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2010年3月 4日 (木)

この音は何?

 声楽のレッスンに行ってきました。前々回のレッスンでは聴音のやり方を教わりましたが、今回は聴音そのものをやりました。ただし、超初級編でしたが…見事に撃沈しました。

先生「(ピアノを弾いて)この音は“おヒゲのド(中央ド)”です」
   「(またピアノを弾いて)何?」
 
私 「オクターブ上のソ?」

先生 「残念、ラ」
    「(ピアノを弾いて)この音は基準音のラです」
    「(またピアノを弾いて)この音は何?」

私 「ちょっと上のド?」

先生 「残念、ド♯」

 …こんな感じで何度か繰り返し…あ、たまには当たったンですよ、たまにはね…。で、最後に先生曰く「絶対音感もなければ、相対音感もないんだなあ…(はい:謝)」

 絶対音感は無いにせよ、相対音感は無いと困るので、何とかして身に付けましょうというわけで、ちょっと家で音感の練習をしてきてくださいと言われました。へ? 家で? 一人で? でも、どうやって?

 パソコンのソフトで何かあるでしょ?
    …そうですね。パソコンを使えばいいわけです。

 ネットであれこれ探してみたところ、この「音感・リズム感トレーニング(ここにあります)」というソフトが良さ気なので、これを使って、しばらく独学をしてみる事にします。毎日、パソコンの電源を落とす前の5分くらいでもやれば、そのうち、簡単な音程は分かるようになると…うれしいな。

 音感って、その実体は“聴覚的印象の暗記”なんですよね。私は耳で聞いたメロディーとか、割と簡単に覚えられる人なので、聴覚的印象を暗記するのは、そんなにできないわけではないと思います。ただ、訓練されていなかったので、音感として身についていなかった…そう思いたいです(笑)。

 さて、聴音の後は、色々なアドヴァイスをいただきました。

 日々の練習でも、相対音感を身に付けるために、ちょっとした事を習慣づけたり、意識づけをしましょうと言われました。で、まず実践すべきなのは、階名唱です。

 階名唱ってのは、いわゆる、ドレミで歌う事です。で、歌でもフルートでもなんでも、楽譜を読む時に、必ず階名唱をするように習慣づける事。その時の注意は、必ず「固定ド唱法」で行うことと、「調性」を意識しながら歌うことの二点です。調性を意識しながら固定ドで歌うことで、相対音感がより早く身につくと言われました。

 いずれにせよ、相対音感と、調性感と、和声感。この三つの感覚を早急に身に付けることが大切だから、頑張っていきましょうと言われました。

 なんか、受験勉強のまねごとをしているみたいな気もするけれど、それで歌が上手になって、音楽がより豊かに楽しめるようになるなら、歓迎歓迎なので、がんばります。

 で、次は、コンコーネ。コンコーネの3番を歌っていると、先生がいきなり演奏を止めて、直前に私が歌った音をピアノを弾いて「この音は何?」と来ました。

先生「この音は何?」
 
私 「何ってなんですか?」

先生「だから何?(目で訴えてきます)」

私 「(目を見て察します)ええと、ハ長調ならソ?(3番は変ホ長調)」

先生「移動ドで来たか…、まあ、いいや、じゃあ、ソって何」

私 「第5音?」

先生「おお、出たね、もうすぐだ。第5音っ何?」

私 「何ってなんですか?(一生懸命、目を探る)」

先生「(目で察する)ドミナントって知っている?」

私 「属音のこと」

先生「そう、属音って何?」

私 「分かりません」

先生「宿題ですね」

 はい、属音、知りません。ついでに、「主音」「下属音」「属音」「導音」の意味を調べてくる事も宿題になりました。

 なんでそんな事を尋ねられたのかと言うと、歌を歌っているに、調性を感じながら歌うことと、同時にメロディーの中での、その音の役割を考慮しながら歌えるようにするためだそうです。

 調性感覚を身につけるために注意された事。「移調ド唱法は忘れる」「平均律にこだわらない」「安物チューナーは信用しない」「自分の感覚を信じる」

 …私のチューナーは安物です。どーしましょ。それに、本当に自分の感覚を信用していいのか、はなはだ疑問です(笑)。

 そんなこんなで、コンコーネの3番は終了。「全体的に音が低い以外は問題なし」だそうです。もっとも「全体的に音が低いこと自体が大問題だけれど…」とも言われてます。ううむ、どうしても、音がぶら下がるんだよなあ…。

 で、次回からは4番。だんだん課題も難しくなってくるので、気合をいれて譜読みをしてくる事を言われました。あと、歌劇団の練習でもコンコーネをやっいるので、そちらに抜かされないように気合をいれて取り組んでいきましょう、と言われました(汗)。

