ひとこと

  •  来年(2019年)10月から消費税が増税されます(8%->10%)。それに伴って、軽減税率というのが導入され、外食と酒を除いた飲食物の税率が8%に据え置かれます。で、外食をどこで線引するかで混乱しているようです。スーパーで購入したおにぎりを、イートインコーナーで食べたら外食扱いで税率は10%になるのに、お店の片隅に設置されたベンチで食べたら持ち帰り扱いで税率が8%になるのは、なんか変。外食と言うのは、高級レストランや料亭だけでなく、ファミレスもあれば、スーパーのイートインコーナーもあるわけだけれど、きっと軽減税率を考えたお役人さんの頭の中には、庶民感覚がすっぱり抜け落ちていて“外食=ぜいたくな食事”って考えたんだろうね。だから外食は軽減税率の対象にはしなかったわけだ。でもね、実は安い外食って、自炊するよりも安価なんだよね。だから、そこそこお金に苦労している人は、案外、外食が多かったりするんだよ。なので、庶民の生活の事を考えたら、外食も軽減税率の対象にするか、あるいは安価な支払いの外食(例えば、一回の支払いが1万円以下とか…)は軽減税率の対象にするとか…の方が、いいんじゃないの?

お知らせ

  • ●2018年秋の本番のお知らせです。●門下の発表会は、次の通りです。●2018年11月18日(日) 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール 13時開場 13時30分開演です。●こちらは一番下手っぴなのが私なので、最初から聞いても面白いと思います。全体で2時間程度の発表会です。私の出番は二回に分けてますが、最初の出番は14時前後になる予定です。●レスピーギ作曲「Invito alla danza/舞踏への誘い」●ドナウディ作曲「Amor s'apprende/ 愛は取り付いてしまう」●ヴェルディ作曲「椿姫」より「De'miei Bollenti spiriti/燃える心を」●そういうわけで、一つよろしくお願いします。
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2010年5月17日 (月)

2010年 ラ・フォル・ジュルネに行ってきたよ その6…ポーランド民謡&舞踏なんて、始めて見たよ

 「ショパン展」を見終えた私は、東京駅のすぐそばにある丸ビルから、隣の駅である有楽町駅のちょっと先にある、帝国ホテルまで、急いでテクテクと移動しました。天気もよく、日射しも強かったので、ちょっと汗まみれになっちゃいました(笑)。

 帝国ホテルに行った理由は……今回のラ・フォル・ジュルネでは、本会場である東京国際フォーラムは、本当に、フルート成分が少なすぎるので、そのフルート成分を補うために、帝国ホテルで行われた、新村理々愛ちゃんのフルートコンサートを見に行くことにしたからです。
 
 
帝国ホテルロビーコンサート

 帝国ホテルって、時々前は通りますが、中に入ったことはありませんでした。なんか、一流ホテルって、ごく普通の市井の人である私なんかは、中に入るのもドキドキするんだよね。でも入ってみたら、横浜のニューグランドホテル(こっちは結構利用してます)にも通じるような雰囲気だったので、結構、くつろいじゃいました。フカフカのジュータンはいい感じですね。

 お目当てのロビーコンサートの出演者は、フルートの新村理々愛ちゃんと、ピアノの今西恭彦さんのデュエットです。もっとも、ピアノと言っても、全編、フルートの伴奏で、ピアノのソロはありませんでした(残念)。

 曲目は以下のとおり。

バッハ作曲「ポロネーズとバディネリ」
ショパン作曲「ノクターン」(いわゆる“愛情物語”です)
ショパン作曲「幻想即興曲」
尾高尚忠作曲「フルート協奏曲[第1&3楽章]」
リムスキー・コルサコフ作曲「熊蜂の飛行」

 コンサートの主役である新村理々愛ちゃんは…たぶん高校生? その年令ですでにプロ奏者としてデビューしているわけで、すごい才能の持ち主ですね(と言うか、才能がなくて、努力だけでプロ奏者やれるほど甘い世界ではない事は、重々承知しております)。彼女の笛の音は太くて、そのかわいらしい容姿には似つかわしくないほどの迫力がありました。若くてもプロフェッショナルな人はすごいものです。

