ひとこと

  •  中国共産党の理論誌『求是』で「中国こそが世界最大の民主国家だ」というタイトルの文章が掲載されているそうです。中国って民主国家だったんだ…。そう言えば北朝鮮も“朝鮮民主主義人民共和国”と名乗っている民主主義の国だったんだよなあ。うっかり忘れていました。たぶん、彼らの言う“民主国家”や“民主主義”って、我々が知っているモノとは違うんだろうね。でなきゃ、辻褄合わないし…ね。ちなみに我が国日本は、議院内閣制の立憲君主国であり天皇陛下を擁している事から、国の種類(?)としては『帝国』または『皇国』というべきなんだけど、そうは名乗っていないって事、知ってた?
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2010年10月 1日 (金)

ヴァイオリンの選び方なんて分からないよ

 先日、フルートの選び方について提案させていただきましたが、もう一つの私の楽器であるヴァイオリンについても、類似の記事を書こうと思いましたが…断念いたしました(笑)。

 …と言うのも、私、まだヴァイオリンをきちんと選んだ事、なかったんですね。もちろん、試奏は何度もやってますし、初級者のくせに、楽器の違いとか色々と感じる部分はあるのだけれど、やはり「自分だけの1梃」を選んでないわけで…。

 いやあ、自分で自分の楽器を選んでいないのに、エラそうに他人様に選び方なんて書けないじゃないですか? それに、私の場合は、ヴァイオリンを選んだんじゃなくて、作ったわけだしね。

 だからと言って「ヴァイオリン、自作の勧め」は、さすがに無いですね。やっぱり、ヴァイオリンは楽器ですから、本当に良いものが欲しければ、自作ではなく、きちんとした職人さんの作品の方がいいと思います。

 ま、それはともかく(笑)、話は前後しますが、何の因果か、私は、ヴァイオリンに関しては完成品を選んで購入せず、未完成のホワイトヴァイオリンを入手して、自分好みに仕上げて調整して使ってます。

 さて、これって…と思ったところ、あれあれ、もしかすると、私がやっている事は、光源氏君と一緒かな? って気がしました。

 つまり、光源氏って人は、女性として未完成である幼女の若紫を入手して、自分好みの女にに仕上げてカスタマイズして調整して愛したわけでしょう。もしかすると「…あれと一緒じゃない?」って思いました。違うのは、あちらは素材の段階で、お気に入りの素材(若紫)を入手できたのだけれど、私の場合の素材は、あまり上等ではなかったという違いはありますけれどね。

 しかしまあ、やっている事は、光源氏と一緒、なんて思うと、ちょっぴり嬉しいですね。

 とは言え、はっきり言っちゃうと、ミヤマは大した楽器じゃないです。たぶん、これが楽器屋に並んでいたら、選ぶかどうか、微妙です。

 音色とかは、さすがに私の好みのど真ん中ですが、音量が不足していたり、楽器としての反応は早くないし(たまに音抜けしてます)、見た目が黒っぽい(私は明るい色の方が好きかも…)とか、有名メーカー品じゃないし(笑)、作者が無名だし(爆)、ラベルがないし(劇笑)…。プロ奏者が使う楽器…どころのレベルじゃなく、おそらくアマチュア奏者であっても、それなりの腕前の方だと、きっと不足を感じるレベルだと思います。

 そういう意味では、フルートのアゲハとは、かなり違います。あっちは、プロ奏者も使う楽器ですし、実際、使っているプロ奏者の方も世界中にいるし…。でも、ミヤマは、と言うか、この手のキットヴァイオリンを使うプロやアマ奏者は…いるはずないですね。

 でも、私、ミヤマが好きです。この子が来てから、急に“ヴァイオリン欲しい病”が収まっちゃいました。もちろん、理性では、この子の力不足は分かっていますから、いずれは、もっとちゃんとした楽器が欲しいと思うものの、感情では「これでいいや、この子がいいよ」と思ってます。

 つまり、ミヤマで満足してます。

 なぜ、欠点も多々あるのに、ミヤマで満足しているのか…確かに音色が私の好みだし、使いやすいし、弾きやすいけれど、一番の理由は…愛着かな? そう、私はミヤマに愛着を感じています。この楽器を、楽器そのものを、愛しているんだと思います。

