ひとこと

  •  もうすぐ選挙ですね。選挙は、それぞれがご自分の思想信条に従って投票すれば良いことですが、その際に、枝葉の小さな問題に捕らわれて、大切な事を見失わないようにしないといけません。選挙は人気投票でもなければ、誰かを懲らしめるための手段でもありません。我々の子どもたちに、日本という国を安心安全に譲り渡すために、今何をしなければいけないのか、そしてそれを目指しているのは誰なのか、そこらへんを見極めていくことが大切なのです。問題は今ではなく、未来なのです。
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

コメントについて

  • コメントは、どの記事に対して付けてくださっても結構です。歓迎します。ただし、以前書いた記事については、現在では多少考え方が変わってしまったものもあります。また、コメントをくださる場合は必ず“名前”の欄にハンドルネームをご記入ください。ココログ的には、コメントの際の名前の記入は任意となっていますが、このブログでは必須としますので、ご了解ください。また、その時に使用されるハンドルネームは、お一人様一つで統一してくださいますようにお願いします。複数ハンドルの同時使用、及び別人への成りすまし発言、捨てハンドルのご使用等は固くご遠慮願います。迷惑コメントやアラシ発言に関しては放置でお願いします。記事とは無関係のものや、プライバシーに触れたコメント、スパムコメント、エロ系コメント、商用コメント及びにネットマナーを無視したコメントに関しては、予告なしに削除する事もあることを御承知置きください。また、度重なる迷惑コメントに関しては、ニフティに「迷惑コメント」として通知し処理してもらうことにしました。

カテゴリー

メールについて

  • 記事の訂正および削除の依頼と、部外者に見られることなく、私(すとん)と連絡を取りたい方は、メールリンク(この下にある「メール送信」)をクリックしてメールでご連絡ください。その際、どの記事でもかまいませんから、コメントに「メールを送りました」と一報いただけると幸いです。私、メールを見る習慣がないので、黙っているといつまでもメールを放置してしまいますので、よろしくお願いします。メールを送ったことをお知らせいただいたコメントは、メール確認後、すみやかに削除させていただきますので、ご安心ください。

« ああ、合唱がしたい | トップページ | セボネマガリの話 »

2009年6月26日 (金)

高い音を支える

 フルートで高い音を出す時は、運指だけをそのようにしても、音が出るわけではありません。運指が正しいだけで、音が楽々出るなら、誰も第三オクターブに苦労しないわけです。運指にプラスして『何か』を加えないと、高い音は出ないわけで、その何かが分からなくて、私をはじめとする、フルート初心者たちは「高音は難しい」と思うのでしょう。

 この『何か』って何でしょうか? 私が第三オクターブ、とりわけ高音Eで悩む中で、色々と試行錯誤をして、自分なりに見つけたことは“息の支え”が、かなり重要だという事。

 私の場合は「運指」+「息の支え」が、第三オクターブ、とりわけ高音Eの発音には必須要件だと分かりました。

 なぜ、これが分かったのかというと、それは『倍音練習』をしている時です。倍音練習って、運指を変えずに高音を次々と出す練習で、運指は変えられないのですから、運指以外の要件で高音にチャレンジしていかないといけないのです。そこでキレイに倍音(つまり高音)を出すために、色々なやり方があるのでしょうが、私はうまく倍音が出せた時の体の動きの記憶から、よりしっかりとお腹で息を支えるようにしてみました。そして、しっかりと息を支えれば支えるほど、容易に高音が出てくれるのを、経験的に確認しました。

 ですから私は、高音を出す時は、しっかり息をささえるようにして心掛けて、高音を出すようにしたところ、うまくほぼ確実に第三オクターブが発音できるようになりました。いや、逆に言うと、第三オクターブの発音に失敗する時は、大抵、息の支えがいいかげんな時なんですよ。いや、ほんと。

 さらに、息をしっかり支えると、高音の発声以外にも、よい影響が得られることが分かりました。それは、息をしっかり支えると、上半身がきれいに脱力できます。いや、むしろ上半身に変に力が入っていると、息を支えるもやっかいになりますので、自然と上半身から力が抜けるのでしょうね。。