 二重唱。ちゃんと練習してきたつもりだけれど、やっぱり何カ所か落としてしまった。もっとしっかりテキストを読んで来る事。一人で読めても二人で読めないとダメなので、ふたりで一緒にたっぷりと読み合わせをして来る事。背中合わせで読み合わせをしてくると良いそうです。

 今回のレッスンは、体よりも、脳味噌が疲れました(汗)。

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コメント

絶対音感の方は、はたして必要なのか疑問なこの頃です。

ヤマハの幼児科にいってたときは、ドミナントでおじぎして、サブドミナントでばんざいしてました。
CMでも「どみそ、しふぁそ(しれそ)、ど、み、そー」
なので、ドミナントは下の音を使うので、おじぎっぽいし、合唱の最初のおじぎもこれですよね。
おじぎをしっぱなしは辛いので、戻りたくなるんです。
ばんざいからはどっちのポーズでもいいんだけど、最後は気をつけ(トニック)。

今は、どうやってるのかなあ。
もっとすごいダンスとかで教えてそう。

いいなあ!
何だか楽しそうです。
一石二鳥どころか三鳥みたいなレッスンですね。
私もキング先生のレッスンを受けたくなってきました。

とてもためになりました^^)
そして楽しそうでウラヤマシイ。
昔からの感覚で音楽をやっていますが、
固定ドとか属音とか考えたことなかったです。
理論で裏づけされるともっと音楽が深くなる気がします。
フルートがC管のせい?で、私は移動ドでは歌えません^^;
移調楽器が出来ると、そういうのは普通なんでしょうね。

>アリサさん

>おじぎをしっぱなしは辛いので、戻りたくなるんです。

 このドミナントの解釈は、楽しいですが、的を射ていると思います(笑)。やはり、体で覚えている人は、感覚が違うなあ…。

 絶対音感はあった方が、音大受験が楽だし、現代音楽をやる時にも便利だと思いますが、絶対音感だけで相対音感を持っていない人は、ピアノ曲はともかく、オケ曲や合唱曲をやれなくなってしまうと思います。だって、絶対音感って、平均律の音を覚えているわけでしょ。オケ曲も合唱曲も、ぜったいに平均律で演奏しないから、相対音感がないと、大変だと思う。

 一番良いのは、絶対音感を持っている人が、きちんと相対音感のトレーニングを受け、両方の良いとこ取りがしっかりできる人、だと思います。ただ、絶対音感を持っている人は、相対音感のトレーニングを真面目にやらないのが困ったものだと、なんかの本で読みました。ほんとかな?

>Ceciliaさん

 うん、キング先生のレッスンは、楽しくてタメになるんだよ(お世辞抜きでね)。おまけに歌まで上手になる(笑)ので、一石三鳥です。

 近くだったら、絶対にCeciliaさんを門下に誘って「一緒に歌劇団をやろう」と言うんだけれどなあ…。お互い、遠くで残念です。

>シラスマさん

>フルートがC管のせい?で、私は移動ドでは歌えません^^;

 いやいやいや、フルートはC管だけれど、私はフルートでヘ長調の曲を吹くと、Fがドに聞こえます。つまり、FGAHCDEF~という音階が、ファソラシドレミファ~ではなく、ドレミファソラシド~に聞こえます。こういう耳は相対音感の耳なんです。だから移動ドで歌えるか歌えないかと、使用する楽器の管長は関係ないと思いますよ。これは単に“耳”の問題だから。

 移動ドで歌えない人は、単純に移動ドに不慣れなのか、あるいは絶対音感が邪魔をしているか、のどちらかなんです。ですから、絶対音感の持ち主でなければ、ちょっと練習すれば、すぐに移動ドOKの人になれます。

 ただ、移動ドに慣れてしまうと、調が持つ味わいが分からなくなってしまうと言います。と言うのも、移動ド唱法だと、ハ長調もニ長調も単に長二度の違いしかない同じ音階になってしまって、本来、ハ長調の持つニュートラルな味わいと、ニ長調が持つ華やいだ味わいの違いに無頓着になるからだそうです。調ごとに持っている味わいを大切にするのが、調性感覚って奴なんだと思います。

「主音」「属音」「導音」はわかるとして「下属音」まで調べてきなさいって、すごい先生です、キング先生。
めんどうくさいけど、楽しいので頑張ってくださいね。
この路線を勉強していくと、ゆくゆくは指揮者が何を考え指揮をして、
作曲家が何をどう考えて音楽を構築していったのかみえてきます。
オペラ歌うなら武器になる知識です。
ドレミ歌い頑張ってくださいね。

