ひとこと

  •  ああ、腰が痛い…。またまた、ぎっくり腰をやっちまいました。今回の原因は不明。先日、何となく腰が痛いなあ…と思って、整体に行ったら「ぎっくりですね」と言われちゃいました。ぎっくりと言われる前は何となく痛かった程度だったのに、ぎっくりと言われた途端にめっちゃ腰が痛くなりました。…言霊って、すごいなあ。
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2010年5月の記事

2010年5月31日 (月)

今月は「お気に入り」が二つって事で…[2010年5月の落ち穂拾い]

 私的に今月の一番大きな話題は「おたびダイエット」です。さあ、メキメキとダイエットに励むぞー。ダイエット関係は、落ち穂拾いに入れていませんので、興味関心のある方はこちらの記事へ今すぐジャンプ! とりあえず、今のところは順調に身を削ってます(笑)。
 
 
韓流ブームは定着した?

 「韓流ブームはもはやブームではなく、日本社会にしっかり定着した」

 本当ですか? でも確かに、そういう文言をテレビで耳にする事がありますが、にわかには信じられません。

 世の中には、韓国大好きなオバチャンがいることは知ってます。でも“定着”というほど、たくさんいるのかな? それと、韓国大好きなオジサンは…キーセン観光が盛んだった頃はたくさんいたけれど、今もいるの? なんか微妙。

 私の身近なレベルに話を落とすと、私の回りで韓流ドラマを見ていた人はいません。ペ様やピ様のファンもいません。テレビドラマだって、ゴールデンタイムで韓流ドラマをやっているのを見たことはないし、ゴールデンタイムのドラマで韓流スターを使ったからと言って、視聴率が特別アップするという話を聞いたことはありません。日本のレコード会社がマネジメントして日本国内向けのシングルを発売している韓流歌手以外のK-POPが、チャート上位に来た事ってあったっけ? むしろ、韓流ドラマを積極的に放送している某局は、視聴率的にはかなりヤバイそうです。

 韓流モノに一定の需要があるのは理解しますが、某代理店が持ち上げているだけで、実際にその恩恵を受けている人は、数が少ないのだろうと思われます。つまり、韓流モノを支えているのはマイノリティーな方々なんだろうと推察します。だから、商売にならないんです。

 だいたい、歌手や俳優の国籍で商売になるほど、日本のエンタメは甘くないと思いますし、現在も昔も(個人的にはどうかと思うけれど)、韓国系の芸能人は、国籍を隠している人の方が、国籍を明らかにしている人と比べても、成功しているケースが多そうだし。

 たぶん、某広告代理店は、アメリカにおける黒人スターのようなステイタスを、日本に於ける韓流スターたちに与えようとしたのでしょうね。でも、ちっともうまくいっていないと思います。

 なので「韓流ブームは日本社会に定着した」と言えるのかもしれないけれど、「ひとつのマイノリティー文化として、韓流ブームは日本に定着した」くらいの言い方の方が正しいような気がします。

 マイノリティーな文化って、サブカルですらないよ。だから、これを必要以上に持ち上げると、マーケッティング的に失敗するんだけど…大丈夫なの、某テレビ局さん?
 
 
合唱コンクールについて

 さて、中学で合唱コンクールをやる意義はなんでしょうか?

 それは、クラスをまとめるための方便なんですね。クラス経営の一手段として行います。

 だから、本当は音楽的な出来不出来なんて、どうでもよくて、単純にクラス全員で声を一つにして歌えば、それで目的達成です。ですから、時期的にも、一学期のうちにやるのがベストです。普通は5~6月くらいかな?

 ただ、地域によっては、合唱コンクールを秋に、つまり文化祭の催物の一つとして行う地域がある事も知ってます。クラス経営的には、秋の合唱コンクールには何の意味もないでしょう。あるとすると、純粋に“勝負”としてのコンクールって奴かな?

 秋の合唱コンクールは、歌で徒競走をやっていると思えば正解でしょう。

 秋の合唱コンクールはコンクール、つまり勝負である以上、勝たなければ意味はないです。だから、秋の合唱コンクールは、みなさん、勝負に懸命になるわけです。私は個人的に、音楽の世界に勝負を持ち込むのは好きではありませんが、音楽の世界であれなんであれ、常に勝負勝負という人がいることは存じあげております。

 “勝負としての音楽”が入り口であっても、その後、音楽の美しさに目覚めてくれれば、それでもいいか…と最近は思うようになりました。ただ、いつまでも、入り口の留まったままってのは…どうなんでしょうね。
 
 
ピアノを習っている子はどんな曲でも弾ける?

 私はピアノが弾けません。だから、ピアノを演奏する困難さってのが、肌感覚にはありません。従って、ピアノを習っている子/娘/オバチャンを見ると「この子/娘/オバチャンはどんな難曲も初見でスラスラと弾ける」と思ってます。

 偏見ですか? でも、私のそれなりに長い人生の中で「アタシ、ピアノ、弾けるわよ」と言ってた子/娘/オバチャンは、みなさん(私から見ると、むっちゃ難しい曲でも)スラスラと初見で弾くんだな。だから、ピアノを習っている子/娘/オバチャンは、どんな曲でも弾けると思ってます。

 学校の先生をやっていた頃は、当然ですが、合唱コンクールもやっておりました。クラスの中から、伴奏者というのを募るわけですが、時折、伴奏者の立候補というのを募っても出てこないというケースがあります。そういう時は、色々と情報を収集して、立候補はしなかったけれど、現在ピアノを習っている子というのをピックアップして、裏工作をして、伴奏ピアニストに仕立て上げるわけですが、そういう子って決まって、ピアノが苦手だったりします。

 「センセ~、この曲、難しくって弾けな~い」
 「だって、君は、幼稚園の頃から毎日ピアノやっているんだろ?」
 「毎日、やってるけれど、こんな難しい楽譜なんて、見たことないもん」
 「ピアノ習っているのに、弾けないなんて、どういうことだい?」

 …なんて、生徒がヘルプを出しているのに、助けるどころか、つい責めたりして…。悪かったなあ…と今は思います。でも実際、ピアノを習っているにもかかわらず「この曲、難しくて弾けない~」って言われると、ピアノを弾けない身としては、ギョっとして、ひきます。

 ピアノって、長期間習っていても、身にならない子っているんですね。そして、それを自覚しているから、伴奏者に立候補しないんだろう。それなのに、伴奏者に指名しちゃって、本当に悪かったなあと思います。反省してます。

 ウチの息子君も、かなり長いことピアノを習ってますが、未だにほとんど弾けません。
 
 
声楽家と体重

 声楽家と体重って、なかなかに微妙な問題をはらんでいると思います。声だけで言えば、ガリガリにやせているのは明らかにマイナスです。オーディオ機器全般に言えますが、ある程度の重量がなければ、音質も音量も満たせません。

 でも、太りすぎると、今度はカラダの中にある共鳴孔が狭くなってくるので、それはダメです。第一、健康に悪いです。歌はカラダが楽器ですから、不健康なカラダで歌えるはずがありません。

 だから、その人なりの歌うのに適した“ベスト体重”というのがあるみたいですが、そのベストの場所というのは、やはり常人から見れば、ちょっとオデブなところにあるみたいです。

 さて、プロの声楽家となると、声だけでなく、容姿も商売道具になります。当然、太っていては仕事が来ません。たとえ、本当はデブであっても、パッと見、スマートで美しく見せられないといけません。せめて、衣裳でおデブが隠せる程度のデブじゃないと、プロは厳しいですね。なので、声の事を考えれば、もっと太っていたいと思っていても、仕事のオファーを得るために、やむなく太らないという人もいるようですよ。

 声楽家がデブでも許された時代は、パバロッティと共に終わったのだと思います。ああ、残念です。
 
 
今月の歌曲

 オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア作曲:O sole mio)
 私を泣かせてください(ヘンデル作曲:Lascia ch'io pianga)
 オン・ブラ・マイ・フ(ヘンデル作曲:Om bra mai fu)
 恋ゆえにわが心君を(ボノンチーニ作曲:Per la gloria d'adorarvi)
 恋心苦しく(ガスパリーニ作曲:Lasciar d'amarti)

 今月の前半は、ノドを腫らしていたので、ほとんど歌ってません。その代わり、後半はガンガン歌いましたよ。でも、歌っている曲はあまり代わりばえがしません(笑)。ま、歌い込むという事は大切です(と言い訳です)。

 それにしても「オン・ブラ・マイ・フ」は難しいです。歌っているうちに疲れちゃって、最後まで持ちません。聞いた感じと違って、この曲は、かなりタフじゃないと歌えませんね。ああ、シンド。
 

今月のフルートソロ

 ゴッドファーザー/愛のテーマ(Speak Softly Love)
 アルフィー(Alfie)
 おもちゃの交響楽
 メリー・ジェーン(Mary Jane)
 500マイル(Five Hundred Miles)
 ドナ・ドナ(Dona Dona)
 そうなったら素敵(Wouldn't It Be Loverly)
 君の住む街で(On The Street Where You Live)

 以上は、そのうち、レッスンに持っていこうと思って選曲したやつです。「おもちゃの交響楽」は、まだ無理とは分かってますが、チャレンジしております。
 
 
今月のヴァイオリン

 2010年、5月12日(水)、ヴァイオリン(SUZUKI300)が私の手元にやってくる。ひとまず、構えて、弓を持って、ひたすら開放弦をギコギコやるばかり。はやく右手が慣れて、左手をつけて曲を弾きたいものである。

5月15日(土)、近所の楽器店に行って、教則本(スズキ)を買ってくる。とりあえず、開放弦の練習からキラキラ星変奏曲までを、丹念に練習しよう。
 
 
今月のお気に入り
 
 今月は二つ書きます。

卓上譜面台

 いやあ、これを最初に見たのは、ラ・フォル・ジュルネの時でしたが、その時は入手に失敗。後でアマゾンで購入したのですが、これは実に便利グッズです。

 普通の譜面台で間に合っている人には不要かもしれませんが、私はね…、座って使うなら、普通の譜面台でも十分ですが、立って演奏するとなると、譜面台の背丈がかなり足りません。購入するときに、高さを最優先事項として、かなり背の高い譜面台を購入したにも関わらず、やはり立って使うには物足りなかったです。でも、それは無い物ねだりをしても仕方がないので、あきらめていたのですが、いやあ、そこへこの譜面台でしょ。まさに福音ですよ。

 “卓上”譜面台ですが、別に場所さえあれば、卓上に置かなくてもいいんです。私はパソコンラックのプリンタ置場に置いてます。ここに置くと、立った時に、ちょうど目の高さに楽譜がきますので、良い姿勢のまま音楽ができます。さらに言えば、各種カラオケはパソコンの中に入っていますので、その立った姿勢のままカラオケも操作できるので、かなり便利ですし、ちょっとした音くらいなら、フラッシュピアノで確認できますから、パソコン・オン・ザ・譜面台ってのは、実に便利です。

 私のように規格外の身長の人には卓上譜面台は便利ですよ。もちろん、普通に卓上に置いて使用してもいいんです。ノートを広げて書き物をしながら練習するタイプの人には便利でしょうね。

 とにかく、便利です。これ。
 
 
無伴奏フルート・ソナタイ短調(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲)

 この曲、たしか、シラスマさんが好きって言ってたけれど、私も大好きです。

 無伴奏曲って、その楽器の素の魅力を充分に満喫させてくれるので好きですが、フルート曲には(フルートに限った話ではありませんね)あまり無伴奏曲ってありません。私の少ないフルート曲知識では、無伴奏フルート曲と言うと、何と言っても、ドビュッシーの「シランクス」。でも、私、この曲、あんまり好きじゃありません。だって、味しかないんだもん、全然楽しくもなければ美しくもない、ただ味があるだけ。ま、現代曲の入り口にある曲だもん、仕方ないよね。

 その他の無伴奏フルート曲と言うと、ヨハン・セバスチャン・バッハの「無伴奏フルートのためのパルティータ」とテレマンの「無伴奏フルートのための12のファンタジー」かな? これくらいしか知らない。これらの曲は、悪くないけれど、なんか今一つ、楽しめない。私のツボに来ないんですよ。やっぱり古楽って苦手かな? それ以外の無伴奏フルート曲? 知りません。という状況でした。

 そんな私が「ザ・フルート」104号の「フルート楽曲分析」という記事を読んでいて見つけたのが、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲の「無伴奏フルート・ソナタイ短調」でした。譜面を読むのが苦手ですが、それでもたどたどしく読んでみると、なかなか楽しそう。で、CDを購入してみました。それがこれ、ジェームズ・ゴールウェイの「ロココ&古典派の時代」ってCD。「モダン楽器の演奏者であるゴールウェイの演奏した前古典派時代の曲ってどうよ?」と思ったものの、古楽よりもモダンな演奏が好きな事を思い出して、躊躇なく購入してみました。

 うーん、至福。いいですね。カール君はバッハさんの息子さんで、時代的には、バッハ&ヘンデルの時代と、ハイドン&モーツァルトの時代の間の人で、一応ジャンル的には古典派(ただし、初期)ですから、まだまだオヤジ世代の堅苦しい部分は残っているけれど、バリバリ古典派のモーツァルトやベートーヴェンへつながる時代の片鱗のようなものも、うががわせているような人。その作風は、硬さと洒脱さのバランスが絶妙ですね。それに彼は、フリードリヒ大王(国王兼フルート奏者)の専属伴奏者でもあったわけで、フルート音楽をよく知っている人だし、そりゃあ私のツボに入るわけだ。

 なので、カール君こと、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ氏は、私的には、注目の作曲家さんとして、赤丸急上昇中です。

 そんな彼の無伴奏フルート曲がこれですよ。いいよね。それをゴールウェイというモダンな演奏家が演奏しているんだから、適度にエンタメっぽい香りもしていいです。うん、この演奏、好きです。最近のヘビーチューンです。

 さて、ここでご紹介するにあたり、YouTUBEを漁ってみたら、出てきたのがこれ。デニス・ブリヤコフ氏の演奏です。現在は、アメリカはメトロポリタン歌劇場の首席フルーティストだそうですが、この当時はまだ学生じゃなかったかな? それにしても、すごいねえ、いいでしょ。ゴールウェイも良かったけれど、ブリヤコフもなかなかいいです。ちなみに、ブリヤコフのこの画像は、どうもご本人がアップロードしているみたい(笑)。

 あ、ちなみに使用楽器は、おそらくアルタスPSモデルだと思います。いかにもアルタスっぽい厚めのいい音色のフルートですね。でも、このPSモデルって、実は奏者を選ぶ、難しいフルートなんですよ。そんな難しいフルートを(プロなんだから当たり前と言えば当たり前なんだけれど)これだけ充実した音で鳴らせるなんて、すごいです。プロ奏者なんだから、逆に楽に吹ける楽器を選ぶべきだろうに、彼はわざわざ難しいフルートを使用しいているわけで、よほどアルタスPSと相性がいいんでしょうね。あのフルートをあそこまで鳴らすなんて、すごいなあ…。
 
 
今月の金魚
 
5月7日(金) スジエビが1匹、星になりました。
5月8日(土) 朝、スジエビがもう一匹星になっていました。夕方は別のスジエビが星になりました。
5月9日(日) この日、改めてエビの数を確認したところ、ヤマトヌマエビ2匹、スジエビ2匹の合計4匹になっていました。
5月20日(木) このあたりから、チヅルが転覆しちゃいました。
5月29日(日) チヅルにスジエビがたかっているのを発見。
 
 
今月のひとこと

 肉巻きおにぎりと言うのを始めて食べてみた。旨しょうゆ味で食べた。なかなか美味だったよ。でも、チーズ味とか梅シバ味とかキムチ味とかもあった。肉巻きおにぎりって、日本の料理なの? なんかエスニックっぽい味だし? 売り子の人は「宮崎特産です」って言ってたけど…本当なのかな?(2010年4月24~28日)

 東京ディズニーランドで、今年の7月1日から来年の6月30日まで「キャプテンEO」をやるそうな。14年ぶりだってさ。そりゃ、懐かしいね。「キャプテンEO」ってのは、ルーカス製作総指揮、コッポラ監督、マイケル主演の3D映画で、そりゃあもう、飛び出るマイケルが踊る踊る踊る(笑)。ぜひ、見に行かないと。(2010年4月28日~5月2日)

 ビックリしたよ、ラ・フォル・ジュルネに出かける直前にブログのチェックをしたら、老犬ブログが壊れてやんの。え? 一体、何が…? って感じ。あわてて、余所のココログを見に行っても、余所は平気だから、老犬ブログだけの問題みたい。とにかく、急いでテンプレートの再適用をして難を脱したけれど、一体、何があったんだろ? 気持ち悪~い!…[色々な意味で]人気者はつらいね(勘弁してよ~:笑)。(2010年5月2~5日)

 ゴールデンウィークに入る前から体調を崩していましたが、無理やり、ラ・フォル・ジュルネに行ったものですから、体調劇悪です。これで連休が終わったら、無事に社会復帰できるかしら…。(2010年5月5~11日)

 風邪が抜けきらないです。抜けきらない状態でもフルートは吹けますので、何とか練習してます(それでも寝込む事が多いので練習不足気味です)が、問題は歌の方。声帯が腫れているみたいで、ちょっと勘弁してよ~状態です。もう三週間以上まともに歌ってません。どうしましょ?(2010年5月11~16日)

 なんかグズグスと風邪をひっぱっている私ですが、とりあえず、歌い始めることにしました。さすがに一カ月も歌っていないと、体のあっちこっちの筋肉が衰えて(涙)、声以前に、歌に必要な筋肉を呼び覚ますところから始めないとダメみたいです。(2010年5月16~19日)

 口蹄疫の問題にせよ、普天間の問題にせよ、高速道路料金問題にせよ、子ども手当ての問題にせよ、政治家主導と言いつつ、官僚の動きを押さえ、でも自分たちは権力の甘い汁を吸うのに一生懸命で、全く仕事らしく事はしない。サボりまくりの遊びまくり。一生懸命やるのは、選挙対策だけで、行動原理は「次の選挙に影響があるかいなか」だけ。政治と金の問題なんてスキャンダルにすらならない。こんな話は漢文の中の話と思っていましたが、ついにリアルな日本社会にも出現しました。ならば、そのうち、詐欺や脅迫や殺人をする政治家が現れたりして…ね。(2010年5月19~20日)

 ついにやっちまったようです。この度、オリコンのデイリーランキングで、初音ミクが第一位を取っちゃったようで…。ついこの前「けいおん!」がウィークリーランキングの一位と二位をとっちゃって「ついにアニソンが…!」と言っていたのが、嘘のようです。なにせ、今度の歌手は、アニメのキャラ(その実態は声優さん)どころか、無生物ですよ、人ならざるものですよ、単なるプログラムですよ。明らかにポピュラー音楽が新しい時代に突入したわけですよ。これは、楽器が電気化した以上の事件だと、個人的には思ってます。[追記:結局、ウィークリーランキングもミクが一位でしたね](2010年5月20~26日)

 暑い~、ムシムシする~。ついに我が研究室のお茶も、冷ウーロン茶になりました。まだ、五月だよ。今年の夏は燃える夏になるのか?(2010年5月26~30日)

 以上です。また、来月もよろしくね。

2010年5月30日 (日)

今、私は、どんなダイエットをしているかと言うと…[2010年5月第5週・通算17週]

体重:103.2kg[-2.4kg:-5.3kg]
体脂肪率:31.6%[-0.4%:-1.2%]
BMI:32.6[-0.8:-1.9]
体脂肪質量:32.6kg[-1.2kg:-3.3kg]
腹囲:102.0cm[-2.8cm:-3.3cm]
     [先週との差:2010年当初との差]

 ふふふ、とりあえず体重をご覧ください。

 「…なんだ、デブじゃん」 いやいやいやいや~、そうなんだけれど、そうじゃなくって! ま、デブは自覚してますから、ちょっと横に置いといてください。そうじゃなくってねえ。

 105Kgを下回りました。最初の目標をクリアしました!

 やったね! でしょでしょ、すごいでしょ。とりあえず、2週間で5Kgほど落として、課題クリアです。むふふふふ、これでトスティが歌える。

 さっそく、キング先生にメールで連絡。返事がすぐさまあり「『Ancora!(もう一度)』をやりましょう。準備をしておいてください」との事。や、やったね。これで、コンコーネ迷宮から脱出だ! これで、しばらくは、このくらいの体重でもいいや。だって、トスティ、大好きだもん。あとは、年内に100Kgを切れば…次はオペラアリアだ。

 と言うわけで、ダイエットに邁進中な私です。本当の本当に真剣にやってます。だってね、5Kg減らせば、憧れのトスティ歌曲。10Kg減らせば、夢のオペラアリアという条件付きのダイエットです。こりゃあもう、ナイフで身を削り取っても、体重減らしたいでしょう、歌いたいでしょう。やるしかないでしょう。

 なので、すごく真剣にダイエット、やってます(笑)。

 で、今回は、ご質問をいただきました「おたび」と「そふくし」の種明かしをいたします。本来ならば、100Kg切りをしてからと思いましたが…まあ、今回は100Kgを意地でもやるつもりなので、書きます。

 さて、まずは「そふくし」の種明かしから。「そふくし」は次の文章を縦読みしてください。

 そんだけ
 ふとっていれば(夕食くらい)
 くわなくても
 しにはしないだろ

 つまり、夕食抜きダイエットのことでした(笑)。これは簡単です。なにしろ「夕食を抜くだけ」ですから、難しいことを考える必要はないのです。では、夕食の時間は何をしているのか…というと、家族の食事に付き合っていると、ひもじいので、別室で音楽の練習です。これでダイエットと音楽の練習が両立するわけで、一挙両得です。

 もちろん、ずっと夕食を抜いてばかりだと辛いので、休日と外食はOKにしてます。つまり、平日の自宅の夕食だけを抜く。私は一日のメインの食事は夕食なので、普段の生活をしているなら、これだけでも、微々たるものですが、少しずつ体重を減らすことが可能です。

 それなのに、そふくしで失敗した理由は…普段は、休日とか外食にたらふく食べても、平日の夕食さえ抜けば、なんとか帳尻が合うのですが、お正月休みとかゴールデンウィークのように休日が続くと、帳尻が合わなくなり、ついつい太ってしまうのです。実際「そふくし」をしていた時は、長期休暇で太ってました。困ったものです。

 まあ、今思えば「そふくし」は、おやつとか夜食の制限がありませんので、体重の増やさない/増え方をゆっくりにする方法としては、悪くないのですが、体重を減らすダイエットとしては、色々と方法的に甘いところがあったと思います。

 そこで、そふくしの反省を踏まえて、今回、踏み切ったのは「おたび」ダイエット。これも縦読みしてください。

 おにぎり
 たまご
 ビタミン

 はい、「おにぎり」と「たまご」と「ビタミン」の頭文字で「おたび」です。

 これは、一日の摂取カロリーを1000Kcal以内に押さえるという、絶食系ダイエットです。ダイエットでは、色々とルールを作ると失敗しますので「1日の摂取カロリーを1000Kcalまでにする」ではなく「食事は、おにぎりとたまごとビタミン」にすると決めちゃったわけです。

 具体的に言えば、一回の食事を、おにぎり一個にゆでたまご一個、各種ビタミン剤(触媒であるビタミンが不足すると体重は減りません)にしちゃうわけです。おにぎり一個で約150Kcal、ゆでたまご一個で80Kcalで、合わせて一食230Kcalとなります。

 しかし、普段は仕事にいきますので、朝食と昼食は普通に食べます。私の朝食は、ご飯とみそしる、これに生卵とか焼き魚一匹で、約250Kcal。昼食は妻のローカロリー弁当で、約500Kcal。なので、夕食は“おたび”にして230Kcalとなり、一日の摂取カロリーは1000Kcal前後となります。

 「そふくし」と違うのは、おやつや夜食は、カロリーになるので、基本的に食べない。空腹がつのった時は、カロリーが極端に低い、ダイエットゼリーとか生野菜(ドレッシングは抜きか、塩コショウか、ローカロリーのものを少々)を食べ、休日は仕事にいかないので“おたび”だけにします。外食をしなければ行けないときは、洋食ならばステーキを一枚(約500Kcalです)、和食なら酢の物とお造り程度(合わせて約400Kcal)にして、一日の摂取カロリーの上限1000Kcalをなんとか守ろうと努力します。

 もちろん、ジュースや酒は飲みません。“おたび”以外の食品に関しては、極端にカロリーの低いものだけしか食べません。

 「そふくし」ダイエットは、比較的ユルいダイエットです。とにかく「夕食」だけを抜いて、あとは好きなものを好きなだけ食べるダイエットです。

 「おたび」ダイエットは、絶食系ダイエットで、はっきり言ってかなりキツいダイエットです。特に、休日は、朝食は抜きで、昼と夜は“おたび”なんて事をしますので、休日の摂取カロリーは約500Kcalになります。信じられないくらいの低栄養状態にしちゃいます。

 ちなみに、私の基礎代謝量は2500Kcalで、生活活動強度から見た消費カロリーは1600Kcal程度、つまり、毎日4000Kcalほど食べないとカラダが維持でできないのですが、これを“おたび”で1000Kcal程度しか入れないわけだから、そりゃあ、やせるよね。

 ただ“おたび”ダイエットは万能ではありません。このダイエットは、精神的にかなりキツいので、長期間やれるはずがありません。やはり終わりを決めて、目標までガーっと突っ走るという性格のダイエットだと思います。

 あと、短期間でググっと体重を落とすので、何より心臓に良くないです。血圧は確実に上がりますよ(笑)。ダイエットで体重をコントロールしつつ、きちんと血圧もコントロールしていかないと、血管が切れて、あっちの世界に行っちゃいますので、注意してください。あと、ケトン体が多量に発生するので、水分は常に多めに取ってください。それと血糖値が相当下がりますから、低血糖状態にも注意してください。具合が悪い時は、無理をしちゃいけません。

 ちなみに私は“おたび”の時に、歌の練習をすると低血糖状態になります。一時間ほど歌うと、グッタリします(笑)。

 なので“おたび”で体重を95Kg(イケるなら90Kg)まで減らしたら、あとはまた「そふくし」に戻して、ユルユルとやっていくつもりです。

2010年5月29日 (土)

ダブルでテンプク?

