ひとこと

  •  理解できない事。昨今の中国では「脚臭塩」と呼ばれる、足の臭いのする食塩が蔓延しているそうだ。分析してみると、亜硝酸塩という毒物さえ混入しているそうだ。また逆に健康に良いとされている短鎖脂肪酸が入っているケースもあったそうだ。どちらにせよ、食塩というものは、ほぼ純粋な“NaCl”じゃないの? 国際食品規格委員会で定められた食塩の品質に照らし合わせても、亜硝酸塩とか短鎖脂肪酸などが入り込む余地は無いんだけれどなあ。食塩というのは、人間が生きていく上で必要不可欠なものなのに、その食塩の品質すら危ういなんて、ああ理解できない。ちなみに、足の臭いのする食塩とか言うけれど、足の臭いって…どんなんだろ? 足って、そんなに臭いか?
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2011年9月16日 (金)

合唱の声とソロの声

 メサイアのミニ本番が終わりました。本番を一つ経験することで、人は多くのことを学び、反省するものです。私も今回の本番で多くの事を学んだつもりです。特に「合唱の歌い方」と言うのかな? とにかく色々と感じましたので、中間報告的な感じで、ちょっとまとめてみたいと思います。

 まず『合唱の声とソロの声』というタイトルにしましたが、音楽ジャンル的にはクラシック系音楽という前提で書きます。ですから、合唱と言ってもポップスコーラスやジャズコーラスは入りませんし、ソロと言ってもクラシック声楽に限ります。あしからず。
 
 
 さて、合唱とソロ。音楽ジャンルが同じクラシック系音楽なら、同じクラシック系の声で歌っていいのでしょうか?

 理想論で言うならば『同じ声で歌ってもかまわない』となるはずですが、現実的には、『合唱の声』『ソロの声』というものがそれぞれにあって、やはり違います。

 “違う”のならば、どれくらい違うのでしょうか、全く違うのでしょうか?

 …音楽ジャンルが同じならば、発声の基本部分は同じだと思います。例えば、腹式呼吸で歌う点。マイクを使わないので、響き豊かな声で歌う点。母音の音色はあくまで深くて太い声を指向する点などです。

 じゃあ、どこが違うのでしょうか?

 それらの基本部分の上で展開される応用部分の、優先順番が違うと思います。
 
 
 まず、合唱では音程が重視されます。音程命です。バッチリと正しい音程で歌えるのが理想です。しかし、人間は生身ですし、市民合唱団体だと、オトナになってから歌を始めた方だって大勢いるわけで、バッチリと正しい音程で歌える人ばかりとは限りません。そこで求められるのが“音程の幅の広い声”で歌うと言うことです。

 “音程の幅の広い声”と言うのは、例えば“ド”を出した時に、チューナーのような機械で検出すると、メーターがかなり右とか左とかに振れてしまうにも関わらず、耳で聞いた時には、なんとなく“ド”に聞こえてしまう声の事です。テニスラケットで言うなら、スイートスポットがやたらと広いラケットのようなものです。とにかくラケットにさえ当たれば、なんとかボールが相手に打ち返せるように“ド”のつもりで声を出せば、多少いい加減であっても、とりあえず、なんとなく“ド”に聞こえてしまう声の事です。

 合唱と言うのは、参加人数が多く、音楽の規模が大きいこともあるし、団員たちが玉石混淆だという事もあって、この“音程の幅の広い声”で歌う事が求められます。

 しかしこの“音程の幅の広い声”っては、ある意味“音程感覚の曖昧な声”とも言えますので、ソロでは嫌われます。ですから、ソリストは“音程の幅の狭い声”、つまり、バッチリクリアな音程で、細かな音程の揺れに感情を込めてながら歌うわけです。また、音程の幅が狭いという事は、声の倍音がミッチリ集まっているという事でもあるので、声そのものが持つエネルギーも集中しています。だから同じ音量で歌っても、遠くまでよく通るし、響きのよいホールなら、ホールの響きを味方につけて歌うこともできます。

 “音程の幅の狭い声”って、テニスラケットで言えば、スイートスポットの狭いラケットのようなもので、スイートスポットにきちんと当てれば、ボールは勢い良く跳ね返りますが、そこをちょっとでも外すと、グダグダになってしまうようなものです。

 ソリストが数人集まって同時に歌う重唱などでは、互いの歌手の歌うパートがきちんとハモるように作曲されていても、重唱では、合唱のような甘美なハモリには決してなりません。もちろん、ソリストがハモれないというわけではなく、お互いに“音程の幅の狭い声”で歌っているため、聞いていて、バッチリハモった感がなかなか得づらいって事です。まあ、ハモリながらも自己主張は辞めない? そんな感じに聞こえるのです。