>みるてさん

 まあ、下属音は、私と先生のやりとりの中で、出てきたので、もしかすると、先生的には不要だったのかもしれないけれど…まあ、調べておきます。知らないよりは、知っていた方が良いものね。

>この路線を勉強していくと、ゆくゆくは指揮者が何を考え指揮をして、作曲家が何をどう考えて音楽を構築していったのかみえてきます。

 おおっ! それは楽しみですね。そう思うと、単なる楽典の勉強にも力が入るというものです。

>オペラ歌うなら武器になる知識です。

 歌いたいですし、歌います! じゃあ、なおさら、一生懸命勉強しないと…ね。

 さあ、気合入れて頑張りマース。

>ただ、絶対音感を持っている人は、相対音感のトレーニングを真面目にやらないのが困ったものだと、なんかの本で読みました。ほんとかな?

私の場合。

今は移調楽器をやってるのですが変換して対応しています。
聞こえるものは変えようがないんですよね。
何調といえばどんなスケールかというのは、五線紙に音符が並んだ状態で思い浮かぶので、数えて変換する方法です。

相対音感のトレーニングは、今までしたおぼえがありません(爆)
フルートアンサンブルや、吹奏楽を経験していますが。
もちろんチューニングをするし、練習曲としてコラールなどで全体の合奏もしてました。
みんなで歌を歌ったりもしたし。
でも、どうなんでしょうねえ。
吹奏楽は音大の先生にも教えてもらったんですけどね。

ピッチがどうとかいうのは、やってたと思うんですが、和声とかはあやしいです。
吹奏楽では、どこにあわせたらいいのか行方不明になることがよくありました。
(理論的なことは、わかってるつもりです)
もっときちんと勉強するべきだったのでしょうかねえ。

吹奏楽、ああ、吹奏楽…(以下略

>アリサさん

>聞こえるものは変えようがないんですよね。

 そうでしょうね、私は逆にFの音はハ長調ならファに、ヘ長調ならドに聞こえます。なので、ただ今、Fの音をヘ長調でもファに聞こえるように練習中です。これはこれで案外大変です。

 吹奏楽については…ノーコメントにしておきます(笑)。

私は相対音感で、音階感覚は移動ドですからすとんさんと同じですね。なので、Fがドの位置に移動しても、それを固定読みする「ファソラシドレミファ」では、音階の微妙なピッチのゆれをキャッチできないので、きれいな音階で歌えなくてオンチになりそうです。
♯♭が三つ四つついたらよほど注意していないと二つ三つ落っことしそう。

この問題って、たとえて言ってみれば、オートマチック車のブレーキを右足で踏むか左足で踏むか、と同じで右足でアクセルと踏みかえてブレーキを踏む人は、左足でブレーキなんてとんでもない、そんな危ないことしちゃダメ、っていうし、左足でブレーキ踏む人は、アクセルは右に担当させて左足はヒマしてるのになんで使っちゃだめなのよ、あいているんだからいいでしょ、こんなにラクで安全なブレーキングなのに。なぜ教習所で教えないのでしょ?と言ってるし。
どちらも慣れの問題でしょうね。
ブレーキは安全に止まれればいい、音楽は、音楽として結果がよければそれでいい、と思います。

>ダリアさん

 ダリアさんは、優秀な相対音感の持ち主なんだと思いますよ。

 私はその点、至っていいかげんです、聴く時はたぶんに相対音感っぽいんですが、歌う時はなぜか移動ド(相対音感ぽい歌い方)ができません。歌う時は、固定ド(絶対音感っぽい歌い方)の方が楽かな? たぶん、歌う時は、ドレミの位置関係よりも、ドレミの絶対的な高さの方を優先するんでしょうね。ちなみに臨時記号の処理は、頭の中で「次のファは♯だから、高めに歌うぞ」とか「次のミは♭だから、少しくすんだ感じで歌うぞー」とか考えてます。

 きっと、こんなんじゃ、ダメなんだと思うけれど…。まあ、おいおい、やっつける事にします(汗)。

 オートマのたとえは、おもしろいかったです。ただ、音楽って、車ほど単純じゃなくて、もっとモヤモヤしていて、そのモヤモヤしているところが美味しいのだと思ってます。例えばブレーキを踏めば車は止まるけれど、ブレーキの踏み方で止まり方が違うぞーみたいな感じかな?

 結局、音楽って、結果じゃなくて、過程を楽しむものだと思ってます。だから「止まればいい」のではなく「気の利いた止まり方をすれば、なお良い」の世界だと思ってます。

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