 ただ、ショパンの曲をフルートで吹くというのは、いくら演奏者が凄腕だとしても、やはり座興でしかありません。いや、むしろ、凄腕であればあるほど“ピアノ演奏でない事”を感じさせてしまうので、残念な気分になります。

 ラ・フォル・ジュルネのテーマ作曲家がショパンだから、むりやりプログラムに入れたのでしょうが、やはりショパンはメロディーメーカーと言うよりも、コンポーザーなんだなって思いました。いいメロディーを書くのだけれど、そのメロディーだけを取り出すと、ちょっと寂しい気分がします。やはり、和音の響きの中で支えられて映えるメロディーなので、フルート+ピアノという形態よりも、ピアノソロの方がむしろいい感じになると思います。

 「ノクターン」と「幻想即興曲」は、フルートの演奏で聞きながら、ピアノソロ演奏を心のどこかで待っていました。フルートでの演奏だって、すごく大変なのにね。特に「幻想即興曲」は、かなりテクニカルな難曲だと思いますが、それでもやはり不足感は否めませんでした。

 でも、残念だったのは、その二曲くらいかな? その二曲だって、仕方のない残念さだから、しょうがないです。残りの曲は、かなりがんばっていたし、聞き応えも十分でした。特に尾高氏作曲の「フルート協奏曲」は、抜粋でしたが、よかったですよ。次はピアノではなく、オーケストラ伴奏でこの曲を聞きたいものです。

 ここで、たっぷりフルート成分を注入した私は、東京国際フォーラムに戻りました。
 
 
ポーランド民俗舞踏

 東京国際フォーラムに戻った私は、再び、マスタークラスを受講しようと思いましたが…なんと、マスタークラス、超大人気(爆)。午前中のヴァイオリンのクラスは奇跡的に入場できましたが、今度はピアノ、それもショパンの曲を取り上げるという事もあり、私が会場に到着した頃は、明らかに入場できないくらいの列になっていました。

 さすがに、これは諦めざるをえません。やむなく、マスタークラスを辞めて、展示ホールに行ったところ、なんと、今年のラ・フォル・ジュルネの目玉アーチストである、ゼスポール・ポルスキのパフォーマンスが行われることになってました。ラッキー! 実は、この回の展示ホールでの演奏者は、当日になるまで「有料公演者の演奏」としか発表されていなかったのですよ。それがまさかのゼスポール・ポルスキだったとは。ううむ、これはマスタークラスを辞めて正解だったかもしれません。

 さらに言えば、座席もなんと、偶然でしょうが、センターの最前列に座れました。ううむ、ここでもまたまた“砂かぶり”だよ。ほんと、私は運がいいなあ。

 ゼスポール・ポルスキはポーランドのバンドで、民俗音楽と民俗舞踊のパフォーマンスをするバンドです。ミュージシャン7名とダンサー2名(男女各1)の9人編成でした。ミュージシャンは、一人は歌手(地声っぽい発声でした)で、残りは楽器と歌を掛け持ちしてました。その楽器なんですが、一人はピッコロによく似た楽器(でもたぶんピッコロ)、もう一人がヴァイオリンによく似た楽器(でもたぶんヴァイオリン)は、まあいいとして、あとは全く知らない楽器でした。膝に立てて弾くビオラに似た6弦の楽器(和音が出るんだよ)とか、笙とバグパイプの中間形のような楽器とか、手回しヴァイオリン(弓ではなくハンドル操作で音を出します)とか、小型のチェロのような楽器とか、口に入れてビエ~ンといったような音を出す楽器とか、不思議な音が出る大型タンバリンとか…もう、不思議満開でした。

 曲は8曲やったけれど、半分はヴォーカル入りの曲で、残り半分はインストなんだけれどダンス入り。ダンスは民俗衣装を着て踊りますが、ちょっとバレエっぽい感じです。でも、きちんとしたストーリーがあっておもしろかったです。