 10日ほど前あたりかな…。どうもにチヅルに転覆病が発生したみたいです。以前から、時々「見てみて~、ぼく、背面泳ぎが得意なんだよ~」ってな感じで、時折、一瞬だけ引っくり返って泳ぐという特技をたびたび披露していたチヅル君ですが、彼の場合、転覆しても一瞬だけで、すぐに戻るし、普段は普通にしているし、寝ている時も普通なので「趣味の転覆」をしていると思ってましたし、たぶんそうでした。

 それが、ある日を境に、転覆したままになりました。もう戻らないのね、普通の状態に。

 チヅルはひっくりかえっているだけで、今のところ、浮きっぱなしになることもなければ、沈みっぱなしになることもなく、ただ日々、天地が引っくり返っているだけのようなんですが…水槽に二匹も引っくり返っているのがいると、なんか、見苦しい。

 どうも…と言うか、少なくとも我が家では…と言うか、とにかく、琉金はある程度以上の大きさになると、転覆になるようです。そう言えば、チビだチビだと言ってたチヅルもそれなりに大きくなっていました。

 琉金って、キレイだし、かわいいし、馬鹿だし、好きなんだけれどなあ…。とにかく、我が家のリューキンズはダブルで転覆です。転覆病で死ぬことはないけれど、この病気、治らないんだよねえ。

 それと、金魚にとって、転覆状態って、かなりしんどいみたいです。明らかに、転覆金魚は呼吸数が多いです。呼吸数が多いというのは、心臓の心拍も激しいんだろうね。転覆で死ぬことはなくても、転覆で命をすり減らしている事は確か。直せるものなら直してやりたいけれど、こればっかりはムリってもんなんだよね。

 金魚がすぐに大きくなる我が家の水槽では、琉金はもう飼えないのかな?

2010年5月28日 (金)

はじめてのお買い物(ヴァイオリン編)

 ヴァイオリンの小物を買いに、都会に出ました(笑)。

 たぶん、ネットショップで買えば、もっと安く買えるだろうけれど、店員さんと話をして色々な情報を仕入れたいと思ったので、リアルな弦楽器屋さん(実際は、大手楽器販売店の弦楽器コーナー)に行って、情報収集を兼ねて、不足しているヴァイオリンの小物を取り揃えてきました。

 ま、楽器もあった方がよかろうと、ヴァイオリンをぶら下げて、テクテクとお店に行ってみました。お店に到着して、まずは年配の店員さんを捕まえて、こちらが全くの素人である事、この年で無謀にもヴァイオリンで遊んでみようと企てている事、特に師事している先生はいない事、この楽器は他人からの借り物である事、で、しばらく演奏されていなかったものである事、などを伝えて、買い物の手伝いをしてもらう事にしました。

 調整の必要があるかもしれないから、まずは楽器を見せてほしいと言われましたので、さっそく手渡しました。それをすぐさま、その場にいた職人に渡して、職人さんがざっと見たところ、次のような診断が出ました。

 「弦が古いので交換が必要」「魂柱(こんちゅう)がズレているので直す必要がある」「糸巻がユルいので四つ全部の交換が必要」「駒が高いので削らないとダメ」「アゴ当ても交換する必要がある」「弓も毛替えが必要」…なんだそうです。

 で、それらをお願いすると、おいくらになるのか、こちらもビジネスライクに尋ねると、一週間の入院と治療費五万円(見積もり)が必要なんだそうです。

 五万円あったら、そこのショーウィンドウに入っている、安いヴァイオリンのセットが買えるじゃん。速攻で、断っちゃいました。

 でも、本当に必要な調整なら、やらないといけないとは思うものの、この系列のお店はどこも商売っ気たっぷりなのは、よく知っているので、必要な調整と、足元を見られて吹っかけられているものを仕分けしようと思い、それぞれの調節箇所について、個別にどんな状態なのか、尋ねてみました。

 まず、弦が古いのは事実だし、弦交換はまあ、良いでしょう。

 魂柱がズレている件は、どのくらいズレているのか、この状態ではどれだけ支障があり、これだけをお願いしたら、いくらかかるかを尋ねました。…魂柱のズレに関しては多少であって、これくらいなら演奏には支障がないものの、音としては高音の響きが多少押さえられるので、全体的にくすんだ音色になるそうです。…逆に言うと、キンキンした音がイヤなら、このままの方がいいわけだし、このヴァイオリンはジャズ仕様なのだから、わざと高音を押さえている(つまり、ジャズチューンが施されている)可能性もあるので、魂柱に関しては、むしろこのままにした方がよいと判断。ちなみにお値段は5000円ほどかかるそうです。

 糸巻がユルい件は…使用上は問題はないが、チューニングがしずらいかもしれない…のだそうです。使用上問題がないなら、すぐに交換する必要は無しと判断。使ってみて、本当にチューニングが困るようなら、その時に考える事にします。

 駒の背が高い件。これは弾きやすさに直結することは私でも分かるので、どの程度の支障があり、費用的にいくらかかるのかを尋ねました。…弾きづらいと言っても、第一ポジションなら特に問題なし、第三ポジションの演奏の際にE線で指が痛くなるかもしれない程度。費用的には3000円だけれど、この作業をする時は、魂柱の位置直しを伴うので3000+5000円になるそうです。…私の場合、第一ポジションさえ弾ければ問題ないので、この調整も見送り決定。もし、第三ポジションが弾けるほど上達したなら、その時は、これを調整するのではなく、マイヴァイオリンを買う時ですね。

 アゴ当ての件は…アゴ当ては楽器の一部と考えているので、交換は、悩むまでも見送りです。

 弓の毛替えは…確かに古くなっているけれど、そこで売っている弓と同じくらい毛がフサフサしているので、もっと毛が減ってから考える事にします。ちなみに、毛替えは、2時間で作業完了で、5000円だそうです。

 なので、弦の張り替えだけをお願いしました。

 弦はどれにしますか?と店員さんに尋ねられたので、とりあえず安い奴でお願いしますと言ったところ、太い方3本はビジョン、一番細いE線はゴールドブラカットとなりました。4本で4300円。張り替え作業は職人さんがサービスでやってくれました。

 その他、お買い物としては、肩当てと松脂と消音器を買いました。肩当てはクンのオリジナルを5000円で、松脂はピラストロのシュワルツを1400円で。このあたりはケチっても仕方ないので、これでOKとしました。消音器は、最初は金属製のものを薦められましたが、エルネスト・アントルメさんのご推薦のピアニッシモ(3500円)を迷わず購入しました。

 それにしても、お買い物のお支払いは、レジに行かずに、その場で店員さんに直接支払いました。このお店、他の楽器や小物なら、レジに行かされるのに、弦楽器関係だけは、扱いが別のようです。弦楽器の世界って…特殊なの?

 さて、次にせっかくリアルなお店に来たので、取材(笑)をしました。

 『この楽器の次に買うべき楽器としては、どのあたりのモノがお薦めか?』 …このヴァイオリンは10万円程度のヴァイオリン(定価ベースだとそのくらい? ネットだとその半額程度ですけれど?)なので、価格帯で言うと、次は20~30万円のものが妥当でしょう。このクラスなら、メーカーも選べるし、多くの楽器からお気に入りのものが選べるでしょう。

 『楽器のレベルと価格の関係についての目安を教えて欲しい』 …まず、100万円以下のものはビギナー向けの楽器と考えるが妥当でしょう。その中でも、最初の一本目が10万円台で、次に20~30万円台のものに買い換えて、さらに100万円前後のものに買い換えていく人が大勢います。弾けるようになるにつれ、楽器がもの足りなくなり、徐々にグレードアップしていくのだと思います。ある程度弾ける方で、アマチュアオーケストラなどに所属している人の楽器はピンキリですが、100万円以上の楽器を使っている人が多いようです。

 …って、この解答には、かなり商売ッ気が入っているような気がします。3台目を購入する人がビギナーって、そんなに短時間でドンドン楽器を買い換えていくものかしらね? それにアマオケをやってる人は…たしかに標準的な生活レベルよりも高めの方が多いのは事実だろうけれど、100万円越えの人が多いってのはどうなんだろ? むしろ、学生時代からやっている人なんて、案外リーズナブルな楽器を使っているんじゃないかしら?

 『高価な楽器と廉価な楽器の違いはどこにあるのか』 …その違いはたくさんありますが、やはり大きな違いは音量にあります。高価な楽器ほど大きな音が出せ、その結果、表現の幅が広がります。また、高価な楽器は音の遠達性に優れていると思います。音色に関しては、好みがありますので、値段と音色は特に関係ないと思います。

 …つまり、逆に言うと「大きな音が不要」な人は、そんなに高価な楽器を使用する必要はない、って事かな? 私は真夜中にヴァイオリンを弾いているので、消音器を使っているとは言え、音があまり大きいのは困るし、万が一、ヴァイオリンがモノになったとしても、私はおそらくジャズヴァイオリン方面に行くだろうし、どうせPAを使うことになるだろうし、大きな音よりも、楽に弾けるとか、かわいい音が出るとかの方を優先したい人なので、そんなに楽器に奮発しなくてもよさそうだな。

 『プロのヴァイオリニストさんたちは、どのレベルの楽器を使っているのか』 …プロの方々がお使いになるような楽器は、当店で扱っていません。ここにある楽器は、すべてアマチュアの方々向けのものです。プロの方は、音が第一なので、最低でも数千万円台の楽器を使っていますし、コンマスやソリストの方々は億単位のものを使っています。ヴァイオリンの値段は、本当に幅広いものなのです。

 …いやあ、勉強になりました。しかし、もしも、私自身がマイヴァイオリンを買うことになれば、予算は30万円程度を用意するべきなのでしょうか? でも、ここの系列のお店は、素人にも平気で吹っかけてくるので、もうちょっと低予算でも私には十分な気がするけれど、いかが? だいたい、この年からヴァイオリンを始めて、クラシックの世界に行けるはずもないんだし。

 『クラシックではなく、ジャズヴァイオリンをやろうと思っているが、ジャズ向きのヴァイオリンというものはあるのか』 …ジャズはアンプを使うので、どの楽器を使っても同じです。

 …あ、やっぱり? じゃあ、私は廉価なヴァイオリンセットで十分ってわけだね。

 でも、ジャズの話をしだしたら、途端に目つきが変わった事は見逃さなかったよ。やはりヴァイオリン関係者って、クラシック至上主義者が多いのかな? なんか見下されているような気がしました。でもね、重ねて言うけれど、大人になってヴァイオリンを始めても、クラシックに行くのは難しいと思うんだよね。素人相手に商売をしているなら、ジャズやポップスのヴァイオリンも、商売として考えていかないとダメなんじゃないかな? 少なくとも、あなたのところの「大人のヴァイオリン教室」じゃあ、ポップスを教えているわけだし…サ。

 最後に「100万円以下のヴァイオリンが載っているカタログをください」と言ってみました。メーカー系のもの、工房系のもの、国産品、輸入品と、色々いただきました。時折、眺めていますが、残念なのは、その中にドイツのカールへフナー社のカタログがなかっ事でした(似た様な名前の、クラウス・ヘフラーというブランドのカタログはいただきましたが)。

 ビートルズファンの私としては、ヴァイオリンと言えば、カールへフナーでしょう。ポール・マッカトニーの演奏する、ヴァイオリン型のベースギターの原形である、カールヘフナーのヴァイオリン、憧れだよね。

 でも、憧れのカールへフナーのカタログはいただけなかった。つまり、カールへフナーのヴァイオリンって、100万円以上する高級楽器ばかりなのか、日本には輸入されていないのか、わざわざ日本人が購入するほどの楽器でもないのか、単純にカタログ品切れなのか、のいずれかだよね。そことも、ここの楽器店では取り扱っていないだけ…かな?

 さあ、これで必要な小物も揃ったことだし、ヴァイオリンもチョコチョコ(笑)練習するぞっと。

2010年5月27日 (木)

ピアニストさんが仲間に入ってくれました

 歌劇団の話です。

 ノドはまだ腫れていましたが、だいぶ痛みは治まってきました。歌えるかな~、ダメかな~、と不安な気持ちを抱えたまま、これでも団長さんなので、休むわけにも行かず、元気を出して、歌劇団の練習に行ってきました。

 私たちファミリーが一番乗りで、二番目にやってきたのが、キング先生だったので、さっそく、歌劇団の練習の前に、キング先生にヴァイオリンのワンポイントレッスンを受けました。そうです、歌劇団の練習にヴァイオリンを持って行ったんですね(笑)。

 習ったのは、声楽レッスンの時に教わった、弓の持ち方と右腕の動きの続き。特に右腕の動きは実際に腕を動かしてもらいながら教わりました。やっぱり難しい…。

 弓の持ち方は、教則本に載っているような感じのものではなく「最近の流行り」という奴を教わりました。ポイントは小指って奴です。時代につれ、楽器演奏のテクニックも細かいところはバージョンアップしていくわけです。それと腕の動きは、かなりしなやかに動かさないと難しいですね。ヒジや手首の動きが微妙ですし、半弓と全弓での手首の返し方のちょっとした違いなどを教わりました。

 いくら教わっても、それが身に付かないといけないので、後はひたすら反復練習です。それにしても、ボウイングって奴は、ムズいね。

 さて、歌劇団の練習です。今回は、見学者さんがお二人いらっしゃいました。結果的には、お二人とも入団手続きをしてくださいました。やったね、大歓迎です。特にお一人の方はピアニストとして入団(もちろん、発声練習は他の団員同様にやっていただいて、歌って弾けるミュージシャンを目指していただきます)なので、ほんと、うれしいです。

 それと、今回は子連れで練習に参加した人が[ウチも含めて]二組いました。子連れに優しい歌劇団です。だってね、歌劇はお芝居だもん、子役は…必要だよね。

 さて、練習の前半は、基礎トレーニングです。例によって、筋トレから。ロングブレスが50回、犬の呼吸が200回。スクワットが20回×2本、腹筋が20回×2本、背筋が20回です。文字で書くと、何ということもないような気がしますが、やってみると確実に体が発熱発汗しているのが分かります。

 筋トレの後は発声練習。歩きながら楽に発声。止まって響きに注意しながらの発声。そしてカデンツァの練習。

 カデンツァの練習では、毎度の事ですが、しっかり声を出していこうと言われました。回りを聞いて合わせるではなく、自己責任で歌う事。これがソリストに求められる事なんです。ソリスト? そう、我々は歌劇団なので、一緒に歌っても、合唱ではなく重唱なので、あくまでもソリストのアンサンブルなんですね。

 もちろん、回りに合わせる合唱ではないから、ピッチやハーモニーや音色が個性的でもいいというわけではないんです。ただ「他人を気にしない。常に唯我独尊であって、自分のペースで行く」事が優先なんです。そして、自分のペースで歌って、それでなおかつ、全員できちんとハーモニーが作れること、これが目標なんです。

 だから、きちんと歌うこと。自分の声をしっかり出すこと。ピッチも「私の方が正しい!」くらいの気持ちで押しまくる事。で、結果として、ダメだったら、それは男声のせいなので、男声はきちんと責任を取ること…なんだそうです。

 …オペラの世界では、男は常に女性にかしづく立場、なので、ミスでもなんでも引き受けるものなんだそうです。たとえ、男の方が正しくて、女が間違っていたとしても、男が悪いのだそうです。

 …ま、オレ様と、お姫様なら、お姫様の方がエラいってわけですね。了解。

 もっとも、ウチの場合は、私が率先して、ハーモニーぶっ壊しているので、ほとんどのケースでは、誰に言われるでもなく、私が責任をとらざるを得ないのですけれど(反省)。

 休憩時間は、門下の勉強会(今回は外部講師をお呼びして公開マスタークラスを実施。11月に行います)の案内と、9月の練習日程の確認。後はみんなで持ち寄ったお菓子やら軽食やらを食べて談笑しました。

 後半の練習は、ひたすら合唱版のコンコーネで重唱の練習です。4番と5番を終えました。私は「お腹でしっかり音程をキープするように」という注意を受けました。

 重唱の練習は、メンバーを取り替えながら、同じ曲を何度も歌います。三重唱なのですが、高声が(お2人お休みなので)4人、中声が2人、低声が3人です。私は中声担当なので、出番が多くてうれしいです。

 今回のコンコーネで難しかったところは、5番のフェルマータの箇所。三人が息を合わせて、声を伸ばし、高音のリードで再度歌い直す部分。互いの息を感じながら、なるべく長い時間声を伸ばして、ゆっくりと休符を味わってから、歌に入り直すのですが、これが人の組み合わせが変わると、結構変わります。おもしろいです。

 コンコーネの練習に時間を使ってしまったので、今回は「ふるさとの四季」の練習はできませんでした。

 次回の練習では、合唱版コンコーネの6番をやります。ふるさとの四季は「春の小川」なので、譜読みをやってきてください。あと「大地讃頌」を合唱ではなく重唱で歌う予定です。譜面は次回まで用意します。たぶん、次回は初見大会になりそうです。

2010年5月26日 (水)

ヴァイオリンがやってきた

 私の手元に、なんと、ヴァイオリンちゃんがやってきました。購入…したわけではありません。…借りました(笑)。

 ついに“野望”の第一段階、クリアです(笑)。人類の夜明けは近いぞ!

 いやあ、だってサア、ヴァイオリンって楽しそうだけれど、ちゃんとできるか不安じゃないですか? この年だし、このガタイだし、時間ないし、音感ないし…。ちょっとマイナス要素が満載なので、ヴァイオリンで遊びたいなあと思っても、色々と二の足を踏んでしまうわけです。そこで、ある程度、一人で遊んでみてからではないと、どういう方向でヴァイオリンと付き合っていこうか(あるいは断念しちゃおうか)と決心がつかないわけじゃないですか。

 断念する可能性がある以上、お高い楽器は買えません。なので、お安いチャイナなヴァイオリンでも買おうと悩みつつも、果たしてそれでいいのかと自分自身に問いただしちゃったりします。

 それにフルートの経験から、楽器を始める時に、あんまり安い楽器に手を出してはいけない…という事は学んでおります。あんまり安い楽器だと楽器に助けられたり、楽器から学んだりする事ってないだろうから、それは素人には、ちょっと厳しいなと思いました。

 さらにヴァイオリンに関して言えば、楽器と、楽器の形をしたオモチャの区別もまだできません。そんなレベルの私です。だからこの段階で、マイ・ヴァイオリンを購入しちゃうのは、あまりにデインジャラスです。

 なので、ヴァイオリンラブだし、憧れ一杯だけれど、具体的には、どうやって第一歩を踏み出そうかと日々悩んでおりました。

 世の中“捨てる神あれば拾う神あり”と申しまして、私がヴァイオリンにラブラブだということを知った笛先生が、お知り合いのヴァイオリニストさんに、私の事を話してくださって、その方からヴァイオリンをお借りできる事になりました。やったー、ラッキー!

 私に楽器を貸してくださる、天使のような方は…お察しの良い方はもう分かったと思いますが…ジャズ・ヴァイオリニストの火いろさんです。実は、先日の「ジャムセッション」はヴァイオリンを受け取りに、ライブ会場まで行って、行ったついでにジャムセッションをしてきた…というわけだったんです。

 火いろさんは私に楽器を貸し出す前に、その楽器を使って、ステージで一曲演奏してくださったのですが…ううむ、普通に良い音がしている(汗)。楽器の形をしたオモチャじゃない(当たり前)。いいのか、こんなチャンとした楽器を、素人以前の私に貸し出して…。なんか、色々な意味でプレッシャーかかります。

 でも、このレベルの楽器なら、私が遊ぶには十分すぎるくらいです。ヴァイオリンと遊ぶにあたり、色々なアドヴァイスもいただき、親切にしていただきました。必要があれば、ワンポイントレッスンもしてくださるとおっしゃってくださいました。ありがたいことです、感謝です。「次のセッションでは、フルートでなく、ヴァイオリンで参加してくださいね…」と言われましたが、たぶん、それは無理だと思います(汗)。

 さっそく、家に帰って(真夜中なのに:笑)音を出してみました。

 …思っていた以上に、倍音豊かです。ブーーーンっ感じで、実音よりも響きの方がよく聞こえるような気がします。おまけに、持った感じがかなり軽い。ラ・フォル・ジュルネの体験レッスンで持ったヴァイオリンと比べても、明らかに軽いです、華奢です。

 一体、このヴァイオリンの正体は…と、ラベルをのぞき込んだところ、スズキの300と判明。おぉ、この子は日本のヴァイオリンだよ。メイド・イン・ジャパンだよ。国産品だよ。

 この300と言うモデルは、一応、学習用ヴァイオリンという位置づけだけれど、エントリーモデルではありません。セット売りの楽器ではなく、単体発売されていたモデルです(今は欠番)。なので、弓は当然付属していないので、これまた火いろさんが使っていらっしゃるサブ弓を借りました。「ちゃんとした弓じゃないと弾きづらいでしょ…」だそうです、感謝です(涙)。

 ううむ、素人以前の私には、やっぱり、ちょっともったいない楽器かも…。分不相応? だってこの楽器、お教室に通い始めて、真剣にヴァイオリンを始める人が持つグレードの楽器でしょ。…私、そこまで真剣にヴァイオリンと向き合うつもりは、今のところはないよ。

 でも、この子とたっぷり遊べば、色々とヴァイオリンの事が分かるかも…、そんな感じの楽器です。

 しかし、マズイなあ…こんな普通の楽器を借りたら、三日坊主になるわけにはいかないぞ。いや、そうそう簡単に放り出すわけにはいかないだろ。ある程度は、それなりにきちんと練習しないと…でないと、火いろさんにもヴァイオリンにも申し訳ないだろ。それに、もしもヴァイオリンにはまって、マイ・ヴァイオリンを買うことになった時、当然、この楽器よりも良い楽器が欲しくなるわけだけれど…たぶん、これよりもグレードの高い楽器って、いわゆる初級の上レベル(フルートで言えば、頭部管銀に対する管体銀みたいな感じ)になるよね…きっと、そんなに安くはないような気がする(汗)。

 とりあえず、ヴァイオリン本体と弓とケースをお借りできたので、その他のモノは自分で用意することになりました。まず、弦は張り替えないとダメだろうね。松脂は買ってこないと困るね。お手入れ用のクロスは、松脂落としはガーゼハンカチで、楽器磨き用は余っているトレシーでいいでしょうし、セーム革でもいいよね。肩当てもあると便利だろうね。音量的には、むしろフルートよりも小さめなので、あまり考えなくてもよさそうだけれど、練習する時間(たぶん深夜:笑)を考えると、消音器の一つくらいあってもいいかもしれない。そんな事を考えながら、顔をヘラヘラと崩しながら、ヴァイオリンを見つめていました。けへへ。

 あ、ちなみに、この子は借り物なので、名前をつけないことにしました。いや、なまじ名前をつけてしまうと、別れがさびしくなるでしょ。だから(名無しの)ヴァイオリンって事に決定です。

2010年5月25日 (火)

ジャムセッションに参加しました!

 すでにミクシィではつぶやきましたので、ご存じの方もいらっしゃいますが、先日(と言っても半月ほど前)、久しぶりにジャズフルーティストとしてステージに立ってきました…と書くとおおげさですね。でも、前回のセッションが2008年の12月ですから、約1年半ぶりのステージ出演です、うっひゃーですね。

 場所は前回と同じ、湘南の某ジャズバー。時刻は真夜中ちかく(平日なのに…:涙)。今回は、笛先生のお知り合いで、ジャズヴァイオリニストの火いろさんの主催するライブに、参加してきました。火いろさんは、以前のフルートの発表会で、私の演奏する「デスペラード」でステキなヴァイオリンを弾いてくださった方です。その火いろさんの主催する“ジャムセッションの会”に参加してきたわけです。ちなみにセッションに行くことが決まったのは、なんと、前日でした(大笑)。なので、演奏する曲を決めて、楽譜を用意するのも大車輪でやりました。

 ジャムセッションの会? 実はこういう事になってます。火いろさんの率いるバンド(この日は三人編成でした)がメインバンドとなって、ここに様々なゲストの皆さんが入れ代わり立ち代わりして、色々な曲を演奏していくという、まあ、一種の音遊びです。もちろん、聞くだけのお客さんもいるわけですが、やりたくてやりたくてウズウズしている人もいます。

 あ、そうそう、ジャムセッションを知らない人のために解説をしておきます。

 ジャムセッションと言うのは、事前の打ち合わせとか準備とかは無しで、その時に誰かが持ってきたリード譜(メロディとコードと歌詞くらいしか書いてない譜面)を、みんなで見て、即興で演奏しちゃうセッションの事です。

 なので、特別な準備はいらないし、練習も必要ないけれど、当日、何が起こるか全く分からないのが、怖くもあり楽しくもあるセッションです。当然、事故が多発する事もあれば、奇跡も起こる事もあるわけで、色々な意味で、スリリングなセッションとなります。

 この日のゲストは、楽器の人は私だけで、あとはジャズだったり、ボサノヴァだったりの、歌手の皆さんでした。私もノドが腫れていなかったら、なんか歌いたかったなあ…。

 さて、私がやった曲は四曲。いずれもソロをやりました。ソロと言うのは「一人で演奏する」とか「メロディを吹く」とか「スタンドで演奏する」とかいう意味だけではなく「即興演奏をする」という意味の“ソロ”です、念のため。

 やった曲は、いずれもレッスンで取り上げた/取りあげる予定の曲です。「愛は夢の中に」「ゴッドファーザー愛のテーマ」「ジャンバラヤ」「夜のストレンジャー」の四曲。いやあ、私ごときでは、過去に練習をした事のある曲でないと、怖くて演奏できません。本当の初見で客前に立てる日はいつ来るのでしょうか(爆)?

