ひとこと

  •  理解できない事。昨今の中国では「脚臭塩」と呼ばれる、足の臭いのする食塩が蔓延しているそうだ。分析してみると、亜硝酸塩という毒物さえ混入しているそうだ。また逆に健康に良いとされている短鎖脂肪酸が入っているケースもあったそうだ。どちらにせよ、食塩というものは、ほぼ純粋な“NaCl”じゃないの? 国際食品規格委員会で定められた食塩の品質に照らし合わせても、亜硝酸塩とか短鎖脂肪酸などが入り込む余地は無いんだけれどなあ。食塩というのは、人間が生きていく上で必要不可欠なものなのに、その食塩の品質すら危ういなんて、ああ理解できない。ちなみに、足の臭いのする食塩とか言うけれど、足の臭いって…どんなんだろ? 足って、そんなに臭いか?
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

コメントについて

  • コメントは、どの記事に対して付けてくださっても結構です。歓迎します。ただし、以前書いた記事については、現在では多少考え方が変わってしまったものもあります。また、コメントをくださる場合のハンドルネームは、お一人様一つで統一してくださいますようにお願いします。複数ハンドルの同時使用、及び別人への成りすまし発言、捨てハンドルのご使用等は固くご遠慮願います。迷惑コメントやアラシ発言に関しては放置でお願いします。記事とは無関係のものや、プライバシーに触れたコメント、スパムコメント、エロ系コメント、商用コメント及びにネットマナーを無視したコメントに関しては、予告なしに削除する事もあることを御承知置きください。また、度重なる迷惑コメントに関しては、ニフティに「迷惑コメント」として通知し処理してもらうことにしました。

カテゴリー

メールについて

  • 記事の訂正および削除の依頼と、部外者に見られることなく、私(すとん)と連絡を取りたい方は、メールリンク(この下にある「メール送信」)をクリックしてメールでご連絡ください。その際、どの記事でもかまいませんから、コメントに「メールを送りました」と一報いただけると幸いです。私、メールを見る習慣がないので、黙っているといつまでもメールを放置してしまいますので、よろしくお願いします。メールを送ったことをお知らせいただいたコメントは、メール確認後、すみやかに削除させていただきますので、ご安心ください。

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011年8月の記事

2011年8月31日 (水)

実は、8月はヘマした事が一つある(涙)[2011年8月の落ち穂拾い]

 …けど、書かない(!)。いやあ、気付いている人が一人二人はいるかもしれないけれど、黙っていてください。自分の中では、ない時間を工面して、あせってリカバーしている最中です。でも、これ絶対、女性相手の事だったら、大変な事になっていたに違いない(うんうん)。
 
 
確かに私は声には恵まれているようですが

 確かに、私は、声には恵まれている…らしいです。あと、カラダ(含む骨格)の大きさとノドの強さもね。声楽の音大生や若いプロの方に、うらやましがられる事もあります。でもね、大きく欠けているところだってあるのよ。

 例えば、音感でしょ。いやあ、見事なくらい、音程の精度が悪いです(爆)。一応、自覚はあるから、音叉を毎日聞いてみたり、思い出した時に、ダンノーゼルをやってみたりしてます。

 不器用です。カラダの筋肉一つ動かしたりひっぱったりするのに、もう試行錯誤です。

 言っても詮ない事だけれど、年はたくさん取っていて、成長分以上に老化していますし、練習時間も学生さんのようには取れないし、体力も年令相応だし、ピアノ弾けないし、楽譜読めないし…。

 だいたい、すべての面で水準以上の能力があったら、20代の頃にプロを目指しているって(爆)。

 実は、フルートやったりヴァイオリンやったりしているのだって、その楽器が好きって事もあるけれど、私にとって、第一義的には『音感訓練』なんです。あと『読譜力向上』だったり『リズム感養成』だったりね。私的には、声やカラダに恵まれていなくても、しっかりと音感とリズム感を持っている人の方が、全然うらやましいのですよ。
 
 
ピアノの先生探し、重要視するのは…

 ピアノの先生探しで重要視するファクターは……自分の子どものピアノの先生を探していた時の事を考えると…まずは「卒業生たちの進路」「近所の評判」「融通の利き具合」「先生の人脈」かな?

 私自身は、ピアノは弾けないし学んだこともないけれど、音楽が趣味なオヤジなので、先生探しの時に、以上の4点を参考程度に気にしました。

 卒業生たちの進路…音高生や音大生をどれくらい出しているか? 演奏家になった人はいるか、音楽系の指導者になった人はいるか? これはいないとダメというのではなく、純粋にその先生の音楽教師としての力量を見るための目安です。素人には分かりやすい指標ですから。

 近所の評判…近所のオバチャンたちのクチコミ、現在習っている生徒さんやかつての生徒さんたちからの評判。特に宣伝しなくても生徒が集まる教室の場合は、なぜだろうと興味津々になります。

 融通の利き具合…御月謝の額は、その土地の常識的な額であれば、あまり気にしませんが、それよりも病気になったり、学校行事とか家庭の事情でレッスン日を変更せざるを得ないときの対応具合ですね。案外、融通の利かない教室もあるので注意しました。

 先生の人脈…孤高な人がダメというわけではないけれど、指揮者や他の楽器のプレイヤーさんに信頼されている先生は魅力的ですね。ま、これもクチコミ情報に頼るわけですが。

 音大のピアノ科卒業の先生でなくてもOKです。いや、音大すら出ていなくも無問題です。きちんとピアノが弾けて、ピアニストとしても活躍していて、指導歴があれば、それでOKです。

 例えば、声楽科卒業のピアノの先生は、それはそれでOKです。だいたい、ウチの子どものピアノの先生も声楽科卒ですし、ピアノではなく、声楽を習いにきている他の生徒さんもいますよ。同じ先生に、ピアノも歌も習えて、お得って感じですね。ウチのは(歌は別の先生にお世話になっているので)ピアノメインだけれど「今日はたっぷり歌ってきた!」とピアノのレッスン帰りに言ってる事があります。何を教わってきたのやら…。
 
 
ヴィブラート

 フルートのヴィブラートって、声や弦楽器とは根本的に違う種類のモノです。声や弦楽器のヴィブラートは、音程を揺らして音をうねらせますが、フルートでは音程ではなく、音量を周期的に変化させて、うねっている感じを表現しています。ですから、同じヴィブラートという言葉を使ってますが、声や弦楽器のヴィブラートと、フルートのそれは、全く違うものです。

 ヴィブラートのかけ方も、クラシック声楽の場合は、声帯や横隔膜の自然な振動により「かけるものではなく、かかってしまうもの」なので、ヴィブラートをかけるのではなく、押さえる方向に気をつけます。だって、ヴィブラートが過剰にかかっていると、ハーモニーが汚くなるでしょ。

 ただし、演歌などではヴィブラートを人為的にかけます。この人為的にかけるヴィブラートが演歌の特徴とも言えますが、この人為的なヴィブラートはノドでかけます。クラシック声楽の人は、このヴィブラートを「ちりめんヴィブラート」と呼んで毛嫌いします。

 ところが、フルートのヴィブラートの正体って、この「ちりめんヴィブラート」とかけ方が、偶然でしょうが、一緒なんですね。なので「声楽のヴィブラートとフルートのヴィブラートは全く違うものですが、演歌のヴィブラートとフルートのヴィブラートは近い関係にあります」という答えになります。

 ですから私自身はフルートにヴィブラートはかけませんが(だいたい、まだ先生から習っていませんし:笑)、必要ならば、声楽風に横隔膜の振動でヴィブラートをかけようと思ってます。なぜなら、いくらフルートのためとは言え、ちりめんヴィブラートなんて身に付けたら、歌に悪い影響が出ること、間違いないですからね。
 
 
今月のお気に入り 昔ながらの中華そば

 「昔ながらの中華そば」と言うのは、マルチャン(東洋水産)の袋入りインスタントラーメンです。このブログを読んでいる方で、何それ?って人もいらっしゃるでしょうね。

 東洋水産の商品情報のページ(こちら)から見ると、インタントラーメンって、必ずしも全国発売しているわけでもなく、ローカル商品もたくさんあるんだねえ…。ちなみに私の好きな「昔ながらの中華そば」は北海度&東北地方では発売されていないみたいです。それに販売地域だからと言って、地元のスーパーで必ず売っているとも限りませんし。そういう意味では、インスタントラーメンの話って、相手を選ぶ話題だよねえ。

 しかし、マルチャンのラーメンって、サイトの商品一覧を見ると、私の好きなブランドが多いなあ。「赤いきつね」「緑のたぬき」はもちろん「麺つくり」「でかまる」「激めん」なんかも好き。あと「やきそば弁当」って北海道限定商品らしいけれど、最近は湘南でも見かけるようになりました。以前は北海道に行くたびにお土産に買ってたのが地元で普通に買えるので、ちょっと複雑な気分。でも、結構、好き。

 「昔ながらの中華そば」は、アマゾンでは、味噌ラーメン、塩ラーメン、とんこつラーメンも販売している? え? でもスーパーで見かけるのは、いつも中華そばだけだぞ?

 なんか、こういう、サッパリ系のラーメンって好きです。
 
 
今月のお気に入り LOGICOOL ワイヤレスマウス Unifying対応 ブルー M515

 最近、購入したマウスがこれ。アマゾンのレビューでは「反応が悪い」とか「電池蓋がゆるい」というのがありますが、私のものはそんな事はなかったです。むしろ、反応は(以前の使用していたロジクールのマウスと比べて)鋭敏すぎるくらいなので、ちょっと鈍めに設定しなおしましたし、電池蓋が開いてしまった事はありません。悲しい事ですが、レビュアーの方は、初期不良品(たまにありますね)を購入しちゃったのでしょうね。そういう時はレビューに書き込むのではなく、購入店に持ち込めば、すぐに新品に交換してくれるはずです。特に電池蓋がゆるいなら、即交換です。

 私の使ってみた感じでは、このマウスの評価は、良くも悪しくもホイールの操作性が気に入るかどうかじゃないかな? 私は、このマウスの“高速スクロール”という無段階のホイールの動きがとても気に入りました。とにかく、勢いをつけて、ホイールをシャーとまわす事ができるんです。これ、いいですね。その代償かもしれませんが、ゆっくりとホイールをまわした時の動きが少々ぎこちない感じがするのが、ちょっとマイナスかな? まあ、やがて慣れるとは思いますが(笑)。

 マウスとキーボードとディスプレイ。この三つが自分好みでないPCには、触りたくもないです。(それくらい自分にとって、これら三つのデバイスは大切なんです)。
 
 
今月の金魚

2011年8月5日(金) タニシ80匹、入槽。
2011年8月18日(木) スズネ(白鳳様)松かさ病のため、入院。
2011年8月24日(水) スズネ(白鳳様)転落事故にあって、右半身大怪我。
2011年8月29日(月) スズネ(白鳳様)星になる
2011年8月30日(火) カゲムシャ、投身自殺未遂を図り、入院。

 詳しい話は週末にしますね。
 
 
今月のひとこと

 菅直人総理の一番の延命策は、やっぱりイメージ戦略でしょう。まずはマスコミを引き連れて被災地に入って、一週間ほど(形だけでも)汗をかきながら、一日一時間程度は復興支援作業(ガレキの処理とかドブさらいなど、人のイヤがる大変な仕事が良し)を現地の人たちと一緒になってやり、後は、地元のオバチャンたちとか、若いボランティアのお兄ちゃんたちとグダグダ話し(市民運動上がりだから得意でしょ)、天気の良い日は、津波で荒れた風景をバックに、いかに自分は頑張っているかをアピール。そうすれば、支持率ウナギのぼりで、任期満了まで総理ができるでしょ。それどころか、次の総選挙だって勝っちゃうかもしれない。そんな事、総理大臣のやる事じゃないけれど、支持率復活&権力維持を狙うなら、中身がスッカスッカでも、イメージ戦略しかないでしょう。それが菅直人という男の生きざまじゃないかしら? それともお遍路さんに行く?(2011年7月28~29日)

 テレビでスポーツ中継がある度に思うのだけれど、日本の選手が活躍しても、まず表彰式って中継されないよね。たぶん、日の丸が掲揚されるシーンを放送したくないからだろうな。もしも、某国の選手が活躍したら(って、あまり無いけれど)、テレビ局はこれ見よがしに、某国の国旗掲揚シーンを、きっと延々と繰り返して放送するんだろうな。日本のテレビ局って、現在では、どこの会社もその資本の30パーセントほどが某国を始めとする外国資本に買われてしまっているようです(ニュースソースによって30という数字が多少前後しているようですが、外国資本がたくさん日本のテレビ局に入っている事は間違いないって事です)。で、その30パーセントの外国資本に遠慮して、某国偏重の報道をしているんだろうけれど、まだ残りの70パーセントの資本は、日本の資本のはず(それとも某国から帰化した新日本人が大量に所有しているとか?)。どうして、その30パーセントを持ち上げて、70パーセントを軽んずるのか? それって、私は絶対に間違っていると思う。って、それ以前に、国家の命運を左右するほど大切な報道機関の資本の30パーセントが外国資本って、おかしくない?(2011年7月29日~8月1日))

 なんか、フジテレビが韓流でキモチワル!って事になっているみたいだけれど、そうかあ~? NHKの大河ドラマなんか、秀吉蔑視のモロ韓国寄りの脚本だぜ! TBSは親北朝鮮のオウム(現アレフ)ベッタリだったじゃん。テレ朝なんか、報道ステーション見てると、この放送局が日本と日本人を嫌っているのはバレバレじゃん。そういう意味じゃ、ダメなのはフジテレビだけじゃないじゃん。テレビ局の大半がダメって事じゃん。ところで日テレってどうなの? ナベツネがブイブイ言わせているから、まともなの? それともやっぱりダメ。この局は巨人軍の試合放送しかしないから興味ないのよ(って、言い過ぎ?)。やっぱ、日本の希望は、テレ東にしかないのかい? よっぽどの事がない限りブレない男気あふれるテレ東しかないのかい? それともテレ東もダメかね?(2011年8月1~3日)

 そう言えば、先週末、久しぶりにオペラを生で見てきたよ。生歌・生オケ・生バレエ・生コーラス…生はいいね。しかし、主要キャストはともかく、その他はみんな女性ばかり。日本の舞台芸術って女性に支えられている…と言うべきか。もっとも、客もほとんどが女性でした。日本ではオペラってのは“女のモノ”ってわけなのかな? …宝塚じゃないんだぞぉ~。(2011年8月3~4日)

 床屋に行った。顔剃りをお願いしたら、顔を切られた。痛かったです。まあ、ザクッと切られたわけでなく、薄めにスパッと切られたので、さほどの流血もなく、穏便に事を済ませてきたけれど、とりあえず「床屋って危険なところだな」って、改めて思いました。(2011年8月4~6日)

 大きな血豆が出来た。場所が場所だったし、このままでは不便極まりないので、つぶす事に決定。そこで針でピッと刺したら……思いっきり血が噴き出して、辺りはミニ・スプラッタ状態に…。「鮮血、ほとばしる」ってのは、こういう状態の事を言うんだねえ…。(2011年8月6~9日)

 世間様よりもちょっと早めに、お盆休みに突入した私です。短いお休みだし、休みに入ったら、アレもしよう、コレもしようと思っていたのに、まるで出来ません(涙)。理由ですか…ちょっとダイエットも頑張ろうかななんて思って、4時間ばかり有酸素運動(近所を散歩ですが…)したら、全身筋肉痛に! ほんの2~3年前までは、4時間どころか7~8時間歩いてもピンピンしていたのに、今じゃ、たった4時間で全身の筋肉が悲鳴をあげちゃうわけで…。これも加齢? これもジジイ化が進行しているから? 年を取ると、運動一つ出来なくなるわけだな。ああ、情けない。しかし、全身筋肉痛だと、寝る以外に出来る事がなくなってしまうのが、ツライ。でも、筋肉痛がマシになると、またイソイソとお散歩に出かける私だったりします(笑)。(2011年8月9~12日)

 お盆休みですね。この機会に、ガラコンサートの企画書を書き上げちゃおう。来年の歌劇団のデビュー公演の企画書も書き上げちゃおう。日頃できないヴァイオリンの練習もドカンとやっちゃおう。ついでにヴァイオリンの弦も張り替えちゃおう。メサイアもどんどん音取りをしておこう。…なんて計画立てていましたか、果たして、この中のどれが実現できるでしょうか(笑)。(2011年8月12~16日)

 夏休み終了しました。二学期がスタートしました(笑)。残暑厳しいです。体が蓄熱をして、夜になっても熱くて仕方がありません。夏休み最後の日は、夫婦で楽譜屋まわりをしました。私はヴンダーリヒの10枚組CDを買いました。これで三カ月は楽しめそうです。(2011年8月16~18日)

 私は徒歩通勤です。職場まで片道小一時間の道のりを毎日、えっちらおっちらと歩いて通っています。好きでやっているのですから、文句はありませんが、さすがにこの季節は、歩いて職場や自宅にたどり着くと、体調に異変が生じている事が多いです。汗まみれになるのは仕方ないにしても、手足の火照りはどうにかならないものかなって思います。ちょうど「冷え症」の逆パターンです。「熱ち症」とでも言うのかな? なんか、体内を流れる血液が熱ちいのよ~。(2011年8月18~22日)

 先日、たまたまテレビをつけたら、プリキュアがやっていた。何気に見ていたら気がついた。それは「登場人物の名前がすべて音楽関係だ」と言うこと。ひびきちゃんとか、かなでちゃんはまあ良し。マスコットたちの名前が、ハミーとか、ファエリートーンとかもまあ勘弁。でも悪役の名前がバリトンとかバスドラで、グループ名がトリオ・ザ・マイナーってアリかい? で、善役、悪役、いりまじって、伝説の音符を探す…ってわけよ。ここまで音楽音楽しているわけだねー、少女アニメの世界って。………これじゃあ、男の子が音楽に親しむなんて事はありえないわなー。『音楽は女の子のもの』って事でしょ。プリキュアには恨みはないけれど、私は男の子が音楽に親しめるような雰囲気づくりってを、オトナたちが積極的にしていかないかぎり、ほんと、音楽は女のものになってしまうよ。それでは、男も女も困るんじゃないの?(2011年8月22~28日)
 
 
 今月は以上です。よろしくお願いします。

2011年8月30日 (火)

初見視唱とイタリア古典歌曲

 合唱の時に感じていた体調の悪さを、まだ引きずったまま、声楽のレッスンに行ってきました。体調が悪いと、気持ちも弱くなるのでしょうか。レッスンの前に、散々、先生に愚痴ってしまいました。

 今、私の懸案事項の一つに、来年の夏ごろ開催予定のガラコンサートがあります。一応、私(正確には歌劇団ですが)が主催者になってますので、色々と裏方仕事があります。裏方仕事そのものに不満はありません。しかし、裏方仕事をしながら、ガラコンサートに出演するのはどうなの?って思うようになりました。

 …ガラコンサート。世の中には、色々なタイプのガラコンサートがあると思います。

 ここで、私たちが言っている“ガラコンサート”とは、いくつものミニコンサートを同じ会場で連続して上演するタイプのコンサートの事です。それぞれのミニコンサートは、時間にして約15分程度で、それぞれに中心となる出演者がいて、その人が15分をソロコンサートにしたり、友人をさそって重唱や合唱のコンサートを開いたり、ミニオペラをやったりと、それぞれの責任でミニコンサートを開くわけです。ザックリ言っちゃうと、『1曲2曲歌ってお終い』の“通常の発表会とはちょっと違った、一人の持ち時間が結構長い発表会”なんです。

 15分間にも及ぶ長いミニコンサート(日本語が変ですが気にしないでください)となると、出演者としてのプレッシャーも相当なものだし、用意も計画も周到でなければなりません。当日、裏方仕事をやりながら、果たしてガラコンサートに出演する、心の余裕というものが私にはあるのだろうか? そこが心配になってきました。

 そこで先生に、ガラコンサートへの出演は辞めて、裏方に専念したい旨を伝えました。

 はい、即座に却下されました(涙)。私の場合、ガラコンサート不出演という選択肢はないそうです。ただし、当日の裏方仕事の多くを、先生ご自身がおやりになり、なるべく出演者である私への負担を少なくしてくれる事を約束してくださいました。

 少し前まで「ガラコンサートの当日は、何もしないからね」と宣言されていた先生でしたが、まあ、色々と譲歩してくださったのだと思います。感謝です。もっとも、今回のガラコンサートでは、キング先生も(ソロ歌唱はありませんが、二重唱の相方として)たくさん歌われる予定なので、先生も大変なんですがね…。

 先生が譲歩してくださったので、こちらも譲歩して「じゃあ、出演します…」と返事をしたものの、やっぱり、当日の心の余裕が心配な私です(なにしろ、裏方やりながらの出演なんて、未経験だからね)。

 愚痴と言うものは、言い始めたら、一つでは済まないもので…。

 ガラコンサートに出演するしかないとなると、次はどんなテーマで自分のステージを作っていくかという事が悩みになります。

 先生との今までの話し合いの中で、ロッシーニの「約束」は歌う事が決まっています。

 私にしても、この曲は難しいし、その難しい曲を頑張って仕上げているわけなので、これをガラコンサートで歌うことは、願ったり叶ったりで全く同意していますが、この曲だけでは、せいぜいが3~4分ですから、ミニコンサートとして成り立たせるためには、あと3~4曲は用意しないといけません。そこで、ベッリーニやドニゼッティの歌曲を加えて『ベルカント期のサロン音楽』をテーマにガラコンサートをやりたいと伝えました。

 即座に却下です。ベッリーニはすでに別の人がガラコンサートに向けて練習を始めているので、今回は、ベッリーニの歌曲はダメと言うのが、一つ目の理由。二つ目の理由は、ロッシーニの別の曲や、ドニゼッティの歌曲などは、現在の私の力量ではとうてい手に負えるものではないからダメって事です。さらに言うと、歌唱テクニック以前の問題として、私の声はベルカント歌曲には本来向いていない(私の声はオペラ向きなんだそうです)ので、そういう選曲は先生としてはお薦めできないのだそうです。

 私も負けてはいけないので「じゃあ、ロッシーニとベートーヴェンで行きましょう…」とか、まあ、色々と提案するんだけれど、ことごとく却下。先生がおっしゃるには「すとんさんの出してくるテーマって、どれもこれもマニアックで、そんなんじゃあ、お客さんには伝わらないよ」って事です。「だいたい、ロッシーニにこだわりすぎだよ。だったら、ロッシーニをやめちゃおう。そうすれば、テーマも簡単に決まるでしょう」 そして「素直にオペラアリアを歌えばいいじゃないか」と言うのが、先生の提案です。

 先生の提案は分かるんだけれど、それはイヤなのね。と言うのも、前回の発表会での手痛い失敗がトラウマになっていて、まだジクジク心が痛いのよ。だから、しばらく人前でオペラは歌いたくないわけです。

 ああだこうだと言い交わして、結局、何の方向性も見えなくなりました。

 「結局、何が歌いたいわけ?」と先生がおっしゃるから「私は最初から、クラシック・クロスオーバー系の、歌謡曲やポップスっぽいノリの良い曲が歌いたいんです」と言えば「ここはクラシックの声楽教室だから、それはダメ」と答えられます。「じゃあ、ミュージカルがいい。ウエスト・サイド・ストーリーが歌いたい」と言えば「あれは音が高くて、すとんさんじゃあ、まだ歌えないので、ダメ」と来ます。

 はい、手詰まりになりました。……やっぱり、裏方に専念しようかな?

 「そんなにミュージカルがやりたいなら、ファントムを歌うかい? あれなら、すとんさんでも何とかなるんじゃないかな?」

 …ファントムと言うのは、ロイドウェーバー作曲の「オペラ座の怪人」の事です。あれは以前楽器屋で楽譜を見て、ファントムはテノールの持ち役なんだけれど、あまりに音域が低い(下は五線譜下のAsまで使います)ので「こりゃあ、私には向かない…」と思ってパスしたミュージカルなんです(実は私、低音域は得意じゃないんです。特に五線の下の音はかなり苦手…)。

 「低い音は捨てて歌えばいいんだよ」とは先生の言葉です。ちなみに高い方は五線上のAsまで使います。まあ、この高さなら、たしかにぎりぎり私の手に負えるけれど…。ううむ、何でもかんでも「イヤだ、ダメです」じゃあ話にならないので、ひとまずファントムで、ガラコンサートは考えることにします。

 さて、レッスンに入りましたが、発声練習から、私は集中力がまるで無し。「健全たる精神(集中力)は健全たる肉体に宿る」でございまして、全然ダメでした。

 そこで、コンコーネは止めて、初見視唱をしました。イタリア古典歌曲(実は相当数、歌った事無いんですよ)から「ニーナ」をやりました。初見視唱と言っても、楽譜を開いてすぐに歌うのではなく、妻が隣で別の曲のレッスンを受けている間に楽譜を眺めて、それからいきなり歌ってみるという程度の初見視唱でした。ちなみに私は「ニーナ」という曲、あんまり記憶にないんですねえ…。

 とりあえず、歌ってみました。この曲は、ピアノが常にメロディをなぞっている曲なので、初見と言っても、なんとかなります。高い音をあっちこっちで失敗した事と、いくつかの単語の発音を間違えた事以外は、まあまあって感じです。

 「なぜ、高い音を失敗したと思う?」と尋ねられました。ちなみに高いと言っても、せいぜいがGですから、出せない高さってわけではないのですよ。それを失敗した理由は…最初の譜読みで失敗しているからだそうです。歌の譜読みは、まず、ザーとメロディの流れを見て、声のポジションを確認して、それから音を拾っていったり歌詞を付けていったりするべきなのに、私は声のポジションを確認しないで歌いだすから、高い音に失敗するのだそうです。

 …譜読みの時に、声のポジションなんて考えないもんなあ…。

 「とにかく、すとんさんの、今の課題は“声のポジション”。これを常に考えて歌ってください」との事です。

 最後に、いつものロッシーニ「約束」を歌いました。いつもダメですが、今回はひときわダメでした。先生がおっしゃるには「カラダが歌うことを拒否している感じだね。そういう日もあるでしょう」との事です。そういう時は、無理に歌わない方がいいので、今回のレッスンはこれで終了です。ちなみに、次回までに、この曲は暗譜して来いと言われましたが…たぶん、すでに暗譜は大丈夫です。問題は、ちゃんと歌えるかどうかです。

 「ニーナ」の一件で、私がイタリア古典歌曲をあまり歌ったことがない事が白日の元にさらされたので、それではマズイと言う事になりました。そこで、年内の残ったレッスンは、イタリア古典歌曲を集中的に勉強しましょうと言うことになりました。

 宿題として、以下の10曲を譜読みして来る事になりました。以前、歌った曲も含まれていますが、それはその時点で歌いきれずに保留になったものなので、今回、改めてのリベンジってわけです。また、前回の時は中声用の楽譜で歌いましたが、今回は全曲、高声用の楽譜で歌うことになってます。[ちなみに、番号は、全音「イタリア歌曲集」での番号です] 

 02)モンテヴェルディ作曲「私を死なせて/Lasciatemi morire!」
 10)トレッリ作曲「あなたは知っている/Tu lo sai」
 11)スカルラッティ作曲「私は心に感じる/Sento nel core」
 15)スカルラッティ作曲「私は悩みに満ちて/Son tutta duolo」
 19)ガスパリーニ作曲「いとしい絆よ/Caro laccio」
 22)カルダーラ作曲「たとえつれなくとも/Sebben, crudele」
 24)ヘンデル作曲「樹木の陰で/Ombra mai fu」
 25)ヘンデル作曲「私を泣かせてください/Lascia ch'io pianga」
 29)ペルゴレージ作曲「ニーナ/Nina」
 31A)グルック作曲「ああ、私のやさしい熱情が/O del mio dolce ardor」

 たぶん、全部、有名な曲なんだろうね。知っている曲もあるけれど、全然知らない曲もあります。たぶん、10曲程度ではまだ足りないのかもしれませんが、まずはこれらの曲からです。

 イタリア古典歌曲もロクに歌えないのに、やれロッシーニだ、やれトスティだじゃ、順番が違うってもんです。ま、この調子で、イタリア古典歌曲を次々と制覇していくのも、悪くはない気分です。ガンバロっと。

蛇足。さっそく「ファントム」の楽譜を買ってきました。ううむ、やっぱり低いところは低いけど、高いところも私の限界ギリギリだなあ…。テノールの曲なのに、音域がきちんと2オクターブもあって、こりゃ大変だ。あと、ハンズに行って「怪人セット」も買ってきたよ(爆)。

2011年8月29日 (月)

メトのライブビューイングで「トスカ」を見てきました

 ただいま、オペラはオフシーズンでして、当然、メトのライブビューイングもオフなのですが、東京築地にある東劇で、ライブビューイングのアンコール上映をしているので、そそくさと出かけてきました。思い出してみれば、私がメトのライブビューイングに初めて接したのは、昨年のアンコール上映でしたから、これでようやく一年たったわけです。

 今回、見てきたのは、2009年シーズンのオープニング演目であった「トスカ」です。指揮者がジョセフ・コラネリ(レヴァインの代役)、演出がリュック・ボンディ、トスカ[ソプラノ]がカリタ・マッティラ、カヴァラドッシ[テノール]がマルセロ・アルバレス、スカルピア[バリトン]がジョージ・ギャグニッザでした。

 この上演は、当時、賛否両論を巻き起こした、スキャンダラスな公演だったそうですが、私は見たところ、実によかったですよ。スキャンダルとなったのは、おそらく演出が、慣れ親しんだゼッフィレッリのものから変更になった上に、今度の演出家さんが、かなりのビッグマウスな人なので、ゼッフィレッリのファンがブーブー言っていたからじゃないかと思います。

 私の個人的な趣味で言うと、今度の演出における、キャラ設定の方が、ストーリーが分かりやすくて好きです。

 演出家さんはインタービューの中で、次のような主旨の事を話していました。

 …歌手は歌わないといけないので、役者のように自分をごまかしながら演技する事ができません。だから、オペラの演出は演劇のそれとは違って、ストーリーの流れに沿った、自然なものでなければいけません。そこで利用するのが、それぞれのキャラクターの感情です。キャラクターの感情を深く掘り下げて、感情の流れに沿って演出していけば、歌手たちは歌いながら、自然に演技をする事ができます…

 また、こんな主旨の事も言ってました。

 …トスカの悲しみは、とても深いものです。これを演劇で表現するのは、簡単な事ではありません。しかし、オペラなら音楽の力を借りる事で表現できるのです。それがオペラならではの表現なのだと思います…

 歌唱に関しては、端役に至るまで、素晴らしかったです。さすがはメトのオープニング・アクトです。出演者にスキがありません。

 とりわけ、私はテノールのアルバレスの、分かりやすいアクートに感じ入りました。「いくぞ、いくぞ……いったーーーーー!」って感じで楽しかったです。

 やはり特出すべきは、演出とかキャラ設定でしょうね。私は前のゼッフィレッリの演出のDVDを持ってますが、それと比べて、キャラ設定が今回のものの方が全然いいと思いました。

 トスカは、感情の振り幅が広くて、喜怒哀楽を素直に表現する。かわいい女性です。そして、ユーモラスな面も持っています。オペラの最中に、客席から笑いが三度ほど漏れましたが、いずれもトスカのユーモラスな演技からです。今までの「トスカ」では、トスカって、追い詰められた可哀相な女性ってイメージしかありませんでしたが、この演出では、しっかりと感情を持った生きたトスカになってました。

 カヴァラドッシは、ちょっと勇敢で友情に篤い、普通の人でヒーローではありませんでした。トスカを愛しながらも、彼女に溺れる事はなく、彼女の欠点も把握し、それゆえに適度な距離を保っているオトナの男性でした。たぶん、彼らはこのまま付き合っていても、結婚には辿り着かないだろうなあ…なんて思っちゃいました。こういう人って、いるよなあ…って思いながら見てました。

 スカルピアは、悪役なんだけれど、なんか人間臭くてよかったです。従前の演出では「悪の権化」のような扱いになってますが、ここでは決してそうではなく、悪人と言うよりも、欲の固まりって感じでした。欲張りな人? 食欲・性欲・支配欲、これらの三つの事に心が動かされる人物なんだなあって思いました。そうそう、スカルピアって、女好きだけれど、音楽好きでもあるんですね。21世紀の我々には「悪」強調されるよりも「欲」を強調された方がシンパシーを感じやすいかもしれません。

 しかし、スカルピアの執務室にいた(黙役の)売春婦さんたちは、生乳&生尻を惜しげもなく出してましたが、あっちのオペラでは、平気でそういう演出があるんだよねえ~。日本の舞台じゃ考えられませんね、文化の違いなんでしょうね。

 脇役では、スカルピアのアシスタントのスポレット(テノール)がいい味出してましたね。なんか「赤ずきんちゃん」の狼さんのヒントをたくさんもらったような気がします。

 とにかく、歌のある役ばかりでなく、歌のない黙役の人たちが大勢いて、彼らの何気ない演技が、オペラの詳細を雄弁に語っていました。この演出なら、歌がなくても、芝居として「トスカ」が楽しめるかもしれません。

 しかし、今どきのオペラ歌手って、歌以外に演技もきちんとできないといけないんですね。カラスやドミンゴは、歌唱力に加え、すぐれた演技力で評価されていましたが、今やその、カラスやドミングに準じるクラスの歌手たちがワンサといるわけで…すごいなあ。

 ちなみに、歌手たちは、この公演のために、それそれ演技の練習だけで5週間かけたそうです。プロがそれだけの期間、練習に専念するんだから、やはりこれほどのモノができるわけですね。

 ラストシーンのトスカの自殺は…「おおっ!」て思いました。文字通り“まぶたに焼きつきました”。照明が絶妙のタイミングでフラッシュに切り替わり、心にグサーって来ました。このラストの自殺のシーンだけでも、ゼッフィレッリの演出を越えたと言っていいんじゃないかな?

