はまだ上着と腹の間にすき間があるのは…骨盤が倒れているか、お尻が出っ張っているかのどちらかなんだそうです。うう、頑張って骨盤を立てないとね。

 さて、プッチーニ作曲のマノン・レスコーの「美しい人の中で/Tra voi, bello, brune e bionde」です。とにかく、風邪をひいているし、立っているだけでもシンドイので“渾身の一曲”って感じで歌ってみました。姿勢を正しくして歌うと、先生がおっしゃったとおり、高いところもかなり楽に歌えます。高音Gも『ドッコイショ~』って感じでなく、自然の流れの中で歌えます。なかなか良いです。特によかったのは、今までカスリもしないどころか、お話にならないと言うか、声になってなかった高音Aがカスッた事。いやあ、驚き驚き。もちろん、今まで高音Aなんて出したことすらなかったわけで、高音Aを出すときのカラダの感覚ってのが、まだ無いので、収まりのよいところで出せないし、声帯だって、そんな音をちゃんと出したことないので、まだきれいな身の入っている声では出せないけれど、将来への希望というか光が見えてきました。

 練習を重ねて、高音Aの出し方をカラダの感覚で覚え、その練習の過程で、声帯も高音Aを出すのに慣れて来ると、高音Aが我が物になるわけで…とっても楽しみです。

 高音Gまでしか使えないのと、高音Aまで使えるのでは、テノールとして、レパートリーの幅がだいぶ違いますからね。高音Gまでだと、本当に曲を探して選んで歌わないといけませんが、高音Aまで使えるとなると、大半の曲がそのまま歌えます。この違いはすっごく大きいですね。もちろん、理想はHi-Cまで出せる事ですが、これはプロでも出来ない人がいるわけだし、そこまで使う曲もあまりないので、それは最終目標というわけで、当面は、実用的な目標である高音Aの完全習得を目指すというか、そこに向けて頑張りましょう。…その前に高音Gの完全習得が先だけれどね(汗)。

 それにしても、骨盤立てて腹筋を引いて…という正しい姿勢で歌うと、色々と世界が変わりますね。高い音が出しやすくなったのもそうだけれど、それ以外にも色々と違いを感じます。

 例えば、自然とノドが脱力されるようです。この姿勢になると、息のトルクが強まるのか、何もせずとも芯のある声や高い声も出るので、自然とノドが脱力されるのだと思います。息をたくさん吸わなくても歌えるようになりました。この姿勢でいるだけで、腹部にかなりの陰圧がかかるようで、息を吸わなくても、クチを開くだけで、勝手に息が入ってくるので、ブレスがかなり楽になりました。息を吸う事よりも吐く事を意識した方がよさそうです。それとこの姿勢になると、腹がへっこみます。ほんと、まるで“やせた人”になったみたい(爆)。出っ腹が目立たなくなるどころか無くなるので、音楽とは関係ないけれど、ちょっとうれしいです。

 考えてみれば、声楽だってスポーツのようなもので、基本フォームって奴は、とても大切なんだよなあ…とつくづく感じました。それにしても、背筋が痛い(涙)。

2011年11月28日 (月)

ワルツには、庶民のワルツと貴族のワルツがある!

 社交ダンスのレッスンを受けてきました。

 さて再開、最初のレッスンです。まずは妻先生から「広く浅く色々なダンスをやってみたいですか? それとも、一つのダンスに決めて、それを集中的に学んで踊れるようになりたいですか?」と尋ねられました。

 そりゃあ、色々なダンスが踊れた方がいいに越した事はないけれど、虻蜂取らずになっても仕方がないし、私はそんなに器用でもないので、やはり、一つのダンスに絞って、それをある程度マスターしていったら、次に進むというやり方の方がいいかなって思ったので「では、一つずつでお願いします」と答えました。

 「じゃあ、何からやりますか?」と尋ねられましたので「では、ワルツを! ワルツをマスターして、舞踏会デビューをしたいです!」とスットコドッコイな返事をしたところ「舞踏会?? それなら、ワルツじゃなくて、ヴィエニーズワルツでしょ。ヴィエニーズワルツは難しいよ。だいたい、テンポが速いし…。おまけに、本格的な舞踏会以外では踊らないし、もちろん、ダンスパーティーでは絶対に踊らないよ。プロの競技ダンスでも、公式戦の準決勝あたりの、かなり上のレベルにまで行かないと踊らないから、プロでもなかなか踊れないのよ…」と。え、舞踏会のワルツとダンスパーティーのワルツは違うんだ…。

 「ヴィエニーズワルツは貴族のワルツだからねえ…。国際戦でも、ドイツやオーストラリアの選手が圧倒的に強いダンスなの」との事。もちろん、妻先生はヴィエニーズワルツは得意なのだけれど、初心者相手には、そうは簡単には教えられない様子。「まずは、普通のワルツをやりましょう。それが踊れる様にならないと、ヴィエニーズワルツは手がつかないと思うし…。ヴィエニーズワルツは、ちょうどワルツの倍くらいのテンポだし、スウィングではなくクルクル廻る方が主体だけれど、ワルツがちゃんと踊れる様になってきたら、ヴィエニーズワルツにも対応できる様になると思うから、まずは普通のワルツをしましょう」と言う事で、私は(庶民の)ワルツから学ぶ事になりました。

 練習会場に入り、ダンスシューズに履き替えました。実はこのシューズ、新品なんです。本当はメサイアの本番用のステージシューズとして購入しておいたのですが、メサイアの本番がなくなり、本来の目的であるダンスのために使用することにしました。靴底がバックスキンなので、普通の靴とは全然違うんです。しかし、おニューの靴は気持ちがいいね。

 レッスンの最初は、立ち方から。膝を緩めて、ピンと立ちます。右腕は女性の脇を支える様に差し入れて、軽く背中をタッチします。左手は…まあ、なんとなく伸ばしておき(笑)、女性の手を取ります。男女で右半身を合わせ、目線は左側に外します。つまり、触れ合った半身と両手で女性を感じなさいッて事ですね。この時の注意は『決して、女性を迎えに行かない事』です。やってきた女性を優しく抱きかかえてあげるのですね。それと『腰を引かない事』です。半身同士をしっかりと密着させるのがポイントなので、そこで男の腰が引けていたら、ちゃんとしたホールドが出来なくなってしまうので、決して腰は引かない事。

 しっかり立てたら、今度はその姿勢のままで歩きます。まずはまっすぐ前に歩き、まっすぐ後ろに歩いてみます。この時は、フニャフニャ歩くのではなく、しっかりと確実にカラダで体重移動をしながら、歩きます。私は、前に歩くのはまあまあなんですが、後ろ歩きがどうにもダメです。後ろ歩きの時に、やや後ろに倒れ気味になってしまいます。これは脚の動きが遅いのが原因で、後ろ歩きの時は、腿が足だと思うくらい、腿からザッザッと動いていかないといけません。それと前なら堂々と歩けますが、後ろだとやっぱりヨロヨロしてしまいます。だって、日常生活の中で後ろ向きに歩く事なんてないもん。

 と言うわけで、ウォーキングの応用として、ブルースをやってみました。習ったステップは『クォーター・ターンズ』と『チェック・バック』です。これをブルースを踊るためというよりも、体さばきを勉強するためにやってみました。

 「ブルースって、どんな場面で踊るの?」「ダンスパーティーではよく踊るよ。スローフォックストロットの音楽が掛かった時に、ブルースを踊るかな…。スローフォックストロットは難しいダンスだから、プロは踊るけれど、アマチュアの人はなかなか上手に踊れなくてね。だから、スローフォックストロットの代わりにブルースを踊る事が多いのよ」 ふーん、つまり“簡易版スローフォックストロット”がブルースってわけね。ラジャーっす。

 と言うわけで、残りの時間は、ひたすらクォーター・ターンズとチェック・バックのシャドウダンスを延々とやりました。私も年寄なので、そんなに一度にたくさん教えられても覚えられないし、家ではダンスの練習は出来ない(だって狭いし、体重100Kg超の私がドタバタやったら床抜けるし…)から、レッスンの時に教えてもらった事は、レッスンの中できちんと消化していきたいのです。

 私が熱心にシャドウをしていると、妻先生は「そんなに頑張っても、出来る様にはならないから、ソコソコで止めておいた方がいいよ。そんなに頑張っても疲れるだけよ。きちんと出来るためには、カラダの筋肉がダンス用の筋肉に変わっていかないとダメだけれど、カラダが変わるには、それなりの時間がかかるから、今日の今日、マスターしようというのは無理よ」なんだそうです。ま、それは分かるけれど、やっぱり私は根が真面目なんで、色々とやりたいのですね。

 ステップは、もちろん足さばきの事なんだけれど、大切なのは足さばきではなく、体重移動であって、足だけ動いても、体重が移動していないとダメなので、しっかりと体重を動かしていくのが大切なんだそうな。それと、常に体重は片足で支える事。両足で立ってはいけません。廻る時は、自分が外側の時は大きく動き、自分が内側の時は、なるべく小さく廻る事が大切。チェック・バックの時は、体重移動は大切だけれど、その体重が突き抜けない様に動かないと、バックできないので、そこはしっかりと動く事。

 とにかく、ダンスの体さばき、難しいです。でも、このあたりは基本なので、しっかりやらないとダメです。

 とにかく、ワルツから学ぶ事に決めましたが、まずはその前段階の体さばきを学んでいるだけで、今回のレッスンは終了です。ううむ、このペースだと、しばらくは体さばきだけで終わってしまいそうです…が、それじゃあ、つまらないから、次回はもう少し先に進むそうです。頑張りましょう。ちなみに今回は最初だし様子見という事もあって、1時間ほどでレッスン終了でしたが、次回からはもう少し長めにやっても良いかなって思ってます。

 緩く見える運動ですが、案外、汗かいてますし、考えてみれば、レッスンの時間中、ずっと動いているわけで、それなりの運動量はありそうです。実際、この日は、スコンって寝れましたもの。程良く疲れたみたいです。

 で、当面の目標ですが、一年後あたりに、サークル主宰のダンスパーティに参加できる(つまり、普通のアマチュアのオバチャンダンサーと踊れる)事を目指すことにしました。おぉ、一年後には、庶民のダンスパーティーですね。では、貴族さんたちの舞踏会にデビューできるのは、いつの日の事でしょうか(って、そりゃあ、だいぶ先の話だね。その前に、どうやってご招待いただくかという難問がありますが:笑)?

 「私なら、今すぐにでもデビューできるよ」とは妻先生の弁です。そりゃあそうだよね。要するにデビューできるかどうかは、ひとえに、私の出来次第って事だね(って、違うだろ!)。

2011年11月27日 (日)

「好きです」と「愛してます」…気になる異性から告白されるなら、どっち?[2011年11月第4週・通算41週]

体重:100.3kg[-0.2kg:+0.3kg]
体脂肪率:29.9%[-0.7%:-0.2%]
BMI:31.6[-0.1:-0.4]
体脂肪質量:30.3kg[-0.8kg:-0.3kg]
腹囲:98.2cm[-0.8cm:-9.0cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

  
 本日のお題は…愛の告白の言葉です。自分の恋心を他人に伝える/伝えられる言葉として「好きです」と「愛してます」のどちらがお好みでございましょうか、という話です。

 おそらく、実際の話、人は普通、その地方地方の方言を話して生活しているわけだから、リアルな恋愛の中では、方言で告白される事が多いでしょうし「方言で告白されるのが一番好き」って人もたくさんいらっしゃるでしょうが、まあ、今回は、リアル/アンリアルまぜこぜでいいですし、私自身が方言話者ではないので「方言で告白される~」って感覚が共有できないので、今回は申し訳ないけれど、方言関係の話は横に置いていて、共通語における「好きです」と「愛してます」では、どちらがお好みですかって話にしておきます。

 ちなみに“共通語”と言うのは、いわゆる“標準語”の事です。最近は“標準語”と書くと、理性が吹っ飛んじゃう人がいるので、私的には言葉の腰の据わりが悪いのですが、一応“共通語”という書き方にしておきます。

 さて、閑話休題。私自身は、いわゆるラブストーリーがあまり得意ではないので、さほどの数の恋物語を消費しているわけではないのですし、いわゆる硬派な人なので、そんなに恋愛関係のドラマなども見るわけではないのですが、それでもまったく見ないわけではありません。そんな私が見て知っている限りにおいて、多いのが

 「あなたの事が、好きです」

 …なんて感じで、男性が女性に告白しておったりするパターンね。つまり、愛の告白の言葉は「好きです」っていうパターン。これが多いような気がします。

 あー、なんか、違くねー? それって相手に失礼じゃない?

 と即座に思ってしまう私は、生まれた時から共通語しか使えない、純粋培養共通語話者なんですが、私の中では、愛の告白に「好きです」って言葉は、無いんじゃないのって思うわけですよ。

 だから、テレビドラマでも映画館でも、ラブストーリーって、違和感バリバリで見ていたりするんですよ。

 だってね。私にとって「好き」って言葉は……例えば、私は納豆が好きだし、海ぶどうが好きだし、メカブも好きだし、シラスも好きだよ。そういう「好き」なんだよ。

 だから、納豆や海ぶどうやメカブやシラスと、自分が愛する異性を同じ「好き」という言葉でくくっちゃうのが、すご~くイヤ。もちろん「(私は)あなたの事が(納豆や海ぶどうやメカブやシラスと同じくらいに)好きです」という意味なら、分かる。実によく分かる。でも、少なくとも、私の場合、恋をした女性は、常に、納豆や海ぶどうやメカブやシラスよりも、大切な存在でした。なので、恋の告白に「好きです」は無いな~。

 なので、テレビとか映画とかの愛の告白シーンで、主人公の男の子がヒロインの女の子に向かって

 「好きだーー!」って叫んでいると…『おいおい、そんなんでいいのか? 気持ち、ちゃんと伝わんねーぞー』とか思っちゃいますし、その男の子の言葉に、女の子が目に涙をいっぱい浮かべてウルウルしながら、無言でコクリと返事したりすると…『そんな、自分を安売りしていいのかー、もっと自分を大切にしろー』と心の中で叫んでます。

 変ですか? おかしいですか?
 
 
 こんな私なので、愛の告白をするなら「好きです」じゃなくて「愛してます」を使いますし、今後も使いたいです(誰に?:笑)。

 「愛してます」って、いい言葉じゃない。いかにも聖別された言葉でしょ。特別な感じがするでしょ。少なくとも、納豆や海ぶどうやメカブやシラスには使わない言葉でしょ。愛の告白にはうってつけじゃない?

 だから私は、気になる異性から告白する/されるなら「好きです」じゃなくて「愛してます」の方をチョイスします。皆さんはいかがですか? リアル/アンリアル、妄想込みでお知らせくださると感謝です。

 ちなみに、リアルな私の話ですが、昔つきあってきたガールフレンドたちは別として、実は私、恋愛当初に、妻にきちんと愛の告白もしていなければ、結婚前のプロポーズもしていないんですよねえ。愛の告白もせずに付き合いだし、プロボーズもせずに結婚しちゃってます(笑)。今思うに、なんなんでしょうね? 我が事ながら、実に不明です。

 以心伝心って奴?……かな。

2011年11月26日 (土)

うるさいカンロ

 金魚はペットとして飼うことを考えた場合、他の動物にはない優れた点がいくつかあります。例えば「エサが安価」「お散歩に連れ歩く必要がない」「避妊手術は不要」「カラフル」「物静か」「一週間程度は放置していても平気」「部屋を荒らさない」「見ているだけで癒される」…ざっと考えても、これくらいはある(笑)。もちろん、物足りない点とか見劣りする点もあるけれど、そこには触れない(爆)。

 とにかく、金魚って“物静かな”ペットなんですよ。そこがウリ。イヌはワンワン吠えるし、小鳥はピーチクパーチクうるさい。ネコは普段は大人しいかもしれないけれど、サカリがつけば、やっぱりうるさい。そこへ行くと、金魚はオールウェイズ静か。

 …静かなはずでした。でも、最近はカンロがうるさいのです。

 どうやら、最近の水槽のエサねだり係はカンロになったようなのですが、このカンロのエサのねだり方がなかなかスゴい。今までの金魚は、エサ投入口付近にやってきて、ヒラヒラしているのがセイゼイ。時々は、エサを食べるジェスチャーをして「エサいれてよ」アピールする子もいたけれど、カンロは違う。エサを食べるジェスチャーをしながら、実際に水や空気を飲み込んで、激しくベチャベチャ音を立てます。その音が結構大きい音だからうるさいです。そして、それでも無視をしていると、水面を尾びれではらって、ベチャベチャと水音を立てます。まるで「早く、気付け! エサ入れろ!」と態度で訴えているようです。

 なので、人間がテレビか何か見ていて、金魚のことなんか眼中になくても、すぐそばで、ベチャベチャ…ベチャベチャってやりますので「ああ、もうエサの時間かい?」って感じになります。で、時間になっていれば、エサをやるし、そうでなければ「まだエサの時間には早い」と答えて、お預けをします。

 ちなみに、そう書くと、まるでカンロが時間が分かっているかのような感じがするかもしれませんが、カンロはあんまり時間の概念がちゃんとしてるわけではなさそうです。全く時間が分からないでもないみたいですが、前後1~2時間程度の割と大きな誤差があるようです。金魚の中には、ほぼ5分以内の正しい体内時計を持っている子もいましたが……カンロはそこまで正確ではないようです。

 むしろ、人の姿を見ては、おねだりしているみたいですね。

2011年11月25日 (金)

やっぱ、アマチュアの演奏って、いいわ~

 最近見た、アマチュアさんのコンサートの感想をまとめて書きます。

 一つ目は、比較的最近立ち上げたばかりの、ご近所の新しい合唱団で、ちょっと元気な女声合唱団の話です。ここは、妻の友人たちがたくさん所属している団体なので、ちょっとした裏話なども知っているのですが、とにかく、歌が好きな人ばかりが集まっている団体なんですよ。

 この「歌が好き」って当たり前のような条件に聞こえるかもしれないけれど、実は普通のアマチュア女声合唱団のメンバーって、歌があまり好きではない人もたくさんいたりします。歌が好きというよりも『仲間が欲しくて習い事の一つとして入ってみた…』とか『親友が合唱団にいて、その人とのお付き合いで何となく…』とか『とにかく、外の世界に触れたかった時に団員募集をしていたから…』とか、まあ色々。しかし、この団体は、その設立までに色々とあって、本当に歌が好きな人たちが集まって作った団という事もあって、随所にアマチュア的な良さがあって好感が持てました。

 何と言っても良いのは、演奏姿に“やらされ感”がまったく無い事。一糸乱れる(!)その姿が「いいなあ、楽しそう…」って思えるんですよ。右で踊っている人と左で踊っている人のテンションがまったく違っていたり、各パートの音量バランスが結構デコボコだったり、ソロを取った人の音程がわずかに届いていなかったにも関わらず「やったよ~!」オーラが出まくっていた事といい、神妙な曲調なのに、思い切り笑顔で歌っていたり、振りはないけど衣装には凝ってみたり…。もう、そういうのって、私、大好き。演奏は傷だらけかもしれないけれど、歌っているメンバー一人一人がとっても元気だし、エネルギーをたくさん放出している姿がいい。団員の皆さん、がんばって声を出して歌っているのだけれど、みんな側鳴りだったりして『あちゃーもったいない!』とか思うのも、これはこれで愉快愉快。これからまだまだ上達する余地がたっぷりあって、今後もこの団体の成長する姿を見守りたくなります。

 やっぱ、アマチュアって、こうじゃなきゃダメだよね。上手い演奏ならプロを聞けばいいんです。アマチュアのコンサートには、元気とか熱意とか情熱とかを聞きに行くんだから、そういうモノが満ち溢れていないと…。コンサートはコンクールじゃないんだしね。

 そうそう、この日のプログラムは旗になっていたので、子どもたちとか結構ブンブン振り回していたけれど、そういう遊び心って大切だよね。演奏中に、指揮者が舞台袖に引っ込んで、随分長い時間、団員たちが自由に歌っていたのも、いいなあ。

 こんなふうに一見、ハチャメチャにやっているように見えて、練習はしっかり真面目にやっている事は知っているし、団員の皆さんも合唱団の練習だけでは飽き足らず、個人でもヴォイストレーニングを受けていたりするのも知っているわけで、そういう努力が、こういうはじけッ振りにつながっているのがうれしいです。

 いやあ、私にとって、たいていの女声合唱団って退屈なのでキライなんですが、ここは好きかも。これからも頑張ってほしいと願います。
 
 
 もう一つは、このブログにもよくコメントを下さる、グレッチェンさん発表会です。こちらは音楽系の各種学校(なのかな~?)の発表会だったのですが、これがなかなか面白かったです。全体の規模が大きいので、発表会自体を三回のコンサートに分けて行ったようですが、私はグレッチェンさんの出演なさる第二部を見てきました。第二部は、クラシックギターあり、アイリッシュハープあり、ピアノあり、サクソフォーンあり、声楽ありの発表会でした。ちなみに講師演奏はグランドハープでした。

 アイリッシュハープの演奏なんて、ナマで聞くの、始めてかも! 音的には、普段聞けるグランドハープより、ちょっと高音成分が多めな感じだけれど、まあほぼ同じと思っていいんじゃないかな? だから、音はハープっぽくって美しいのよ。ハープはCDで聞くより、圧倒的にナマがいいです。音も美しいけれど、空気がいいんだよ。

 アイリッシュハープってグランドハープと違って、ペダルがないんです。その代わり、一本一本の弦の糸巻のところにレバーが付いていて、それを切り換える事で、標準の高さ、半音高い音、半音低い音の三種類が出るように出来るみたいです。なので、演奏前に事前にこのレバーを設定しておけば、どんな調性の曲でも簡単に弾ける訳です。問題は、一つの調の曲なら問題ないけれど、曲の中で転調してしまう楽曲の場合は、演奏が難しいって事ですね。実際にその手の曲を演奏している方がいましたが……曲の最中で「よいしょっと」って感じで手を伸ばしてレバーの切り換えをしてました。うわー、面倒くさ。そして大変そう。おそらくアイリッシュハープって、転調のない素朴な曲を演奏するために特化したハープなんじゃないかなって思います。その楽器の特徴を越えた事をやろうとすると、こんなふうに面倒くさくなっちゃうし、途中で転調するなら、ペダルのあるグランドハープで演奏するべきなんだろうなあって思いました。とは言え、そんな面倒くささも、ナマで見ているから分かること。やっぱり音楽はナマが一番だね。

 で、肝心のグレッチェンさんの歌ですが、よかったですよ。ランメルモールのルチア(場内アナウンスでは『ラメンモールのルチア』って言ってました)の『狂乱の場』を歌われましたが、実に「良し良し」でした。本人的には、アチコチご不満が残ったようですが、聞いている方は、そんなに気になりませんでしたし、曲調とグレッチェンさんの声もよく合っていたし、何より、歌いたい歌を精一杯頑張って歌えたのですから、アマチュア冥利につきるってもんです。OKでしょう。高いところもキレイに出ていたし、フルートの助奏に助けてもらいながらも、とにかく失速せずに(あんな難しい曲を)歌いきったのですが、お見事ってもんです。立派なものです。とても私には出来ません。

 惜しい所があるとすれば、フルバージョンではなく、ショートバージョンで歌った事かな? まあ、時間制限があったそうなので、楽曲のカットも仕方ないのですけれど(フルバージョンだと15分程度の曲ですからね)。それにしても、一介のアマチュア歌手の歌に、ピアノとフルートの二つの楽器が伴奏してくれるとは、本当に贅沢ですね。

 衣裳もステキで、白のトップスに黒のスカートでいい感じでしたが、できればルチアは血まみれの花嫁なので、純白のドレスに紅い花でも飾ると、もっとよかったと思います。純白だとウェディングドレスみたい? え、ルチアの『狂乱の場』って、ウェディングドレスで歌う曲じゃないの?