 「愛は夢の中に」は、先日、レッスンでの音源をアップした曲です。レッスンではよかったので、ジャムセッションに持っていったのですが…撃沈しました。いやあ、やっぱり、あの曲は、人前の演奏では、真っ先にやる曲じゃないです(笑)。音が上に行ったり下に行ったり、ちょっと聞けたものではなかったです。もう少しあたたまった状態でやった方がよかったです、ほんと、お客様に申し訳なかったです。

 「ゴッドファーザー」は、前曲の失敗をちょっと引きずっていたので、出だしはイマイチでしたが、やりすすめるにつれ、自分なりにノレてきたんじゃないかな? 特にソロ部分は自分でもかなり気に入ってます。ですから、この曲の音源をアップしようかなって、ちょっと思ったのですが、やめておきます。と言うのも、ソロはノリノリでいいんですが、アンサンブルとしては、ちょっと息が合わなさ過ぎる部分もあったりして、グダグダ感満載なので…。でも、こういうグダグダ感って、打ち合わせ無しのジャムセッションだから、あっても仕方のない事だと思います。…私は2コーラスで終わらせるつもりで、吹ききったのに、他の皆さんがどーしても3コーラスやりたかったみたいで、一度終わらせたのに、再開しちゃうんだもーーん。

 「ジャンバラヤ」は、猛スピードで吹き飛ばしましたって感じになってます。いやあ、私の想定していた速度よりも、バンドがうんと早くやっちゃったので、それに合わせるのに精一杯でした。でも、そういうきりきり舞いしている自分もなかなか楽しいものです。ちなみに、この曲は、テンポこそ早かったけれど、コミニュケーションは取りやすい曲で、みんな気持ちを一つにして、ザンッって感じで終わってます。実に気持ちの良い終わり方でした。

 「夜のストレンジャー」はツインリードで、フルートとテナーサックスの二本で、ソロを分け合っています。アップする音源は、この曲にしました。

 お聞きくださればわかりますが、フルートは私でして、ミスは連発するは、ソロもグダグダで出来が良いとは言えませんし、伴奏部分もちょっとジャマっぽい。だけど、この曲、1年半前のライブの時も演奏した曲なんです。私の成長を感じる/感じられないのも、なかなかいいでしょ。自分的には、少しは成長しているかな?って思っております。

 以前はテーマを吹くのが精一杯で、ソロの部分は笛先生(あの時は笛先生のバンドと共演しました)にお願いしましたが、何しろ今回は、自分でちゃんとソロもやったんだよ。いやいや、ソロだけでなく、サックスがソロを取っている時は、しっかり伴奏だってやったんだよ。

 それにしても「夜のストレンジャー」っていい曲だよね。演奏はグダグダになってしまいがちだけれど、好きだな。この曲は、もっともっと練習して、私のライブレパートリーにしようと思ってます。

 あ、ジャズを聞き慣れていない人のために、鑑賞アドヴァイスを(笑)。ちなみに、演奏時間は5分15秒ですよ、長いので、そのおつもりで(爆)。だいたい、ジャズって、一曲一曲が長いんですよ(汗)。バンド編成は、フルート、テナーサックス、ピアノ、ウッドベースとなっております。

 この曲は4コーラスやってますが、1番のリード(メロディ担当という意味。葦のスライスじゃないよ:笑)はフルート(私)で、これはテーマを比較的、素直に演奏してます。この部分は「この曲はこんな曲なんですよ」とお客さんに教えている部分なんですね。なので、まずはメロディを味わってください。

 2番のリードはサックスで、これはソロです。クラシック的に言うと、変奏しております。でも、譜面があるわけでなく、完全なアドリブプレイです。その場でフレーズを考えて演奏してます。ここでは「あのメロディーがこんなふうに変わったんだ~」という味わっていただければ良いと思います。フルートはお休みせずに、伴奏をしています。この伴奏のフレーズも、もちろん、アドリブなんですよ。

 3番はフルートのソロで、2番のサックスソロを受けて、もっと原曲から離れて、ハチャメチャにソロを吹くはずなんですが…ううむ、力量不足は否めませんね。頑張ってみたんですが、一杯一杯で、あんまり原曲から離れられませんでした。

 4番は再びサックスのリードですが、ここはテーマに戻っています。いわばクラシックでいうところの『再現部』という感じです。お客さんには「今までソロでやっていたのは、このメロディだったんですよ」と確認しているわけです。もっとも、再現部なので、最初ほど素直にメロディは吹きませんが…。

 ところが、この4番の最後の最後で、お分かりでしょうか? 打ち合わせもなしに、ピアノが乱入してきて、おまけにいきなり転調しちゃいました。「フルートとサックスの二本も揃いながら、何をヌルイ事、やってんだー」って、音楽で言っているのかもしれませんが、サックスさんは即座に反応してます。さすがですね。私は、目立たぬように伴奏をやっていたのですが、なんとか振り落とされずについていかれたかな? って感じです。ソロを取っていたら…どうなっていたんだろ? いやあ、ジャムセッションって、スリリングでしょ。でも、そこがおもしろいんです。

 しかし『ジャズってなんですか?』って人が、笛先生のところで、基本から少しずつ教えていただいて、ようやく2年。やっと、ここまでたどり着きました。まだまだなんですが、それでもこんな事ができるようになりました。いやあ、本当に感謝ですし、自分でも上達したかなあと思ってます。音楽の楽しみが広がりました。楽譜に縛られない演奏ってのも、いいものですね。

 では、よろしかったら、お聞きください(ライブ音源はこちら)。比較のための、1年半前の演奏は、こちらの記事の末尾にございます。

2010年5月24日 (月)

やせないと歌えない…!?

 まだ、話が現実生活に追いついていません(汗)。今回の記事は、半月ほど前の声楽のレッスンの件です。

 とりあえず、ゴールデンウィーク明けの声楽のレッスンに行ってきました。とは言え、その時はまだ風邪をひいていて、ノドが真っ赤に腫れていたため、軽くハミング的な発声を一回ほどやって終了。ノドの腫れも程度によるのだけれど、赤く腫れているうちに無理をして歌うと、治りが悪くなるので、歌わないで治療に専念し、治ったらそれまでの倍、歌うつもりで治療に専念するように言われました。

 実は、これの前のレッスンは病欠している私です。本当はガンガン歌いたかったんだよねえ…。

 とりあえず、ハミング主体で極々軽く発声をしていたら、先生曰く「いつもそれくらいの声で歌った方がかえっていいんじゃないの? どうも、いつも、自分の声に振り回されているみたいだから」というアドヴァイス。振り回されているかどうかは別として、いつも自分の声がビンビンに響いて、回りの音がよく聞こえないというのは、確かにあるはあります。音量は押さえて、常にmp程度の音量で歌った方が良いというアドヴァイスですね。それは最近、薄々と感じている事でもあります。

 大きな声量は、回りの音もかき消しますが、息のエネルギーが大きいため、かえって体のアチコチが閉じてしまうような気がします。フルートも弱々しい息の方がかえっていい音がします。声も案外そうなのかもしれないなあと、最近思うようになりました。弱々しい声で歌った方が結果オーライなのかもしれない。

 それに私の場合、比較的、声帯が強いみたいだから、何とかなっちゃっているけれど、普通は、私くらい息のエネルギーを強くして歌っていると、声、ツブすんだよね…。段々体も老化してきているので、声をツブす前に、予防線を張っておくのも必要な事だろうね。

 ま、それはさておき。実は私、最近、ブクブクと太りました。ラ・フォル・ジュルネ特集を組んでいたので、体重をアップしていませんでしたが、ちょうどこの時の私の体重は約110Kgございました。いやあ、マズい、実にマズい状態でした。

 思えば、すべては、風邪をひいて活動が低下しているところに、ゴールデンウィークがやってきて、美味しいものをたらふく食べるという悪循環がやってきて、それで一気に太ってしまったわけでございます。

 さすがに、短期間でそれだけ太れば、誰の目にもデブは明らか。あんまり太ると、歌にも支障が出るというわけで、キング先生と(無理やり)ダイエットの約束をさせられました。その内容は…。

 体重が今のままならば、レッスンではずっとコンコースしかやらない(つまり、歌は一切やらない)。『歌を歌いたければ、やせて来い』というわけです。

 具体的には、今が110Kgだから、105Kgを切るまでは、ずっとコンコーネ。その代わり、体重が105Kgを切ったら、トスティをレッスンでやる。さらに、体重が100Kgを切ったら、オペラアリアをやる。

 さらに、年内に100Kgを切ったら、来年の発表会は、オペラアリアで発表。

 つまり、あと7カ月で体重を10Kg落とせ、というわけです。

 一体、私に何をしろと!(何って、ダイエットなんだけれど:笑) いやあ、7カ月で10Kg落とせとか、ちょっとキツくないですか? でもでも、105Kgを切るまでは、ずっとコンコーネと言うのは…さすがにイヤです。…なんか、私、いじめられているような…気がするけど…。

 ま、それはさておき。私も太ってしまって、その影響があるかどうかは別としても、始めてレッスンをお休みしてまいました。私に限らず、最近、門下生たちが体調不良のため、レッスンをお休みするのが目立つようになってきたのだそうです。いや、休むくらいならいいのだけれど、倒れてしまう人もチョボチョボと現れてきたそうです。

 で、そういう門下生に共通すること…みんな、体格が立派(失礼)。ま、声楽をやっているんだら、まあ、門下に立派な人はたくさんいるわけだけれど、立派な門下生は不健康な人間が多いのだそうです。しかし、立派じゃない門下生(…これも失礼な表現だな…)は、みんな割とみんな元気なんだそうです。そこで、立派な人間も、何とかして、立派な状態から脱却させないといけないと、優しい先生は思いついたわけであります。

 心配してくださって、ありがとう。でも、ずっとコンコーネしかレッスンしないのは、イヤだよ。こうなれば、どんな手を使っても、さっさと105Kgを切って、歌を歌わなければ…、ちょっとキツイ方法だけれど『おたび』に手を出すか。先生は年内に100Kgを切るようにと言っていたけれど、秋になる前に、95Kgくらいになれるように、頑張ってみるか…。キツいけれど、頑張ろうっと。
 
 
 さて、ノドが腫れて、ほとんど歌えず、おまけにダイエット厳命が出たにも関わらず、まだレッスン時間が余っておりましたので…話はついつい、ヴァイオリン話に(笑)。

 キング先生、実は御実家がヴァイオリン教室でございまして、ご本人も元チェリストなので、実は声楽家にも関わらず、ヴァイオリンという楽器については、お茶の子サイサイな人だったりします。で、昨今、私がブログで「ヴァイオリン、ラブ!」を表明していますので、そこからの話題となりました。

 とりあえず開口一発「すとんさんは、ヴァイオリンの適性はないと思う」と、いきなり冷水をぶっかけられました(笑)。その理由として、ヴァイオリンをやるには、体がデカすぎると言われました。

 「その手じゃバイオリンは無理! すとんさんなら、むしろ弦バス(コントラバス)がいいと思うよ。弦バスならある程度いけると思うけれど、ヴァイオリンはねえ…」なんだそうです。逆説的な励まし、実に感謝です。

 ま、確かに、歌をやって、フルートをやって、ヴァイオリンをやって…じゃ、全部メロディ楽器だもんね。低音楽器をやった方が、音楽的な幅が出るし、歌にもフルートにもよい影響があると思うし、体の大きさ的にも、低音楽器は私には似合うとは思うけれど……やはり、性格的に低音楽器は無理だよねえ。…バッキング人生なんて考えられません。

 でもね、少なくとも、アマオケで遊びたかったら、ヴァイオリンをやるよりも、弦バスの方がずっと可能性は高い事は分かります。それに少なくとも私、[エレキの]ベースギターは、実はそこそこ弾けるもんです。ベースギターと弦バスって、チューニングが同じだし、テクニック的にも共通する部分が多い。実際、両方を持ち替えで演奏する奏者もたくさんいるわけで、私の場合、弦バスをマジメに練習すれば、ヴァイオリンをやるよりも、いけちゃいそうな気が(マジで)します。

 それにどこのアマオケも、バスは常時募集だからね。多少、下手ッピでも入れてくれる可能性は大だよね。

 楽器だって、弦バスも高いのは高いけど、エントリモデルは10万円くらいからあるし、サイレント系の楽器もあるしね。経済的な負担は、ヴァイオリンよりも軽微な感じがします。

 「やっぱ、ヴァイオリンじゃなくて、弦バスにしようかな…」と、ちょっと心が動きました。

 もっとも、逆説的な励ましをしてくださいながらも、キング先生は、実はとてもやさしい方なので、もしもヴァイオリンをやるなら、楽器の調整とかしてあげるし、アドヴァイスなどもしてくださるとおっしゃってくださいました。…甘えちゃおうかな。

 ひとまず、右手の動きをシャドウで軽く教わりました(声楽のレッスンなのに、なぜ?)。…結構、難しい。ラ・フォル・ジュルネの体験レッスンじゃ、そんな事は教えてくれなかったぞ! ううむ、同じ弦楽器と言っても、ギターとヴァイオリンでは、だいぶ勝手が違いそうです。

 でもでも、何はさておき、まずはやせないと…。やせて、トスティを歌わない事には、先がない。頑張って、やせるか。

2010年5月23日 (日)

私の人生を変えた映画[2010年5月第4週・通算16週]

体重:105.6kg[-2.4kg:-2.9kg]
体脂肪率:32.0%[-0.4%:-0.8%]
BMI:33.4[-0.7:-1.1]
体脂肪質量:33.8kg[-1.2kg:-1.9kg]
腹囲:104.8cm[-0.2cm:-0.5cm]
     [先週との差:2010年当初との差]

 …ラ・フォル・ジュルネ企画のために、三週間ほど間が空いてしまいましたが、また今週からダイエット企画を再開します(笑)。

 中断中に実は色々ありました。一番大きな出来事は「ゴールデンウィークは食べすぎて、体重がほぼ110Kg近くになった」という哀しい事実が…。私の場合、過去の経験から言って、125Kgまでなら健康でいられます。体重が130Kgを越えると…さすがに体がその体重を支えきれなくなり、筋肉骨格系にも内臓系にも色々と支障が出てきます。簡単に言うと「130Kgを越えると、いきなり万病が噴出する」というわけです。なので、体重は何があっても125Kgまでに押さえないといけないのですが、段々と余裕がなくなり、やばい状況になってきました。

 それと、ある事情も重なって(その件については明日、アップします:笑)、ついに真剣にダイエットをする事にしました(え、今まで真剣じゃなかったの? いえいえ、そういうわけじゃないんですけど…:汗)。

 そふくしダイエットは方法としては間違っていないのですが、ただ、即効性がない事と、無理せず楽をしてやせる方法なので、イベントなどが重なるとついつい太ってしまうのが欠点です。今回のダイエットは時限性というか、締め切りが決まっていますので、そんな即効性のない方法は使えません。今回からダイエット方法を変えました。

 今やっているダイエット方法は「おたびダイエット」。即効性はある代わりに、多少の無理があって、長期間やり続けられない方法です。ただ、今回は締め切りがあるので、やむなくこの方法で行います。

 …というわけで、約半月で約4Kg落としました。スタートダッシュとしてはまあまあかなって思ってます。この調子でしばらく「おたびダイエット」に励む予定です。

 ニンジンをぶらさげられた馬の気持ちです…。

 というわけで、今週のエッセイです

 今週のタイトルは「私の人生を変えた映画」でして、なんか重い話をするのかと思いきや、別にそれほどの話ではありません。前もって、言い訳しておきます(汗)。

 皆さんは映画はお好きですか? 私は自宅から徒歩10分のところに映画館があるため、よく映画を見ます。楽しい映画もあれば、それほどでもない映画もあります。

 見た当初はそれほど心に残ったような気がしなくても、あとでよくよく考えてみると「あの映画を見たおかげで、それまでとは何かが変わったなあ…」と感じさせる映画って、ありませんか? 私、あるんですよ。今日は、そんな映画の話。

 で、それは何という映画かと言うと「UDON」。邦画です。

 2006年夏(もう4年前になるんですね)に公開されたコメディ映画です。監督は「踊る大捜査線」の本広克行監督。主演はユースケ・サンタマリアと小西真奈美。一応、興行収入は13億円だそうで、ヒット作と言っていいんじゃないかな? 皆さんはご覧になりましたか?

 映画の内容は、前半は、讃岐うどんがブームになるまでをリアルな情報を交えながら描き、後半は主人公とその父親の心のふれあいと和解がテーマとなります。で、私の人生を変えたのは、前半部分の「うどんがブームになるまで」の部分(笑)。こっちなんですねえー。

 実は私、これでも関東の人間なんで、うどんという料理を、実は馬鹿にしていました。腰のない柔らかくて消化のよさそうな麺と、濃くて辛い汁。腹持ちが悪いくせに、値段は高い。その割には、かっこ悪くてダサイ食事。そんな風に思ってました。

 なので、そば屋に行っても、まずうどんを食べる事はありませんでした。だいたい、食べるのは、そばか丼もの。うどんを食べるなら、カレーうどんか鍋焼きうどんくらいでした。なんか、あのブチブチ切れる麺が大嫌いだったんですよ。

 とは言いながらも、たまに旅行で関西方面に行くこともあり、そんな時は、ご当地のB級グルメを食するのが大好きな私なので、現地のうどんも何度か食べました。ま、さすがに関西のうどんは美味しいとは思いましたが、所詮は旅先で食べる、特別な料理。こっちで普段食べるうどんとは、ちょっと違うわけで、やっぱり、うどんに対する悪いイメージを払拭するほどではありませんでした。

 それが、何気に見た、この「UDON」という映画で、ガラっとうどんのイメージが変わちゃったんだから大笑い。今まで馬鹿にしていた料理が、今では好物になっちゃったんだから、ほんと、人生なんて、分からないものです。

 この「UDON」という映画、とにかく、見終わると、讃岐うどんが食べたくなります。ムショウに食べたくなります。あれって、なんなんでしょうね?

 そしてポイントは、讃岐うどんってところです。普段、こっちで食べている、グダグダのうどんではないのですね。讃岐うどんが食べたくなるわけですよ。で、「讃岐うどんって何?」ってところから始まるわけですよ。

 偶然、我が地元にも、讃岐うどん屋というのが何軒かあります。今までの私は、うどんを馬鹿にしていたので、その手のうどん屋を見ても基本スルーでして、入って食べようなんて、全く考えなかったわけです。つまり、うどん屋なんてものに、興味も関心もなかったわけです。ところが映画を見終わるや否や、頭の中で情報検索が始まって「あそこと、あそこと、あそこに、うどん屋があるよな、確か…」なんて感じになって、さっそく、出かけたくなるわけです。

 で、実際に、そういう店に入ってみると…いやあ、うどん屋のうどんって、そば屋のうどんとは全然違っているんですよ。いやあ、ビックリ。うどん屋で食べるうどんの美味しいこと。いやあ、驚いた。

 なにしろ、麺にコシがある(笑)。腹持ちがいい。それと、サイドメニューの天ぷらとの相性が抜群。かけうどんにトッピングを載せただけのバリエーションではなく、「ぶっかけうどん」とか「釜玉うどん」とか「釜あげうどん」なんて、私の知らないうどんの食べ方もあって、これらが、また美味いし…。それどころか「しょうゆうどん」なんて、茹で麺にただ醤油をかけただけのモノが、こりゃまた、美味いんだ。

 小麦の食べ方としては、うどんという形態が、一番正解な方法なのではないとすら、思うようになりました。

 ほんと、私、すぐに讃岐うどんにはまりましたよ。一時期は休日ごとにうどん屋に出動していました。いや、それどころか「ホンモノの讃岐うどんが食べたい」とか思って、香川県に行って…とまではいかず(汗)、ヘタレなものですから、讃岐の代わりに新宿の「東京麺通団」に通ってみたりとか、どっぷりうどん文化に取り込まれてしまいました。

 元々、めん類大好き人間だし、横浜中華街でブイブイ言わせていた人なので、麺といえばラーメンな私でしたが、映画「UDON」をきっかけに、今ではすっかり、麺と言えば“讃岐うどん”な人になってしまいました。

 はい、人生…と言っても、食人生ですが、この映画を見たおかげで、ガラと変わりましたよ。讃岐うどん、大好きです。リタイヤしたら、四国に行って、霊場巡りではなく、うどんや巡りをしたいと思っているほどです。

 アイ・ラブ・ウドン…ほんと、そばを食べなくなりました(笑)。

[しかし、ダイエットを真剣に始めたのに、食べ物の話をするなんて…業だな:笑]

2010年5月22日 (土)

スジエビ6匹投入! しかし…

 そう言えば、スジエビが我が家の水槽に仲間入りしたことを、皆さんには、きちんと報告していませんでしたね。

 そうです、スジエビちゃんたちを6匹、入れました。一匹150円でしたから、6匹で900円。6匹購入したのは、どうせ水槽に入れても、すぐに落ちると思ったからなんですが、ううむ、全然落ちない。みんな、元気でゴールデンウィークを過ごしちゃいました。ヤマトヌマエビが3匹いますから、これでエビ族は9匹です。よかった、よかった。

 と思っていたら…、ゴールデンウィークが終わるや否や、バタバタバタ~とエビが落ちてしまいました。ちなみに、エビって、生きている時は黒~グレーな体色なんですが、星になると、赤~白の、あのおなじみのエビの色になります。おもしろいですね。

 エビ族は9匹いるかと思っていたら、もう最近では、ヤマトヌマエビ2匹、スジエビ2匹の合わせて4匹になって、落ち着いてしまいました。

 原因としては、色々あると思うのですが、スジエビを入れる前までは、長くヤマトヌマエビ3匹で安定していのが、スジエビを入れたため、エビの総数が増え、一時はそれでもなんとかやれていたのでしょうが、気がつけば、ヤマトヌマエビ2匹とスジエビ2匹の合計4匹になっちゃいました。もしかすると、ウチの水槽のエビ定員が3~4匹なのかもしれません。どこの水槽にも定員と言うのがありますが、定員を越えると、やはり無理は効きません。

 ちなみにウチの金魚定員は5匹です。6匹にすると、弱い奴が必ず星になって5匹で治まります。

 そうそう、ちょっと調べたところ、スジエビは他のエビとはだいぶ性質が違うみたいです。おもしろいですよ。

 例えば、エビ一般は草食で、藻とか苔とかを食べるんだけれど、スジエビは肉食で、金魚と一緒に金魚のエサを食べます。ううむ、その金魚のエサは金魚たちが食べ尽くすので、エビまでエサがまわってこなくて飢え死にしちゃったかな?

 また、スジエビはことのほか、水温の上昇に弱く、25度を越えると全滅してしまうのだそうです。ゴールデンウィーク中の水槽はきっと熱かったろうねえ…。少なくとも20度以上の水温はあったと思う。それが原因かもしれないが…ウチの水槽は、真夏は確実に30度を越えるので、遠からずスジエビ全滅なんだろうな。

 で、スジエビを入れた事を後悔しているかと言うと、全然そうでもなく、むしろうれしいくらいです。と言うのも、ヤマトヌマエビは臆病で、姿をちっとも見せてくれないのですが、スジエビは大胆不敵でよく姿を見せてくれます。やはり、ペットは姿を見せてくれてナンボと言った部分はあるので、スジエビはなかなかカワイイですよ。

 なんとか、エビ族4匹で、夏を乗り切ってほしいなあと思います。

2010年5月21日 (金)

30分、アドリブ一本!

 やっと、ラ・フォル・ジュルネ関連の話が終わりました。ああ、我ながら、長かったなあ…。さて、これでようやく、通常運転に戻れます。長期連載をしている間に、色々な事をしました/起こりました。まずは時間を逆上って色々書いていきたいと思います。

 と、言うわけで、フルートのレッスンに行ってきました。しかしながら、今回の記事は直近のレッスンの話ではなく、二つ前のレッスンの話です。つまり、ゴールデンウィークが明けたばかりの頃のレッスンの話です。うわ、完全に時期を外していますが、勘弁してください。

 で、アルテの13課をやってきましたが、結論から言えば、ひとつも合格しませんでした。残念。理由は二つ。

 一つは練習不足です(笑)。何しろ今回は、ゴールデンウィークが間にあったわけですが、このゴールデンウィークの少し前に風邪をこじらせて、体調を崩してしまいました。で、ちょっと良くなると…せっかくの連休だからと言って、遊びに出かけちゃうので、また具合が悪くなって寝込むし、連休中はお医者さんも休みだし、もらった薬は無くなるし…。そんな繰り返しの中で、時間を見つけては練習をしていたのですが、やはり練習の絶対量としては、かなり少なめになっていました。

 楽器と言うのは、きちんと練習をすれば、それなりに上達しますが、練習をしなければ、やはり上達はできません。そういうことです(笑)。

 もう一つの理由は、ラ・フォル・ジュルネ関係の記事の中で書きましたが、アルタスの田中会長のアドヴァイスに従って、フルートの組み立て方を変え、頭部管の向きを変え、フルートの構えやら吹き方やらを変えたので、それに私自身がまだ順応しきれていないためです。

 この新しいスタイルですが、笛先生には好評でした。ピッチも音色も格段に良くなったそうです。ただ、慣れていないせいか、私のクチビルが固くなっているので、高音部は発音に苦労し、低音部は息もれが目立つそうです。ま、習うより慣れろという部分もあるので、しばらくは音作りのレベルから始めて、このスタイルに慣れることにしたいと思います。

 と言うわけで、アルテは一つも合格しませんでしたが、まあ、長い人生、そんな日もあっていいかなって思います。とにかく、今はこのフルートの組み立て方に慣れることが先決。特に、現在の大きな課題はクチビルかな? たしかに硬くなっていると思います。まずはこのクチビルをほぐすところから始めないと、いくら指の練習をしても上達しません。ははは…。

 で、早々にアルテが終わってしまったので、残りのレッスンの時間を使って、30分一本勝負をしてきました。どんな勝負かと言うと…

 …アルテの13課は、私にはなかなか難しいです。確かに練習時間も少なかったし、スタイルも変更したので、いつもより大変だったということはあるけれど、それでもやはり13課は難しいです。何が難しいかと言うと…A-dur(イ長調)。これが難しいです。なにしろ、#が三つですからね。それに、第三オクターブのEとFisとGisという、フルートだと嫌いな音がバッチリ出てきちゃいますからね。特にイヤなのがFisとGisの連結。指がガタガタしてしまうので、フルートの構えまでガタガタしてしまいます。それでポイントを外すんですね。

 と言うことで、私はA-durがあまり得意ではないので、このA-durの練習をたっぷりしましょうと言うことで、アドリブ練習をする事になりました。

 やる事は簡単です。先生がピアノで、A-durのバッキングをしてくれるので、私はそれを聞いて、そこに適当なメロディを即興でドンドンはめていくっていう、ただそれだけの練習です。

 始める前に受けた注意は、アドリブだから、何をやってもいいけれど、間違った事だけはしないで欲しいということです。

 へ? 間違った事? そうです、アドリブに正解はないけれど、間違いはあるんです。そこを念押しされました。…いやあ、いつも間違ったアドリブ(世間では“デタラメ”と言います)ばかりやっているからなあ(汗)。

 最初は、A-E7を繰り返すだけのバッキング。これは簡単…と言いたいけれど、やっぱり、慣れていないので、ちょっと大変。でも、コードチェンジが単純なので、フルートもコードの音だけを演奏していけばハマるので、まだ楽です。先生がコードを変えれば、それに応じてフルートもコードを変え、先生がリズムを変えれば、こっちもリズムを変えていくだけです。それの繰り返しだし、簡単なアドリブだけれど、なかなかおもしろいです。

 そのうち、コード進行が複雑になりました。例えばA-F#m-Bm-E7とかね。もうここまで来ると、私の手に負えません。コード内の音だけ使ってなんて…どのコードなのか分からなくなっちゃうので、無理です。

 そこで登場するのが、スケールです。

 どのコードが鳴っているか分からなくなったら、ひとまずA-durのスケールでアドリブです。当然、スケールの中にはコード外の音もありますから、ハマる音とハマらない音があるのだけれど、ハマらない音は、即座に経過音として流して、ハマる音をチョイスしながら演奏をするわけです。これが結構おもしろい。もう、何がなんだか分からなくなったら、ルートのAか、5thのEを吹いていれば、とりあえず治まる(笑)。それでも間違えると…なんかアラビア音楽っぽい響きになります。

 ときおり、アラビアっぽくなってしまったけれど、大体において、良かったと思います。先生から言われた事は、もっとリズムを細かく刻んで演奏するとよいでしょうという事です。私は四分音符を基準にメロディを組み立てたけれど、これを八分音符とか十六分音符を基準にメロディを作れると、“経過音”の処理がもっとうまくできるので、なるべく細かいリズムを刻んで演奏するとよいのだそうです。

 今までコードを使ったアドリブばかりを考えてきましたが、スケールを使ったアドリブってのも、なかなかおもしろいなあと思いました。とにかく経験を積んでいかないとね。
 こういう風にスケールを使ったアドリブをかましていれば、指にスケールが染み込むわけですね。いい練習だと思いました。だいたい、楽しいし(笑)。

2010年5月20日 (木)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その9…2010年のラ・フォル・ジュルネに参加して感じた事

 まず第一の感想。お土産を買って帰ろうと思っていたけれど、肝心のお土産がそんなに売ってないんだよね。グッズの大半が、去年のモノやそれ以前の商品ばかり。新作が無いってわけではないけれど、なんかこう、ピンと来るものが無いんだよね。ショパンダ(ピアノ弾きのパンダのキャラ)は悪くないけれど、ちょっとガーリー過ぎるので買えません。ホント、こっちは土産を買いたくてウズウズしていたのだけれど、なんかこう買いたい気持ちにさせるものがないんです。

 それに、なんか、年々、グッズ販売そのものが、減ってきているような気がする。いやいや、グッズ販売以前に、協賛する会社が減っているような気がするし、展示ホールに入っている店の数がグングン減っているような気がする。

 音楽祭そのものは楽しいし、人出もたくさんあるけれど、不況のせいか協賛企業の数が明らかに減っています。主催者側に元気が無くなってきている事を、肌で感じます。なんか、寂しいですね。終わりが近づいているのかな?