 息をしっかり支えて、上半身は脱力して、高音に臨む…。これって別にフルートに限ったことではなく、声楽でも散々注意されていた事です。その事に気づいた私は、さっそくこのやり方を声楽にも応用してみました。

 結果は………ちょっといい感じ? フルートのように、劇的に解決! なんてわけにはいきません。でも、高音の発声練習の時に、ファルセットにならないように気をつけながら、フルートの倍音練習の要領で、息をしっかり支えていくと、以前は必ず、高音になると閉じていた体が、開いたままの状態をうまくキープできているみたいなんです。それだけでも大収穫というものです。問題は、声楽の場合は、息の支えだけでは全然足りないという事ですね。さらに、フルートでいうところの『運指』に相当する『何か』が必要のようです。

 声楽はやっぱり難しいですね(汗)。でも、ちょっと、いい感じなので、こっちの方向で頑張ってみることにしました。

 声楽とフルート、一見関係ないけれど、案外、通じるところがあるみたいで、注意深く練習していくと、その二つのそれぞれに良い影響を与え合っていくことができそうです。相乗効果? そんなものがあるといいなあと思ってます。

 ちょっと、むふふな気分です。

« ああ、合唱がしたい | トップページ | セボネマガリの話 »

発声法のエッセイ」カテゴリの記事

フルートのエッセイ」カテゴリの記事

コメント

フルートと声楽は本当に似ている部分が多いですよね。
高い音が自分で納得の響きが出来ると、すっごく嬉しいんですよね(単なる自己満足ですが)
最近は低音にはまってます。苦手なんですが良い響きが出来るとうっとりしちゃいます(笑)

>橘さん

 低音ですか…フルートの低音もなかなかいいですよね。

 まだ自分の中できちんと言語化できていないんですけれど、低音をキレイに響かせるには、高音の支えとは別のシステムで、やはりある種の支えが必要だろうと思ってます。でも、そういう事って、案外(私が読むような初心者向けの)本には書いてないし、ネットにも情報が転がっていない。職業上の秘密として内緒にしましょうと業界で決まっている(笑)のか、あるいは、うまく言語化できないほど、インナーマッスル系の動きなのか、どちらかなんでしょうね。

 私は、低音であれ高音であれ、まず美しい音で奏でるというのが、クラシック音楽の(演奏上の)前提だと思ってますので、キレイな音がまず欲しいです。

>良い響きが出来るとうっとりしちゃいます(笑)

 分かります、うんうん。

高音は仰る通り、支えが一番。それと息のスピードですね、量はいりません。すとんさんの記事を読む限りではその辺は大丈夫そうなので、支えだけでしょ。後、微妙なコントロールも必要ですが、今は考えなくても充分大丈夫です。

低音が・・・・乗っていない、、、
恐らく、今私が習っている事を説明したら、かえって「訳判らなくなる」と思います…^^;;
そして、高音のコントロールと違って文字にするのが難しい…です。

後、考えられる事は、、、

高音がしっかりと出るようになった時には低音のコントロールも自然に身に付いています。(^^)v 微妙なコントロールは必要ですが、それはあくまでも微細な事。

その理由は、フルートの曲は、フルートが一番鳴りやすい音域に大事な音が来るように作られているんです…例えば「プーランクのソナタ」そのまま吹くだけで綺麗なんですよ。なんの裏技(笑)もいらないんです。そして合奏(吹奏楽や管弦楽)では高音域を担当しますから、その音域を綺麗に響かせる事が最重要課題になります。

そしてもう一つの理由。。。常に「美しい音」を追求していくのは、初心者だろうとプロだろうと変わりありません…が、音色をコントロールする技術を磨く事は、、、先ず、どの音域でも同質の音色が出せることが最低条件なんです…それが出来なきゃ音色変えるって無意味でしょ? それと同時に、ある程度の技術を習得している事。。そこまで行かないと、どの先生もその課題を生徒に与えません。その辺まで行く人は、音大生だったり、ブログに説明出来切れなかったり、、そー言う意味でも情報が少ないのですよ。