 ちなみに、本当に上手な合唱団は“音程の幅の広い声”は使用せず、“音程の幅の狭い声”でバッチリ音程を合わせて歌ってきます。やはり、同じハモるなら“音程の幅の狭い声”でハモった方が美しいですからね。もちろん、その時には、合唱団員たちによる声の自己主張は無し…です。そこはソリストとは違いますから(笑)。
 
 
 合唱では群になって一つの音楽を作ります。ですから個性的な声は邪魔です。周囲の声とよく溶け合った声が求められます。理想で言えば、合唱団の音色というのがあって、全員がその同じ音色で歌える事が望ましいのですが、現実的にはそれは難しいので、合唱では“音色に特徴のない声”で歌うことが望まれます。

 “音色に特徴のない声”とは、ニュートラルな音色の声とも言えます。ある意味、能面のような声で、同じ音色で歌っているにも関わらず、歌い方一つで、悲しくも聞こえれば、楽しくも、苦しくも、愉快にも聞こえる、そういう音色です。ある意味、指揮者の腕のふるいがいのある音色とも言えますね。

 一方、ソロには豊かな感情が求められます。声もその感情が反映されたものでなくてはいけません。声そのものだけで感情を表現しないといけないので、様々な音色が駆使できなければいけません。そして、その音色の根本には“美声”であることが求められるので、ソリストたちは、常に声を美しく磨き続けないといけないのです。

 ですから、高音箇所をファルセットで歌う事など、ソロでは、特別な狙いがない限りありえない事です。常に実声(頭声)で歌うことになります。しかし、合唱では声の美しさや豊かな音色は、しばしば音程&ハモリ優先の前では、二の次三の次にせざるをえません。ですから、合唱ではしばしば、ソロでは禁忌とされているファルセットも多用されます。多用どころか、団によっては「五線の上は必ずファルセットで歌うこと」と決めているところすらあるくらいです。
 
 
 また合唱では滑舌の問題があります。多くの人が同時に歌う都合上、皆が滑舌が良くないと何を言っているのか、言葉が観客には聞こえなくなってしまいます。滑舌を優先するために、しばしばレガートが犠牲になったり、声の響きが犠牲になったりしますが、合唱では言葉優先で歌っていかないといけません。しかしソロの場合は、あえて言葉を捨てて、声の美しさを優先してレガートで歌う事もあります。
 
 
 音量の問題もあるでしょう。合唱では周囲の人々と音量を合わせていかなければいけません。少なくとも、周囲の人々よりも大きな声で歌ってはいけません。もしそんな事をすれば、それは合唱ではなく“ソロ+合唱”になってしまいます。大きな声で合唱をぶちこわしてしまうなら、むしろ周囲よりも小さな声で歌うくらいの方が、良いくらいです。

 しかし、ソロではそうはいきません。ソリストの歌声は音楽の主役です。常に、ピアノやオーケストラや合唱団のような伴奏を飛び越して観客に届かないといけません。音量が足りない…などと言った事はあってはならないのです。
 
 
 以上を踏まえるならば、合唱とソロの発声の基本部分は同じだとしても、合唱では、何より音程を優先し、音色や音量は周囲をよく見回して、周囲に合わせて、決して自己主張をしないように心掛けて歌うことが必要ですし、それが可能な声が求められます。

 対して、ソロの方は、個性を前面に押し出して、その存在感を強くアピールしないといけません。多少、音程的に怪しかったり、滑舌が少々悪かったとしても、美声で高らかに歌えないといけません。そういう、美しくて押しの強い声が求められます。
 
 
 プロの歌手たちは、そのほとんどがソリストです。普段はソロの発声で歌っています。しかし、合唱団のトラの仕事をする時は、その辺の切り換えを上手にしているようです。今回のメサイアでも、バスにトラさん(エキストラとして市民団体の中に助っ人として入ってくださるプロの方)が入りましたが、それはそれは見事なものでした。

 プロですから、音程バッチリなのは当然ですが、合唱の中で歌う時と、ソロを歌う時では、発声のスイッチを明らかに変えている点が興味深かったです。

 合唱の時は…言葉悪く言うと、やや側鳴りっぽい、パートの中ではよく聞こえるけれど、ちょっと離れると聞こえなくなる声で歌って、パートを引っ張っていました。しかし、ソロになると、よく通る声で高らかに歌っていました。なので、音量を増減させると言うよりも、声の届く範囲を上手にコントロールして歌っていたと思います。

 そう言えば、ここの団の皆さんは、男性だけでパート練習をすると、部屋中にガンガン聞こえるほどの大きな声で歌うのに、合同練習になって講堂(広い会場です)で歌うと声が全然聞こえなくなるほど、典型的な側鳴りなのですが、この歌い方の方がむしろ合唱では正しいのかもしれません。
 
 
 私は不器用な上に、技量が足りません。普段はソロで歌う勉強をしているので、未熟であるとは言え、私の発声はソリスト寄りの発声です。そうでなくても、元々、声に恵まれているタイプなので、普通に楽に歌ってしまうと、すでにそれだけでホールに響き渡る声が出ちゃいます。そんな声は、ソロならともかく、合唱では“邪魔モノ”でしかありません。金魚の中にカツオが泳いでいるようなものです。