 ミュージシャンとか有名人の姿が、ステージ以外の場所では、めっきり見えなくなりました。以前は、東京国際フォーラムの色々なところにミュージシャンがいたし、テレビに出てくるような人もいましたが、今回は、ほんとにその手の人の姿を見かけなくなりました。むしろ、銀座の楽器店や駅前のビックカメラの方で見かけるほどです。お客と出演者の動線を分けたのかな? これも寂しい事ですね。今までは、海外ミュージシャンにも気軽に声がかけられたのにね。その代わり、レコード店主催のサイン会はやたらと増えました。サイン会に出てくるような大物ミュージシャンは良いけれど、そのレベルにまだ達していないミュージシャンと接する事ができなくなって、ほんと、寂しいです。私はそういう若いミュージシャンを応援してあげたいですよ。

 レコード店と言えば、品揃えについては、出演ミュージシャンのCDがかなり揃っていて、それは良かったと思います。だけど、マスタークラスで取り上げられる曲まではチェックしてなかったみたいで、ヴァイオリンのマスタークラスで気に入った、シューマンのヴァイオリンソナタ第1番の入ったCDが見つけられませんでした。結局、アマゾンで買いましたが、その場で売っていたら、絶対買ったと思う。

 その場で売ってたら…と言うのだと、島村楽器で扱っていた、卓上譜面台が欲しかったな。帰りがけに買おうと思っていたのに、20パーセントオフになった途端に売り切れてしまって、これも結局アマゾンで買いました。結局、展示ホールで買ったのは、ネクタイ(音符柄)だけでした。もっとも、このネクタイ、家に持って帰って以来見つからないのです。おそらく、色々もらったパンフを捨てる時に一緒に捨ててしまったみたいです。ううううーむ、残念。

 その展示ホールだけど、あの座席取りって、どうにかならないかな? 朝、一番でやってきて、荷物を置いて、そのままどこかに行ってしまう人が多すぎる。それでも、演奏が始まる頃には戻ってくるなら良いけれど、演奏によっては戻ってこなかったりする座席もチラホラとあるわけよ。立ち見の人がたくさんいるわけなんだから、そういう人の荷物って、どうにかできないのかな?

 なるべくオカネを会場に落とそうと思って、飲食も東京国際フォーラム内でしようと心掛けている私だけれど、それにしても屋台村に出店している店、私のクチに合わなさ過ぎ(笑)。ほぼすべてエスニック料理ってどうよ? はっきり言って、もっと普通の料理も食べさせて欲しいものです。

 例によって、当日券が少ないですね。とは言え、今年は福袋コンサートとかで頑張っていた事は分かります。でもね、おそらく東京国際フォーラムだけでは、集客力の割に会場規模が小さいんだと思う。もっと演奏会場を増やして、同時多発でコンサートをするべきじゃないかな? もったいないよ、せっかくカモネギ状態の客がうようよいて「さあ、お金を使おーぜー!」と虎視眈々と狙っているんだから、しっかり彼らを喜ばせ、きちんとカッパがないと(笑)。マスタークラスだって、会場を二つ使うくらいに増量してもいいんじゃないかと思うし、会期を以前のように5日間にするとか…とにかく、世界の大都市である東京でやっているという事実を受け入れないとね。ナントでやっているようなやり方では、お客がたくさん、はみ出ちゃうんだと思います。

 それにしても、当日、フラっと来ても見れるコンサートがないというのは、客の立場で言えば、つらいねえ。

 楽器体験をやっている山野楽器さんは頑張っていると思う。特に今年は楽器体験を大人向けにしてくれて、サンキュウです。願わくは、体験レッスンをもっと増やしてほしいと思うし、たとえ時間は短くても、個人レッスンのチャンスも欲しいなあ。以前、島村楽器が楽器体験をやっていた時は、個人レッスン(10分だったけれど)がメインだったでしょう。あれはよかったと思います。結局あの体験があったら、フルートを独学から先生に学ぶ方向に変え、アゲハを購入したわけだから。そういう人って、私以外にも少なからずいると思うよ。

 ワルシャワ市主催のステージは良かった。ああいう、小さなステージを来年も展示ホールに用意して、そこでジャズミュージシャンたちに、セッションしてもらうのって、どうでしょう。マルタン氏は、ポピュラー音楽とか民俗音楽とかも好きなんだから、そういうのもアリだと思います。

 それにしても、協賛企業が年を追う事に減っているのが寂しいです。ラ・フォル・ジュルネの安価なチケットは、それらのスポンサーたちの寄付で成り立っていることはよく分かっています。だいたい、チケット代だけで、あれだけの規模の音楽祭が実行できるはずないもの。だから、もっともっと協賛企業が増えないと、ラ・フォル・ジュルネの将来はキビシイでしょう。でも、世の中は相変わらずの不況だし、協賛企業さんたち的にはなかなか大変な部分はあるのも事実。何か良い手はないものかなあ?

 少なくとも民主党政権の間は、国の文化事業は縮小していく一方だからねえ…。国には期待できません。ラ・フォル・ジュルネ存続のためにも、日本の文化振興政策のためにも、民主党政権には退場していただかないととマズいでしょうね。

 さて、来年の話をしましょう。

 来年のラ・フォル・ジュルネは、本家のナントでは、ポストロマン派だそうです。とは言え、ブラームスからリヒャルト・シュトラウスまでという幅広さだそうです。一応、メインの作曲家はマーラーで、そこにブルックナーと新ウィーン楽派(シェーンベルクとそのお弟子たち)をからませるという陣営のようです。が…日本は、もしかすると、ナントとは別プログラムになるらしいです。

 と言うのも、おそらく、日本ではマーラーやブルックナーとかシェーンベルクをテーマ作曲家として中心に置いちゃうと、集客力に問題が生じる事が懸念されたのでしょうね。ナントのラ・フォル・ジュルネは、地方自治体からの援助で成り立っているので、客の入りは少なめでもなんとかなるそうですが、日本はそういうわけにはいかないのだそうです。日本の場合、オカミの援助は(特に民主党政権では)あまり期待できず、経費の大半は協賛企業たちの援助で成り立っているのが現実のようですが、この不況ですからね。やはり、日本の場合は、集客力第一でプログラムをしないといけません。

 だいたい、ナントと東京では、すでに規模が違いすぎます(もちろん東京の方が大規模です)。同じものができなくても仕方ないです。もっとも、マルタン氏は、東京も、一応ポストロマン派という切り口で行く、と言っているらしいのですが、テーマ作曲家はマーラーとかシェーンベルクではなく、ブラームスにするみたいですよ。なにしろ、来年の日本のラ・フォル・ジュルネでは、ブラームスの全曲演奏を考えているそうです。

 ブラームスの全曲演奏って…ブラームスはショパンと違って、たくさん曲を書いてますよ。たった三日間で、全曲演奏なんてできるのかな?

 と言うわけで、来年の東京はブラームスのようです。私の予想はマーラーだったので、そういう意味では(日本的には)ハズレでした。残念。でも、マーラーとかブルックナーとかワーグナーとか、聞きたかったな。

 そうそう、ワーグナーと言えば、私はどっちかと言うと、ワグネリアンなんですよ。なので、ブラームスは、実はあんまり歓迎しないなあ…。

 でも、やればやったで、きっちりと楽しんじゃうのが私です。だから、まあ、ブラームスでもいいかって気分です。それに、ブラームスがテーマ作曲家なら「ドイツレクイエム」「交響曲第1番」「ヴァイオリン協奏曲」の三つのコンサートに行くのは、すでに規定路線だし、後は声楽曲や歌曲をチョボチョボと選んだり、ピアノ連弾の「ハンガリー舞曲」をセレクトしたらお終いだね。ああ、またまたフルート成分が少なそう。でも、フルート成分ゼロのショパンでも、これだけ楽しめたんだから、ブラームスなら、結構楽しめるんではないかと思います。なんたって、三大Bですからね。ちなみに、三大Bとは、バッハ、ベートーヴェン、ビートルズです(嘘)。

 ミュージシャン的には、昨年、今年と不参加だった、フランク・ブラレイ先生の再登場を切に望みます。あと、モード・グラットン嬢にも来てほしいなあ。でも、ブラームスがテーマだと、彼女の出番はないだろうね。ううむ、残念。

2010年5月19日 (水)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その8…最後はやっぱりフルートでシメる

 体験レッスンが終わった私は、急いで展示ホールに行きました。その理由は…実はヴァイオリンの体験レッスンの裏番組として、マルタン氏の対談があったからです。毎年かかさず出ているマルタン氏の講演ですが、体験レッスンと重なってしまい、やむをえず、今年は断念しました。断念はしたけれど、もしかすると対談が延びているかもしれない、だから急いでいけば、もしかしたら最後の方に間に合うかも…という淡い願いで行ったのですが、どうやら対談の方が早く終わったようでした(涙)。

 対談が終わった展示ホールは、すでに寂しい雰囲気です。と言うのも、マルタン氏の対談が展示ホールでの最後の演目だったので、すでに会場は撤収の風が吹いていました。
 
 
ジャズ編曲のショパン

 そんな中、展示ホールのオオトリを取ったのは、実は、展示ホールにもう一つあるステージで行っていた、ワルシャワ市広報局主催のジャズ編曲のショパンでした。一日に何度もステージを行っていたので、私は注意していなかったのですが、最後の最後というわけで、ちょっとだけ足を停めて聞いてみました。

 フィリップ・ヴォイチェホフスキ、ユスティナ・ガラント・ヴィイチェホフスキ、ジェイコブ・ルポヴィッチの三人による3台6手のピアノによる、ジャズ編曲のショパンでした。室内だけれど、ジャズ編曲だから、PAとエフェクターを通しているし、演奏とコンピューターは連動しているし、音楽と画像(ステージの周囲にはモニタがたくさんある)も妙にシンクロしていたし、なかなかおもしろかったです。ジャズ編曲と言っても、リズムマシン風のビートも効かせながらの演奏なので、むしろフュージョンって言った方がいいかな? とにかく今風なショパンでした。

 取り上げたショパンの曲は以下のとおり。

ワルツ 変ニ長調 op.64-1「小犬のワルツ」
マズルカ イ短調 op.68-2
ポーランドの民謡の主題による幻想曲 op.13
バラード第1番 ト短調 op.23
練習曲第14番 ヘ短調 op.25-2
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11[第一楽章]
マズルカ ニ長調 op.33-2

 CDを発売していたら、買っていこうと思っていたのですが、特にそういうものはありませんでした。ちょっぴり残念でした。彼らの演奏も終わり、ケータリングをしている帝国ホテルのソフトクリームを食べて、最後のコンサートに向かいました。
 
 
カルクブレンナーとフンメルの室内楽

 今年の最後の最後は、室内楽でしめました。このコンサートを選んだ理由は…東京国際フォーラムで行われた、フルートが入っているコンサートは、これしかなかったからです。いやあ、ほんと、今年はフルートが冷遇されていました。別に、カルクブレンナーとかフンメルとかいう作曲家に興味があったわけではなく、室内楽が好きというわけでもなく、お目当ての奏者がいたわけでもなく、単にフルートが聞きたかったからチョイスしただけの話です。

 会場はホールB5、256名入るホールです。私の座席は、舞台真横の後ろの方で、出演者なんてほとんど見えない席でした。今回、一番座席に恵まれていなかったコンサートです。でも、やっとフルートが東京国際フォーラムで聞けると思って、ワクワクして待っていたんですよ。

 一曲目は、カルクブレンナー作曲の「大七重奏曲 イ長調 op.132」。七重奏曲ですよ、面白そうじゃないですか? 出演が舞台に集まってきました。ピアノがいます。おっ、マスタークラスで拝見した、クレール・デゼール先生ですね、こんにちは。コントラバスとチェロがいます。ファゴットもいます。これは低音が充実していますね。そして、オーボエとクラリネットとホルンと…これで七つですね。

 ん? 七つ? そうなんです、フルートが入っていませんでした! ガーン、すごいショック。フルートが楽しみなのに、フルートがいません。ショック、ショック、ショックです。でもでも、このコンサートは二曲やるはずだから、きっと次の曲にはフルートが入っているに違いない、ほんのちょっとの事だろうから、おとなしく待っていよう…。

 はっきり言って、大七重奏って、そんなにおもしろい曲ではありませんでした。それぞれの楽器には、あまりパッとしないけれど、それなりのソロ部分がたくさんあったので、演奏する側から見れば、楽しい曲だろうけれど、聞いている方は結構退屈でした。なんか、曲の展開していく先が読めるんだよねえ。

 それと、ハーモニーがイマイチ硬いんですよ。メインのメロディがクラリネットとオーボエが担当しているわけだけれど、クラリネットとオーボエのハーモニーって、硬くて耳に刺さるんだよね。これ、ホルンが間に入ってくれると、まあまあ勘弁できるんだけれど、ホルンがお休みでクラリネットとオーボエだけのシーンなんて、ちょっとツラかったです。低音も、ピアノとコントラバスとチェロとファゴットでしょ。なんか、音がぶつかって聞こえるというか、低音が何やっているだか、ちょっと不明。ううむ、無名な曲には無名なりの理由というものがあるんだね、よく分かりました。

 フルートの不参加も残念な曲なんだけれど「なぜヴァイオリンが入らない?」ってのが、一番の感想かな。この曲、ヴァイオリンを入れて、ヴァイオリンにメロディを担当させれば、かなりイメージが変わると思うけれどなあ…。特に第三楽章のメロディはぜひヴァイオリンで聞きたかったなあ。

 それにしても「この曲が終われば、次はフルート」と思って我慢して聞いていたけれど、いやあ、長い長い、本当に長い曲でした。

 で、二曲目が最後の曲で、フンメル作曲/ワルター編曲の「木管五重奏のためのパルティータ 変ホ長調」でした。フルートとオーボエとホルンとファゴットとクラリネット。やったあ、フルートが入っていましたよ。ちなみに演奏者は白尾彰さんでした。

 この曲も知らない曲ですが、なんかモーツァルトっぽい感じの曲でした。これも聞くよりも演奏する方が楽しいタイプの曲でした。それにしても、短い曲でした。当然、アンコールもなくて、なんか拍子抜けしちゃいました。最後の最後で、コンサートのチョイスを間違えちゃったみたいです。演奏者さんたちは一生懸命やってましたが、如何せん、曲自体が持っている魅力がかなり不足しているので、退屈なコンサートになってしまいました。こんなのなら、違うコンサートに行けば良かったなあ…。ちょっと後悔。

 この曲が終わって、B5ホールのスポンサーのブルボンのサロンに行って、ジュースとお菓子をいただいて、ちょっとだけのんびりしてから、展示ホールに向かいました。展示ホールは、すでに、あっちこっちのブースが解体されて、いかにも“祭りのあと”って感じになっていました。

 あああ、終わっちゃった。今年のラ・フォル・ジュルネが終わっちゃったよ。そう思うと、なんとなく心が寂しくなりました。

 でも、これで良かったんだと思う。これ以上は、体力的に無理(笑)。それに、お腹一杯になるほど、たくさんの音楽を聞きました。ちょっと苦手だったショパンという作曲家についても、ちょっとだけ得意になれたかもしれない。

 やっぱり、フランス音楽って、つかみ所はないけれど、いいね。いいものはいいね。そう思いました。

 次回は、ラ・フォル・ジュルネ全般に関する、まとめ的な事を書いてみます。

2010年5月18日 (火)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その7…やっぱりヴァイオリンを始めたい!

 サックスの演奏を聞いて、すっかり夜の気分になった私です。東京国際フォーラムの地下から地上に出たところで、日もすこし陰り始め、夜の入り口が迫ってくるのを感じました。

 で、どこに行ったのかと言うと、今回二度目の「楽器体験」です。今度こそは、チェロを体験してやる!
 
 
楽器体験

 チェロチェロチェロ…と勢い込んで行ったものの、サックスを聞いていたため、ちょっと出足が遅れたら…すでにチェロ締め切り。ちなみにヴァイオリンも締め切り。係のお兄さんが「管楽器なら、今すぐに体験できま~す」と叫んでいました。管楽器って不人気なのね…と言うよりも、弦楽器が人気モノなんだね。やっぱり、大人の憧れの楽器と言ったら、弦楽器だよね。分かるような気がします。

 という訳で、管楽器から選択です。まだ体験していないクラリネットをチョイス。本当にお兄さんの言う通りに、順番待ちの弦楽器希望者の横をスイスイ通り抜けて、あっと言う間にクラリネット体験です。

 クラリネット…やっぱり閉じた楽器です。血圧がちょっぴり上がりました。でも、音出しは特に問題なし。サックスがマウスピースを深めにくわえた方が良いのに反して、クラリネットはむしろ浅めにくわえた方が良さそうです。同じシングルリードでも、その辺はちょっと違うみたいですね。お土産に自分が使用したリードをいただきました。うむ、ラッキー。

 クラリネットの体験が終わったところで、妻が「フルートを吹きたい」と言い出したので、一瞬躊躇したものの、私も初心者のふりをして一緒に参加することにしました。なんでも、体験のメンバーに私が入っていれば、当然私は放置プレイになるので、講師の先生が自分につきっきりになってくれるはずなので、それを狙っているのだそうです。

 またも、順番待ちの弦楽器希望者の脇を通って、あっと言う間にフルートの体験にたどり着きました。私はなるべく初心者のふりをして、積極的に自分からは動かず、素人くささを全身でアピールする事に努力し、愚直なまでに先生の指示に従い、アンブシュアも全然作らず、ボーっと息を楽器に入れたんだけれど…素直にキレイな音が鳴っちゃうんだよね(汗)。と言うか、スカーって音を出す方が難しい。何をどうやっても、きれいに音が鳴っちゃうんだよね…。経験者だって、バレバレだったろうなあ(汗)。

 一方、妻には誤算がありました。確かに私は放置プレイになったけれど、体験は三人一組なんですよ。だから、妻の隣にもう一人のお姉さんが座ったのだけれど…この人がもう、箸にも棒にもかからない人で…。まあ、楽器体験だし、そういう人が対象なんだから、全然問題ないのだけれど、講師の先生はそのお姉さんにつきっきりになっちゃって、妻的には、ちょっと釈然としなかったようです。

 少なくとも、妻はフルートを構えられるからなあ…。それどころか、低音のソ~シの音くらいは出せるからなあ…。そのお姉さんは音出しはおろか、フルートを構えることすらできないんだから、先生は当然、あっちに行っちゃうよね(で、結局、音出しすらできなかったようです)。

 ちなみに私が手渡された楽器はYFL-514でした。楽器体験にしちゃあ、いい楽器を貸し出してくれたものです。

 で、多少の誤算はあったものの、無事フルート体験も終わったので、またまた屋台村に行き、口に合わないものを軽く食べて、次を目指しました。
 
 
ヴァイオリン体験レッスン

 はい、私たちが軽く食事をしている間に、楽器体験会場は、体験レッスン会場へと模様替えをしておりました。で、次の私はそこで“ヴァイオリン体験レッスン”を受講しました。

 体験レッスンはグループレッスンでしたが、約1時間のレッスンです。先生の模範演奏。楽器の説明、楽器各部の名称の紹介、楽器の構え方。弓の持ち方、扱い方。左手の練習(第1ポジション)、右手の練習。「かえるの歌」の練習と合奏。「幻想即興曲(簡単なメロディ)」の練習。こんな内容でした。もちろん、ヴァイオリンは一人につき一台ずつ、きちんとあてがわれましたよ。

 楽器も色々なグレードのものがありました。私があてがわれた楽器は、見るからに「初心者向けのエントリーモデル」でした。ヴァイオリンの音は出たけれど、まあ、それだけの楽器でした。ちっとも美しい音ではありませんでした。私が音を出しているという部分を考慮に入れても、響きの足りない平たい音しか出ない楽器でした。

 ま、これがエントリーモデルの実力なのかもしれない(エラそう…)。

 ちなみに妻が弾いていたヴァイオリンは、私のよりもグレードが上の楽器だったと思います。響きというのは、あまり感じなかったけれど、音色がちょっぴり甘い感じで、これはアリだなって思いました。

 とにかく、初歩の初歩の部分だけれど、ちゃんと先生に教わったので、よかったです。なにしろ、ヴァイオリンはやりたいけれど、構え方も知らない私でしたからね。

 やってみた感想。ギターを経験しているせいか、左手の指の立て方とか、各弦の押さえ方とかは、無意識だったけれど、ちゃんとできていたみたい。音程もちょっと探ってみたら、何となく取り方が分かった。

 楽器の構えも、最初はちょっとぎこちなかったけれど、すぐに慣れて、いつの間にか楽器を構えたまま、両手を楽器から離して、色々な作業をしていました。ううむ、思ったよりもおもしろそう。

 逆に難しいなあと思ったのは、やっぱり右手(つまりボウイング)。弓を持つ事自体は苦ではないけれど、これをうまく操作するが難しいです。やはり、ボウイングは慣れと言うか、訓練が必要だと思いました。

 ま、生まれて始めて、ちゃんとヴァイオリンを弾いてみたけれど、しずかちゃんのヴァイオリンにはならなかったよ。一応、稚拙だったけれど、ちゃんと音楽になっていたと思う。ってか、どうやれば、ノコギリのメタテのような音がヴァイオリンから出るんだろ? 普通に扱えば、普通の音が出ました。あとはこれで、ヴィブラートがかけられれば、案外、楽しく遊べそうな気がしました。

 なんか、イケそうな気がする(笑)。

 やっぱり、やりたいな、ヴァイオリン。うん、始めてみたいよ、ほんとの話。

 続きはまた明日~。

2010年5月17日 (月)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その6…ポーランド民謡&舞踏なんて、始めて見たよ

 「ショパン展」を見終えた私は、東京駅のすぐそばにある丸ビルから、隣の駅である有楽町駅のちょっと先にある、帝国ホテルまで、急いでテクテクと移動しました。天気もよく、日射しも強かったので、ちょっと汗まみれになっちゃいました(笑)。

 帝国ホテルに行った理由は……今回のラ・フォル・ジュルネでは、本会場である東京国際フォーラムは、本当に、フルート成分が少なすぎるので、そのフルート成分を補うために、帝国ホテルで行われた、新村理々愛ちゃんのフルートコンサートを見に行くことにしたからです。
 
 
帝国ホテルロビーコンサート

 帝国ホテルって、時々前は通りますが、中に入ったことはありませんでした。なんか、一流ホテルって、ごく普通の市井の人である私なんかは、中に入るのもドキドキするんだよね。でも入ってみたら、横浜のニューグランドホテル(こっちは結構利用してます)にも通じるような雰囲気だったので、結構、くつろいじゃいました。フカフカのジュータンはいい感じですね。

 お目当てのロビーコンサートの出演者は、フルートの新村理々愛ちゃんと、ピアノの今西恭彦さんのデュエットです。もっとも、ピアノと言っても、全編、フルートの伴奏で、ピアノのソロはありませんでした(残念)。

 曲目は以下のとおり。

バッハ作曲「ポロネーズとバディネリ」
ショパン作曲「ノクターン」(いわゆる“愛情物語”です)
ショパン作曲「幻想即興曲」
尾高尚忠作曲「フルート協奏曲[第1&3楽章]」
リムスキー・コルサコフ作曲「熊蜂の飛行」

 コンサートの主役である新村理々愛ちゃんは…たぶん高校生? その年令ですでにプロ奏者としてデビューしているわけで、すごい才能の持ち主ですね(と言うか、才能がなくて、努力だけでプロ奏者やれるほど甘い世界ではない事は、重々承知しております)。彼女の笛の音は太くて、そのかわいらしい容姿には似つかわしくないほどの迫力がありました。若くてもプロフェッショナルな人はすごいものです。