すとんさんがその域に達した時に、皆さんにわかりやすく説明してくださいね♪

よくフルートでも「歌うように吹く」とか「歌って!」っていいますよね、あれってほんとらしいですよ。私もいわゆる「歌うたい」からフルートに転向したくちなんですが、なにしろ元歌うたい(ソプラノさん)なのでどうもフルートを吹きながらカラダのいろんな部分が歌をうたっている状態(ピッチのコントロール)をしているようなんです。歌の声をカラダに響かせるように笛の音をカラダに共振させてるっていうか、そんなことも知らずにやってるみたいです・・・・。アルタスが好き、っていう人は、歌うたいさんが多いんじゃないでしょうか。あの楽器は歌う人に向いてると思います。
だからすとんさん、きっとそのうちフルートの音が大化けしますよ。歌うカラダがフルートに反応しはじめるときっと音が変わるはずですから。
あと、参考になるかどうかわかりませんが、音域別で私がこころがけていることは、高い音域に入ったら息の流れるスピードは川でいうと急流なみの流速で逆にほっぺはゆるゆる、低い音域、特に最低音は河口の流れのような息でほっぺの内側はぴったんこにして余分な空気を含まない、ゆったりしていてもシャープな息、かな。


>めいぷるさん

 ありがとう。でも大丈夫ですよ、私はちっとも焦っていませんから。

 私がブログに書いている事は、今現在の私が考え理解している事。なるべく間違いの少ないように、他の人にも分かるようにこころがけているけれど、所詮は“個人の備忘録”のつもりです。今の私を記録するために書いています。そういう意味では、ブログは“公開日記”なんてす。

 モノを学ぶには時が必要だし、順序は大切。そこはもう、オジサンなんで分かっているつもりです。だから、私はようやく高音の入り口付近に学習が到達したばかりで、今は高音の安定が目標だろうと思ってます。低音? 知りたいけれど、それはまたいずれね、って感じです。だから、大丈夫です。

>音色をコントロールする技術を磨く事は、、、先ず、どの音域でも同質の音色が出せることが最低条件なんです…

 ソノリテで学ぶ事は、コレでしょう。歌でも年がら年中、この事ばかり注意されています(笑)。すべての音域を同質の音色で出せること…すごく難しいことだと分かってますし、全然できているつもりはありませんが、でも熱心に目指しています。

>すとんさんがその域に達した時に、皆さんにわかりやすく説明してくださいね♪

 そこまで達すればね(笑)。達したいものです(願)。

>ダリアさん

>なにしろ元歌うたい(ソプラノさん)なのでどうもフルートを吹きながらカラダのいろんな部分が歌をうたっている状態(ピッチのコントロール)をしているようなんです。

 私は歌も笛も、両方とも初心者なので、エラそうなことは言えませんが、でもダリアさんのおっしゃることは分かりますし、たぶん私も同じことをしています。

 何しろ、フルートを吹きながら、笛の音を一生懸命、鼻腔に響かせようとしている自分を時々、発見しますもの(笑)。その他にも、声を張るように息を支えてみたり、背筋をぐっと引いて高音を出してみたりとかね。私の稚拙なヴィブラートは、完全の歌の人の腹筋系のヴィブラートだし(笑)。

 みんな、無意識だから怖いです。

>アルタスが好き、っていう人は、歌うたいさんが多いんじゃないでしょうか。あの楽器は歌う人に向いてると思います。

 そう言って貰えると、自分のフルートのチョイスを誉められたような気がして、こそばゆい気分です。

>低い音域、特に最低音は河口の流れのような息でほっぺの内側はぴったんこにして余分な空気を含まない、ゆったりしていてもシャープな息

 ああ、速度はゆっくりでも力強い息といったイメージがわきます。車でいうと、ローギアのような感じ。低音をきちんと響かせようとしたら、たぶん高音を響かせるよりも、ずっと難しそうな気がします。ま、いづれそのうちにチャレンジしたいと思います。

 とにかく、できることを一つずつチャレンジして、自分のものにしてゆきたいと思ってます。

ヨコレスになってしまいすみません。
めいぷるさんの記事、とても勉強になりました。

今、私のレッスンではここ数週間、教本は全く進んでいません。1つの音が理想とする響きになるまでOKをいただけません。次の音へ進んでダメならまた始めからです。

次に与えたい課題が待ってますよ。と激励して頂いているのですが、改めて『響かせる』ことの難しさを勉強させて頂いています。力押しではダメなんですね。響いている時の音色は自然と綺麗なものになっている感じがします。