 それにしても『狂乱の場』は難曲だと思います。とても素人が手を出していい曲とも思えませんが、そこにあえて挑んだグレッチェンさんの意気込みに拍手です。こんな大曲に挑戦するなんて、アマチュアの特権ですね、むしろプロだと色々なしがらみがあってチャレンジできないかも(笑)。もっとも、ここのお教室の皆さんは、グレッチェンさんに限らず、全員、難曲に挑んでましたね。そのチャレンジ精神には敬服いたします。

 今回は、フルートの助奏付きバージョンでしたから、歌が楽しめて、フルートも楽しめて、一度で二度美味しい演奏でした。よかよか。

 そうそう、グレッチェンさんは小さくて可愛らしい感じの人でした。ルチアを歌う人って、たいてい小さくて可愛いんだよね。そういう意味では、サザーランドって別格なんだよね~。

 こんな風に、立て続けに、アマチュアらしい演奏を聞くチャンスがあって、私は気持ちがホクホクしています。ビバ! アマチュア!

2011年11月24日 (木)

ランパルは入れ歯になってからダメになった

 フルートのレッスンに行ってきました。先生は相変わらず、痛々しいお姿でした。聞けば、まだ左人指し指が動かないそうです。11月の演奏の仕事はすべてキャンセルされたのだそうですが、この分だと、12月もキャンセルをして、代わりの奏者を探さないといけないかもとおっしゃってました。一年は12カ月しかないのに、そのうちの2カ月の仕事をキャンセルしないといけないとは、滑落事故の影響は実に大きいですね。一日も早いご回復をお祈りいたします。

 さて、レッスンです。今回は姉様とのロングトーンから始めます。「強く吹きすぎ。フルートは響かせて!」と最初の一音でダメ出しされました(汗)。「二人で息を合わせていれば、音(ピッチ)はズレない!」とも言われました。息を合わせるには、音を聞いているだけでは不十分で、姉様の演奏姿を凝視しないといけないのですが…それほど親しくもない女性を凝視するは…照れますねえ。特に今日は普段着姿ではなく、姉様、ちょっとオシャレをしていましたので、照れちゃいます。

 邪念が多い私です(汗)。

 で、アルテ15課2章の「D-durのロングトーン練習」ですが…倒れるかと思いました。実は私、この日も、まだ風邪ひきさんで、いつもより多めに地球が廻っていたんですよ。当然、呼吸も浅く、カラダのあっちこっちが痛くて痛くて、カラダもダルくてダルくて…だったらレッスン休めばいいじゃんと言われそうだけれど、フルートのレッスンって、仕事の都合で休まないといけない時も結構あるから、行ける日はなるべく行かないとね。それに行けば必ず何かを学んで帰って来れるから、どんなに調子が悪くてもレッスンに行かなきゃダメだよね。

 あー、胸がゼーゼーする。

 さて、前回の積み残しの第4番「D-durのスケールとアルペジオ」は、最後の最後で息が足りず、どうにもなりませんでしたが、そこはおまけで、ようやく合格をいただきました。ああ、よかった。

 h-mollの課題は全滅でした。いやあ、Aisレバーなんて使った事ないもん。でも、ここはAisレバーを使うレッスンなので、好き嫌い関係なくAisレバーの使用が義務なんです。それと、Aisレバーを指先で操作していたら、それはペケでAisレバーは指の腹と言うか、指の関節の当たりで操作するものだと教わりました。え?そうなの?? もしかすると、Dトリルレバーとかもそんな感じなの?

 さらに言うと、高音のAisとHの運指にもダメが入りました。私は、これらの音の時、右小指はキーを押さえるようにしていましたが、これらの音の時は、右小指は離す様に言われました。そう言われても、右小指はキーを押さえる癖がついているから…これらの音も、中音レと同様にきちんと直さないといけないと言われました。ああ、大変(涙)。

 ミニヨン・エチュードは新曲の8番ですが、当然、まだ吹けません。ま、当然ですね。色々と注意を受けましたが、フレーズの最後の八分音符は“抜く様に”吹くのだそうです。7番の時も散々注意されましたが、どうにもうまく行かないところです。先生がまだフルートを吹けないので、先生の代わりに、姉様がお教室に残ってくれて、模範演奏をしてくれました。ほうほう、八分音符ってそうやって吹くのね(納得)。どうやら、その八分音符でどうこうしようとしても無駄で、その一個前の音符からディミニュエンドをかけていく感じで、スーっと消える様に吹くみたいです。ううむ、よく分かった。できるかどうかは別だけれど。

 スラーがまだまだ不正確だと言われました。あと、臨時記号でいちいち悩まない様にとも言われました。でもね、Bならピンと来るのよ、でもAisだと???になるんです。Esなら分かるんです、でもDisだと迷うんです。EisがFだなんて、2秒ぐらい考えちゃいます。でしょ?

 一通り注意された後、姉様と8番をデュエットしました。何度も落ちて、申し訳なかったです。先生とデュエットしている時は落ちても申し訳ないとは思わない私ですが、姉様相手だと、落ちると申し訳なさ一杯になります。

 先生は指が曲がらないので、もう三週間もフルートを吹いていないのだそうです。そんな事は生まれて始めてだと言ってましたが、プロが三週間も楽器練習をしなくて平気なのかしら? いや、曲がらないだけでなく、実は前歯も三本、折ってしまったそうです。フルート奏者なのに、前歯を折るなんて、とんだ災難です。とりあえず今は仮の歯が入っているそうですが、いずれはきちんとしないといけません。

 姉様が「入れ歯ですか?」と尋ねたのですが、先生は「入れ歯にはしないよ、ランパルは入れ歯になってから、音がダメになった。ああはなりたくない」のだそうです。だから私が「では、インプラントにしますか?」と尋ねたら「知り合いが、インプラントにしたら、顔が腫れて、三カ月フルートが吹けなくなった。それもダメだな」との事で、どうやら先生は差し歯にするみたいです。ただ、差し歯にするためには、今残っている歯にも細工をしないといけないので、そのあたりが気になるそうです。

 とにかく、フルート奏者にとっても、歌手にとっても、歯は命だね。私はなるべく歯を大切にしていこうと思いました。

 ああ、でも、今は歯よりも風邪だな。

2011年11月23日 (水)

風邪をひいてノドが痛くても、練習には出席する!

 歌劇団の練習に行ってきました。

 風邪をひいてます。腫れがノドに来てます。そんな状態で歌劇団の練習に行きました。ノドは痛く、声は出づらかったのですが、幸い、熱もなく、めまいは…多少あったかな? 息苦しさは…少しあったかな? でもまあ、月に一度しかない練習だし、私は団長だし、主役だし(笑)、行かないわけにはいかないよね。

 でも、歌劇団の練習課題は、2~3日前あたりから集中的に練習しようと思っていたのに、寝てばかりいたので、練習不足のまま、練習に参加しちゃいました。ま、そんな時もあるって(笑)。

 歌劇団の練習は、呼吸の練習から始まりました。いつものロングトーンの練習と犬の呼吸の二本立て。しかし、ノドが腫れている私は、見学だけでした。

 筋トレは…いつもは私が前に出てやるのですが、体調不良のために、代役として息子君にやってもらったら…運動部所属の中学生は、中高年の体力と言うのが想像できないのか、めっちゃ厳しかったです。回数的には、スクワット20回×2セット、腹筋20回×2セット、背筋は速い背筋が30回、遅い背筋が20回でしたが、特にスクワットと腹筋が、一つ一つが実にゆっくりで…死ぬかと思った。でも、団的にはよかったと思うので、次回からは、筋トレ大将として、彼に筋トレのリーダーシップをまかせても良いかとも思いました。私では…自分に甘いので、あそこまでの厳しさにはならないからね。

 発声練習です。最初は普通に発声練習をし、次は歩きながら発声の練習をしました。歩きながらの発声では、くれぐれも無理をしない事を言われました。高い音になると、どうしても歩きながらの発声が困難になります。そんな時は、無理せずに立ち止まっていいので、しっかり発音をするように。また、歩きながらであっても、発声のフォームは崩さない事。

 コンコーネは…今回は1番だけでした。今回からは、パートごとにまとまって歌う(合唱スタイルですね)ではなく、全員の立ち位置をランダムにして、パートごとに固まらないような配置にして歌ってみました。自分がしっかり歌わないと歌えないので、これは良いと思いました。最初は全員で歌いました(合唱ですね)が、途中から1パート1人の重唱スタイルでやってみました。私も重唱をやりました。いいね、重唱は。私は重唱が好きかもしれない。

 そうそう、いわゆる“速度記号”は速度を表すだけの記号ではなく、その曲の雰囲気なども決める大切な言葉だと教わりました。それと、散々、先生から「歌っている時は指揮者と目が合うように」と言われたけれど、今回の私は色々と余裕がなかったので、楽譜にかじりつきでした。はい、自分でも分かっていましたが、調子が悪いと、短気記憶能力がほぼ失われるし、長期記憶能力が発動しないのだから、こりゃあ仕方ないね。

 コンコーネは次回は2番です。しっかり練習しておきましょう。

 合唱曲の木下牧子作曲「春に」も、もちろん練習しました。今回は冒頭から25小節までを集中的にやりました。各パートの出入りがあるのですが、途中から入るパートは、特に出だしを明確にし、お客さんに分かるようにしっかりと歌ってほしい」と言われました。

 また、パートソロのところは、きちんと聴かせられる歌い方で歌うこと、合唱の部分は、しっかりとハモる声で歌うことを言われました。この曲も、最初は合唱で、次に重唱でやりました。今回は、私はノドが痛かったので、重唱の時は見学をしていたのですが、やっぱりやりたくなったので、最後にわがままを言って、他のメンバーにつきあってもらいました。

 やっぱ、重唱はいいわ~。良いも悪いも自分の責任だし、ハモるもハモらないも自分の責任。自分の歌と結果がダイレクトにつながっている感じが好き。合唱だと、自分がオチてもヘマしても、そのパート自体がしっかりしていると音楽が成り立っちゃう点がキライ。歌えてもいないのに歌えた気になったり、自分の感情とパートの歌声がつながっていない点とか、そういう音楽と自分との距離感が遠いのがヤだな。

 クレシェンドはあふれる気持ちの表現だから、思い切ってやってみましょう。

 次回は今回の終わりから37小節目までを集中的に練習しておくこと。特にこの部分は男声が結構キーになっている事が多い箇所なので、男声は特にしっかり歌うようにと言われました。

 ここで休憩になりました。妻がザッフーン(公式サイトはこちら)を持って来て、団員の皆様に披露したのですが、キング先生が見事に釣れて、すごくザッフーンを欲しがりました。その気持ちは良く分かります。だって、ザッフーンって、本当にいい音しているもの。買いたい買いたいとおっしゃっていましたが、なかなか入手困難な楽器なんですよね。普通の楽器店じゃあ売ってないもの。…でも、キング先生、帰宅後すぐにご注文されたらしく、その二日後には、青いザッフーンを入手されたようです。

 これで、我が団には、ザッフーン奏者が二名いる事になります(笑)。

 次回の練習は、途中の休憩を省略し、その分早く練習を終える事になりました。なぜかと言うと、練習後に、女性団員だけで集まって、忘年会代わりに女子会をやる事になったからです。女性は女子会をやるのですが、女子会に参加できない男性は何となく悔しい気持ちになったので、男性メンバーだけで集まって、男子会をやる事にしました(笑)。参加メンバーは、私と先生とYテノールさんの三人だけ。うわー、濃いなあ(笑)。せっかくの男子会なので、女性を連れて入れないような、汚くて下世話でダメオヤジがたむろすようなお店に出かけましょうという事になったので、ホッピーが似合う、畳が脂ぎっていて汚い店に行く事にしました。ああ、来月が楽しみ。

 後半の練習は「赤ずきんちゃん」の第1幕の通し稽古です。歌はもとより、演技とか動きとか立ち位置とかを決めていきます。今回の演技を元に、先生が具体的な演出プランを考えてくるそうです。私も痛いノドで頑張りましたよ。「木々の合唱」は…まだまだ練習不足かな? でもこの曲はまだ誰がどこを歌うかは確定していないので、ひとまず主役以外の人は、自分が好きなパートの練習をしてくる事になりました。

 一通り終わった後は、音楽のテンポの確認などをしました。次回の「赤ずきんチャン」は再び第2幕です。前回の練習の記録がないので、次回、もう一度赤ずきんチャンをやって、それを記録して、それをベースにして、本番の演出を決めていく事になります。

 先月決めた本番の日程ですが、参加できないメンバーが出てきたので、次回の練習の時に再度確認する事にしました。場合によって、また本番がズレこむ可能性もあります。オトナの集まりなので、なかなか日程調整が大変ですが、どこかでエイヤと決めないといけないのがツライところです。でも、最初だから、全員が出演できる方向で決めたいなあ…と思います。

 来月が女子会、再来月が新年会。ウチの団は…親睦に熱心なのかもしれない(笑)。

2011年11月22日 (火)

美しい歌声は美しい立ち姿から…

 声楽のレッスンに行ってきました。

 まずは忘年会やら新年会やらの打ち合わせとか、ガラコンサートの参加者の確認とか、チラシ作成の話とか、その手の事を先生と話しました。

 で、レッスンです。今回のレッスンは“立ち方”と“呼吸”を見直そうというわけで、まずはそこから始めました。

 で、立ち方。まず直したのは、骨盤。私は今まで骨盤を倒し気味にして、背中を緩めて、背中や腰を自由に使える様に立っていました。この立ち方だと、呼吸のキープとか、息をしっかり支えるってのが楽にできますが、そろそろ次のステップに行きましょうか…って事で、今度は骨盤を立ててみました。もちろん、ただ骨盤を立てると、腰の筋肉がキツキツになりますので、骨盤を立てたまま、腹筋(胃袋のあたりから恥骨周辺までの広い範囲)をグ~ッと後ろに引きます。それこそ“やせた人に見えるくらい”思いっきり引きます。この時の注意は、後ろに引くのは腹筋だけで、お尻は絶対に後ろに引かない事。もちろん、骨盤は倒さないし、腰も曲げない。

 この姿勢で立つと…確かに我ながらカッコいいです。いかにも“歌手”っぽく見える立ち方です。問題は、この姿勢で楽に立っていられるのは、ものの10秒かそこらって事です(笑)。すぐに、腰筋と腹筋の両方がつります、30秒もすると、内腿のあたりの筋肉が張っているのが分かるようになります。やがて背筋と尻筋が痛みだし…シンドイです。つまり、私がこの姿勢になったのは、人生始めてってわけで、今まで使った事のない筋肉をフル稼働するので、かなりキツいです。で、休み休み、立ち方の練習をしました。

 今までは背中を緩める事で腰回りの自由を獲得してきましたが、これからは腹筋を引き締め、引き締められた腹筋に押された内臓が間接的に背中を押して緩め、それによって腰回りの自由を獲得する事になります…かな? とにかく、今までは“背中で立っていた感じ”ですが、今度の姿勢だと“お腹で立っているような気”がします。

 次にこの姿勢のまま、呼吸をしてみます…って、今までとは使う筋肉が違うせいか、なんとも違和感。とにかく、たくさん吸えない感じだし、きちんと吐けない感じがします。吸う方はほとんど吸わなくてもいいと先生がおっしゃいますが、とにかく吐く方はきちんと吐きましょうと言われましたが、この姿勢だと、ほんと息を吐くのが大変です。ああ、また必要な呼吸筋を一から鍛え直しってわけだ…。ただ、どうやら、この姿勢だと、立っているだけで、すでに大量の息が体内に入っているような気が(なんとなく)します。ならば、息を吸うことよりも、吐くことに集中した方が結果が良さそうです。

 で、この立ち方で歩いてみました。あれ、不思議、上半身がびくともせずに、しっかり固定されています。なんか不思議な気分。で、この立ち方でアリアを歌ってみました。最後まで楽に歌えました。あれ、なんか疲れない。不思議、不思議。先生がおっしゃるには「今日は立つ事だけに集中してもらったけれど、しっかり歌えば、おそらく高いAも出るでしょう」との事です。

 とにかく、この立ち方をガラコンサートまでにしっかりマスターすることが言われました。

 次回までの宿題として、この立ち方と呼吸法を自宅でしっかり練習してくる事。それとコンコーネの1~5番をこの姿勢のまま歌ってくる事。もちろん、アリアの練習もしてくる事を言われました。

 さて、先週からの話題の、鼻腔共鳴の件。ただ今、鋭意格闘中な私ですが、それについて、キング先生と色々な話をしました。

 まずはマスケラの件。マスケラで歌う事は大切だし、テノールにとっては必須なんだそうです。しかし、マスケラで歌うために、マスケラを意識するかどうかは、また別問題なんだそうです。つまり、過程はどうであれ、結果としてマスケラで歌っていればいいわけで、その過程として、マスケラに声を響かせる人もいれば、むしろ声を後ろにひっぱった方がいい人もいるし、鼻腔共鳴を意識した方がいい人もいれば、むしろ鼻腔共鳴は忘れた方がいい人もいる。つまり、一人一人のカラダが違う以上、そのやり方や強調点も一人一人違うのが正解なんだそうです。これは、門下とか流派の違いではなく、あくまで、個人の違いなんだそうです。

 一人一人違うから、Aさんのやり方をBさんがマネしてもダメだし、Bさんが避けているやり方をやった方がCさんには近道なのかもしれないって事なんです。

 ここが声楽の難しいところで、美しい歌声を作るための、決まった手順とかやり方というのはなくて、一人一人の事を考えて、どういう順番で、どういうやり方を教えていくかは、それぞれの先生の考え方次第なんだそうです。だから、声を作っている途中を見ると、まるで別のことや逆のことをやっているように見える事もあるけれど、最後はきちんと治まっていくのだそうです。

 例えば、私の場合。私は最初、鼻声がひどかったので、まず鼻声を取るところから始めました。鼻声を取ったところで、次は胸声を鍛えました(この期間がだいぶありました)。胸声がある程度落ち着いてきたところから、少しずつ声の響きを上に持ってきているところで、今はようやく、鼻腔共鳴のところまで響きを持ってきている最中なんだそうです。もちろん、これで完成ではなく、さらにまだまだやるべき事はあるのだそうですが、私の様子を見ながら、少しずつ少しずつ鍛えてくれているそうなんです。

 ありがたいですよ、キング先生は。

 でも、この手順はあくまで私の場合はこうですというだけで、人が変われば、またやり方も手順も変わるわけです。例えば、私は一度もキング先生から、音量増加とか声帯をきちんと使う事などの注意を受けたことはありません。しかし、妻は、今まさにそのあたりを毎度毎度注意されています。その代わり、妻は音程の注意はさほど受けませんが、私は「今のは、ちょっと低かったかな~」とかよく言われます(発声が良くないと、音程が甘くなります)。