 ただ、ショパンの曲をフルートで吹くというのは、いくら演奏者が凄腕だとしても、やはり座興でしかありません。いや、むしろ、凄腕であればあるほど“ピアノ演奏でない事”を感じさせてしまうので、残念な気分になります。

 ラ・フォル・ジュルネのテーマ作曲家がショパンだから、むりやりプログラムに入れたのでしょうが、やはりショパンはメロディーメーカーと言うよりも、コンポーザーなんだなって思いました。いいメロディーを書くのだけれど、そのメロディーだけを取り出すと、ちょっと寂しい気分がします。やはり、和音の響きの中で支えられて映えるメロディーなので、フルート+ピアノという形態よりも、ピアノソロの方がむしろいい感じになると思います。

 「ノクターン」と「幻想即興曲」は、フルートの演奏で聞きながら、ピアノソロ演奏を心のどこかで待っていました。フルートでの演奏だって、すごく大変なのにね。特に「幻想即興曲」は、かなりテクニカルな難曲だと思いますが、それでもやはり不足感は否めませんでした。

 でも、残念だったのは、その二曲くらいかな? その二曲だって、仕方のない残念さだから、しょうがないです。残りの曲は、かなりがんばっていたし、聞き応えも十分でした。特に尾高氏作曲の「フルート協奏曲」は、抜粋でしたが、よかったですよ。次はピアノではなく、オーケストラ伴奏でこの曲を聞きたいものです。

 ここで、たっぷりフルート成分を注入した私は、東京国際フォーラムに戻りました。
 
 
ポーランド民俗舞踏

 東京国際フォーラムに戻った私は、再び、マスタークラスを受講しようと思いましたが…なんと、マスタークラス、超大人気(爆)。午前中のヴァイオリンのクラスは奇跡的に入場できましたが、今度はピアノ、それもショパンの曲を取り上げるという事もあり、私が会場に到着した頃は、明らかに入場できないくらいの列になっていました。

 さすがに、これは諦めざるをえません。やむなく、マスタークラスを辞めて、展示ホールに行ったところ、なんと、今年のラ・フォル・ジュルネの目玉アーチストである、ゼスポール・ポルスキのパフォーマンスが行われることになってました。ラッキー! 実は、この回の展示ホールでの演奏者は、当日になるまで「有料公演者の演奏」としか発表されていなかったのですよ。それがまさかのゼスポール・ポルスキだったとは。ううむ、これはマスタークラスを辞めて正解だったかもしれません。

 さらに言えば、座席もなんと、偶然でしょうが、センターの最前列に座れました。ううむ、ここでもまたまた“砂かぶり”だよ。ほんと、私は運がいいなあ。

 ゼスポール・ポルスキはポーランドのバンドで、民俗音楽と民俗舞踊のパフォーマンスをするバンドです。ミュージシャン7名とダンサー2名(男女各1)の9人編成でした。ミュージシャンは、一人は歌手(地声っぽい発声でした)で、残りは楽器と歌を掛け持ちしてました。その楽器なんですが、一人はピッコロによく似た楽器(でもたぶんピッコロ)、もう一人がヴァイオリンによく似た楽器(でもたぶんヴァイオリン)は、まあいいとして、あとは全く知らない楽器でした。膝に立てて弾くビオラに似た6弦の楽器(和音が出るんだよ)とか、笙とバグパイプの中間形のような楽器とか、手回しヴァイオリン(弓ではなくハンドル操作で音を出します)とか、小型のチェロのような楽器とか、口に入れてビエ~ンといったような音を出す楽器とか、不思議な音が出る大型タンバリンとか…もう、不思議満開でした。

 曲は8曲やったけれど、半分はヴォーカル入りの曲で、残り半分はインストなんだけれどダンス入り。ダンスは民俗衣装を着て踊りますが、ちょっとバレエっぽい感じです。でも、きちんとしたストーリーがあっておもしろかったです。

 ところどころ、ショパンのマズルカで聞けるようなフレーズがあったけれど、これは彼らがショパンからもらったのではなく、彼らが演奏している民俗音楽の影響を受けたショパンがトリビュートしたものだと、マルタン氏がラジオで言っていたのを思い出しました。ああ、この音楽がマズルカの原形なわけね。

 ラ・フォル・ジュルネに行かなければ、見れない聞けない演奏を聞くことができました。知的好奇心的には、ここがゴールデンウィーク最大の山場だったかもしれません(笑)。

 ほんと、お腹一杯になりました。
 
 
サックスコンサート

 ゼスポール・ポルスキのパフォーマンスが終わるや否や、展示ホールに入っている各ブースが一気に活気づきます。私は島村楽器のブースのそばにいたのですが、ここのブースでは、いきなり「サックスコンサート」が開催されました。演奏しているのは、この楽器店の大人の音楽教室の講師の方。とっても親しみ深いコンサートをやってくださいました。曲目は以下のとおり。

モンティ作曲「チャルダッシュ」
ショパン作曲「幻想即興曲」…この曲はピアノソロで演奏
ピアソラ作曲「リベルタンゴ」

 サックスはアルトサックスでした。いかにも夜な音でしたので、チャルダッシュにしてもリベルタンゴにしても、いい雰囲気でしたよ。

 でも、それよりも私の気を引いたのは、ピアノの音。おもしろい音がするピアノでした。生のグランドピアノでしたけれど、ちょっと素朴な音で、スタンウェイとは全く別物な音のピアノだったのですが、これ、ドイツのザウターという楽器メーカーのピアノなんだそうです。このピアノ、ちょっと気に入ったかもしれない。このザウターのピアノでショパンの曲を弾くと、なかなかいい感じでした。

 と言うわけで、思いもかけずにサックスコンサートを聞いた私は、地上に出て、次に向かいました。次は…続きます(笑)。

2010年5月16日 (日)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その5…シューマンは狂気の人だからね

 エンゲラーさんの演奏でお腹一杯になった私ですが、だからと言って、店じまいにするわけにも行かず、次のプログラムに向かう事にしました。
 
 
マスタークラス(ヴァイオリン)

 やっぱり、ラ・フォル・ジュルネと言えば、マスタークラスでしょう。今回のマスタークラスはヴァイオリンです。先生は、レシス・パスキエ氏、曲はシューマン作曲「ヴァイオリンソナタ第1番第一楽章」です。

 本当は余裕で入れるはずの時間で計画していたのですが、エンゲラーさんがたっぷりアンコールをしてくださったおかげで、マスタークラスの入場制限にひっかかってしまいました。会場に着いた時点で、すでに入場待ちになってしまいました。それも私の前には10人以上の入場待ちの客がいるんです。『中から人が出てきたら、その人と交代して入れます』って事だったけれど、始まる前に退席する人なんていないので『こりゃあダメだな』と半ばあきらめたものの、最後まで何が起こるか分からないのがこの世なので『曲の演奏が始まるまでに入れなかったら、あきらめましょう』と決めて、しばらく待っていました。

 もちろん、誰も開始前に退席する人はいなかったのですが、今回の会場誘導の係員のお兄さんはかなり有能な人でした。なんと、満員の会場で、すでに中にいるお客さんたちにお願いして、10人以上の人が入れるようにしてくれました。もちろん、私も開始ギリギリになってしまいましたが、無事に会場入りできました。ありがと>会場誘導のお兄さん。

 先生と生徒さんと通訳さんが入場されて、すぐに演奏が始まりました。シューマンのヴァイオリンソナタ第1番…私は、この曲、好きかもしれない。

 演奏が終わると、さっそく先生の指導が始まりました。マスタークラスにやってくる先生にも色々なタイプがいますが、今回のパスキエ先生は、観客の前で見せる授業だという事をとても意識していたようです。言葉も、生徒さんに向かって語る言葉もあったけれど、直接観客に向かって語っていた言葉もたくさんありました。

 さて、例によって、私の心に残った言葉を以下に列記していきます。

・音楽を演奏する人には、イマジネーションを表現する権利が与えられています。だから、自分自身の中からわき出るイマジネーションを大切にして、それを表現しないといけません。

・シューマンは高音域が好きではない作曲家です。

・“弓使い”は“息使い”です。

・シューマンはもっとソステヌートで演奏しないと、シューマンの音楽になりません。

・ピアノとヴァイオリンでは音量差があります。ヴァイオリンはよりパワフルに演奏しないといけないし、デュナーミクもより大きくつけないとピアノに負けます。

・ヴァイオリンでは、エモーションはヴィブラートで表現するものです。

・シューマンは狂気の人だから、演奏家も、その狂気につきあわないといけません。

・ヴァイオリンはピアノを、ピアノはヴァイオリンをよく聞き、問題点を分かち合わないといけません。

・弓の中央部で弾く時は、音が弱くなりがちだけれど、そこはきちんと手を使って、弱くならないように弾かないといけない。それはまるで、息をキープしながら歌い続ける歌手と同じです。

・ヴァイオリニストは、歌手と同じような存在であることを自覚しないといけません。

・シューマンを理解するためには、彼の歌曲を聞かないといけません。シューマンのすべては歌曲にあります。だから、シューマンを演奏する人は、歌曲を聞き込まないといけません。

・作曲家の人生について知ることはとても大切な事です。彼らは作曲家である前に一人の人間だからです。彼らの人間性を理解することで、より曲の理解が深まります。
 
 
 このパスキエ先生は、生徒さんを実にたくさん誉めてました。誉めて育てるタイプの先生だと思います。それと、自分のスタイルを生徒に押しつけない先生でもあります。生徒のやりたい方向を見極めて、その方向に向かってのアドヴァイスをする先生です。

 それにしても、ヴァイオリンって、いい音色のする楽器ですね。ああ、うらやましい。

 マスタークラスが終了しました。時刻はちょうどお昼でしたが、昼食を食べている余裕がありません。次のプログラムは…丸ビルに移動して「ショパン展」です。そこで、朝の東京駅で購入したサンドウィッチをつまみながら、丸ビルに移動することにしました。
 
 
ショパン展

 食べながらの移動です。はっきり言って、お行儀悪いです。とても子連れじゃできません(笑)。でも、とっても時間の節約にはなるんですね。国際フォーラムを出てから、つまみ始めて、丸ビルに到着する前には食べ終わってました。それにしても、サンドウィッチの美味しい事。屋台村の食事とはまるで違いました。

 ショパン展、ホームページはこちらです。こちらの目玉はなんと言っても、ショパンの「マズルカ 6-2」の自筆草稿譜面が見れる事です。ショパンの肉筆が見れるんですねえ。お好きな方にはたまらない展示会です。私は、それほどでもないので「ほー、これがショパンの自筆譜ね。ま、モーツァルトほどじゃないけれど、見やすい譜面かな?」程度でした。いやあ、ありがたみの分からない奴でごめんなさい。

 会場には、この自筆譜以外にも、自筆譜のコピーがあったり(これが実によくできたコピーでした)、初版譜があったり、自筆譜と印刷譜が並べてあったり、それなりに興味深い展示会でした。なによりも、この展示会が無料っての、うれしいですね。

 さて、丸ビルを出た私たちは、国際フォーラムに戻るかと思えば、そこを素通りして、別の場所に向かいしました。果たしてそこは…続く(笑)。

2010年5月15日 (土)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その4…これで1500円とはタダみたいなものだね

 今年のラ・フォル・ジュルネの東京国際フォーラムでの開催は、わずかに三日間。とは言え、三日とも出動していたら死んでしまうので、中日は家で大人しくしていました。この日は、NHKがラ・フォル・ジュルネの生中継をしてくれたので、私はFMを中心に聞いてました。いいね、家に居ながら、ラ・フォル・ジュルネを楽しめるなんて。

 で、最終日の三日目は出動しましたよ。そう、まっすぐ、東京国際フォーラムに向かいました。息子君は昨日から、祖父母の家に遊びに行きましたので、今日は夫婦二人きりの強行スケジュールで頑張りました。
 
 
エンゲラーのショパン

 会場に到着して、まっすぐ向かったのは、ガラス棟のG409号室。普段は会議室として使っているこの部屋が今回のコンサートホールです。わずかに153席。私はまたしても、センターの前から2列目という、ベストな位置をキープ。いやあ、ラ・フォル・ジュルネでは、いつも座席に恵まれている私です。

 演奏者は、ラ・フォル・ジュルネのビッグマムこと、ブリジット・エンゲラーです。曲目は変更があって、事前の予定ではショパン半分、リスト半分のはずでしたが、実際はオール・ショパンに変更になりました。

 おやおやと思っていましたが、その理由はすぐに分かりました。エンゲラーさん、風邪をひいて、すごく体調が悪いんですよ。まだ午前中なのに、最初から疲労困憊だし、息はゼエゼエいっているし…。

 後で聞いた話ですが、この日、体調が悪かったのは、エンゲラーさんだけでなく、多くのピアニストたちの体調が悪く、曲目変更とか、サイン会のキャンセルとか、コンサートの演奏者の交代とかがあったそうです。一体、何があったのでしょうか? 誰か、毒でも盛ったのかい?

 とにかく、体調不良だったので、体力的にキツいリストを避けて、手慣れたショパンにしたのでしょうね。でも、私的には、オール・ショパンでかえって良かったです。

 というわけで、曲目は以下の通り。

ショパン作曲「ノクターン 嬰ハ短調 KK IV a-16 [遺作]」
ショパン作曲「3つのノクターン op.9」
ショパン作曲「2つのノクターン op.27」
ショパン作曲「2つのノクターン op.48」

 一曲目のノクターンは「戦場のピアニスト」のテーマ曲、作品9-2は、いわゆる「ショパンのノクターン」と呼ばれる曲で、映画「愛情物語」のテーマ曲です。そんな映画で使われた曲も含まれた、割とポピュラーな曲で構成された、聞きやすいプログラムでした。

 ブリジット・エンゲラーというピアニストは、ホンモノのピアニストですね。曲ごとに音色を変えて演奏しています。やさしくて柔らかい音から、柔らかいけれど芯のある音、粒立ちのハッキリした音を奏でるかと思えば、水面に落とした滴のような音まで。曲の性格に合わせて、巧みに音色をチョイスして演奏するんですよ。

 私は正直、今まで「ピアノなんて猫が弾いても音が出る」とか言って、音色の点では軽くみていたフシがあります(ピアニストの皆さん、ゴメンなさい)が、できる人がやれば、音色のコントロールもバッチリな楽器なんですね。…しみじみです。

 さらに、この人の特徴なんでしょうね。テンポはあまり揺らさずに、デュナーミクの幅広さで勝負をしてきます。小さい音は、本当に小さくて薄くて軽いのに、大きな音は部屋が割れるんじゃないかと思うほどに大きく。

 演奏は良かったですよ。何と言っても、ピアノの音が美しくて…。でも、やはり、CDには、この音は入らないよねえ…。

 それと、エンゲラーさんは、演奏していて、とても息苦しかったようです。時折、演奏中にコホコホやってましたが、そんな事は全然気にならないくらい、立派な演奏でした。これで体調が万全だったらと思うと…やっぱり、すごい人です。

 朝の一番がこれでした。いやあ、このコンサートだけで、すでにお腹一杯です。これで1500円とは、安いねえ…。

 体調が本調子でないのだし、ラ・フォル・ジュルネってアンコール無しのお約束だから、やるべき曲の演奏を終えたら、さっさと解散にしてもいいのに、エンゲラーさん、観客の拍手に答えて、アンコールをしてくれました。それも三曲も。

シューマン作曲「インテルメッツォ」
ショスタコヴィッチ作曲「ポルカ」
ラフマニノフ作曲「ポルカ・イタリアーノ」

 ショパンの後のシューマンは、口直しに最高ですね。さらに、ショスタコヴィッチやラフマニノフまで。これらのアンコールだけでも、たぶん20分くらいあったと思いますよ。お腹一杯食べた後に、これでもかっと、デザートの山が出てきたような感じです。それにしても、ショパンの時に、音色の多彩さに驚きましたが、アンコールの曲もまた、全然違う音色で演奏してました。エンゲラーさんは、単に音が美しいというだけでなく、本当にたくさんの音色を持っているピアニストなんだと思いました。この多様な音色がこの人の武器なんだと思いました。

 私は、このビッグマムのファンになりました。すごいピアニストだよ、この人。

 続きは、また明日で~す。

2010年5月14日 (金)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その3…生プレイエルを聞きました

 夕飯は…ネオ屋台村には口に合わない料理しかないって分かっていながらも、冒険心と「日本食って、本当に美味しいんだ…」という確認のために、ついつい食べてしまいました。東京国際フォーラムを一歩出れば、いくらでも美味しい料理を安く食べられると分かっているのに、高くて口に合わないモノを毎年食べては悦に入っている私です。もしかしてM?

 口に合わないモノを食べて喜んでいるのも、祭りに酔っているからでしょうね。…そんなこんなをしているうちに、夜になりました。
 
 
ショパン歌曲コンサート

 夜になったので、相田みつを美術館で行われた、ショパンの歌曲コンサートを聞きに行きました。席数わずかに110席。私の席は、歌手の真ん前で前から二番目。およそ歌手から3メートルほどの“砂かぶり”な席でした。美術館で行う音楽のコンサートってのは、なかなかいいですね。

 歌手は、ドイツ系テノールのハンス=イェルク・マンメル氏。フォルテピアノは、モード・グラットン嬢。そう、ピアノではなく、フォルテピアノだったんですよ。それも、1848年製のプレイエルピアノ。つまり、ショパン時代のピアノなんですね。

 (伴奏とは言え)フォルテピアノで聞くショパンは、いい感じでした。プレイエルは現代のスタンウェイとは、かなり音色の違う楽器でした。とりわけ、高音域の音は全然別モノ。プレイエルはやさしい木の音がするんですよ。これと比べると、現代ピアノであるスタンウェイの音は、まるで鐘の音にように感じられます。

 奏者のグラットン嬢は、腕はもちろん良いのですが、すごく小さくてかわいい人なんですよ。外人なのに、日本人の小柄な女性並に小柄(笑)。外人なのに童顔(笑)。だから、ちょっと見、小学校高学年程度にしか見えません。でも、キュート、かわいすぎます。実は去年、有田正広氏の伴奏も彼女がやっていましたが、その時から私は注目しています。うむ、来年も彼女のコンサートにぜひ行こう!

 そうそう、曲目はこんな感じでした。

メンデルスゾーン作曲「歌の翼に op.34-2」
メンデルスゾーン作曲「挨拶 op.19-2」
メンデルスゾーン作曲「朝の挨拶 op.47-2」
メンデルスゾーン作曲「旅の歌 op.34-6」
メンデルスゾーン作曲「夜ごとの夢に op.86-4」
リスト作曲「ラインの美しき流れのほとり」
リスト作曲「唐檜の木はひとり立つ」
リスト作曲「私はまさに絶望しようとした」
リスト作曲「毎朝私は起き、そして問う」
ショパン作曲「17のポーランドの歌 op.74」より
   第1番「おとめの願い」
   第5番「彼女の好きな」
   第6番「私の見えぬところに」
   第3番「悲しみの川」
   第15番「花婿」
   第16番「リトアニアの歌」
   第14番「指環」
   第10番「闘士」

 ショパンの歌曲だけでは、コンサートが成立しないので、同時代のメンデルスゾーンとリストの歌曲も一緒に演奏してくました。期せず、三人の作曲家の持ち味比べみたいな感じになりました。

 メンデルスゾーンの曲は、メロディアスですね。その分、ちょっと俗っぽく感じられるかもしれない。音楽優先で作られているんだろうなあって感じます。歌うなら、メンデルスゾーンが一番いいかもしれません。

 リストの曲は、あまり親しみやすいという感じではありません。いかにも芸術歌曲って感じで、風格すらあります。ロマン派の歌曲って、こんな感じですよね。

 ショパンの曲は、他の二人と比べると、少し素朴かもしれない。歌詞に素直にメロディを付けてみました…みたいな印象です。こうやって聞き比べてしまうと…もう一捻り欲しい…というのが正直な感想です。やはり、ショパンは歌の作曲家ではないと言えるでしょう。

 マンメル氏はノッポなテノールでした。グラットン嬢と並んで立っていると、なぜか笑いが込み上げてきます(巨人兵と小人…なんですよ)。声はいかにもドイツ系って感じでした。声量はかなりありそうですが、会場が小さめなので、押さえて歌っていましたが、時折、会場のキャパを越える声を出していました。豊かな音量の持ち主が、軽めの声で楽に歌う感じっていいですね。聞いていて、楽だなあと感じました。

 マンメル氏は、メンデルスゾーンとリストは暗譜で歌っていましたが、ショパンはさすがに楽譜を広げて、結構、じっくりと楽譜を眺めながら歌っていました。きっと、ショパンはレパートリーには入っていないのでしょうね(無理もない)。でも、マンメル氏の歌うショパンは、男性的で良かったですよ。第1番の「おとめの願い」も第三者的な立場からの歌唱で、すがすがしかったです。次は彼の歌唱で、濃いめのドイツリートを聞いてみたくてなりました。

 生演奏で改めて聞いてみて、ショパンの歌曲は第1番の「おとめの願い」と第3番の「悲しみの川」はなかなか良いなあと思いました。この二曲は秀作だと思いました。
 
 
丸の内交響楽団

 マンメル氏のコンサートの後は、本日最後のコンサート、と言うわけで、展示ホールに下りて、丸の内交響楽団の演奏を聞きました。

 もう、夜も深い時間に入ってきたというのに、会場にはすごくたくさんの人がいて、でもこっちも疲れているので、なんとか座席に座りたくて…で、ようやく見つけた席は舞台の上手側の席でした。まあ、ここでもいいやと思って座って演奏が始まるのを待っていました。

 オーケストラの人が入ってきて、ようやく気がつきました。私が座った席からでは、指揮者は見えない。フルートも見えない。いやいや、実は、コントラバスしか見えない。それも、コントラバスの後ろ姿だけ。ヴィジュアル的に最悪な席でした…が、疲労困憊していたので、まあいいやと思って聞きました。それに、コントラバスの人と同じ音を聞いているのも悪くないかなって思ったし…。

 曲目は、ショパン作曲「軍隊ポロネーズ」のオーケストラアレンジ版、リスト作曲の「ハンガリー狂詩曲第二番」、メンデルスゾーン作曲の「真夏の夜の夢」から「結婚行進曲」の三曲でした。

 ここでおもしろかったのは、オーケストラアレンジの「軍隊ポロネーズ」。ピアノ曲そのままな印象のアレンジでした。「へえ、このフレーズはこの楽器がやるんだ~」という楽しみで聞いていました。

 それにしても、コントラバスしか見えなかったわけですが、コントラバスって譜面が遠いね。譜面から1メートル以上も離れて見ているわけで、あれって、かなり目が良くないとキツいなあ。ってか、ほとんど暗譜しているんでしょうね。他の奏者たちと比べて、極端に遠距離で譜面を見ているようです。

 演奏は、とても、熱心にやってましたね。そこがアマチュアの良い部分だと思います。
 最後を丸の内交響楽団でしめて、この日は終了。ラーメン食べて帰りました。いやあ、実にヘトヘトになりましたよ。ごくろうさま。

2010年5月13日 (木)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その2…ピアニストは手首でブレスよ!

 コロベイニコフ君に大満足な私は、次のプログラムに向かいました。次は、ガラス棟の6階で行われる、マスタークラスです。
 
 
マスタークラス(ピアノ)

 会場に着いたのは、開始30分前。それなのに、すでに満席で、私は立ち見になっちゃいました。でも、マスタークラスは座ってみるよりも、立って見た方がよく見えるので、むしろ願ったりかなったりですが、妻と息子君はつらかったみたいです。

 先生は、クレール・デセール先生。生徒さんは、今年、某音大を卒業したばかりの才媛。曲目は、なんとリスト作曲の『巡礼の年 第2年:イタリア 第7番「ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲」作品161番』という大曲。こんな10分以上の曲。なかなか聞けないよ。これ、弾くだけでも、すごい大変な曲だってのは、ピアノ弾かない私でも分かる。すっごいヴィルトォーゾ系の曲です。

 とにかく、この曲を、大した破綻もなく、最初から最後まで弾ききった、生徒さん、すごいです。テクニック抜群です。ピアノの音色が、コロベイニコフ君を聞いた後だったので、ちょっと残念かなって思ったのは、仕方のないことです。でも、コロベイニコフ君とこの生徒さん、ほとんど同じ年なんだよね。

 デセール先生曰く「この曲は、元々がオーケストラの曲をピアノ用にアレンジしたものだから、ピアノ曲のつもりで弾いてはダメ。あくまでピアノでオーケストラを演奏するつもりで弾くこと。だから、あなたはピアニストではなく、指揮者のつもりで演奏しないといけません。常に、それぞれのフレーズが、本来はどの楽器に当てられたフレーズなのかを意識し、その楽器の音を再現するつもりで演奏しないとなりません」と、いきなり生徒さんのピアニスティックな演奏を全否定。曲の最初のフレーズから直しが始まっちゃいました。

 細かな事を指導していましたが、ここでは先生の言葉を列記していきます。

・pppからfffまで、強弱の幅があるけれど、それを単に、柔らかい・強いの感覚で演奏してはいけません。柔らかさの中にあるもの、強さの中にあるもの、それを表現しないといけませんし、あなたが指揮者なら、必ずそうするはずです。

・曲の中で、天国を描写している部分と地獄を描写している部分があります。その違いがはっきりと聞こえませんでした。きちんと、それらを弾き分けてください。

・上腕はなるべく脱力をして、しなやかな腕使いで演奏してください。絶対に、カチカチ弾かないように。

・弦楽器のフレーズは弦楽器らしく演奏してください。ピアノのハンマーが弦に当たる音など聞きたくないです。

・ホルンの箇所は、ことさらにレガートを強調してください。

・このパートは歌手が歌っています。歌手にはブレスが必要です。ピアニストは手首でブレス取ってください。

・ここは、右手は金管のコラール、左手は弦のビブラートです。右手と左手をきちんと弾き分けてください。

・練習する時は、テクニックだけでなく、曲の雰囲気も同時に最初から練習するようにしましょう。

 はっきり書きます。生徒さん、可哀相でした。だって、生徒さんが用意してきた方向と、先生が求める方向が全然違うんだもん。生徒さんは、ピアニストとして、この曲を演奏したのに、先生がいきなり彼女の演奏を全否定して「ピアノじゃなく、オケの響きで!」って言うんだものね。もう、大変なレッスンになっちゃいました。

 でも、このマスタークラスを見ていて、アレンジものを演奏するって、どういうことなのかなって、考えちゃいました。

 アレンジした曲と言うのは、アレンジされたのだから、すでにこちら側の曲として、原曲のイメージを無視して、新たな曲として演奏するべきなのか、それとも所詮はアレンジものなのだから、原曲を前提において、原曲の再現を試みながら演奏するべきなのか?

