ひとこと

  •  放送業界&家電業界では、4K、8Kのテレビ放送で盛り上がっているみたいです。皆さん、4Kのテレビって欲しいですか? 私は廉価ならば欲しいですが、高価ならばパスです。だって、ウチのテレビって42型だもの、そんなに大きくないもの。DVDとBlue-rayの画質の違いだって分からないくらいだもの、4Kや8Kの画面を見ても、たぶん、その美しさは分からないんじゃないかな? いや、それ以前に、アニメとかバラエティとかドラマとかを、そんなに美しすぎる画面で私は見たいのか…って話です。もちろん、廉価なら見たいですが、たぶん最初のうちは高価だよね。100万円以上もするようなテレビは、よう買わんですよ、私。私に買って欲しければ、まずは10万円程度にしてください。話はそれからです。

お知らせ

  • ●2018年秋の本番のお知らせです。●門下の発表会は、次の通りです。●2018年11月18日(日) 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール 13時開場 13時30分開演です。●こちらは一番下手っぴなのが私なので、最初から聞いても面白いと思います。全体で2時間程度の発表会です。私の出番は二回に分けてますが、最初の出番は14時前後になる予定です。●レスピーギ作曲「Invito alla danza/舞踏への誘い」●ドナウディ作曲「Amor s'apprende/ 愛は取り付いてしまう」●ヴェルディ作曲「椿姫」より「De'miei Bollenti spiriti/燃える心を」●そういうわけで、一つよろしくお願いします。
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2011年8月 8日 (月)

声種について考えた

 声質について…と言っても、プロは色々と事情があるから、横に置いて、ひとまず、合唱団とか趣味の声楽愛好者に於ける“声種”について考えてみました。

 声種というのは、大雑把に言えば、ソプラノ、メゾ、アルト、テノール、バリトン、バスの事ね。細かく言えば、それらが、リリコとかレッジェーロとかスピントとかに分かれるけれど、まあ、今回はそこまで踏みこまないでおきます。

 声種を決める要因には、四つのの要因があると思います。一つ目は肉体的な性別、二つ目は音域、三つ目は音色、四つ目は気質です。

 まず、一つ目の性別は論を待たないと思います。時折、男声でむやみに声が高くて、アルトやソプラノ音域の声を出せる人、女性でむやみに声が低くて、テノールやバリトン音域の声が出せる人がしますが、これらはあくまでも珍品であって、論外的な存在だと思います。普通は、生物学的に男性なら、テノールまたはバリトンで、女性なら、ソプラノまたはメゾソプラノになると思います。ちなみに、真正のバスとかアルトなどの低音歌手はかなり数が少ないと思いますので、例外扱いをしても大丈夫だと思います。

 二つ目の音域は、合唱団などでは重視される点ですね。つまり、どこまで音が出せるかという事です。

 まずは男声の話をしましょう。私が思うに、レからレまでの一オクターブ(固定ドで話してます)は、未訓練の男声でも出せる音域だと思います。これに多少の訓練や歌い慣れと言うのが加わる事で、もう少し音域が広がると思います。せいぜい、五線下のラ~五線上部のミの十二度の音程(表記上の話で、実音は1オクターブ下ですね)で、これはバリトンの音域に相当しますね。だから「男性の大半はバリトン」とよく言われますが、それは単純に、男性は歌の訓練をせず、歌い慣れもせぬままに合唱を始めようとする、という事ですね。おそらく、この人がきちんと訓練を受けたり、もっと歌い慣れてくると、音域が広がって、その結果、テノールになるかもしれないし、バリトンのままかもしれませんし、まれにバスになるかもしれません。

 と言うのも、これは三つ目の音色とも関わりますが、バリトン音域って、男性にとっては実に楽に出せる音域であるので、かなりの美声でないと、バリトンはやれません。そんちょそこらの平凡な音色の人間にはバリトンは勤まりませんからね。

 さらに言うと、発声の訓練をしたところで、実は低音域を広げるって、声帯の長さや厚さの都合もあって、人それぞれで限界があるので、誰でも低音域の訓練をすればバスになれるというものではありません。だからバスは例外的な存在だと思います。逆に高音域の方は、訓練次第でかなり広げられるので、実は誰でもテノールになれる可能性はあります。

 しかし、これは四つめの気質と関係しますが、テノールって、人間性がテノールでないと勤まりません。例えば、脳味噌のどこかネジが外れているとか、目立ちたがり屋でオレ様であるとか、とにかく自分中心で舞台が動いていないと気が済まないとか…。そういう意味では、限られた人間しかテノールにはなれません。少なくとも、真人間はバリトンとかバスになるはずです。