 この公演のDVDは…輸入盤ならあるけれど、日本語盤がないのが残念ですね。輸入盤は字幕が英語なんですよね。やはり、オペラは日本語字幕が必要ですよね。なので、日本語盤がなくて、皆さんにお薦めできない事が、とても残念です。

2011年8月28日 (日)

被爆と食物連鎖と日本人[2011年8月第4週・通算28週]

体重:101.8kg[+2.0kg:+1.2kg]
体脂肪率:29.8%[+0.4%:-0.3%]
BMI:32.4[+0.9:+0.7]
体脂肪質量:30.3kg[+1.0kg:+-0.0kg]
腹囲:100.3cm[+1.3cm:-11.2cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 これから書く事は、私の個人的な理解であって、学問的には間違っているかもしれないので、もしも大きな間違いがございましたら、コメント欄にでもご指摘いただけると感謝です。

 さて、福島で原発が爆発して以来、私たちの生活は一変しました。もちろん、住む場所を失ってしまった人、生活が壊されてしまった人、職を失ってしまった人など、数限りなくいらっしゃいます。地震と津波は天災ですから、悲しい事だけれど受け入れる事もできるでしょう。しかし原発事故は人災ですから、これを素直に受け入れる事などできるわけありません。関係者の謝罪と償い、社会的な制裁は免れないものと思います。

 もちろん、福島から遠く離れた場所で生活している我々にも、間接的に原発事故の影響を受けざるをえません。

 色々と心配ごとはあるけれど、やはり気になるのは“被曝”ですね。

 被曝にも二種類あると私は思います。一度に放射線を大量に浴びる、核爆発に起因する一次的な“外部被曝”と、その後、まき散らされた放射性物質を体内に取り込み、少量だけれど長期的に放射線を浴び続ける二次的な“内部被曝”の二種類です。原発事故現場から離れたところに住む我々には、一次的な“外部被曝”の心配はありませんが、二次的な“内部被曝”の心配は、これから常に付きまとう事になります。

 空気中に漂う放射性物質を吸い込んでの“被曝”、飲み水の含まれている放射性物質からの“被爆”、食事をする事で体内に入ってくる放射性物質からの“被曝”。これらの“内部被曝”について、心配をしはじめると、本当にキリがありません。放射性物質は目に見えないので、これらが体内に入っても、我々自身には分かりません。万が一体内に入ってしまった場合、それなりの期間に渡って、我々は“被曝”し続ける事になります。

 とりわけ我々人間は、食物連鎖の頂点に立っていますので、生物濃縮された濃いめの放射性物質が、否応なしに体内に入り込んできて“被爆”するんですよね…。

 “被曝”するって書きましたが、一体“被曝”すると、我々にどんな影響があるのでしょうか?

 ザックリ言うと、我々のカラダを作っている細胞(もう少し細かく書くと“遺伝子”とか“DNA”とか言う部分です)が傷つきます。細胞が傷つくと、ヒトのカラダはその傷を修復しようとします。その傷が一過性の場合なら、傷を修復しさえすれば終了です。しかし放射性物質を体内に取り入れた結果、“被曝”し続けて、特定の細胞が常に傷つけられ続けていくと、その傷を修復し続けるために、多量の生体エネルギーが必要となり、疲れやすいカラダになります。また、細胞の修復能力にも限界があるので、何度も何度も修復をくり返していくと、老化が促進され、生命体としての寿命がドンドン縮んでいきます。さらに、修復を何度も繰り返すうちに、うっかり修復ミスをしてしまう事もあるようです。そのように、傷ついた細胞の修復がうまくいかないまま、細胞分裂をし始めると、いわゆる“ガン”が発生します。

 つまり“被曝”すると、疲れやすくなり、老け込んでしまい、ガンになって苦しむ…かもしれないって事です。確かに、怖いね。

 二次的な“内部被曝”の場合、我々が取り込む放射性物質から出てくる放射線のエネルギーは、計測すれば極々微量なものに留まるでしょう。問題は、たとえ計測的には微量であっても、その放射性物質が長い時間、体内に留まって、我々のカラダを長期間“被曝”させつづける事です。つまり文字通り「塵も積もれば山となる」事が恐ろしいのです。

 火事にあって焼き殺されるのが外部被曝ならば、低温火傷をし続けるにも等しい行為が内部被曝なのかもしれません。低温火傷は本人の気付かないうちに火傷をし、ひどくなるものです。もっとも、低温火傷で人が死ぬことはマレです。なぜなら、火傷がひどくなったら、さすがに自分のカラダの異変に気づき、熱源をカラダから遠ざけて治療することで火傷が回復するからです。

 しかし、もしも低温火傷の熱源がカラダから離れず、ヒドイ火傷になっても火傷をしつづけ、治療ができないまま火傷の進行を見守るしかなかったら…これが“内部被曝”って奴なんじゃないでしょうか?

 つまり、放射性物質は消えない火であり、その火がまるで炭火のように、いつまでもいつまでも熱を放出したまま体内に留まっているのが“内部被曝”状態なのではないでしょうか?

 この理解が正しいかどうは分かりませんが、私は“被曝”についてそんなふうに考えました。

 だから、放射能汚染された野菜というのは、この消えない炭火が付着した野菜のようなものだと考えます。野菜の外部に付着した炭火ならば、洗えば落とせます。しかし、根から水分と一緒に野菜の内部に取り込まれた炭火は洗い流せないので、そのまま食べてしまうと、私たちのカラダに入ってしまいます。私たちの体内に入った放射性物質の大半は排泄物としてやがて体外に排泄されていきます。しかし、いくつかの放射性物質は特定の内臓に蓄積しやすいというデータがありますから、体内に取り込まれた放射性物質のすべてが排泄されるわけではなく、そのうちの幾分かは我々の体内に蓄積して長期間に渡って、私たちを苦しめることになります。

 別にこれは野菜に限りません。肉も牛乳も加工食品も同様です。

 となると「東北地方の野菜はヤバい。東北地方の肉はヤバい。東北地方の牛乳はヤバい」と思ってしまいます。「これからはスーパーで食品を買う時は、生産地をしっかり見て、東北地方のものを買わないようにしよう…」と単純思考をしてしまいがちです。

 でもこれでは「日本の食品はヤバい。日本の製品はヤバい、日本人は放射性物質を世界中にまき散らすゴキブリのような奴らだ、ヤバいヤバい」と単純思考している可愛い外国の方々と一緒です。

 ふと、こんな事を思い付きました。

 東北地方の野菜と中国の野菜、どっちが安全なのかなあ? 

 …両方とも危険! なんてのは、無しね(笑)。それじゃあ思考停止でしょ?!

 『中国産野菜は農薬関係でヤバい』と一時期騒がれていました。野菜に限らず、中国の毒入り食品の報道が、連日テレビを賑わせていた時期がありましたが、最近はさっぱり報道がありません。だからと言って、決して中国産の野菜が安全になったとは思えません。なぜなら「三つ子の魂百まで」で、人間の本質なんて、そう簡単に変わるものじゃないし、中国人が野菜を育てて作っている以上、今流通しているものは、大騒ぎされていた当時のものと、そんなに大きく変わっていないと思います。

 あの頃は、農薬とか毒とか、そんなものばかりに注目して『ヤバいヤバい』と言ってました。しかし、ヤバいの農薬だけじゃないかも…。

 テレビではなかなか報道されないけれど、ネットではいくらでも転がっている情報というのがたくさんあります。この手の「マスコミが報道しない情報」の中に、世界各国各都市の放射線量の比較(リンクしたのはPDFファイルです)ってのがあります。放射線は確かに怖いけれど、こういうのを見ると、私たちは少しナイーブになりすぎているのかもしれないなあって思います。

 笑えない話があります。福島の原発事故以来、放射能汚染が怖くて、東京から沖縄に非難した方々って、たくさんいらっしゃるでしょ。でもいくつかのブログで報告がありますが、避難先である那覇の放射線量は、福島原発事故以降の東京とほぼ同じか、わずかに低い程度、またはむしろ高いかもという報告があります。「え?」と思われる方がいらっしゃるでしょ。私も「え?」と思ったクチです。那覇なら、確実に、有意に、東京よりも放射線量が少ない…って思ってましたが、実はそれは違っているようです。ちなみに、多くの人が非難した関西地方も、東京とさほど放射線量が変わらないって報告もありますね。

 東京に関しては、今回の福島の件があって、一次的に数値が高くなっています。今後は…減少して少なくなるといいですね。しかし那覇の数値はだいぶ前から高水準をキープしているそうです。その理由について、色々な人が色々な事を言ってます。

 その一つの説明として……実は中国って、90年代半ばまで盛んに(ずさんな?)核実験をしていたみたいです。そのため、国土の相当部分で、世界平均よりもうんと高い放射線量を示す都市がたくさんあります。その数や数値は、現在の日本のホットスポットどころの騒ぎじゃありません。つまり中国って何気に“被爆大国”らしいんです。

 そして、中国から我が国にかけては、常に偏西風という風が吹いています。この偏西風にのって、中国由来の黄砂とか粉塵とかアレとかコレとかソレとか言うものが、その偏西風に乗って我が国に到着しちゃうそうです。

 アレとかコレとかソレの中に“放射性物質”って奴が混ざっていても不思議じゃないですよね。放射性物質の拡散というのは、一義的に風向きに支配されるものですから…。福島以前の我が国では、一般的に西側ほど放射線量が多く、東側ほど放射線量が少なかったのは、そういう理由かもしれません。

 沖縄は…すごく中国に近いからねえ。放射線量が東京よりも多くても不思議じゃないかも…。

 でね、海をはさんだ沖縄ですらそうならば、汚染源である中国本土はどうなの? そこで作られた野菜は一体どうなっているの?って話です。

 東北地方の食品に関しては、放射線測定が行われて、一応安全性が確保されてから販売されているわけですが、中国産野菜に関しては放射線測定なんて、全く行われていないでしょ。行われていない以上、何も言えないです。何も言えないものを「安全」と思って食べて、一応測定してもらって基準値以下の数値のものを「万が一がこわいから…」と避けているわけでしょ。ちょっと自己矛盾を感じていたりします。

 いや、中国だけを悪者にしたら、フェアではないですね。日本のマスコミが報道しないだけで、実は日本よりも放射線量的にはヤバい国や都市はいくらでもあるわけで、そういう国からも、我々日本は食品を始めて、様々なものを輸入して消費しているのです。

 そうなってくると、何を食べたらいいのか、ほんと、分からなくなります。

 放射線や内部被爆は怖いですが、これだけ世界規模で流通が発達していたら、食物連鎖って奴で、我々は世界のどこに住んでいても、もはや内部被爆から逃れられないのかもしれません。被爆が避けられないのなら、どうするべきなんでしょう?

 根性で乗り切る? 肝を据えて生きていく? 無い事にして忘れる? 免疫力を高めてカラダを活性化して頑張る? 他に現実的で、もっと良い方法を知っている人がいたら、教えてください。

蛇足。 ある人々が言うには、放射線量なんて、その土地の地質に左右されるもので、花崗岩が多い地質のところほど放射線量が高いのだそうです。だから西日本は東日本よりも放射線量が高いのだそうです。つまり、原発事故の影響なんて、地質による影響と、そんなに大きく変わらない……って話なのかな? 私には分からないや。

2011年8月27日 (土)

実は転落事故がありました

 夏バテ&松かさ病で入院している白鳳様ですが、実は先日、転落事故に合われました。

 事故の原因はとても簡単で、入院水槽の水を取り替えるため(人間で言えば、傷の包帯をとガーゼを取り替えるようなものです)に、予備水槽に移そうとした時に、大暴れをして、床に落ちたのでした。

 落下高度は約1mほど、落ちた衝撃で、あたりに右半身のウロコが剥がれて飛び散りました。金魚のウロコは、一度剥がれると二度と生えてこないので、せっかくの白鳳化の最中なのに、右半身は白鳳になれない事が決定しました(涙)。今後の右半身は、一部、ウロコのない裸身になります(そうなると、トートの餌になりそうでこわいです)。

 あと、頭部もしたたか打ちつけたようで、頭の形が大きく変わり、今までぺたんとしていた肉瘤が、まるでリーゼントのようにそびえ立つようになりました。また、肉瘤の中も出血したようで、赤くなってしまいました。

 そんな大事故にあったにも関わらず、白鳳様はまだこの世にご健在されています。松かさ病は不治の病なので、あとは星になるだけなのですが、なんか、回復しているような素振りすらあります。

 そろそろ、入院して1週間がすぎようとしています。この間、ずっと絶食しているのですが、さすがにそろそろ餌を食わせないといけませんよねえ…。どうしましょうか?

 一日も早く回復を望んでいます。

蛇足。 そう言えば、チグサが転覆してました。「おい!」と声をかけたら、びっくりしたようで、あわてて戻りましたが…チグサも夏バテしているようです。人も金魚も、夏バテバテバテで困ったものです。

2011年8月26日 (金)

ヒャダル子さんの正体にびっくり

 若いヲタなら知ってて当然って話を、オッサンなヲタは知らなかったりするので、今日はそんな、情報に取り残されたオッサンヲタの今更な話をします。

 最近の私が気になっている作曲家さんに前山田健一氏がいます。主にアニソン業界で活躍する若手作曲家さんなんですが、この人は別名で歌手活動もしています。その別名がヒャダイン氏っていうわけです。

 で、この春、ヒャダイン氏がめでたくメジャーデビューを果たし、活動も順調で、この夏にはセカンドシングル「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」も発売されました。で、下のビデオは、そのセカンドシングルね。興味があったら、ちょっと見てくださいな。

 曲も今どきのアップテンポでノリノリな曲で、曲自体も素晴らしいのですが、今回は歌手に注目してみてください。

 歌手が二人いますよね。男性の方がヒャダイン氏こと前山田健一氏です。女性の方はヒャダイン氏の歌のパートナーであるヒャダル子さんなんですが、皆さん、この方、ご存じですか?

 実は私、このPVを見た時に「アレ?」って思ったんですよ。と言うのも、この曲はセカンドシングルなわけで、当然デビューシングル(「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」)があるわけですが、そちらと比べると、ヒャダル子さんの声は同じなんですが、明らかに別人(笑)なんです。「えっ!?」と思いましたね。下にデビューシングルのPVを貼っておきました。

 ちょっと調べてみたら、デビューシングルでのヒャダル子さんはアニソン歌手の麻生夏子さんで、セカンドシングルの方は、アイドル歌手の早見あかりさんが演じているそうです。演じる?? そう、ビデオで使われている音源はCDのものなので、声はヒャダル子さん本人の歌声ですが、これらの方々がヒャダル子さんの演技を代理で行っているそうなんですよ。つまり、ヒャダル子さんって、顔出し不可?

 ちなみに、先日NHKのMAGネットで放送したヒャダイン氏の秋葉原ライブの時のヒャダル子さんは、アニソン歌手の佐咲紗花さんで、この時はナマ歌でしたので、ヒャダル子さんのパートを佐咲紗花さんが歌ってました。

 メジャーデビューした顔出し不可な歌手って? ありえないでしょ。

 チラって思ったのは、実はヒャダル子さんは実在しない人で、男声パートはヒャダイン氏自らが歌っているとして、女声パートは…もしかして、今流行りのボーカロイド? つまり、初音ミク? いやいや、ミクにしては歌が上手すぎます。どこをどう聞いても、生身の人間の歌声にしか聞こえません。

 だったら、やっぱり覆面歌手? ニコニコ動画の「歌ってみた」によくいる、顔出し不可でメチャメチャ歌の上手い女の子がヴォーカルをやっている? 最近はニコ動の「歌ってみた」をきっかけにメジャーデビューする女の子もいるわけで、その可能性もないわけじゃないけれど……でも、やっぱり、メジャーデビューしてまでも“顔出し不可”はありえないでしょう。

 それにだいたい、その顔出し不可な新人の女の子がレコーディングだけして、ビデオやライブでは、他の女性に代役を頼む? でも、代役として頼んでいる女性は、みなプロの歌手だし、ヒャダル子さんの先輩にあたる人たちじゃない。そんなプロの先輩歌手たちが、顔出し不可なポッと出の素人の女の子の代役をやるかね? それにプロデビューしたヒャダイン氏が、今後の活躍でネックとなりかねない、素人の顔出し不可の女の子と、いつまでもパートナーとして組むわけないしなあ…。

 じゃあ、一体、あの子は誰?

 さらに調べたところ、事実が分かりました。実は、ヒャダル子さんって、やっぱり、実在しない人物でした。ヒャダル子さんの歌は、ヒャダイン氏自らの歌声をエフェクト処理をして、女声化したものなんだそうです。つまり、ヒャダル子さんはヒャダイン氏だったわけです。それどころか、ヒャダル子さんのみならず、ヒャダイン氏の楽曲で聞こえるすべての歌声は、全部ヒャダイン氏の歌をエフェクト処理&多重録音して作られたものなんだそうです。

 「…え?」って思いました。だって、ヒャダル子さんの声、どこをどう聞いても、女の子の声にしか聞こえないもの。それも割とかわいめな声でしょう。

 このかわいめな声は、ボイスチェンジャーというエフェクトを使って、パソコンの中で歌声を変換しているそうだけれど、全く女声として自然に聞こえちゃいます。

 うーむ、うーむ。

 実は私がフルートを始めた理由(おおよそ後付けですが)の一つに「男声で歌ったらサマにならない女声の曲を、女声に近い響きをもったフルートで演奏してみよう」というのがありました。つまり、私にとってのフルートってのは、一種の変換装置なわけで、私が持っていない女声としての声帯の代役なんですよ。

 しかし、これほどボイスチェンジャーがすごいものならば「男声で歌ったらサマにならない女声の曲」だって、ひとまず男声で歌っちゃって、ボイスチェンジャーで歌声を女声にしちゃえば、サマになって、いいんじゃないの?って思いました。

 なんか、微妙にガッカリです。そして、テクノロジーの進歩に唖然です。

 オッサンの知らないうちに、時代は動いているンだなあ…。

 このヒャダイン氏の曲って、歌も加工されて人工的だけれど、バッキング演奏に人の気配を感じないんだよね。おそらく、すべてコンピューター演奏で作られているんじゃないかな? つまり、ワンマン・バンドじゃないのかな?

 ワンマン・バンドと言えば、オジサン世代には、1970年発売のポール・マッカートニーの「マッカートニー」がその代表格(最近リマスターしました)だけれど、そこから比べると、ワンマン・バンドで使えるテクニックって、飛躍的に発達したんだなあ…。たった一人でこれだけの作品が録音できるなんて…バンドなんていらないじゃん。

↓拍手の代わりにクリックしていただけたら感謝です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

2011年8月25日 (木)

お盆休みはヴァイオリンもお休みしてました(笑)

 ヴァイオリン独学練習報告です。

 いつも「時間がなくてヴァイオリンの練習ができない」と書いている私です。今月は、お盆休みもあり、いつもよりも自由になる時間が多めだった私ですから、さぞヴァイオリンの練習もたくさんやっただろうと思われるかもしれませんが、実際は……いつもどおりか、いつもよりも少なめ、と言うのが正直なところです(汗)。

 いやあ~、時間が無いと、無い時間をなんとか工面して練習時間をひねり出す私ですが、時間がたっぷりあると、却って練習しないものです。それにまとまった休みがあると、ヴァイオリンの練習よりも遊びが優先されるので、結果としてヴァイオリンの練習時間が減ります。

 まあ、そんなわけで、月二回のこの『ヴァイオリン独学練習報告』ですが、今月は一回休載してしまいました。まあ「レッスンがお盆にかかって、お盆休みでした~」そんなノリで勘弁してください。

 そうそう、お盆休み中に弦交換をしました。一年ほど取り替えていなかったわけです。さほど劣化したようにも見えませんでしたし、なんと言っても練習時間が極々短いですし、ヴァイオリンは弦が安いわけでもないし、そんなわけで、とりあえず一年ほど同じ弦で頑張っていましたが、さすがに交換しました。

 新しい弦は…またしても「ヴィジョン」です。別に私、弦にこだわりがないので、なんか色々と試そうという気になれなくて(笑)。それに、ヴィジョンっていい弦だと思うし。

 で、弦を新しく張り変えた感想ですが…やっぱり一年は長すぎ(笑)。明らかにヴァイオリンの音が変わりました。使用頻度は少ないとは言え、経過時間も弦の劣化要素なんだなあって思いました。次回からは、一年ではなく、半年をメドに交換してみようかな?  
 
 さて、今回、篠崎教本はどこまで進んだのかと言うと…。

 89番「ロボットの力くらべ」 OKです。この曲は、ppとかffなどの音量の上限下限をさらってみましょうって事でしょう。おそらく、先生について学んでいると、音色まで注意されてしまう難しい課題だと思いますが、私は独学なので、自己満足でOKしてしまいました。ま、音色の件は、ボチボチ、オイオイ…と。

 それよりも、この曲は、ちょっと頑張って、開放弦を使わないように、心掛けてみました。開放弦を使うと、音程が開放弦でリセットできて、音感養成的には正しいのでしょうが、それをやっていると、いつまでたっても小指が動かないままなので、そうでなくても動きの悪い小指ですから、なるべく早めに鍛える必要があるだろうと(無理の無い範囲でなるべく)小指を使って演奏するようにしてみました。

 90番「ゆかいな娘」 OKです。この曲はアレグレットで速いね。この速いというのは、それだけで難敵だね。どうにも、速さには対応できない私です。前の曲では「開放弦を使わないで…」なんて書きましたが、この曲は開放弦を使いまくりです。さもないと、全然弾けないんだもん。ええ、苦労しました。

 91番「E弦練習」 OKです。まあ、なんて事はないです。ファの時にナット近くに指を置くことを忘れずに…ってところでしょうか? このファ(1の指)をうっかりナットから離して置いてしまうと、あとのスケールがグダグダになってしまうわけですか、注意注意。

 92番「毎日の練習」 OKです。スラーは2音ならともかく、4音となると、時々弓が足りなくなりますので、そこんところを注意ですね。

 93番 OKです。これは簡単。

 94番「アンダンテ」 OKです。ゆっくりで簡単です。きっと若いと、このゆっくりさに我慢できずにヘマをしてしまうのかもしれないけれど、私なんかには、これくらいのゆっくりさがいいですね。

 95番「水車」 OKです。これはちょっと速かったかな? 最初は「水車」というタイトルからゆったりした曲を想像していたのですが、模範CDの速いこと速いこと。びっくりしちゃいました。でも、これくらいの速さなら対応できるから平気です。

 96番「全弦混合練習」 OKです。移弦が難しいですね。まだまだ右手が下手くそで、ついつい隣の弦を鳴らして、音が汚くなってしまいます。

 97番&98番「ハ調長音階」 OKです。96番同様、移弦で汚い音を出してしまいがちです。

 99番「子守歌」 OKです。ところで…弱音器? 聞いてないよ(笑)。無いモノは仕方ないので無いまま練習です。今度、楽器店に行ったら買ってこよう。しかし、弱音器って、弦に通すタイプしかないのかな? 弦を張り替えたばかりなので、また弦を張り直すのは面倒だな。

 さて、この曲だけれど、簡単簡単ってタカをくくってナメていたら、やっぱり移弦がネックになりました。まだ細い弦の移弦に慣れていないんだな。なので、ここでは徹底的にキレイな音で弾けるように、ちょっと立ち止まって、じっくりと練習しました。まあ、少しずつ前進ってところです。

 今月はこんな感じです。さあ、秋に向かって忙しくなるぞ、無い時間を工面して練習していきましょう。

2011年8月24日 (水)

オケ合わせ直前練習 & エスコルタのライブ

 メサイアの練習に行ってきました。その後、ひきつづきエスコルタのライブに行きました。

 実は「仕事が忙しい&夏負け&睡眠不足」のトリプルパンチで、この日は珍しく体調不良って奴で、メサイアの練習に行くの止めようかな。このまま練習サボって、夜のエスコルタのライブに備えようかな…っていう悪魔の囁きすら聞こえる始末。

 でも、練習に行ってきたよ。なにしろ、本番まで、今回を含めて後二回しか練習できないんだから、こりゃあ行くしかないでしょう。

 「ああシンドイ。ああ眠い」とぼやきながら練習場にたどり着くと、またまた遅刻。仕方がないです。本当に朝起きれなくて、布団の中でグズグズしていたんだもん。

 練習はすでに体操に突入していました。そこで私も体操を始めたところ、全然カラダが動かない。いやー、硬い硬い。体調が悪いと、筋肉がこわばって、全然カラダが曲がらないね。カチンコチンだよ。

 軽く発声をしてみたけれど、いや~、声が出ない出ない。楽に出る音なんて一つもないよ。全部、気合をいれて「エイヤー!」って感じじゃないと声が出ない。しかし、そんなに気合を入れたら、それなりのボリュームの声になってしまって、小さな聞こえない声で歌うという、今回の合唱での目的を達成するのは無理。ちょいと困りました。

 最初に全体合唱で39番の「Hallelujah」を歌った時も、小さく歌うのが、とても難しかったです。そこで思ったのは、いつもキング先生がおっしゃっている事。「体調が悪い時は、体調が悪いなりに歌う練習だと思う事」「声の調子が悪い時は、発声の事だけ考えて歌ってみよう」 よし、ならば今回の練習の目標は“体調が悪くても、マシな声で歌う練習”という事にしましょう。

 そう目標を決めたところで、パート練習になりました。

 パート練習と言っても、男女に分かれて、本番で歌う曲(今回は抜粋なんです)を次々と歌って、音を確認する程度の練習でした。だから、私は、声の調整に結構集中できました。

 とにかく、体調が悪い時は、ついついノドで歌ってしまいがちなので、極力ノドの使用は回避し、できるだけ背中や腰で歌うように心掛ける事。いつもの音域で歌うのは無理なのだから、ファルセットの使用をためらわない事。また出ない音は勇気をもって出さずに落ちてしまう事。合唱なのだから、私一人が歌わなくても曲は進行していくので、その点はお気楽に考えていく事。こんなところに気をつけました。