 だから歌声って、既製品じゃなくて、すべてが名人によるハンドメイド楽器だし、衣装で言うなら、全部が全部、オートクチュールみたいなものなんです。

 贅沢な音楽だね、声楽って。

2011年11月21日 (月)

社交ダンス、始めます

 趣味三昧な私ですが“ヴァイオリン -> 合唱”と移り変わった『あまり時間を掛けなくても良さそうな第三の趣味』枠(笑)で、新たに“社交ダンス”を始める事にしました。えへへ、それに伴って、ブログタイトルも『老いた犬に芸は仕込めない? ~声楽・フルート・社交ダンス・ヴァイオリン日記~』と変更する事にしました。

 「え? 社交ダンス? 音楽ブログなのに、ダンスも載せちゃうの?」 はい、載せます。ってか、ここは音楽ブログですが、同時に習い事ブログでもあるので、いいんです。それにダンスは音楽の隣接領域だし(笑)。

 ダンスをやって、リズム感を磨きましょう。

 実は私『ウリナリ芸能人社交ダンス部』が流行っていた頃、社交ダンスをちょびっとだけ、やってました。えへへ、こう見えてもミーハーなんです。もう、15年ほど前の話ですね。当時通っていたお教室はチケット制のお教室で、妻と二人で通っていました。だって、見知らぬ人と踊るなんて…そんな恥ずかしい事はできないわ(笑)。もちろん、パートナー、持ち込みのことよっ! で、最初に買ったチケットを使い切るまでは熱心に通いましたが、チケットを使い切ったら…なんとなく足が遠ざかり、今日に至っております。

 なので、再開するにあたり、昔お世話になったT先生のお教室で始めるのが筋かな…と思い、お教室のそばまで行ったら、すでにお教室がなく、そこは美容室になっておりました。あちゃーですね。そういう事ってあるんですね。

 というわけで、社交ダンスを再開するにあたり、まずは先生探しからスタートとなりました。ああ、ついてない。

 そうそう、社交ダンスって何? って人は、ウィキの当該ページ(こちら)を読んでください。それなりにまとまっています。しかし、社交ダンスって「ソシアル・ダンス」だとばかり思ってましたが、これって誤訳から生じた日本語なんだねえ。本当は「Ballroom Dance」っていうんだね。そう言えば、ポール・マッカートニーの「タッグ・オブ・ウォー」というアルバムに「Ballroom Dance」という曲があるけれど、あれはこれの事だったのね(改めて確認。そして感心)。

 さて、ダンスの先生探しなんですが…わが湘南地方では社交ダンスは結構盛んで、地元には掃いて捨てるほどたくさんの先生方がいらっしゃいます。それに湘南って、意外と社交ダンスの人口も多くて、色々な催し物が頻繁に行われていたりします。ただ、合唱と同じで、老人の楽しみとなっている事は否定できませんが…。

 普段から社交ダンスのお教室の看板をたくさん見ていますから、あそこにしようか、ここにしようかと悩みました。歌やフルートを習っているカルチャーセンターにも当然ですが、社交ダンスの講座がありますが、ちょうど私が声楽のレッスンを受けている裏番組だったりします。カルチャーセンターだと比較的安価でいいのですが、個人で主宰しているお教室となると、やっぱり気になるのは、その費用。お教室の入会金や月々のレッスン代がかかりますが、社交ダンスって、それだけでは済まないんですよ。実は結構、お金がかかる趣味なんですね。15年前に足が遠のいた遠因の一つがそれだし、なかなか再開に踏み切れなかったのも、そこなんです。社交ダンスと比べれば、音楽の趣味なんて、かわいいものです。

 社交ダンスを安価に始めたければ…サークルに参加するという手があります。歌を始めたければ合唱団に参加する、フルート始めたければ吹奏楽団に参加する、と言うのと同じノリですね。ただ、合唱団や吹奏楽団と違って、社交ダンスのサークルって、平日の昼間にやっているところが多いんですね。これは参加者の大半がご年配の女性なので、彼女たちが参加しやすい時間帯って事になると、どうしてもそうなる訳です。ま、男性の方も、現役引退した方々が中心だから、問題ないわけで、でもそこに、まだ現役バリバリの私は参加できないわけで…。なので、ううむと、お財布と相談していたわけです。

 「じゃあ、仕方ないから、私から習う? 安いよ」と妻が言いだしました。

 そうなんです、妻は廃業してますが、元ダンス教師なんですよ。それもプロの競技ダンスの選手たちをバリバリ教えていた人です、もちろん自分も…だったしね(彼女の経歴に関しては「ネットに書かないでね」と言われているので、ここらで止めておきます)。

 そりゃあ、彼女が凄腕だという事を認めるのはやぶさかではないけれど、習い事を身内の人間から習うと、甘えが生じるし、いつのまにかグダグダになりやすいし…だから15年前も、わざわざ別の先生のお教室に行って習っていたわけだし。

 「でも私から習うと、レッスン代はいらないし、場所は近くの公共施設の広い部屋を借りればカラオケ代より安いし、パーティーもデモもないから、余計なお金かからないし、それになにより、二人で踊れば、運動不足が少しは解消できるだろうし…」

 まあ、基礎の基礎は妻から習う事にして、ある程度踊れるようになったら、サークルのダンスイベントに参加したり、ダンスホールに出かけて行って、武者修行をすればいいか…って事にしました。やはり、妻とばかり踊っていたら、妻としか踊れなくなりそうで、そこが怖いんですよ。だって、彼女は上手だし、一緒に踊っていて楽だしね。でも、他の女性とも踊る経験を積んでいかないと、私自身が上手になれません。

 色々な人との経験が必要とは言え、ダンスも音楽同様、まずは個人がしっかりと出来ないと話になりません。特に男性は“リーダー”と呼ばれ、パートナーである女性をしっかりとリードしながら踊れないといけないので、ある程度の実力がつくまでは、個人レッスンでガッツリ基礎を固める必要があるでしょう。

 と言うわけで、社交ダンスを、妻先生から習う事にしました。先生、よろしくお願いします。

 さて、話は後回しになりましたが、今回、なぜ私が社交ダンスを再開しようと思ったのか、それを書いておきます。

 実は単純な話なんですが「女性にもてたいから」です。あー、エロジジイまっしぐらだなあ…(笑)。でも、ダンスが踊れると、すっごく女性にモテるんですよ、これは事実。

 だって、ダンスの世界って、圧倒的に女性が供給過剰な世界なんです。それなのに、社交ダンスって男女ペアで踊るものでしょ。つまり、常に“男性不足”なんです。これって“清潔感あふれるエロジジイ”あるいは“ダンディなスケベ”を目指す私にとっては、まさに好漁場、それも入れ食いの漁場じゃないですか。

 それに社交ダンスだと、単にモテるだけじゃないんですよ。不特定多数の女性と“手が握れる”んですよ~、わー、きゃー、恥ずかしい~。でも、そうなんです、いい年したジジイが、数多くの女性の手を握り放題なんですよ。あー、生きててよかった~、まさにそんな感じ。いいでしょ、憧れるでしょ。それが私の望みなんです。

 ああ、変態だなあ。

 なんてのは、ウケ狙いの冗談でして(笑)、本当は単純に年を取ってもできるスポーツを一つ身に付けたいからです。

 私が得意とするのは格闘技、その中でも、とりわけ柔道が得意(これでも有段者です)なんですが、さすがにこの年になって、若者たちに混じって柔道をするわけにはいかないじゃないですか。かと言って、サッカーやテニス、水泳などのスポーツは、私には運動量が多すぎるし、ほどほどに動けて、楽しいスポーツは何かって言うと、やっぱりダンスでしょ。それも老年男性でもできるダンスと言うと…社交ダンスしかないわけで、そういう意味で、社交ダンスの再開を決意しました。これがマジな社交ダンスの再開の理由です。

 あと、もう一つの理由は…妻に申し訳ないなあと思ったからです。妻は現役引退したとは言え、根っからのダンサーだし、社交ダンスを踊りたいと思っているはずですが、伴侶の私が踊らない人間では、なかなかダンスに行きづらいですよね。実際、私が出かけていて留守をしている時でもなければ、妻はダンスパーティに行きません。クチには出さないけれど、やはり遠慮しているのだと思います。私がダンスをかじっていれば、少なくとも、一緒にパーティーなどにも行けるし、もっと踊るチャンスが生まれるはずです。そのためにも、私は多少は踊れないといけないでしょう…ね。

 社交ダンスなら、かなり年をとっても楽しめるし、ウチの地域は、地味にダンス会とかバーティーとかがあるので、そういうところで遊べるのもいいですね。将来的にはダンスサークルに入ってもいいし。人生の楽しみが増えるじゃないです。

 とにかく、ボチボチとダンスを始めます。身内の甘えが出ない限りは続けていきたいと思います。

 と言うわけで、具体的なレッスンの話は、またいずれ書きます。

2011年11月20日 (日)

女性は名前で呼んでほしい?[2011年11月第3週・通算40週]

体重:100.5kg[+0.4kg:+0.5kg]
体脂肪率:30.6%[+0.2%:+0.5%]
BMI:31.7[+0.1:-0.3]
体脂肪質量:30.8kg[+0.4kg:+0.5kg]
腹囲:99.0cm[+1.2cm:-8.2cm]
     [先週との差:2011年当初との差]
 
 
 三浦友和さんが主演映画「死にゆく妻との旅路」という映画の初日舞台挨拶をした逸話の中で、劇中で妻に「名前を呼んで…」と頼まれるシーンがあるそうです。記者団から、それにちなんだ質問があった時、共演者で妻役の石田ゆり子さんは「女性は名前で呼んでほしいもの」と答えたそうですが、主役の三浦さんは「そういう気持ちになるんですかねぇ。うちでは妻を名前で呼んだりしませんが」と答えたそうです(ちなみに、三浦さんの奥様は元歌手の山口百恵さんです)。

 この記事を読んだ感想は「ふーん、女性って夫に名前で呼んでもらいたいものなんだ~」と言う事と「そう言えば、私は妻を名前で読んだ事って…恋人時代も含めて、ほとんどないなあ~」って事です。

 ウチはたぶん、世間一般よりも会話量が多い夫婦じゃないかなって思ってます。それでも普段、妻とは主語抜きで話してます。二人きりなら、それでも十分通じるでしょ。だから、たいてい、呼びかけの言葉(「おい」「なー」「ねえ」)を主語代わりに使っていますし、代名詞的には「君」という言葉を使う事が多いです(「君は、どっちを選ぶ?」とか)ので、名前を呼ぶ事は、ほとんどないです。

 そう言えば、妻に名前で呼ばれた事もほとんどないなあ~。妻も私同様、主語抜きで話すか、呼びかけの言葉で代用しています。代名詞は、おふざけ気味に「ダンナ様」と呼ぶか、真面目な時は「あなた」だね。そんな感じ。

 名前(ファーストネーム、いわゆる“下の名前”)で自分の配偶者を呼ぶ事って、親戚や親族が集まった時に使う程度で、ふだんはまず無いよ。

 第三者さんからそれぞれを呼ばれる時は、夫婦ともに、当然、名字で呼ばれる事が多いですが、夫婦で一緒に行動する時は、我々を呼び分けなければいけないので、そんな時は皆さん、私の事を「ダンナさん」、妻の事を「奥さん」と呼ぶ事が多いですね。あ、女性の中には私の事を「ご主人」と呼ぶ人もいますね。でも、妻はたいてい「奥さん」だな。

 ちなみに妻は息子と一緒の時はたいてい「○○君のお母さん」になります。代名詞も「お母さん」です。ま、日本中の母親はたいてい皆、そんな感じなんだろうね。

 ある時、キング先生から「奥さんの事を“奥さん”と呼んでいるのもナンだから、今後はお名前で呼びましょうか?」という提案された事がありましたが、その時、妻は「名前はちょっと…」と即座に拒否をしました。後で妻に理由を尋ねたら「確かに“奥さん”って呼ばれると、付属物っぽい感じがするので、うれしくないけれど、でも私はあなたの付属物みたいなものだから仕方ないかな~って思っている。だからと言って、名前で呼ばれると、呼んだ人に、なんか支配されているような気がするので、先生に名前で呼ばれたくないかな~」って答えてました。

 名前で呼ばれると、支配されているような気がする……そうなんだ~。まあ“支配”と言っても、その言葉の中には、本来“支配”という言葉が持っている意味以外にも“保護する”“守る”“自分だけの特別なものにする”“所有する”“監督する”“束縛する”などの様々な意味合いも含まれているような気がします。

 ところで、この感覚って、女性の一般的な感覚なのかな? 確かに、女性を名前で呼べる男性って、その人の父親、祖父、年上親族といった血縁関係を除けば、夫や彼氏ぐらいかな? あと、鬼コーチって言われる人も名前で呼んでいるかも(笑)。いずれも、ある意味、その女性にとって、支配関係にある男性ばかりだし、名前で呼ばれると支配されているような気がする、という感覚も分からないでもないです。

 では、舞台挨拶の時の石田ゆり子さんの「女性は名前で呼んでほしいもの」というセリフは、女性は夫に『しっかりと支配してほしい』『私をちゃんと守ってほしい』って事の意思表示なのかな? うわ、こう書くと、女性運動家の方やプロ市民の方のお叱りを受けそうで怖いなあ…。でも、やっぱり、そういう事なのかな?

 では、普段、妻を名前で呼ばない私は、妻の事をしっかり支配していないって事? まあ、そうかも…(笑)。

 そこで妻に「君は私に名前で呼ばれたい?」とダイレクトに尋ねてみました。「いいよ~、別に…」と即答でした。ふーん、別に名前で呼ばれなくてもいいんだ。そこで私は立ち上がり、妻に近づいて、耳元で妻の名前を呼んでみました。小さく嬌声をあげてヘナってなりました。なあ~るほど、そういう事か! これは色々と使えそうだ。

 男性諸君、この手は結構使えそうだぞ。しかし、くれぐれも用法用量はしっかり守って使ってくれたまえ(笑)。

2011年11月19日 (土)

ヒーチャンが来ました

 ジュナが急死をし、水槽が寂しくなりましたが、そこで大人しく喪に服していると、残った金魚たちがぶくぶく大きくなってしまうので、すぐに次の金魚を水槽に投入しないといけないのが、悲しくもあり、うれしくもある点です。

 さっそく、ジュナの後釜の子を連れてきました。ジュナと同じ素赤オランダのヒーチャンです。ジュナほど真っ赤ではなく、お腹は黄色いし、顔にも白い模様が入っています。1200円というお手軽価格の子なので、体色的に難があるのは致し方ありません。ただ、この子、金魚屋の水槽の中で懸命にアピールしていたし、水槽からすくい出すための網にも自ら飛び込んできたという「そんなにお前はウチの子になりたいのか!」的な行動を取ったので、他にもいい子はいたのですが、その心意気に免じて、ウチの子にする事にしました。

 名前は、当初は妻がヒトミと名づけましたが、ヒトミという名前はなんとなく呼びづらいかな~って思ったので、私は勝手にヒーチャンと呼んでましたら、妻がそれをマネして、ヒトチャンと呼び始めたのですが、ヒトチャンは呼びづらいらしく、いつのまにかヒカチャンになってしまいました。ヒトミなのにヒカチャンはおかしいだろうという事で、あっと言う間に、ヒトミからヒカリに改名したようです。ま、私的には、ヒトミでもヒカリでも、ヒーチャンである事に間違いないので、気にせず、ヒーチャンと呼ぶつもりです。

 ヒーチャンは小さいですよ。なにしろ、当歳魚ですから、おそらくまだこの世に誕生して、半年かそこらです。どれくらい小さいかと言うと、サクラの頭の半分ぐらいでしょうか? スジエビであるトートよりも小さいです。たぶん、体重的には縞ドジョウよりも小さいでしょうね。現在、水槽内で、貝類を除くと、小ささでは、ヌマエビの次に小さな子です。

 カラダは小さいですが、どのヒレも長くて、バランス的には美しい魚体をしています。ウチに来て、さっそくエサ(コメット“川魚の主食”)をあげた所、小躍りしてパニくってました。どの子も始めて“川魚の主食”を食べると、興奮しますね。よっぽど美味しいエサなんでしょうね。みんな、大好き、“川魚の主食”って感じです。

 そう言えば、金魚屋から買ってきた子は、最初はみんな黒いフンをしますが、ウチのエサを食べ始めると、フンの色が薄めのオレンジ色に替わります。エサの種類でフンの色が変わるのだろうけれど、フンの色が黒いのって、なんとなく汚らしくてイヤだな。

2011年11月18日 (金)

卑怯なやり方に屈して、合唱を辞めました

 前回のメサイアの練習の後日談です。

 あの練習のすぐ後のある日、我が家に電話がかかってきました。妻の友人から妻宛の電話です。その友人と言うのが、メサイア合唱団の方で、今回、我々を合唱団に誘ってくれた方です(ここの合唱団は団員の紹介がないと入れない、半クローズドな団体です)。

 電話の要件は簡単でした。その友人さんが、前回の練習の後に、お局さんたちに呼び出されて『私の声が大きい事』『以降、私に(大声で)歌わせないようにする事』『その事を(私ではなく)妻にきちんと伝える事』を申し渡されたのだそうです。つまり『あなたが紹介した人なんだから、あなたがしっかり責任を取って、処理しなさいよ!』って事らしいのです。

 友人さんは「そんな事言われても…」という気分だったそうです(そりゃあ、そうだよね)が、自分のところで握りつぶすわけにもいかず(そんな事をしたら、次は自分が標的になるもんね)やむなく妻にその事を伝えたのだそうです。

 電話の向こうの友人は、本当に申し訳なさそうに、妻に話したそうなんです。

 は~あ? またですか? 確かミニ本番の時も「オケの人が、迷惑がっているので、あなたのご主人、もっと小さな声で歌ってくれるように、言ってくださらない?」と、妻を女声楽屋の外廊下に呼び出して、数人で囲んで言ってきた、あの人たちの登場です。前回の練習の時に、妻に聞こえるように私の陰口を叩いていた、あの、お局ソプラノさんたちの登場です。

 前回のミニ本番の時の「オケの人が…」という言い訳も、なんか変だなとは感じていましたが(オケの人って普通は合唱には興味もちません)やっぱりオケは関係ないじゃん、自分たちが「うるさい」って感じただけで、それをオケのせいにして命令してきたわけですね。それを他人のせいにして、文句言うなよ~。

 前回の時も思ったけれど、私に注意をしたいなら、私に直接言えばいいじゃない。同じ場所にいて、一緒に練習しているんだから、そんな事は簡単な事じゃない。練習場所だって、たいして広くもないわけだし。私は逃げも隠れもしないわけだし。

 それにだいたい困った事があったら、その当事者を注意する事は、団を運営する人間の当然の責務です。私も歌劇団の運営側にいるから、そんな事自体は分かってます。だから、必要なら、その当人にきちっと注意をすればいいだけの話。こっちだって、オトナなんだし、別段、注意されたからと言って、怒ったりしないし、キレたりしないよ。冷静に受けとめるべき事は受けとめ、改めるべき事は改めるだけだって。

 それに、直接、注意してくれれば、そちらの気持ちだって十分に伝わるし、こちらの気持ちや意図だって説明できるし、何よりコミュニケーションをする事でお互い、色々な事がうまく行くでしょ。それなのに、話し合いを放棄して、他人を経由して命令するなんて、こちらの言い分は全く聞かないわけ? とりあえず、自分たちの言うことさえ聞かせればいいって事なんですか?

 やり方が、一方的で、あまりに卑怯ですね。

 それでも前回は、お局さんたちの矛先が妻でしたから、まあ勘弁してあげました。妻は身内ですからね。妻は不愉快な思いをしたみたいですが、妻を注意する事で、間接的に私に注意しているのだと、好意的に解釈しました。でも、私を一方的に従わせ、私とのコミニュケーションを拒否っているという点はいただけませんし、夫婦と言えども、人格は別ですから、やはり注意は本人に直接するべきですよ。

 しかし今回は、私に直接どころか、相手は妻ですらなく、全くの赤の他人である妻の友人を呼び出して、その人に注意だよ。身内である妻ならともかく、全くの赤の他人である妻の友人を巻き込むなんて、卑怯にも程ってものがある。だいたい、妻の友人と、私の大声なんて、なんの関わりもないじゃない。

 私に言いたい事があるなら、何度も書くけど、私に直接言いに来ればいいじゃない。私は冷静に話し合いができるタイプの人間だよ。運営側の苦労だって分かるし、自分の大声だって自覚しているよ。

 「あんな人とクチもききたくないわっ!」と言うので、私に自分たちで注意するのがイヤなら、テノールのパートリーダーさんを経由して注意すればいいじゃない。パートリーダーってのは、そういう役割の人でしょ。

 団員同士でもめるのがイヤだというなら(注意って必要だし、もめ事ではないと私は思いますが)、指導者の先生方を経由すれば、いいじゃない。先生方なら、ビジネスライクに、専門家として、きちっと対応してくれますよ。

 つまり、必要な注意なら、きちんとした筋道で淡々とすればいいだけの話でしょ。それを本人である私ではなく、私の妻や、妻の友人経由で、自分たちの命令だけを伝えて、こちらの言い分なんて、まるで聞く気もないまま、こちらの言うことに従いなさいって、これまた卑怯なやり方だね。

 私は別段、お局さんたちに言われなくても、本番ではきちんとやりますよ。前回のミニ本番の録音を聞いてみればいいんだ。私は実にきちんと合唱にはまって歌っているでしょ? 一カ所でも合唱を乱している箇所がありますか? 自信を持って言いますが、絶対に無いですよ。もちろん、合唱団全体が崩れたり乱れたりしている箇所は数カ所あるけれど、それは私のせいじゃない(笑)です。

 私は本番と練習をきちんと分ける人です。

 練習の時は、私だって練習したいです。私の声が大きいと言うけれど、それだって、せいぜいp~mpだよ。これでも、かなり遠慮しているのよ。逆に「みなさん方は、美しくてよく通る声で歌おうと努力してますか?」と尋ねたいですよ。私に言わせれば「大きな声が出ない」「よく通る声が出ない」なんて“怠け者の言い訳”でしかないです。まず必要な発声練習はしてますか? きちんとカラダを鍛えてますか? 声の響きとか発声のポイントとか考えながら歌ってますか? もちろん、もって生まれた声によって、到達点は違うけれど、話し声よりも小さな歌声で歌っていて、それで「精一杯です」なんて言わせないよ。

 自分たちが努力もしないで、他人を自分たちのレベルまで引っ張り下ろす事に汲々とするなんて、音楽をナメてませんか?? それとも嫉妬ですか?