 ところどころ、ショパンのマズルカで聞けるようなフレーズがあったけれど、これは彼らがショパンからもらったのではなく、彼らが演奏している民俗音楽の影響を受けたショパンがトリビュートしたものだと、マルタン氏がラジオで言っていたのを思い出しました。ああ、この音楽がマズルカの原形なわけね。

 ラ・フォル・ジュルネに行かなければ、見れない聞けない演奏を聞くことができました。知的好奇心的には、ここがゴールデンウィーク最大の山場だったかもしれません(笑)。

 ほんと、お腹一杯になりました。
 
 
サックスコンサート

 ゼスポール・ポルスキのパフォーマンスが終わるや否や、展示ホールに入っている各ブースが一気に活気づきます。私は島村楽器のブースのそばにいたのですが、ここのブースでは、いきなり「サックスコンサート」が開催されました。演奏しているのは、この楽器店の大人の音楽教室の講師の方。とっても親しみ深いコンサートをやってくださいました。曲目は以下のとおり。

モンティ作曲「チャルダッシュ」
ショパン作曲「幻想即興曲」…この曲はピアノソロで演奏
ピアソラ作曲「リベルタンゴ」

 サックスはアルトサックスでした。いかにも夜な音でしたので、チャルダッシュにしてもリベルタンゴにしても、いい雰囲気でしたよ。

 でも、それよりも私の気を引いたのは、ピアノの音。おもしろい音がするピアノでした。生のグランドピアノでしたけれど、ちょっと素朴な音で、スタンウェイとは全く別物な音のピアノだったのですが、これ、ドイツのザウターという楽器メーカーのピアノなんだそうです。このピアノ、ちょっと気に入ったかもしれない。このザウターのピアノでショパンの曲を弾くと、なかなかいい感じでした。

 と言うわけで、思いもかけずにサックスコンサートを聞いた私は、地上に出て、次に向かいました。次は…続きます(笑)。

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コメント

ラ・フォル・ジュルネの記事を楽しませていただいています。
ゼスポール・ポルスキ、知りませんでしたが面白そうなコンサートですね。
楽器が面白そう!
ヴァイオリンはフィドルでしょうか?(具体的にどう違うのかはわからないのですが)
手回しヴァイオリンがとても気になります。

>口に入れてビエ~ン

アイヌのムックリみたいなものでしょうか?

ポーランドの踊りはショパンの音楽を演奏する上で理解する必要があると思います。
今は動画サイトなどで手軽に見ることが可能ですが、私にとってはちょっと前まではよくわからない世界でした。

>Ceciliaさん

 フィドルとヴァイオリンは同じ楽器ですよ。演奏法とか使用する音楽ジャンルで呼び方が変わるだけ…と私は理解してます。コンサート会場で格調高くテクニカルに演奏すればヴァイオリンで、街角や酒場で流行り歌や民謡なんかを弾けばフィドル、というふうに理解してます。ストラディバリのコピーモデルだけがヴァイオリンではわけじゃないですからね(笑)。

 そういう意味では、私はヴァイオリニストになりたいのではなく、フィドラーになりたいのかもしれない(笑)。

>手回しヴァイオリンがとても気になります

 思い出しました。あの楽器は、ハーディーガーディの一種です。

 それと、口の中に入れてビエーンという楽器は、いわゆる口琴の一種なんですが、かなり低音な楽器でした。ムックリとは持ち味がだいぶ違いました。むしろ、モンゴルの口琴に似たような感じでした。おそらく、楽器と声をハーモナイズさせて演奏していると思いますので、奏法自体もムックリとは異なるのではないでしょうか? 

 ちなみに、ムックリの音を知らない人のために…ムックリの音って、最初の「天才バカボン」のオープニングソングのイントロで効果的に使われている、ポヨ~ンポヨ~ンって音に似てます(あれは口琴の音です。口琴にも色々あるので、ムックリとは限りませんが、似てますよね?)。

>ポーランドの踊りはショパンの音楽を演奏する上で理解する必要があると思います

 私もそう思います。でも、ポーランドの踊りなんて、私たちはなかなか見る事ができないですね。なんかちょっとユニークな踊りでして、ほんと、いいものを見せていただきました。

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