 逆に積極的に意識していったのは、リズムとブレス。体調が悪いと、カラダのキレが悪くなり、リズムも甘くなってしまうので、リズムはいつも以上のキレの良さで歌うように心掛けました。また、ブレスが乱れると、音楽のカタチが崩れるので、きちんといつもの場所でブレスができるように気をつけました。

 パート練習が終わったところで、また全体合唱になりました。全体合唱は、ピアノでの最後の練習という事なので、最初から最後まで通して歌う事になりました。こちらもパート練習同様に、音を確認していく程度で、深い突っ込みは無しでした。

 私的には、まあまあという感じで歌えたと思ってます。ただ47b「Amen」は、またまた、たっぷりと落ちてしまったので、この曲に関しては、もっと練習しないといけないなあと感じました。ちなみに、次回の練習はオケ合わせです。

 練習が終わってから妻に尋ねたところ「今日はあなたの声が目立っていた。おまけにところどころフラットしていたし…」との事でした。やっぱり体調が悪い時は、結果も悪いですね。これでも結構、音量にしても音程にしても気にしていたのだけれどね。
 
 
 練習が終わって、自宅に戻っている時間もなかったので、満喫で休憩をとって(ゴロ寝ができるスペースを借りました)から、エスコルタのライブに行ってきました。

 エスコルタと言うのは、知らない人のために解説をしますと、クラシック・クロスオーバー系の邦人男声グループです。おそらく時期的に考えても、デビュー当時は、IL DIVOを意識して“日本版 IL DIVO”を作ろうとして立ち上げた企画グループだったんだろうと思います。しかし、特に大きなヒット曲に恵まれる事もなく、テレビ出演もほとんどないし、かと言って人気がないわけでなくて、CDだってリリースしているし、新曲も配信限定だったりするけれど、それでもそれなりの数リリースしている…というグループです。地味だけれど、確実に活躍中って感じのグループです。出発点はIL DIVOだったかもしれないけれど、今はそこからだいぶ離れたような気がします(だいたいメンバーが4人 -> 3人になった時点で、IL DIVOじゃないよね)。

 とにかく、それなりの数の固定ファンがいて、彼女たちが熱心に彼らの活動を支えて、応援しているんです。実はウチの妻も、そのファンの一人なんで、今回のライブにおつきあいで行ったわけですが、ライブ会場に入ると、ウチの妻なんて、むしろ若くて地味なくらいで、経済的に豊かな感じの女性方がたくさんいて、そういう方々に支えられているグループなんです。ファンってありがたいですね。売れっ子で、身も魂もすり減らしながら寸暇を惜しまずに仕事している人よりも、かえってこういうペースで活躍できる方が、芸能人として幸せなんじゃないかなって思いました。

 ライブの感想ですが…上手いね。歌は芸能人にしては、抜群に上手いです。メンバー三人のうち、二人は音大声楽科卒業だけあって、歌の実力的にはピカイチです。ま、これだけ歌が上手なら、売れなくても仕方ないですね。日本人って、素人くさいものを好みますから、こういう人が表舞台で活躍するのは厳しいです。しかし、これだけの実力があるからこそ、一方で熱心な固定ファンがいるんだろうと思います。

 ステージは、メンバーの三人(テノール・バリトン・ポップスヴォーカル)がフロントで、バッキングはピアノとヴァイオリンの二名だけでした。もちろん、生演奏で、テープなどは使っていませんでした。これだけの人数で、きちんとステージができるんだから、見事なものです。座席がステージのかなり前の方だったので、私はテノールの彼と、ヴァイオリニストを中心にステージを見ていました。

 演奏曲に私の知っている曲はほとんどなかったし、私はファンではないので、正直、周囲の熱気に気合負けする部分はありましたが、それでも結構楽しめましたよ。また、妻に誘われたら、行ってみようと思ってます。

2011年8月23日 (火)

ミュージカル練習が熱気を帯びて参りました

 歌劇団の練習に行ってきました。今回は、練習後に新ピアニストさんの歓迎会があるので、いつもより練習時間が短めのため、集合時間が早めに設定されましたが、皆さん、ちゃんと時間に間に合いました。さすが、オトナですね。

 と言うわけで、発声練習を終えたら、すぐにミュージカルの練習に入りました。

 練習に先立って、先生からの注意(?)がありました。まず、練習はシーンごとに行っていくので、日によって、キャストによって、練習量がだいぶ変わってくる事。ある人は、出づっぱりで練習するかもしれないし、その一方で、ほとんどベンチに座りっぱなしで何もしない人もいるかもしれないので、その点を覚悟しておくこと。オペラとかミュージカルの稽古ってのは、そういうものらしいです。

 小道具的なものは自分で用意すると良いです。小道具的というのは、郵便屋さんの肩掛けカバンとか、あかずきんちゃんの頭巾とか、おばあさんの帽子とか…。もちろん、本番で使用するものは、それ用のものを考えて団で用意するけれど、ちょっとした演技の助けになるものを用意しておくと練習の時に便利ってことです。

 さて、実際の練習です。

 最初は、郵便配達のアリア「おはよう皆さん」からです。リズムが難しいです。今回は、歌にからんでくるお母さん役の方がお休みなので、歌だけの練習です。

 次は、狼のアリア「おれは森の狼」~赤ずきんちゃんのアリア「みんなみんなおはよう」~狼と赤ずきんちゃんの二重唱「花が好きな者には」です。狼は私なんだけれど、どうも、私の持っている狼のイメージと、先生が持っている狼のイメージが、だいぶ離れていて、たくさん軌道修正をしないといけないようです。

 まず狼は悪役なので『胡散臭さ』を常にかもしだす様に言われました。そのためには、動作やセリフ回しは遅めでおおげさなくらいの方が良いそうです。『分かりやすい悪者』を目指しましょうとの事です。私的には“白いタキシードを着込んだ詐欺師”とか“街のチンピラ悪徳金融業者”とか、狼をそんな感じにキャラ設定をしてみたけれど、どうも、それでは、演出家の先生の意図とはだいぶ違うみたいです。

 先生が望むのは、悪役と言っても、演劇的な悪役ではなく、オペラっぽい悪役です。オペラの悪役って…スカルピア? イアーゴ? どっちもバリトンじゃん。テノールの悪役と言えば、マントヴァ公爵? でもこれだと“白いタキシードを着込んだ詐欺師”と分からないねえ。ああ、狼のキャラ設定が難しいです。ちなみに、相方の赤ずきんちゃんは、見事に、赤ずきんちゃんになりきってましたね。ううむ、上手上手。

 次は山鳩のアリア「おしゃれな一日を」の練習になりました。山鳩の役はウチの息子君がやるのですが…明らかに練習不足で、それを先生にチクリチクリと言われていました。親がいくら言っても練習しないのですから、先生に言ってもらって有り難いくらいです。

 しかし、どうして子どもってのは、練習しないで平気なんでしょうね? 別にこれはウチの歌劇団やウチの子どもだけの問題ではなく、子どもって(もちろんその子にもよるのたけれど)ピアノでもなんでも、練習もせずにレッスンに行ったり、練習が不足したままとか、全然出来上がっていないのに、発表会などのステージに出ちゃったりするんだよね。不安にならないのかね?

 次はおばあちゃんのアリア「ゴホンゴホンああつらい」~アリア「命乞いの歌」です。ここは狼とおばあちゃんの絡みのシーンです。私の狼キャラがうまくできていないので、おばあちゃんにはたっぷりと迷惑をかけてしまいました(謝)。

 ミュージカルでは、声楽的な美しい歌よりも、キャラに応じた歌が必要とされます。例えば、ここのおばあちゃんのアリアでは、おばあちゃんはキレイな声楽的な歌を歌のではなく、風邪をひいてつらい感じを出すために、あえて声楽的にはダメな歌い方をする必要があります。

 セリフの声ですが、ミュージカルという事もありますが、基本的には歌う声でセリフを言う必要があります。話し声の延長でセリフは言わない事。これ、難しい。特に狼は、胡散臭さを出すために、低めの声で話した方がいいけれど、私自身の歌声は甲高いのです。だからと言って、甲高い声では胡散臭さは出ないわけで…難しいですね。また、このシーンでは「狼が赤ずきんちゃんの声を真似て、変な声でしゃべる」と言うのがありますが、これなんか、わざと汚いオカマ声でしゃべるわけで、結構ハードル高いです。

 演技的にも、逃げるおばあちゃんを狼が襲うわけだけれど、逃げるおばあちゃんは、なかなか上手だけれど、狼の襲い方がダメダメでした。ううむ、実生活で、私は女性を襲った事ないからなあ…。襲わなくても、あっちからやってくるという人生だったので、どうやって女性を襲えばいいのか、全く分からないです(笑)。私がやると、どうしても『下手人を捕らえた銭形平次』になってしまうそうで…勉強してきます。

 短い休憩を入れた後は、終曲の合唱「森は平和になった」の練習です。この曲のポイントは、役になりきったまま歌うという点です。なので、合唱曲だから言って、きれいに合唱すればいいってものじゃないのです。…って『(改心したとは言え)狼がやっつけられて平和な森になってうれしいな』って歌を、狼のまま歌うのって、なんか自虐っぽくない?

 ここでのポイントは、やはり合唱曲ですから、音程ですね。女声は取りづらい音程もあるけれど、しっかり歌う事。男声は女声を支えるために、たっぷりした声で歌う事が必要です。

 最後の合唱曲の練習が終わっても、まだ練習時間が残っていたので、狩人のアリア「狼をしとめたぞ」の練習をしました。この曲はYテノールさんだし、アリアなので、実際の楽譜よりも1音上に上げて歌う事になりました。狩人、おばあさん、赤ずきんちゃんの三人が絡み合うシーンで、演技的に、ちょっとばかり難しいシーンです。ま、このシーンに関しては、また次回、たっぷり練習する事にしましょう。

 短かったけれど充実した練習を終えて、会場を変えて、炭火焼きとりの店で、ピアニストさんの歓迎会(&暑気払い)をしました。たっぷり飲んだし、食べました。やっぱり炭火焼き鳥は美味しいね。たくさん話もしました。その多くは、ここに書けないような話でしたが…書ける話を一つ書いておくと…。

 …演技について。今回のミュージカルでは、先生が演出家になるわけだから、最終的には先生の演出の方向で、演技をまとめていくけれど、それに頼らずに、必ず事前に、それぞれ各自で自分の役に関するイメージを持っておく事が大切なんだそうです。そして、その自分が持っている、そのイメージでの演技を先生の前で披露し欲しいのだそうです。つまり、役のイメージを、演ずる我々者と、演出家である先生とですり合わせて、本番に向かって練り上げていくわけだけれど、まずは歌手が自分の役のイメージを持っていて、それがベースになるので、よろしくって事です。(つまり演出家の言いなりの演技じゃダメよって事です)。

 こんな感じで、練習と宴会の両輪で、ウチの団体は結束していくわけです。

 ちなみに二次会は、有志のメンバーでビール専門店に移動しました。日本茶のビールとか桃のビールとかが置いてある店で、ビールも料理も美味しかったです。終電ギリギリまでねばりましたが、みんな無事に帰れたかな? 二次会の時に「ガラコンサートでベッリーニ歌いたい」って言ったら、即座に却下されました。残念。

 次回は、通常通りの練習をしますが…私は仕事の都合で練習をお休みせざるを得ないのです。来月の歌劇団の練習の記録は…どうしましょうね。

2011年8月22日 (月)

せっかくレッスンに行っても、集中力に欠けてちゃ、あんまり意味ないね

 フルートのレッスンに行ってきました。今回の私は、なんかボーとしてました。

 疲れていたのかもしれないし、暑さにやられていたのかもしれません。とにかく、お教室にたどり着いても、なんかフワフワしていたし、練習しながら、時折、集中力が途切れて、我を見失いがちでした。

 そうそう、今日は、いつもどおりの時間に家を出て、いつものように徒歩でお教室に向かったのですが、10分ほど遅刻(レッスン時間は決まっていないので、厳密には遅刻とは違うのですが)してしまいました。いつもの上手な姉様が私の到着を待っていました(謝)。

 いつものように、ロングトーン練習から始めたのですが、この時も、ボケーとしてしまい、時折自分が何をしているのか分からなくなっていました。フルートを吹きながら「あれ、今、何してるんだろ?」って具合に、フルートを吹いている自覚すら、たまに見失いながらのロングトーン練習でした。当然、ボケーとしてますので、今出している音がなんなのか、次に出す音は何なのか、分からなくなって、迷ってしまった事が何度もありました。無論、普段はそんな事、ないんですよ(言い訳:汗)。

 先生からは「いい音だなー、なんて聞き惚れていないで、いつも次の音の事を考えていなさい」って注意受けましたが、実は、自分の音に聞き惚れていたわけではなく、自覚を失って、我を見失っていただけです。

 この回のレッスンは、終始、こんな感じで、集中力に欠けっぱなしでした。ダメですね。

 アルテ15課2章のF-durは、4番の「スケールとアルペジオ」以外を合格しました。4番は…息の使い方がマズいので、次回、もう一回です。

 ダメな理由ですが、息の使い方がマズいそうです。ええと、実は腹式呼吸がちゃんで出来てなかったのです。なんででしょ? とにかく息がダダ漏れなので、吹いている途中で、あっさりと息がなくなっちゃうんですよ。だから、帳尻合わせをしようと指が速くなってしまってグダグタです。指はとりあえず動くけれど、なんか、胴体に力が入んない(涙)んです。

 次回はこのF-durの4番に加えて、D-molの6番「クロマチック」と7番「スケール」、8番「スケールとアルペジオ」が宿題になりました。頑張って練習してこよおっと。そうそう、クロマチックの練習の時は、ブリチアルディキーは押さえちゃいけないって念押しをされました。

 さて、ミニヨン・エチュードですが、次回も5番をもう一回、って事になりました。

 不合格になったけれど、前回の時よりも、だいぶ上達していますと誉められました。そうこなくっちゃ! 特に、三連符と八分+十六分音符が混在しているところは、リズム的にだいぶ良くなりました。ただ、後半で一部、リズムを勘違い(と言うか、休符の扱いがいい加減)な箇所が数ヶ所あったところと、中音ミの時にうっかり左人指し指があがってしまう癖をどうにかしてくるように言われました。

 「中音ミで左人指し指があがる」…これは「中音レで左人指し指が上がらない」という悪い癖を矯正するために、がんばって左人指し指を上げて吹く練習をしたら、うっかり中音ミの時にも左人指し指が上がってしまうようになってしまいました。そこで、今度は「レではあげて、ミではあげない」という当たり前の事ができるようにしてくるように言われました。まあ、当然ですね(涙)。そのためには、ゆっくりと練習して、レとミの違いをカラダに叩き込まないとダメですね。

 リズムうんぬんの話は、小節の中のリズムがちょっといい加減すぎるって事です。ビート(小節ごとの区切りのようなもの)はまあバッチリなんだけれど、ビートの中のリズムがいい加減だって事です。もっと精密に演奏しないとね。

 しかし、H先生に変わってから、私のリズムに対する考え方が、少し変わったかもしれません。この件に関しては、またいずれ稿を改める事にします。

 今回の雑談は、お盆休みにちなんで、旅行での過ごし方を話しました。旅先で、ゆったりと過ごすタイプか、精力的に行動しまくるタイプかって話です。先生は旅行に行くと、片時も休まずに行動しまくるタイプなんだそうです。そう言えば、私も、どっちかと言うと、そっちのタイプだな。旅行に行く前に、下調べをバッチリとして、いざ現地に到着すると、寸暇を惜しんで、あっちこっち見て回り、色々なことをやり尽くすタイプです。で、旅行から帰ると、グッタリと疲れ切っちゃうタイプね。H先生は、旅先で精力的に活動する割には、お元気なタイプのようです。さすがに山の人は鍛え方が違うね。

 最後にドイツ帰りのお弟子さんのコンサートチケットを分けてもらいました。なんか、久しぶりに、すっげーマジなフルートコンサートに行くことになりました。曲目は…うわー、渋いなあ、ほとんど知らないや(爆)。

2011年8月21日 (日)

健康に感謝![2011年8月第3週・通算27週]

体重:99.8kg[-1.2kg:-0.8kg]
体脂肪率:29.4%[-1.5%:-0.7%]
BMI:31.5[-0.4:-0.2]
体脂肪質量:29.3kg[-1.9kg:-1.0kg]
腹囲:99.0cm[-1.0cm:-12.5cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 今の私はひとまず健康です。毎日を感謝しつつ生活しています。

 実は今でこそ、健康な私ですが、若い時は、とっても不健康だったので、今の健康に感謝してもしきれません。ああ、本当に健康って、ありがたいものです。

 その“健康のありがたみ”って、健康と不健康の両方を経験したからこそ、肌感覚で分かるものなんだと思います。生まれついてから、ずっと健康な人には、健康のありがたみなんて、絶対に分からないと思います。また、多くの人は若い時は健康だけれど、年をとって、カラダを壊して、不健康な状態になって、そこで始めて、健康のありがみに気づき、かつての“健康だった頃”を懐かしむというパターンになりがちです。これって「不幸になって始めて幸せの価値に気付く」ってパターンと一緒なので、健康のありがたみは感じても、今現在の自分は、幸せとは限らないわけで、なんともほろ苦い感じです。

 そこへ行くと、私は若い時に不健康だったので、年とった今の健康がとてもありがたいし、幸せ満喫でハッピーハッピーなんです。
 
 
 私の場合、若い時の不健康と言っても、具体的な病気にかかっていた時期は、そんなに長いわけではなく、その大半はいわゆる“未病”というものでした。

 未病と言うのは、西洋医学的には病気ではないので、検査や診断をしても、どこにも異常がないし悪いところもないのですが、体調不良の自覚症状はアリアリだし、かと言って、有効な手当てもできないので、その悪い状態を放置するしかなく、涙目で毎日を暮らしいる状態の事です。

 私の場合は、未病の原因は、貧困による栄養失調(子ども~青年期にかけては、今考えると、ぞっとするような食生活でした)と、そのツケが原因だったわけです。いわゆる、先進国型の栄養失調(エネルギーは過剰だけどビタミン&ミネラルなどの栄養素は、ほぼ皆無ってパターンの栄養失調ね)って奴でした。

 それでも若い時は、若さが一種の防波堤の役割をしてくれたので、どんなにデタラメな食生活をしていても、気力と体力で持ちこたえ、病気にはならなかったわけです。

 病気でこそなかったけれど、いつも顔色が悪く、妙な汗をかきつづけ、毎日がダルくて、しんどくて、いつも息切れをしていたし、ちょっと動くと目まいや立ちくらみなんて日常茶飯事でした。そういうダルダル状態を、若さと根性でやり過ごしていたわけです。

 十代の後半から、毎日がダルくてシンドクてヤバかったのですが、特にどこかが悪かったわけではありません。

 それが二十代の半ばの頃、若さが減り始めた時に、まず心臓が悲鳴を上げ始めました。いわゆる不整脈が起こる様になりました。この不整脈って奴は、起こっている時は調子が悪いのですが、起こっていない時は健康体なんですね。当時はAEDもなかったので、不整脈になると、三途の川のほとりまでお散歩に行っちゃうわけなんですよ(笑)。でも、まだ若いので川岸まで行くと、Uターンして戻ってこれるんです。で、翌日、病院に行くんですが「問診結果からは不整脈らしいけれど、今は症状が現れていないので、何とも言えない」って言われて、無罪放免されちゃうんですよ。「ええ?」とも思いますが、医者としては手の打ちようがなかったのでしょうね。

 さすがに三十才過ぎると若くないので、未病から持病持ちに昇格しました。地獄の三十代の始まりです。太りだしたのも、実は、このあたりからです。

 もともとアレルギー体質な私ですが、三十代になった頃から、アレルギー体質にターボがかかるようになって、花粉症がひどくなり、ついでに喘息になりました。いやあ、オトナの喘息はつらいねえ~。発作が起こると、酸欠になって、意識喪失して倒れます。本当の意味での“臨死体験”?ですね(笑)。意識喪失も回数を重ねてくると慣れたもので、意識を消失する直前に「このまま意識を失って、目覚めなければ、死んじゃうんだよなあ。死ぬって、案外、あっさりしているんだなあ…」なんて味わいながら倒れたものです。

 あの頃は、喘息関係の薬づけでしたし、吸引剤なんて肌身離さず持っていたものです。

 三十代の半ばで消化器系の緊急手術を二度も受けました。この時の病名は知らされていません(笑)。なにしろ、かかった病院が告知しない事で有名な病院でしたから(爆)。ただ、最初の手術をした半年後に再発して病院に行った時は、病院中引っくり返したような騒ぎになって、担当医も外科部長さんに変わったくらいの大病だったみたいです。病名に関しては、薄々と察しています(ってか若い先生がついクチに出しちゃったんですが:笑)が、知らない事にしておきます。

 トドメが三十代の終わりに、高血圧&高脂血症&糖尿病の生活習慣病三兄弟にかかってしまった事です。血圧は上も下もも半端なく高く、コレステロールは善玉も悪玉もマックスにドロドロで、特に糖尿病は血糖値がシャレにならないくらい高い、いわゆる重篤な患者さんになってしまって、失明の危険性と透析の可能性をほのめかされ、インスリン注射の常用&入院治療を申し渡されたくらいです。

 こういう人生でしたから、四十を目前として、自分は五十前に死ぬモノだと思っていました。実際私は、ご先祖様の大半が四十代で死んでしまっている短命の家系の人間だし、若い時から体調がいつも悪かった事もあって、当然「長生きなんてできない、そろそろ年貢の納め時がきたんだろうなあ…」なんて思って諦めていました。

 それがどうでしょ。糖尿病で入院生活を開始する直前になって、いきなり健康になりました(爆)。血糖値がいきなり下がり、コレステロール値も平常値になり、心臓も強くなり、喘息もなりをひそめました。まるでカラダを取り替えたかのように、いきなり健康になってしまったわけです。
 
 
 何をしたのか? いいえ、別に特別な事はしていません。

 ただ、極限まで体調が悪くなってしまって、それが原因で食欲がなくなってしまったので食べる量が極端に減ってしまい、それが結果的にダイエットをしたのと同じになってしまいました。

 また、その頃は、職場まで自転車通勤をしていたのですが、ちょうど自転車が壊れてしまい、医療費もかかっていて、あまり経済的な余裕もなかったので、仕方なく徒歩通勤に切り換えた事で、結果として、毎日1時間以上の有酸素運動をする事になりました。

 さらに、老眼になって本を読むのが苦痛になってしまったため、それまでは寝る直前に読書を毎日1~2時間程度していた私(活字中毒だったんです)ですが、本が読めなくなったため、ふとんに入るとすぐに寝るようになり、睡眠時間がその分増えてしまいました。

 不思議だねえ…。それだけで、カラダがリセットして、健康になりました。

 とにかく、若い時は未病で、年をとって若さがなくなるにつれて、病気が発生し、30歳を過ぎる頃、立派な病人になり、40歳手前で死を覚悟した私です。

 あれから10年。今や50歳手前で、ご先祖様たちと同様に、とっくのとうに死んでいるはずだったのに、なぜか今、ピンピンしています。全然、元気で、健康です。50歳で死ぬ? 事故でも合わない限り、ありえません。この調子だと、あと50年は生きられるかも。だって、同年配の人と比べても、私、全然元気だし若いもの。

 医者もびっくりしてましたが、糖尿病は完治しちゃいました。ま、一度、重篤な糖尿病患者さんになった私ですから、油断をすると再発しちゃうかもしれませんが、今は経過観察だけで、投薬無しで、食べたいものたらふく食べて、飲みたいものをガンガン飲んでます。

 心臓も不整脈どころか、心肺機能はむしろ優秀なくらいです。多少の運動じゃあ、へこたれません。喘息もすっかり姿を見せなくなりました。たまに風邪をこじらせると軽度の喘息発作が起こりますが、薬であっと言う間に押さえ込める程度です。

 体重は重いですが、カラダは軽いですよ。たまに寝不足な時もありますが、カラダがダルい事なんて、ここ数年感じていません。たまに心地よい疲労は感じますが、寝れば、すぐに回復します。

 私を取り巻く世界がカラフルになりました。いや、これは本当の話で、体調が悪かった時の世界は、色が薄くって、ややセピアかかって見えていましたが、今の私が見る世界は、色に溢れたカラフルな世界です。

 顔色も良くなりました。姿勢もシャンとしています。声も張りが出るようになりましたどうやら、色々と計測してみると、肉体年令的には30代後半らしいです。すでにオジイチャンな私ですが、肉体的には平均的な中年男になりました。

 おそらく、今の私は、オトナになってから、一番健康で、一番充実していると思います。いやあ、健康っていいですね。カラダのどこも痛くないし、つらくない。なんでも出来るし、楽しめる。まあ、老化現象だけはどうしようもありませんので、老眼に関しては諦めてますが、難聴はまだ発生していません。味覚も衰えていません。

 若い時は、生きるだけでしんどくて、趣味も座業系のモノが中心だった(だからヲタなのね)私ですが、今は健康面&体力的に余裕ができたし、医療費の分が経済的にも浮いたので、音楽の趣味を始めちゃったくらいです。そう、健康を取り戻せたからこそ、音楽三昧の生活に突入できたんです。

 とりあえず、今の私は、幸せな老人生活入門編を満喫しています。

 自分が若かった時に見た、今の自分と同じ年令の人たちと比べてはもちろん、同時代の同年令の諸君たちと比べても、私は元気だし若々しいです。お肌もツヤツヤだし、昼も夜も元気だし、髪の毛なんて、クログロのフサフサよぉ~。汗をかくのが快感だし、食事は何を食べても美味しいよ。

 健康って素晴らしいです。今は、この健康をなるべく長く維持しながら、毎日を楽しく愉快に暮らせることを願っています。そのためにも、もうちょっと、やせないと(笑)。今回の数値はたまたま低いけれど、たぶんすぐに戻る(笑)。大きな流れ的には、やっぱり、ブクブク太り始めた私ですからね。“肥満は万病の元”です。太っていると、また健康から未病へなり、未病から病気になっちゃいますから、気をつけないとなあ。

 健康だから出来る事ってたくさんあると思います。だから、健康って大切なんだと思います。

2011年8月20日 (土)

白鳳様が入院…パンダなのに(悲)

 白鳳様ことスズネ君ですが、夏バテでダウンしました。ウチの水槽、昼間は余裕で30度を超えますから、そりゃあ金魚もバテますね。とりあえず、夏バテで体力を消耗して、松かさ病を発症してしまいました(エイズで肺炎を発症するようなもの)ので、隔離しましたが、暑いうちは良くならないでしょうね。なんとか、涼しくなるまで、生き延びてくれれば、うれしいのですが…。

 そう言えば、白鳳様が隔離入院をし、そのためにエアーが必要となったために、うっかり水槽の方のファンの電源を使用してエアーポンプを作動させてしまいました。そのため水槽のファンが全然回っていなくて、水温が半端ない状態になっている事にさきほど気づきました。ファンが回っていると2~3度は違うんですよ。他の子たちまで、夏バテで倒れない事を願います。

 さてさて、ただ今入院療養中の白鳳様ですが、だいぶ芦毛化が進み、今ではすっかりパンダ状態になりました。

 パンダ状態? …とは言っても、別に目が垂れ目になったり、耳や目の周りだけが黒くなったりはしていません。ひとまず、ボディは真っ白、ヒレは真っ黒、頭は顔の部分は黒いけれど、肉瘤の部分は肌色(ってか、脱色済み)と言った感じです。とにかく、あの漆黒だったボディが、今ではサクラやチグサなみの白い体になりました。それは見事なくらいです。

 というわけで、高級金魚に変身している白鳳様です。ところが、ここ数日、動きが不活発になり、食欲がメッキリなくなってしまって、一日の大半を水槽の底でじっと沈むようになり、いよいよ夏バテか…と思っていたところで、松かさ病が発症です。

 参りました。夏は、毎年の事ですが、本当に、金魚たちにとっては鬼門です。水槽の水温が連日30度を超えるので、金魚たちが夏バテバテバテになって、毎年夏~秋に数匹の金魚たちが星になります。

 夏の水槽の水温さえ、どうにかなるなら、ウチの金魚も長生きできるはずなんですが…。水温の事を考えると、我が家では金魚じゃなくて、熱帯魚を飼った方がいいんじゃないかって、時々思います

 しかし、今年こそは、みんなで夏を乗り切ろうと思っていたのです。それにお盆までは、みんな元気だったし…。やはりお盆休みが終了し、人間たちが仕事や学校に行ってしまい、昼間の冷房がなくなってしまうと…水槽の水温急上昇ってわけで、一番の年長者である白鳳様が、あっという間に体力を使い果たしてしまったのでしょうね。

 それと、白鳳様はただ今白鳳化の真っ最中なのですが、白鳳化するってのは、体に負担がかかるものなんでしょうかね? とにかく、ちょっと心配です。

 ああ、早く、涼しくならないかなあ~。

2011年8月19日 (金)

NHK「名曲アルバム」が35周年を迎えたそうです

 タイトルのとおり「名曲アルバム」というNHKのミニ番組が放送35周年を迎えたそうで、私は先日放送された特別番組で、その事を知りました。

 その「名曲アルバム35周年スペシャル」という特別番組は、全国的には放送終了してしまいましたが、関西地域だけは(なぜかまだ)未放送で、2011年8月21日(日)の15時05分~15時48分に放送だそうですから、関西の人は、これから見ることができますね。

 番組を見損なってしまった方は、公式ホームページに行くと、なんとなく35周年の余韻が残っていますので、そちらで35周年を寿ぐ事ができるかなって思います。

 さて、公式ホームページにも掲載されているし、番組内でも紹介されていた「あなたが選ぶ、未来に残したい名曲」、つまり“名曲アルバム版、クラシック人気曲順位”ってのが発表されたので、それについて、ひと言ふた言、言いたいと思います。

 まずは、発表された順位です。

01 四季(「春」、「夏」、「秋」、「冬」):ヴィヴァルディ
02 新世界から:ドボルザーク
03 カノン: パッヘルベル
04 交響詩「モルダウ」:スメタナ
05 第9交響曲:ベートーベン
06 ボレロ:ラヴェル
07 別れの曲:ショパン
08 組曲「惑星」から「木星」:ホルスト
09 運命交響曲:ベートーベン
10 行進曲 威風堂々 第1番:エルガー
11 アリア:バッハ
12 赤とんぼ:山田耕筰
13 アイネ・クライネ・ナハトムジーク:モーツァルト
14 イマジン:ジョン・レノン
15 美しく青きドナウ:ヨハン・シュトラウス
16 月の光:ドビュッシー
17 故郷:岡野貞一
18 英雄ポロネーズ:ショパン
19 荒城の月:滝廉太郎
20 愛のあいさつ:エルガー
21 鐘~ラ・カンパネラ:リスト
22 ピアノ協奏曲 第2番:ラフマニノフ
23 月光の曲:ベートーベン
24 ラプソディー・イン・ブルー:ガーシュウィン
25 エリーゼのために:ベートーベン
26 田園交響曲:ベートーベン
27 なき王女のためのパヴァーヌ:ラヴェル
28 イエスタディ:レノン/マッカートニー
29 幻想即興曲:ショパン
30 アランブラ宮殿の思い出:タレガ
31 主よ、人の望みの喜びよ:バッハ
32 展覧会の絵:ムソルグスキー
33 花:滝廉太郎
34 ラデツキー行進曲:ヨハン・シュトラウス1世
35 花のワルツ 「くるみ割り人形」から:チャイコフスキー

 皆さんは、この順位をご覧になって、どんな感想をお持ちになりましたか? 上位の曲は意外ですか? それとも妥当な線? 私の好きなあの曲が入ってない~って思いましたか?