私がお世話になっている教室の生徒さんの演奏は、小学生の生徒さんも含めて素適な音色です。しかもホール一杯に音が飛んできます。それでこの教室の門を叩かせて頂いたのですが、以前、教本だけ進めても上達しませんと言われたことの意味が少しだけですが理解できた気がしています。

1音ずつ、1音ずつ、地道に地道にがんばっています。

すとんさんにはなんとかこの辺りのことを文書で上手に表現していただけることを楽しみに期待してお待ちしてます。

 「歌うように吹きたい」は私の理想でもあります。私の声帯の方はリハビリ中で、しゃべることはできても、歌うと音痴なのですが、なんとか克服したいと思っています。フルートの方はだいぶ取り戻してきているように思います。

 でも、昔のように大ホールいっぱいに響かせることができるかどうか…は微妙です。昔のことなので自分の中で美化しているかもしれませんが、8の力で10の響きが出せるようがんばるつもりです。

 課題は人それぞれで、音楽は言葉にあらわせられない微妙なところもありますが、文章にすることもいい勉強になると思います。

 ディアさんもおっしゃってますが、すとんさんの歌から考えると、フルートの何かをつかめれば大化けすると思いますよ。

>ムラマツEXⅢさん

>すとんさんにはなんとかこの辺りのことを文書で上手に表現していただけることを楽しみに期待してお待ちしてます。

 「横レスだ~(はぁと)」とほのぼのと読んでいたら、最後にこの文章。え? ナニナニ? 「この辺り」? 『フルートの(全般的な)音を響かせる方法について』ということ? それとも『低音をきれいに発音する方法について』? それとも別のこと?

 低音については、まだそのノウハウだって私は分かってないから、何も書けないよ。せいぜい、「速度は遅いけれど、力強い息をフルートに吹き込みましょう」程度しか言えません。おそらく、バス歌手とかバリトン歌手の身体の使い方がヒントになるだろうなあ…としか言えません。

 全般的な音の響かせ方? これはまず「響く音」が何かをしっかりとイメージすることから始まるんじゃないかな? 幸い、ムラマツEXⅢさんのお教室のみなさんの響きに憧れて入門なされたのだから、まずはそこからイメージを膨らますというのはいかが? 発表会CDなどのくり返して聞くのも良いですね。あと、一流のプロの演奏(CDでいくらでも売っているでしょ)を何度も何度も聞いて、きれいなフルートの音のイメージを自分の中に作る。これが第一歩でしょう。

 ちなみに、ズブの素人からフルートを始め、卵のカラをお尻につけた状態である私自身は、今、まさにこの段階で、色々なフルーティストの音を生演奏&録音で聞き漁っている最中です。

 フルートの美しい音のイメージがある程度できたら、次は自分の音と直面する。毎日の練習の時に、静かな部屋で、ゆっくりと神経を研ぎ澄ませながら、ソノリテ(のようなロングトーン中心の課題)を丁寧にやっていく。神経を研ぎ澄ませながら、日々行なっていければ、自分の身体が自然と美しい音となるように調整をかけて来ると思います。

 「〇〇をしましょう」という具体的なアドヴァイスは、今のムラマツEXⅢの現状が分からない限りは言えません。それにこの部分は先生の役割だと思うし、私のような初学者に頼っちゃダメダメ。

 それでもあえて一般的な注意(自分自身を振り返ってだけれど)として言えることは。『脱力が肝心』ってこと。脱力と言っても、リラックスとはまた違っていて、武道で言うところの「自然体」の状態なんだろうと思う。必要な部分はしっかりと支え、いつでも反応できるように備えておきながらも、基本はリラックス。頭脳は冷静なままにフル回転。ああいう感じで無駄な力みがなくなった時に、自分の身体をうまく使えて、きれいな響きのある音になるのではないかなあ…と、私自身、試行錯誤をしている最中です。

 まだ、私自身が勉強中だから、書けるのは、この程度のことかな? お互いがんばってきれいな響きのある音で、フルートを吹いていきましょう。私もがんばります。

>たかさん

 私は「歌うように吹きたい」ではなく「歌うようにしか吹けない」という人です。おそらく、歌うたい(当然“元”も“現役”も“学習中”も全員含む)はみんなそうなんじゃないかな? 自分の歌で表現できる以上の事をフルートで表現することはできません。だから、私などは歌も笛も稚拙で稚拙で(涙)。