 妻に注意するのだって、本当はどうかと思います。妻を不愉快にさせて、何が皆さんの得なんですか? ましてや、妻の友人をまきこんでイジめるなんて…。妻の友人を脅し、妻を不愉快にさせて、これって誰が得をするんですか? そういうお局さんのやり方が、姑息で卑怯で、それが気にいりません。

 やめた、やめた。もう、メサイアなんて、やめた。

 友人をまきこんで、その人に申し訳ない思いをさせてまで、続けるほどのモンじゃないです。ヘンデルさんには申し訳ないけれど、たかが、合唱じゃん。友人にイヤな思いをさせてまで歌う事はないです。

 本番まであと一カ月だけれど、ここの合唱団とは、前から何かと歯車が噛み合っていない事は感じていたし、閉鎖的な団体で、新入りメンバーを歓迎していない事もアリアリと分かっていたけれど、同じ音楽好き、歌好き、合唱好きなんだから、色々あっても、音楽では一致できると思ってました。

 それに、テノールパートの人たちは、ちゃんと私の居場所を作ってくれていたし、指導者の先生とも、関係が悪いわけじゃないし。男声チームの中じゃ「まあ、しゃーないよね」みたいな位置づけだったし、本来は本番直前の今、辞める理由なんて無いんだけれど、お局さんたちのお気に召さず、私の存在で妻の友人がイジメられるなら、妻の友人を助けるためにも、辞めるしかないじゃない?

 まあ、元々、メサイアが終わったら、合唱そのものを一休みしようと思っていたわけだから、辞めるのが、一カ月早くなっただけだよね。

 しかし、ここまで練習してきて、本番に出ないと言うのも、アレな話だね。でも、邪魔者扱いされてまで、本番に出たいわけじゃないし『アタシの言うことが聞けないの!』とキリキリする人がいて、私の存在でイジメられる人がいるなら、こっちからすっぱり足を洗ってあげる方が、むしろ良いことでしょう。妻だって、私と一緒に合唱を続けていても、不愉快な思いをするだけです。私がメサイアを辞める事で、二人の女性が救われるなら、それでいいんです。私は、女性を悲しませる事なんて、したくないんです。

 私はただメサイアが歌いたかっただけで、そちらの合唱団を潰したり、邪魔したり、妨害したりするつもりなんて、ほんのちょっとだって無いです。一応“余所の合唱団”にお邪魔しているという気持ちはありましたし、余所んチのやり方には従っていくつもりだし、本番はきっちりとする予定だったんだけれどね。

 どうも、心が、ささくれ立ちますよ。

2011年11月17日 (木)

滑落事故はシャレじゃ済まない

 フルートのレッスンに行ってきました。

 お教室に入ったら、先生がお一人で読書されていました。あれ?って感じですね。いつもなら、姉様のレッスンをしているか、お一人でフルートの練習をされているのに…。もっとも姉様は、少し遅れて、私の後からお教室に入られましたので、今回はいつもとレッスンの順番が入れ代わっただけでした。それにしても、先生がフルートを吹いていないと言うのも珍しいです。

 アレアレ…と思いながらも、まずは御挨拶から。

 「先生、前回はレッスンがお休みになりましたが、お元気になられましたか?」 私は先生が風邪でお休みと聞いていたので、気楽に話しかけたのですが、それにしては、先生のお姿が実に痛々しいわけで、よく見ると指や手には白いモノが巻かれていたりします…。不審に思っていたら「実は、山で滑落事故に遭いまして…」とおっしゃるじゃないですか! 滑落事故…つまり、山の斜面を転がり落ちたのだそうです。全身打撲の上、あちらこちらを縫ったそうで、腕や指も痛々しく負傷しているではないですか! 私は思わず「無事のご帰還、おめでとうございます」って言っちゃいましたよ。だって、滑落事故で命を落とす方って多いじゃないですか! 先生も「新聞に事故の事が載ってしまいました。普通なら即死です。本当に無事に帰って来れてよかったよ」っておっしゃってました。

 風邪でお休み…じゃないじゃん! もうちょっとで三途の川を渡るところだったんじゃん! ほんと~に、もう…。ほんとに、ほんとに、たとえ大怪我を負っても、命があってよかったですよ。

 でも、フルート奏者って自由業だからキビシイね。

 先生に「何日入院してらしたのですか?」と尋ねたところ「現地の医者には一週間入院してろと言われたけれど、一日で出てきたよ」なんだそうです。「なぜ、そんな無茶をしたのですか?」と尋ねたところ「本当はその二日後にコンサートがあって(でも出れなくなったわけ[当たり前]だから)その代わり(の出演者)を手配しないといけないので、その手配をするために帰って来たんだよ」なんだそうです。もちろん、そのコンサートだけでなく、おそらく、穴を開けられない仕事が他にもたくさんあったのでしょうね。それを痛むカラダで、あっちこっちに詫びながら、手配しないといけないなんて…。

 本当に、自由業ってキビシイですね。休めば即無収入だもんなあ…。給料の保証とか、有給休暇とか一切無いもんなあ…。私なら、職場に一発電話でもかけて「入院しました。一週間休みます」ってやっちゃうし、実際やったし、休んでいる間もきちんとお給料は出たし、見舞金はもらったし、入院医療費はぜんぶ保険でまかなったし(あの時はご迷惑かけました>関係者の皆々様)。

 ほんと、滑落事故はシャレじゃ済まないですよ。

 さて、レッスンです。まずは、アルテ15課2章の「D-durのロングトーン練習」から。今回はサラっと流してもらえました(笑)。

 で、自信満々で臨んだ第4番「D-durのスケールとアルペジオ」は…あれ? なぜかヘマばかりしました。特に中音レの左人指し指が上がらない事と、低中音ミの右小指が上がってしまう件は、どうにもなりませんでした。家できちんとできているつもりでも、先生の前でできなければ、いけません。不合格です。次回もまたこの課題です。

 第5番「D-durのクロマチック」はバッチグーでした。ふふふ、合格だよ。

 宿題が追加されました。h-mollの第6番、第7番、第8番「h-mollのスケールとアルペジオ」です。durとmollを同時に練習して、指がごっちゃにならないかしら?

 ミニヨン・エチュードの7番は、さすがにこの曲ばかり練習してきましたからね…大甘で合格をいただきました(汗)。実は例によってレとかミとかの運指がワヤクチャでした…。「曲が難しいからねえ…」という事で、そのあたりは目をつぶってもらっての合格です。ああ、すんなり合格できる実力が欲しいです。

 次のミニヨン・エチュードは8番です。いつもは先生がお手本を演奏してくださるのですが、今回は、先生がまだフルートが吹ける状態ではなかったので、遅れてお教室に入ってこられた、いつもの上手な姉様が先生の代わりに模範演奏を『初見』で吹いてくれました。…ってか先生に「ちょっと、この曲を初見で吹いてみてください」って言われてやむなく吹いてくれました(申し訳ない…)。

 「大昔に吹いたきりだから…」言ってましたが、なかなかお上手な演奏でしたが、先生にはケチョンケチョンのクソミソに言われてました。ちょっと姉様、かわいそう…。「初見演奏なんて、実力の三割ぐらいしか出せないのだから、その分、しっかりと丁寧に吹かないとね。強弱とか無視しちゃダメですよ」って言われてました。私は初見どころか、一月ほど練習したって、きっとこの曲吹けないよ(涙)。

 最後は、その姉様とロングトーン練習をしました。姉様、ロングトーンの時にしっかりビブラートをかけていて、またまた先生に叱られていました。先生、姉様にはキビシイからねえ…。もっとも、私はビブラートなどかけたくてもかけられないのですが…。

 それにしても、一年で二度もフルートの先生を代える羽目にならなくてよかったですよ、ほんと、よかった、よかった。

2011年11月16日 (水)

今回は指導してくださる先生が新しい方でした

 メサイアの練習に行ってきました。

 いや~、暑い暑い。11月だと言うのに、暑い。何もしなくても暑い。なのに、歌うとカラダが発熱するから、余計に暑い。今年は本当に冬ってやってくるのですか? このまま、春・夏・夏・夏…で一年が終わったらイヤですよ。「今年のクリスマスは、夏日でした」なんて報道されたら、もう大笑いだよ。

 さて、今回のメサイアの練習は、指導する先生がいつものY先生ではなく、初顔の先生でしたが…話し声がすでに美声なテノールの先生でした(ステキ!)。先生が違うと、当然、色々な注意点が変わります。

 まずは発声練習での注意点が変わります。アゴの開け方に関する注意がありました。アゴをガバーと開けるのは禁止だそうです。アゴをガバーって開けると、むしろ口の中が狭くなるので良くないそうです。アゴはある程度開けば、それで良しなんだそうです。特に顎関節がカックンとなるのは開けすぎだそうです。

 アゴを開けるのは、口腔内の容量を増やす事もありますが、クチを縦開きにするためでもあります。つまり、口腔内の容量が最大量になって、クチが縦開きになっていれば、アゴを開く事など、あまり意識しなくても良いのかもしれません。

 そうそう、高い音を出す時は、アゴを引いて、声を前に倒して出すように言われました。いわゆるデッキングって奴ですね。

 さて、合唱練習です。今回もパート練習は無しでした。

 4番「And the glory」 私は、他人と同じパートを一緒に歌うのがイヤかも(笑)。と言うのは、合唱って、よっぽど上手くないと、どうしてもパート内で音のウネリって奴が発生するじゃないですか。これは音程だけの問題ではなく、音色や音質の違いでも声ってウネルわけで、そのウネリが、ある意味、合唱の味なんだけれど、私はこのウネリが苦手なんです。ウネリの中に身を置くのもイヤだけれど、ウネリの中に飛び込んで一緒に歌うのって勇気が要ります。もちろん、私自身がそのウネリを助長してしまう存在だったりもするんですが(涙)、だから言って、カオスな歌をより混沌とさせるのは、抵抗があります。ソロならば、どんなに調子っぱずれでも、この手のウネリは生じないでしょ。

 パート練習と言って、そのパートだけを取り出して歌う練習があります。練習だから仕方ないけれど、私はこれも好きじゃないなあ。だって、合唱って、特にメサイアのようなポリフォニーな曲って、ピアノはもちろんだけれど、他のパートの音やリズムを聞きながら歌っているわけでしょ。パートだけで取り出して歌うと、他のパートの音やリズムが聞けないわけで、すっごく歌いづらいです。

 7番「And He shall purify」 いつものテンポよりもすっごく遅かったです。私的には歌いやすくていい(遅いテンポ大好き)のですが、指揮者によって練習するテンポが違うって、合唱団的には問題でしょう。

 メリスマの部分は、何も書いてなくても、合唱はスタッカートで歌う事。そこは、何も書いてなければレガートで歌うソロとは違います。ちなみに私は「声が滑っている」と指揮者さんに睨まれました。ははは、確かに注意が散漫になると、ついついレガートで歌って、声が滑っている私でした。ちなみに、今回の指揮者さんは、名指しこそしないけれど、注意する時に、その個人をにらみつけたり、小さく指さししながら注意します。これはいいですね。注意された方も「自分が原因? じゃあ、次は注意しないとね」って思うわけじゃないですか? 満座の中で個人をきつく注意するような指導者に指導された方が、絶対に早く上達すると思います。

 「声の音色をもっとしぼって歌ってください」と指さしされて注意されました。ううむ、私はわざと音色を散漫にしてホカ~~って歌っていたのですが、注意されたので、ちょっとだけ音色をしぼって歌ってみました。もちろん、音量的にはpのままですが…これって難しいですよ。音色を絞ると、pで歌っているつもりでも、ついついmpぐらいになっちゃいますからね。

 「メリスマの拍頭を揃えましょう」とは全体に向かって注意されました。私が思うに、みなさん、指揮を見ていないから、ついつい走っているんだよねえ…。これだけの人数の合唱団だけれど、どれだけの人がきちんと指揮を見ているんだろうか? え? 私ですか? 私は…ほとんど指揮見てませんよ。だって、私は毎回、大初見大会ですから、指揮なんか見ている余裕はありません(と言いつつ、実はチラチラ見てます)。

 8番「O thou that tellest good tidings to Zion」 子音をはっきりと歌う事。言葉をはっきり歌う事。私は往々にして言葉を捨てて歌う事があるから注意です。下降音形は音が下がりすぎるキライがあるので、これも注意。

 11番「For unto us a child is born」 高い音はしっかりとお腹で支える。それにしても、女声にも、人並みハズれている人が数名いるけれど、大勢はしっかりまとまっていて、音程も音色もかなり統一感があるし、カンニングブレスも上手。ここの女声が単純に上手いのか、真面目なのか、女声の音域が合唱的には楽なのか…私には分かりません。一方、男性はと言うと、自己主張が強いと言うか、まとまりがあまりない。個人で頑張っている感じ。ま、どこの合唱団も、そんな感じですね。男声、がんばれ(がんばろー)。

 15番「Glory to God」 高いです。アマチュア合唱団のテノールには荷が重い曲です。

 18番「His yoke is easy」 音が高くても浅い声で歌ってはいけない。しっかりとお腹で声を支えなさい…とにらまれました。浅い声は私の悪い癖です。
 
 
 練習が終わってから、妻がなにやら心配してました。どうやら一部のソプラノさんが私の陰口で盛り上がっているそうなんです。それが気になって気になって、妻は練習どころではなかったそうです(たぶん、妻に聞こえるように、わざと陰口を叩いていたのでしょう)。内容は、私の声が大きいことを揶揄しているようなのです。まあ、今日は音色をしぼって歌えと言われたから、音量は上げなかったつもりだけれど、声が多少は通ってしまったかもしれない(声は絞るとより遠くまで通るようになります)。練習だし、ところどころで落ちたり、音程が甘かったりしていたけれど、その度に「コソコソ、コソコソ…」って感じで、妻はいたたまれなかったそうです。イヤですね~、オンナって生き物は。

 この陰口ソプラノさんたちは、平ソプラノではなく、どうやら団の幹部ソプラノさんらしいです。つまり、お局さんね。今の言葉だと、役員さんって言うのかな? 運営側にいる人たちのようです。

 ちなみにテノールパートの中では、私はうまくやってますよ。ちゃんと居場所がありますし、指導者の先生にはたまに睨まれるけれど、睨まれるのは、他の人だって同じ事だから気にしてませんし、そうやって注意されるってのは、関係良好って事でしょ。アルトの人や、大半のソプラノさんは、私の事なんか気にもしていない。…けど、そのお局ソプラノさんたちは、私の事が気になって仕方がないみたいです。もしかすると、私の熱烈なファン?なのかな。

 私が思うに、練習では失敗してもOKでしょう。いや、むしろ練習ではしっかり失敗して、修正していくべき機会だと思います。もちろん、本番ではそんなわけにはいかないので、前回同様に、きっちりと声を抑えて歌いますし、無理めの箇所はきちんと落ちますよ。合唱を壊す事なんて、私は絶対にしないし、合唱団の協力こそすれ、ジャマをしたり足を引っ張ったりは、絶対にしないので安心して欲しいゾォ。

 お局さんたちは、練習の時から完璧に歌う事を要求しているのかね? 次回はどこを練習するのかも連絡されず、いつも初見大会な私に何を求めているんだろうね。せめて、次回はどこを練習するのか、教えてくれなければ、自宅での練習だって、きちんとできないのにね。そういう自分たちの不行き届きは横に置いといて、陰口たたいているならガッカリだな。

 それにしても、他人の陰口は蜜の味…って事なんでしょうね。

 言いたいことがあるなら、直接言いに来るとか、パートリーダーとか指導者なりを経由して言えばいいのに、コソコソコソコソ陰口を叩くなんて、ああ、陰険陰険。

2011年11月15日 (火)

鼻腔の感覚を感じよう

 声楽のレッスンに行ってきました。

 私の目下の課題は「高いGをスコーンと百発百中で出す」ことです。そのためには、色々とマスターしないといけない事がありますが、まずはしっかり腹筋を使って発声することが大切です。で、どれくらい腹筋を使うのかと言うと「やせている人に見えるくらいに」しっかりと腹筋を引き締めて歌うことが大切なんだそうです。ええ、100Kg近い私がやせて見える??? そりゃあ、相当な勢いでお腹を引っ込めないといけないじゃん。うわ、大変。…もちろん、ノドは脱力ですよ。

 私の「高いGを出す」以外で、目下の大問題となっている事は「すぐに疲れること」です。ほんと、私って、歌っているとすぐに疲れちゃうんです。いわゆる“演奏体力”って奴がないんです。「疲れる、疲れるって言うけれど、どこがどんなふうに疲れるのかを、しっかり自覚した方がいいよ」と先生に言われました。確かにそれは理屈ですね。でも、実際、どこがどう疲れるのか、自覚がないんですよ。ああ、困った。

 響く声で歌うことは大切です。そのためにも声は後ろに持っていくべきです。そして、いわゆる“あくびのノド”で歌いましょう。歌の上手な人は、歌いながら“あくびのノド”をするのが苦手なんだそうです。実際、妻はできません。私? 私は“あくびのノド”は結構得意よ。つまり、私って歌がヘタってこと(まあ、いいけど)。

 しかし“あくびのノド”は得意なのに、すぐに声が前に行ってしまうのはなぜ?

 鼻で息を吸うと、鼻腔が涼しくなります。鼻から息を吐くと、鼻腔が暖かくなります……ってほんと? 私は鼻から息を吸うと鼻腔が涼しくなるのは感じるけれど、鼻から息を吐いても鼻腔が暖かくなるなんて感じた事ないよ。

 息を吸うと、息が鼻やクチから入ってノドを通って体内に入っていく感じは分かる。でも、息を吐く時に、息がノドやクチや鼻を通っていく感覚は全く無いです。息はクチや鼻から出るから、出た息の存在でそれが出た事が分かるのであって、カラダの中のどこをどのように通っていくかなんて分からない。自覚した事無いよ。

 もちろん、息が分からないのだから、声がノドや口腔や鼻腔を通って出て行くという感覚も、実はよく分かりません。先生は温度とか音の響く感覚で分かるだろうとおっしゃるけれど、私にはちっとも分からない。息が入ってくる時の感覚は分かるけれど、息が出て行く時の感覚は全然分からない。ましてや、声の感覚なんて皆無だよ。

 鼻腔の感覚が鈍いのだろうか? この感覚が分からないと、声を響かせるポイントが分からないと先生はおっしゃるし、もしかして私がポジションの事をいくら考えても分からないのは、この手の鼻腔の感覚が無いからかもしれない。

 ん? もしかすると、これって致命的な欠落? ヤッバイかな? 響く音や高い音は、鼻腔で声が鳴る事が肝心なのですが、鼻腔で声が鳴っている感覚が分からないなら、それを自覚的に再現することは、かなりキビシイ…?