 私の感想は「え? 今どき、第1位がヴィヴルディの四季?」って素直に思いました。だって、四季が流行ったのは、フェリックス・アーヨの頃のイ・ムジチの演奏でしょ。私も、この演奏のCDもLPも持っているけれど、ググってみたら、この演奏は1959年の録音ですって。って事は、バロックブームって奴は、団塊の世代とそのちょっと上の方々がお作りになったもの? そう思って、順位を見てみると、クラシック系の曲の中に「イマジン」と「イエスタデイ」がしっかり入っているじゃん。やっぱ、投票しているのは団塊の世代だ~。

 おそらく、若い世代が投票していたら、ベートーヴェンの交響曲第7番とか、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とかの、いわゆる“のだめ系”の曲がエントリーしていたと思うし、アニヲタが投票していたら、ヴェルディのレクイエムだってエントリーしていたはず(爆)。

 私は別に団塊の世代がうんぬんと言いたいわけじゃありません。ただ、現在の「名曲アルバム」という番組を支えているのが、団塊の世代なんだなあって事を改めて思い知っただけです。

 「名曲アルバム」というミニ番組の放送時間だって、総合テレビで日曜の4時20分(!)と、教育テレビで月~木の13時55分だよ。どちらの時間にせよ、現役社会人や学生は視聴できませんよ。

 昔はもっと違う時間に放送していたんじゃないかな? 少なくとも、子ども時代の私は「名曲アルバム」をよく見ていたよ。

 この「名曲アルバム」という番組、どんな曲も5分に編集して演奏するという、すごいムチャな番組なんだけれど、ある意味、クラシックの美味しい部分だけを選んで聞けるわけで、実に効果的な、ラジオ・エディットなクラシックの宝庫なわけです。私の中のクラヲタな部分は「こんな番組は音楽に対する侮辱と軽蔑だ!」と思っておりますが、啓蒙家&教育者としての部分は「縁なき衆生をクラシックの涅槃に導く、絶好の水先案内人」であるとも感じています。

 クラシックに興味があるけれど、ちょっと長いのは苦手って思っている人には、この番組はお薦めですね。とは言ってもなかなか放送では見るのは難しいです。CDとかDVDが発売されていますから、そちらで楽しんでもおもしろいかもしれませんよ。

 この番組って、仕事をリタイヤした団塊の世代だけでなく、現役世代、とりわけ子どもや若者たちの目に触れる時間に放送してもらえたらいいんじゃないかな? 5分番組だし、ミニ番組なんだから、番組枠的には、どこにでも入るんじゃないでしょうか?。若者向け番組の前とか後の5分間で放送すると、若者たちにも、自然と見てもらえるんじゃないかな? 実際、私も若い時に「名曲アルバム」を目指して見たわけではなくて、前後の番組の流れの中で見たと思います。そうやって、何となく見た番組だけれど、それが今でも懐かしいのだから、そうなって欲しいなあなんて思ってます。

 それとも最近はNHKも視聴率も気にするようになってきたので、こういう視聴率の取れない番組は、若者たちがテレビを見るような時間帯に放送するのは難しいのかしら。でも、NHKって、広告料ではなく、我々の受信料で成り立っている放送局のはずだから、視聴率が取れずとも、世代を超えて愛されている良い内容の教育番組を若者が見やすい時間に放送しても、バチは当たらないと思うんだけれど、いかがなもんでしょうね。

2011年8月18日 (木)

夏は日焼けにご用心

 フルートのレッスンに行ってきましたよ。今回は、バッティング姉さんは早めにレッスンを終えたみたいで、いつもの上手な姉様の後の、いつもの時間帯でレッスンを受けてきました、よかった、よかった。実はレッスンの後で映画を見に行こうなんて思っていたので、バッティング姉さんとバッティングしたら、映画に間に合わなくなっちゃうところでした。

 まずはロングトーン練習から。今回は私と姉様と先生の三人でやりました。先生が入ると、基準の音が定まるので、二人でそこに音を合わせていけばいいので、三人で音を出しても、素晴らしく澄んだ音が聞こえます。このくらい音程が合えば、聞き苦しい事はありません。いいですよ。

 さて、今回からアルテは15課の2章です。F-durのロングトーン練習はともかく(これはF-durが終わるまで、ずっとやり続けることになるでしょうから)、最初の課題は1番の音階準備練習って奴です。結果を言えば、合格なのですが、まあ「運指がちゃんとしていたからね…」という条件付で合格でした。

 と言うのも、私自身も気持ち悪くなって、時々止めてしまったのですが、何気に吹くと、高音Eが微妙に高くて気持ち悪いんです。後で考えると、私のフルートはEメカ非搭載タイプなので、無意識に高音Eになると、強めに息を吹き込んでしまい、それで音程がうわずるのだと思いますが、多少のうわづりであっても、フラット系のスケールですから、違和感バリバリに感じるんですよ。吹いている当座は、その理屈も分からず「なぜミだけ高い?」と頭の中を???だらけにして「うわ~、気持ち悪い~」と思いながら吹いておりました。…結局、音を曲げて対応しましたが、ここは音を曲げるのではなく、息を弱めるべきだったと、後で反省しました(でもそうすると、音が出づらくなるわけで…そういう点がEメカ非搭載楽器の難点ですね)。

 あと、低音中音のB(ドイツ式表現だよ)は、ブリチアルディキーで出すのですが、これが妙に低く感じるんですね。正式運指だと普通どおりなので、ブリチアルディキーの
時、無意識のうちに、私が何かやっているのかもしれません。ま、Bが低い分にはちょっとした違和感はありますが、気持ち悪いというほどではありません。

 フルートはヴァイオリンほどではないけれど、やはり奏者が自分で音程を作っていかないといけない種類の楽器なんだなって思いました。

 次回までの宿題は…2~5番です。「アルペジオ基本練習」「F-durのスケールとアルベジオ」「F-durのクロマティック」…多くないですか?

 ミニヨン・エチュードは今回から5番。やはり、ブリチアルディキーで苦労しております。ああ、面倒くさい。事前に親指をどこに置くか考えながら演奏するなんて、ああ、ウザイ。運指なんざぁ、その都度、対処すればいいじゃん、全部、正式運指で乗り切りゃあいいじゃん。…なんて事をチラッとでも思っちゃう私だからこそ、プリチアルディキーの練習って必要なんだろうなあ。とにかくこの曲は、ブリチアルディ・キーに慣れることがまず最初の関門ですね。

 あと、リズムにも要注意。三連符と“八分音符+十六分音符+十六分休符”の混在している箇所を、しっかり吹き分けるのが…ちょっと難しいです。リズム感は悪くないつもりですが、三連符に引きずられて八分音符が長めになってしまうのがダメですね。一応、帳尻合わせはしてますが、そんな帳尻合わせを許してくれるH先生ではありません。きちんと一つ一つの音価が正しくないとペケなんです(当たり前だね)。

 運指はだいぷ直ってきたけれど、タンギングはまだまだ汚いので、練習をしっかりするように言われました。へへ、運指とタンギングはまだまだですな。

 ブレスはほぼOKなんだけれど、一ヶ所、4段目のラッレンタンドで終息感を出したあと、ア・テンポで音楽を仕切り直すところ、ここをラッレンタンドとア・テンポの間で、無意識にブレスを取ったら注意されました。良く見たら、ここにはブレス記号がないんですね。だから、ラッレンタンドで終息感を出しながらも、そのまま音はつなげてア・テンポに突入してから、ブレスを取るんだねえ…。はあ~、難しい。

 さて、今回の雑談は、日焼け。実は私、レッスンの日の昼間、趣味のお散歩をしたんですよ。お散歩と言っても私の場合は、かるく数時間歩きっぱなしって奴で、この日は4時間ばかり休みもせずにテクテク近所の丘陵地域を歩いてきました。それからレッスンに行ったので、日焼けをしてしまったのでしょうね。先生から「海に行ったの?」って尋ねられました。

 先生曰く「日焼けには気をつけないといけないよ」だそうです。フルート奏者に日焼けは禁物なんだそうです。特に気をつけないといけないのは、クチビルの日焼け。クチビルだって皮膚の一部ですから、夏の陽差しで日焼けをするのだそうですが、ここが日焼けをしてしまうと、固くなってクチビルのコントロールが難しくなるし、ましてや皮が剥けてガサガサになったら目も当てられないのだそうです。

 夏の外出時には、きちんとクチビルにリップクリームを塗って、クチビルを保護する必要があるそうです。それでも日焼けして、クチビルがガサガサになったら…思い切って、クチビルの皮を剥いてしまうのだそうです。痛いし、血まみれになるけれど、クチビルの柔らかさも戻ってくるし、コントロールできるようになるのだそうです。

 ……プロはそこまでやるんだな……

 なので、先生は夏の海には行かないし、日焼けにはとても気をつけているのだそうです。

 でもでも私は知っている(笑)。先生は夏の海には行かないけれど、夏山には行って、山頂でスコッチをグビグビやっている事を。夏山だって海と同じくらい日焼けすると思うんだけれどなあ~。

 酒の話が出たので、タバコの話もしてみました。H先生は今はタバコを止めたのだそうですが、以前は結構なヘビースモーカーだったのだそうです。健康のためにタバコを止められたのかと尋ねたら、そうではなく、タバコを止めざるを得なくなったので止めただけなんだそうです。

 その理由を尋ねると…ホールの楽屋は昔から禁煙だけれど、昔は楽屋を出れば、楽屋そばの通路の広くなった辺りに灰皿があって、楽屋のそばでタバコが吸えたのだそうです。でも、禁煙ブームが広がり、通路でタバコが吸えなくなり、タバコは喫煙所で吸わないといけなくなってきたのだそうです。その喫煙所が楽屋のそばにあるならともかく、たいていは楽屋から遠く離れたところにあるのだそうです。「4階に楽屋があるのに、地下1階の喫煙所まで行ってタバコ吸えって、それは無理な話だろ」との事です。ま、そうかも。そんな事情で、昔はタバコを吸っていた演奏家たちも、やむなくタバコを止めてしまった人も多く、先生もその一人なんだそうです。

 ちなみに、上野の文化会館は今でも(喫煙所が楽屋のそばにあって)タバコが気持ちよく吸える、貴重なホールなんだそうですよ(笑)。喫煙者って大変だね。

2011年8月17日 (水)

テノールは所詮、和音の穴埋め役とは心得ているけれど…

 合唱の練習に行ってきました。今回は遅刻しなかった(当然)ので、最初の体操からバッチリ参加しました。

 体操の中でY先生が「腹式呼吸」のやり方を説明してました。そのやり方は「下腹を引きながら息を吐き、吐ききったら、お腹を緩める(と息が自然と入る)」というやり方でした。ふーん、腹式呼吸にも、色々なやり方があるもんだなって思いました。

 たぶん、このやり方で呼吸をすると、キング先生には叱られてしまうでしょうね。「お腹は片時も緩めな~い」がキャッチフレーズですから(笑)。地元の第九の指導者のS先生あたりからも注意を受けそうだな(「息は腰を膨らませて吸う!」ですから)。ちなみに、この三人、言うことが微妙に違います。最終的には同じ地点を目指しているのでしょうが、素人さん相手にどこまで求めるのかとか、まずは何を優先して指導していくべきかなどで、その言葉が変わっていくのだと思います。ま、私は、我が師のキング先生に言う通りにやっていきたいと思います。

 指導者によって、指導上、何を重視するかが違う、と言うと、この合唱団の指導者のY先生は、肩関節の柔軟性にこだわりがあるようで、体操というと、肩関節をグリグリと廻します。大切なんでしょうが、肩の上げ下げに、あまり気を持って行かれると、息が浅くなるので、ちょっとイヤです。おまけに、肩をグリグリしながらノドを開けるのを要求されると…ノドが開きすぎて…吐き気が…。いやあ、歌の準備体操しながら気分が悪くなるって、めったにあるもんじゃないです。

 そうそう、ノドを開きながら「声は後ろに向かって出す」って指示をするわけです。これは口腔内を広げる時の広げる方向を指示しているわけで、Y先生、本当に真後ろを指示されるんですよ。そっちの方向に向かって声を出しちゃうと、ポジションが下がっちゃうよォ~。ここも先生によって強調点が違うのかな? 私は後ろに引っ張らずに、脳内ポニーテールをする事にしました。ここでも我が師の教えを守ります。

 それにしても、肩をグリグリする時は、本当に肩だけをグリグリするんですよ。腕をブンブン廻した方が早いと思うのだけれど、メンバーの年齢を考えて(五十肩の人も多いでしょうから)腕は廻さないのか、それとも別の理由があって腕を廻さないのか…今度チャンスがあったら、尋ねてみましょう。

 さて、今回の練習は、いきなりパート練習から始まりました。男声パートの指導者は…今回はY先生。男同士で、ゆったりとやりましょう。

 男声パートだけになったので、メンバーの数を数えてみたら、テノール10名、バス8名でした。ふーん、テノールの方が多いんだ。珍しい合唱団ですね。それと(私は遠慮して後ろの隅の方で小さくなってますので)メンバーをずら~っと見回して気付いたこと。それは、白髪の人が多いこと。禿頭の人もいないわけではないけれど、やっぱり少なめで、大半の人が白髪の御老人でした。髪の毛って、男性ホルモンの支配下にあるんだよねえ。つまり、男性ホルモンでギラギラしている人は禿頭になりがちなんだけれど、そういう人って歌わないってことかな? 少なくも歌好きな私なんか、今流行りの草食系男子だし(え?男子って年齢じゃないって、そりゃあそうだ、失礼)髪の毛真っ黒のフサフサだもん、もういい年なのに。どう考えても男性ホルモンがギラギラしているタイプじゃないねえ。やはり、髪のある人の方が、歌好きなのかもしれません(乱暴な推論ですが、どうですか?)。

 パート練習をしたのは、48番「Amen」、47番「Worthy is the Lamb」、39番「Hallelujah」、23番「All we like sheep」でした。つまり、後ろから攻めたというわけです。

 練習自体は、パート練習とは言え、ほとんどがバスの練習で、テノールはそのバスの練習を見学している…みたいなノリでした。まあたまに歌いましたが(笑)。

 とは言え、別にバスが特にできないから特訓をした、と言うわけではなく、バスは外声で大事なパートなので、念入りに練習をしただけなんだそうです。その点、テノールは内声なので、和音にはまって歌えれば、それでいいんだそうです。まあ、穴埋めって奴ねえ~。まあ、合唱におけるテノールの役割なんて、その程度で、つまり脇役なんだよなあ。ロコツに言われると、へこむけど…。別に好きで脇役やっているわけじゃないし、好んで和音の隙間を埋めているわけじゃないけどなあ。テノールってだけで、そんな地味な事をやんなきゃいけないから、合唱ってイマイチ気が乗らないんだよなあ…。

 ああ、メロディーを思いっきり歌いてえ~。

 さて、メサイアでのテノールの音域上限はほほGどまりなんだけれど、ハレルヤではAが出てきます。今の私では、Gは楽に歌えるけれど、Aは音程を当てるのが精一杯で、ロングトーンまでは無理。つまり、エラそうにブログを書いているけれど、テノールとしては合唱テノール程度がせいぜいで、とてもとてもソロ・テノールとしては力不足も甚だしいわけです。頑張って練習して、音域を広げないとなあ…。でないと、メロディ歌わせてもらえいもんなあ、頑張ろう。

 そうそう、パート練習の時「テノールさんは、だいたい良いんだけれど、下降音形の時の音程がちょっと雑かな~。しっかりお腹で音を支えるといいです。それでもちゃんと歌えていると思うけれど…」って言ってたけれど、これ、私の事だよなあ(汗)。指導者に聞こえないように、気をつけて小さめの声で歌っているつもりだけれど、うっかり聞こえちゃったわけで…気を抜かないで、手を抜いて、歌わないといけませんね。ああ、ヤバいヤバい。

 それにしても、バスの皆さんの歌い方って、基本的にマルカートなんだよねえ。メリスマですらマルカートで歌ってます。それを聞いていると「ああ、合唱団に来ているんだなあ…」って思います。ここには“フレーズをレガートで歌う”なんて無いんだよなあ。こういう歌い方の小さな違いに、ソロと合唱の差いがあるんだなあって、しみじみ思いました。(私自身は基本、レガートで歌っちゃいます。だって、マルカートで歌うと疲れるじゃん:笑)

 結構長い時間、パート練習をした後、やっと合わせの練習に入りました。合わせは、21番「Sutely」、22番「And with His stripes」、23番「All we like sheep」の三曲をやって、最後に、47番「Worthy is the Lamb」、48番「Amen」をやりました。いわば合唱の見せ場の部分ですね。

 合わせの時は、立って歌う(パート練習の時は座ったままなんです)ので、ついつい無意識にカラダを使ってしまうので、声が前に飛びすぎる危険があります。クワバラクワバラ…気をつけないとね。そんな事に気をつけていたら、最後の「Amen」で迷子になっちゃいました。つまり“落ちました:汗”。

 急いで戻ろうとしたけれど、あの曲って、分かりやすい切れ目がなくて、戸惑ってしまいました。私が落ちた途端に、テノールは崩壊するし(嘆)、ソプラノを頼りに戻ろうと思ったけれど、なんかよく分からなかったし(後で妻に尋ねたら、その箇所では、ソプラノもパートごと落ちて[驚]、崩壊していたそうです)、指揮者に頼ろうと思ったけれど、フレーズの出入りを明確に指揮するタイプの指揮者ではないので、ヒントにならず、ウダウダしているうちに2ページぐらい落ちっぱなしでした。2ページって長いよ~、時間にして約1分弱だよ。そんなに長く落ちた事って、ほんと、ひさしぶり。いやあ、合唱適応能力が著しく欠落していますなあ(泣笑)。

 そんなこんなで、今回のメサイアの練習はおしまい。合唱団は、ブルックナーの練習に入ったので、そっちは遠慮させてもらって、帰宅しました。

 そう言えば、合唱練習が終わると、必ず“とんかつ定食”を食べる私でした。なんか“合唱 -> とんかつ”って刷り込みが出来つつあります。まあ、とんかつ好きだから、問題ないけれど(笑)。

2011年8月16日 (火)

何はともあれ、ポジションだねえ

 さて、本日から通常運転に戻ります。と言うわけで、声楽のレッスンに行ってきました。

 発声練習をザッとやって、コンコーネです。今回は8~10番でしたが、次回も8~10番です。つまり、色々とちゃんと歌えていなかったので、次回もう一回って事ですね。

 まずは、いつもの事ですが、ポジションがダメでした。これは歌に限らず、フルートでもそうなのですが、私は歌い始めとか演奏始めを、割と無頓着に始めてしまうキライがあります。これがダメなんだそうです。

 歌う前には、必ずポジションを作る事。鼻腔への道を開いておくこと。そういう事をせずに、何気に歌い始めるから、色々と失敗するわけなんです。発声練習をして鼻腔を開いておいたり、何度か曲を歌えば、やがては鼻腔は開いてくるものなんだけれど、それではダメで、最初から自分の意志で鼻腔を開き、ポジションを高くしておいてから、歌い始めるべきなのです。

 つまり、ポジションを高くするって、鼻腔への道を開いておく事と同義なの?

 さらに言うと、一度作ったポジションは歌っている間は死守すべきで、絶対に下げてはいけないのです。と言うのも、歌っている最中に、一度下がったポジションを上げるのは至難の業だから、下げないようにするのが大切なんだそうです。

 さて、歌う前に鼻腔を開くには、色々な方法があります。例えば、ハミングなんかもいい方法らしいです。私は…ハミングがあまり得意ではないので、それよりももっと別な方法を考えた方がいいかもしれません。とにかく、意識的に鼻腔を開いて、ポジションを上げられる様に自分を訓練していかないといけないようです。

 それとブレスコントロールがいい加減って言われました。先生がおっしゃるには、指定された場所以外のあっちこっちで息をしているけれど、それではダメという事です。実は似たような注意をフルートのH先生にもよく言われています。「そこでブレスしちゃダメ」ってね。

 実は、私の意識の中では、ブレスはするべきところでしかしていません。先生方に指摘されている箇所では、自分ではブレスをしているつもりはないのです。ただ、つい、息の流れを瞬間的に止めてしまうんです。止めているだけで吸っているわけではないし、その止めるのも(自分なりにフレーズの切れ目と感じている箇所で)ついつい無意識で止めてしまうのです。

 ここが区切り…そう思うと、無意識に息が止まって区切りをつけようとするんです。

 その無意識に息の流れを止めてしまう事が、他人から見たらブレスしているように見えるわけなんです。ブレスをしているわけでもないのに、ブレスをしているように思われるのは心外ですが、自分がやっている事なので、仕方ないですね。大切なのは、本当にブレスをしているかしていないかではなく、音の流れをそこで断ち切ってはいけないって事なんだと思います。だから、意識の有無に関わらず、そこで息を止めてしまうのはダメなんですよ。

 ブレスは最初からしていないのだから、いつでも息の流れを止めずに、常に息を流し続けられるようにしないとダメですね。

 でもなぜ、無意識とは言え、息を止めてしまうのだろう?

 息が足りないわけではないんです。と言うのは、最近は歌う時に、息などあまり吸わずに歌っていて、それでも何とかなっています。だから、息が足りないわけではないのです。それに息が足りなければ、事前にたくさん吸っとけばいいだけの話だし、それほどの必要性も感じていないし…。足りていないわけでもないのに、無意識で息を切ってしまっているという所が、ちょっとやっかいです。だけど、直さなければいけない欠点なら、頑張って直すしかないですね。

 それと、フレーズの歌い出しが遅いと言われました。これは以前にも、同じ事を注意されています。ダメですね。

 原因は、私の反射神経の遅さとか、音楽を感じるタイミングの問題にあります。私は音楽をオンビートで歌い出そうする人なんですが、そのために実際の声は、ちょうどのタイミングよりも多少遅れて音声化されるので、結局、遅く感じられるわけです。大切なのは、オンビートで歌うことではなく、オンビートで歌っているように聴こえる事。つまり、実際のオンビートよりも、もう少しだけ早めに歌い出すようにすると、オンビートで声が出てくるわけで、そういう鈍いところを治さないといけません。

 歌い出しもそうだけれど、楽譜を見ている所(視線)も、私は常にオンタイムなんですよ。いま正に音が出ている箇所を見ながら演奏しています。

 オンタイムの少し前に行動するとか、少し先を見ているとか、そういう事ができません。そういう事をやっちゃうと、頭の中が錯乱しちゃうんですよ。そういう意味では、私は音楽の鑑賞者であっても、演奏者には向いていないのかもしれません。

 さらに本日のダメ出しは…ブレスそのもののに時間をかけ過ぎって言われました。たいして息を吸わないのに、チンタラとゆっくりと息を吸っているので、色々と間に合わないのだそうです。確かに、意識的に素早く息を吸うなんてやっていないものね。

 そういうモロモロを含めて、あれもこれもダメなので、コンコーネはもう一回同じ曲なんです。

 二重唱「乾杯の歌」のレッスンは、妻が準備不足だったので、中止になりました。そこで、さっそく「約束」の練習になりました。

 最初のフレーズに出てくる「ミドラファ」のラが高いAsなんだけれど、この音がどうにもきれいに所定の音高まで届いていないのだそうです。

 正攻法でちゃんと発声するのが正しいやり方なのだけれど、ここはフレーズ的には一瞬軽めに発声されればいい箇所なので、ファルセットで歌うというやり方もアリと言われました。大切なのは、きちんとこの音程に届いている事なので、何があっても音をきちんと届かせる事。そのためには、ファルセットでもなんでも使いなさいって事なんだと思います。確かに、この音は正しい音高に届いていませんね…。

 自己反省的には、ラの前のドでポジションが下がっているんだと思います。このドのポジションを下げずにいられると、ラが出てくれるのだと思うのですが…。それを試みてから、ファルセットの使用を考えてもいいかなって思います。

 前回のレッスンで注意された高いGはなかなか良く歌えるようになったと、先生に誉められました。これは、その前のフレーズから口の中の状態を変えず(つまりポジションを下げず)歌っているからなんです。音程によって、口の中の状態を変えてしまう私の歌い方を根本から見直さないとダメなんですよ。

 他にもアレコレたくさんダメなところはありますが、一つ一つ潰していかないとダメですね。

 この曲は、来年のガラコンサートの時の、プログラムの真ん中で歌うべき曲だと言われました。ある意味、ポジション確認のための持ち歌としましょうって事です。

 先生からガラコンサートで他に歌いたい曲はありませんかと尋ねられたので、同じロッシーニの「ラ・セレナータ」を歌いたいと言ったら、即座に反対されました。ううむ、あの曲は和声的に難しくて、私の手には負えないと言われました。たしかに簡単ではないよね。でも、プログラムの中核にロッシーニを置いちゃったら、その前後に何を持ってくればいいわけ?

 本当は軽めのクラシック・クロスオーバーな曲をガラコンサートで歌いたかった私ですが、ロッシーニを歌うんじゃあ、なんかおかしいでしょう。同様に、先生が以前おっしゃってたナポリ民謡もどうなのって感じです。ロッシーニを真ん中に据えるなら、その前後もロッシーニで固めたいですね。ロッシーニが無理なら、せめてベッリーニとかドニゼッティとかでの歌曲で固めたいものです。いっそ「バガ・ルーナ」とか歌っちゃうかい。それともトスティを歌っちゃおうかな。

 ま、曲目はゆっくりと考えていきましょう。

2011年8月15日 (月)

音楽レイトスターターさんに100の質問 その5

 お盆休み特別連載、最終日となりました。長かった~かな? 100の質問は、作るのも大変だし、答えるのも大変でした。来年からは、もう少し、楽な特別連載を考えないと…とちょっぴり思った私でした。

 そうそう、質問だけのページがこちらにありますので、この「100質問」を自分でもやってみたいと思った方は、ご自由にどうぞ。

 それでは本日の分、行きますよ。
 
 
[音楽学校(音楽大学含む)編]プロの音楽家養成所…なんでしょうか?

77)音楽学校を卒業しているにも関わらず、アマチュアの人に混じって、アマチュアとして音楽活動している人も見ると、どんな気持ちになりますか?

 「ちょいと、こっちのシマを荒らさんといてくれる?」と正直、思います。だって実力差があるのは歴然としているじゃないですか? それなのに、我々アマチュアの庭にやってきて、我々の座席を奪っていくのは、正直、勘弁してほしいと思いますよ。

 専門教育を受けたにも関わらず専門職に付かなかった人は、セミプロだと思います。セミプロとアマチュアは違うと思います。セミプロはセミプロらしく、毅然とした態度で、セミプロ同士つるんで遊んでほしいなあと思います。セミプロの人がアマチュアの庭を荒らすのは反対です。

 ただし、指導者とかプレイング・マネージャーとして、セミプロの人がアマチュアの我々に関わってくれるのは、感謝な事だと思ってます。
 
 
78)音楽学校を卒業していないにも関わらず、プロミュージシャンとして活躍している人を見ると、どんな気持ちになりますか?

 そういう人、いますよねえ。カッコいいなあ~と思います。自分も若かったら、そういう人に憧れて、そっちの方面で頑張っちゃうかもしれません。そういう意味で、ジジイで良かったなあって思いますよ。
 
 
79)音楽学校に行きたかったですか? もし可能なら、今からでも音楽学校に行きたいですか?

 ううむ、微妙。才能の有無はとりあえず問題にしない事にして、若い時に音楽学校で学びたかったと問われれば、やっぱり学びたかったですよ。専門教育を受けてみたかったです。そして、音楽関係の仕事につきたかったですよ。

 でも、今の人生で十分幸せな私です。おそらく、音楽の道に行っていたら、音楽業界って(偏見かもしれないけれど)イバラの道っぽいですからねえ。今ほどは幸せに暮らせているかどうか分かりません。いや、無理かも。そういう意味では、音楽学校には行きたかったけれど、行かなくて良かったなあと思ってます。つまり、今の人生に満足している私なので、他の選択肢は選ばなくて良かったなあって、思っている次第なんです。

 今から音楽学校に行きたいか? ううむ、音楽に限らず、今から学校に通って何かを学ぶのは、勘弁です。それほど、知力も精神力も好奇心も若くもない私です。老いた脳味噌には、学校で組織的に物事を学ぶのは、負担が大きすぎますよ。音楽は、習い事として、マイペースで続けて行ければ、それで十分です。
 
 
[リアルライフ編]音楽で遊んでますか?