 と言うのも、ピアノとか歌とかヴァイオリンとかと違って、フルートって、オリジナル曲って、ほとんどないでしょう。大半のレパートリーが、元々は、ピアノ曲だったり、歌だったり、ヴァイオリン曲だったりからの、アレンジものじゃない。ならば、演奏する時は、アレンジものであっても、フルート曲として演奏するべきなのか、それとも、原曲であるピアノ曲、声楽曲、ヴァイオリン曲としての再現を狙っていいくべきなのか? 決して、この問題は、フルーティストにも関係のない事ではないと思いました。

 少なくとも、最初にその曲を書いた作曲家は、その曲のメロディをフルートで演奏することなど前提にしていないわけでしょ。ピアノなり歌なりヴァイオリンなりの楽器を想定して、それらの楽器の特性に合わせて作曲しているわけです。その想定された楽器の特徴は、とりあえず忘れて、その美しいメロディをフルートのためにアレンジしたものを演奏するケースがたくさんあるわけです。

 これって、服で例えば、別の人のためのオーダーメイドの服をもらい受けて、多少の直しをして自分に合わせて着ちゃうようなモノです。ま、サイズの直しくらいならいいけれど、ズボンをスカートにしたり、パフスリーブをストレートに直して、余った布で胸元の装飾を作ったりみたいな、大胆なカットや付け足しだってあるわけで…、そういう事を考えると、オリジナル曲が豊富にある楽器は、こんな事に悩まされずに演奏できるわけで、うらやましい限りです。

 こんな事をウジウジ考えながら、次のプログラムに向かった私でした。
 
 
楽器体験

 次は、去年は子ども向けだった山野楽器の「楽器体験」です。これ、実は今年は“大人対象”になりました~、やったね~、パフパフパフ~。去年は、息子君の楽器体験を隣で指をクワえてみていただけの私でしたが、今年は堂々と体験してきちゃいました。

 まずはアルトサックスをプーです。フルーティストとしては、サックスという楽器は、なんか身近に感じる楽器ですよね。

 もっともあくまでも楽器体験なので、楽器を手にして、音を出したらお終いという、約5分程度の体験なので、どってことはない事なのですが、サックスには触ったこともなかったので、ドキドキハラハラの体験でした。音出しは…楽勝でした。コツは、ちょっと深めにマウスピースをくわえる事だね。たぶん、すぐに簡単な曲なら吹けちゃう勢いでした。

 吹いた感想は…まずはサックスの抵抗感にびっくり。でも、リード楽器って、基本的に閉じた楽器だから、その閉じた部分を息を吹き込んでこじ開けないと音が出ない訳で、最初から開きっぱなしのフルートとは、そこが違うわけだ。だから、サックスを吹くと、ちょっとだけ血圧があがるような気がしました。

 アルトサックスで味をしめた私は、もう一つチャレンジしちゃえ!というので、今度はトランペットに挑戦してみました。

 金管楽器は初体験だったので、ちょっぴり不安でしたが、案ずるより生むが安しって奴で、サックスよりも親しみを感じました。音出しは、速攻でマスターです。って、いうか、マウスピースをクチに当てた瞬間に、キレイな音が出ちゃいました。いやあ、自分でもあまりの簡単さにビックリしました。クチビルが振動しているという感覚は全然なく、ただ、息をラッパの中に入れているだけなのに、プーですよ。指導の先生から「いい音出しますね」って誉められちゃいました。

 もしかすると…金管の才能がある?…のかな??

 コツは…口の中を縦開きにする事かな? トランペットはフルート同様に、開いている楽器だなって感じました。そういう意味では、サックスよりもトランペットの方に(音出しの段階だけなら)親しみを感じました。ま、実際、ペットは金管なので、運指的には全く分かりませんから、曲なんか吹けないんですけれどね。

 しかし、フルートにせよ、オーボエにせよ、サックスにせよ、トランペットにせよ、音出しレベルの初心者の段階では、全く苦労しない私って何?(笑)

 このあたりで、日が暮れました。夜の話は…また明日でーす。
   …ご飯に赤ワインをかけると、マズいぞ(謎)。

2010年5月12日 (水)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その1…コロベイニコフは美音なピアニスト

 実は、この記事、老犬ブログの1000回目の記事です。パフパフパフ~、おめでとうございます>自分。今日からは、老犬ブログも、桁違いの世界(笑)に突入するわけです。ここまで支えてくださった、皆々様、厚く御礼申し上げます。

 と言うわけで、山野楽器を出た私は、一路、わき目をふらずに、途中、有楽町駅の某吉野屋で牛丼を食べて(笑)、ラ・フォル・ジュルネの会場である東京国際フォーラムに向かいました。

 すとんです(笑)。2010年のラ・フォル・ジュルネシリーズに突入して、今日ではや、五日目で、ようやく本編突入です。だって…アルタスの田中会長との出会いが、あんまりにも素晴らしかったので(うっとり)、寄り道が過ぎてしまいましたが、ここからは、ノンストップで、ラ・フォル・ジュルネの報告をしたいと思います(ビシッ!)。
 
 
ピアノ協奏曲第1番

 時間は、14時30分を少し回ったあたり、会場であるホールC(1490席の大ホール)に着いた私です。S席のチケットを握りしめながらも、座席はなぜか、2階の後ろ側。舞台を股ぐらからのぞき込むような座席(ちょっと大げさ)でした。なぜここがS席?と、頭にいくつもの???を浮かべながらも、JAXAiで生き別れた妻と息子と再会です。

 ちなみに私が田中会長と素晴らしい時間を過ごしていた頃、息子君はキッズプログラムでミュージカルの練習をしていたそうで、無事に展示ホールでの発表会(無料コンサート)も終えたようです。「何の役をやったの?」「…その他大勢」 ま、役としてはその他大勢でも、ラ・フォル・ジュルネのあの八角形のステージでパフォーマンスをしたわけですから、りっぱなモンです。

 さて、話はホールCに戻ります。実は私が座っているこの席、舞台全体を見渡せるのも良いのですが、実は音がすごく良かったです。ホールCは何度か入ってますが、いつも一階でした。はっきり言って、一階は音響的にはダメです。なんか、音が散っちゃう感じです。だからホールCって期待していなかったのですが、二階はいいですね。なかなか良いです。と言うのも、一階では散ってしまった音が、ここ二階では集まってくるんですよ。舞台からは、とぉ~~っても、遠いのですが、音楽鑑賞という面ではなかなか良いです。文句を言わせてもらうと、舞台から遠い分、音の分離能が悪いのが欠点かな? ほぼモノラルに聞こえるのね。それが残念なところでした。

 このコンサートは演目で選びました。1曲目が、ショパンが世に出るきっかけとなった、デビュー時の大ヒット曲である『モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 op.2』です。あのシューマンが「世界よ、刮目せよ、天才の登場である」とアジった曲です。

 テーマ部分がモーツァルトの作曲で、これに若き日のショパンがアレンジを加えて、ピアノ付きの管弦楽曲にしたものです。いわば、モーツァルトとショパンのコラボな曲です。これを、アンドレイ・コロベイニコフのピアノ、イプ・ウィンシーの指揮による香港シンフォニエッタの演奏で聞きました。

 アンドレイ・コロベイニコフさん、まだ24歳のロシアの若いピアニストさんですが、天才みたいですね。12歳で大学の法学部に入学して、17歳で大学卒業&司法試験合格で、そのまま母校で法学の先生を1年やってます。その間の15歳でモスクワ音楽院に入学して19歳で卒業。在学中にスクリャービン国際コンクールに優勝し、ラフマニノフ国際コンクールにも第2位となり、音大卒業後、世界デビュー&レコードデビュー。現在も、音大と法律大学の両方の大学院で学びながら、売れっ子ピアニストとして世界中を駆けめぐっているそうです。

 いるんだね~、そんな人が。

 きっと、将来、大物になるんだろうな、この人。「私は、コロベイニコフが若いときに、東京で、生を聞いているんだよなあ」って将来自慢できそうです。あ、指揮者とオーケストラは、去年のラ・フォル・ジュルネで、高木綾子姫の伴奏をしてくれたコンビですね。

 感想ですが、実はこの曲、CDを聞いて勉強していた時は、評判の割には、パっとしない曲だなあ…と思っていた曲なんですよ。と言うか「ショパンって、オケの扱いが下手くそだな…」と生意気な感想を持っていた曲なんですが、生で聞いた印象は、ちょっと違いました。

 ピアノの音が、すごくイキがいいんですよ。それこそ、のだめじゃないけれど、ピアノから丸い真珠のようなキレイな音がプルンプルン出てくるような、そんな感じの、実にきれいで元気なサウンドがピアノがらポロポロ出てきます。

 思わず「うわーっ」って言っちゃいました。曲は(やっぱり)大したことないですが、ピアノがキレイ。半端なく、キレイな音でした。はっきり言って、ピアノの音だけで、聞けちゃった演奏です。すごかったよお~。とにかく、ピアノのプルプルな音と、オケのグイーンって感じの音の対比がおもしろかったです。

 二曲目は「ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11」です。のだめのクライマックスで演奏していた曲だし、ショパンコンクールで毎回演奏される曲ですね。NHKのショパン特集でも、見事第1位に輝いたあの曲を聞きました。

 やっぱり、ピアノがいいわ~。真珠のような音色のピアノなんだわ~。この曲って、耳タコなんだけれど、最後まで飽きずに聞けました。実は、最後まで飽きずに聞けたのは…私くらいかもしれませんね。と言うのは、第二楽章に入ったあたり(つまり、開演後40分くらいして、あっちでバタン、こっちでボトンと、結構、派手に音が聞こえるので、周囲を見渡すと、かなり多くの人が就寝中。バタンとかボトンとかの音は、膝から荷物が落ちる音でした。まあ、ショパンの協奏曲の第1番って、有名な割には退屈な曲だからね…思わず寝てしまうのも分からないわけではありません。私だって、ピアニストの美点に気づかなければ、グースカ、船を漕いでいたかもしれないもの。

 でも、良かったよ。

 コロベイニコフ君もノリノリだったみたいで、ラ・フォル・ジュルネでは御法度のアンコールをしてくれました。曲目はたぶん、マズルカの25番、作品33-4って奴だと思う(案内が出なかったので、私の記憶から照合:笑)。これだけ美音なピアニストは、オーケストラ無しの演奏の方が、ぐっと良さが引き立ちます。いやあ、約5分間、彼のピアノに酔いしれました。良かったです~。アンコール演奏が一番よかったかもしれない(笑)。

 ちなみに、ホールCは日清製粉がスポンサードしているので「油で揚げないから揚げ粉」を入場の際にいただきました。ラッキー!

 続きは、また明日っす。

2010年5月11日 (火)

ラ・フォル・ジュルネに行く前に、アルタスフルートフェアに参加しました その3

 さて、フルートの準備ができたら、今度は倍音のコントロールの話です。

 今の状態のままでフルートを鳴らすと、これは倍音の少ない音です。みんなで、同時に吹くと、音が微妙に違っていて、かなり気持ち悪いです。うわー、こんなんじゃ、アンサンブルなんてできやしません。

 「ちょっと聞いてください」と言って、田中会長がフルートを吹き始めました。最初は、倍音の少ない音です。ところが、あるところで、いきなり、音が深く太くなり倍音が豊かになりました。「何をしたと思います?」と尋ねられましたが、外見では何も変化もないので、よく分かりません。

 田中会長が口の中を開けて見せてくれました。「これが最初の状態、これが後の状態…」口の中の舌の位置が変わっていました。最初は普通の位置に舌がありましたが、次は舌がかなり奥まった位置まで下がっていました。「これは人によって違うかもしれないけれど、私はここ(と言って喉仏を指さしました)をうんと下に下げることで、倍音を増やします」

 これって、実は、声楽家が深い声を出すテクニックと一緒です。声楽家は喉仏を下げて、息を後ろにまわして、深い声(つまり、倍音がたっぷり載った声)を作るのですが、それとテクニック的には、ほぼ一緒です。いわゆる“あくびのクチ”って奴ですね。

 「さあ、今度は倍音をたっぷり載せて、一緒に吹いてみましょう」 さっきは微妙に違って汚かった音が今度はきれいに響きました。「どうですか、アンサンブルに必要なのは、倍音豊かな音なんです。フルートアンサンブルがしばしば汚い音になってしまうのは、メンバーの中に、倍音の少ない音で演奏する人がいるからです。メンバー全員が倍音豊かな音で演奏すれば、こうやってきれいにハモるんです」 納得です。

 ちなみに、もっともっと、豊かな倍音を得るためには、その状態で、さらに息を上向きにすると良いそうです(これはかなり難しいです)。

 最後にみんなで(録音だけど)モイーズの演奏を聞きました。これだけ習った後で聞くモイーズは素敵でした。倍音の変化とかピッチの調整の加減とか、そういうものを駆使して、モイーズが音楽的な演奏をしている事が分かるようになりました。

 だいたい、ここまでで2時間の講演会でした。感謝です。ありがとうございました。

 最後に質疑応答の時間になりました。出てきた質問は二つで、最初の質問はEメカについて、もう一つの質問はC管とH管の話でした。

 まず、Eメカについてですが、フルート製作者としては、フルートにEメカを付ける事をどう考えますか、という質問に対して、Eメカを付ける事を薦める、のだそうです。なぜなら、Eメカを付けた方が楽だし、安心だろうし、楽器は演奏者にとって有利なものを使うべきだから、なるべくEメカを付けましょうということです。

 フレンチスクールの人で、Eメカをいらないという人がいるけれど、あれには理由があって、フランス人と言うのは、実に器用な人たちなんだそうで、そんな器用な彼らにはEメカの必要性は感じられないので、いらないのだそうです。でも、フランス人でない人は、それほど器用ではないので、そんな事で余計な気を使うよりも、Eメカを付けた方が楽でしょうから、積極的に楽をしましょう、ということでした。

 かのベネットはオープンGシステムのフルートを吹いているので、実際はEメカ付きのフルートを吹いているのと同じようなものなんだそうです。プロでもEメカを付けるんだから、アマチュアの人は無用なこだわりを捨てて、Eメカを付けた方がいいでしょう、という答えでした。

 もちろん、Eメカをつけることで、多少、音色が変わったり、ピッチに変動があったりはするけれど、それは好き好きの問題であって、大きな問題ではないそうです(つまり、ほんのちょっとであっても、ここが気になる人には、Eメカは薦められないということです)。

 そこで私が「私のフルートにはEメカは付いてません」といったところ「今日、調整会の予定入っている?[私:入ってます]じゃあ、後でコルクを貼ってあげるよ」と言ってくださいました。

 次は、C管とH管のどちらのフルートがお薦めかという話です。結論は単純な話で、Hの音が吹きたければ、H管を使うべきで、Hの音を吹かないなら、C管の方が良いでしょうという事です。理由は「フルートはC管の方が、H管よりも響きが良いから」です。ちなみに、C管よりもD管(昔はD管のフルートも普通にあったそうです)の方が、もっと響きが良いそうですが「私はCの音が吹きたいから、D管は使わない」ので、C管がベストだと考えているそうです。

 というわけで、講演会が終わりました。私は、その後、引き続いて、調整会に行きました。

 今回は二人の職人さんが来ていました。いつもの(アゲハの製作者である)Sさんも来ていましたが、私の順番の時に、Sさんは別の方のフルートを調整していたので、今回は、もうお一人の職人さんがアゲハの面倒を見てくれることになりました。

 今回、アゲハの調整を担当してくださる職人さんは、フルートケースのフタを開けてみるなり「これはあっち(Sさん)で調整した方がいいよね」と言いましたが、Sさんがそちらでお願いしますという、軽いやりとり(半分、ジョークですね)がありました。…が、つまり、職人である彼は、フルートをひとめ見るだけで、誰が作ったフルートなのか、即座に分かるというわけなんですね。ううむ、奥深いです。

 調整が始まると、田中会長がやってきて「そのフルートにコルクを貼ってあげてください」と命令(?)をしました。もちろん、どれくらいのものを、どういう向きで貼るべきかという指示も付けて…。そんなわけで、職人さん、なんか大車輪で調整を始めました。無料調整会なので、時間は30分しかないのですが、いつもなら、フルートを分解して調整していただけるのですが、今回はその過程はすっ飛ばして、ネジでの調整のみ。それでも15分はかかりました。で、一通りの調整を終わってから、新しいコルクを取り出して部品作りです。

 コルクを貼る…とは、裏Gisホールの1/3ほどをコルクで塞いで、管内の息の抵抗を増やす事なんだそうです。裏Gisホールの抵抗を増やすと、高音Eが多少スムーズに出るようになるので、そういう改造手術なんだそうです。これはコルクを貼るだけなので、もしも気に入らなかったら、次の調整会の時にコルクを剥がせばいいだけの可逆性に富んだ簡便な手法なんだそうです。

 ちなみに「お手間をおかけして申し訳ありません」と言ったところ、「こんな事は、滅多にやりませんから、時間がかかって申し訳ありません」と逆に謝られてしまいました。実際に30分のところ、作業終了まで45分もかかってしまいました。当然、次の人がプリプリして待っていました(ごめんなさい)。さらに、コルク貼りの作業が終わったところで、職人さんは海外アーチストさんに呼び出されてしまった(ラ・フォル・ジュルネ開催中なので、店内には海外アーチストさんがウジャウジャいるわけです)ので、アゲハの最後の確認と磨きは、田中会長自らがなさってくださいました。

 なんか、今回のフルートフェアでは、田中会長にお世話になりっぱなしで、感謝です。言葉をたくさん交わしてもらいました。なんか、私、会長のファンになりそうです(笑)。

 コルクを貼ってもらった結果…左手のみの運指の時の音のうわずりが多少マシになったような気がします。それに、ちょっと音色が変わったような気もします。華やかさがちょっと減って、落ちつきが出てきたような気がします。まあ、次の無料調整会まで半年あるわけだから、しばらくこの状態で様子をみたいと思います。

 せっかくフルートフェアに来たのだから、お約束のゴールドフルートもたっぷり試奏してきました。アルタスのゴールドフルートは、私好みのいい音色です。これは好きだなあ…。

 そう言えば、ヤマノ楽器のあっちこっちで、ラ・フォル・ジュルネのアーチスト札をぶらさげたままで、やったらと上手な方々が楽器を試奏しまくっていましたよ。それにしても、あのヴァイオリンの人は、まるでピアノのように正確な音程でヴァイオリンを演奏していたよ、すごかったなあ…。

 さあ、いよいよ、私は東京国際フォーラムに向かいますよ(爆)。続きはまた明日。

2010年5月10日 (月)

ラ・フォル・ジュルネに行く前に、アルタスフルートフェアに参加しました その2

 フルートは正しく組み立てれば、音合わせの必要がないほど、正しい音が出る。出ないのは、演奏者が正しい音で演奏をしないから。話はここまで進みました。

 ハーモニックスの整合性が取れるようにフルートを組み立て、頭部管をかなり内向きに組み立てれば、それでOKなはずですが、現実問題として、それでは音が高くなってしまう人が大勢いるのは事実、それはなぜでしょうか?

 それは「息が強すぎるから」なんだそうです。大きな音を求めるあまり、息を強く吹き込んでしまい、結果として、間違った音となって、ピッチがうわずるんだそうです。でも、フルートはそんな強い息で鳴らすようには作っていないという話です。

 では、どれくらいの息が必要なのか。私たちは一人一人、田中会長に確認してもらいましたが…実はかなり弱々しい息でないとダメでした。私的には「え、これでいいの?」って感じでした。おそらく、ろうそくに向けて息を吹きかけたら、炎はやさしく揺れるかな? だけど絶対に消せない…そんな程度の息の強さでした。意外でした。かなりと言うか、とっても弱めの息で十分みたいです。

 え、こんなので、フルートが鳴るの? やってみたら、ちゃんと鳴りました。それもかなりキレイな音で(汗)。第1オクターブはもちろんですが、第2オクターブも第3オクターブもです。ただし、ちょっとコツが必要です。高い音になるほどに、息の強さを変えずに、ただ口の中をドンドン縦開きにしていくのがコツです。これで楽にキレイな音が出るんですよ。…とは言え、むしろ、そんな弱々しい息をキープし続けるもの、かえってシンドイ話だと思いました。

 さらに田中会長が言われました「息がちょっとでも、ほら、感じるでしょう。フルートが鳴っている事を」…確かにそうなんですよ。息はちょっとしか使っていないのに、フルートそのものが、ブルブル震えているんですよ。まるでヴァイブレーターが仕込まれているかのように。優しく息を吹き込んであげることで、フルートが自由に鳴り出すんですね。だから、息は弱くても、管体が鳴るので、大きな音が出るんですよ。

 これを自分のモノにできたら、フルート演奏がすごく楽になるだろうなあ…。

 とにかく、息の強さをとても弱めにする事で、音のうわずりは防げるし、適切な音量が得られるのです。不思議です。でも、そういうふうに作ってあるなら、そんなもんなんでしょうね。

 さて、では、今度は逆に、音のぶら下がりを防ぐためには、息を強めればいいのか? それは違うのだそうです。息は絶対に強くしてはいけないのです。

 音のぶら下がりを防ぐには、音の吹き込み角度をより上向きにする事(つまり、アゴを前に出していきます)で、ピッチをあげて演奏する事ができるそうです。そのために歌口は内向きにして、音の吹き込み角度をあげるための遊びをたくさん用意しておくわけです。さらに、歌口と口の距離が近ければ、息の方向をほんのちょっと変えるだけで、音程がうんと動くので、演奏するのに有利になるからだそうです。

 多くの奏者は、Aの音の運指をすればAの音が出ると思い込んでいるけれど、それは大いなる勘違いであって、フルートの場合、Aの運指は単に「Aに近い音を得るための運指」であって、その近い音をそのものズバリの音にするためには、奏者側で調整する必要があるのです。その調整を楽にするためにも、フルート自体の組み立てをきちんと行い、倍音の整合性がきちんとしているべきなんだそうです。

 このようにフルートは、息の強さと吹き込み角度で正しい音を得るわけであって、決して、頭部管の抜き差しで音合わせをするものではないのだそうです。

 では、何のために頭部管の抜き差しを行うのか? それは、管体の温度でハーモニックの整合性が変わってくるので、それを合わせるために抜き差しをするのだそうです。つまり、演奏場所の室温変化に対応するため、もしくは、演奏をしているうちに管体の温度が上昇してくるのに対応するため、なんですね。なので、演奏しながら、管体が暖まるにつれ、頭部管を抜いていくものなんだそうです。知りませんでした。

 さて、フルートの組み立て方と息の入れ方を確認したら、今度はフルートの構え方です。

 まず、立ち上がる(笑)。そして右足のかかとに体重を載せ、左足は軽く前に投げ出す。つまり「休め!」のような体勢でフルートを演奏するわけです、ほぼ、一本足打法ですね(笑)。

 耳の穴と鼻の穴を結ぶ線が地面と並行になるように、頭の位置を調整します。これは演奏者自身の感覚では、やや上向きなんですが、端から見ると、真っ直ぐになっています。目線は常に上を向いて(口内を上に引っ張りあげるのが目的と思われます)、クチビルの端は、極々軽く横に引いて、しかし、クチビルの中心は脱力気味にして、少し外側にめくる感じにしておく。そこへフルートを当てたら、グイっと下に押し下げる。その時、フルートのキイカップの面と地面が並行になるように気をつけるのだそうです。分かりますか?

 気持ちは、フルーティストではなく、声楽家になった気分でいくそうです。声楽家が、ハッピーな歌を歌っている気分で、フルートを吹くと、ちょうど良いそうです。

 間違っても、下を向いてフルートを吹いてはいけないそうですよ。

 フルートの場合、演奏直前の“いわゆる”音出しというものは不要なんだそうです。だからと言って、何もせずに舞台にあがるのもダメ。最低限の楽器のチェックをしてから演奏するようにしましょうという話になりました。

 それで、その最低限の楽器のチェックのやり方。フルートを正しく組み立て、正しい演奏姿勢をする。そして、まずは、弱い息で第一オクターブのHを吹いてみる。良い音が出たら、半音ずつ下がってソノリテをやって、全部の音が出る事を確認する。これが第一段階なんだそうです。次は、第1オクターブのHから順に下がって、H -> G -> E と吹いてみる。その時、息や音色が変わっていないかをチェックする。次は、低音Eの運指のまま、低音E -> 中音E -> 高音E -> (運指をHにして、ハーモニックを使って)高音E を演奏してみて、息や音色や音を変えずに演奏できるかを確認する。これで、楽器のチェックは終わりです。ここまでやったら、あとはステージの温度変化に気をつけるくらいで、演奏前の準備としては、このくらいで、なんとかなるのだそうです。

 で、ここからが演奏編。倍音のコントロールの話になりましたが、それはまた明日です。うわー、一体、いつになったら、話は東京国際フォーラムでの演奏の話になるんだろ(汗)。

2010年5月 9日 (日)

ラ・フォル・ジュルネに行く前に、アルタスフルートフェアに参加しました その1

 JAXAiを出た私は、その足で銀座ヤマノ楽器に向かいました。そう、ヤマノで行われている「アルタスフルートフェア」に参加するためです。いつも、ラ・フォル・ジュルネとアルタスフルートフェアは日程的にぶつかるので、この二つのイベントは常に掛け持ちな私です。

 今年のアルタスフルートフェアの目玉は…アルタスの田中会長による講演会「ハーモニックスの秘密」でした。講演会と言っても、定員は4名(笑)。それを二日間に渡って4回行うというもの、そのラッキーな16名に入れてもらえた私は、ワクワクな気分でヤマノ楽器に向かいました。

 講演会「ハーモニクスの秘密」でしたが、内容は、田中会長による「アルタスフルートはこのように演奏してもらいたい!」という話で、我々参加メンバーは実際に自分のフルートを吹きながら、製作者の思いと意図を聞きながら、いかにフルートから良い音を引き出すかをマンツーマンで習ってきたわけです。つまり“自分のフルートの設計者に、その正しい操作法を習ってきた”とまあ、そういうわけです。

 すごくおもしろかったです。田中会長は、気さくで飾り気のない、いかにも職人さんっていう方でした。すごく正直な人だなあという印象でした。また、アルタスフルートが、田中会長(とウィリアム・ベネット)の趣味趣向が色濃く反映された、かなりパーソナルで癖の強いフルートだという事も分かりました。言い換えれば、製作者の思いがたっぷり載っている楽器、というわけですが…考えてみれば、すべての工業製品って、そうあるべきですよね。

 今回の一連の記事に書かれている事は、そんな田中会長の話を、私が聞いて理解した範囲で書きました。ですから、もしかすると私か誤解している部分や取り違えている部分があるかもしれませんが、それは勘弁してください。それと、田中会長の言葉づかいは、とても個性的で、その口調を真似て文章を書くと、真意が伝わらない恐れがあるので、田中会長の言葉は、通常の会話文に翻訳して載せています事もご了承ください。

 さて、本題です。ハーモニックス、つまり高次倍音とは、音色の事です。ある音に、どれだけの量の倍音を載せるかで、音色が決まります。だから、ハーモニックスを自在に操る事が、音色を操る事につながり、それが豊かな音楽表現につながっていくのだから、フルーティストたるモノは、ハーモニックスを自由に操れなければダメである、まずこれが大前提。

 で、フルートには、正しい音と間違った音の二種類があるそうです。間違った音とは、倍音構成が間違っている音です。

 この問題はかなり根深く、初心者はもちろんのこと、世界的に活躍しているプロ奏者の中にも、時々、間違った音で演奏している人もいるので、よくよく注意をしなけれはいけない、大きな落とし穴のようです。

 間違った音は、倍音構成が違うので、音色的に美しくないです。また、音程も不安定で、うわずったり、ぶらさがったりするそうです。逆にいうと、フルート的に正しい音は、美しくて、ピッチもフルート製作者の思惑通りに鳴るそうです。

 この話を聞いていた私は、笛先生がよくおっしゃる「壊れた音」を思いだしました。おそらく、笛先生のおっしゃる「壊れた音」と、田中会長の「間違った音」は同じ現象をさしているのではないかな? 違うかな?