 フルートの練習をしていて行き詰まると、私は笛を横において、そのフレーズを何度も歌います。だいたい吹けないフレーズは歌えていませんので、まずはきちんと歌えるようにします。で、だいたい歌えるようになってから、再び笛を持つと、案外、先が見えて来るような気がします。もちろん、歌えても指が追いつかないとフルートは吹けないので、指の訓練はまた別途に必要なんですが…。

 私はフルートを吹く時は、美しいソプラノ歌手の歌声を思い浮かべながら、吹いている事が多いですね。以前にも書きましたが、イレアナ・コトルバスというソプラノ歌手がいる(いた)のですが、彼女の歌声が私の理想のフルート演奏なんです。おかしいでしょ。でも、あの音の響きと表現力、私はそれを自分のフルートにのぞんでいます。

発声でファルセットを否定されているようにお見受けしますが、
ファルセットは高音を出す上で、非常に大切なテクニック
だと私の先生は常々言われています。
事実、先生はバリトンなのにHigh-Cまで普通に出します。
よく引き合いに出されるのが、フィッシャーディスカウで、
彼の声は、ほとんどファルセットで歌っているので、声帯を酷使
せずにすみ、現役歌手としての寿命が長かったとのこと。
ファルセットでも、きちんと発声すれば、声量は通常の発声に
劣らず、ちゃんと響きます。
なんとなく頼りない発声ですが、長く歌う事を考えられて
おられるなら、ファルセットもしっかり練習された方がよろしいと
思います。

>ikedaさん

 私が理解している範囲の話ですが、どうやら声楽の世界には、ファルセットと頭声を区別しない方々がいらっしゃるようなので、ikedaさんはもしかすると、そちらの方面の方ではないかな?と察しますが、いかがでしょうか? いや、言葉を変えて言うならは、頭声とファルセットを区別する人々がいて、私はそちらの人間なのです、というべきでしょうか。

 もしそうであるならば、門下流派の違いで、単純に用語が違うだけの話で、同じことを違う言葉を使って説明しているために、誤解しているにすぎないと思います。具体的に言えば、私はikedaさんが、頭声の事をファルセットと呼んでいらっしゃるのではないかと思ってます。

 まず、私の側の用語で書きますと、私は確かにファルセットを否定しています。そして、テノールの力強く高い声は、ファルセットではなく、頭声を使用すべきだと思ってます。そして、フィッシャーディスカウの高い声、ファルセットの使用がゼロとは言いませんが、録音を聞く限り、彼の高い声の大半は、私には頭声に聞こえます。

 ファルセットは、たしかにきちんと発声するば、声量もなかなか豊かになるのは分かりますが、音色がどうやっても男性的ではなくなります。

 なので、高い音に頭声を使用するのが、テノールとバリトンで、高い音にファルセットを使用するのが、カウンターテノールやソプラニスタであると理解しています。

 私個人は、ファルセットはかなり得意な方だと思ってます。しかし、頭声は苦手で、現在その練習に邁進中です。頭声とファルセットの違いを文章で書くのは、かなり難しいかなあと思います。発声を仕分けるのは、それほど難しくないと思ってますが。

 私が昔、所属していた複数の合唱団では、いづれもテノールパートの高い音に対して、「そこは、ファルセットで歌って」とか「そこは、ファルセットに逃げないで、きちんと歌って」というように、歌い方の指示が出されていましたので、合唱ではファルセットと頭声は別の声として扱われると思ってます。

 知り合いのプロのテノール歌手(キング先生ではありません)は、カウンターテナーもやる人ですが、その人と話した時に、彼から頭声とファルセットは違うよと教えてもらった事がありますが…その時、話を聞いた私が、他人に説明できるほど、この二つの違いを理解はできたかというと…ねえ。

 ですから、ファルセットと頭声はどう違うんだと言われると、困ってしまいます。発声を仕分けることはできますが、この両者の違いって、うまく言葉で書き表せません。あえて書くと「頭声から、低音成分をのぞいた声がファルセット」というべきかな? あるいは「ノドを開いたまま高音に行く時に使うのが頭声で、ノドを一部締めて高い声に行くのがファルセット」と言っちゃっていいのかな? ああ、このあたりは、突き詰めて考えたことがないので、表現に自信がありません。