80)コンサートって行きますか? 他の人の発表会などにも行きますか?

 コンサートは割と行くんじゃないかな? 地方在住者にしては多い方だと思います。他の人の発表会も、チャンスがあれば、結構行きますよ。音楽を生で聞くのが好きなんです。
 
 
81)同じ楽器をやっている親しい友人はいますか(リアル限定)。

 フルートをやっているリアルに親しい友人ですか? アンサンブルを組めるほどに親しい友人って言うと、残念ながら皆無です。もし、そんな友人がいたら、今以上にフルートにのめり込んでしまうでしょうね。
 
 
82)同じ楽器をやっている人と、オフ会をした事がありますか?

 何度かあります。やはり同好の士と時を共にするのって、楽しいよね。
 
 
[ネット編]これを読んでいるって事は……ネットやっているよね。

83)ネットいる、同じ楽器のレイトの人って、気になりますか? 気になるとしたら、具体的にどんな点ですか?

 はい、気になりますよ。一緒に頑張ろうって気持ちになります。どの教則本を使っているのかな?とか、どんな先生に習っているのかな?とか、どんなレッスンを受けているのかな?とか、ね。さらに言えば、そういう人とリアルに友達になりたいと思いますよ。ただ、ネットで見かける人って、たいてい近所の人ではないのが残念です。
 
 
84)ネットにある、楽器上達法のようなページって、信用してますか?

 参考にはしますが、信用はしてません。

 嘘が書いてある…とまでは思いませんが、年齢・性別・体型・音楽経験などの前提を無視して書かれた楽器上達法など「いかほどのもの?」と思ってます。優秀な教師は、生徒の特性を見極めて、最善のアドヴァイスをくださるものでしょう。だからこそ、生徒も上達するわけです。

 誰にでも利く処方箋と言うのは、同時に、誰にも利かない処方箋でもあるわけです。
 
 
85)ネットの質問コーナーなどに、楽器に関する質問ってした事ありますか?

 ないです。必要な疑問は自分の先生に尋ねますから。
 
 
[パートナー編]いわゆる、彼氏/彼女や配偶者に関する質問です。

86)あなたのパートナーはあなたの音楽活動に理解がありますか?

 ありますよ。そこのところは大丈夫です。
 
 
87)あなたのパートナーは、何か具体的な援助をしてくれますか?

 金銭的な援助ですね。一応、私の音楽趣味は私の小遣いの範囲でやる事になってますが、やはり小遣いだけでやるのは厳しい面があります。そこで色々と金銭的に助けてもらっています。感謝な事です。
 
 
88)あなたのパートナーは音楽をやってますか?

 アマチュアのソプラノ歌手です。
 
 
89)もし仮に、パートナーから、音楽辞めるか、私と別れるかという、究極の二者択一を迫られたら、どちらを選択しますか?

 まず、妻は、そんな事を言い出すような愚かな女ではありません。

 でも、もしも仮にそんな質問をしてきたとするならば……音楽を辞めます。趣味よりも彼女の方が大切ですから。
 
 
[子ども編]お子さんをお持ちの方に質問です。

90)お子さんには音楽の早期教育を施しましたか?

 彼が小学校低学年の時に、近隣の少年合唱団にぶち込みました。熱心に活動していますよ。オーケストラ伴奏で何度も(合唱も独唱も)歌うチャンスをいただいてます。近いうちにヨーロッパ公演もあるようです。合わせてピアノも個人レッスンを受けさせています。これを早期教育というなら、そうなんでしょうね。
 
 
91)音楽に打ち込んでいるあなたの姿をお子さんはどのように見ていると思いますか?

 なんとも思ってないと思いますよ。彼にとって、親が音楽を趣味にしているのは、ある意味、自然でありふれた光景ですから。
 
 
92)お子さんにも音楽の趣味を持ってもらいたいと思いますか?

 はい。
 
 
93)お子さんに楽器を習わせるとしたら、自分と同じ楽器にしますか? それとも違う楽器にしますか?

 一時期、フルートを学ばせようと、色々と誘った事はありますが、いずれにも乗ってきませんでした。おそらく、楽器全般が苦手だし、好きでないのだと思います。妻が楽器が苦手な人なので、その血を受け継いでいるのだと思います。
 
 
94)自分の子どもを音楽学校に入れたいと思いますか?

 全く思いません。もし音楽学校に入りたいと言いだしたら、全力で阻止するつもりです。

 音楽を仕事にするためには、日本という国そのものが豊かで余裕のある国でないと厳しいと思います。ですから、今までは、音楽を職業にするのも一つの道だったと思います。

 しかし、これからの日本は、間違いなく弱体化していきます。人々はどんどん貧しくなっていくと思います。そういう時代の時は、実利のある事を学び、時代や景気に左右されない仕事について欲しいと思ってます。

 だからこそ、音楽は仕事ではなく、趣味として、やって欲しいと思います。
 
 
[その他]ラストスパート、行くよ~!

95)あなたは喫煙者ですか? 喫煙者が音楽をやる事について、どう思いますか?

 私はタバコを吸いません。タバコは嗜好品だと思ってますので、他の人がタバコをやろうがやるまいが、そんな事は気にしていません。ただ、タバコの煙は好きではないので、目の前で派手にスパスパされるのはいい気がしませんが、普通に吸っている分には気にも留めません。

 私は、喫煙者が音楽をする事に関しても、何とも思いません。実際、プロ奏者でヘビースモーカーの方もいらっしゃるし、そんな方でも観客の心を酔わせる演奏をしていたりするのですから、音楽と喫煙は切り離して考えるべきだと思います。

 ただ「タバコを吸っているから、息が保たない~、ロングトーンは苦手(涙)」と言っている人の姿を見ると、だったらタバコ辞めるか、フルート辞めるか、息の保たない自分を受け入れて愚痴をこぼすのを辞めるか、いずれかをサッサとすればいいのに、と思います。
 
 
96)もしかして「のだめカンタービレ」を見て、音楽を始めた?

 「のだめ」以前から音楽で遊んでいます(笑)。でも「のだめ」はマンガもアニメもドラマも好きだよ。ちなみに「江」はキライです。歴史の改ざんにも程があるぞー、日本をバカにするなよ~って言いたいです。
 
 
97)今までに見た音楽映画で、心に残ったものと言えば何?

 やっぱりミュージカルやオペラの映画かな? 歌手やミュージシャンが主演している音楽映画の中にも、いいものがたくさんあります。「サウンド・オブ・ミュージック」とか「マイ・フェア・レディ」や「ウエスト・サイド・ストーリー」などの定番ものは外せませんし「エヴィータ」や「マンマ・ミーア」などの最近のミュージカルもワクワクものです。

 ビートルズものはどれも素晴らしいですし、プリンス主演の「パープル・レイン」とかビヨーク主演の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なども絶品ですし、マイケル・ジャクソンの遺作の「ディス・イズ・イット」もはずせません。

 でも、たった一つだけ挙げろと言われたら…ゼッフィレッリ監督の「椿姫」ですね。テレサ・ストラータスが主演した、いわゆるオペラ映画です。オペラ映画は数あれど、これは色々な意味で音楽映画の頂点に君臨する映画だと(個人的に)思います。いいですよ。ただ、残念な事に、現在、絶賛絶版中なんです(涙)。
 
 
98)「レイトで良かった」と思う事ってありますか?

 純粋に音楽を趣味として楽しめる事。なまじ若い時に音楽を始めてしまい、夢中になってしまうと、プロになりたいという欲が出てしまいますが、レイトならば、最初からプロへの道はありえませんから、音楽を音楽として楽しめるのが、レイトの良さです。

 あと、オトナになってから始めるわけですから、ある程度の経済力があるのがうれしいです。なにしろ楽器にせよ楽譜にせよ参考音源にせよ“大人買い”できるわけでしょ。これって幸せなことじゃない。

 それに、親に押しつけらて音楽をやっているわけじゃなく、あくまでも自分の意志と責任でやっているわけですから、その充実感は、子どもで音楽をやっている人には味わえないほどの幸福に満たされたものだと思います。
 
 
99)「レイトで困った」と思う事ってありますか?

 それは専門教育を受けていない事。やはり専門教育を受けていない弱みのようなものは日々感じます。また若い時でないと身に付かない能力に欠けている事も困った事としてあげられるかな? 音感がなかったり、聴音の能力がなかったりとかね。

 でも、そんな事を悔やんでも仕方ないじゃない、今できることを精一杯楽しむのが、レイトな人間の正しい生きる道だと思います。
 
 
100)自分と同じようなレイトな人に声かけるとするなら、どんな言葉ですか?

 「一緒に頑張ってゆきましょう、音楽は子どもじゃなくても、始めていいんです」
 
 
 さあ、100の質問に答えたよ。ああ、疲れた。

 どうですか、この「音楽レイトスターターさんに100の質問」で楽しんでいただけましたでしょうか? 年末には、同じ質問を、声楽レイトスターターとしての立場で答えてみたいと思ってます。乞ご期待(爆)。

2011年8月14日 (日)

音楽レイトスターターさんに100の質問 その4

 お盆休み特別連載、四日目です。今年のお盆休みは土日としっかり被ってしまって、なんか残念ですよねえ。私も残念です。近年、休日が日曜と被ったら、ハッピーマンデーになる事もあるんだから、お盆休みも土日と被った分だけ、のばしてくれたらラッキーと思うのは、私だけ?

 この100の質問の、質問だけのページがこちらにありますので、この「100質問」を自分でもやってみたいと思った方は、ご自由にどうぞ。

 それでは本日の分、行きますよ。
 
 
[ちょっとだけお金の話編]資本主義社会に生きている私たちですから。

58)失礼ですが、現在、メインでご使用の楽器は、どのランクのものでしょうか? お値段、並びに、エントリー(初心者向け)/ミドル(標準仕様モデル)/ハイアマチュア(標準よりはランクが上のモデル)/プロフェッショナル(プロの演奏が普通に使っているレベル)/アート(骨董品としての価値もある楽器)などの大雑把なランクで教えてください

 私のフルート「アゲハ」は、日本のアルタスフルート社のA1307RCという楽器です。ランク的にはミドルクラス(中級品)です。値段は、50万円代じゃなかったっけ? 楽器としてはミドルクラス扱いですが、選定に選定を重ねて選んだ一品なので、ミドルクラスの中では極上品だと思ってますし、何より私との相性はバツグンですよ。プロフェッショナル仕様の総銀フルートとタメ張れる楽器だと、私は思ってます。

 あえて言うなら、欠点は「C足部管」である事と「Eメカが付いていない事」くらいです。なので、次にフルートを買い換えるとしたら「H足部管&Eメカ付き」のフルートにしますが、たとえプロフェッショナル仕様の総銀フルートだとしても、楽器としての能力が、アゲハとそんなに変わらないし、かと言って、ゴールドフルート購入では、あまりに高価になってしまうので、新しい楽器を購入する事に躊躇してます。

 いっそ、A1307RHEでも購入するか?(爆)
 
 
59)メインで使用している以外の楽器は何台ありますか? そのランクと一緒に教えてください。

 1台というか、1本持ってます。ランクですか? オモチャですよ(笑)。中国製の1万円フルートです。

 音そのものはそんなに悪くはないです。ちゃんとフルートの音はしますよ。ただ、アゲハと比べると美しくない音です。音がキラキラしていません。でも、この程度の音色でも合奏なら十分使えると思います。しかし問題がないわけではなく、例えば、低音と高音が出ないって問題になるかな? 第一オクターブのミbより下と、第三オクターブのソ#より上の音は出ません。あと、キーのレスポンスが悪いので、速いフレーズの演奏は無理です。あと、キーが固いので、演奏していて疲れます。

 ま、一万円フルートですから、多くを望んではいけませんが、値段の割には良いフルートだと思います。コストパフォーマンスはバツグン? ただ、価格差で50倍程度違うアゲハと比べてはいけないと思います。

 やっぱり日本製のフルートは良いですよ。
 
 
60)現在、メインで使用している楽器に、何か不満はありますか?

 上の回答でも答えましたが、「C足部管」である事と「Eメカが付いていない事」かな? 別にH音を使うわけじゃないけれど、自分が出せない音を出せるフルートがあるって事が、なんか負けた気がしてイヤです。Eメカに関しては、アゲハはアルタスの田中会長直々の改造手術を受けたので、だいぶ高音Eが出し易くなり、ひとまず解決ですが、やはりEメカはあるに越したことはないかなって思います。

 なので、次にフルートを買い換える時は、「H足部管&Eメカ付き」にしたいのですが、現実的には先立つものがありません(爆)。

61)楽器を買い換える/買い足す予定はありますか?

 ひとまずありません。フルートを買い換える前に、ヴァイオリンを購入した方がいいかなって思ってます。まあ、今の楽器で十分満足している…というのが、買い換えない一番の理由だと思います。
 
 
62)一年で、メンテナンスや消耗品購入などにどれほどの費用をかけますか?

 最初の一年はそれなりに使ったと思うけれど、今はほとんどお金かかってません。かかる費用と言うと、年2回の無料調整会に行くための交通費程度かな? ただ、そろそろオーバーホールの事を考えないといけないかなって思ってますので、その分の費用をコツコツとためているところです。ちなみに、オーバーホールの予算は5万円程度を考えてます。
 
 
63)月々、どのくらいの費用を使ってますか? 団体所属の方は会費を、レッスンの方はレッスン代を、支障のない範囲で教えてください。

 レッスン代ですね。私は格安ですよ。H先生曰く「私の通常レッスンの1回分の費用が、あなたの一カ月分だよ」だそうです。つまり、私はディスカウント価格でレッスンを受けているわけです。ちなみに、先生がおっしゃる通常レッスンの費用というのは、ご自宅などで行っているプライベートレッスンのお値段の事です。別に高価な額ではなく、世間並みのレッスン代です。つまり世間様の一回分のレッスン費で、私は月に四回も面倒みてもらっているって話なのです。ありがたい事です。
 
 
[過去への質問編]子どもの頃の話です。

64)子どもの頃に、音楽関係の習い事をしたり、部活で活動していたという経験はありますか?

 習い事はしていませんでした。学生時代、部活はバスケットボールとか柔道とかをやっていましたので、音楽関係の部活はしていませんでした。ってか、心の中では音楽関係の部活をしたかったのですが、父が「音楽なんて、女の腐ったモンがやるものだ!」と言ってたし、地元の吹奏楽部は、楽器は原則自分持ちだったので、貧乏人で親に逆らえなかった私には、音楽関係の部活に入るという選択肢はありませんでした。

 ただ、高校生の頃、仲間とバンド(ロックバンドやゴスペルバンド)をやってました。担当は、ともにギターでした。オトナになってからは、短期間だけれど、ベースギターでバンドに参加していた事あります。
 
 
65)子どもの頃は、音楽の授業とか、好きでしたか?

 大好きでしたよ。テストも得意。ただ、楽譜が読めない上に音感がないので、実技テストは苦手でした。苦手だけれど好きだったです(笑)。つまり子どもの時から「下手の横好き」をやっていたわけです。
 
 
66)プロの音楽家を目指そうと思った事、ありますか?

 あります。今思うと「何考えているのやら…」って感じですけれど、若い時って誰もが“馬鹿”でしょ。馬鹿の考えですから、そりゃあムチャな事だって目指すものよ。

 ああ、早目に、自分の無能力に気付いて、方向転換できて、よかったよかった。
 
 
[ライバル編]良き友は良きライバルでもあります。

67)若い時からやっている人を見ると、どんな感想を持ちますか?

 専門教育を受けて、プロの音楽家や音楽教師になった人は、素直に『さすがだな』って思います。

 逆に専門教育を受けたにも関わらず、一般人として暮らし、アマチュアとして活動している人を見ると、他人ごとながら複雑な気持ちになります。高い費用と人生の大半を使って専門教育を受けたにも関わらず、専門職につかなかったわけでしょ。

 それでもすっぱりと音楽の道から足を洗っているならば、それはそれで潔いし、清々しくもあるけれど、フルーティストとしての専門教育を受けたにも関わらず、プロにはならず、挙げ句の果てに、アマチュアとして、レイトな我々と同じ土俵にいる人って……人生色々だし、所詮は他人事なので、あまりあれこれ言いたくはないのですが、なんかなあ…って思います。

 ただし、専門教育を受けたと言っても、元々ピアノ科卒業で、今は全然畑違いのフルートを吹いてますって人だと「一緒にがんばりましょう。色々と教えてくださいね」って優しい気持ちになれます。不思議ですね。

 また専門教育を受けずに、趣味の道をコツコツと極めてきた人も、ある意味、プロになった方々同様に、尊敬の対象かな?

 つまり、私は、フルートの専門教育を受けたにも関わらずアマチュアで活躍している人たちに偏見を持っているって事ですね。
 
 
68)同じぐらいの年令で音楽キャリアの違う人と、同じくらいの音楽キャリアで年令の違う人、どちらにライバル心が燃えますか?

 私は基本的に他人にライバル心を持たないタイプの人なので、実際にはどちらにも心は燃えませんが、あえて言うと…気になるのは、同じ年齢の人の方かな? 同じキャリアでも年齢が違うと、上達の速度が全然違うわけでしょ。年齢が違うと、やはり住んでいる世界が違うと思うし、そもそも勝負にならないと思います。
 
 
69)自分よりもレイトなのに上手な人を見ると、どんな感想を持ちますか?

 素直に“負けた!”と思います。もっとも、その人が自分よりも若いなら“音楽的に負けた”とは思わずに“若さに負けた”と思います(笑)。
 
 
70)自分よりもレイトで年配者で頑張っている人(あまり上手ではない)を見ると、どんな感想を持ちますか?

 ほほえましく思います。別に上から目線になるつもりはありませんが、加齢の波に立ち向かっているわけじゃないですか? 私も老人の隅っこにいる身ですから、老いと戦うその姿に感動しますよ。決して、他人事じゃないです。
 
 
[大人編]悔いのない人生なんてありません。

71)「若い時から始めたかった」と思った事、ありますか? それはどんな場面でですか?

 フルートに関しては、ありません。逆に今思うと、フルートを始めるのは、もう少し後でもよかったかなって思う時があります。と言うのも、音楽の趣味って、時間をたくさん持って行かれるじゃないですか? もし、フルートを始めるのが、10年遅かったら、その分だけ、他の事ができたと思うと、ちょっと時間(つまり私の人生)がもったいなかったかなって思うこともあります。

 もちろん、年を取ってから始めると、上達も遅いし、上手くもならないかもしれませんが、そういうのって、趣味として楽しむ時には、さほど大切な事ではないと思ってます。
 
 
72)若い時に、今の年令でその楽器をやっていると思っていましたか?

 衝動買いで始めた私ですから(笑)。フルートを購入した、その前日まで、自分がフルートを吹くようになるとは夢にも思っていませんでした。それどころか、衝動買いをしてフルートを家に持って帰るその時ですら、自分がこれからフルートを始めるんだとは、真剣に思っていませんでした。

 人生なんて、そんな偶然の連続で成り立っているんですよね(爆)。
 
 
73)「せめてあと○年早く始めたかった…」と思う事ありますか? その時の「○年」って何年ですか?

 早く始めたかった…とは思いません。ああ、始めちゃったんだなあ…と思う時はあります。後悔とは違いますが、本当にフルートを始めちゃって良かったのだろうかと、悩む事は、正直あります。でも、それも私の人生なんです。始めちゃったものは仕方ないです。始めた以上は、思いっきり楽しみたいと思ってます。
 
 
74)レイトにも関わらず、ベテランさん(あるいは、指導者)に間違えられた事ってありますか?

 しょっちゅうですね(笑)。ほら、なにせ、私“風格”って奴が備わってますから(爆)。

 あと、使用フルートがリング式で、ほのかに鈍い色になってますので、そういうのを見て「え、この人、ベテランさん?」って思われるようです。
 
 
75)ベテランさんに間違えられた時、どうやって誤解を解いてますか?

 実害がない時は放置して、誤解されたままにしておきます。だって誤解を解くのって、面倒くさいじゃない(笑)。それに、ベテランさんとか指導者に間違えられるって、悪い気しないし(爆)。

 実害がある時は、面倒だけれど「私は最近始めたばかりの初心者なんですよ~」って言ってます。信じてもらえない場面もありますが…。訂正をする時に、ついつい“初心者”って言ってしまいますが、本当の話、すでに私は初心者って程でもないのですが、細かい事を言い出すと色々と面倒なので“初心者”って言い切っちゃいます。

 便利な言葉ですよね“初心者”って。本当は“アマチュア”とか“素人”とかいう言葉を使った方が良いのでしょうが、それでは私の実力不足を言葉で表現できないので、誤りを承知の上で“初心者”って名乗ってます。
 
 
76)あなたが考える『オトナが趣味で音楽を続けるために必要なもの』を3つあげてください。

 時間・経済力・家族の理解……かな?

 時間は必要です。それも、たくさん!。音楽の趣味って、毎日毎日コツコツと練習しないといけないので、寸暇を惜しんで働いている人は基本的に無理だと思います。音楽をやる時間があったら、ぜひカラダを休めてください。健康第一ですよ。

 経済力も必要です。楽器って高いですよ。もちろん、スクールモデルなどの比較的安価な楽器もあるけれど、それであっても、世間常識的には高価な品物だと思います。さらに言えば、オトナになって趣味として始めるなら、やはりいつまでもスクールモデルレベルの楽器で遊んでいるわけにはいかないと思います。いずれは、中級品~高級品の楽器に移行するのが、オトナの趣味の楽しみと言うものでして、その手のクラスの楽器は…高いですよォ。

 それに楽器に限らず、参考音源や楽譜を買い揃えると、月々、結構な出費がしいられますし、楽器のメンテナンス費用だってバカにできません。音楽趣味って、そんなに安い趣味じゃないと思います。少なくとも、生活に汲々としている人では難しいと思います。

 家族の理解、必要不可欠です。なにしろ、音楽に没頭している間は、家庭や家族を放り出すわけですから、家族の理解が無ければやれません。その上、練習音(騒音)関係で家族や近所に迷惑をかけてまうわけですから、家族に応援されていないとムリムリムリでしょう。

 かくして、オトナが音楽趣味を持つのは難しい事なんだなあと思います。
 
 

 今日のところはここまでです。続きはこちらです。

2011年8月13日 (土)

音楽レイトスターターさんに100の質問 その3

 お盆休み特別連載、三日目です。予定では全五日なので、ここが真ん中、関が原ってわけです(なわけないか?)。質問だけのページなら、こちらにありますので、この「100質問」を自分でもやってみたいと思った方は、ご自由にどうぞ。ウェルカムっす。

 それでは本日の分、行きますよ。
 
 
[音楽能力編]正直、才能のある人ってうらやましいです。

43)音感とかリズム感とかに自信はありますか?

 ううむ、音感に関しては、胸を張って「自信ありません」と言えますよ。絶対音感、相対音感ともにダメです。

 ただし、和声感だけは、なぜか立派なものを持っているみたいで、ドレミの幅にはいい加減な私ですが、ちょっとでも濁った和音は許せません。ってか、世間の人はともかく、なぜフルート奏者の人(特にアマチュア)って、あんなにハーモニーに無頓着なの? なんで、あんなに濁っていたり揺れていたりするハーモニーに、嫌悪感を抱かないの? あれは本当に不思議です。

 まあ、絶対音感・相対音感ともにダメダメですが、それでも少しずつは良くなっているみたいです。これはフルートと言うよりも、声楽の練習の成果なんだと思いますが。

 リズム感は…まあ、趣味で音楽をやる人なら「せめてこれくらいは…」程度は持っているつもりです。
 
 
44)ダンスは好きですか? 何か踊れますか?

 正直に言うと、ダンスはあまり好きではありませんし、得意でもありません。一時期、熱心に社交ダンスをやった事があるので、ワルツあたりは、今でも踊れるかもしれませんが…、でも真剣に踊ったら、ヒザが壊れる予感が(笑)。

 社交ダンスをやった時に、ワルツのリズムを徹底的にカラダに入れたおかげで、今では、三拍子の音楽に苦労せずに済んでいるので、ダンスさまさまかなって思ってます。
 
 
45)歌は好きですか? カラオケにはよく行きますか?

 好きですよ。大好きです。フルートなんかよりも、ずっとずっと好きです。フルートは吹かなくても、どって事ないですが、歌は一日たりとも歌わずには暮らせません。“歌は我が命”です。

 しかしカラオケとなると…滅多に行きません。声楽を始める前は、よく行ってたのですが、声楽を始めてからは、なんか自然と足が遠のいてしまいました。キライじゃないんですが…なんとなく…ねえ。
 
 
46)絶対音感を持っている人の事、どう思いますか? また、絶対音感が欲しいですか?

 絶対音感を持っている人は、単純にうらやましいですよ。フルートの世界ならともかく、歌の世界では、絶対音感を持っている人は絶対に得だと思いますし…。

 では、絶対音感が欲しいかと言われると…微妙。だって持った事なんだもん(笑)。

 いやあ、世の中、旨い話ってないものでしょ。絶対音感を手に入れると、その代わりに失うものもあると思うのです。その辺りの損得をよくよく考えてからじゃないと、絶対音感と言えども「欲しい!」とは言えない、臆病でチキンな私です。

 だって、都志伝説かもしれないけれど、絶対音感を持っている人は和声感覚に乏しくなるとか、音楽が楽しめなくなるとかいうじゃないですか。それに、世界中の音がすべて音名込みで聞こえるらしいって…。なんか、そういうのって、気持ち悪くないですか?

 それに絶対音感も程度によるそうで、かなり精度の高い音感を持っている人もいれば、中途半端な人もいるそうだし、中途半端なら、デメリットばかりのような気もするし…。だから、なんか、微妙なんですよ。
 
 
47)メトロノームで言うなら120程度の速さで、右手を三角形に動かしながら、左手は四角形に動かせますか。

 簡単、簡単、…と思ってやってみたら、全然できませんでした(汗)。アッレー? 若い時は、チョチョイのチョイで出来たような気がしましたが…年をとると、色々な事が出来なくなるんですね。ううむ、残念。
 
 
48)コードって分かりますか? アドリブできますか?

 ひとまず分かりますよ。コード譜を見て、たどたどしくですが、ピアノを鳴らす程度は出来ます。

 アドリブですが、アドリブもどきはやりますが、本格的なアドリブが出来るほど、理論を知っているわけではないし、訓練をしたわけではありません。もう少し、先までジャズフルートの勉強が進んでいれば、アドリブも出来るようになったと思いますが…返す返すも残念です。
 
 
49)知り合いなどに「何か演奏してよ」と言われて、すぐに演奏できる曲(つまりレパートリー)って、何曲ほどありますか?

 カーペンターズの「イエスタディ・ワンス・モア」をC-dur(オリジナルはE-durですが)で吹けます。後、ビートルズの「イエスタディ」はオリジナルのG-durで行けますね。と言うのも、この二曲は、私の試奏の時の曲ですから。

 あと他に、サラっと吹ける曲って、なんかあるかな?

 本当はクラシック名曲とか吹けるとカッコいいだろうし、有名でなくてもなんかテクニカルな曲がサラっと吹けると、フルート吹きの前で威張れますが、全然その手の曲のレパートリーがないのが残念です。
 
 
[楽譜関係編]楽譜が読めなきゃ音楽出来ないって、誰が決めた!(涙)

50)「楽典」って勉強しましたか? 「ソルフェージュ」のレッスンを受けたことありますか?

 楽典は…学校の音楽の時間に習った程度しか勉強していませんが、それでも結構役にたってますよ。足りないところは、もちろんオトナになってから補いました。でも、基礎があると、参考書を読んでも通じるものです。おそらく学校の授業での基礎がなくて、オトナになってから楽典の勉強を始めたら、チンプンカンプンでしょうね。

 ソルフェージュのレッスンは…受けたことありません。キング先生から、先生を探して受けなさいと言われた事あるけれど、なかなか腰が重いです。だって、楽しくなさそうなんだもん(笑)。
 
 
51)楽譜って読めますか? 初見演奏できますか?

 全く読めないわけではないけれど、読めるうちには入らないと思います。初見演奏? まあ、無理ですね(笑)。初見演奏どころか、譜読みが遅いタイプなので、楽譜が読めるようになれたら、本当にうれしいです。楽譜を見て、音楽が頭の中に流れる人って、うらやましいです。
 
 
52)楽譜を読んだり、歌を歌う時、あなたは「固定ド唱法」「移動ド唱法」のどちらで歌っていますか?

 「固定ド唱法」です。学校では「移動ド」で習ったのに、結局、身に付いてません。実は二十代の時にお世話になった声楽のT先生が「移動ド」の人で、その先生のレッスンがすごく大変でした。だって、どの曲も必ず階名唱から始まるのですが、その階名唱が「移動ド」だったので全く歌えなくて、すべての楽譜にカタカナを振ってましたが、それって何か違和感だらけでねえ…。

 私は「移動ド」が苦手なのですが、これって同時に移調楽器が苦手とも言えると思います。目で見た音高とドレミが一致していない(移動ド)のがイヤな私ですが、目で見た音高と運指にズレがある(移調楽器)のもイヤな私です。
 
 
53)音名は、ドイツ式で行きますか、それとも英語式、あるいはドレミ[固定ド]で行きますか?