 さて、ちょっと話題を変えます。

 フルートという楽器は、本来、チューニングが不要な楽器なのだそうです。

 フルートは正しく組み立ててあれば、後は、演奏者が息の強さと角度でピッチを決めていく楽器であって、楽器が正しく組み立てられていれば、必ず、正しいピッチで鳴るように作られているのだそうです。だから、バシっと組み立てたら、頭部管の抜き差しでピッチを調整するのではなく、演奏者の方で正しく音を出しさえすればよいのだそうです。

 だいたい、頭部管の抜き差しをしてしまうと、それで、例えばAの音をチューニングしてしまうと、Aの音だけが正しくて、後は狂った音になってしまうので、頭部管の抜き差しは厳禁なのです。頭部管の抜き差しをしなければ、正しい音程の音が吹けないのは、そもそも、間違った音を吹いているからであって、正しい音の出し方の習得が、最初に習得するべきものなんだそうです。

 なので、最初に習ったのは、フルートの正しい組み立て方。

 [フルート製作者が想定している]フルートの正しい組み立て方。ポイントは二つ。すべての倍音に整合性があるように組み立てること。歌口をなるべく口に近づけるように組み立てること。この二点が大切なんだそうです。

 すべての倍音に整合性があることとは、例えば、低音Cの第二倍音の音と、中音Cの第1倍音の音は全く同じはずなので、それが同じ音になるように組み立てる事。そういう事なんです。

 アルタスフルートは、頭部管を5mm前後の抜き幅で普通に組み立てると、そのようになるように設計されているそうです。

 実は今回の参加者の中にお一人、有名外国メーカーのゴールドフルートで参加された方がいらっしゃいました。このフルートは、実は、倍音の整合性があまり上手に取れていない設定のフルートだったんですよ。なので、普通に組み立てて、低音Cの第二倍音と中音Cの第1倍音の音を吹き比べるとが、私のような鈍い音感の持ち主であっても、聞いていて、音程音質ともに、かなり違っていて、気持ち悪かったです。

 もちろん、それでは演奏に支障が出るので、その方は、即座に自分で音程音質を調整をして、低音Cの第二倍音と中音Cの第一倍音を同じ音になるように音出しをしました。

 田中会長はそれを目ざとく見つけました。「いつも、いつも、そうやっているのだろうけれど、それをせずに済んだら、とても楽に音楽の演奏ができますよね。フルートに気を使わずに、演奏できた方が、自分にとって有利ですよね」

 田中会長のおっしゃるには、だから、これがダメというわけでなく、ただ「有利ではない(つまり“不利”って事ですね)」というのです。演奏をする時に、楽器のコントロールが楽な方が、その分、音楽表現に気が回るので、なるべく楽のできる、自分に有利な楽器を選択した方がよいという主旨です。

 もっとも、この有名外国メーカーのフルートですが、田中会長が、足部管を少し抜いたところ、ハーモニックスの整合性が取れるようになりました。足部管も頭部管同様に、少し抜くのが、このメーカーのフルートの組み立ての際のポイントなんだそうです。「このフルートは、元々、寒い地方で演奏されるように作られているから、日本ではピッチが狂ってしまうんだよ」という事を話されていました(だから、足部管を抜くわけです)。外国製のフルートを自分の愛器にする時は、そういう点に注意ですね。

 無論、Cだけでなく、他の音のハーモニックスも同様に整合性が取れるように組み立てること。これが正しいフルートの組み立て方で、そのように組み立てた時に、Aの音が442Hzになるなら、そのフルートは442の楽器だと言えるのだそうです。

 正しく組み立てた(442Hzの)楽器なのに、ピッチが合わないのは、楽器のせいではなく、演奏者が間違った音で吹いているからなんだそうです。

 というわけで、我々のフルートも田中会長が正しく組み立ててくれました。お一人、リングキーにプラグを差し込んでいる方がいらっしゃったけれど、これは取られちゃいました。プラグがないと音が出ないんです~という訴えに、音が出なくても、プラグを使っちゃダメというお達しでした。そして、みんな、一様に頭部管がかなり内向きに組み立てられました。

 そこで、次に「歌口をなるべく口に近づける事」になりますが、これはつまり、田中会長がやったように、頭部管をかなり内向きに組み立てるという事につながります。

 かなり内向きと書きましたが、基本はフルートの胴部管の頭部管側から数えて三つ目のキイのセンターと、頭部管の歌口の向こう側のエッジが同じラインにあるように組み立てるべしなんだそうです。

 頭部管を内向きにするいう事は、歌口のエッジが奏者により近づくと同時に、歌口の面が奏者側から見ると、こちら側に立っているように見えるわけです。これは、息の吹き込む楽度が、通常の頭部管の位置よりも、上の方向から息を吹き込む事になるのです。このフルートに吹き込む息の角度というのも、実はとても大切なファクターなんですね。

 この辺の話を含めて、田中会長の話はまだまだ続くので、残りはまた明日にします、よろしくね。

2010年5月 8日 (土)

ラ・フォル・ジュルネに行く前に、JAXAiに寄り道

 さあ、週末がやってきました。いつもなら、ここは「金魚~エッセイ」という流れなんですが「金魚~エッセイ」はもうしばらくお休みをいただて、さっそく、ラ・フォル・ジュルネ関係というか、連休中の出来事をアップしたいと思います。と言うのも、去年もそうでしたが、なんとか記事を一週間で収めようとすると、一つの記事が膨大な長さになってしまうので、今年は、一つの記事は、ほどほどの長さにして、その代わり、長期連載になっても仕方ない、というスタンスでダラダラ行きたいと思います。

 だって、このブログ、私の老後のために書きためているんだもん。書きたいことをしっかり書かないと…ね。

 では、参ります。

 時は、2010年5月2日の日曜日、約一週間前に逆上ります。

 私は…と言うと、実は体調があまりよくありませんでした。ゴールデンウィーク直前の天候が日替わりをしていた時に風邪をひいてしまい、この日は、風邪はどうやら回復傾向にあったものの、風邪の置き土産で喘息発作を起してしまい、ハーハーゼエゼエしていました。医者も連休中ですし…ああ、つらかった。

 そんなツライ中、出かけましたよ。ラ・フォル・ジュルネ。ただし、その前に、ちょっと寄り道(はぁと)。どこへ行ったのかと言うと…JAXAi(ジャクサ・アイ)です。東京駅、丸の内側にある、オアゾの2階にある、JAXAの情報センターです。公式ページはこちらです。

 まずは入り口にある“宇宙からみた東京”を解説してもらいました。息子君が宇宙服に入って写真撮影をして、国際宇宙ステーションの模型を見ながら解説してもらって、H-IIAロケットのエンジンLE-7Aの実物を見ながら解説してもらって…もう、ガイドさんが張りついて、アレコレ説明してくれるもんだから、いやが上にも勉強になりました。うわあ、楽しいぞ、ここ。

 このガイドさんと言うのが、いかにも理系エリートオーラむんむんのオジサマ方、きっと、エライ博士さんが出向しているんだろうなあ。

 金星探査衛星“あかつき”が、ただいまのイチオシでした。私なんか“あかつき”のペーパークラフトをもらっちゃったぜい! あ、ペーパークラフトは、あかつきの特設ページからもダウンロードできます。特設ページはこちらです。

 あかつきをご存じない方のために解説(実は私も知りませんでした)。

 あかつきは、今度の5月18日に打ち上げられる、小型の惑星探査機で、金星の人工衛星となって、金星の回りをグルグル回りながら、いっぱい写真をとって、金星に関する様々なデータを送信してくれます。と、まあ、世界の先端なデジカメを7台も載せて、なんでも激写してれるカメラ小僧なんです。すごいでしょ。日本のデジカメがすごいのは、こういうふうに、宇宙開発での技術が民生機に下りて来るからなんですねえ。

 無料配布のパンフレットを二冊いただきました。『宇宙から見た京(みやこ)~人工衛星「だいち」で歴史をたどる』と『暮らしの中に光る 日本の宇宙技術』ですが、ううむ、宇宙開発技術って、単に宇宙に行って帰ってくるだけじゃなく、様々な分野へ、その成果が応用されていることが分かりました。宇宙開発という研究を重ねていくことで、色々な分野に応用できる、とびっきりの先端技術の開発をしているんですよ。

 JAXAでやっている事は、つまり世界の最先端な研究であって、日本の一番尖っている分野なんですよ。だから、ここを事業仕分けすると言うことは、日本の先進的な技術開発を辞めさせるということで、技術立国である日本から技術を取り上げることを意味するみたいです。私たちの国、日本には、資源もなけれは農産物も乏しい、先人たちの汗と涙の結晶である科学技術しかないのに、その我が国から、科学技術を取り上げたら、何が残るというのでしょうか?

 民主党のやっている事は、我が国を亡ぼす工作なのかもしれません。

 とにかく、やっぱりここに来て、思った事は、JAXAは事業仕分けしちゃいけません。いや、むしろ、ここには予算をたっぷり投入して、明日の日本のために、精一杯の研究開発をやってほしいと思いました。日本のヲタク研究者の力を世界に見せつけなきゃダメでしょ!

 ちなみに、このJAXAiは、事業仕分けの対象になっていて、廃止が検討されているそうです。すっごく残念です。民主党は、本当に、余計なことをしてくれるものです。本当に廃止されて、無くなってしまう前に、ぜひ一度、足を運んでください。男の子とか、昔男の子だった人は、ワクワクしてしまう、ワンダーランドですよ。ほんと、楽しい。よろしくね。

 さて、JAXAiを出た私は…次の寄り道先へ急ぐのでありました(笑)。続きは、また明日。

2010年5月 7日 (金)

ヴァイオリニストになりたい…かも?

 実は私は弦楽器が大好き。元々が“なんちゃってギタリスト”という事もあって、弦楽器には特別な親しみを感じています。特に本格的な弦楽器である、ヴァイオリンとかチェロなんて垂涎の的です。

 そんな私のところに、世間を震撼させる大ニュースが!! なんと、私のマイミクの一人である、テツさんが、吹奏楽団をお辞めになって、満を持して、ヴァイオリンを始められたとか!
 
 
 
 
 
 腰が抜けました! な、なんと、うらまかしい、いや、うらやましい。ああ、とっても、うらやましい。私こそ、私こそ、ヴァイオリンを始めたかったのに…。

 このニュースを聞いて以来、私の中の“ヴァイオリニスト魂”にメラメラと火がつきました(爆)。ああ、私もヴァイオリンを弾いてみたい!

 そんな思いでジリジリしているところに、ある方が「ウチにヴァイオリンが余っているから、差し上げましょうか?」と、ありがたいお言葉が…。

 …晴天のヘキレキ! いやあ、あんまりビックリしたので、即座にお断りしちゃいました。だって…ねえ…いくら使っていない楽器とは言え…ヴァイオリンですよ…お安くないですよ…それをいただいては…悪いじゃないですか…。
 
 
 
 
 
 
 でも、今、すごく、後悔してます(涙)。ああ、あのお言葉に、素直に甘えちゃえば良かったかな…。

 さてさて、それはともかく、ヴァイオリニスト魂に火のついた私は、とにかく、ヴァイオリンを入手しなければ、居ても立ってもいられなくなりました。入手するとなると、まずは下調べが必要でしょう。

 思い立ったが吉日。さっそく、ヴァイオリン屋さんに行きました。…ヴァイオリン屋さんと言っても、大型楽器店の弦楽器コーナーに行ったんですけれどね。

 ちょうど、弦楽器フェアをやっていたので、色々とカタログもいただけたし、店員さんとも、色々なお話ができましたし、ちょっとだけ賢くなりました。

 ヴァイオリンのお値段は、確かに上を見るとキリがないですが、その一方で、お手軽エントリーモデルもちゃんと存在します。ヤマハなら9万円で、スズキだと6万円で、ヴァイオリン本体とケースと弓と松脂のセットが新品で買えます(スズキのセットは松脂は付いてません)。あ、ただし、二つのセットとも、肩当ては付属していないそうです。まあ、肩当ては、高くても1万円前後、安いものなら2~3000円からありますから、別に購入しても大した負担にはなりません。

 たしかに、ヴァイオリンは、お値段で、楽器の音がかなり変わりますが、やせても枯れても、ヤマハやスズキのものですから、これらのセットはエントリーモデルとは言え、普通に演奏する分には不足はないものと思われます。

 と言うわけで、つまり、6万円あったら、新品の国産エントリーモデルのヴァイオリンが買えるわけだ。6万円と言ったら、フルートのエントリーモデル(YFL-221)よりも、安いじゃないですか? ビバ、ヴァイオリン!

 ちなみに、ヴァイオリンは、木製の手工業製品です。フルート以上に、材料による差、職人さんの腕の差など、見かけ(価格)以上に楽器の差が激しそうです。フルートは奏者によって音が違いますが、ヴァイオリンは楽器によって音が違うそうです。それくらい、楽器で音が決まってしまうものなんだそうです。とは言え、国産の楽器であれば、普通に演奏する分には問題なさそうです。

 それに良い楽器から良い音を弾きだすには、奏者にも良い腕が必要ですから、そういう意味でも、初心者とか、遊び弾きの人は、エントリーモデルで十分なのかもしれません。

 そうそう、ヴァイオリンはモデルによって、アジャスターが4本付いているものと、1本しか付いていないものがあったので、その点を質問してみたら、エントリーモデルは4本、普通のモノは1本のアジャスターが付いているそうなんです。アジャスター? はい、弦の微妙なチューニングをするために使うテールピースに付いているネジの事です。

 もちろん、セットで5~9万円と言うのは、国産のお値段です。フルートに激安チャイニーズフルートがあるように、ヴァイオリンの世界にも激安チャイニーズヴァイオリンが存在します。ネットを歩いてみると…1万5千円で初心者セットが買えそうです。ううむ、激安~!

 さらに言えば、ヴァイオリンにはフルートと違って、サイレントヴァイオリンとか、エレキヴァイオリンというのがあります。ヤマハなら7万円前後から、ノーブランドなら3万円前後からあります。これなら真夜中でも練習できますので、歌やフルートの練習ができない、夜の深い時間帯にヴァイオリンの練習ができたりします。…その代わり、生のヴァイオリンの持つ美しい音色は楽しめないわけです…が、いくら生でもエントリーモデルのヴァイオリンから美しい音色が出るわけもないから、エレキでも十分と言えば十分。ああ、でも、エレキを買っちゃったら、まさかエレキを持ってお教室に行くわけにはいかないだろうから、自然と“独学”って事になるよねえ。独学…ううむ、大丈夫だろうか? いっそ、自宅練習用にエレキを買って、お教室通学用に生ヴァイオリンを買っちゃうって手もあるけど…そこまでいったら、道楽だよね。

 さあ、シンキング・タイムです。

 まずは、お手軽なエントリーモデルを購入して、さっそく遊んでみて、深入りしそうなら、改めて中級品を購入するべきか。それとも、ヴァイオリンは楽器による差が激しいし、私はことさら音色に敏感な体質だから、最初から中級品を購入した方がむしろ良いかも。あるいは、最初は安価なエレキヴァイオリンにして、様子を見て、アコースティクなヴァイオリンに乗り換えるか…。思案のしどころです。

 もしも、ヴァイオリンを始めるなら、やはり独学ではなく、先生を探して、基礎からきちんと習うべきでしょう。 なにしろ楽器の持ち方から分からないのですから。少なくとも、体験レッスン程度でも受けないことには、何も始まらない。もっとも、私の場合、ヴァイオリンなら、先生のアテがすでにある(笑)し…。あ、ウチの裏の家がヴァイオリン教室をやっているよ。そこの教室でもいいか(爆)。

 いやいやいやいや、そんな事よりも、一日は24時間しかないのに、どうやってヴァイオリンの練習時間を捻出できるのか。声楽もやり、フルートもやり、歌劇団もやっているというのに。となると、やはり最初はエレキヴァイオリンにして、真夜中にギコギコ独学で練習した方がよいだろうか? いやいや、夜中だって、きちんと睡眠は取らなきゃいけないし、独り暮らしじゃないんだから、家族と過ごす時間だって必要だ。
 
 
 
 いい年した大人としての理性的な判断は…やはり「否」かな?

 ああ、でもでも、理性じゃ「否」でも、感情はやりたいんだよね。私の魂は「ヴァイオリンをやりなさい」と叫んでいるんだよ。でも、無理やり始めても、うまくいかないような気がする。実際に、私の生活はかなり忙しいです。声楽とフルートと歌劇団で、手一杯です。とても、ヴァイオリンをやっている時間なんかありません。

 でも、ヴァイオリニスト魂に火がついてしまった以上、時間は問題ではないかもしれない(涙)。

 声楽は、ある意味、私のライフワークならぬ、ライフスタディだし、フルートはフルートの神様に呼ばれたので仕方なしに(笑)やっています。だけど、ヴァイオリンは、ヴァイオリンの神様に呼ばれたわけでもなければ、人生かけてやるほどの熱心な気持ちがあるわけじゃない。そこは、歌やフルートとは違うわけで…ううむ、困った。

 冷静に考えれば、ヴァイオリンがやりたいなんて、一時の熱病のようなものだから、今を耐え忍んであきらめるべきでしょう。あるいは、やはり、ここは一発、エントリーモデルを買って、弟子入りをして、それなりのスローペースでヴァイオリンを始めるべきか、それともチャイナなヴァイオリンを購入して、少しの間だけ遊べば、やがて飽きるだろうから、その線で行くべきか。

 ああ、困った、困った。どうしましょう。ヴァイオリンの神様、ヘルプ・ミー!

2010年5月 6日 (木)

音が壊れたら、すぐに直しましょう

 ふう、ゴールデンウィークが終わりましたね。皆さん、ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか? 私は、めっちゃ、充実していました。ああ、楽しい事がいっぱいありました。それらの報告を、今日から少しずつ、小出しにしていきますので、よろしく。

 さて、今日から、通常の更新に戻りますが、まずは、ゴールデンウィークの直前に行った、フルートのレッスンの話から再開します。

 アルテのレッスンでした。アルテ13課の1番、2a番、2b番、3番、5番、6番、8番(旋律練習)の主題は合格をいただきました。2c番、4番、7番は不合格をいただきました。また、8番の第1変奏は譜読みを確認していただきました。

 不合格になったものについて、不合格理由を書いて、次のレッスンまでの練習ポイントを整理したいと思います。

 まず、2c番が不合格になってしまったのは、とても簡単な理由です。それは「譜読みを間違えていた(笑)」からです。いやあ、お恥ずかしい。具体的に言うと、本来Gisである部分をGで吹いてしまったため、不合格になりました。

 先生がおっしゃるに、「この曲のkeyはAなのだから、A-E7と来ないと変でしょ。E7なら必ずGはGisになるはずだし、ならなければ、それを聞いて変だなと感じないと…」だそうですが、困った事に私はE7が嫌いなのです。E7の響きが嫌いなので、むしろ楽譜の記載どおりに演奏すると???と思ってしまいます。そこで、無意識にA-Emという和音進行を選択してしまって、Gisではなく、Gで演奏してまう…というのは、私的には正論ですが、単なる逃げですね。お恥ずかしい。でも、事実、A-Emという進行が変だとは全然思わない私がここにいます(汗)。…つまり、調性感覚がないって事ですわな(涙)。

 ちなみに、E7以外にB7も響きの嫌いな和音です(爆)。

 とにかく、次回までに、きちんと譜を読み、きらいな和音も我慢して練習してきます。

 4番は単純に指がダメです。特に第三オクターブのFis-Gis-Aの連なりとか、Gis-Fis-Eの連なりは指がバタバタしてしまいます。あと、スタッカートとそれ以外をきちんと意識して吹き分ける練習をしてきます。

 6番は合格をいただきましたが、ここはちょっと苦労しました。

 4番とか6番などのように、指がちょっと大変だったり、高音域が多くなると、どうしても神経が指の方に集中してしまい、音色がおろそかになってしまい、結果として、音が壊れてしまいがちになるそうです。そして、実際、6番を先生の前で披露していた私のフルートの音は壊れていたそうです。

 フルートを吹いていて、音が壊れたかなって思ったら、すぐに音を直しましょうと言われました。

 フルートの音の直し方。それは…ロングトーンをしっかりする事。一息で一音のつもりでゆっくりと丁寧に吹くこと。その際に、しっかりと自分の音を自分の耳で聞くこと。クチビルは脱力し、しっかりお腹で息を支える。ロングトーンの音量も、棒吹きではなく、松葉で演奏(クレシェンド&デクレシェンド)すること。

 たかが、これだけのことですが、これをやると、確かに音が直ります。そして、音が直ると、あら不思議。今まで、出なかった音や落ちちゃった音が、きれいに楽に出るようになります。へー、不思議です。なので、指が大変な部分の練習の時は、必ず、間々にロングトーンを入れて、音を直しながら吹く事が、実は大切なんだそうです。

 指が大変だからと言って、指の練習ばかりをしても、指の課題はクリアできないそうです。指が大変な箇所だからこそ、音を壊さないように、もしも壊れてしまったら、すぐに直して練習することがマスターの近道なんだそうです。

 6番は難しい課題でしたが、フルートの音を直したら、あっさりできちゃいました。へへへ。

 7番は、スラーとそれ以外をきちんと分けて吹くこと。スラーは滑らかに吹くこと。

 8番の第一変奏は、譜読みを確認してもらいましたが、スラーとタンギングとアクセントの違いが明瞭ではないので、そこに気をつけて吹き分けることを言われました。

 アルテも13課になると、だいぶ難しいね。だけど、自分もそれなりに上達したと思います。というのも、今回、合格をいただいた8番(旋律練習)の主題だけれど、実はこれ、自宅練習では、初見で吹けたんだよ。楽譜もロクに読めないし、初見が大の苦手な私が、ざっと譜読みをして、軽くさらってみたら、最初からある程度吹けちゃいました。こんな事って、今まで無かったのですから、いやあ、私も上達したものです。でも、四分音符主体の主題だから初見が聞いたわけで、八分音符主体の第一変奏には苦労しています。三連符がガンガン入る第二主題は、演奏できる気がしませんね。ああああ…。

 でも、がんばろ。

2010年5月 5日 (水)

ショパンの歌曲集を聞いて、勝手に感想を書いてみた

 ショパンはピアノの人。一般的にそう思われているでしょうし、私もそう思ってます。でも、実は、ほんの少しですが、ピアノ曲以外の曲も書いてます。それは、チェロ曲と声楽曲です。

 チェロ曲の方は、チェリストのレパートリーとして、たまに演奏のチャンスもあるそうですが、声楽曲の方は、まず演奏される事がありません。だって、声楽の世界には、素晴らしい名曲がきら星のごとくたくさんありますからね、何も、ショパンの声楽曲を演奏しなくても、レパートリーとして困ることは何もありませんからね。

 なので、私もショパンが声楽曲を書いていたという事実は、知識としては知っていましたが、そのものずばりを聞いた事はありませんでした。

 今年はショパンイヤーという事で、ショパンのCDが色々と販売されていますが、その中には、いくつかの全曲集が発売されています。マイナーな曲は、この手の全曲集にでも採用されない限り、なかなか日の目を見ないものです。

 私は東芝EMI版の全曲CDを購入しました。その中に、ショパンの声楽曲が入っていましたので、今回はそのCDのレビューをしてみたいと思います。

 歌っている人は、メゾソプラノのエウジニア・ツェレスカという人。ピアノ伴奏は、ジョルジオ・ファヴァレットさん。両者とも知らない人です。

 録音は…1955年のモノラルです。古いなあ…。デジタルリマスタリングされていますので、聞く分には問題ないですが、つまり、最近の録音がないという事なんでしょうね。

 ショパンの歌曲というのは、生前書き散らされたものを、死後に集めて出版されたものなんだそうです。最初に出版されたのが「17の歌」という歌曲集。もちろん、単に17曲入っているというだけの歌曲集です。その後、2曲が見つかっているので、都合、ショパンの声楽曲は19曲あるわけです。このCDには、その19曲がすべて録音されています。邦題が二つあるものは、別タイトルを( )に入れてみました。

「17の歌 Op.74」
   第1曲:乙女の願い(のぞみ)
   第2曲:春
   第3曲:悲しみの川(濁れる水)
   第4曲:遊び(酒宴)
   第5曲:彼女の好きな(どこで会いましょう)
   第6曲:私の見えぬところに
   第7曲:使者
   第8曲:かわいい若者
   第9曲:メロディ
   第10曲:闘士
   第11曲:二人の死
   第12曲:私のいとしい人
   第13曲:望みはない(愁い)
   第14曲:指環
   第15曲:花婿
   第16曲:リトアニアの歌
   第17曲:舞い落ちる木の葉(挽歌)
「魅惑 (遺作)」
「ドゥムカ (遺作)」

 聞いた感じは「え? これがショパンなの?」って感じです。あの、ピアノ曲からは想像もできないほどに、地味で味わい深い曲が並んでいます。ポーランド語で書かれているそうですが、ちょっと聞いた感じだと、ドイツ歌曲に近い雰囲気があります。ショパンはフランスで活躍した人ですから、当然、歌曲はフランス歌曲っぽいかなって思いましたが、どうしてどうして、無骨でゴツゴツした感じは、むしろドイツっぽいです。

 ショパンはロマン派の人ですから、文学に寄り添って歌曲を書いたとなると、やはりドイツリートっぽくなるんでしょうね。特に第一曲の「乙女の願い」なんて、シューマン作曲って言われても「そうかもしれない…」と思ってしまいそうです。

 ピアノパートは…よく分かりませんが、なんか難しそうですよ(笑)。

 曲としては…悪くないですよ。私はドイツ歌曲そのものが好みではないので、好きとは言えませんが、ドイツ歌曲がお好きな方なら、ショパンの歌曲も十分アリだと思います。決して、忘れられていいレベルではありませんが…やはり、ピアノのショパンのイメージとは違いすぎるのがダメなんでしょうか? ポーランド語というマイナー言語がネックになっているのでしょうか?