 例えばハミングの感覚。ハミングは鼻腔で声を鳴らしているのだけれど、私はそれでも、声が鼻腔で鳴っているという感覚がありません。声を聞くと、確かに鼻腔で鳴っていると先生はおっしゃるのだけれど、その時に鼻腔で声が鳴っているとは、私には感じられない。むしろ硬口蓋付近で鳴っているような気がする(先生曰く、その感覚は違っている、のだそうです)。

 どうやら私の鼻腔には各種センサーが無い、または、各種センサーがかなり鈍いようである。とにかく、冷感は感じるけれと、温感や圧力や振動と言ったものは感じないのです。困りました。この感覚がないと、歌えないそうです。さあ、困りました。

 これからしばらくは、鼻腔に神経を集中して、鼻腔で息の温度や圧力や声の響きを感じられるようにしておいてくれと先生に言われましたが、じゃあ、具体的に何をどうやって訓練しましょう? 練習方法が見つからない(汗)。

 先生に言われました。「すとんさんには理屈は十分教えてあるので、あとはそれを感覚でつかめるかどうかです。くれぐれも頭でっかちにならないように…」 感覚をつかむのが一番難しい事かもしれませんね。理屈無しで感覚的に物事が捕らえられる人がうらやましいです。

 以上、発声練習でした。今回のレッスンは発声練習だけで、ほぼ終了。コンコーネの15番はちょっとやったけど、ちょっとだけなので、また来週も継続です。プッチーニは…楽譜を出してもいない。とにかく、今回は鼻腔鼻腔鼻腔でした。ううむ、鼻腔君が夢に出てきそうだ。

 来週は呼吸のチェックをするそうです。鼻腔が無感覚なのは、呼吸に問題があるかもしれないとの事です。基礎練習というよりも基礎点検みたいなレッスンですね。来週を乞ご期待(笑)。

2011年11月14日 (月)

ゴスペルって奴を生で聞いてきました

 “生”と言っても、もちろんPAは入っていました(笑)。

 えっと、見てきたのは“亀渕友香&VOJA”さんのコンサートです。はい、いわゆる、ゴスペルって奴です。私の好きな声楽&オペラとはジャンル違いですが、声を使うという部分での共通点があるので、その部分に興味を持って見てきたわけです。

 まず全体的な感想を言うと…単純に良かったです。私はやっぱり讃美歌が好きなんです。ゴスペルって、今っぽいリズムとコードを使っているけれど、これも紛れもない讃美歌なわけで、ゴスペルを聞いていると、神様への思いって奴が、不思議とすぅ~っと心に染み込んできます。普段着の讃美歌って感じかな。なんか、生活と乖離していない感じの讃美がいいです。

 そして、讃美歌には、やっぱり合唱が合いますね。讃美歌をソロで歌われると、その人の信仰告白って気がするけれど、合唱で歌われると、私たち(聞いている私も含む)の信仰告白って感じがするんですよ。ああ、だから、宗教曲ってのは合唱主体なんだなって思いました。

“亀渕友香&VOJA”さんは、たまにテレビに出演されて、その歌を披露されていますが、テレビで見ると、圧倒的な迫力でガガーっと迫ってくる感じなんだけれど、彼らのライブを見ていると、そういうイメージではないんですよ。あの迫力はテレビ局のミキシングのおかげなんだなあって思いました。

 ライブでの彼らの歌声は、パワーを感じるけれど、同時に“癒し”なんですよ。聞いていると、実に楽な感じになります。歌っている人たち一人一人が無理せず、伸びやかに軽やかに歌っていて、決して怒鳴ったりガナったりしないのです。ほんと、普通にきれいなポップスコーラスグループなんですよ。ポップスと言っても、ジャズとかソウル系のコーラスなんですが…。テレビでのあのイメージを想像していたのですが、実は割と音楽的にはオーソドックスだったので、むしろ好感を持ちました。

 VOJAさんたち(合唱団の方です)の発声を注意深く観察してみました。

 ソウル系のポップスコーラスなので、発声はやはり胸声(地声)中心ですが、多少の頭声は混ぜている様子ですが、やはり高いところは男女ともに頭声で歌うのではなく、一部のメンバー以外の方はファルセットを使っていました。おそらく、ここでは高いところはファルセットで歌うのがデフォルトなんでしょう。こういう声の使い方は、ポップス系の方に共通した特徴ですが、その中で数人の女性歌手の方が高いところを張りのある頭声で歌われていました。その歌声は、ポップス系と言うよりも、まるでハードロックの歌手のようでした。色々な発声の方がいるものなんだなあ…って思いました。

 彼らの発声方法は、どうにも潔いものでして、マイクに任せられるところは、マイクに任せちゃうという感じで、すごく合理的な発声でした。クラシック系の歌をやっていると、すべてを自分で引き受けてしまいがちですが、機械に任せられる部分は任せ、余裕が生まれたら、それはダンスとかトークとかに使うというのは、本当に潔いです。

 音量的には、驚いたのですが、マイクを通さない彼らの歌声は、市民合唱団の方々とさほど変わりません(彼らは会場を走り回るので、私の目の前を何度も歌いながら通過したので、分かりました)。声の拡声と響きの付加は機械に任せるわけです。しかし、小さめの声ですが、しっかりと密度のある声をしていました(このあたりが市民合唱の人とは違う)。音量的には小さめでも、しっかりと発声しているので、それをマイクで拡声した時に、あれだけの聞き応えのある声が出てくるんだなあと思いました。ゴスペルは、マイクがあってこその歌唱…なのかもしれません(違うかな?)。

 気になったのは、彼らの足元です。男女ともに、かなり高めのヒールを履いてました。女性は分かります。舞台に出る女性はヒールを履くものですから。でも男性も驚くほど高いヒールのブーツを履いてました。これは発声と関係があるのか? それとも、単なるステージファッションなのか分かりませんが、でも男性であれだけのヒールを履いて歌うと、絶対に発声に影響があると思いました。

 そうそう、主役の亀渕さんの年令を聞いてビックリしました。実は私、彼女は私と同じくらいの年令の人だと思ってました。多少は上の方かもとは思ってましたが、同じ世代だろうと思ってましたが……実は、むしろ私の親世代の人でした。いや~、ビックリ。私の母よりも年上! でも、とてもそんな風には思えない。

 冷静になって観察すると、確かに見た目は…私の母とあまり変わらないかもしれない(汗)。いやむしろ、恰幅が良いだけに、もっと老人くさい面もあります。じゃあ、なぜ私が亀渕さんを老人ど真ん中の人ではなく、我々のような老人初級者だと勘違いしていたのかと言うと、声がすごく若いからです。亀渕さんの声だけ聞けば、私なんかと変わらないくらいの声の張り艶でしたので、外見は「老けてるなあ~」と思いつつも、声の若さで年令を判断していたわけです。

 それにしても、あの年令であの声ってすごいよね。歌う筋肉をすごく鍛えているんだろうなあって思いました。そうそう、歌だけではなく、しゃべりの滑舌も良かったです。すごいですよ。私が子どもの頃に見た、晩年の名歌手たちは、年齢的には現在の亀渕さんと変わらないくらいだったでしょうが、声も滑舌も明らかに衰えていました。さすが、本当のプロは老いても商売道具の手入れはきちんとしているわけです。

 亀渕さんって、海っぽい雰囲気の人だなと前々から思ってしたが、話を聞いてみたら、実は湘南の人でした。…とは言え、ちょっぴり半島よりの湘南なんですが(爆)。なるほど、だからその雰囲気に親近感が湧くのか。納得。

 ゴスペルをちゃんと聞いてみて、自分でやりたいとまでは思わなかったけれど、こういう歌の楽しみ方もあるんだなあって思いました。教会での讃美がこんな調子だったら、教会ももっと信者さんが増えるんじゃないの? なんて、いらない事も考えちゃいました。

2011年11月13日 (日)

カマキリと人間の恋愛行動について[2011年11月第2週・通算39週]

体重:100.1kg[-0.2kg:+0.1kg]
体脂肪率:30.4%[+-0.0%:+0.3%]
BMI:31.6[+-0.0:-0.4]
体脂肪質量:30.4kg[-0.1kg:+0.1kg]
腹囲:97.8cm[-0.8cm:-9.4cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 ある昆虫系のオタクの方と話をして教えてもらった事があります。それは「なぜカマキリのメスは交尾中にオスを食べてしまうのか」って事です。

 カマキリは昆虫で、私たち人間とは違って、大きな脳をもっているわけではなく、身体中にいくつもの神経節(脳のようなもの)を持っていて、それらに支配されて生きているのだそうです。

 カマキリにも、欲望と言うか、習性と言うか、生きる上での興味の優先順位と言うのがあるそうで、その中での第一位は食欲なんだそうです。これはカマキリにとっては、性欲よりも激しいものなのだそうです。ですから、交尾中のカマキリの前にエサが通過すると、オスのカマキリは交尾を中断して、エサの捕獲に行ってしまうのだそうです。ちなみにメスは交尾を継続したままエサの捕獲をしちゃうそうです。ううむ、メスって貪欲~!

 交尾は…我々人間にとっても特別な行動ですが、カマキリにとっては、一生に一回だけの、その命の一番最後のメインイベントの開始を告げる行為であって、メスにとっては、交尾をし受精し産卵をしたら、その命を終えるほどの大切な行為で、ある意味“そこに生まれてきた意味がある”と言えるほどの行為です。

 なのに、その生命の最後にして最大のイベントの最中に、パートナーであるオスがどこかに行ってしまったら…そりゃあ困るわけで、そこでメスのカマキリはオスの頭部を食べて、後顧の憂いなく交尾に励むのだそうです。

 と言うのも、カマキリの頭部には食欲を掌る神経節があるそうです。だから、頭をメスに食べられてしまったオスは食欲がなくなりますが、性欲を掌る神経節は腹部にあるので、たとえ頭がなくなったとしても、交尾の継続は可能なわけです。ちなみにカマキリのオスは頭部が無くなっても、すぐには死なず、きちんと交尾を終えるのだそうです。もっともカマキリの交尾って、数時間がかるそうです(うーむ、一生分の行為を一度に行うのだから、そりゃあ時間もかかるよなあ…。しかし、頭も無しでやっちゃうってスゴいなあ)。

 メスに食べられてしまうオスは哀れなような気もします。だって、オスのカマキリにすれば、一番良いのはエサにならずに交尾を終える事です(だって、それが可能なら、また別のメスとも交尾できるものね)。しかし、それが大変困難で“エサになるのを避けて天寿を全うするか”“あえて自分の命を危険にさらして交尾をするか”の二者択一なら、そりゃあやっぱり“交尾をする”を選択するしかないでしょう。だってオスだもん(笑)。それに、生き物として、子孫を残すというのは、基本的な欲望ですからね。あと、カマキリは冬を越せない生き物ですから、交尾をせずに子孫を残せずに天寿を全うしたとしても、交尾をしてメスに食べられたとしても、その生命の長さにはさほどの違いはないでしょうね。ならば、一か八かの覚悟で、メスに交尾をしかけるわけです。

 ううむ、カマキリって壮絶だねえ~。そして利己的だねえ~。
 
 
 この年になると、人間の恋愛行動も、カマキリ同様に、やっぱり利己的なんだなあって思うようになりました。

 若い独身男女の恋愛は、もう私には遠い別世界の話です。でも、私の周りの中年~初老男女の恋愛模様は…すごいですね。

 「ダンナの浮気が発覚したので、奥さんは子どもを連れて別居して、離婚でガッポリ稼ごうとアレコレやっている一方で、実は自分もしっかり浮気をしていて、そっちの彼氏ともシッポリやって、濡れ手に粟~でウハウハ」とか「浮気でできちゃった子を、ダンナには内緒で、ダンナの子として育ててる奥さん」とか「ダンナの葬式に隠し子(認知済み)を連れてきた愛人が複数現れ、葬儀会場なのに愛人同士でバトル勃発」とか「長い独身生活の果てにやっと見つけた彼女が、実は不倫続行中で、自分は不倫隠しのダミー夫だった」とか「仲の良い夫婦に見えたカップルが、実はダブル不倫の果ての同棲カップルだったけれど、それなのに、互いに今も、一緒に住んでいないのに、本来の配偶者ともイチャイチャしている」とか…そんなのばっかり。ま、友人からの又聞きネタもありますから、私が直接見聞きしたものばかりではないのですが、それにしてもスゴイでしょ。「実は私、若い時に不倫をして捨てられたんで男性不信なんです」とか「ダンナが浮気して私に病気を伝染して、それで今度手術なの~」なんて告白されても、なんか私も感覚がマヒしているので、普通の日常茶飯の出来事のように思ってしまいます。

 なんだろ、オッサンオバサンの恋愛って、ほんと、利己的だよね。本音むき出し過ぎ。

 もちろん、普通に仲の良い一途な夫婦もたくさんいる、ってか、そういう人の方が多いだろうけれど、その一方で現役バリバリな人もいるわけです。

 (一部の)人は、なぜ幸せな結婚生活に安住できずに、婚外恋愛[浮気/不倫]に励むのだろうか? 疲れるだろうし、大変だろうし、トラブルだって発生するだろう、それなのになぜ?

 まあ、オトコには、いわゆる“種まき本能”があるからねえ…。一人の女性では本能的に物足りなさを感じるのかもしれない。これは未婚既婚老若都会田舎関係ないねえ。理性と機会の有無が、その人の運命を決めているに過ぎないのかもしれない。

 独身オンナの場合は、優れたオトコを探し求めると、結局、身の回りには既婚者しかいなくて、だったら『奪い取っちゃえ!』的なノリでハマっていく人も少なからずいるでしょうね。あるいは、ダメ男の正妻で苦労するよりも、優れたオトコの側妻の方が、良いタネの子ができるし、生活だって贅沢できるし、家族のしがらみもなくて、むしろ好都合って考えちゃうのかな? 案外、そんな事など何も考えずに「愛した人がたまたま既婚者だった」とか言う人もたくさんいそうだな?

 既婚オンナで現役バリバリな人って、あんまりいないけれど、そういう人って、結局、色々な意味でダンナに不満があるんだろうね。家庭では手に入れられないものを、外で調達してくる…って事なのかな?

 まあ、昔から「恋はするものではない。落ちるものだ」と言う人もいます。理屈ではなく、善悪でなく、損得でもなく、気が付いてたら、そうなっていた…だけなのかもしれません。

 だから、何も人間だからカマキリよりも立派って事はなくて、人間だって、カマキリと同様に、実に利己的な恋愛行動をするんだな。メスがオスの頭部を食べる事はないにせよ、それに匹敵するよう社会的なダメージを与えたりすることだってあるしね。

 カマキリは人並みの行動をするんだね~と言うべきか、一部の人間はカマキリ程度でしかないと言い捨てるべきか。結局、人と言えども、行動を見れば、単なる動物って事なんだろうね。

2011年11月12日 (土)

ジュナが星になりました

 悲しいお知らせです。あのかわいいジュナが星になりました(涙)。

 ジュナは確かに、ここしばらく元気がなかったのです。ちょっ前まで、カンロと一緒にエサねだり係をやっていましたが、ほんの4~5日前から、集団から離れるようになり、エサの時もおっとりするようになりました。その事は、ちょっとは気になっていました。

 星になる前日、ジュナを見たら、いきなりデップリとしてしまいました。太りすぎ?…と思ってました。

 翌朝、ジュナを見ると、ますますデップリと言うか、カラダがパンパンに腫れ上がっていました。これは太ったのでなく、明らかに病気です。全身が腫れ上がってしまったのです。、こりゃマズイと思って、緊急入院をさせました。まだウロコはささくれ立っていませんが、このカラダの腫れ具合は、おそらく、初期の松かさ病でしょう。

 松かさ病って不治の病なんだよなあ。

 まだ松かさ病の特徴である、ウロコのささくれは目立つほどではありませんが、やがてウロコもささくれだってくる事でしょう。私はジュナの長期入院生活を覚悟しましたが、……なんと、その日の夕方には、すでに星になっていました。

 入院して半日で星です。実にあっけないものです。星になったジュナのカラダからは、特に悪いものは出ていなかったので、細菌性の病気にトドメをさされたのではなく、心臓が止まってしまったのでしょう。

 カラダがパンパンになったのは、腹水が溜まったからでしょう。腹水が溜まりすぎて、心臓が動かせなくなってしまったのかもしれません。

 かわいい子ほど、神様に愛されてしまうのは、世の常ですが、それにしても、ジュナが星になってしまうとは……悲しいです。

2011年11月11日 (金)

リズムを取る時、カラダのどこでリズムを取る?

 実は、前回、フルートのレッスンをお休みしました。いや、お休みになりました…が正解かな。私は元気でピンピンしていたし、仕事も定時に終えて、意欲満々で帰宅したところ、お教室の方から「先生が風邪ひいて倒れちゃったので、レッスンはお休みです」という連絡が入りました。ううむ、残念。そして、先生、大丈夫ですか? 山に行って風邪ひいちゃったのかな? お大事にしてください。一日も早いご回復をお祈りしています。

 さて、レッスンが無かった時は、音楽雑談をするのが、ここのブログの特徴です(笑)。今回の音楽雑談は、標題どおり「リズムを取る時、カラダのどこでリズムを取る?」で考えみたいと思います。

 みなさん、リズムを取る時、カラダのどこでリズムを取ってますか? これって、案外、個人差があって、個性とか好みとかが出ませんか?

 音楽に合わせて、カラダでリズムを取る。音楽を聞いている時でもいいし、ライブに参加している時でもいいし、歌うとき、演奏するときでもいいです、あなたは、カラダのどこでどんなふうにリズムを取ってますか?

 指揮者のように構えて、手を振りますか?
 手拍子ですか? あるい、腰のあたりを叩いてリズムを取りますか?
 指を鳴らしてリズムを取る人は、ちょっとカッコいいですね。
 ロックだと、縦ノリって事もあって、首とかアゴとかでリズムを取る人、多いですね。
 腰でリズムを取って、踊りだしちゃう人もいますね。

 でも、やっぱり、一番多いのは、足ですか? 足でリズムを取る人が一番多いかな? で、足なら、足のどこでリズムを取りますか? カカトをしっかり地面につけて、つま先でリズムを取る人が大半かな?

 実は私は、足でリズムを取る人ですが、つま先ではなく、カカトでリズムを取ります。つまり、カカト派。つま先を地面につけたまま、足首を動かして、カカトで足踏みをしてリズムを取ります。ちょっと珍しいでしょ。

 本当は、私もつま先でリズムを取りたいんですが(笑)、足首の関節を子どもの時に壊してしまった(高いところから飛び下りるのが好きだったので、二階とか三階の窓から飛び下りるってのを繰り返して、足首を壊しちゃったのね:笑)ので、足首を伸ばす事はできるけれど、曲げる事がほとんどできないんですね。足首が曲がらないと、つま先でリズムって取れないでしょ。でも、足首が伸ばせれば、カカトでリズムが取れるわけで、そんな足首の都合で、カカトでリズムな人を長年やってます。

 カカトでリズム…まあ、一種の足踏みですね。これは、自分のためにリズムを取る時に使う、いわば私用リズムの時の方法です。

 当然、私用があれば、公用があるわけで(笑)。

 では、他人とリズムを合わせる時、どうやって相手にリズムを伝えますか?

 他人とリズムを合わせる…と言うと、真っ先に思い浮かべるのが、発表会などで伴奏ピアニストさんに、自分の好みのテンポを伝える方法。歌であれ、ピアノであれ、たいていの場合、まずピアニストさんが先に前奏を奏で、それに後から私が加わるケースが多いので、自分好みのテンポをピアニストさんに伝えるのは、とても大切な事です。

 私の場合は…歌の時は、リハーサルでは腰をバンバン手で叩いて、さらに一節歌ってみて伝えます。フルートの時は両手が塞がっているので、いきなり笛吹きます。これで大抵、伝わります。

 問題は…本番ですね。歌は…ピアニストさんに任せます。もし、好みのテンポでなかったら、ピアノをガン無視して歌います。歌っているうちに、ピアノが歌に合わせてくれますので、大抵の場合はOKです。フルートの場合は…私の笛ではピアノをリードする事ができないので、事前にお客さんに見えないように小さく指揮をしてテンポを知らせます。もし、好みのテンポでなかったら、泣きながらピアニストさんのテンポでフルートを吹き続けます。

 レッスンの時は…結構アバウトだな。H先生とは合奏をした事がないので、どうなるか分かりませが、笛先生は私とテンポ感が似ていたのか、そのあたりで困った事はありません。キング先生とは……なかなか気が合いません(笑)。いつも速いか遅いかのどちらかですが、力関係的にこちらが弱いので、先生のテンポに乗っかって歌うことが多いです。

 リズムは自分が示すばかりでなく、別の人が示したリズムに合わせるってケースもあります。一般的に言えば「指揮を見て歌う/演奏する」って奴。

 私はこれ、割と得意です。私は一応、普通に指揮が読める人です。でも、世の中には、指揮が読めない人とか、指揮を見れない人っていますね。ああいう人って、実にもったいないって思います。大抵の指揮者って、親切だから、テンポ指示以外にも、演奏中にたくさんの手助けをしてくれるのですが、指揮を見れない人は、そういう手助けの恩恵に預かれないわけで、実にもったいないと思います。

 室内楽とかバンドのセッションだと、指揮者がいません。演奏者で何となくリズムを合わせていきます。そういう時って、まさに“息を合わせる”んですよね。耳を開いて息を合わせる…結構スリリングで楽しい瞬間ですね。

 しかし、バンドのセッションだと、音楽に合わせて、カラダでリズムを取るのは、全然OKですが、室内楽などのクラシック系の音楽の時に、音楽に合わせてカラダでリズムを取るのは…ちょっとダメっぽいですね。クラシックでは、その手の無駄な動きをすると“うるさく”見えるんですよね。片方はOKで、片方が“うるさい”というのも、おもしろい事です。

 観客だってそう。ポピュラー系の音楽だと、観客はリズムに合わせてノリノリの方がいいのに、クラシック系の演奏会で、ノリノリになって聞いていたら、たぶん会場からつまみ出されるでしょう。そういう意味では、ポピュラー音楽って本能的だけれど、クラシック音楽は行儀作法がうるさい…って感じがします。個人的には…実は私は本能が弱い人間なので、クラシック系のコンサートでじっと大人しくしている方が楽だったりします。

 いやあ、ポピュラー系の“スタンドでノリノリ”なんて、私の辞書にはないもの(笑)。

2011年11月10日 (木)

楽器フェア2011に行ってきました[ヴァイオリン編]

 えっと、昨日予告した、楽器フェアのヴァイオリン関係の話をしますが、この記事は、一応、ヴァイオリン独学練習報告です(笑)。

 今回の楽器フェアでは、ヴァイオリンを含んだ弦楽器系のブースは、ほぼ壊滅状態でした。昨年は、色々なヴァイオリンが見れたのに、今年はヴァイオリンのブースが、ほんと、少なかったです。やっぱり楽器フェアってのは、ロック&ジャズ音楽と、吹奏楽に特化した楽器ばかりで、本格クラシック音楽の主役であるヴァイオリンなんて、お呼びじゃないのかもしれません。