 高い声が出るからという理由でテノールにまわされた真人間はツライみたいですよ。真正のテノールに囲まれた偽テノールは災難だと思います。

 ある意味、バスは声帯の器質的限界ギリギリの低音まで訓練してなれるものです。テノールとは逆に、しっかり者で真面目な人間じゃなければ、できるものではありません。だいたい、持って生まれた長めの声帯が必要ですし…。そういう意味で、バスもテノールとは違った意味になりますが、気質が多いに関係する声種だと思います。

 つまり「美声ならバリトン、高音が出るならテノール、低音の才能があるならバス」と言えるかもしれません。「美声じゃないし、低音の才能もなければ、高い音は出ません(涙)」という人は…ヴォイトレ頑張ってください。私も頑張ります。

 さて、女性が楽に出せる音域は、もちろん男性よりもやや高く、本来、ラ(五線下)~ド(五線の真ん中あたり)くらいなんだろうと思いますが、歌を歌おうと考える女性は、もう少し音域が高くて、ミ(五線下部)~ソ(五線上部)くらいの人が多い…かな? と言うのも、多くの女性は男性とは違い、歌う経験も豊富だし、歌い慣れているので、初期段階の音域とは言え、かなり個人差があるみたいなので、男声のように、大雑把に言えないんですね。

 ただ、多くの女声の場合、ソプラノが担当すべき音域って、かなり広く、どうしても“高い音が得意なソプラノ”と“低めの声が得意なソプラノ”という風に分かれると思いますし、訓練を受けていない人の多くは“低めの声が得意なソプラノ”になると思います。つまり、男声と違って、女性の場合は、未訓練の人は高声パートであるソプラノになると言えるでしょう。また、ソプラノは合唱等でメロディを担当する事が多いので、その点でも未訓練者には親しみやすいパートなんだと思います。

 しかし、やせても枯れても、ソプラノは高声パートでして、真正ソプラノはやはり気質的な特徴があると思います。はっきり言えば、お姫様タイプ? 世界は自分を中心に回っている? すべての人は自分に仕える為に存在している? ま、そういう人ですね。そんな真正ソプラノと“とりあえずソプラノ”が同居しているのが、アマチュア合唱団のソプラノパートでして…ま、色々ありますね。

 経験を重ねて、声も出てくるようになると、ソプラノ気質がある人は、ソプラノになり、そうでない人は、メゾソプラノになって、合唱などではアルトパートを歌うようになってきます。合唱団などで運営等に中心的に携わっている人にメゾソプラノの方が多いのは、おそらく、そういう事なんだと思います。

 真正アルトは、男声の真正バス同様に、真面目で才能のある人があるものです。
 
 
 結論。バスとアルトは、才能ある人しかなれない声種です。しかし、その他の声種は、その人の声の特徴もあるけれど、アマチュア合唱団レベルでは、声の特徴よりも、その人の気質によって、その声種が決められると言うか、その声種に落ち着くもの…だと思います。

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声楽のエッセイ」カテゴリの記事

コメント

おはようございますsun

しゃべっているときの声が高いと、歌うときもきっと高い声になりますよねぇ?
高い&軽い&姫さま気質(?)だったら、たぶんソプラノなんだろうなぁ。
メゾソプラノの役も魅力的ですよねぇhappy02
カルメンとかトゥーランドットってメゾでしたよねぇ?

それはそうと、声楽のヴィヴラートと、フルートのヴィヴラートって、かけかたは一緒なんですか?

プリロゼさん

>しゃべっているときの声が高いと、歌うときもきっと高い声になりますよねぇ?

 うんにゃ、そういう人もいるけれど、そうでない人もたくさんいますよ。基本的に、クラシック声楽では、しゃべる声と歌う声は別物だからね。ってか、特に女性の場合は、しゃべる声で歌うのはNGです。だいたい、しゃべる声で歌うと、あっと言う間に、声つぶします。

>高い&軽い&姫さま気質(?)だったら、たぶんソプラノなんだろうなぁ。

 お姫さま気質だけで、十分ソプラノだと思いますよ。

 ちなみに、カルメンはメゾも歌いますが、ソプラノ歌手も結構歌います。トゥーランドット姫はソプラノですよ。結局、主役はみんな、ソプラノなんですよ(笑)。

>それはそうと、声楽のヴィヴラートと、フルートのヴィヴラートって、かけかたは一緒なんですか?