 やっぱり、私の手で仕上げた楽器だからね。他人が作った完成品を入手するのとは訳が違います。不出来な子だけれど、いや、不出来な子だからこそ、かわいい。デコボコしている表面も、塗料やニスの塗りムラも、かわいいんですね。楽器がかわいい、それも冷静でいられないくらい、かわいい。この感覚はちょっと新鮮かもしれない。

 そう言えば、バイクファンには二種類のタイプがいるそうですね。性能を追求して、よりパワフルでより快適な走りをするバイクに乗り換えていくタイプの人と、自分でエンジンをバラして、チューンアップして、世界に一台のオレだけマシンに仕立て上げて愛用していくタイプと。私はバイクには乗りませんが、きっとバイク乗りになったら、後者のタイプの人になるんじゃないかな…って気がします。つまり、ミヤマに愛着を感じるってのは、そういう事でしょ。

 だから、良い楽器の入手手段としての自作は薦めませんが、かわいい楽器の入手手段としての自作は…リスクがありますが…悪くはないですよ。それに、腕さえあれば、もしかすると、極上の一台を入手することだって、不可能ではないですからね。

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ヴァイオリンのエッセイ」カテゴリの記事

コメント

実はヴァイオリン製作を専攻しようと目論んでいる私です。だからすとんさんの製作日記を読んでいて結構面白かったですし、自分の手で作る面白さみたいなのも感じました。風水で、自分が掃除しただけその部屋の居心地が良くなるとか聞いたことありますけど、部屋だけでなくて全てに共通するんだなぁと思います

手を入れられるおもしろさって、あると思います。

> 楽器がかわいい、それも冷静でいられないくらい、かわいい。
ほんと、光源氏ですねぇ(^^;;

ピアノって手の加えようがないというか、まぁそれでも弾くうちに愛着がわいてくるものですが、バイオリンの場合とは距離感がやっぱり違う。手作りじゃないバイオリンだって、パーツ替えたりはしますしね。

私の場合、手作りバイオリンは、手持ちのバイオリンの「調整」に向かわせる原動力になりました。手作りバイオリンから学んだことはいっぱいあったのですが、それを実用にするほど自分に工作の精度も根気も時間もないので、まぁ市販品が妥当だと思うわけです。

初心者であっても、音の好みがしっかりあって、とりあえず弾いてみることができれば十分選べると思いますけどね…「これだぁ」って思っちゃうというか、「目が合う」って感じ。

>水香瑶妃さん

 おお、職人の道を目指しますか? 手に職を付けるというのは、人生の大きな武器となりますよ。特に、楽器なんて、流行り廃りとは関係ないですから、おもしろいかもしれませんね。

>風水で、自分が掃除しただけその部屋の居心地が良くなるとか聞いたことありますけど

 私は風水ってよく知らないのですが、人の手が加わることで、その道具に“気”とか“情念”とか“生命”などが宿ると私は思ってます。

 ちょっとオカルトっぽい発想ですが、例えば、家などは人が住んでいると元気だけれど、人が住まなくなると、あっと言う間に廃屋になってしまうでしょう。あれなんかは典型例だと思うし、楽器などは、毎日吹いてあげると楽器も元気になって成長するけれど、ちょっと放り出しちゃうと、あっと言う間に音がダメになるし、もっと放置しちゃうと、再起不能になっちゃうでしょう。

 だから、人は道具にも、きちんとした気持ちが向き合わないといけないと思ってます。

>アンダンテさん

 確かにピアノは完成品ですね。ピアノの自作なんて、さすがに聞いたことないです。ちなみに、フルートも完成品で、自作するもんじゃないです。

 逆に、ケーナとか尺八は自作が基本らしいですし、民族楽器の相当数は手作りのようです。ヴァイオリンは…完成品を購入しても、アゴ当てやテールピースやペグの交換が可能ですから、そういう意味では、手を入れる余地のある完成品ですね。

 私も元々は調整の勉強のためにミヤマを作ったんですよ。おかげさまで、ペグや駒削りには自信を持ってますよ(笑)。よっぽどの事がない限り、ヴァイオリンの調整は自分でしちゃえます(爆)。…実は、次は毛替えも自分で出来ないかと画策してます(笑)。

 ま、本格的なヴァイオリン演奏は、腕もチャンスもないのですが、もしいずれ、ちゃんと人前でヴァイオリン演奏ができるほどになったら…ちゃんとした市販品を買うことになると思ってます。そのために…貯金しないとね。

>これだぁ」って思っちゃうというか、「目が合う」って感じ。

 そうそう、それで、高価な楽器と「目が合う」と大変な事になりますね(汗)。

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