 たぶん、弦楽器系のメーカーは、同時日程で東京で行われていた『弦楽器フェア』の方に行っちゃったんでしょうね(ああ、寂しい)。

 それでも数社のヴァイオリンを試奏してきました。感想は……よく分からない(汗)。だって、楽器フェアの会場って騒がしいんだもん。でも、楽しかったよ。前回の楽器フェアの時は、まだヴァイオリンが全く弾けないどころか、関心すらなかったのに、今ではとりあえず簡単な曲が弾ける程度の腕前になったので、ヴァイオリンを試奏しても楽しいです。

 細かい事は分からなかったけれど、どの楽器も私のミヤマよりもキラキラした音色だった事は気づきました。それくらいミヤマってダークな音色なんですね。そうそう、どこのブースでも置いてあった試奏用の弓って、どれもすごく柔らかかったんです。柔らかい弓の方が良いのかしら? 私が自宅でいつも使っている弓(カーボン弓。ただし、そのメーカーの最高級品なんだけどね)は、もっと硬いよ。

 弦楽器のブースには、ヴァイオリンだけしか置いてないわけではないので、当然、チェロとコントラバスも弾いてきました(ヴィオラはパス。ぷぷぷ)。チェロは演奏の要領は分かるけれど、左手がヴァイオリンと比べて、すごく開きますね。チェロ、難しい~。演奏の事を考えると、むしろ、コントラバスの方が弾きやすいかな? コントラバスはエレキベースと奏法上の互換性があるので、元ギター小僧な私(エレキベースも弾きますよ)には親しみがあって、ブウンブウン弾いてきました。遊びで弾くなら、チェロではなく、コントラバスかなって思った私です。

 コントラバスがちょっとだけ欲しくなりました……が、そんなものを買う余裕もなければ、家の中に置き場もありません(デカいからなあ)。それにもしもコントラバスを購入したとしても、私は車に乗らないエコ人間ですから、移動の時に困るだろうなあ…。

 それにしても「チェロを弾く姿が似合ってる~」とか「コントラバスはいい感じだね」とか言われました。そして「ヴァイオリンよりもチェロの方が似合っている」と言われた時は、正直、複雑な思いがしました。ううむ~ん。

 ヤマハのサイレントヴァイオリンもたっぷり弾いてきたよ。うん、あれはいいね。結構気に入りました。ネットでは、楽器としての反応が悪いように書かれている事もあるけれど、私のレベルでは反応の速さはあまり気になりませんでした。ってか、ミヤマだって反応良くないからなあ(特にE線)。数種類のエコーが選べるので、遊び弾きでも陶酔できるし、チューナーとメトロノームが付いているのもグーだし、何と言ってもヘッドフォンでの使用可なので、夜中の練習にもってこいですね。……ん? とすると、こんな楽器を買っちゃったら、私の睡眠時間がますます無くなって、不健康になるかも…おぉ、怖い怖い。

 でも、コントラバス買うなら、サイレントヴァイオリンを購入した方が良さそうな気がします。
 
 
 さて、今回、篠崎教本はどこまで進んだのかと言うと…。

112番「イ調短音階準備練習」 OKです。最初はちょっと戸惑ったけれど、考えてみれば、毎日日課練習でやっている事なんですよね、これって。なので、どってことなかったです。

113番「夢」 OKです。これも基本的には無問題。懸案の半音階(ってか臨時記号付き音符)は最後の一つだけだしね。楽勝楽勝。

114番「毎日の練習 ト調長音階」 OKです。これは特に問題無し。

 今回はここまでです。その次の、115番「毎日の練習」は現在取り組んでいるところですが、この課題には時間がかかっています。だって、ざっと見ても、この課題って、とても大切な練習って事が分かります。その上、115番の中に、小項目として7つの課題があるわけで、他の課題の7倍大変でしょ。それに教本ではト長調でやるように指示がありましたが、ト長調でやるよりも先に、まずはハ長調で全部やってみるのがスジじゃないかな?

 そう考えたので、まずはこの課題をハ長調である程度出来るようにしてから、教則本の指示どおり、ト長調でやってみようという計画をたてました。つまり、技巧と音階を分けて習得しましょうって事です。で、現在は、この課題をハ長調でやっているわけですが、いつも時間がなくて、4番の「スラー弓の練習」で練習がストップしてしまいます。ってか、私はどうやらスラーが苦手のようです。ううむ、練習の仕方を変えないといけないかな? どうしましょう。

 とにかく、115番には手こずりそうです。次回の独学報告の時に、115番がまだ仕上がっていなかったら…本当にごめんなさい(って、誰に謝っている:笑)。

2011年11月 9日 (水)

楽器フェア2011に行ってきました

 昨年も行った「楽器フェア」に今年も行ってきました。前回は一人で行ったので、今回も一人で行こうか…と思っていたら、間近になって、妻が急に一緒に行きたいと言い出したので、一緒に行くことにしました。彼女は歌人間だし楽器には興味などないはずですが…ま、ウチも色々とあったからなあ。夫婦の絆でも深めようと思ったのかしら?

 今回の楽器フェアは…前回よりも規模縮小気味でした。長らく続く不況のせいでしょうか? ポピュラー系も減ってましたが、クラシック系の楽器の方が減っていたような気がします。個人的には、前回来ていたケーナ屋さんが、今回は来ていなかったのが残念でした。今回はケーナを買って帰る気まんまんだったので、結構、真剣に探しちゃいました。ああ、残念。

 楽器フェアというと、色々な楽器がお触りできて楽しいのですが、私はフルート系とヴァイオリン系を中心に試奏してきました。ちなみに、フルート以外の管楽器は、自分のマウスピースを持って来ないと、試奏させてもらえないので、マイ・マウスピースなど持ち合わせていない私は、当然、管楽器では遊べません。ううむ、ちょっと残念です。

 さて、ディメディチのブースにあったコントラバス・フルートってデカイですねえ…。あれだけデカイと、鳴らすには、かなりの息が必要でした(笑)。息は大量に消費しますが、ポイントをつかむと鳴らす事自体は、なんとかなりそうです。

 アルタスのブースでは、バスフルートと1607(巻き管)を吹きました。バスフルートはいいですね。やっぱり、私はこの楽器が好きだな。1607は…会場が騒がしいので、よく分かりませんでした。楽器フェアでは真剣に楽器の吟味はできません(笑)。

 サンキョウのブースではエチュードと14Kと木管を吹かせてもらいました。会場が騒がしいので、よく分かりませんでした(涙)。残念。

 ヤマハのブースに行って、新製品のイデアルモデルを吹いてきました。会場が騒がしい……けれど、分かりましたよ、この楽器の特徴が。こいつは“うわばみ”です。どんなにデタラメな方向から息入れても鳴ります。ちょっとの息でも鳴るけれど、たくさん入れても鳴ります。難しい事は抜きにして、とりあえず、息さえ入れれば鳴るんです。そして、いくらでも息が入っちゃいます。これ、すごいですよ~。メルヴェイユもそういう傾向がありましたが、それがさらに進化したって感じです。これだけ簡単に楽器が鳴るのなら、楽器の事は忘れて、音楽の演奏に集中できそうな気がします。…と同時に、なんか道具として簡単になってしまったので、ちょっと寂しい気がします。

 妻はフルートメーカー合同ブースで、ミヤザワフルートを吹きました。例によって苦労してました。それと、妻はフルート吹くには腕が短い事も判明(笑)。特に左手の長さが足りなく、そのため、左手の指がいっぱいいっぱいで…。左手の長さが足りなければ、指を伸ばすか(そりゃあ無理か)、左肩の柔軟性を増して、より肩が前方に回るようにするか、いっそフルート諦めるかのいずれでしょうね。…結局は、フルートを諦めたみたいですが(笑)。しかし、改めて思った事は…フルートって長い楽器なんだなあ(笑)。

 フルート以外にも、やっぱり笛と見ると試奏したくなる、悲しいサガの私です。バスリコーダー、テナーリコーダー、パンフルート、トラヴェルソ、篠笛、能管、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)なんかも吹いてきました。笛ならたいてい鳴らせる私でした。やっぱ、笛は楽しいですね。それにしても、ケーナを吹いてみたかったです。

 そう言えば、今回はウィンドシンセを見かけなかったよ。AKAIは出展していなかったのかな? 前回は人だかりがすごかったので、ウィンドシンセの試奏は諦めたので、今年こそって思っていたのですが、残念でした。

 ヴァイオリン系の試奏の感想は、明日のヴァイオリンの独学練習報告の方にアップしますね(つまり、明日のネタとして残しておきま~す)。

 それにしても、私は、ピアノの試奏なら、デタラメなクラシック調の曲を弾きますが、シンセの試奏の時は、同じデタラメでも、ジャズっぽい曲を弾きます。もちろん、無意識なんですが、シンセに向かうと、なぜか気分はジャジーになって、ついつい跳ねる音楽をやっちゃうんです。しかし、デタラメなクラシック調の曲は、すぐに行き詰まってしまって面白くないのですが、デタラメなジャズっぽい曲は、弾いていても飽きないですねえ…。ついつい夢中になって、弾き続けたりしちゃいます。

 各社の電子ドラムがズラーと並んでいるブースがあって、大人気でしたね。みんな、ドラムスが好きなんだねえ。私もちょっと叩いてみました。ううむ、若い時はドラムスも普通に叩けたはずなのに、今やろうとすると、なぜか手足が絡まります。ええ? なぜなぜ? どうやら、私はいつのまにかドラムスが叩けない人になってしまったみたいです。ああ、残念。ほんの極短期間だけれど、バンドでドラムスを担当していた事もあったのに(涙)。昔できた事が今はできないって、すごく残念です。

 面白楽器系のブースでは、ヴィオラフォンとハープウクレレとザッフーンが面白かったです。

 ヴィオラフォンはビオラとは全く関係がなく、いわばエレキギターの一種と言える楽器でした。ブリッジがヴァイオリンっぽく隆起していて、ピックアップが弦の彎曲に合わせてデコボコしていました。ボディもバイオリンなみに細身で、弓で弾きます。想像できますか? 左手は全くギターのソレなので、コードストロークもピッキング演奏も可能なんですが、ブリッジが彎曲しているため、弓で弦を弾く事も可能だし、弦の張りがさほど強くないので、同時に三本程度の弦なら弓でも同時に弾けるので、弓でコード演奏もできるというスグレモノです。この楽器でバッハを演奏したら、たぶん面白いと思います。しかし、ありそうでなかった楽器なので、面白いとは思うものの、果たしてこの楽器、需要はあるのかな? ギターを弓で弾く利点が私には分かりません。もっとも、有名なミュージシャンがこの楽器を取り上げれば、状況は一変するけれど、どうなんだろ。

 ハープウクレレは通常のウクレレに、4本の低音共振弦を付けたもので、この共振弦をベース弦として弾く事も可能という楽器です。通常のウクレレよりも音色が深いのが特徴です。これも面白かったです。

 で、ザッフーンです。ザッフーンは縦笛なんですが、私の手に負えませんでした。長さはソプラノリコーダーとほぼ同じ。C管なので運指もだいたい同じ。テナーサックスのリードを付けて演奏するハワイ系の笛です。目をつぶってその音を聞くと、まるで“木管サックス”のような音がします(そんな楽器なんて無いよね:笑)。音量もフルートなんかよりもずっとあります。これは、楽器として、なかなかのスグレモノかもしれません。…でも、私は全然鳴らせませんでした。会場の演奏者さんから、レクチャー受けて、散々やったけれど、全然無理でした。その隣で、妻はなぜかブーブー吹きました。あまり苦労せずにザッフーンが吹けるようです。あれ~、おっかしいーなー。

 結局、妻はダークグリーンのザッフーンを購入しました。通常価格が二万円弱なのに、楽器フェア特別価格の8800円ってのに負けたようです。ちなみに替えのリードも安かった(一箱500円だよ)ので買いました。彼女はザッフーンを購入以来、毎日練習してます。どうやらザッフーン奏者を目指すつもりらしいです。ニッチな路線を目指しているようです。しかし、ザッフーンを吹いていると、やがてソプラノサックスが欲しくなるんじゃないかな~。

 ま、私にはフルートがあるからいいけど~。ザッフーンは吹けないけど、負けてないもん。

 そうそう、今回はブースの数も少なかったですが、ライブの数も少なくなっていたみたいで、私が会場をチョロチョロしていても、足を止めてまで聞きたいというライブに、あまり遭遇しませんでした。不況で各社も演奏家さんたちを呼ぶ余裕が減ってきたんでしょうね。その中でも私が足を止めたライブが三つありました。

 一つはリラピアノの演奏です。リラピアノって、アップライトピアノが普及する以前に家庭に普及していたピアノで、ま、ピアノはピアノなんですが、現在のアップライトよりも乾いた音色がして面白かったです。

 演奏団体名を控えるのを忘れてしまったのですが、オカリナの超絶技巧の演奏も聞きました。すごいね、オカリナって素朴な楽器ってイメージですが、そんな素朴な楽器でのアクロバチックな演奏って、すごいなあ。すごいけど、これまた、似合わないね~。オカリナって、超絶技巧が本当に似合わない楽器だなって思いました。やっぱオカリナは素朴で朴訥なのがいいよねえ。

 芸能人関係のライブでは、ダンスマンさんのライブを見たよ。「背の高い奴はジャマだ」と言う曲では、見事に舞台上から指を差されてしまいました。ははは、確かに私は背が高くてジャマですね(汗)。

 スタンプラリーもやっていたので、参加しました。ステッカーがもらえました。でも、ステッカーもらっても、その手のものを貼る習慣がないので、ステッカーの使い道に困りました。

 んーー、楽器フェアは、楽しかったですよ。でも、今回は参加ブースが減っていた事。特に、面白楽器系のブースが減っていたのが残念でした。会場にいたお客さんの数も少なかったのかもしれません。次回は再来年ですが、二回連続で参加したら、なんかお腹がいっぱいになってしまいました。次回はパスしてもいいかなって思いました。

 がんばれ~、楽器フェア!

2011年11月 8日 (火)

プッチーニを歌うようになってきて、スタイルが変わったんじゃないの?

 声楽のレッスンに行ってきました。今回も二重唱は無しです、と言うか、当分は二重唱は無し…という事になりました。その理由は、私もお相手のMさんも、現在、発声上の課題を抱えていて、その課題を二人とも、今まさに乗り越えんとしているところなので、今はその課題の克服が優先で、それをなし終えたら、また改めて二重唱をしてみましょうと言う事です。特に私の場合、現在「Somewhere」を歌っていますが、次に歌う「Tonight」を歌うためには、現在の課題をどうしてもクリアしておく必要があるそうです。

 さて、私の現在の課題と言うのは『高音Gを百発百中にする事』です。どんな曲でも、どんな状況でも、間違いなく高音Gを歌えるようにする事、これが課題です。つまり、一度や二度カツーンと出したくらいでいい気になるなよ、いつでもどこでも、カツーンと出せるようにしろよ…って事です。

 さて、レッスンの最初に、まず、ガラコンサートの楽譜[オペラ座の怪人]を先生に見せました。あの時に決めた三曲以外に「タイトル曲も歌いたい」と言葉を添えて楽譜を見せました。「この曲(タイトル曲ね)は低いんだよね~、それに(歌っていて)つまらないし…」…かもしれませんが、やはりお客さんはタイトル曲、聞きたいでしょうし、私もせっかくだから歌ってみたい。「じゃあ、ピアニストさんと相談して、部分的にカットしながら、可能なら歌いましょう。ピアニストさんと相談するから、それまで待っててね」 はい、待ちますよ。待つのは得意ですから(笑)。

 ちなみに、ガラコンサートに向けての練習は年明け、2月前後からボツボツとやりましょうと言う事になりました。

 と言うわけで、まずは発声練習から。本日は歌う場所が変わりました。いえ、部屋は同じなんですが、部屋の中の立ち位置が変わりました。

 お教室として使っている部屋は、実はかなり広いです。う~ん、小学校の教室の二部屋分と言うか、一個半と言うか、まあそれぐらいあるかもしれない。とにかく広いです。で、その部屋の片隅にピアノがあって先生がいるんのですが、私は今まで部屋の中央からほんの少し前気味のところで歌っていたわけですが(これは門下の皆さん、だいたい同じ立ち位置です)、私は教室の一番後ろに場所移動となりました。ピアノとはうんと離れてしまいますが、このくらい、正面の壁から離れていた方がいいかもしれません。と言うのも、正面の壁との距離がある方が、壁からの跳ね返り音が聞きやすいような気がします。コダマの要領なのかもしれません。

 とにかく、先生と、うんと離れた場所で発声練習をしました。ポイントは、何があっても「声を押さない事」「力まない事」「芯のある声で歌う事」です。すべては高音発声のために行います。「芯のある声」の出し方ですが、これは遠くのポイントに目標を定め、そこに向かって歌っていくのです。その際に気をつける事は、声を思いっきり後ろに引っ張る事で、弓矢の弓を引いている様な感覚で歌うと、声に方向性が生まれるようです。これをやらないと、声が浅くなってしまって、高音が出ても、使えない声になってしまうのです。

 発声練習では、細部に渡って注意しながら練習するせいか、高音Aまでは確実に当たります。「発声練習で出る音が歌になると出ないのは…余計なことを色々やるからです」 そうですね。虚心坦懐で歌わないとダメですね。

 コンコーネは15番です。オクターブの跳躍などが数ヶ所ありますが、その時に注意するのは、低い方の音は捨てて歌う事。そんな低い音をきちんと歌ってしまうと、声のポジションが低くなってしまうため、それでは高い音が歌えなくなってしまいます。だから、低い音でもポジションは高いまま(当然、低い音はきれいに出ません)で歌い続ける事で、高い音をきれいに出してゆきましょうと言うことです。何ヶ所からある高音Gは、押さず力まずに軽~く声を当てていくこと。

 高音Gの発声に気を使いながら、次回もまだこの曲です。

 さて、プッチーニ作曲のマノン・レスコーの「美しい人の中で/Tra voi, bello, brune e bionde」です。難しいですね。でも、三部構成の最初と中間のパートは、なんとか歌えていると思います。問題は最後のパートです。ここには高音Aがあるわけで、ここを意識すると、その前にある高音Gを失敗してしまうのです。

 「すとんさんは高音Aだって歌えるはずなんだけれど、カラダが高音Aを恐れているので、高音Aはもちろん、その前のGですら、カラダを身構えてしまって失敗するのです。もっと自信を持って歌わないと」と言うことなのですが、問題は、カラダの準備は無意識でやっているので、どうも高音になると、カラダが無意識でビビるんですよね。

 とりあえず、発声練習のように、失敗してしまう高音Gを何度か丁寧に何度かチャレンジしてみました。やはり鬼門は、その次に控えている高音Aのようです。

 「とりあえず、高音Aは捨ててみようか。この音は歌わなくていいです。ファルセットか何かで適当に出しておいてください。それでいいです。その代わり、高音Gをきちんと歌ってください」 はい、そうします。

 「高音Gも力一杯歌う必要はないです。軽く声を当ててみてください」 はい、そうします。

 先生がやおら私の隣にあって、このアリアを歌ってくれました。それは、どれくらいの息量、声量、を使ってこの曲を歌っているかを教えてくれるためです。ううむ、すごく軽いですね。息も声もあまり使わずに、それでも大音量で歌ってます。これが、押さず力まず芯のある声って奴だね。

 最初と最後のパートは基本的には繰り返しなので、歌詞もメロディもほとんど一緒なのですが、一部、ちょっと違う部分があるので、その部分の音取りを改めてきちんとやってくる事が大切かな?。

 途中でモナコの笑い(つまり、高笑い)入れて歌ってみました。本来はバックの合唱がやっている事なのですが、あえてやってみました。と言うのも、モナコの笑いを入れる理由は…下がってしまったポジションを上げ直すためです。

 そんなこんなで、今、声のポジションを上げると言うのが、少しずつ分かり始めているところかもしれません。

 あと、姿勢を注意されたかな? 私、夢中になって歌っていると、どんどん姿勢が崩れてしまうそうです。ドンドンと前屈しだして、肩が前に出て、前のめりな姿勢になるそうです。その体勢で、さらに息が上がってしまうので、そりゃあ、歌なんか歌えるはずないです。美しい歌声は美しい立ち姿からしか出せません。そのためにも、まずは息を常に下に下げておく事が大切です。

 それと、ブレスをする速度が速すぎると言われました。特に高音を出すためには、ブレスは柔らかく少なめに取る事が大切なんだそうです。乱暴なブレスとか、多量に息を吸ってしまうと、高音は出なくなります。高音は勢いで出す音ではないからです。柔らかく少なめに取ったブレスで、細くやさしい声で高音に当てる事が肝心なんです。そう、まずは「高音で歌う」とか「高音を出す」ではなく「高音を当てる」のです。まずは音を届かせる事が大切。それができるようになってから、ロングトーンに挑戦してみたり、声に色を付けていけばいいわけで、まずは音を当てるところから、欲張らずに始めましょう。

 とにかく、大きな声はいらないのです。特に私の場合は、何もしなくても、声は十分な音量なので、今以上の音量は不要です。それよりも、必要なのは高い声を出す事なのだから、目指すべきは、細くて軽い声。お手本はパヴァロッティです。ああいう、キンキンした声を目指すこと。そのためにも、まずは口を大きく開きましょう。

 それと先生から「すとんさん、最近、体型が変わった?」と尋ねられました。そう言えば、ここのところ、体重がちょっとだけ減りましたし、むやみに背中が痛いです。そんな話をしたところ「それはいい傾向ですね」と言われました。プッチーニはかなりカラダを使わないと歌えないのですが、そのプッチーニを歌うために、カラダの方が変わってきているのだろうと思います。もしかすると、背中の筋肉痛は座業による筋肉痛ではなく、歌うためのカラダ作りの筋肉痛?なのかな…だとしたら、とってもうれしいな。

 何はともあれ、美しい歌は美しい声から。美しい声を出すためには、美しい声を出せるような楽器に自分のカラダを作り替えていく事。そのためには、日々の練習(&訓練)で地道にカラダを変えていく事。そういう意味では、すぐに歌が上手くなる即席なやり方なんて無いのかもしれません。

2011年11月 7日 (月)

ライブビューイングの「オペラ座の怪人」を見てきました

 イギリスはロンドンにある、ロイヤル・アルバート・ホールで行われた「25周年記念公演 in ロンドン オペラ座の怪人 at the ロイヤル・アルバート・ホール」って奴を見てきました。いわゆる、映画館で上映するライブビューイング中継のミュージカル、って奴です。まだ上映している地域もありますので、詳しい事は公式ホームページをご覧ください。

 今回の上映は、まず最初に、25周年特別公演の「オペラ座の怪人」を上演した後、続けざまに特別ガラコンサートが行われ、サラ・ブライトマンやマイケル・クロフォード、歴代のファントムたちが現れて特別に歌を披露してくれました。

 まずは、劇場であるロイヤル・アルバート・ホールの感想から。ここはコンサートホールであって、オペラ劇場ではないので、ミュージカルを上映するには全く向かない会場なんだろうと思います。舞台は狭いし、舞台袖も緞帳もオーケストラピットもないわけで、それどころか、舞台の真横にも客が座っている(笑)し…本当はすごくやりづらい会場なんだろうと思います。舞台セットもロクになく、代わりに舞台の背面には一面にデジタルパネルが貼ってあり、このパネルが言わば、舞台の“書き割り”の役割(それもなかなかにリアルなCGによる書き割りなんですよ)を担っていました。オーケストラは舞台の奥の二階部分(おそらく普段は客席になっている部分。ちなみにオーケストラピットの下の一階部分は舞台裏的な使われ方をしていました)に鎮座ましまして、面白い配置になっていました。映画でも象徴的に使われていた、巨大なシャンデリアは…当然ありました。あれって、スワロフスキー・クリスタルで作られている、マジで贅沢なシャンデリアなんですよ。普段はどこにあるんだろ?