 私の頭の中では“英語式”です。やっぱ、ポピュラーの人なんですね(笑)。ブログに書く時は分かりやすさ優先で“固定ドのドレミ”で書く事も多いです。ちなみにフルートの先生は、前の笛先生は“英語式”で、今のH先生は“固定ドのドレミ”です。
 
 
54)演奏したい曲があるけれど譜面を持っていません。あなたならどうしますか?

 譜面探します(笑)。見つからなければ、ひとまず“先送り”します(爆)。自分で耳コピーをしようなんて事は、まず考えません。だって、大変だもん。
 
 
[ソロ志向編]三つ子の魂百まで…ってか。

55)ソロとアンサンブル、どっちが自分に合っていると思いますか?

 間違いなくソロです。それもバックバンド付きのソロね。主役大好きだもん。

 アンサンブルは…私が主役になれるなら、ともかく、脇役だけやるならイヤだな。脇役やるくらいなら、客席で見物していたいです。だって“オレ様”だもん(笑)。
 
 
56)メロディを演奏するのと、それをサポートするのでは、ずばり、どっちが好き?

 メロディ演奏です。サポートもたまにするなら、全然かまわないけれど、いつもサポートだったら、キレますね。
 
 
57)もしかすると、主役じゃないと気が済まない人ですか?

 当たり前じゃないですか? 私は常に、陽の当たる道をまっすぐと堂々と歩いていきたい人なんです。オレ様体質? ええ、そうですよ。
 
 
 今日のところはここまでです。続きは、こちらで。

2011年8月12日 (金)

音楽レイトスターターさんに100の質問 その2

 お盆休み特別連載中です。質問だけのページがこちらにありますので、この「100質問」を自分でもやってみたいと思った方は、ご自由にどうぞ。

 それでは本日の分、行きますよ。
 
 
[発表会編]習い事には付き物ですよね。

19)発表会って出演しますか? それともちょっと遠慮したいタイプの人ですか?

 発表会は大好きな人です。なので、あれば出たいです。ただ、準備不足での出演はイヤかな?

 これまでフルートの発表会は2度ほど出演しましたが、いずれも準備不足でした。準備期間が三カ月ほどあったのですが、その期間では準備できませんでした。私の学習能力が著しく低い事もあるでしょうし、選曲が実力的に妥当であったかどうかも分かりません。ただ、まだまだミスブローもあっちこっちにあって、運指にばかり気がいって、音楽的解釈など何もできていない状態で発表会に臨むのは、もうこりごりです。

 音楽というのは自己表現の場であって、内なる思いを表現するために行うものであって、ただ“音符を音にしてみました、上手にできたでしょ?”なんてのは音楽じゃないと思ってますし、実際、そのレベルにすら到達していなかったわけで…本当の本当に、もうコリゴリです。

 なので、もうフルートの発表会は誘われても出場しないつもりでしたが、たまたま先生が変わった事もありますから、次回からは発表会への取り組み方も変わってくるでしょう。次の発表会こそ、ちゃんと取り組んで、一応の形になったものを演奏したいと思います。
 
 
20)発表会での演奏や準備に関して、好きな点、キライな点を教えてください。

 演奏は好きです。人前で演奏する事が好きだし、ライトを浴びるのも好き。私のために伴奏がつけられると、本当にうれしいです。演奏行為そのものでキライな点はありません。

 上の質問の回答に書きましたが、準備不足のまま、ステージにあがるのがイヤ。もちろん、完璧な演奏なんて出来るわけないので、そこまでは望みませんが、やれる事をきちんとやってからステージに上がりたいです。まだまだ課題満載のまま、見切り発車的に、その日が来たからステージです、なんて、プロじゃないのですから、そういうのはイヤなんです。

 私はアマチュアなんです。1曲入魂で行きたいんですよ。だから、きちんとやり切ったモノをご披露したいんです。
 
 
21)主催者によっては、子どもの発表会に混ざっての出演もありますが、そういう時の“心理的抵抗”てありませんか?

 私は幸い、そういう“子どもの発表会に混ざって演奏”という経験はありません。なので、想像になってしまいますが、たぶん平気だと思います。だって、私は私だもの。共演者が誰であれ、ベストを尽くすだけです。

 ただ、子どもの発表会だと、控室が阿鼻叫喚で騒がしいだろうから、それはちょっとイヤだな(笑)。
 
 
22)発表会には家族や親戚、友人を招きますか?

 特に招待はしませんが、妻は来ますし、友人の来場も拒みません。隠す事はしませんが、宣伝も特にしません。発表会って、本当は“ハレの舞台”なんでしょうが、私とっては“お楽しみの場”なので、人を招待するとかしないとかという発想を、ついつい忘れてしまうのですよ。

 逆に、お呼ばれしたら、なるべく行ってあげたいなあって思ってます。
 
 
[団体活動編]演奏団体に所属している人に尋ねます。

23)どんな形態のバンドや楽団に所属していますか?

24)団の役員とかやってますか? もしかして、創設メンバーですか?

25)団にいる同じ楽器の経験者の方々とは、うまくやってますか?

26)他のメンバーとは、うまくやっていますか? 正直、迷惑だなあって思う人って、どんなタイプの人?

27)「経験者に、私たちレイトの気持ちなんか分からないだろうなあ」と思った瞬間ってありますか?

28)演奏会の出演って好きですか? 本番が連続する時ってイヤになりませんか?

29)正直、指揮者(指導者)ってウザくない?

 フルートでの演奏団体所属経験がありませんので、このあたりの質問は丸々スルーです。

 フルートでの演奏団体って言うと、市民吹奏楽団か、フルートアンサンブルってあたりが主なのかなって思いますが、そのどちらにも入った事ありませんし、今のところ、入りたいとも思ってません。

 吹奏楽団って、地元のいくつかの団体をチェックした事があるのですが、少なくとも私が見た範囲では、どこの団体も団員募集に関しては閉鎖的で、レイトさんにはウェルカムな雰囲気ではありません。あくまでも、学校の部活の延長にある吹奏楽団ばかりだし、実際、いくつかの団体は、特定の学校の吹奏楽部卒業生しか受け入れていない団体もありました。ですから、この地に住んでいる限りは、私は吹奏楽とは“縁なき衆生”のままだと思います。

 もっとも、それ以前に、私、金管楽器が苦手なので、金管楽器がブイブイ言わせている吹奏楽という音楽ジャンルそのものが苦手なんです。ごめんなさい。

 フルートアンサンブルは…ごめんなさい、こちらも苦手なんです。私はフルートだけで作るハーモニーって奴が、好きになれないのですよ。

 ヴァイオリンは複数集まって弦楽合奏をすると、ヴァイオリン単体の時よりも豊かな響きになって美しい音を聞かせてくれますが、フルートは合奏すると魅力半減しちゃうような気がします。フルートは合奏ではなく、ソロ演奏の方が絶対に美しいと思ってます。

 これは楽器の特性も関係していると思います、フルートって、元々倍音の少ない楽音ですから、これを数本合わせても、基音周辺とか低次倍音ばかりが強調されてしまい、垢抜けない音色になってしまいます。だったらソロ演奏の方がいいなあって、聞いていて思うわけです。

 まあ、フルートアンサンブルと言っても、1パート1人の演奏スタイル(つまり2~4人程度の小グループ)だったら、多彩な音色も楽しめるし、美しいハーモニーも感じられるので、全く興味ないわけではありませんが、そういう凄腕集団のグループに入れてもらえるはずもないので、そういう所は、最初から諦めてます。

 それに1パート1人の演奏スタイルだったら、フルートアンサンブルにこだわらずに、普通に室内楽をやってもいいかなって思いますよ。いやいや、だったら、他のメンバーをバッキングにまわして、自分が一人で中央で演奏すれば……って、そりゃあソロ演奏ですよね。

 こんな風に考えてしまうので、フルートで演奏団体に入ろうという気にはならないのです。でも、ならばソロ演奏を指向しているのかと言われても、そこまでの強い気持ちはないのです。

 じゃあ、何のためにフルートをやっているかと言われると???な私です。元々、衝動買いで始めたフルートだし、強い動機付けがあるわけじゃないし、現在、色々あって、フルート学習の目標を見失っている状態なのです。だから、特別にフルートでやりたい事が無いのです。

 だから、フルートでの目標のようなものが見つかるといいなあと、なんか他人事のように考えている私がここにいます。

 おそらく、音楽仲間がいない事が、目標を見失っている原因の一つかもしれないって思います。

 まあ、正直なところ、だったら仲間作りのために、多少のガマンはしても、何らかの演奏団体に入ればいいじゃないかと思わないでもないのですが、やはり趣味なんですから、自分に正直にありたいです。好きでもない事を無理してやっても楽しくないじゃないですか? そう思うと、やっぱり演奏団体には入れないなあって思います。でもね、正直、そういうところで、仲間たちと和気あいあいと活躍している人を見ると、うらやましいです。
 
 
[他の楽器編]人生経験豊富なレイトの人なら…ねえ。

30)他にできる楽器はありますか?

 自分基準で“できる”楽器なら、ヴォーカル、ギター、ベースかな。ドラムとキーボードもかなり簡単な形で演奏してもいいならOKです。ひとまず、ワンマンバンドくらいはできますよ。なので、私は本来的には、ポピュラー音楽系の人間なんだと思います。

 でも、年のせいか、音楽的な嗜好がクラシックに傾いているんですよね。クラシック系音楽って、どれもこれも子どもの頃からの訓練が必要なので、ほんと、敷居が高いです。クラシック系なら声楽かな? まだまだ足りない部分はあるけれど、自分基準でかろうじてできます…って感じです。
 
 
31)過去に学び始めた(独学を含む)けれど、挫折してしまったという楽器はありますか?

 ある意味、着手した楽器、全部かな? その中でも心残りなのは、クロマチック・ハーモニカです。いやあ、ハーモニカって、実はとってもキレイな音色なんですよ。だからやりたかったのですが、なんか自分とは合いませんでした。やはり楽器に息を吹き込むのは良しとしても、吸い込むのに抵抗がありました。そこをうまく乗り越えられなかったんだよなあ…。

 最近のボーカロイドを主役に置いたDTMには興味があります。せめて後20歳若かったら、絶対に取り組んでいたと思います。今となっては、興味はありますが、動き出すためのエネルギーと技術を習得する学習能力の二つが欠けているので、面白そうだなあとは思うものので、実際に行動までは起こせません。……年は取りたくないものです。
 
 
32)もし今から別の楽器を始めるとしたら、何を始めたいですか?

 もうすでに始めてますが、ヴァイオリンを、もそっと、どうにかしたいです。
 
 
[普段の練習編]普段の練習について尋ねます。

33)普段の練習は、主にどこで行ってますか?

 我が家の書斎です。8畳程度の広さの洋間です。色々なものがあって魔窟になってますが、それがいい感じの乱反射を生み出し、練習場としては悪くない環境だと思います。…冷暖房完備だし、パソコンあるし、ピアノあるし(笑)。何より、使用料はタダだし。ある意味、最高の練習場所です。
 
 
34)練習時間って一回どれくらいですか? また頻度は週何回くらいですか?

 フルートだけに限定すれば、一日1時間程度です。頻度は…毎日が原則ですが、忙しかったり、出かけていたり、ウチに帰らなかった日は練習しません。ちなみに、旅行先にフルートを持っていくなんて、考えられませんわ!
 
 
35)練習時間を作るために、特に心掛けていることって何ですか?

 効率よく働き、さっさと帰宅する事。まあ、なかなかそれは難しいのですが、ボーと一日を過ごしていたら、フルートを練習する時間なんて、作れませんからね。

 それと意志を強く持つ事。せっかく仕事から早く帰って来ても、書斎でくつろいでしまっては、フルートの練習できませんからね。でも、我が書斎って魅力たっぷりでね、ついついフルートの練習をする前に色々とやりたくなってしまうので、そこは心を鬼にして練習に励みたいと思う所存であります(ビシッ!)。
 
 
36)これだけは欠かさずやっている練習ってなんですか? よかったら教えてください。

 ロングトーンとタンギングの練習。これは、以前の笛先生から教わったメニューなんですが、先生が変わった今でも、笛先生門下のロングトーンとタンギングの練習は、毎日欠かさずに行っています。H先生のところに移動して「すとんさんの音がキレイだね」と誉められましたが、それはおそらく笛先生流のロングトーン練習のおかげだと思ってます。もっとも「タンギングが汚いね」も笛先生流の(つまりジャズ系の)タンギング練習のおかげかもしれませんが…。
 
 
37)普段、一人で練習してて困ることってなんですか?

 先生が隣にいない事(なんてね)。いやあ、理想は、常に先生の監督の元で練習できる事なんですが、そんなわけにも行きませんからね。一人で練習すると、変な癖がついてしまうので、本当は一人で自宅練習なんて、するべきではないと思ってますが、そんなわけにはいきませんよね。
 
 
38)練習している時、家族/他人の目って気になりますか?

 練習中は、かなり集中しているので、全然気になりません。私の場合、他人の目があった方が上達が早いので、本当は衆人監督の元で練習できたら、サイコーなんだろうなあって思います。
 
 
39)あなたの普段の練習について、家族はどう考えていると思いますか?

 受け入れていると思いますよ。だって家族じゃん。
 
 
40)正直、練習不足だなあって思いますか?

 いつもね。ただ、フルート以外にもやるべき事はあるし、フルートばかりに人生を費やすべきではないと思ってますので、練習不足もやむなし、練習不足上等って思ってます。

 ダメですか?
 
 
41)普段、練習するにあたって、何か自分に課しているルールってありますか?

 「夜10を過ぎたら練習をやめる」「気が乗らない日は無理して練習しない」
 
 
42)練習する曲が決まったら音源は入手するタイプですか? それともまずは楽譜を読み込むタイプですか?

 音源入手タイプかな? もっとも今は音源入手以前に、先生が模範演奏をしてくれるので、それを録音してものをよく聞きます。笛先生の時は、特にジャズの勉強をする時は、音源を聞く事をよく奨励されました。ジャズは名演奏を聞く事自体が勉強ですからね。

 今日のところはここまでです。続きは、こちら

2011年8月11日 (木)

音楽レイトスターターさんに100の質問 その1

 お盆休み特別連載のスタートで~す。

 懲りもせずに、また「100の質問」を作ってみました。今度は「音楽レイトスターターさんに100の質問」。つまり、大人になってから、歌や楽器を始めた人のための100の質問です。

 公開した以上、模範解答というわけではありませんが、まずは私自身が、この質問に答えてみました。面白いなあと思ったら、この100の質問、ぜひご利用ください。別に許可は必要ありません。ご自由にお使いになってくださって結構です。ウェブページの方に、質問だけの記事をアップいたしておりますので、よろしくお願いします(こちらへどうぞ)。

 なお、質問内では「楽器」という言葉で尋ねますが、歌関係の方は「楽器」を「声種」と読み替えてくださいますようお願いします。それと質問は現在形で問うていますが、答えは現在のみならず、過去の話を交えてくださってもOKです。

 それでは始めます。
 
 
[定番にして基本的な質問編]まずはここから。

01)お名前(ハンドル可)、おおよその年齢(年代)、生息地、性別などを、支障のない範囲で教えてください。

 ハンドルは『すとん・ちゃーりー』です。“すとん”と呼んで下さい。年齢はアラフィフ(って言葉ありますか?)です。すでに“初老”とは言えない年齢です。中老人って感じですかね。ちょっと前なら、鬼籍に入っていても不思議ない年齢です。いやあ、健康で長生きって素晴らしいですね。ビバ!現代医学&衛生学! あんまり元気なものですから、ついつい自分が若いつもりになって、はしゃいじゃいます(年寄の冷や水:汗)。

 生息地は湘南です。冬は暖かく、夏は案外涼しいところです。ペタペタ歩いて海水浴に行けます、それも湘南海岸で(笑)。リゾート地に住むのって、物価が高いことを除けば、そんなに悪くないかなって思います。性別は、肉体的にも精神的に性嗜好的にも男性です。
 
 
02)レイトスタートしたのは、どの楽器でしょうか? よろしければ、現在、メインで使用されている楽器の事を教えてください。

 声楽、フルート、合唱、オペラ、ヴィイオリン。私は、これらの音楽ジャンルでレイトスタートしましたが、話が錯綜してもアレですから、今回はフルートに限定した話をしたいと思います。声楽関係の話は、お正月休暇特別連載あたりで行いたいと思います。
 
 
03)どうやって、その楽器と出会われましたか? 活動を始めるきっかけを教えてください。

 フルートとの出会いは衝動買いです。詳しい事は、こちらの記事「フルート、買いました」に書きましたので、ご覧ください。ちなみに、この時、フルートを購入したお店は、すでに潰れてしまって、今では跡形もありません。栄枯盛衰夢のうち…って事ですね。

 なぜフルートを衝動買いしたのかは、自分でもよく分かりません。その少し前に、工藤重典氏のマスタークラスを目の前で見たことも原因の一つだったと思いますし、元々、笛が好きだったという事もあります。

 始めて書くけれど、最近になって、ひとつ思い当たる思い出がある事に気づきました。

 それは私をとても可愛がってくれた上司が退職する時、それまで音楽趣味がある事など、微塵も見せなかったのに、退職のお祝いの会で、我々後輩に「感謝の気持ちを込めて…」と言って、いきなりハーモニカの演奏をしてくれたんです。戦中の人で、彼が若い時は、音楽と言えばハーモニカの時代だったのだそうです。青年時代に熱心にハーモニカを学んだのだそうです。

 なんか、その演奏を聞いて、いいなあって素直に思ったわけです。

 何か一つくらいマトモにできる楽器があるといいなあって思いました。無伴奏でメロディーだけを演奏してもサマになる楽器ができるといいなあと思いました。かといって、そんなにおおげさでなく、オシャレで、意外性があって…。そんな気持ちが潜在意識の中にあったのかもしれません。それがどこかで色々とつながって、フルートの衝動買いにつながったのかもしれません。そんな気がします
 
 
04)その楽器を始めたのは、およそ何歳のころで、現在のキャリアはどれくらいになりますか?

 40代後半ですね。現在までのキャリアは…3年とちょっとという感じですね。もっと長くやっているような気がしますが、実際はそんなものなんですね。
 
 
05)もしかすると、厳密な意味でのレイトではなく、再開組の方ですか? もしそうなら、現在まで(活動しなかった時期を除くと)のべ何年くらいのキャリアになりますか? そして、なぜ中断していたのか、その理由を教えてください。

 再開組ではなく、純粋にレイトな私です(笑)。管楽器の経験というふうに枠を広げても、フルートの直前は……小中学校時代のリコーダーになってしまう私なのでした。
 
 
[学習編]なぜ始めたの?

06)あなたは独学者ですか? あるいは先生について学んでいますか?

 先生について学んでいます。実はフルートを購入した当座は、独学で行こうと思ったのですが、すぐに壁にぶつかってしまい、せっかく高価な楽器(当時はそう思ったのです)買ったのに、途中で放り出してしまうのが、なんか悔しくて、だったら先生を探して、きちんと学んでやろうと思ったわけです。
 
 
07)その楽器を学ぶ目標ってなんですか? その目標のためには、どの程度弾けるようになれれば、満足すると思いますか?

 目標は…はっきりしたものはないなあ。ちゃんと演奏できる楽器の一つぐらいできたらいいなあと思った事かな? それも本格的な楽器だと、なおいいかな~くらいの気持ちです。なにしろ“衝動買い”で始めた楽器ですから(笑)。

 私の場合、楽器奏者に多い「この楽器を上手に演奏できるようになりたい」という願いはありません。つまり“楽器演奏力習得”自体は目標ではありません。なので「どのくらい弾けるようになったら~」という目標もありません。

 正直な話、私、楽器はあまり好きではありません。楽器を演奏したいわけじゃないんです。私はただ音楽がやりたいだけなのです。人前で、サラと一曲、渋く演奏できたらいいんです。結構、ささやかな願いでしょ。

 本当は楽器を使わずに音楽がしたいのですが、それだけでは色々と限界も制限もあるわけで、肉体の制限を越えるための便利な道具として、何か楽器を、フルートを、演奏できるようになりたい…と言うのが、偽らざる気持ちです。

 学び始めた当初は、フルートを学んで、アマオケで演奏するのが野望でしたが、今は、アマオケもそんなにおもしろそうじゃないなあって思ってます。一時期は、ジャズフルートの分野に行こうかなって思った事もありますが、それも遠い日の夢物語になってしまいました。

 それらに変わる新しい目標が、今の自分にあるのかというと、特にありません。そういう意味では、今の私は、目標を見失っている状態なのかもしれません。

 今は教則本として、アルテ1巻を学んでいますが、アルテが終わった後の事は、何も決めていません。ただ、ダラダラと教則本をやり続けるのはイヤです。私は音楽がしたいのです。

 ですから、アルテ1巻終了後の事は、その時に考える事にしています。もしかすると、目標が見つけられなかったら、フルートを辞めてしまうかもしれません。
 
 
08)あなたの主な活動は、合奏団体での演奏ですか? レッスン&発表会中心ですか? それとも別の形でしょうか?

 レッスンですね。……発表会は、あるのでしょうか? お教室を変わったばかりなので、詳細は分かりませんし、もし行われるとしても、以前同様に発表会に参加するかも分かりません。とにかく、フルートは学んではいますが、特に活動らしい活動というものはしていないというのが、今の私の現状です。

 とにかく今は“雌伏の時期”かなって思ってます。来る日も来る日も教則本だけをやって、実に退屈です。まあ、退屈だけれど、テクニックは少しずつ身に付いているのだろうと思ってガマンしています。ただ、こういう日々がこれからもずっと続くなら、フルートは辞めてしまうと思ってます。だって、楽しくなかったらフルートをやる理由なんてないでしょ。
 
 
[レッスン編]レッスンを受けている人に質問します。

09)レッスンは、個人レッスンですか、それともグループレッスンですか? また、どのくらいの頻度で通っていますか?

 個人レッスンです。毎週レッスンに行ってます。レッスン時間は契約上は1回30分ですが、実際は、その日にやるべき事をやったらお終いというものです。このシステムは、案外、いいシステムなんじゃないかなって思ってます。
 
 
10)今までに何人の先生に習いましたか?

 今の先生がお二人目です。純粋にクラシックフルートの先生です。お弟子さんもたくさんいらっしゃるベテランな先生です。

 前の先生はジャズフルート(専門はボサノヴァ)の方でした。この先生からは、まだまだ学ばないといけない事がたくさんあったのですが、先生がお引っ越しをされてしまったので、やむなく先生を移ることにしましたが、もしも先生のお引越しがなければ、まだこの先生について学んでいたと思います。
 
 
11)今の先生の教え方に注文はありますか?

 特にありません。とても熱心に真剣に教えてくださっていると思います。とにかく、今は新しい先生のやり方に慣れるので精一杯です。
 
 
12)発表会や勉強会の頻度はどれくらいですか?

 前の先生の場合、私が入門するまで、発表会は不定期でしたが、私が入門してから、年1回になりました。勉強会と言うのは、特にしていませんでした。

 今の先生も当然、発表会や勉強会はあるのだと思いますが、その手の話はまだうかがっていません。当然行うものと思ってますが、いつ行うのか、どれくらいの頻度間隔で行うのかはしりません。先日、門下の夏合宿があったそうです。私も誘われたのですが、仕事の都合で行けませんでした。
 
 
13)今の先生は年下ですか? 年下の方に教わることに抵抗はありませんか?

 いいえ、年上の方です。仮に年下であったとしても、それで先生に対する態度が変わるという事は、私の場合、ありません。
 
 
14)レッスンに欠かさず持っていくものと言えば、何?

 レッスンバッグや楽器や楽譜/教則本は当たり前として、その他に持っていくモノとして…筆記用具、ペットポトルのお茶、PCM録音機…ぐらいかな? 録音機はノート代わりです。
 
 
15)レッスンで困っている事ってありますか?

 レッスンの順番とか時間がきちん決まっていないので、たまに他の生徒さんとレッスンがバッティングしてしまう事。バッティングしてしまうと、結構長い時間、お教室で待たなければいけない事。なので、レッスンから帰ってくる時間が全く読めない事。さらに言うと、レッスンが終わった後の時間の計画が立てづらい事。

 レッスンの後に映画を見ようと思っても、映画の始まる前までにレッスンが終わるとは限らないし、どこかでディナーを…と思っても、レストランの予約も取れません。まっすぐに家に帰るぐらいしかできないのが、ちょっとちょっとかな?

 まあ、実は待っているのは嫌いじゃないです(笑)よ。ただ、予定が立たないのが困ったなあって感じなんです。
 
 
[先生・師匠との関わり編]オトナですから…。

16)先生への盆暮れのご挨拶は欠かさない方ですか?

 欠かしっぱなしです。今どきは、虚礼廃止じゃないですか? 形だけの盆暮れの挨拶ってのもないかなって思います。なので、旅行に行ったらお土産を買っていくとか、何かの折にプレゼントを差し上げるなどはしていますよ。それに先生やお弟子さんのコンサートにはなるべく行くように心掛けています。

 そのくらいですね。
 
 
17)先生のコンサートって、欠かさず見に行くタイプですか?

 なるべく行きたいです。特に先生から直接声をかけられたら是が非でもですね。それは義理うんぬんもありますが、自分の勉強になりますから。
 
 
18)他の生徒さんたちと交流ってありますか?
 
 特にありません。今は親しく知り合うチャンスがないだけです。別に一匹狼を気取っているわけではありません。門下の合宿などに参加すれば、他の生徒さんたちとも親しくなれるのだとおもいますか…合宿の日程と私の仕事の日程の調整がうまくつかないんですよ。

 門下生だけのフルートアンサンブル団体などもあるようですから、門下生たちは仲がよいのだと思います。ただ、フルートアンサンブル団体なんですよねえ…、私、フルートアンサンブルって好きじゃないから、たぶん、その団体には加わらないだろうなあって思ってます。
 
 
 今日のところはここまでです。続きは、こちら

2011年8月10日 (水)

そう言えば、昔は、六本木のWAVEに通ったものです

 CDショップのWAVEが自己破産を申請したというニュースが、昨日、ネットに流れましたね…。

 私はCDを結構バンバン買う方だなあ…って思います。もちろん、コレクターの方と比べれば、微々たる量ですが、収集癖が無い人間にしては、結構買っちゃいます。もちろん、聞くために買うわけですが、かなり買います。

 小学生の頃から、音楽が好きで、お小遣いを貰うと、その足で駅前のレコード屋(当時はそう呼んでいた)に行って、アニソンや特撮ものの主題歌レコードを買ってました。ま、小学生ですから、アニメがお似合いだったわけです。当時は、ドーナツ盤が主流でした。

 で、その音楽趣味は、長ずるにつれ、少しずつ変わり、中学生の頃は、カーペンターズやアバなどのコーラスグループに、高校に入ると、ビートルズを入り口にブリティシュロックを聞くようになりました。ま、この辺はいいんです。近所のお店で、日本盤も輸入盤も中古レコードも入手できましたから。

 問題は、大学生になって、クラオタになったあたりですね。クラシック系のレコードって、地元ではほとんど手に入らないんです。なので、当時はまるで辞書のように分厚い「クラシックCDカタログ」というのを書店で購入して(お値段は2~3000円ほどしたよ)、それを日々眺めながら、欲しいCDを見つけては、近所のお店に注文して、取り寄せてもらっていました。あの、「クラシックCD総カタログ」は、年一回発行でした。どこの出版社から出ていたのか覚えていませんが、当時、日本で流通していたクラシックCDがすべて掲載されていて、とても便利でした。ま、一種のデータブックですね。今でも発行しているのかしら?

 この「クラシックCD総カタログ」にも、実は限界はあって、これには日本盤しか掲載されていないんですよ。で、クラシックって、国内録音されるものって、あまりなく、大半は海外(ほとんどヨーロッパ)で録音されたものの中から、日本で売れそうなものだけを、日本のレコード会社が選んで、国内向けに発売するわけで、本当におもしろそうなCDなのに、なぜか国内では発売されないってケースが結構ありました。あと、国内のクラシック系のメーカーって、ほんの一部のCDを廉価盤にする以外は、割と簡単に廃盤にしちゃうんですよ。なので、名演のほまれの高いCDも国内盤では入手困難になっている事が多々あります。海外ではロングセラーとして、まだ売っていたりとかするのに…ね。

 だから、クラシック系音楽の場合、どうしても輸入盤というものに手を出さないといけないのですが、湘南地方に住んでいる若いクラオタでは、その辺りは、どうにもなりませんでした。輸入盤は、カタログとかありませんし、近所のお店に注文を出すというわけにもいきませんからね。

 今なら、ネットもあるし、ちょっと足を伸ばせば、HMVとかタワーレコードなどのメガレコード店で実物を見る事もできますが、当時はそんなものもありません。

 では、どうしていたのかと言うと、六本木に行ってました。六本木のアマンドのすぐそばに、当時はWAVEというCD屋がありました。今でいうメガレコード店のはしりのようなお店だった(今のお店ほど在庫が豊富って感じじゃなかった)のですが、輸入盤のセレクトが絶妙で、センスが良くって、なんかすごくいい品揃えだったんですよ。

 当時でも、単に輸入盤が欲しければ、秋葉原に行けば入手できましたが、当時(今でもそうかも…)の秋葉原と六本木では、オシャレ度が全然違うわけで、秋葉原の輸入盤って、なんかチョイスが垢抜けていなくねえ…。やっぱり、たかが輸入盤の品揃えでしたが、土地柄によって、品揃えが全然違ったわけです。

 六本木WAVEには、よく行ったなあ…。一度行くと、半日くらいお店にいて、棚の端から端まで眺めすかして、どれを買って帰ろうかと悩んだものです。ビル一つが丸々CD屋でしたから、店の在庫CDを見ているだけで日が暮れてしまう感じでした。それでも「すべてのCDが揃っている」というほどの品揃えではありませんでした。しかし「並んでいるCDは全部欲しくなる」タイプのお店でした。ええ、散々、貢がせていただきました。

 ネットが勃興してくるにつれ、パソコン通信(インターネットじゃないよ)を始めたりして、趣味の中心が音楽以外のものに移り変わったりして、CDを買わない時期があったり、学生時代と比べると、音楽から距離を置いた生活をしているうちに、CDの購入方法も代わり、今ではすっかりアマゾンのお得意さんになってしまいました。だって、自宅にいながら、輸入盤が買い放題なんだもん。良い時代になりました。

 なので、すっかり六本木には行かなくなった私(だって、六本木に行く目的が、WAVE詣しかなかったんだもん)ですが、ある日、ひょんな事で六本木WAVEを検索してみたら、もう閉店してしまった事を知りました。そして昨日になって、今度はWAVEというレコード屋さんそのものがなくなってしまうそうで…。なんか寂しいですね。

 六本木WAVEの閉店は1999年だったそうです。ああ、そうか、20世紀とともに終わっちゃったんですね。六本木WAVEって、一つのお店ですが、一つの世界でもあったと私は思います。あの店の棚を舌なめづりしながら、眺めていた日々が懐かしいです。

 六本木WAVEって、私の青春の日々のピースの一つだったと思います。

 音楽が、CDというパッケージでは売れなくなってきたんだと思います。時代の移り変わりですから、仕方ないです。今ある、メガレコード店もいつかはリアルな店舗を閉じていくのでしょうね。確かに通販やダウンロードでも音楽は買えるけれど、リアルな店でCDを手にとって買いたいと願う私は、やっぱりジジイなのかな?