 ポーランド語がネックになっているなら、ドイツ語に訳して歌っちゃえばいいのに。そう思いませんか? それともいっそ日本語に訳して歌いますか?

 イタリアオペラ&イタリア歌曲ラブラブなヘタリアな私には、ショパンの歌曲は…まあ、今年限りでいいかな、ってのが正直な感想です。

 というわけで、今日で、ゴールデンウィーク進行は終了です。明日からは、通常の更新内容となりますが、まずはゴールデンウィーク中の出来事を書くのに忙しいでしょうね。現実生活にブログの内容が追いつくには多少の日にちが必要となります。

 ラ・フォル・ジュルネのレポートは、予定をちょっぴり速めて、週末あたりからアップするつもりです。よろしくお願いします。

2010年5月 4日 (火)

ショパンの華麗なる大円舞曲(ワルツ第1番)を聞いて、勝手に感想を書いてみた

 老犬ブログで「○○進行」と言えば“百質”の次に多いのが“CDレビュー”ですね。と言うわけで、今度はCDレビューをしま~す。

 今年はショパンイヤーという事で、私はピアニストでもなければ、ショパンファンでもないのですが、そんな門外漢が勝手な事を書いちゃうのも、おもしろいかもしれないと思いましたので、我が家のレコード棚にあるショパンのCDを引っ張りだして聞いてみました。そうしたら、やっぱりですが、演奏者によって、音楽が違いますね。聞き比べてみたら、おもしろかったので、その感想を偏見まじりで書く事にしました。

 曲、そのものをご存じない方も、もしかするといらっしゃるかもしれませんので、YouTUBEを漁ってみたら、現代の代表的なショパン弾きである、ウラジミール・アシュケナージの演奏するモノがアップされていましたので、これを参考音源として、まずは貼っておきます。この演奏は、割と標準的な演奏だと思いますよ。

 さて、ショパン作曲「華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18」ですが、“Grande valse brillante”という副題がついてます。「brillante」を「華麗なる」って訳したんでしょうね。私なら「輝ける」とか「光満ちた」とか訳したいです。あと「Grande valse」を「大円舞曲」と訳したのは、時代の制限でしょうが、今なら「グランデ・ヴァルセ」またはカタカナ英語で「グランド・ワルツ」って訳した方が良いでしょう。

 「華麗なる大円舞曲」という邦題に文句はありませんが、私なら「輝けるグランド・ワルツ」って訳したいなあと、ちょっぴり思いました。まあ、どーでもいーことですが(笑)。

 ところで、このタイトル、ショパンがつけたのかな? 一応、生前に出版された曲なので、ショパンも了解済みだとは思いますが…。

 さて、私の所有しているショパンの「華麗なる大円舞曲」は、6枚ありました。
 
 
 まずはアルフレッド・コルトーから。20世紀も前半の人ですね。もはや、骨董的な演奏かもしれません。

 ファーストインプレッションは…激しいワルツです。時代的なものもあるのでしょうが、どこがどうとは言えませんが、現在の我々が普通に耳にするショパンとは、音楽のアクセントがだいぶ違うような気がします。もしかすると、こういうのが19世紀的な演奏って奴なんでしょうか?

 純粋に演奏自体についていうならば、時々、音が濁っていますし、バラけています。この時代では、この程度のキズは許容範囲だったんでしょうね。今ではたぶん修正されてしまうと思います。

 コルトーというと、ショパン弾きにはカリスマ的な存在だそうですね。一般的にショパンの音楽は、繊細で女性的だと形容される事が多いですが、コルトーのピアノで聞くショパンは、男性的と言うか、攻めの姿勢でのショパンだと思います。

 しかし、だいぶ昔の録音のせいか、音質が、もはや相当厳しいと思います。いくら感動的な演奏でも、この音質では、マニア向けの演奏として、そっとしておくのが良いと思います。
 
 
 次はディーヌ・リパッティです。この人は、コルトーの次の世代の演奏家でしょうか。20世紀中頃の録音です。音質的には、コルトーよりは幾分マシです。

 ファーストインプレッションは…速いなあ。軽いなあ。ワルツだけれど、これでは踊れないでしょう。もっとも、ショパン自身、踊ることを前提に作曲しているわけではなさそうなので、これもありだとは思います。

 ちょっと速度的に速いけれど、私たちのイメージにあるショパンって、こんな感じなのかもしれません。演奏には大きなキズもありません(修正済み?)し、この演奏を好む人って、たくさんいるんじゃないかな? 私も、音質がもう少し良ければ、愛聴してもいいかなって思いますが、私的には、今一つの音質です。

 音質って、音楽鑑賞では、とても大切なファクターだと思ってます。
 
 
 次はサムソン・フランソワです。この人はリパッティよりも、ほんのちょっとだけ後ろの世代になるんでしょうね。録音は同じ20世紀中頃のものですが、録音状態が全然違います。このレベルの録音なら、十分、現役として通用します。

 レコーディング技術って、1950~60年代の頃、モノラルの録音技術が円熟に達し、やがてステレオ録音が可能になってきた頃なので、モノラルで録音されたリパッティとステレオ録音のフランソワでは、時代的に大きな違いはなくても、音質的には大きな違いが生じてしまうのも無理はない事なのかもしれません。

 ファーストインプレッションは…I Love it ですよ。大好き。速度も中庸だし、ワルツのタメがうまく表現されていて、すごくダンサブルな演奏だと思います。そういう意味では、癖があるというか、毒があるというか、ちょっと懐の深い演奏だと思う。

 コルトーとは方向が違いますが、これはこれで、かなりエモーショナルな演奏だと思います。しばしば、気持ちが先行して、指が危なっかしい箇所が数カ所あります。ピアノを弾かない私でも???と思うほどの危うさですから、ピアニストさんたちには「あちゃー」って感じに思えるかもしれません。

 ううむ、これは好き好きが分かれそうな演奏だなあ。でも、私は大好きですよ。
 
 
 さて、次は、YouTUBEでもお聞きいただいた、ウラジミール・アシュケナージ。YouTUBEの音源は、おそらくショパンの全曲演奏をした時に録音したものでしょう。あの全曲集はレコード時代のクラオタの必携アイテムでしたが、私は当時学生さんだったので、購入できませんでした。残念。

 代わりに私が所有しているアシュケナージの演奏するショパンの「華麗なる大円舞曲」は、今では廃盤になってしまった、ライブ演奏のモノです。いつごろ、どこで録音されたかも分からないのですが(いわゆる「ショパン名曲集」に入っていたものです)、たぶん、若い日のアシュケナージの演奏だと思います。ロンドンレーベルの音源が、ポリドールとキングの両方から発売されていた時期の、キング発売のCDに入っていたものですからね(と書くと、分かる人には分かると思います)。

 ピアノの音がちょっと違います。録音が違うせいでしょうか? ライブ会場の音響特性かもしれませんが、すごく抜きの良い解放感のある音で演奏しています。音楽以前に、この音はいいなあと思います。緩急のあるワルツで、なかなか良いです。でも、上手いし、心に響くよねえ…。きちんと一曲の中で音楽が組み立てられて演奏されています。最後は、本当にあおるあおる…。血気盛んで、とても良い演奏だと思います。古いレコードで見つけたら、ぜひ聞いてみてください。全集を録音した時とは、かなり違うアシュケナージのショパンが楽しめます。

 それにしても、アシュケナージのショパンってのは、スキがないねえ…。
 
 
 さて、お次は、オーガスチン・アニエヴァスです。私はこの人を知りません。この前購入した「生誕200年記念 ショパン・全作品エディション」に入っていた演奏です。購入したのは最近ですが、録音自体は1970年代ですから、ちょっと古いですね。

 ファーストインプレッションは…こう言っては失礼だけれど、普通のショパン。でも、普通っぽい演奏だから、こういう廉価盤全曲ボックスに入っているのだと思います。演奏者の個性は楽しめないかもしれないけれど、曲の魅力は十分に分かる、良い演奏だと思うし、2009年にデジタルリマスタリングをされているので、録音が少々古い割には、クリアな音で、音質的にはグッドですよ。カタログ的な演奏としては満点です。
 
 
 さて、最後は、スタニフラフ・ブーニンです。この人、今は、日本に住んでいるとか? 洗足で先生をやっているんじゃないかな? チャンスがあれば、一度、ライブで聞いてみたいピアニストさんの一人です。

 さて、ファーストインプレッションですが、揺れる揺れる、テンポが揺れまくり~。でも、それがすっごく気持ちいい~。この演奏も私は好きです。いかにも「人の手で演奏されているショパン」って感じがいいですね。

 でも、ショパン自身がこの演奏を聞いたら、怒りだすかもしれませんね。それくらい、ショパンというよりもブーニンの曲になっていると思います。でも、それがいいんですよ。そこがいいんです。小犬のワルツのブーニンは、さすがに私も“やりすぎ”って思いますが、この曲はいい感じでブーニンらしさが出ていると思います。

 ただ、彼のルバートはかなり作為的ですから、私は好きですが、感覚的に受け入れられない人も大勢いるでしょうね。そういう意味では、この人も、人によって評価が分かれるでしょうね。毒が強い演奏ですよ。
 
 
 蛇足的に、CDの話ではないのですが、CDと関連する話をちょっとします。

 昨日のテレビで、イド・バル・シャイ演奏の「華麗なる大円舞曲」が中継されました。BS-ハイビジョンってすごいね。音質的には、もしかするとCDよりも良いかもね。少なくとも、古い録音のものでは放送に負けます。ついに、放送がレコードに追いつく日がやってきた…そんな気がします。

 でも、昨日の中継はB7ホールからだったのですが、私、あのホールの響きを実は知っていますし、あそこでピアノがどう鳴るか、知っています。それを踏まえると、あの放送の音は、だいぶキビしいです。ピアノの鳴りの1/10も捕らえられていないなあと思いました。

 CDよりも素晴らしい音質を誇るハイビジョンですら、ピアノの美しい響きを拾いきれないとすると、CDの、それも古い録音のモノなんて、本当に美しいものは何も記録されていないという事になります。そんな、モノで評価される、ミュージシャンって、商売とは言え、つらいなあと思いました。
 
 
 さてさてさて、ルービンシュタインは? ホロビッツは? リヒテルは? ポリーニは? アルゲリッチは? …って話ですよね。

 ええと、私は彼らの演奏で、ショパンのワルツを聞いたことがないんです(すんまへん)。これらの方々の演奏は、私の残り人生での楽しみにしておこうと思ってます。

2010年5月 3日 (月)

楽器イジリじゃないけれど答えちゃうぞ(その5)

 今日はNHK(BS-ハイビジョンチャンネル)でラ・フォル・ジュルネをたっぷり生中継するそうです。うわあ、楽しみ、ぜひ見ないと…。皆さんも、BSを試聴できる環境でしたら、ぜひどうぞ。

 さて、今日も「クラリネット吹き純子の部屋」さんの「楽器イジリ百の質問」に答えちゃいますよ。
 
 
81.演奏中、眠くなったらどうしますか?

 そういう経験はないです。ただ、フルートのレッスン中に寝てしまった事があります。寝ながら、無意識で演奏をしていたようですが、それなりに曲を吹いていたそうです。カラダで覚えていると、寝ててもなんとかなるみたいです。
 
 
82.演奏していてよかったな~、と思う事は何ですか?

 音楽に酔いしれる時。
 
 
83.ではその逆は?

 逆? 「演奏していてよくなかったな~、と思う事」ですか? ううむ、体調が悪い時は、演奏していても楽しくないですよ。
 
 
84.日常生活と楽器、どっちが大切ですか?

 日常生活でしょ。楽器の方が大切という人は、人として、ちょっと壊れていると思います。
 
 
85.楽器を持つと人格変わりますか?

 変わるというか、別の側面が出てきます。主に、エンターティナーとしての側面ですが。
 
 
86.人の結婚式等で演奏した事はありますか?

 したいです。呼んで下さい。しかし演奏結果に関する責任は持ちませんので、よろしく。
 
 
87.練習中、携帯の置き場は?

 すぐ横に常設してある、フルートスタンド。
 
 
88.合奏中に電話が掛かって来たり、メールが来たらどうしますか?

 無視。それ以前にマナーモードにして、カバンの奥の方にしまっておきます。
 
 
89.寒い時と暑い時、楽器を演奏するのはどっちがイヤですか?

 暑い時。デブですから、何にせよかんにせよ、暑いのはイヤです。夏場、冷房がないのは、空気がないのも一緒、だと思ってます。
 
 
90.屋内と屋外の演奏、どっちが好きですか?

 屋外で歌うのも、フルートを吹くのも、どっちもイヤです。エレキギターなら、野外コンサートってのも、楽しいよね。
 
 
91.突然ですが、セクハラ指揮者をどう思いますか?

 そういう人を見た事がないので、よく分かりません。セクハラに限らず、イヤだと思う人の棒で演奏したくないです。
 
 
92.究極の選択(?)ずっとやりたいと思っていたけど、難しくて大変な楽器と無茶苦茶簡単だけどキライな楽器。「移れ」と言われたらどっちに行きますか?

 どちらもイヤ…は無しですよね(笑)。「移れ」というのだから、おそらく、前提はブラバンでしょうね。ブラバン以外で、そんなムチャは通りませんからね。

 ならば、合奏なので、簡単な楽器の方かな? 難しい楽器を選択して合奏で迷惑かけちゃマズいでしょう。ただし、私の気質的には「移れ」と言われたら、即、その楽団を辞めるでしょうね。趣味なのに、我慢してまでやる必要はないですから。

 それにしても、よくブラバンの人たちは、楽器を移れと言われて、素直に移動しますね。あれは端から見ていて、とても不思議。最初の入門段階ならともかく、ある程度楽器が手に馴染んでから“移れ”ってさあ…。

 自分が楽器を替えたくて移動するならともかく、たかが部活の顧問程度の素人さんの命令でしょ、よく分からないよ。上意下達ですか? 命令には絶対に服従ですか? あなたにはプライドというものがないんですか? 奏者の楽器を愛する気持ちというのは無視ですか?

 オーケストラのヴァイオリンさんに「お前、明日から、フルート。よろしくな!」って、通用しないでしょ。いくらヴァイオリンさんがたくさんいるからって、そりゃあムチャだよ。指揮者だって、そんな事は要求しません。それと同じこと。
 
 
93.楽器、移りたい?

 だから、移らないって。そもそも「楽器を移る」という発想が分かりません。
 
 
94.楽器ケースにシールなどを貼って飾り物していますか?

 しません。ガキの頃から、シール自体が嫌いなんです。
 
 
95.楽器を演奏している自分に酔った事はありますか?

 いつも。
 
 
96.どれくらいの頻度で楽器の手入れをしていますか?

 毎日。
 
 
97.楽器を演奏する時、近くに飲み物はおいてますか?

 お茶は常備です。歌う時はお茶ではなくスポーツ飲料にしてます。スポーツ飲料の方がノドには優しいのですが、ちょっとべたつくのでフルートの時はお茶です。
 
 
98.羨ましいと思う楽器は?

 ヴァイオリンとかチェロとか…かな? モノホンの弦楽器ってかっこいいですよね。
 
 
99.あなたにとって音楽とは?

 考えた事はありませんが……大切な趣味です。
 
 
100.お疲れ様でした。最後に一言感想をどうぞ

 百質に答えるのって、楽しいです。ありがとうございました。
 
 
 さて、これで百質も終わりです。でも、まだゴールデンウィークは終わらないんですよね。まだあと二日もあります。あと二日は別ネタでゴールデンウィーク進行を続けたいと思います。よろしくね。

2010年5月 2日 (日)

楽器イジリじゃないけれど答えちゃうぞ(その4)

 さて、今日の私は、朝から、ラ・フォル・ジュルネ三昧です。なので、反応はちょっとゆっくりめになりますが、だからと言って、オイタをしちゃ、いやだよ。ラ・フォル・ジュルを始めとした、ゴールデンウィーク中の報告については、来週からボチボチ書き始めますので、ゆっくりと焦らずにお待ちください。

 さて、今日も「クラリネット吹き純子の部屋」さんの「楽器イジリ百の質問」に答えちゃいますよ。
 
 
61.指揮、ちゃんと見てますか?

 ガン見してます(笑)。当然じゃないっすか。
 
 
62.楽器を演奏する上で気をつけていることってありますか?

 自分の音をよく聞く、かな。それと、周りの音をしっかり聞く、だね。でも聞きすぎると自分の音がおろそかになるのは…ヘタッピの証だね。
 
 
63.演奏用の持ち物があるかと思いますが、それ専用の鞄とかありますか?

 レッスンバッグがありますので、そこに何でもかんでも入れてます。
 
 
64.その中身は?

 お財布、iPOD、折り畳みの傘、のど飴、メモ帳と筆記用具、携帯電話、リップクリーム、バンドエイド、ペットボトルとそのカバー、楽譜、上履き。こんなところかな?
 
 
65.歌うのと演奏、どっちが好きですか?

 歌! でも、どちらかに決める必要ってある? 歌と演奏の両方をやればいいじゃん。私の敬愛するイアン・アンダーソンは、歌とフルートの両方をやってます。エリック・クラプトンだって、歌とギターの両方をやっているし、ビリー・ジョエルは歌とピアノ。何も、歌だけとか、演奏だけとか、そういう考えは捨てた方がいいと思うよ。
 
 
66.あなたはズバリ、お調子ものだ?

 いいえ。どっちかと言うと、根暗なヲタクです。
 
 
67.「コイツだけは許せない!!」という演奏者のエピソードを教えて下さい。訴追の恐れがない様にちゃんと伏字など使用して下さいね

 そんな事書ける訳ないじゃないですか?
 
 
68.歌謡曲のアレンジで演奏するのをどう思いますか?

 「歌謡曲のアレンジで」? 「歌謡曲をアレンジして演奏する」という意味なら、別に気にしません。歌謡曲にも、良い歌はたくさんありますよ。それらを演奏するのは、やぶさかではありませんが…。

 クラシックとかジャズとかの他ジャンルの曲を「歌謡曲のアレンジで」という意味なら…よく分かりません。私は、歌謡曲って、うわばみみたいな音楽で、どんな音楽でも平気で飲み込んでしまう、貪欲な音楽ジャンルだと心得ています。だから、ある意味、日本人が編曲したら、元がロックであれ、ジャズであれ、クラシックであれ、歌謡曲テイストになっちゃうんじゃないですか?

 ん? それって、偏見ですか?
 
 
69.コンサート等で演出などやりますが、それで「演奏側」ではなく「演出側」をやった事はありますか?

 言ってる事が分かりません。コンサートで演出? お芝居でもやるんですか? ミュージカルですか? でも、質問の流れからすると、そういうわけではなさそうですね。

 ううむ、おそらく、そういう演奏をした事もなければ、見た事もないんじゃないのかな? とにかく、質問の意味が分かりません。
 
 
70.その時、「演奏側」だった場合、どんな演出か気になって演奏できないことがある?

 ごめん、質問の意味が分からない。
 
 
71.ビデオ等で自分の演奏、マトモに見れますか?

 全然、平気ですよ。ただ、それ以前に、自分の演奏をビデオで見る機会がなかなかありません。って言うか、ホームビデオの類って、ほとんど見ないんです。
 
 
72.ではCDやテープなどで自分の音を聴くのは平気?

 全然、平気ですよ。いや、むしろ、楽しみです。レッスンの録音とか、たまに聞き返したりしますし、本番の演奏はiPODに入れて、ヘビールーティンで聞きます。だって“自分大好き”だもん。
 
 
73.あなたのやっている音楽ジャンルのCD、何枚くらい持ってますか?

 数えた事ないので、分かりませんが、声楽・オペラ関係なら500枚くらい。フルート関係だと、ジャズとクラシック合わせても100枚程度かな? ロック関係は…もう分かりません。
 
 
74.個人練習(基礎練習など)、きちんとやってますか?

 やっているつもりですが…。
 
 
75.基礎練習は主に何を何分くらいやっていますか?

 最近だと、フルートは1時間くらい基礎練習に時間をかけていますね。声楽は、どこまで基礎でどこからが応用なのか、よく分かりません(汗)。
 
 
76.練習日等含めて週にどれくらい楽器を演奏していますか?

 できれば、毎日練習しようと思ってます。
 
 
77.個人で練習する場所(自宅、貸しスタジオ)ってありますか?

 自宅の書斎で練習してます。書斎はいいですよ。本が優秀な防音材となります。
 
 
78.お勧めの教則本とかあれば紹介して下さい。

 いえ、別にありません。教則本に頼るよりも、しっかりした先生に師事して楽器を勉強した方がいいと思います。独学を否定はしませんが、なるべくなら、師匠がいた方が良いと思います。「何事も先達のあらまほしき」ってわけです。
 
 
79.自分の楽器以外で演奏できるものがあれば教えて下さい。

 ありません…ってか、他人の楽器を演奏するのは、イヤです。
 
 
80.好きな作曲家は?

 ヴェルディ(はぁと)。ヴェルディって、オペラ作家だけれど、心はロックンローラーだと思う。きっと、現在に生きていたら、ブリブリのハードロックをやっていそう。
 
 
 さて、百質も後一回です。明日は、最後まで突っ走りますよ~。

2010年5月 1日 (土)

楽器イジリじゃないけれど答えちゃうぞ(その3)

 さて、五月になりましたね。ゴールデンウィーク進行、真っ只中の当ブログです。今日も今日とて「クラリネット吹き純子の部屋」さんの「楽器イジリ百の質問」に答えちゃいますよ。
 
 
41.アンサンブルやったことありますか?

 アンサンブルと言うか、バンドなら経験ありますよ。ロックバンドとか、ゴスペルバンドで、ギターでやっていた事あります。合唱団にいた事もアンサンブルと言っていいなら、合唱やってました(笑)。
 
 
42.ではマーチングは?

 いいえ。マーチングをするロックバンドや合唱団なんてあったら、超~笑える。
 
 
43.ひょっとして合宿とかもやった事ある?

 ロックバンドで合宿という意味なら、ありません。合唱団ではありますね。別に、練習して、お酒飲んで騒ぐというレベルの合宿です。ちなみに、今度の夏休みに、歌劇団で合宿します。
 
 
44.それらの思い出を教えて下さい。

 酒を飲んで大騒ぎ…でしょ。酒の席の話はシラフでするものじゃありません。
 
 
45.一般楽団に所属していますか?

 楽団と言うからには、吹奏楽団の事でしょうね。吹奏楽はやっていませんし、やるつもりもないです。合奏をやるなら、オーケストラがいいですが、なかなか混ぜてもらえません。ファゴットに転向すれば、オケに入れてもらえるかな?
 
 
46.あなたの楽器はピッチはいい方ですか

 楽器のピッチは良いのですが、私自身のピッチはあまり良くないです。
 
 
47.メロディー、ハーモニー、オカズ、演奏するならどれ?

 メロディ以外はご遠慮申し上げます。
 
 
48.1st、2nd、3rd…あなたはどれですか?

 どれでもありません。やるなら『主役』がやりたいです。
 
 
49.Soloは好きですか?

 Soloの嫌いな人って、いるんですか?
 
 
50.好きな曲は何ですか?

 今、この瞬間なら、フォーレのパヴァーヌ。ただし、イアン・アンダーソンの演奏に限ります(笑)。
 
 
51.ではその理由は?

 だって、カッコいいじゃん。もう、背中ゾクゾクでしょ。
 
 
52.じゃ、キライな曲は?

 ビートルズの「レボリューションNo9」
 
 
53.出来ればその理由も。

 ぶっ飛びすぎて、よく分かりません。もう40年も前の曲だけど、未だに分かりません。ミュージック・コンクレートって何ですか? それって美味しいですか?
 
 
54.楽器を演奏する時の癖ってありますか?

 分かりませんが…無くて七癖と言いますから、きっと、おもしろい癖があるんでしょうね。笛先生がおっしゃるには「右の中指が立ち過ぎる」そうです。
 
 
55.楽器を演奏する時、体が動きますか?

 もう、グイグイです(笑)。
 
 
56.大キライなヤツがあなたのパートに入ってきたらどうしますか?

 別にどうにもしません。我慢できなければ、自分が辞めればいいだけじゃないですか?音楽なんて、どこでもできます。 イヤな思いをしてまで、そんなところにいる必要なんてないじゃないですか?
 
 
57.初心者が入ってきたら面倒を見てあげますか?

 私は、実に面倒見のいい人だよ。教えるのも、たぶん、上手だしね。
 
 
58.楽器のポスターやカタログ等、部屋に飾っていますか?

 そんなこと、した事ないです(笑)。
 
 
59.突然ですが、お酒は好きですか?

 いいえ。どちらかと言うと嫌いです。

60.本番と打ち上げ、どっちが好きですか?

 本番です。私は酒宴というのが嫌いなんです。だから、酒の出ない打ち上げなら、喜んでいきますが、そういう打ち上げって、ないんですよね。
 
 
 という感じですね。今日はどれも答えが短くて申し訳ないです。別に面倒くさいわけじゃなく、リズムよく、歯切れよく解答していたら、短くなっちゃいました。…あー、明日も続きます。よろしくね。

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