 このミュージカルは、オペラハウスでやったわけではないので、色々と道具的には恵まれていませんでしたが、バレエダンサーやコーラスはたくさんいましたし、黙役の人もたくさんいました。これだけたくさんの人間を使ったミュージカルってのも、贅沢ですね。

 ミュージカル本体は、迫力満点でした。ライブビューイングって、やっぱり、すごいね。映画版の「オペラ座の怪人」も良かったけれど、ライブビューイングは舞台の迫力をダイレクトに伝えてくれるし、役者のアップシーンも多く、直接舞台で見るよりも楽しめる部分もあるわけで、すごいすごい。また映画版を見た時は「オペラ座の怪人」そのものが初見だったので、ストーリーを追いかけるのに忙しかったけれど、今はストーリーはバッチリだし、曲も知っているので、ようやくミュージカル本体を純粋に楽しめるようになりました。やっぱり、ミュージカルはリピートしてナンボって部分はありますね。ううむ、こうなると、今度は本当に舞台で見たくなりました。まさかロンドンに行くわけにはいかないから、劇団四季のバージョンで見ることになるんだろうなあ…。

 まあ、当然だけれど、舞台版は映画版とは色々と違いました。登場人物も少ないし、お話も場面が限定されるので、むしろ分かりやすい感じがしました。ファントムの心の痛々しさがより強く伝わるような気がします。

 キャストは…とにかく、歌も芝居も上手で、日本のミュージカルとはレベルが全く違う事を感じました。まるでオトナと赤ん坊ほどの違いがあります。まあ、劇団四季だと、オトナと学生ぐらいの違いかもしれないけれど(そういう意味では、劇団四季って頑張っていると思うよ)。とにかくすごいね。

 主役のクリスティーヌって、役の上ではコーラスガール(兼バレエダンサー)だし、最初の登場シーンでは、バレエダンサーとして踊っているわけだけれど、これが周囲にいる本職のバレエダンサーたちに少しの遜色もなく踊れているわけです。それってすごいよ。オペラの世界では、バレエの踊れる歌手なんているわけないよ、で、その上、すごい美人なんだよ。シエラ・ボーゲスという人が演じていたのだけれど、この人、すごい歌手です。

 歌って踊れると言うと、脇役だけれど、メグを演じていたデイジー・メグウッドもすごい。これだけの人が脇を固めている事に、ロンドンにおけるミュージカル歌手の層の厚さを感じます。

 歌手として見ると、シエラ・ボーゲスもそうだし、ファントム役のヨミン・カリムルーもラウル役のヘイドリー・フレイザーも、どの人も歌が達者なだけでなく、音域が半端なく広いです。ミュージカルだから、マイク前提で歌っているわけで、その点はオペラ歌手とは違う部分だけれど、それにしても、音域が広いです。あ、歌唱スタイルはクラシック寄りではなくポピュラー歌手のそれに近いって印象です。

 とにかく「オペラ座の怪人」というミュージカルの上演そのものが良かったです。

 で、本体部分のカーテンコールが終わったあたりから、今度は25周年記念特別公演が始まりした。作曲家のスピーチもあった(ロイド・ウェーバーがすごいジイサンになっていてビックリしました)けれど、過去の出演者たちもたくさんゲストで来ていて、なかなかに良かったです。サラ・ブライトマンが登場しましたが、彼女は歌もボディも貫祿たっぷりですごかったですよ(笑)。でも、現役のクリスティーヌ役のシエラ・ボーグスと無意識に比較してしまうと、ちょっぴり残念かな。歌唱は立派だけれど、声がすっかりオバサンになっている事が分かっちゃいました…クリスティーヌって娘役だから、オバサン声で歌っちゃダメだよね~。ちなみに、オリジナル・キャスト版(1987年)の時はまだサラは娘声(ってか本人も20代だったし:笑)だったので、サラの歌唱でクリスティーヌを楽しむなら、昔のCDに限ります。

 サラの歌の後は、5人のファントム(カナダ初演キャストのコルム・ウィルキンソン、オーストラリア初演キャストのアンソニー・ウォーロウ、現在のロンドン公演キャストのジョン・オーウェン・ジョーンズ、次期のロンドン公演キャストのピーター・ジョバックと、今回のファントムのラミン・カリムルー)がタイトル曲の「オペラ座の怪人」をリレー形式で歌って、そりゃあ、圧巻でした。しかし、ファントムって、色々な声の人が演じるんですね。バリトンの人もいたし、テノールの人もいた。バリトンの人は、高い音の部分は三度下げて歌っていたので、トゥッティになると、ファントム同士でハモっているのが面白かったですよ。ま、ミュージカルと言うのは、歌芝居とは言え、歌ばかりが良くてもダメで、演技とか容姿も大切な要素だから、となると役に合わない声の歌手でもやっちゃうわけなんだろうね。なにしろ、ファントムは存在感がある役者がやらないと、どうにもならない役だからね(笑)。

 ミュージカル本体も素晴らしかったけれど、こっちのガラコンサートの方もよかったです。ううむ、これ、DVDにならないかな? なったら、買っちゃうかも。

 とにかく、このライブビューイングを見て、気合が入りました。ガラコンサートに向けて、頑張ろうって思えるようになりました。しかし、三時間を越える上映時間だし、おそらくオリジナルのライブビューイングでは途中に休憩が入っていたはずだけれど、日本語版は、なぜか休憩時間がカットされてたのが、キビシイですね。私は一幕が終わったところで、すぐにトイレに向かったけれど、二幕の前奏曲の最初の部分を聞き逃しちゃいました。30分とは言わないですが、せめて10分程度の休憩が欲しいなあって思いました。ここだけは残念でしたよ。

 さあ、次は劇団四季版で、ナマの舞台を一度見てみるか!

2011年11月 6日 (日)

愛する事とは聖別する事[2011年11月第1週・通算38週]

体重:100.3kg[-0.2kg:+0.3kg]
体脂肪率:30.4%[-0.1%:+0.3%]
BMI:31.6[-0.1:-0.4]
体脂肪質量:30.5kg[-0.1kg:+0.2kg]
腹囲:98.6cm[-0.7cm:-8.6cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 普通の日本人は、外国人を見ても、外見だけで、それらの人を判別するのが難しいのが普通です。もちろん、男女の区別とか、若者と老人の区別はつくとして、例えば、スーツ姿の30代短髪メガネなしの中肉中背の二人の白人金髪男子の見分けとか…出来ますか? 「そんなの簡単じゃん」なんて言うのは、日頃から白人さんたちと接点(仕事とか遊びとか)がある人。『外人なんて、テレビ以外じゃ見たことねーだ』なんて人だと、たぶん判別は無理でしょう。

 と言うのも、極端な違いがあれば別だけれど、類似したものは、ひとまとめにして把握するのが、人間の脳の働きの特徴の一つだからです。『似たモノはまとめて、一つのカテゴリーとして把握』するんですよ。

 逆に言うと、極端な違いがあれば、それは他のものとは区別されて認識されるわけです。その極端な違いが、個性であったり、役割であったり、価値であったり…とまあ、さまざまなわけなんですが(笑)。

 

 “愛”の本質とは“聖別”です。つまり、他のモノと分けて、それだけを取り出して、特別な地位に置くことです。他のモノとは価値が違うんですね。つまり“オンリーワン”として扱うって事です。

 

 野生動物と愛玩動物の違いって、どこにあると思いますか?

 『人に馴れる』とか『凶暴ではない』とか『少食である』とか『見た目がかわいい』とか色々とあると思いますが、私が思うに『その外見にバリエーションがある』という事が愛玩動物にとって、重大な事なのではないかと思います。

 その外見にバリエーションがある??? つまり『同じ種類だけれど、見た目が激しく違うモノが多数あり、個体識別が容易である』という事です。

 例えば、犬。柴犬もいれば、シェパードもいるし、セントバーナードもいれば、チワワもいる。チャウチャウとかスピッツとかビーグルとか…もう、名前をあげるのが大変なくらい多種多様の種類の犬がいるけれど、でもでも、これらはみんな同じ“犬”なんですね。同じ種類の生き物。秋田犬とテリアが同じ種類の生き物と思えなくても、でも同じ種類の生き物…犬なんです。

 犬はこれだけ見た目が激しく違っていて、実にバリエーションが豊富だからこそ、愛玩動物として成功したのだと思います。さらに、犬について言えば、毛並みとか毛色とかの下位バリエーションもあるから、本当に同じ外見の個体というのが、ほぼ無くて、実に個体識別が容易であったりするでしょ。さらに最近は、服まで着せたりするので、さらに個体識別が容易になっています。

 愛玩動物として成功している動物は、みな、そのような感じで、個性的で、同じ種類の生き物なのに、見た目が激しく違っていて個体識別が容易になっているものばかりです。犬以外でも、猫とかハムスターとか小鳥(インコとかカナリアとか)はそうです。逆に個体識別が困難な生き物はサイズ的に手ごろであっても、なかなか愛玩動物としては普及しません。

 金魚は鑑賞魚として、なかなかの成功をおさめていると思いますが、これも個体識別が容易だからでしょう。例えば、金魚の先祖はフナですが、フナをペットとして飼育する人は、なかなかいないでしょう。金魚とフナでは、飼育の難易度はさほど変わらないはずですが、フナは金魚ほど可愛くないのはもちろんだけれど、個体識別が難しく、聖別が難しいため、愛情を注ぐのが難しいのです。そこへ行くと、金魚は、和金、琉金、出目金…と実に種類が豊富ですし、色のバリエーションも豊富だし、本当に個体識別が簡単な生き物です。

 人間同士も同じかもしれないですね。もちろん、愛する人とそうでない人の外見での区別は容易につくでしょうが(笑)、愛しているからこそ、その人のために時間を使い、その人の事ばかり考えて、心の中がいっぱいになるんだと思います。つまり、他の人とは“価値”が違うわけです。これも一種の聖別です。

 逆に言うと、愛が覚めてくると、その人への態度が冷淡になり、何かと面倒くさくなり、時間を使うのがもったいなく感じ出し、その人がいない時はその人の事なんかちっとも考えなくなったりする…わけでしょ。かつての恋人が、その他モロモロの雑事と同じ程度の関心レベルになっていくわけです。つまり、聖別されていたものが、特別扱いをされなくなったわけです。

 「これってもしかすると恋?」なんて悩んでいる人がいましたら、時間の使い方をチェックしてみるといいですね。その人(モノ、動物、趣味もそうかも)のために、時間をたっぷり使っていたら、今あなたは、それに恋しているんだと思います。

 となると、私は今、歌とフルートにラブラブって事になりますね(笑:ああ、色気がない…)。

 Give me LOVE!

2011年11月 5日 (土)

消えた緋ドジョウ?

 つい先日、なんとなく緋ドジョウの数を数えてみました。…三本でした。チビとシッポナと新入り君と…??? あれ? 新入り君は二本いたはずなのに、一本しかいないよ?なぜ、なぜ、なぜ?

 縞ドジョウは、時々消えます。なぜなら、縞ドジョウは砂利の中に隠れてしまう習性があるので、見えないことがあっても不思議ではありません。しかし、緋ドジョウは砂利の中に隠れる習慣はありません。常に我が身を人目にさらして、ペットとしての本分をよくわきまえている動物です。

 なのに、緋ドジョウの数が足りません。新入りが一匹見当たりせん。

 考えられる事は、水槽から飛び出しちゃった事。まあ、ドジョウが水槽から飛び出すというのは、たまにありますが…飛び出せば分かります。一応、水槽の周辺を広く隈なく探しましたが、見当たりません。

 次に考えられる事は、濾過装置の中に入ってしまうこと。以前ありました。今回も濾過装置の確認をしましたが、やはり見つかりません。

 水槽のモノカゲには見当たりません。砂利の中は探していませんが、そこに入る習性は緋ドジョウにはありません。

 さて、緋ドジョウはどこに行ってしまったのでしょう? 行方不明なままというのが、一番落ち着きません。

 ちなみに、残っているもう一匹の緋ドジョウの調子が最近はよくありません。時折、死んでしまったのではないかと思うほどに絶不調です。ドジョウって仲間思いなんですよね。残った子の様子から見ても、消えた緋ドジョウは水槽中にはいないと思います。ならば、どこに行ってしまったのでしょうか? 実に不思議です。

2011年11月 4日 (金)

地元の合唱祭を見てきました

 昨年は出場して、大ホールで高らかにソロを歌ってきた、あの地元の合唱祭に、今年は観客として参加してきました。

 この合唱祭は、地元の市民合唱諸団体にとっては、年に一回の合同発表会なわけで、気合の入った晴れ舞台なので、どの団体も一生懸命さとか、必死さとかを丸出しで歌ってまして「おぉ、これぞアマチュアのステージだよね」と感心しながら見ていました。

 で、その熱意を感じるためのステージで、実力うんぬんを言い立てるのはヤボなんだけれど、ヤボを承知で一言言わせてもらうと、市民合唱団の未来って、やっぱり女声合唱団が担っていくしかないのかなって思いました。

 歌の上手さというか、聞き応えを感じる順番って事で並べてみると、女声合唱 > 混声合唱 > 男声合唱 って感じでしょうか? もちろん、これは、あえて、順列をつけるならって事です。しかし、この“>”って、僅差ではなく、かなりの大差の“>”かなって感じてます。

 なぜかと言うと、どこの団でも言えるのですが、その団に男声がいるだけで、どうもハーモニーが、もうひとつパッとしなくなっちゃうんですよ。で、全体の印象が、かなり大味の歌唱と言うか、乱暴な合唱団って感じになってしまうのですよ。「なぜだろう」とつくづく考えました。考えられる原因は、概ね、どこの団体でも男声は発声が悪いんですよ。地声でガナリあげて歌うと言うか、応援団のバンカラな歌声を彷彿させる感じというか、なんか発声に関しては、未訓練な印象を受けます。

 そして、そんな男声に引っ張られるのか、女声も女声団体の歌声と比べると、荒っぽくガサツに聞こえてしまうところが多かったです。

 一方、男声がいない女声合唱団は、どこも緻密に曲を練り上げている感じがしますし、全体の印象も丁寧/上手いって感じです。発声だって女声合唱団だと、響き優先の美しい歌声で歌ってくれます。これはどういう事なんでしょうか? 女声だけの方が、真面目に練習できるって事なのでしょうか?

 一方、女声のいない男声合唱団は「ああ、頑張っていますね~」って感じの敢闘賞的な歌唱になるんです。人によっては、力強いとか、男らしいと良い評価をくださるかもしれませんが、あの歌声が“美しいか美しくないか”と尋ねられると、私は正直に『美しいとは申し上げられません』と答えるしかないかな?(ごめんなさい) すごく頑張っている姿勢は分かるんだけれど、頑張っている方向がちょっと違うんじゃないかな…って思うわけで(ごめんなさい)、そこは指導者の指導方針って奴もあるので、一概には言えないけれど、私は男声だから“美声で歌い上げる”って事にこだわってほしいなあって思います。実際、本気で歌えば、一番美しい響きになるのが男声合唱だ、と私は信じていますから。

 しかし、女声合唱団は、本当に細かいところまで仕上げてくるので、音量的にはさほど大きく感じられない歌声でも、不思議と客席には響いてくるものなんです。物理的な音量は少なくとも、体感的なボリュームはかなり高く感じるのは、不思議。

 次から次へと登場する合唱団は、ほぼ還暦過ぎの女声が主体となっているところが多いです。それが多数を占めるので当たり前のように感じていますが、そんな中に時折、学生団体とか、30~40代の人を中心とした団が出演すると、まるで舞台が輝いているように見えます。何と言うか、たとえ音楽的に稚拙な演奏をしていたとしても、違うのです。声がリアルに若いのです。声がみずみずしい上にパワフルなのです。つまり、声って肉体によって発せられる以上、やはり老化というか、加齢の影響は免れないわけで、どんな人であっても、声は老けていくのです。そういう老け声も魅力の一つかもしれないけれど、私はやっぱり若い声の方に惹かれるなあ…。

 声は肉体によって発せられる以上、老化するのがサダメならば、その肉体の若さを保持する事で、声も若さをキープ(もちろん限界はあるけれど)して、少しでも老化による劣化を後回しにしようではありませんか! 

 個人的な話をすると、少なくとも私の声は、まだ十分若く、年齢相当の声とは違います。ならば、この若い声(若作りの声?)をなんとかこのままキープしていく事が、今後の私の課題になってくるのではなイカ?

 もっとも、声だけに限らず、私は全般的に若作りと言うか、貫祿がないんだよねえ。巨漢という意味での貫祿ならバッチリなんだけれど、年令が醸しだす貫祿というのが、大いに欠如しております。一回り下に見られる事なんて、普通だもんなぁ。だから、世間から軽んじられるんだろうなあ。ああ、年令相当か、それ以上に、老けて見られるたい…。

 さて、閑話休題。男声の場合、声は老化するにつれ、甲高くなっていくわけ(女声は逆に重く低くなるそうで)で、高音に難のある私の場合、声は老化した方が高い方が楽になるのではないかという思いも、ないわけじゃあないです(さあ、困ったぞ)。

 あと、歌とピアノの音量的な問題も目立ちました。どこの団体もおおむねピアノが勝ちすぎだと思います。舞台の上で20~30人の人間が歌っているのに、たかがピアノ1台に負けるのか~とも思いますが、逆に言うと、ピアノは人間30人程度の歌声なんかじゃ負けないだけのポテンシャルを秘めた楽器だとも言えます。ピアノ、すげ~。でも、もう少し、人に優しくてもいいんじゃないかな?

 結局、アカペラの女声コーラス(それも30~40代のメンバーが中心になっている団体)が、一番聞き応えがある…という結論になりました。

 さて、来年はどうしましょうか? 妻と話したところ、ウチの歌劇団のレパートリーの中の曲のいくつかで、ここに出演することは可能だから、また出ても良いのではないかと言ってましたが、来年の秋は、第一回の主催公演が控えていて、たぶん忙しいよなあ…。さあ、どうしましょうか?