 フルートのヴィブラートって、声や弦楽器とは根本的に違う種類のモノです。声や弦楽器のヴィブラートは、音程を揺らして音をうねらせますが、フルートでは音程ではなく、音量を周期的に変化させて、うねっている感じを表現しています。ですから、同じヴィブラートと言いますが、声や弦楽器のヴィブラートと、フルートのそれは、全く違うものです。

 ヴィブラートのかけ方も、クラシック声楽の場合は、声帯や横隔膜の自然な振動により「かけるものではなく、かかってしまうもの」なので、ヴィブラートをかけるのではなく、押さえる方向に気をつけます。だって、ヴィブラートが過剰にかかっていると、ハーモニーが汚くなるでしょ。

 ただし、演歌などではヴィブラートを人為的にかけます。この人為的にかけるヴィブラートが演歌の特徴とも言えますが、この人為的なヴィブラートはノドでかけます。クラシック声楽の人は、このヴィブラートを「ちりめんヴィブラート」と呼んで毛嫌いします。

 ところが、フルートのヴィブラートの正体って、この「ちりめんヴィブラート」とかけ方が、偶然でしょうが、一緒なんですね。なので「声楽のヴィブラートとフルートのヴィブラートではかけ方は違いますが、演歌のヴィブラートとフルートのヴィブラートではかけ方は同じです」という答えになります。

 ですから私自身はフルートにヴィブラートはかけませんが(だいたい、まだ先生から習っていませんし:笑)、必要ならば、声楽風に横隔膜の振動でヴィブラートをかけようと思ってます。なぜなら、いくらフルートのためとは言え、ちりめんヴィブラートなんて身に付けたら、歌に悪い影響が出ること、間違いないですからね。

へえ~!!!初耳です!!!
体格、声帯や音域ってかなり関係するだろうと思ってましたが、
気質まで関係するとは知りませんでした。

台詞を喋る時と歌をうたう時では、明らかに発声可能な音域が変わる・・・
(まあ、台詞の場合は役柄に合わせるってのもあるけど)というのが
私の経験ですが、実際のところ、専門的に歌の勉強をした経験がないので
わからないという感じですね。

無理やり喉から出す声と、お腹の底から出す声ってぜんぜん違うし、
響かせ方とかでも変わるんだろうと思いますが・・・
自分の声がどのパートか、ちょっと知りたい衝動に駆られちゃいますね。
(といっても歌のお教室なんてないから無理だけどw)

エーダさん

 気質は大切ですよ。気質は体格や声帯の違いを乗り越えちゃうかもしれませんって。これは、声種に限らず、たとえば楽器なんかでも言えますよ。ヴァイオリンにはヴァイオリン特有の、ピアノにはピアノ特有の、ウッドベースならウッドベースなりの奏者ごとの気質があります。不思議だけれど、あるんですよぉ。

 だから、学校の吹奏楽部などで、現部員の構成の都合で、望まない楽器を割り振られる新入生たちが可哀相で可哀相で。大半が女の子で真面目な子が多いから、自分の気質に合わない楽器でも三年間やるのだけれど、結局無理にやるわけだから、部活を卒業すると、今までため込んだ違和感が解放されて、結局、同時に音楽も卒業しちゃう子がたくさん出てくるわけです。部の事情を優先すれば、個人が犠牲になるのもやむをえないって事なんでしょうね。

 それでも諦めきれずに、オトナになってから、本当に自分がやりたかった楽器を始められる方は、幸せだと思いますよ。大半の人は、そのまま、音楽と距離をおいた生活を始めるだけですからね。

 さすがに、エーダさんも声のプロですから、台詞と歌では発声可能な音域が違う事はお分かりのようです…。要は声をどこまで届かせるかって事なんですよ。クラシック声楽における歌声は、かなり遠くまで、それも長時間、声を届かせないといけないのです。オペラだと2~3時間に渡って、ホールの隅々にまで届く声で歌い続けないといけないわけで、そんな事を普段の話し声と同じ声ではできませんよね。演劇だって、そのくらいのスペースなら、話声と台詞声が変わってきます。

 エーダさんの歌声は…話し声とカラオケの歌声から私なりに推測すると、ご自分では、低い声だとおっしゃっていましたが、そんなに低くならないと思いますよ。まだまだ高音域は広がるでしょう。だからと行って、メチャメチャ高くも細くもならないと思います。今の声のまま、多少、上に広がっていくような気がします。だから、パート的にはソプラノでしょう。もっと細かく言うと、リリコ・ソプラノから、リリコ・スピント・ソプラノです。主に低い声を得意とするソプラノで、オペラでは主役を歌う声になると思いますよ。

>といっても歌のお教室なんてないから無理だけどw

 あら、残念。でも、歌は独学で学ぶのは、本当に大変だから、近所に声楽教師がいることが大前提ですが、歌のお経質がなければ、確かに無理かも。まあ、案外、探せばいらっしゃるような気がしますが、声楽の教室って、フルートの教室以上に、先生を探すのが大変だからねえ…。

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