 念のために書いておきますが、頭声とファルセットに関して、実は私は、私の先生であるキング先生ときちんと話した事はありません。というのも「テノールの高い声はファルセットではなく、頭声を使うべきだ」というのは、私にとっては、あまりに自明の理なので、話題に出したことがないのです。なので、ここで展開している論は、キング先生の論とは(もしかすると)違っているかもしれません。

 ただ、レッスンの時に、特にノドを傷めている時に「そこはファルセットで歌ってみて」とおっしゃる事がありましたし、逆に高いところを歌う時に、うっかりファルセットに(無意識で)逃げようとすると「はい、そこ、声の出し方を変えない」注意されます、と言うことは書いておきます。

 と言うわけで、たぶん、私とikedaさんでは、言葉の使い方が違うのではないかと思いますが、どうですか?

ご丁寧なご回答ありがとうございました。
ファルセットと頭声が同意語なのか、全く異なる発声の方法
なのかは実際に声を聴いてみないと私もわかりません。
ここで、ああでもない、こうでもないと議論を交わすことは、
有意義な方策ではないと思います。
ただ、ファルセットはけっしてインチキな声の出し方では
ありません。
もっと認められてもいいと思いますが、歌い方については、
個人の流儀ですから良い・悪いと断ずるつもりも全く
ありません。
ところで、すとん様は高音での発声の時、喉仏は通常の位置
よりも上ですか、それとも下ですか。

>ikedaさん

 まず、コメントの継続性というのを考えて、ikedaさんの直前のコメントを「セボネマガリ~」から「高い音を支える」のコメント欄に移動しました事を御承知おきください。

>ところで、すとん様は高音での発声の時、喉仏は通常の位置よりも上ですか、それとも下ですか。

 ええと「~様」はいらないよ。別に商談しているわけじゃないんだから(笑)。敬称略で「すとんさん」でいいよ。

 ええと、喉仏ね。考えたこともないので、触ってみました(私の喉仏はとても小さいので、見た目じゃ分かんないのよ)。“通常”というのが“声を出していない状態”という意味なら、目一杯下がりっぱなし。“中音域(五線の中)を歌っている時”という意味なら、ちょっと下がる。こんな感じかな。

>ただ、ファルセットはけっしてインチキな声の出し方ではありません。

 インチキとは思ってないから、ご安心を。ただ、音色が女声的だから、テノール(特にに独唱)だと使いづらいなあとは思います。合唱パートだと音色よりも音程重視の時があるから、そういう時には使えるし、テノール独唱でも中性的な音色を要求される時(宗教曲のソロなどではたまにあります)などは、ファルセットもいいと思います。

 それと、テノールではなく、男声アルトとして歌う時は、疑似女声として、ファルセットをフルスロットルでしょうね。

 突然の振りですみませんでした(汗)。めいぷるさんのコメントの様に、その域に達したら、というところを入れなければいけませんでした。

>今、まさにこの段階で、色々なフルーティストの音を生演奏&録音で聞き漁っている最中です。

 今日、ゴールウェイ氏のコンサートのチケットを買ってきちゃいました。大盤振る舞いです。先生から今の私の段階なら、後ろではなく、かぶり付きで聞いてきなさいとのお達しで、唾がとんできそうなくらいの席をとってきました。
 
 メディアを通さないでゴールウェイ氏の音楽を聞くのは初めてですので、すごく楽しみです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/220134/45451458

この記事へのトラックバック一覧です: 高い音を支える:

« ああ、合唱がしたい | トップページ | セボネマガリの話 »

フォト

↓参加しています

アマゾンでどうぞ

アマゾンで検索

トラックバックについて

  • 2011年12月1日以降の記事において、トラックバックの受付を止める事にしました。それ以前の記事に関しましては、トラックバックの受付自体は継続いたしますが、承認公開制にさせていただく事にしました。また今までトップページに表示していました「最近のトラックバック」という項目の表示も止めました。よろしくお願いいたします。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

このブログは2007年8月14日から始めました

  • Copyright(C) 2007-2017 すとん