2011年11月 3日 (木)

フルートの音色は、人の声と同じ。変えようと思っても変えられないものです

 フルートのレッスンに行ってきました。結果を先に言うと、家でたっぷり練習してきたので、今回は楽々オールクリア!と意気込んで行ってみたものの、一つも合格にならず、撃沈の日となりました。

 お教室に入ると、いつもの姉様がレッスンを受けていました。先生から結構キビシイ指導を受けております。先生は、私の時は実に優しい顔をしておりますが、姉様の時はかなりキビシイ指導をされています。まー、よーするに、私はまだまだ“お客さま”扱いってわけです。仕方ないね。新入りだし、趣味のオッサンだし、スロースターターだし…。自分なりに頑張って、先生の真剣指導を受けられる身分になれる様に、精進を重ねていくしかないわな。

 で、ロングトーンは姉様と二人です。姉様と二人で吹くと、音が波立つ事はあまりないのですが、たまにうねったりします。今回は、そのわずかの音程の違い(総じて、私の音がほんのちょっぴりうわずる傾向がある)を、結構細かめに、注意されました。

 さて、アルテです。15課2章のD-durのロングトーン練習をサラッと…流してもらえませんでした。クチビルが硬くなっている…という注意を受けました。あ、うっかり前回習った「フルートを響かせて吹く」というのを忘れていました。反省、反省。

 「君は大きな音を出そうとしているでしょ」と尋ねられました。いや、まったく、そんなつもりはないのですが…。「もっと楽にフルートは吹かないとね。フルートはお腹で吹く楽器だよ。クチビルで吹いてはダメ」と言われて、先生のお腹に手を当てて、先生がフルートを吹くのを観察しました。声楽の時と、腹筋の動く方向が逆ですが、確かにかなりきびしく腹筋が活躍しています。「これくらいはお腹を使わないとダメだよ」との事です。“クチビルは脱力、腹筋は力を込める”のです。そうしないと、優しい、よく響く音は出ません。この逆(クチビルに力を込めて、腹筋を緩めると…)を先生がやってみせてくさました。…確かに音は硬くなり、つぶれた感じに聞こえます。ああ、クワバラクワバラ。

 懸案の第4番「D-durのスケールとアルペジオ」です。この二週間(先週はレッスンをお休みしてしまったので、二週間ぶりです)、みっちり練習してきたつもりだったので、今回は楽々合格だろうと思っていましたが、不合格になりました。理由は「昇っていく時はいいんだけれど、降りて来る時の指がダメ」というのです。はい、いつもの中音レとか低音や中音のミとか、そのあたりの音です。これらの運指が確実ではないため、不合格となりました。

 すっかり、間違った運指が癖となって定着しているなあ…。

 先生がフルートを構えて、中音で、レミファソラソファミ~と吹き始めました。「このフレーズを一日に何度も練習すると、できるようになるよ」 そうですね。以前にも似た様なフレーズを習いましたが、いつのまにか練習メニューから外れてしまいました。今度こそ、日課練習に入れて毎日やるぞ。

 第5番「D-durのクロマチック」もバッチリ練習してきたつもりです、しかし演奏中わずかに躊躇してしまったシーンがありまして、それで不合格になりました。「クロマチックは寝てても吹けるぐらいにならないとね…」と言われました。まだまだ練習が足りませんって事ですね。

 ミニヨン・エチュードの7番も、ばっちり練習してきたつもりですが、やっぱり中音のレを中心として、そのあたりの運指がダメという理由で不合格になりました。あと、後半の八分音符の音形のところの、最後の八分音符を長く吹きすぎるという注意も受けました。

 どこまで行っても、中音レでつまずく私です。こりゃあもう、ダメだな……と弱音を吐きたくなるくらい、凹んでおります。いやあ、ほんと、なんでこうも出来ないんだろ(涙)。

 と言うわけで、今回のレッスンは、双六で言うなら『一回休み』のようなレッスンでした。先週はレッスンに来れていないわけで、連続二回休みのようなものです。やはりレッスンは来ないとダメですね。ああ、仕事優先の我が身が悲しいです。

 せっかくいい音を持っているんだから、もっとキレイにフルートを吹かないとね……と言われました。フルートの音色は奏者ごとに決まっているのですが、これは人の声がそれぞれ違うのと同じで、フルート奏者ごとにフルートの音色って、それぞれに違い、声が変えられないと一緒で、フルートの音色も変えられないのだそうです。当然、そこには、いい音を持っている人と、そうではない人がいるわけで、私は(社交辞令だろうけれど)いい音を持っていて、素材的には良いのだそうです(ホント?)。

 せっかくいい音を持っているんだから、それを最大限に美しくして吹かないとね……そのためには、クチビルの脱力や腹筋カチコチは当然として、口の中を広くして吹くことも大切だと言われました。

 「あなたは穴(アパチュアのこと)がとても小さいし、息の速度が速いのはいいですね。楽器の遠鳴りってよく言いますが、要するに、どれだけ速い息が使えるかってだけの話なんです。息の速度を上げるためには、穴が小さいことと腹筋の力が必要なんだけれど、あなたはその両方を持っているんだから、後はクチビルの脱力ができれば、かなりいい線に行けますよ」と言われました。ううむ、たぶん誉められているのだろうけれど、どこまで真に受けたらいいのでしょうか? ちょっと悩みます。

 レッスンを終えて、フルートを片づける時に、先生にちょっと注意されました。それは私のフルートの置き方。お教室にある机は荷物置き場扱いなんですが、この机がいわゆる、折り畳みの奥行きのあまりないタイプの机。で、左右にも色々とモノがあったので、フルートを机に対して直角の角度にして置いたら「ダメだよ、フルートをそういう置き方しちゃ」と言われました。

 机に対してフルートを直角に置くと、机の奥行きがないため、机のこちら側とあちら側の両方にフルートがはみ出てしまいます。これがダメなんです。

 「こうやってフルートがはみ出ていると、フルートをひっかけてしまい、大変な事になります。いくら自分が気をつけていても、他の人の不注意でフルートがダメになったら大変でしょ」

 フルートを机(でもどこでもそうだけれど)に置く時は、フルートをひっかけられないように、机からはみ出さないようにして置かないといけないのです。つまり、この場合、いくら荷物がたくさんあったとしても、机に対して水平になる位置でフルートを置かないといけないのです。ううむ、一つ賢くなったよ(って、今頃かい)。

 さて、今回の雑談は、秋登山と雪の話。もう、この季節になると、高山の頂上付近には雪があるわけで、山の雪は平地の雪とはだいぶ違うぞって話と、ロッククライミングはおっかないよぉと言う話。ううむ、音楽ブログで書く話ではないので、今回は割愛(笑)。

 ちなみに、今回のレッスン時間は…後で録音をチェックしてみたら、なんと、わずか約10分。ううむ、こんな日もあるね(笑)。

2011年11月 2日 (水)

改めて、自分の声のデカさを確認しました

 メサイアの練習に行ってきました。とにかく暑い、ムシムシする暑さでした。

 まずは体操と発声の練習。とにかくY先生は、後ろに向けて声を出せと散々おっしゃっていました。うむ、先生の狙いは『クチの中を大きく開ける』事なんだろうけれど、口の中を開けと言っても、アマチュアには、それはなかなか難しい事です。ならば、後ろに向けて声を出せと言えば、無意識のうちにクチの中が広がるわけで、一見筋が通っていないオカルトのような指示だけれど、きちんと理に適っているところが面白いです。

 今回は練習会場の都合でパート練習は無し。全体練習の中で各パートの音取りも(ザッと)やりました。しかし、次にどの曲をやるか、よく分からないまま練習に臨んでいる私です。まるで毎回、初見大会をしているような緊張感があります。ま、もっとも今回は、今までの練習の流れを見て、おおよそ、練習で歌う曲の目星はついていたので、さほど大慌てせずに済みました。もっとも、一曲だけ、ヤマを張って練習しておいたけど、歌わなかった曲があって…、ううむ、譜読みの時間を無駄に使ってしまいました。残念。

 30番「Lift up your heads」を歌いました。

 自分自身が良い声だと感じる声で歌ってはいけない、とY先生から全体に向かって指示がありました。むしろ、自分にはガサガサするような声で、まるで鳴っていないように感じる声で歌っている方が、ずっと良いのだそうです。特に声に必要なのは、響きではなく、息。もちろん、全く響きのない平べったい声で歌うのはダメだけれど、響きで声を飛ばすのではなく、声を息に乗せて飛ばすのだそうです。そのために、常に声は息が多量に混ざった感じになるように歌うのが、良いそうです。とにかく、大切なのは息、息、息、です。

 今回は全体練習の中で各パートごとの音取りもやったわけで、それぞれのパートの“むき出し”の声が聞けました。いやあ~、ソプラノにせよ、アルトにせよ、なんと小音量なんでしょうか。いつもの全体の合唱練習だと、四声が同時に歌うので、それなりに聞こえますが、各パートごとだと、実はこんなに小さな音量で歌っていたのですね。もちろん、皆さん、一生懸命全力で歌っている事は分かりますが、それにしても声が小さい。私の耳には(大袈裟ではなく)ウィスパー・ヴォイスで合唱をやっているように聞こえます。パート全体の音量だって、おそらく、私一人のmpよりも小さいかもしれません。おまけに声に芯もなく、フニャフニャな感じ(これは合唱的には決して悪いことではなく、よりよくハモる声なんだけれど)なので、そりゃあ、それぞれのパートが、このくらいの声で歌っている中、私が気分よくmfあたりの声で歌ったら、そりゃあ、声が浮くわな。おまけに私の声は、息の成分が少なめの声だし…。

 でも、声が小さいと言っても、これって、たぶん、市民合唱団としては、ごく普通のレベルでしょう。つまり、規格に外れているのは、彼らではなく、私の方です。私の声が合唱には向いていないと言う事なのでしょう。それは、自転車レースにスーパーカブで乗り込んじゃったようなものなのかもしれません。ま、大型二輪(プロのオペラ歌手)が自転車隊にツッコムよりはマシかもしれないけれど(プロなら、そんな事はしないって!? すいませんでした)。

 それにしても、私は五線の上にはみ出すような高さの音が好きです。そんな音が続くと、ときたま自分が抑えられずに、ついつい歌いあげてしまい、反省するわけだけれど、今回、よくよく聞いてみると、テノールの皆さん、五線の上に音が来ると、急に声がしぼみます。おそらく、五線の上の音が出せない方が数名いるんでしょう。で、パートとしてのボリュームが下がるわけだけれど、そこで“この辺の音って、声を出すと気持ちいい~”って理由だけで、バンバン歌っちゃう私がいれば、そりゃあやっぱり、声浮くよねえ~?

 そんなこんなで、本当に小さな声で歌わないといけないと、改めて自覚した私です。

 ですから、p~pp程度で蚊の鳴くような声で歌っていた私ですが、練習中に、うまく歌えずに「う、しまった!」とか、つい落ちてしまった箇所とか、つまり私がヘマをすると、必ず、指揮のY先生は全体を止めて、そこをさらいますね。ううむ、蚊の鳴くような小さな声で歌っている私だけれど、私がヘマると、パート全体がヘマったように感じられるのでしょうね。ううむ、ヤバイ。ってか、どれだけ声を絞れば、私は合唱ができるのだろう。ああ、情けない。

 37番「Let us break their bonds」です。この曲は難しいね。速いし、音もピョコピョコ跳躍するし。この曲は、レガートで歌っていく曲と言うよりも、ポンポン音を当てていく感じの曲なんだろうなあ、と途中で気づきました。それが分かっただけで、だいぶ歌いやすくなりましたよ。気は持ちようですね。

 41番「Since by man」です。実は前二曲で練習時間の大半を費やしてしまったため、ザザっと流した曲です。スローな部分と快活な部分が交互に現れておもしろいです。この曲は、スローな部分で、団全体の母音の響きを揃えるとカッコいいですね。こういうゆっくりな曲は、色々とアラが目立つので注意です。

 47番「Worthy」です。いやあ、本当に時間が無くなってしまったので、極々簡単にしかやりませんでした。ま、一度九月の本番で歌っていますから、他の曲ほど熱心にやらなくてもいい…のかもしれません。しかし、私を含め、細かな部分の音取りがいいかげんな人が多いと注意されました。そうかもしれません。気をつけないと。

 それと、この曲は長いのですが、こういう長い曲だと、歌っている最中に発声的なヘマをやってしまっても、リセットすると言うか、それを立て直している余裕のようなモノがないのが、残念です。歌い終わると、上アゴがだいぶ上がり、うなじがつぶれていたりします。それじゃあ、高いAは、出るわけないよね。一に発声、二に発声の気持ちで歌わないとね。

 本番が近いせいか、次週もまたメサイアの練習があります。その練習では、メサイアの第一部の曲の練習をすると、Y先生が練習の最中におっしゃいました。おお、次回は第一部ですか。しっかりと音取りをしておかないとね。ああ、色々と忙しいです。でも頑張るよ。

2011年11月 1日 (火)

音楽ホールは響かない方がいい?

 今回は夫婦仲よく声楽のレッスンに行ってきました(笑)。

 まずは呼吸の確認。詳しい事は先生のブログに書かれている(こちらです)ので、そちらをご覧ください。とにかく、鼻と口の両方で息が据えるように練習しないと…。両方で吸うのが難しいようなら、鼻をメインにしてくださいとの事です。私は…両方で吸えていると思うけれど、メインは口かも。今後は鼻呼吸をメインに切り換えてみようかしら?

 コンコーネは12番です。とりあえず、合格。ただし、大甘合格でした。最後の高音Gをついつい押してしまい、そのために音程が若干下がってしまいました。高い音が出なさそうな予感がすると、ついつい声を押してしまいますが、実は声を押すと、その声ってフラットしちゃうんですよね。だから、声は押さない方がいいのです。先生からも「ここは声を押さずに、後ろにまわせば、キレイに発声できたのにねえ~」と言われました。すごくもったいないって顔をされましたが、…ヘマをしたのは、ここだけなので、大甘合格をいただきました。

 ま、高音Gに限らず、声と言うものは、ノドに力が入ると音程が下がり、さらに力を入れると、その力で声帯の振動そのものを押さえつけてしまって、声そのものが出なくなるようです。そんなつまらない事にやっと気づきました(遅いね~)。力付くで声を出すと言うのは、実は全く逆方向の努力だったわけで、そんな徒労を長年やっていた自分が情けないです。ま、もっとも分かったと言っても、所詮は頭で分かっただけなので、まだまだ無意識では、力付くで声を出そうとする自分がここにいるわけで…長年養ってきた癖というのは、なかなか治らないものです。

 次のコンコーネ14番も合格です。特に、途中にある高音Gのロングトーンをカツーンと出せました。私がこの曲を歌い終わると、先生が興奮してました。「自分で自分を誉めて上げたい」とまで言ってました。それほどにうれしかったのだそうです。

 何が? それは私がコンコーネ14番を歌いきった事がです。

 ??? 私が14番を歌いきるのがどうしてそんなにうれしいのかと尋ねると、14番にある高音Gを私がカツーンと出しからです。それが先生はうれしいのだそうです。

 まあ確かに、私がキング先生の門を叩いた頃は、ひどかったもんなあ…。このブログの最初の頃の記事を読むと分かるけれど、あの頃の私は、高い方はFとかFisでつまづいていて、Gなんて夢のまた夢の状態だったわけです。それを先生は諦めずにコツコツと指導をして下さって、なんとかここまで持ってきたわけです。その苦労をご自分で振り返ってみて、とってもうれしくなったそうです。

 とりあえずGがカツーンと出せないテノールなんて、何の役にも立たないからね~。

 習い始めの頃は、歌のキャリアはそれなりにあったけれど、あまりきちんとした指導は受けていなかったし、才能は今でも無いけれど、当時も全然なかったし、そりゃあ、本当にひどい状態だったからね。

 先生は何度も私にバリトンへの転向を薦めようかと悩んでいたそうです。もっとも、私はバリトンへ転向を薦められたら、即座に歌を辞めてたけれどね(笑)。なにしろ、私にとって、テノールというポジションは、ある種、アイデンティティだし、実際、声はまごうことなくテノールだし。バリトンなんて、ありえないでしょ。

 マノン・レスコーの「美しい人の中で/Tra voi, bello, brune e bionde」を歌いました。この曲は三部構成のABAという構造になっています。今回はその前半部(Aパート)が宿題として出ていました。ええ、もちろん、キッチリ練習してきました。おかげさまで、この曲でも、高音Gの部分はきれいに歌えました。

 今回はその先の中間部(Bパート)の練習をしました。ここはしゃべるように歌うパートです。そのために、きちんと活舌よくイタリア語をしゃべらないとネ。それと、しゃべると言っても、声はしっかり歌同様に高めのポジションをキープすることが大切です。私はしゃべる時に、声を低いポジションに落としてしまう癖があるので注意すること。今回の宿題はこの中間部です。

 中間部までやったので、試しに全部を通して歌ってみました。

 中間部と後半部の間に間奏があって、間奏を聞いてから後半部に入るわけだけれど、そこがどうもうまく入れませんでした。先生いわく「間奏のメロディを歌って入ればいいんじゃないの」つまり『ドドドレミレドシラソファミレド~」と歌って入ればいいでしょうとのアドヴァイス。やってみました。うん、確かにここは歌わないと入れないかも(笑)。

 試しに全体を通して歌ってみたところ、当然のごとく、高音Aの箇所で撃沈しました。

 先生的にはこの音が出せるとは、全然期待していないので、練習としては、高音Aが出てくる直前までが、きちんと歌えば良いそうです。あくまで、このマノン・レスコーのアリアは発声のための教材であって、オペラアリアとして仕上げるなんて、ハナッから考えていないようです。まあ、それならそれでヨシですが。

 ただし、高音Aもまったく望みがないわけではないそうで、高音Gを常に正しいポジションできちんと発声できていたら、やがて高音Aも歌えるようになってくるそうです。なぜなら、テノールにおいては、高音Gと高音Aは同じポジションで歌う音なのだそうで(そこから上はまたポジションが変わります)、高音Gが出たら、そこから一歩踏み出すと高音Aにたどり着くわけで、だから、まずは高音Gをしっかり自分のものにしていく事が私の課題なんです。

 先生がおっしゃるには、この歌にはアリアを歌うのに必要な要件のすべてが入っているので、この曲を練習するのは、とても大切な事なんだそうです。

 さて、パヴァロッティって“King of 発声”なんだそうです。なので、我々声楽初級者は、彼の歌を徹底的にマネた方が良いそうです。パヴァロッティという人は、本来はいくらでも太い声が出せたのだろうし、演劇性にあふれる歌を歌うことだって出来ただろうけれど、それをあえて回避して、発声の事だけを考えて歌っていた歌手なんだそうです。だから連隊の娘のアリアで、高音Dなんていう、普通のテノールじゃあ当然歌えない高音を晩年になっても、ポンポン出していたのは、彼が発声のことばかり考えて歌っていた証拠なのだです。だから、発声そのものに問題のある私などは、まさに発声の教科書的な存在であるパヴァロッティをはマネた方がいいのだそうです。

 私はデル・モナコが好きですが、デル・モナコは、内面の表現に力点を置きすぎて、時折発声がなおざりになるキライがあります。それ以前に、彼の声そのものが太いので、あの歌い方に憧れて、真似たら、すぐに声が壊れてしまうらしいです。絶対に真似してはいけない歌手なんのだそうです。

 ドミンゴは、高いレベルで発声と演劇が両立しているので、これをアマチュアがマネをすると、マネしきれずに、やっぱり声がダメになってしまうのだそうです。ドミンゴはむしろ、プロの歌手たちがマネるべき対象の歌手なんだそうです。

 ちなみにホセ・クーラは発声に難点があるので、これもマネしないように言われました(クーラの発声に関しては、私も同意見です)。

 私の声は、パヴァロッティと全く同じ、リリコ~リリコレジェーロの声なので、やれドミンゴだとか、やれモナコだとか言わずに、さっさとパヴァロッティ一筋になって、彼をお手本にした方が良いのだそうです。

 今回は「私は心に感じる/Sento nel core」は無しでした。

蛇足 ガラコンサートでは「オペラ座の怪人」を歌う予定の私ですが、これ、全曲二重唱なんですよ。色々と問題はあるのですが、ただいまの問題は、私とデュエット相手の妻との声量差。妻も声量がある方(合唱ではすでに声がはみ出ています)なんですが、それでも私とではかなり声量の違いがあります。妻はキング先生から「二重唱をするんだから、もっともっと声を出せるようにしないと…。今のままでは、バランスが悪いので、頑張っていきましょう」と言われて、ちょっと悩んでいます。声量を増やすのって、大変みたいです。だったら、私が抑えればいいじゃないのかって? いえいえ、我が門下では、声の出ていない方が出ている方に合わせる事になっております。だって、声なんて、練習すれば、いくらでも出るようになるんだから。

蛇足2 とにかく「オペラ座の怪人」をきちんとカラダの中に入れなければ…。映画が上映された時は、もちろん見に行ったけれど、それだけじゃ足りないよね。ちゃんと舞台の方も見ないといけないし、映画もきちんとDVDで見直す必要があるね。以前、テレビで劇団四季の方々で吹き替えたバージョンを放送していたけれど、あれを録画しておけば良かったなあ…。

蛇足3 ガラコンサートの会場候補を色々と先生と話しています。交通の便とかキャパの問題とか会場の取りやすさ(実はこれが一番肝心!)と、色々と考慮して考えてます。比較的近所に、この三つの条件に合致するホールがあったのですが、そこは先生の一言で却下。理由は「そのホールは音が響きすぎる」のだそうです。合唱とかフルートの演奏会程度なら問題ないけれど、声楽の場合は、音量も響きも楽器の比ではないので、音が響きすぎるホールでは良くないのだそうです。特に私のようなタイプ(大ホールでも一人で歌えます)がそういうホールで歌うと、声が響きすぎてウルサイだけになってしまうので、響きはほどほどのホールにしないとダメなんですって。会場選びも難しいね。

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