 なので、私も本来ならば、プロの方のように、瞬時に合唱の声とソロの声の切り換えができると良いのですが、そこまで腕前が達者なわけではありません。

 そこで、私の場合は『声の音量そのものを下げる』という戦略で行かざるを得ません。

 では具体的にどこまで下げるかですが、音楽表現的には、終始ppで歌います。楽譜でmfとかfとか書かれているとpぐらいまであげますが、決してmpにはしません。mpでは合唱を壊してしまう可能性があります。もしも、楽譜にpって書かれていたら、クチパクにして歌いません。ppって書かれていたら……作曲家を恨みながら、歯ぎしりします(笑)。

 身体感覚的には、決して声を張りません。ノドを鳴らしません。「息もれ?」と思うくらい、声に息を混ぜ込んで歌います。しかし、その一方で、声はしっかりと支え続けなければいけませんし、声のポジションは終始、高いところに置きますから、決して楽ではありません。特に音が高いところは、その高いところを、脱力したまま狙いにいきます。普段の私は、高いところは勢いとか声の張りとか筋力で到達を目指しちゃいます(いずれもキング先生からダメって言われているやり方です:汗)ので、実は合唱を歌う事で、私は自分の苦手な事にチャレンジしているわけです。

 いやあ、久しぶりの合唱は、とてもいい勉強になりました。

 今後は、音量を下げたまま歌い続けるのはもちろんですが、いかに声の密度を下げて“側鳴りっぽい声”で歌えるかという点で、研究を進めていきたいと思ってます。で、この“側鳴りっぽい声”を習得し、“良く通る声”と“側鳴りっぽい声”の使い分けに熟練すると、音量をさほど下げなくとも合唱が歌えるようになれるわけでしょ。そうすると、合唱を、もっともっと楽しめるようになれるわけだしね。

 頑張ろう~。しかし“側鳴りっぽい声”って、どうやって出すんだろ?

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コメント

テニスラケットのたとえがわかりやすかったですgood
初心者はでっかいラケットでスイートスポットもでっかいから、
とりあえず球は返ってくるけれど、スピンとかかけにくいですよねぇ。
中級から上級者になると、スポット狭い代わりに、いろいろなワザが駆使できるもの。
あ、テニスは小学生のころから20年位しておりましたの。
日焼けが気になるお年頃になって辞めちゃいましたけれど(笑)

すとんさま、どーせだったら合唱のソリストやっちゃえばいいのに。

プリロゼさん

>すとんさま、どーせだったら合唱のソリストやっちゃえばいいのに。

 そうですね、ぜひやってみたいのですが、クチがないのと、テクがないのの二重苦なんですよ(笑)。

 …とか書きながら、そう言えば、昨年の秋に、合唱をバックにソロで歌ったんだっけ? 「木綿のハンカチーフ(ソロ風味)」って奴です。座席数が1400もある大ホールで歌ったんだよ。音源はキング先生のブログ(http://kingz.o.oo7.jp/2010_10_31_FIGARO.mp3)にあります。もしよかったら、どうぞ。

 また、大ホールでソロを歌ってみたいなあ…。

すとんさま

聴きましたぁ! 面白い合唱ですねぇ。
カラオケでよく歌っていたけれど、そういえば男性が話して女性が答えるって形だわ~。
もしかして女声のソロって奥様?
すとんさまのお声が圧倒的に通っていますねぇshine
広いホールだど歌う時もテンションあがりそうだわ~heart01
次はサントリーホールあたりで如何かしら~?
この時は合唱のソロぢゃなくてピンで歌いたいわねぇ(笑)
夢はでっかくhappy02

プリロゼさん

 女声ソロは二ヶ所あって、確かに一つは妻のものですが、どっちが妻の歌かは、な・い・しょ(笑)。

>すとんさまのお声が圧倒的に通っていますねぇ

 お褒めいただき感謝です。この録音は客席中央のかなり後方にマイクがセッティングされているんですよ。合唱の甘美なハモリをホールトーンと一緒に録音するためのセッティングなんですが、私たちの時は、とてもホールの後ろにマイクが立っているとは思えないほど、近接感があるでしょ。この録音は『取って出し』なので、編集なんて全然してないんですよ。にも関わらず、こういうふうに聞こえると言うのは、私に限らず、ウチのメンバーたちが皆、どれだけ声を飛ばしているかって事です。

>次はサントリーホールあたりで如何かしら~?

 良いですね~、ぜひ大ホールで一発ぶちかましたいです(笑)。私、声だけなら、サントリーの大ホールでもいけると思うんです。問題は、テクとか音感とかの方なんですね。
 うんうん、そうそう、夢はでっかくね。妄想であってもね。

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