2011年8月 9日 (火)

脳内でポニーテールをしてみよう

 声楽のレッスンに行ってきました。

 私、ただいま、絶好調と言うか、上り坂をグングン昇っているところなんだそうです。いやあ、自分でもそうなんじゃないかなって思ってますが(笑)。

 なので「二重唱などをやっている時間がもったいない!」と言うことで、さっそく発声練習です。ちなみに、今回はコンコーネすらやりませんでした。

 発声練習はいつものスケールやロングトーンの他、長二度のパターンもやりました。問題は何をやったかではなく、どうやったかですね。とにかく、ポジションを高く高く歌うこと。これが肝心。

 今の私の現状は、少しずつ高いポジションで歌えるようになってきたところです。もちろん、気を抜くとすぐにポジションが下がってしまうのだけれど。それと、ポジションをあげると、声が前に出てしまいがち。声が前に出てしまいがちだからと言って、声を後ろにひっぱると、今度はポジションが下がってしまいます。

 それは私が不器用で、筋肉をひっぱる方向がちょっと違うからみたいです。そこで先生が「女性には良く言うんだけれど…ポニーテールのようにひっぱってみたら、どうだろ?」 ははは、確かに私はヲノコですからポニーテールなどしたことありませんが、想像なら容易につきます(笑)。そこで脳内ポニーテールをしてみたところ、バッチグーです。

 どうも「後ろにひっぱる」という言葉の意味を、私と先生とでは違って理解していたようで、ポニーテールでようやく主旨が一致したみたいです。とにかく、歌うときは、脳内ポニーテールをして歌うのです。

 とにかく、今回はたっぷり発声練習をやりました。あんまりやったので、ちょっとノドに来ました。ノドに来るような歌い方はいけないのだけれど、高いところを果敢に攻めれば、そりゃあノドにも来るよね。

 とにかく、発声は、今はいい波に乗っているようです。高いポジションで歌うことに慣れることが、今は肝心。音色はたとえ軽くて細くても全然問題なしです。ポジションが安定したら、音色を整える方向にしていくのだそうです。そうすると、今度は高くて太い声が出るようになるわけです。ううむ、それは楽しみ。

 ちなみに私が勘違いしている事があるそうです。それは、高いポジションで歌えるようになったからと言って、それで音域が広がるわけではないそうです。ポジションの高低と、音域上限の高低は別問題らしいです。さらに、音域に関して言うと、やはり年齢による限界って奴があるそうで、私のようなオジイチャンが若者のような音域を獲得するのは、そりゃあ無理というもので、訓練で多少は音域も拡大するだろうけれど、あまり期待をいない方がいいそうです。

 まあ、自分的にはHi-Cは無理っぽいかなあって思っているけれど…ね。でも、もうちょっと上の音が欲しいよねえ。せめてHが出せれば「誰も寝てはならぬ」が歌えるんだけどなあ(って、贅沢だね)。

 「約束」も歌ってきました。難しい曲だけれど、だんだん歌えるようになってきました。この曲は私に合っているような気がします。細かく見ていくと、色々とダメなんだけれど、とにかくポジションは高めにし、音程は常に上から取るように歌うこと。それに声は押さない事。この三つがクリアできると、かなり歌えるようになるはずなので、この三つに注意です。

 決まって失敗する箇所が数ヶ所あるのですが、今回はその中から二ヶ所だけ注意を受けました(つまり、どうにかして来いって事ですね)。

 まずは2番の“care pupile il mio bel foco”の“il”のGの音をfで歌うのですが、どうにもそこがうまく出来ない。ノドが詰まってしまうのです。そこで、その前の“pupile”からブレス無しで歌ってみたところ、歌えました。そこで、次はブレスはするけれど、口腔内の形を変えずに歌ってみたところ、…歌えました。つまり“il”の直前でガクっとポジションが落ちて、口腔内の形が変わってしまうのが失敗の原因なんですね。

 もう一ヶ所が最後のAsの音、AsからAsへ1オクターブ上昇するのですが、低い音を歌っているうちにドンドンポジションが下がってしまうのが原因なので、ポジションを下げないようにして歌うことが肝心なのですが、こちらは練習でもうまくできませんでした。要練習です。

 たっぷり歌ったので、かなり疲れました。

2011年8月 8日 (月)

声種について考えた

 声質について…と言っても、プロは色々と事情があるから、横に置いて、ひとまず、合唱団とか趣味の声楽愛好者に於ける“声種”について考えてみました。

 声種というのは、大雑把に言えば、ソプラノ、メゾ、アルト、テノール、バリトン、バスの事ね。細かく言えば、それらが、リリコとかレッジェーロとかスピントとかに分かれるけれど、まあ、今回はそこまで踏みこまないでおきます。

 声種を決める要因には、四つのの要因があると思います。一つ目は肉体的な性別、二つ目は音域、三つ目は音色、四つ目は気質です。

 まず、一つ目の性別は論を待たないと思います。時折、男声でむやみに声が高くて、アルトやソプラノ音域の声を出せる人、女性でむやみに声が低くて、テノールやバリトン音域の声が出せる人がしますが、これらはあくまでも珍品であって、論外的な存在だと思います。普通は、生物学的に男性なら、テノールまたはバリトンで、女性なら、ソプラノまたはメゾソプラノになると思います。ちなみに、真正のバスとかアルトなどの低音歌手はかなり数が少ないと思いますので、例外扱いをしても大丈夫だと思います。

 二つ目の音域は、合唱団などでは重視される点ですね。つまり、どこまで音が出せるかという事です。

 まずは男声の話をしましょう。私が思うに、レからレまでの一オクターブ(固定ドで話してます)は、未訓練の男声でも出せる音域だと思います。これに多少の訓練や歌い慣れと言うのが加わる事で、もう少し音域が広がると思います。せいぜい、五線下のラ~五線上部のミの十二度の音程(表記上の話で、実音は1オクターブ下ですね)で、これはバリトンの音域に相当しますね。だから「男性の大半はバリトン」とよく言われますが、それは単純に、男性は歌の訓練をせず、歌い慣れもせぬままに合唱を始めようとする、という事ですね。おそらく、この人がきちんと訓練を受けたり、もっと歌い慣れてくると、音域が広がって、その結果、テノールになるかもしれないし、バリトンのままかもしれませんし、まれにバスになるかもしれません。

 と言うのも、これは三つ目の音色とも関わりますが、バリトン音域って、男性にとっては実に楽に出せる音域であるので、かなりの美声でないと、バリトンはやれません。そんちょそこらの平凡な音色の人間にはバリトンは勤まりませんからね。

 さらに言うと、発声の訓練をしたところで、実は低音域を広げるって、声帯の長さや厚さの都合もあって、人それぞれで限界があるので、誰でも低音域の訓練をすればバスになれるというものではありません。だからバスは例外的な存在だと思います。逆に高音域の方は、訓練次第でかなり広げられるので、実は誰でもテノールになれる可能性はあります。

 しかし、これは四つめの気質と関係しますが、テノールって、人間性がテノールでないと勤まりません。例えば、脳味噌のどこかネジが外れているとか、目立ちたがり屋でオレ様であるとか、とにかく自分中心で舞台が動いていないと気が済まないとか…。そういう意味では、限られた人間しかテノールにはなれません。少なくとも、真人間はバリトンとかバスになるはずです。

 高い声が出るからという理由でテノールにまわされた真人間はツライみたいですよ。真正のテノールに囲まれた偽テノールは災難だと思います。

 ある意味、バスは声帯の器質的限界ギリギリの低音まで訓練してなれるものです。テノールとは逆に、しっかり者で真面目な人間じゃなければ、できるものではありません。だいたい、持って生まれた長めの声帯が必要ですし…。そういう意味で、バスもテノールとは違った意味になりますが、気質が多いに関係する声種だと思います。

 つまり「美声ならバリトン、高音が出るならテノール、低音の才能があるならバス」と言えるかもしれません。「美声じゃないし、低音の才能もなければ、高い音は出ません(涙)」という人は…ヴォイトレ頑張ってください。私も頑張ります。

 さて、女性が楽に出せる音域は、もちろん男性よりもやや高く、本来、ラ(五線下)~ド(五線の真ん中あたり)くらいなんだろうと思いますが、歌を歌おうと考える女性は、もう少し音域が高くて、ミ(五線下部)~ソ(五線上部)くらいの人が多い…かな? と言うのも、多くの女性は男性とは違い、歌う経験も豊富だし、歌い慣れているので、初期段階の音域とは言え、かなり個人差があるみたいなので、男声のように、大雑把に言えないんですね。

 ただ、多くの女声の場合、ソプラノが担当すべき音域って、かなり広く、どうしても“高い音が得意なソプラノ”と“低めの声が得意なソプラノ”という風に分かれると思いますし、訓練を受けていない人の多くは“低めの声が得意なソプラノ”になると思います。つまり、男声と違って、女性の場合は、未訓練の人は高声パートであるソプラノになると言えるでしょう。また、ソプラノは合唱等でメロディを担当する事が多いので、その点でも未訓練者には親しみやすいパートなんだと思います。

 しかし、やせても枯れても、ソプラノは高声パートでして、真正ソプラノはやはり気質的な特徴があると思います。はっきり言えば、お姫様タイプ? 世界は自分を中心に回っている? すべての人は自分に仕える為に存在している? ま、そういう人ですね。そんな真正ソプラノと“とりあえずソプラノ”が同居しているのが、アマチュア合唱団のソプラノパートでして…ま、色々ありますね。

 経験を重ねて、声も出てくるようになると、ソプラノ気質がある人は、ソプラノになり、そうでない人は、メゾソプラノになって、合唱などではアルトパートを歌うようになってきます。合唱団などで運営等に中心的に携わっている人にメゾソプラノの方が多いのは、おそらく、そういう事なんだと思います。

 真正アルトは、男声の真正バス同様に、真面目で才能のある人があるものです。
 
 
 結論。バスとアルトは、才能ある人しかなれない声種です。しかし、その他の声種は、その人の声の特徴もあるけれど、アマチュア合唱団レベルでは、声の特徴よりも、その人の気質によって、その声種が決められると言うか、その声種に落ち着くもの…だと思います。

2011年8月 7日 (日)

人の数だけ正義はある[2011年8月第1週・通算26週]

体重:101.0kg[-0.3kg:+0.4kg]
体脂肪率:30.9%[+0.5%:+0.8%]
BMI:31.9[-0.1:+0.2]
体脂肪質量:31.2kg[+0.4kg:+0.9kg]
腹囲:100.0cm[+0.5cm:-11.5cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 いつもいつも長文垂れ流して、読者の皆さんにはご負担申し上げておる私です。今日の記事は、白状しますが、かなり未消化です。疲れているのかな? これ以上、分かりやすく書けませんでした。カルピスの原液のような濃いめの文章ですので、いつも以上にご覚悟を決めて読み始めてくださいませ。

 始めます。

 たった一つの事件/現象/事象に対して、客観的な事実というものは、おそらく、一つしかないと思います。

 無論“客観的な事実”と言うからには、そこに善悪の判断もなければ、適不適の審査もなく、人の思惑などカケラも入らない“客観的”である事が前提条件であって、それはおそらく、ただ単に、淡々と場の変化を時系列に沿って記録したものと言ってよいのだと思う。調理に例えば、素材のようなものだ。

 その“客観的な事実”とやらに、人の思惑や価値判断が加わった時に“その人にとっての真実(つまり「主観的な判断」)”へと変容するわけだ。これは調理に例えれば、まさに食べられるように調理された料理そのものであろう。

 で、その“真実”がその主観者の是とするモノなら“正しい”と判断され、非と判断されたならば、それは“正しくない”と判断されるわけだ。つまり、正しいか正しくないかの根拠は、事実にはなく、主観者の思惑や価値判断によって左右されてしまうというわけです。ここにおいて、つまり主観者の数だけ、正義が存在すると言えるわけです。

 これを簡単に言っちゃうと「正しいのは自分だけじゃない」って事ね。あるいは「自分は、立場が変われば、もしかすると間違っているかもしれないし、下手すると、不正の立場にいるかもしれない」って事です。

 ザックリ言っちゃえば「自分は正しいかもしれないし、正しくないかもしれないし」って事です。

 相対主義?…かもね。でもそれがオトナって奴でしょ。

 逆に「この世に正義はたった一つしかなく、その正義に従わないモノは悪である」と考えるのは、一見マトモそうだけれど、これは言い換えると「この世に(私が信じている、私にとって都合の良い)正義はたった一つしかなく(だからお前の言い分など、聞く耳持たないぞ)、その(私の)正義に従わないモノは悪である(から徹底的に攻撃しても許される)」って事になります。

 簡単に言っちゃうと「自分は常に正しくて、自分と意見が異なるものは攻撃対象である」と言っちゃう事とほぼ同義。怪獣を見ると攻撃しちゃうウルトラマンのようなものである。

 う~む、子どもじゃあるまいし、これは実に恥ずかしい考え方だと思う。しかし、こういう考えの人、ネットには意外とたくさんいるんだよね。「自分が正しいと思うものだけが正しい」なんて……恥ずかしいくらい、独裁者的な思考回路だなあ。

 こういう、独裁者的な思考回路になるかどうかの、分水嶺って“思考における視野の広さ”がポイントかな。つまり、どれくらいたくさんのモノを見て聞いて感じて、さらには判断を下してきたのかという、人生経験の絶対量と、それを支える“愛の大きさ”と“腰の低さ”って奴で、事を左右に分けてしまうような気がします。

 ひと言で言っちゃうと、独裁者になっちゃうかどうかって“人としての度量”の広さにかかっているかな? どれくらい他人を尊重できるか。相手が自分の理解の範囲を越えたとしても、その異分子をそのまま受け入れる心の広さをもっているかどうかって事で分かれてしまいそうな気がします。

 人間が百人いたら百個の真実と正義がある事を知っている事。

 世界は怪獣映画のように単純じゃあないって事を知っている事。

 …ヒーローの必殺技一つで世界が救われるなら、リアルなこの世界は、こんなに大変な事になっていないと思うよ。
 
 
 正義の話じゃ分かりづらかったら、金銭感覚や楽器の値段でもいいや。

 例えば、10万円前後のスクールモデルのフルートをどう感じているか。

 これをメインのフルートとして愛用している人にとっては「かけがえのない相棒」でしょ。でも、サブフルートとして使っている人なら「安くてお手軽な代用品」って感じているんじゃないかな? 総銀フルートとかゴールドフルートあたりをサブフルートとして使っている人から見れば「なに?それ?」ものでしょ。本音で言っちゃえば、使い捨てのオモチャ程度にしか思っていないかも。

 これらの反応は、いずれも正解で間違った反応ではありません。

 10万円前後のスクールモデルのフルートを「かけがえのない相棒」と思っても「安くてお手軽な代用品」と思っても「使い捨てのオモチャ」と思っても、どれもこれも正しいのです。

 でもスクールモデルのフルートを「かけがえのない相棒」と思っている人からすれば、自分の楽器が「安くてお手軽な代用品」とか「使い捨てのオモチャ」なんて、ありえない事。そんな事言われたくないし、言ってほしくない。もしもそんな事を言われたら、なんか馬鹿にされたような気がして、悲しくなるでしょう。

 でも、それはその人にとっての真実であっても、その他の人にとっては、必ずしもそうとは限らない事を知らないといけません。

 つまり、人間が百人いたら百個の真実があることは知らないといけないのです。

 実際に、スクールモデルのフルートを「安くてお手軽な代用品」としか思えない人はいます。「使い好きのオモチャ」としか思っていない人もいます。そういう人がこの世には存在するし、彼らの考え方は彼らのものとして尊重しなければいけません。なぜなら、それはあなたにとっては真実から遠い答えからもしれないけれど、彼らにとっては、間違いのない真実だから。

 自分にとって不都合な他人の真実も、真理として受け入れ、尊重できるって事が、オトナってもんじゃないかな? なんて私は思います。

 このように、金銭感覚一つとっても、人は様々、色々と異なるものです。まして、正義の話なんてし始めたら、収拾がつかないことになるのが、現代社会って奴です。
 
 
 人の数だけ正義はあるのです。
 
 
 でも、人々が皆、色々な考え方を持ち、互いの意見を尊重する成熟した世の中は、おそらく独裁者には都合の悪い世の中なんだろうと思います。なにしろ、独裁者って奴は、自分だけが正しいと思っているからね。

 ん? …だからマスコミって奴は、報道を通して、民衆をミスリードして、各自の自由な意見を、同じ方向を向いた世論へと変容させていくわけか…。ならば、本当の悪者はマスコミの陰に隠れている連中って奴か。なるほどね。

2011年8月 6日 (土)

金魚の睡眠について

 金魚は寝るのか? 寝ます、生き物ですから。でも、魚類なので、我々哺乳類とは、その睡眠の取り方がちょっと違うようです。

 まず、金魚にはまぶたがありません。動物は「目を閉じて、微動だにしない」状態が“寝ている”という一つの判断材料になりますが、金魚は元々まぶたがありませんから、目を閉じる事がありません。

 その上、金魚の場合“微動だにしない”という事もありません。呼吸のために、絶えず口を動かしているし、エラも動いているし、姿勢を保つためか、胸ヒレも常時動かしている事が多いです。

 じゃあ、どこで寝ていると判断するのかと言うと……意識を喪失している時ですね。具体的に言うと“目を動かさない”“前に進んでいない”、この二つの条件が揃っている時は、大抵、意識がありません。つまり、寝ています。さらに“水底に沈んでいる”“物陰に隠れている”などの条件が重なったら…寝ているどころか、熟睡してます。

 魚類は我々と哺乳類と違って、睡眠中も意識が覚醒していると聞きます。睡眠とは脳の休息なのですが、魚類は脳を部分部分に分けて休息できるので、そのような事ができるのだそうです。これは就寝中に敵に襲われないために、また、襲われてもすぐに逃げられるように、そのような仕組みになっているのだと思います。でも、それはおそらく、自然界にいる野生の魚たちの話でしょうね。

 ペットとしてしか生きられない金魚は、常に保護された環境で安心しきって暮らしているわけで、敵に襲われる心配もなければ、寝込みを襲う不届き者もいません。だから、脳の相当部分を一度に休息する…つまり熟睡しちゃうのだと思います。

 ちなみに、若い金魚やカラダの小さな金魚は熟睡しない傾向があります。熟睡するのは、カラダの大きな金魚の特徴とも言えます。いや、熟睡できるほど神経が図太いから、巨大金魚になれるとも言えますね。

 そのように、金魚が寝ているか起きているかが分かるようになると…金魚って、案外寝ている時間が多いことに気付くし、あと、寝ぼけていたりする事に気づきますよ。意外とボケキャラなんですね、金魚って。

2011年8月 5日 (金)

音取りのやり方(メサイア編)

 今年の年末はメサイアを歌うことに決めた私ですが、メサイアのブログ連載を始めたあたりから、ちょくちょくメサイアの音取りのやり方に関する問い合わせが来るようになりました。質問には丁寧に答えているつもりですか、これだけメールでの問い合わせが来るという事は、メールで問い合わせないまでも、音取りのやり方に興味関心のある方がいらっしゃると思われますので、そのあたりの疑問を解決するために、一度記事に書いてアップすることにしました。

 題して「音取りのやり方(メサイア編)」です。別にメサイアであろうがなかろうが、音取りのやり方に違いはないのですが、タイトルに“メサイア”と入れておくと、検索エンジンでチェックしやすいかなあ~と思いましたので、入れておきました(笑)。

 さて、私の音取りのやり方を公開します。…と言っても、特に変わったやり方をしているわけではありません(笑)。

 まずは楽譜の入手ですね。私は全音楽譜出版社の赤い「メサイア」を使っています。この楽譜は色々な意味で、良い楽譜だと思いますが、残念な事に“ただいま絶賛絶版中”で入手困難です。メサイアの楽譜は色々なバージョンものが多くの出版社から発売されていますが、どれもこれも少しずつ違うので、自分の属する合唱団が使用している楽譜と同じものを使用するのが良いでしょう。合唱団から特に指定がなければ、アマゾンでノベロ版が容易に入手できるので、今ならこれが良いと思います。ちなみに、楽譜はヴォーカル譜を用意します。フルスコアは、歌の人には使いづらいので止めた方がいいです。

 楽譜が入手できたなら、次は参考音源ですね。私は楽譜を読むのが苦手ですし、ピアノが弾けるわけでもないので、参考音源を聞いて、音楽の全体像をつかむ必要があります。この時に注意する事は、常に複数の音源を参考にする事です。一つの音源しか聞かないと、その音源の演奏のコピーをしてしまいがちです。複数の音源を聞くことで、その共通項(つまり、本来の音楽の姿)を感じる事ができる…んじゃないかなって信じてます(笑)。

 ちなみに、メサイアの場合…曲が長いので、参考音源となるCDも高価になってしまうのが欠点です。財布への負担は軽くはありませんが、なるべく複数の参考音源を用意するようにしましょう。

 私自身がよく聞く音源は、ヒギンボトム指揮のモノです。これは古楽器演奏の上、独唱も合唱もすべて男声によるもので、そういう意味では、かなり変わった演奏ですが、すごくいいですよ。ボーイソプラノ&メールアルトのメサイアなんて、なかなか聞けるものではないでしょ。

 さて、具体的な音取りの前に、楽譜に色々と手を加えましょう。

 まずは、合唱曲の始まりのページにインデックスシールを貼ります。これは「次は○○番を歌います」と言われた時に、さっと当該曲を見つけるために必要なものです。これがあるとないとでは大違いです。ぜひ行ってください。

 インデックスシールで小見出しを付けたら、次は自分のパートにラインをひきます。私の場合はテノールのパートにラインをひきます。独唱曲ではしませんが、合唱曲の場合、他のパートも同じページに書かれていますので、時折、歌いながら自分のパートを見失ってしまう事があるし、そうでなくても、いらぬ気を使いながら歌うのはイヤなので、自分のパートにラインをひいて間違えないようにしています。

 この“パートにラインをひく”は、人それぞれにやり方があると思いますが、私の場合は、色々と試行錯誤をした結果、五線譜の部分に黄色い蛍光ペン(それも裏映りのしないタイプ)を塗ることにしています。五線譜にマークするのは、私は歌詞よりも五線を見て歌う人だからですし、黄色を使っているのは、楽譜のコピーを取った時も、音符が見やすいからです。

 パートにラインをひいたら、次は譜読みをします。その時に注意するのは「ロングトーンは一体何拍伸ばすのか」「曲の途中から歌いだす場合、前の箇所から何拍後に入るのか、そしてどの部分(他のパートやピアノ)をきっかけにして入ればよいか」「言葉はどこで切れ、どこは切れないのか」「ブレスはどこで取るのが良いか」「メリスマの音型はどんなねじれ方をしているか」「転調している箇所はないか」「他のパートとのコール&レスポンスの箇所はどうなっているか」などかな? こういうところを、確認しながら、いちいち注意事項を楽譜に書き込んでいき、歌っている時に当該箇所に注意が払えるようにしておきます。

 各種音楽記号をチェックするのも、この段階です。独唱の時は、このあたりからどういう風に歌っていこうかな、などと考え始めますが、合唱の時は、指揮者の指示どおりに歌うので、余計なことは考えない事にしています。

 楽譜への予習段階での書き込みが終わったら、次はリズム読みをします。独唱の場合は、ここで単語を調べて歌詞の和訳をしますが、合唱の時は、単語の読みだけをチェックします。訳文はアリモノを読んでおしまいです。

 つまり合唱の時は、なるべく準備に手間をかけないようにしています。詩の解釈だって、自分でするのではなく、指揮者の解釈に従うので、こちらであえて準備する事はしません。合唱は指揮者の言うなりになって歌うのが大切なので、却って自分の意見や考えを持ってしまうと、私の場合、指揮者に対して批判的/反抗的になりがちなので、合唱曲は、なるべく自分をカラッポにして臨むようにしています。ま、これはいわば、一種の処世術なんですが(笑)。

 もっとも、メサイアは英語詩のため和訳が不要なので、準備の必要など最初からありません。いきなりリズム読みです。

 リズム読みとは、自分が歌うメロディのリズムに合わせて(音程を付けずに)歌詞を読んでいくモノです。知らない人が聞くと、お経を読んでいるように聞こえるかもしれません。それともラップかな? このリズム読みは、とても大切な練習ですから、結構丁寧にやります。

 で、リズム読みをやって、だいたいのリズムが分かったら、それに音程をつけていきますが、この段階でようやく「音取りCD」を使用します。「音取りCD」は合唱団に入っている方なら、合唱団の方で用意してくださいますので、それを使われると良いでしょう。そうでない方はご自分で用意する必要があります。

 日本ではメサイアは通常、英語で歌われますので、市販の音取りCDを購入される場合は、英語での歌唱のものを選択しましょう。実は国際的には、メサイアのドイツ語歌唱も割と普通に行われるので、輸入物の音取りCDの中には、ドイツ語歌唱による音取りCDも発売されていますので、入手される場合は、気をつけるようにしてください。

 英語歌唱の音取りCDで比較的入手しやすいものは、洋書扱いになりますが、アルテミス・エディション社の「"Messiah" from Scratch 」でしょう。これはかなり親切なCD付き楽譜です。ただし、音取りCDとしては、自分のパートがそれほど目立つように録音されていないので、ちょっと???かな?

 なので、最近では「Handel's Do-It-Yourself Messiah Choral Tutorial CD」を使って音取りをする事が多いです。この音取りCDは自分のパートが聞き取りやすくていいです。ただし、すべての合唱曲が入っているわけではありませんし、歌っている歌手の方はあまり発声が良くないです(残念)。でも、普通に有名合唱曲の音取りCDとして使う分には問題ないでしょう。むしろ問題は、このCDは入手困難かなって事です。私はネットで販売しているのを見たことがありませんし、リアルな店舗でも、銀座のヤマノ楽器以外では見たことがありません。参考までにアメリカのアマゾンでは取り扱っていますので、そちらへのリンクを張っておきます。

 色々な事情があって、CDの購入が容易ではない方は、ネットでMIDI音源を落として、それを参考にする方法もあります。私はあまり利用しないのですが「くまさんのヘンデル『メサイア』のページ」という有名なサイト(こちらです)があります。こちらにはメサイアの音取り用MIDI音源が用意されていますので、こちらからMIDI音源をダウンロードされても良いかもしれません。

 MIDI音源は、歌手の歌声でなく、楽器の音でメロディのガイドが行われる参考音源です。楽器の音なので、言葉の載せ方などが分かりづらいのですが…そこは勘弁ですね(笑)。楽譜が苦手な人には、メロディしかないとは言え、MIDI音源は、かなり便利で重宝すると思います。

 しかし、音取りCDにせよ、MIDI音源にせよ、練習道具としては万能ではありません。結局、細かい部分の音取りは、これらではきちんとする事はできません。結局、私は、音取りCDで大雑把にメロディをつかんだら、ピアノでいちいち音程を確認して、修正をかけながら、音取りをしています。

 ちなみに、似たような事は、独唱の音取りでも言えます。独唱の場合は、参考音源がすなわち音取りCDになるわけですが、これに合わせて歌ってしまったら、その歌手のコピーをする事になってしまいます。なので、参考音源はあくまで参考で、音楽が大づかみできたら、やっぱりピアノ叩いて音取りをしています。

 ピアノなんて弾けないのですが、背に腹はかえられません。間違いながらも、なんとか頑張ってピアノを叩いてます。毎日ピアノを叩いているうちに、ちょっとずつピアノも上達していて、ピアノのミスタッチが減ってきたような気がします(笑)。

 本当は自分専用のピアニストを雇って、ピアニストさんと二人三脚で音取りができたらサイコーなんだけれど…ね。

 それで肝心の音取りですが、いくら音取りCDを使用するからと言って、いきなり歌詞をつけて歌う事はしません。最初は階名唱法で歌って、純粋にメロディだけをカラダに入れます。私は階名唱法の時には、固定ド唱法を使用します。本来、合唱曲の階名唱法ならば移動ド唱法の方が良いのだそうですし、学校でもそう習ったのですが…移動ドでは全く歌えない私(たぶん頭が固いんですね:笑)なので、固定ドで歌います。

 ちなみに、固定ド唱法とは、調性に関係なく、どんな曲もハ長調のドレミで歌ってしまう歌い方で、対して移動ドは、その調性の主音をドと読んで歌う方法です。移動ドの方が音階内の半音全音の関係が正しく感じられるので、合唱では移動ドの方が望ましいと言われてます(涙)。

 階名唱法でちゃんと歌えるようになったら、そこで歌詞をつけて歌います。時折、歌詞をつけるとうまく歌えない箇所があると、その部分だと取り出して、母音唱法(子音を外して母音だけで歌う唱法。音のつながりを確認するには良い唱法です)で歌ってみて、それから子音をつけてみます。

 このようにして、だいたい、音取りができたら、今度はそれを定着させる練習をします。

 合唱なら、音取りCDに合わせて歌ってみて、それができたら、今度は参考音源に合わせて歌ってみます。この程度まで仕上げれば、自宅練習的には完璧じゃないでしょうか?

 独唱ならば、別途、MIDIでカラオケを作って、そのカラオケで歌の練習します。カラオケ作成はいつも妻にお願いしています(感謝です)。

 音取りの作業としては、こんな感じだと思います。

 お分かりでしょうか? つまり、私は、合唱の練習の数倍の時間をかけて音取りをしているわけです。ときおり、合唱団などには、前回の練習が終わったら、次の練習まで楽譜を開かないという強者もいますが、私はそれが全くできないので、どうしても自宅練習がメインとならざるをえません。むしろ、自宅で練習したものを、団の練習で確認していく…というスタイルを取っています。

 結構、大変な作業です。でも、才能や実力が足りない分を努力で補っていくしかないので、頑張らざるをえません。

 最後に参考書のご紹介。メサイア演奏に関する参考として、こちらの「メサイアハンドブック」は色々と便利ですよ。リンク貼っておきます。

2011年8月 4日 (木)

ランパル式のタンギングという奴を習ってきたよ

 フルートのレッスンに行ってきましたが…今日も私は負けました(涙)、なんの話かと言うと、練習の順番取りですね。

 今回もちょっと仕事が忙しくて、いつもの時間にちょっとばかり遅れてしまったのです。教室の扉から聞こえるのは、いつものお上手な姉様と先生のフルートデュエットの音。おお、なんとか間に合ったな…と思って教室の扉を開けたら、バッティング姉さんがいました。おぉ、この段階で、私のレッスンの開始時刻は小一時間後に決定しました(がっくり…)。

 ううむ、レッスンの開始時間が遅くなるだろうと勝手に予想して、ゆっくりお教室に行くと、そういう時に限って、先生や上手な姉様を(ロングトーンの練習のために)待たせてしまうわけで、それを回避しようと思って、なるべくいつもの時間にレッスンに行くように心掛けているのだけれど…どうも、ここんところ、タイミングが悪いようです。はあ~、別に待つのはイヤではないけれど、なんか、連続で負けているという事実が、勝負師としての沽券にかかわるような気がしてイヤなんです(って、誰が勝負師だって:笑)。

 さて、上手な姉様のレッスンが終わったところで、姉様が右腕の不調を訴えられたので、それを解消するためのフルート体操というのを、先生が三人に教えてくれました。右腕が痛いからと言って右腕を動かすのではなく、肩甲骨とか肩とか腕の筋肉をグリグリと伸ばす運動をする事で、腕の痛みを解消するという運動です。運動そのものは、声楽や合唱で行う体操に似てました。要するに、使う筋肉は一緒って事ですね。

 ちなみに私は年齢的には立派な“五十肩”世代ですが、まだまだ楽々と両腕は上がります(爆)。グルグル廻す事だってできるよ…まだ肩は若いですぅ。

 体操の後は、生徒三人でロングトーン練習をしました。三人でやると音程がまず合いませんが、もうそんな事、気にしないことにしました。基準の音を出してくれる人もいないわけですから、音程を合わせにいくだけ無駄のような気がして、汚い音のまま吹いちゃいました(笑)。

 その後、バッティング姉さんのレッスンになったので、私はボケーとしていました…が途中で思わぬ収穫が! それは…姉さんはただ今「精霊の踊り」をレッスンしているのですが、これの模範演奏って事でしょうね。私のすぐそばで、先生がやおら「精霊の踊り」の演奏を始めたんですよ。それも全曲。いや~、やっぱり先生の演奏はすごいね。音色からしてカッコいいね。なんか儲けちゃったような気分です。なんか、この演奏を聞くだけで、レッスン代ぐらいの価値あるんじゃないかしら?

 で、やがて私のレッスンの番となりました。私はミニヨン・エチュードの4番でございます。はい、合格いたしました。やったね。次回から15課2章のF-durの1番の音階準備練習と、ミニヨンの5番をやりますので、それが宿題になりました。

 さて、今回習った事は、大きい事だけでも4つありましたので、それを書いておきます。

 フルートの組み立て方を習ったよ。 はい、今更ですが習いました。フルートの組み立て方なんて、どうでもいい、きちんと組上がれば、それでOKと今までは思ってましたが、実はきちんとした組み立て手順があるそうで、それを(今更)教えてもらいました。

 フルートの組み立て方は、手順的には、胴部管に足部管をつないで、最後に頭部管を差し込むのですが、管をつなぐ前に、しっかりとジョイント部分を拭いておく事が肝心なようです。たぶん、この組み立て方には意味があるんだろうけれど、それを聞くのを忘れてしまいました。

 タンギングを習ったよ。 はい、これも今更ですね。でも、私のタンギングは汚い上に強すぎるわけでして、それを直すために、ランパル式のタンギングと言うを、練習方法込みで、先生は教えてくれました。レッスンで、ちょろっとやってみたのですが、そうしたら、、一発で私のタンギングが良くなったそうです。自分ではよく分からないのですが「ウチに帰ったら、録音を聞いてごらんなさい、今までとは全然違うよ」とおっしゃっていたので、たぶん大きく変わったんでしょうね。ちなみにランパル式のタンギングと言うのは…その詳細を言葉で書くの難しいので勘弁してください。とにかく、息は流したままで、フランス語の“t”を発音すればいいだけなんです。英語でもなくドイツ語でもなく、ましてや日本語でもなく、フランス語の“t”と言うのがポイントなわけです。とにかく、しばらくは“ランパル式のタンギング”に没入します。

 ちなみに今までの私は、日本語の「た」の音の“t”でフルートを吹いておりました。これでは、口腔内でのタンギングの位置が奥過ぎるのですね。なので、今回からフランス語でフルートを吹きます(笑)。

 f(フォルテ)の吹き方を習ったよ。 フルートと言う楽器は、その音量を息の量とかスピードとかで加減できない楽器です(そんな事をすると音程が変わってしまいます)。そんな、構造的に音量の幅の少ない楽器なのですが、それでもメリハリはつけていかないといけないわけで、そのための手段というのは、色々とあるそうですが、まず「息の量やスピードは変えずに、アタックの強さでfを表現してごらん」と言われました。

 ???と思ったのですが、すぐに先生が目の前で模範演奏してくれました。アタックとはタンギングの事で、アタックの強さを変えるというのは、タンギングのやり方を変えて、大きな音に聞こえるような初速の速い音を出す事です。この方法を使うと、常に息の流れは変わりませんがら、Pで息が余ったり、fで息が足りなくなるという事はありません。確かに、クレバーな演奏方法だと思いました。がんばろ。

 ブリチアルディキイの使い方を習ったよ。 どうやら私は勘違いしていようで、以前、先生に「2章のプリチアルディキイの箇所を読んでおきなさい」と言われたような気がしていましたが、実際は「2章のプリチアルディキイの箇所は読まないように」と言われたようです。真逆じゃ~ん、しっかりしろ>私。

 とにかく、原則的には第2オクターブまでは親指はブリチアルディキイに置き、第3オクターブからは親指をHキイに置く事。また、指をねじったりスライドさせたりするのではなく、親指を置く時に、どちらのキーに置くべきか事前に決めておいて、そのようにするように言われました。ふーん、それがどうやらH門下のやり方のようです。頑張っていこおぉと。
 
 
 レッスンが終わったので、先生に、ブログにレッスンの様子を書いている事を白状しましたところ、あっさり了解が得られました。別にネットにどんな事が書かれているなど、気にしていたら、何もできないので、ドンドン書いていいですよって事です。うん、どうやら先生は「フルート奏者は公人」って意識のようです。ま、そうかもね。

 そう言えば、ちょっとビックリした事を知らされました。と言うのも、ネットなどで調べると、先生は、実にあっちこっちでレッスンしている事になってますが、実はそのほとんどは、普段はアシスタントさんたちの代講で、先生自らが教えに行く事って、あまり無いのだそうです。私の通っている教室は、珍しく先生みずからが教えに来ている教室なんだそうな。聞けば、クラシックのフルート業界では、師匠の名前で教室を開催して、実際の普段のレッスンはアシスタントの先生が面倒を見ると言うのは、珍しい事ではないそうです。

 へえ~、そうなんだ。確かにそうかもね~。一応、普段は圧倒的に代講だけれど、たまに先生自らが教えに行くので、看板に嘘はないそうです。ま、それがこの業界のやり方(?)なんだそうです。

 何故ですか?と尋ねたら、忙しいからだそうです(笑)。ま、そりゃそうだろうなあ、カラダは一つしかないのに、あれだけたくさん、あっちこっちで教えるのは、そりゃ無理だよね。自分の演奏活動だってあるわけだし(爆)。なので、私はたまたまだけれど、先生自らが教えてくださる教室に入れたので、もしかすると運がいいのかもしれない。もっとも、たとえアシスタントの先生に教わる事になって、その先生と自分の相性が良くて、楽しくしっかり教えてもらえるなら、それはそれでいいんじゃないかなって気もします。

追記 当初は記事のタイトルを「ランパル式のタンギングの練習方法という奴を習ってきたよ」としてましたが、よくよく考えて現在のものに変更しました。と言うのも、練習方法もそうだけれど、タンギングそのものを習ってきたわけだし、「~の~」が二つ続く文章も悪文だなって思ったもので…(笑)。それに伴って、本文も数ヶ所変えましたが、文意は特に変えていません。

2011年8月 3日 (水)

そう言えば、久しぶりに筋トレして歌ったような気がします…

 歌劇団の練習に行ってきました。今回の練習では、先生が別件のレッスンのために遅刻する事が分かっていたので、先生が到着するまでの時間で、先にミーティング(暑気払いの件)をし、それからおもむろに「私が到着するまでにやっておくように」と言われていた筋トレをやりました。真面目だね。

 筋トレ途中で、先生登場。結局、筋トレは、スクワット20回+30回、腹筋30回、背筋25回となりました。

 発声練習です。恒例の演技付き発声練習は、しばらく無しです。その代わり、歩きながらの発声練習の時に「自分の役に成りきって発声してみよう」と言われました。「自分の役」とは、もちろん「赤ずきんちゃん」での自分の役です。つまり、私ならオオカミに成りきって歩くという練習です。

 …オオカミ、難しいですね。先生からヒントをいただきましたが、やはり難しい。あくまでも童話の中に出てくるキャラとしてのオオカミであって、リアルなオオカミではありません。キャラとしてのオオカミだけれど、クマやゴリラではないので、オオカミらしさを感じさせる歩き方ってのが難しいです。一応、このミュージカルの中では“巨大な悪役”だけれど、所詮は犬族ですからね。どこかに犬っぽさが必要だけれど、どうやってそれを表現しようか? もう少し考えておきます。次回に乞ご期待です。

 そうそう、今回は演技関係で、ちょっと良いことを習いました。それは、演技での年齢表現なんですが、これ、腰の角度で表すのだそうです。つまり、人間って加齢に伴って、少しずつ腰が曲がっていく(前に折れていく)のだそうです。20代は真っ直ぐだけれど、そこから少しずつ曲がっていき、70代では杖が必要なくらいに曲げる…わけです。ま、最近の人は、かなり若作りで健康な人が増えてきたので、70代で杖が必要なほど腰が曲がっている人は少ないのですが、演技の一つのパターンとして考えると、かなり使えるノウハウですね。

 ってか、背筋がピンとしていると、それだけで若く見えるって事ですね。うむ、リアルな私って、真っ直ぐに立っているかな? 下向いて立っていたら、老けて見えちゃうね(笑)。

 実は歌劇団のピアニストさんが交代となり、今回から新しいピアニストさんをお迎えしました。今度の方はリアルに若くてかわいいタイプのピアニストさんです。一生懸命伴奏してくださいます。なかなか反射神経もよさそうな方なので、色々と安心して歌えます。私たちの団とは、メンバーではなく、指導者として、ピアノ専任で関わってくださる事になりますので、団員の皆さんは、年下の方とは言え、きちんと「先生」とお呼びしましょう。よろしくお願いします。

 さて、コンコーネは1番だけやりました。結構、細かく合わせました。次回は、やり残した2&3番ですが、今回1番同様に、少し細かくやっていきますので、よろしくお願いします。

 「赤ずきんちゃん」は、ひとまず全幕を通して歌ってみました。1幕は前回も通してみたので、色々とあるにはありますが、それでもなんとか通りました。2幕はまだまだあれこれ大変です。まあ、これから何度も歌って覚えていきましょう。

 「赤ずきんちゃん」の目標は、年内には音楽的に完成させること(もちろん、暗譜)。まず音楽がカラダに入っていないと、演技なんて無理ですからね。まずは音楽をカラダに入れてしまいます。年明けから、演技中心の練習になっていき、来年の秋ごろに上演の予定です。上演場所を確保しないとね。

 一通り通して、多少の時間が残ったので、終曲のコーラス(これがなかなか難しい)を徹底的に練習しました。この曲、結構、大変な曲かもしれません。

 全幕を通して思った事。「赤ずきんちゃん」というミュージカル、案外おもしろいかも。いやあ、馬鹿にしちゃあいけませんね。それと、歌うのも、結構大変かも。本腰入れて、取りかからないとね。

 とにかく、来年秋の上演に向けて、色々と真面目に考えてゆきましょう。特に、スタッフの役割分担などをボチボチ考えていかないと、話が先に進みません。

 次回の練習は、暑気払い(夏の宴会)をしますので、練習自体は短めになりますので、筋トレやコンコーネは無しです。発声練習と「赤ずきんちゃん」だけです。会場は…予定していたお店がダメになりましたので、急遽、適当なところを探しています。

 最後に、9月からは合唱曲「春に」の練習も加わります。譜読みをボチボチと始めてください。頑張りましょう。

2011年8月 2日 (火)

スタッカートは息を流したまま音を切って歌うこと

 声楽のレッスンに行きました。

 まずは「モデラートの意味って何だか知ってる?」という問いかけからレッスンが始まりした。モデラート…“中庸”って意味ですねよ。速度的に言えば“中くらい速さで”です。そこで先生が、その“中庸”とか“中ぐらい”って、どの程度のものなのか分かってますかって尋ねられたので「モデラートは彼らにとってのモデラートなので、私の中の中庸よりもいくぶんのんびりしています」と答えました。どうやら正解だったようです。

 音楽辞典などを見ると、モデラートの速さは、メトロノームの速さで言えば108~120とありますが、その速さだけが大切なのではなく、気分や雰囲気までも含めて“中庸”を意味する言葉がモデラートなんだそうです。つまり、自分の中でモデラートという言葉をどう捕らえて演奏するかで、演奏する音楽の姿が変わってくる…という話をされました。そういう点では音楽の演奏って哲学の思索のようなものなんだそうです。うん、ちょっと深い話だね。

 さて、発声練習ですが、今回は、歌いだす時に、音程を数えるのを忘れてしまいました。反省。

 コンコーネは、今回は5~7番でした。ひとまず、全部合格。発声に関しては今の発声でOKなので、その方向で精進していくように言われました。ただし、時折、音程がぶら下がっている事があるので、きちんと音程は上から取ること。8~10番が次までの宿題になりました。9番…難しいよね。

 臨時記号のついた音符の音程の取り方について、注意するように言われました。例えば「ソ-ソ♯-ラ」と音が並んでいる時、真ん中の「ソ♯」には、わざわざ♯がついているのだから、きちんと「♯」を強調して歌うことが大切なのだそうです。つまり「ソ-ソ♯」の音の幅と、「ソ♯-ラ」の音の幅は、どちらも半音だけれど、「ソ-ソ♯」は広めに音の幅を取り、「ソ♯-ラ」はむしろ音の幅を狭めに取ると「ソ♯」が生きて聞こえるので、そういう音程の取り方をしてくださいと言われました。決して、ピアノ的に等間隔に半音を区切って歌ってはいけないのだそうです。

 ロッシーニの「約束」も歌ってきました。今回、注意されたのは、スタッカート部分の歌い方です。私はスタッカートでは、声をしっかりと切って歌うために、カラダをしっかり使って息を切って歌っていました。それこそ、腹筋でアタックをつけながら歌っていましたが、そういう歌い方はダメなんだそうです。いくらスタッカートであってもクラシック声楽ですから、どこかにレガートな気分は残していないといけないのだそうです。

 具体的に言えば、たとえスタッカートであっても、息はずっと流していないといけません。息の流れを切って歌ってはいけないのです。だから、息を流したまま、音だけを切っていくのが、正しいスタッカートの歌い方と言うわけです。

 つまり、スタッカートを、強くアクセントをつけるような歌い方で歌わずに、感覚的には、小さな休符が挿入されているような感じで、息を流したまま音だけを切ってスタッカートを歌うのがいいそうです。「それって、とっても難しい事だけれどね」という言葉まで添えてくれました。サンキューです、先生(涙)。

 自己反省。今回は、どの曲も全体的に音がぶら下がり気味でした。カラダが疲れているみたいです。Asなんて、音を当てるだけでいいのに、うまく当たりませんでした。カラダが疲れている上に、どうやら固くもなっているようです。

 ちなみに、今回の記事が短めなのは、実は私のレッスン部分の時間が少なかったからです。今回のレッスンは、妻の特訓がメインだったわけで、私のレッスンでは最低限の事をしただけです。まあ、そんな日があってもいいかな? なにしろ、私は毎週レッスンうけてますが、彼女は月に2回なので、ガツンとやる時はガツンとやらないとね。

 そうそう、来年開催予定のガラコンサートの事を、少し先生と話しました。これの主催は我が歌劇団でして、そこの団長である私が、あれこれ手配をしないといけないので、ボチボチ動き出しますか。まずは、場所取りからだね。

2011年8月 1日 (月)

声楽の先生の探し方

 歌を習いたい!と思う人って、たくさんいると思うのですが、いざ習おうと思った時、どこで習ったらいいのか、悩んじゃうのが、歌なんじゃないかなって思います。

 ピアノだったら、街のピアノ教室の門を叩けばいいだろうし、フルートだったら、ピアノ教室ほどたくさんはありませんが、それでも丁寧に探していけば、フルート教室は見つかりますから、そこで習えば良いのです。しかし歌は…なかなかそんなに簡単ではありません。

 まず、歌と言っても、実はたくさんのジャンルがあって、それぞれで学ぶ場所が違います。この記事では“クラシック系声楽”のジャンルについて考えますが、ほんと、先生を探すのって、大変かもしれません。

 まず、クラシック系声楽は、カラオケ教室では学べません(当たり前)。ゴスペル教室でも無理です。ジャズ・ヴォーカル、シャンソン教室などに行く人は…いないよね。ヴォーカルスクールと銘打っているところは、クラシックコース(またはベルカントコース)があれば別ですが、大半のヴォーカルスクールはポピュラーヴォーカルを対象にしていますので、ここもダメです。

 狙うのは“声楽教室”です。“ヴォイス・トレーニング”とか“合唱教室/コーラスの会”などでも、発声の基礎くらいは学べるかもしれません。

 ただし“ヴォイス・トレーニング”の教室も、クラシック系の指導者がやっていれば良いのですが、演劇系の方やポピュラーヴォーカルの先生、またはピアニストがやっている教室もあります。当然ですが、クラシック系の指導者以外のところでは、クラシック系声楽は学べません。

 声楽教室って、ピアノ教室やフルート教室と比べて、圧倒的にその数が少ないので、探すのは、遙かに難しいです。少ない上に、大半のお教室が看板出していませんので…困ったものです。

 まず、ツテやコネがある人は、それを最大限に利用するのが良いでしょう。そうでない人は、基本的にはフルート教室を探すのと同じやり方で探すしかありませんが、その際に注意すべき事がいくつかあるので、それも合わせて書いておきます。

 大手楽器店に問い合わせる まずは一番オーソドックスな方法がこれでしょう。気軽に問い合わせる事もできますし、月謝もさほど高くないです。ただ、歌系の教室そのものがない楽器店もたくさんあります。また歌系の教室があっても、ポピュラー系の教室の可能性が高いので、クラシック系の講座かどうか、きちんと確認した方がいいでしょう。また、店にもよりますが、先生の入れ代わりが激しいところがありますので、先生にほれ込むタイプの人は、この点に注意しましょう。それと発表会が、子どものピアノ教室と合同だったりする事もありますよ。ここも確認ですね。

 音楽学校(音大や音楽専門学校)で一般市民向けのコースを受講する 気軽に問い合わせることができますし、先生の水準も高いので、結構お薦めですが、音楽学校そのものが、地方には無いので、都会の人向けって感じですね。

 カルチャーセンターに問い合わせる オトナの習い事と言えば、定番はやはりカルチャーセンターですね。たいていのカルチャーセンターに歌系の教室はありますが…ここもきちんと問い合わせた方がいいですよ。と言うのも、やはりほとんどの教室がポピュラー系なんですよ。クラシック系の教室は少ないです。また、クラシック系であっても、先生によって、教室のレベルや雰囲気は大きく違いますし、童謡や愛唱歌どまりの教室もたくさんあります。なので、きちんとクラシック系声楽を学びたい方は、例えば「イタリア歌曲は学べますか」などとダイレクトに尋ねてもいいかもしれませんね。

 電話帳やコミュニティー系新聞などで声楽教室を探す いわゆる、個人教室って奴ですね。こういう所は、音大受験生対象の教室が大半です。しっかり教えてくれる所が多いですが、謝礼は高めのところが多いです。また、受験生をたくさん抱えている先生だと、オトナの趣味の方はお断りというケースもままあります。

 ネットで検索する たぶん、ガッカリします。ほんと、ネットにはなかなか情報がありません。おそらく見つかる情報のほとんどが、自分が通えない地域の情報ばかりです。ネットって、全国区レベルの情報を探すには良いのですが、地域密着情報って苦手なんですよね。

 ミクシィなどのSNSの声楽系コミュで探す ネットを使うなら、まだこの方法の方が良いと思います。声楽系コミュの「先生を探してます」とか「生徒募集してます」のトピを読んで、良い先生を見つけられたらメールを出して問い合わせてみましょう。また、適当な先生がいなければ、思い切って「先生探してます」と発言しちゃってもいいかも。ただ、いくらSNSとは言えども、ネットはネットですから、どんな人とめぐり合えるかは、ある意味、バクチです。

 知り合いのミュージシャンやピアノの先生、学校の音楽の先生に相談してみる 音楽家同士のネットワークを利用するわけです。使えるコネは何でも使おう、の精神です。

 地元の市民会館や公民館で行われている声楽発表会を見に行く 時期を選びますが、実はかなり良い方法だと思います。地元の市民会館などで発表会を開く声楽教室は、おそらく近所で教室を開いているので、通いやすいですし、どんな事を教えているのか、またお教室のレベルはどんなものなのか、などは、発表会で歌っている生徒さんたちの歌を聞けば、だいたい分かります。オトナの方が大勢出演する教室なら、オトナの初心者さんにも優しい教室かもしれませんしね。発表会の開催情報は、市の広報を見るとか、市民会館や公民館に問い合わせると教えてくれますし、最近ではネットでも調べられますよ。

 地元の音楽協会に相談してみる 地元に音楽協会(ほとんどの地域で合唱団体主体です)があるなら、そこに尋ねて、声楽の先生方のコミュニティーがあるかどうか尋ねてみてもいいかもしれません。

 ひとまず合唱団に入ってみる ほぼ最終手段でしょう(笑)。合唱団なら、たいていの地域にありますから、どうしても声楽教室が見つからない場合は、合唱団に入ってみるという手もないわけではありません。親切丁寧な合唱団だと発声から教えてくれる団体もあります。ただし、当然の話ですが、合唱団では合唱曲しか歌いませんので、歌曲やオペラアリアを歌うことはありません。
 
 
 しかし、本当に、声楽の先生を探すのって、難しいなあって思います。

 その難しさって、やはり、先生の数の少なさに起因するんじゃないかな? とにかく、声楽の先生って、本当に少ないです。ピアノはおろか、フルートと比べても少ないです。音大の声楽科卒業生って、ピアノ科のそれの次に多いはずなのに、一体彼らはどこに行ってしまうのでしょうか? みんながみんなプロの演奏家になっているとも思えないのですよ。やはり、音大声楽科を卒業して、一般企業に就職して、一般人になってしまって声楽教室を開かない…って事なのでしょうか?

 これは数の少なさにも関係しますが、やはり声楽家の方々は、都会に多く住んでいます。地方在住の声楽家って、あまりいません。これは声楽家としての仕事の関係もあるのだと思いますが、地方在住者にはちょっと不利な点ですね。

 楽器と違って、歌を学ぶ人には、先生の性別や声種を気にする人…いますね。この点にこだわる人の気持ち分からないでもないです。特に女性の場合「女性の先生じゃないと…」とおっしゃる方、いますね。また「私はアルトだからアルトの先生に習わないダメじゃないの?」と思っている方もいらっしゃいますよね。

 実は、発声の基本的な部分とか音楽作りなどについては、性別や声種別による大きな違いはありません。だから、どんな声の先生について学んでも、少なくとも初歩の段階では、OKでしょう。初歩の段階を終えて、それぞれの性や声種に特有な事について学ばなければいけなくなった段階で、次のステップを先生と相談すれば済むことなので、最初は先生の性別や声種にこだわる必要は、特にないと思います。

 大切なのは、先生の性別や声種ではなく、自分との相性だと思いますよ。

 それに、自分と同じ声種の先生の元で学ぶ事には、善し悪しがあります。良いのはマネしやすい事(だって同じ声だもん)。特にカラダの使い方などはマネから入った方が楽でしょうね。その代わり、マネに終始し、いつまでたっても自分自身の歌を歌えるようにならない、という欠点もあります。マネから入るのはいいのだけれど、いつまでもマネのままではダメって事ですね。

 それと、ソプラノとかバリトンなどは、比較的先生も多いので、性別声種にこだわっても先生が見つかるかもしれませんが、それ以外の声種の場合、元々の先生の人数も少ないので、本当に見つけるのが難しくなります。ま、最初は性別声種別にまでこだわらなくてもいいと思います。

 さて、最後に研究事例(笑)を。私の場合の話をします。私は今まで、二人の先生に声楽の個人指導をしていただきました。

 最初のT先生(メゾソプラノ)とは、20代の頃に1年ほどお世話になりました。元々、職場の同僚がこの先生の元で声楽を習っていて、私が歌をやりたいと言った時に、その同僚の紹介でT先生の通うようになっのです。つまり縁故を使ったわけですね。

 同僚の紹介だと、先生と相性が悪くても、簡単に辞める事ができないのが、つらいですね。私も若くて、態度が生意気だった事でしょう。またT先生自身、男性があまり得意ではないみたいで、レッスンはいつもギクシャクしていました。たまにピアニストさんがレッスンに加わると、場が和んでよかったのですが、先生と二人きりだと、すぐにキリキリした雰囲気になってしまいました。結局、その先生は私がお世話になって一年ほどで、日本を旅立たれ、声楽教室そのものが解散してしまいました。

 それから15年ほどのブランクをおいて、声楽を再開しようとした時に出会った先生が、現在のキング先生です。

 声楽を再開しようと思った時、最初は、その時に持っていた、ツテやらコネやら縁故やらをフルに活用して、数名の声楽家の方に当たってみたのですが、まあ色々と条件が合わなくて、良い出会いがありませんでした。

 そんなある日、妻がネットで見つけてきたのがキング先生でした。ちょうど、キング先生が、私の地元でオトナ向けの声楽教室を開講します、という告知を(たぶんミクシィの地元系の某コミュで)見つけて、それに飛びついたわけです。

 大正解でしたね。良い先生だし、指導も的確だし、私のニーズにもぴったり。おそらく、キング先生と出会うために、その前に当たった先生方から断られたのだと思います。これっていわゆる“天の配剤”って奴なんでしょうね。

 最後の最後に、ウチの息子君の話をします。ウチの息子君は、普段は少年合唱団で歌っていますが、時折、ソリストっぽい事をやります。で、ソリストっぽい事をやる時は、歌の個人指導が必要なのですが、そんな事を合唱団で面倒を見てくれるはずもないので、自分で先生を手配して勉強してこないといけないのです。で、息子君の場合は、その歌の個人指導は、彼が習っているピアノの先生にお願いしています。

 ピアノの先生? そうなんです、実は息子君のピアノの先生は、今は町のピアノの先生なんですが、実は元々は、ソプラノ歌手でして、プロの歌手として、それなりにブイブイ言わせていたそうですが、結婚を気に現役引退をして、今はひっそりと町のピアノの先生をやっている方なのです。なので、生徒さんは、ピアノだけでなく歌も同時に習っている子が多いです(女の子限定)。息子は少年なので、普段はピアノだけという約束で習っていますが、ステージが近い時だけは、歌の面倒も見ていただいています。
 
 
 参考になりましたでしょうか? 声楽の先生を見つけるのは、なかなか大変だと思いますが、何事も前向きに求めていけば得られるものです。きっと、あなたと相性の良い先生がどこかにいらっしゃると思いますので、簡単にあきらめる事なく、じっくりと探してみてください。

« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

フォト

↓参加しています

アマゾンでどうぞ

アマゾンで検索

トラックバックについて

  • 2011年12月1日以降の記事において、トラックバックの受付を止める事にしました。それ以前の記事に関しましては、トラックバックの受付自体は継続いたしますが、承認公開制にさせていただく事にしました。また今までトップページに表示していました「最近のトラックバック」という項目の表示も止めました。よろしくお願いいたします。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

このブログは2007年8月14日から始めました

  • Copyright(C) 2007-2014 すとん